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March 17, 2021

ドナウ運河ウォーターフロント再開発プロジェクト

2021031605先日、このブログでお伝えしたウィーン市が企画している「公設シャニガルテン計画」ですが、予算が通り、具体的な準備が始まりました。新聞報道によると、市内全域に約50ヵ所開設されるようです。また、期間は3ヵ月間の予定。ウィーン市から計画の詳細が発表された時点で、具体的な内容をご紹介したいと思います。

さて、昨年、水上公園が誕生したドナウ運河ですが、更なる再開発プロジェクトが始動しました。2021年は、ドナウ運河の歴史で「革新の年」になります。

先日、スポーツ、文化、美食に関するプロジェクトへのプレゼンテーションが行われました。

プレゼンテーションの審査員は、建築/設計、調達および契約、観光、美食、土地管理の分野の専門家で構成されており、持続可能性、革新性、環境保護、経済効率の観点で審査が行われました。

なお、契約は、会計検査院の勧告により、10年に制限されました。入札後、審査の結果、採用されたプロジェクトは、以下の通りです。

Urban Tribes:サイクリングコミュニティ
自転車を中心にした若い人のコミュニティが造られます。2017年に設立されたUrban Tribes GmbH & Coがプロジェクトの中心となり、1区側Salztorbrücke-Marienbrücke間のエリア(Freda-Meissner-Blau-Promenade)に、コミュニティ・センターを作る計画です。

2021031603コミュニティ・センターには、自転車修理センター、ビストロ・バーなども開設される予定です。自転車愛好家は、このセンターでドリンクを傾けながら、同好の士とコミュニケーションを深めることができます。

修理センターには専門家が常駐しており、各種アドバイスやスペアパーツの販売が行われます。

ウィーンでは、自転車を使ったメッセンジャーが多く活躍していますが、彼らの「集いの場」も想定されています。これは協会の創設者Julian Suryana氏が3年間、自転車メッセンジャーを務めていたことから、発案したものだそうです。

2021031602Muse:バー・レストランを備えた仮想現実ギャラリー
Museは365日無料で利用できるバー・レストランを併設した仮想現実アートギャラリー(Augmented-Reality-Galerie)。これまでAdria Wienが所有していた2区(Dianabadufer)側Salztorbrückeの下流に設置されます。

拡張現実を実現するためのテクノロジーパートナーは、この分野ではウィーンの草分けArtivive社。

当面、Museでは朝食やブランチに力を入れ、その後、レストラン付きのバー経営にスムーズに移行する予定です。

2021031604Die Werkstatt:体、心、魂のリラクゼーション
Badeschiff(Wolfgang-Schmitz-Promenade)の上流にあるVorkaiflächeに、料理、スポーツ、エンターテイメントを1つの場所に集めたワークショップが建設されます。

料理はウィーン風で、プラスチックを使用せず、再利用可能な容器を使用するなど、持続可能性にも配慮しています。

日中は、オーストリアのペストリーと組み合わせた「Werkstatt」が、街で最も都会的なウィーン風カフェハウスになる予定です。

ワークショップの中心は多機能エリアで、ライブイベント用ステージなどが設置されます。スポーツ・エンターテイメントプログラム(音楽、キャバレー、コメディー、文学、ダンスなどで構成)は無料で提供される予定です。

2021031601実は、本プロジェクトは2017/18年に入札が行われました。しかし、会計検査院から既存のリース物件より低価格で落札されているケースがあり、落札プロセスが不透明であるとの指摘を受け、再入札となったものです。

また、最初の入札では、サブリースも問題になったことから、その点も考慮して、今回のプレゼンテーション、入札となったものです。

既存の施設に加えて、新しい施設が加わることで、今夏、ドナウ運河のウォーターフロントは、魅力がアップしそうです。

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