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April 2021

April 30, 2021

オーストリア人はアパートの屋根裏部屋がお好き

2021042802昨日、日本は「昭和の日」の祝日で、例年ならばゴールデンウィーク突入の日です。例年ならば新幹線が大混雑し、空港は海外旅行へ出かける人々で賑わっています‥というニュースが「定番」でした。

が、昨年に続きCovid-19感染拡大で社会は様変わりしてしまいましたね。何しろ東京都では法律に基づかない「禁酒令」が出ているそうで‥

さて、4月最後の話題は「アパートの屋根裏部屋(Dachgeschosswohnungen)」をお届けしましょう。こちらのアパートは近代的なビルディング形式のものもありますが、三角屋根を持った集合住宅も旧市街を中心に残っています。

2021042808IMMOunitedという不動産情報をオンラインで提供する会社が、4月27日に興味深い調査を発表しました。それは、アパートの「屋根裏部屋」と「普通の部屋」の平均面積と購入価格の推移。

当たり前ですが、日本でもタワーマンションは高層階ほどお値段が高くなっていますが、この調査は「屋根裏部屋」という点です。

まず、オーストリアのアパートで屋根裏部屋の平均的な面積は93平方メートルであるのに対し、普通の部屋の平均面積は77平方メートルでした。つまり屋根裏部屋の方が広いのです。

ちなみに最も高価な屋根裏部屋はウィーン、ザルツブルク、インスブルックにあるそうです。また、最も広い屋根裏部屋はウィーン、リンツ、ザルツブルクにあります。

2021042806興味深いのは、時代の流れとともに、屋根裏部屋の平均面積は、購入価格とは対照的に少しずつ減少していること。逆にお値段は13%弱上昇しています。

ちなみにアパートの屋根裏部屋は、2016年から2020年の間に平均339000Euroに値上がりしています。一方、一般的な部屋の平均価格は207000Euroにとどまっています。

屋根裏部屋の平均的な広さは、ウィーンとリンツ(各105平方メートル)、ザルツブルグ(99平方メートル)。屋根裏部屋のあるアパートの場合、下層の部屋より約40%広くなっています。

2021042801当然、広くなるとお値段も高くなり、ウィーンの屋根裏部屋は平均で717000Euroと、最も高価。ちなみにザルツブルクは591000Euro、インスブルックは484000Euroでした。

逆にグラーツ(79平方メートル)、インスブルック(86平方メートル)、ブレゲンツ(91平方メートル)では屋根裏部屋の平均面積が下層の部屋の平気面積より狭くなっています。

ちなみに平均価格が安い屋根裏部屋物件があるのは、サンクトペルテン、グラーツ、アイゼンシュタットなどです。

ウィーンの場合、元々アパートの需要が旺盛ですが、屋根裏部屋も人気が高いのが特徴。

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April 29, 2021

公園整備が進むウィーン 4区Wanda-Lanzer-Park

2021042703例年ですと、すでに各劇場から来シーズンのプログラムが発表され、Premiereの演目で盛り上がる時期ですが、2020/21シーズンが消化不良になっているためか、発表が遅れていますね。

Volksoperの場合、来シーズンはRobert Meyerさんの最終シーズンとなるだけに、Feriはオペレッタの演目に期待しているのですが、2020/21シーズンのPremiereが実施されていない状況なので、どうなるのでしょう?

今日は「ウィーンの公園整備」の話題をおどけしましょう。現在、ウィーンでは都市環境の整備、温暖化抑制のため、各種施策を実施していますが、その一つが既存の公園を再整備すること。

2021042702今回、4区にあるWanda-Lanzer-Park(敷地面積1100平方メートル)のリニューアルが完成し、4月26日にオープンしました。写真をご覧になるとわかるように、周囲は集合住宅に囲まれている都心部です。

ウィーン公園局(Wiener Stadtgärten)がリニューアルを担当しましたが、都心部にあるため、ヒートアイランドの解消に注力されました。

具体的には、暑い夏の日に涼をとるため、水飲み場や水遊び場を新設。また、新たな樹木を植栽して日陰を増やした他、芝生を敷くなどして緑を増やしています。テーブルとベンチの上には直射日光を防ぐシェードも設置されます。

2021042704Wanda-Lanzer-Parkのリニューアルに際しては、「全ての世代のための公園」というコンセプトの下、住民も参加して計画が立案されました。

子供さん用の遊び場には、クライミングウォールが新設された他、ブランコや滑り台なども設けられています。

一方、自転車用の簡易トレーニングコースも開設された他、電話ボックスを改修した「街頭図書館」も設置されています。

日本では、公園での事故防止という観点から遊具を撤去する傾向がありますが、ウィーンでは各種遊具は健在です。これも考え方の違いかもしれません。

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April 28, 2021

西鉄道 リンツのボトルネック解消へ

2021042204ウィーンは現在、事実上のハードロックダウン状態ですが、5月3日に規制を解除することが発表されました。飲食店は営業できませんが、美術館や動物園は開園し、一般の商業施設や美容室なども営業が再開されます。ただし、FFP2マスクの着用は義務づけられます。

さて、今日は「ÖBB西鉄道の話題」をお届けしましょう。

このブログでも度々お伝えしていますが、ÖBB西鉄道は、日本で例えれば東海道線。Wien-Salzburg-Innsbruckを結ぶ幹線です。特にWien―Sallfeld間は、Covid-19感染拡大前はWestBahnも含めて運行頻度も高かった路線です。

そのため、1989年に新線建設による輸送力増強プロジェクトがスタートし、ÖBBは駅や線路などのインフラに継続的に投資し、複々線化を勧めてきました。

2021042201特に2012年12月、Wien-St. Pölten間60kmに高速新線が開業し、西鉄道は新時代を迎えました。されに、2017年にはWien-Linz Kleinmünchen間の高速新線開通により複々線化されました。

しかし、Linz Kleinmünchen-Linz Signalbrücke間(約4km)については複線のまま残されていました。

Linzer Hauptbahnhofに近い、この区間はオーストリア国内を運行されている全列車の30%が通過するなど列車密度が高い上に、大規模貨物ヤードがあるため旅客列車と貨物列車が競合し、ボトルネックになっていました。

ボトルネックになる理由については、ÖBBがYouTubeにアップしている動画がわかりやすいので、ご紹介します。

そこで、ÖBBは、Linz Verschiebebahnhof (Vbf.) West – Linz Signalbrücke間の複々線化工事計画をまとめ、2021年4月、環境影響調査を連邦政府に申請しました。

2021042203環境影響調査が完了し、工事認可が下りると、2024年から工事が始まり、2030年に完成予定です。

この区間は在来線と並行する形で複々線化されますが、通常どおり営業運転を行いながら工事が行われます。

また、プロジェクトの一環として、Linz Franckviertel駅がローカル交通のハブとして整備されることも決まりました。

複々線化が実現するとLinz-St.Valentin-Amstetten間を結ぶS Bahnの運行頻度も高められる予定です。

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April 27, 2021

訃報 Oskar Fukaさんがお亡くなりになりました

20210426012021年4月18日、Volksoperでスタッフとして活躍していたOskar Fukaさんがお亡くなりになりました。
皆さまはOskar Fukaさんという名前を聞いてもピンとこないかもしれませんが、写真をご覧になれば、Volksoperを訪問された方は、すぐに思い出すと思いまする。
開演前、ホワイエでチケットのチェックをはじめとする「お客さまサービスの責任者」をしていた方。言わば最初にお客さまをお迎えする「Volksoperの顔」とも言える方がOskar Fukaさんでした。
Oskar Fukaさんは、シュタイヤマルク州でお生まれになり、定年までオーストリア連邦軍に籍を置いていました。その後、Volksoperに再就職したことになります。正直、FeriはOskar Fukaさんの前職が職業軍人さんだとは、知りませんでした。
1987年からVolksoperで勤務を開始。1996年からは顧客サービスの責任者を務めており、若いお客さま係の上司でした。
同時にお客さまのことも常に考えていたのがOskar Fukaさん。“Bei uns hat noch jeder auf seinen Platz gefunden”というモットーの元、チケットを忘れたお客さま、開演時刻に間に合わなかったお客さまなどに対してもお客さま第一を実践してきました。

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April 26, 2021

工事が進むSchloss-Restaurant Cobenzlで定礎式実施

2021042301例年ですと各劇場が2021/22シーズンのプログラムを発表する時期ですが、Covid-19感染拡大の影響を受けて、遅れているようです。

さて、今日はウィーン子に人気があるCobenzlの「Schloss-Restaurantリニューアル工事」の話題をお届けしましょう。

Cobenzlには市営WeingutやKinderbauernhofもあり、人気のハイキングスポット。

その中でも人気が高かったのがSchloss-Restaurantですが、2022年秋の再開を目指して、現在、大規模なリニューアル工事が行われています。

昨年、秋から工事が始まりましたが、老朽化した別棟の解体が終わり、整地が完了したところ。そこで新しい建物の建設を前に現地で定礎式(Grundsteinlegung)が行われました。

2021042302日本でもビルディングの入口などに「定礎」と刻まれた記念プレートが設置されているケースがありますね。

中には建物の図面、定礎式当日の新聞、出資者名簿などを入れた金属製の定礎箱が埋め込まれているそうです。

一方、本家ヨーロッパでは、古代ローマ時代から建物の基準となる石(礎石)に着工時に印をし、建物の完成や存続を祈ること行事が行われています。

現在では、日本と同じくタイムカプセルとなる基礎に定礎箱を埋め込むようになりました。

今回、Schloss-Restaurant Cobenzlでも、建物の新築工事を前に関係者が集まり、記念の品を入れてた定礎箱を埋設する定礎式が開催されたものです。

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April 24, 2021

5月19日から規制緩和 経済活動再開

2021042502このブログではお伝えしていませんでしたが、最近、ウィーン近郊で地震が発生しています。先週火曜日にはNeunkirchen地域でマグニチュード4.4の地震が発生。

土曜日(24日)にも、余震と思われる地震が観測されています。日本では、この程度の地震で驚く人は少ないと思いますが、何しろ「地震がない国」なので、それなりに騒ぎになっています。

さて、日本では4月25日から3回目の緊急事態宣言が出されましたが、オーストリアでは、連邦政府が5月19日から規制を大幅に緩和することを発表しました。

まだ、グリーンパスポート制度が正式に導入された訳ではありませんが、これを見越しての規制緩和です。つまり、「予防接種を受けているか、検査を受けているか、快復しているか」が自由な活動の前提条件となる模様です。

2021042401観光立国オーストリアとしては、海外からの観光客も含めて、ある程度のリスクを承知の上で、規制緩和に舵を切った形です。

○入国制限の緩和
5月19日から、グリーンパスポートを提示した場合、発生率の高い地域からのゲストを除き、検疫要件は撤廃されます。

○飲食店
長らく営業禁止となっていた飲食店ですが、屋内・屋外ともの営業が許可されます。ただし、利用時にはFFP2マスク着用が義務づけられます。なお、飲食中(テーブルでは)マスクを外すことができます。
昨年同様に、利用者は自分名前、連絡先などを登録する必要があります。
屋内では各テーブルは最大4名、屋外では最大10名が同じテーブルにつくことが可能です。なお、屋内の場合、座っての喫食だけでカウンターなど、スタンディングはソーシャルディスタンスを確保できないため禁止。ビュフェについても衛生基準をクリアしていれば、営業可能です。テーブル間の間隔は2メートルです。
これが実現するとFeriが大好きな「黄昏のシャニガルテン」を満喫できることになります。

2021042504○ホテル
通常どおり、営業が再開されます。ただし、利用時にグリーンパスポートの提示が必要です。当たり前ですが、なお、ホテル内レストランについても22時までの営業となっています。

○文化関連行事
各劇場は2020/20シーズン後半ですが、劇場では最大定員1500名と入場人数を絞って公演再開が許可されます。劇場内ではFFP2マスク着用が義務づけられるほか、座席の間隔も空けられます。
なお、屋外の場合、座席指定の場合、3000名まで許可。座席指定のないイベントは入場人数が50名に制限されます。なお、終演は22時。最近はVolksoperでは22時の終演が多いので、大きな問題にはならないかもしれません。
このような制約の中、各劇場がどのように公演を再開するかが注目されます。

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ウィーン市が子犬の違法取引に対する訴訟を開始

2021042216連邦政府は5月19日からCovid-19感染拡大にともなう規制を大幅に緩和することを決定しました。5月17日から学校が再開され、19日からはレストラン(店内、シャニガルテンとも)、ホテル、各種イベントなども再開されます。

人数制限など一定の規制はかかりますが、ほぼ通常どおりの営業になるもようです。詳細は追ってお伝えする予定です。

今日はウィーンで問題になっている「子犬(ペット)の違法取引」に関するニュースをお届けします。

このブログでも、取り上げていますが、最近はペットの違法遺棄が目立つようになりました。その背景には、ペットの違法取引があると言われています。

また、Covid-19感染拡大に伴って、ウィーンでは重病の子犬の数が40%も増えたという報告もあります。ウィーン市では、ついに悪質な子犬販売業者を撲滅するため、法的手段に出ることを決定しました。

EUの動物衛生法が強化された関係で、生後15週以内の子犬売買は違法になりました。これは、業者に限らず個人的に譲り渡す、転売することも禁止されています。

2021042213問題は海外からの子犬輸入(密輸)。ウィーン市動物福祉協議会のJürgen Czernohorszky氏は“海外から犬を購入しないこと。十分な躾けられていない可能性が高く、社会性が乏しいケースが見られます。まず、犬を手に入れる前にオーストリアの犬繁殖協会や動物保護施設、信頼できる獣医師に相談してください”と訴えています。

さらに、ウィーン市獣医局は、Tierschutzombudsstelle Wien(ウィーン動物福祉オンブズマン)と協力して、違法な子犬の売買に反対するキャンペーンを開始しています。

2021042215インターネット上で疑わしいケースを監視しており、疑惑が確認された場合、すべてのケースが例外なく警察に報告されます。

通報を受けた警察はウィーン市の公式獣医と協力し、動物の輸送、動物の健康、動物福祉などの法的規定の遵守状況を厳しく監視し、必要な措置を講じ、すべての違反を迅速かつ厳密に報告します。

この他、さらに愛犬家が集まるHundezonenなどでも子犬の違法取引についても積極的に情報発信していく予定です。

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April 23, 2021

番外編 恐れ入りました 浅草通りの自転車専用レーン

2021042011今日は番外編として「東京都内の自転車専用レーンの話題」をご紹介します。

先日、「ふるさと交流ショップ台東」のオーストリアショップを訪れたTさんは、上野から都バス「上46系統」にご乗車になったそうです。

都バス「上46系統」は途中まで、東京メトロ銀座線が地下を走る浅草通り(都道463号線)を通ります。Tさんがバスの車内から沿道を見ていると、何と失礼ながらウィーン並みの自転車専用レーンが設置されていたというのです。

この自転車専用レーンが気になったTさん。「ふるさと交流ショップ台東」を訪問したあと、帰宅途中に稲荷町付近で途中下車して、浅草通りの自転車専用レーンを見学。

この区間は、電柱が地下埋設されていますが、恐らく、その関連工事の際、自転車専用レーンが整備されたのかもしれません。

2021042012東京都内にも自転車専用レーンが設置されている道路も存在しますが、浅草通りのすごいところは、十分な歩道幅を確保した上で、自転車専用レーンとの間に街路樹が植えられている点です。

さらに横断歩道も自転車専用レーンが設けられており、歩行者と分離しています。

これはウィーンと同じ方式で、正直、“恐れ入谷の鬼子母神”。また、地下鉄稲荷町駅付近には、有料の駐輪場も設置されており、自転車を地域交通として活用しようという意欲がひしひしと伝わってきます。

唯一、残念だったのは都バスの停留所が歩道側を削って設置されているため、バス停付近だけは自転車専用レーンが途切れてしまうこと。

2021042013浅草通りの車道にパーキングゾーンが設置されていれば、解消できたのかもしれませんが、まぁ、やむを得ないでしょう。

なお、自転車専用レーンは、両側に設置されているそうなので、かなり本格的な仕様です。

実際、自転車と歩行者が完全分離されているため、ご年配の方も安心して歩道を利用することができるようです。

ただ、時々、自転車通行禁止になっている歩道を走る自転車を見かけたのは残念。まだまだ、利用者への周知徹底が必要かもしれません。

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April 22, 2021

ナッシュマルクト駐車場再開発プロジェクト始動

2021042102今日は「ナッシュマルクト駐車場再開発プロジェクトの話題」をお届けしましょう。

KettenbrückengasseとRüdigerhofの間にある「Naschmarktparkplatz」(総面積12000平方メートル)ですが、屋外駐車場という性格上、前面コンクリートなのでウィーン市内でも有数のヒートアイランドです。

都市環境の整備に力を入れているウィーン市では、この駐車場を縮小し、緑の屋根と太陽光発電システムを備えたGrätzelzentrumと呼ばれるオープンマーケットホールを建設する計画をスタートさせました。

ちなみに現在、駐車場の利用率は40%ほどで、ここに新しい施設を建設しても大きな問題にはならないようです。

2021042104このオープンマーケットホールはナッシュマルクトを補完するための施設で、オーストリア産の食材販売するほか、レストランなども入る予定です。

1977年から駐車場を使って、毎週土曜日にフリーマーケットが開催されており、Covid-19感染拡大前は約2万人の来場者で賑わっていました。

オープンマーケットホール建設後も、フリーマーケットは継続することになっています。

ウィーン市では、このプロジェクトを推進するにあたり、「Offen für Wien」という名称で広く住民からや意見を募集しています。

 2021042101具体的には、デザインコンペを始める前に、住民の方々の期待やアイデアを集めると同時に、プロジェクトに対する懸念や不安についても十分な議論をつくして快勝していくというものです。

住民参加の一環として、4区、5区、6区のナッシュマルクト駐車場周辺の1万世帯に案内状と自分のアイデアを記入するフィードバックカードが送付されます。

このほかオンラインで「Offen gefragt」に参加することもできます。更に5月と6月には、区長とのオンサイトミーティングが予定されています。

2021042105その結果は7月初旬に発表され、2021年秋に予定されているデザインコンペ(参加資格はヨーロッパ全域)の基礎資料となります。

コンペの結果は2022年の第1四半期に発表される予定です。なお、周辺には2枚目の写真のように歴史的な建造物も多く、周囲の景観に対する配慮も必要なためMA19がイニシアティブをとっています。

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April 21, 2021

家電の配達が遅れています

2021042003今日は「物流の話題」をお届けしましょう。こちらでもCovid-19感染拡大の影響を受けて、宅配便などの需要が非常に伸びています。

何しろ直接、贈り物を届けることが困難になっているため、宅配便などを利用せざるを得ないという背景があるのでしょう。

さて先日、ORFラジオで、家電製品の配達が大幅に遅れているというニュースを流していました。

2021042002オーストリアの業界団体によると、一部の食洗機や洗濯機は注文してから、実際に配達されるまで2ヵ月から3ヵ月かかるとか‥

配達までに時間がかかる要因の一つは、Covid-19感染拡大の影響で、家庭での需要が増えていることに加えて、スエズ運河の座礁事故の影響もあるそうです。

家庭での需要増で生産が追い付かないというのはわかる気がしますが、スエズ運河が出てくると???

実は、日本では見かけないと思うのですが、最近は韓国SAMSUNG製の「白物家電」がけっこう、幅を利かせているのです。

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April 20, 2021

番外編 ふるさと交流ショップ台東の「オーストリアショップ」

2021041901今日は番外編として、先日、森野由みさんがブルゲンラントからワインをお送りしたお知り合いの後日談をお届けしましょう。

突然のワインのプレゼントに感激した友人Tさんですが、せっかく、WEINGUT Höplerの美味しいワインを頂くのに、日本の食品では興ざめ‥

そこで、日本で話題になっている「ふるさと交流ショップ台東」にオーストリア政府観光局が出店していることを思い出したそうです。

台東区でオーストリア政府観光局が出店‥不思議な気がしますが、実はウィーン1区(Innere Stadt)と台東区は、歴史と文化の街という共通点があり、台東区内小学校音楽部の訪問をきっかけに、文化や人的交流の発展をめざし、1989年4月5日、姉妹都市として提携しています。

20210419072019年には提携30周年を迎え、台東区から区長さんをはじめとする関係者がウィーンを訪問し、1区で記念行事も行われています。

ふるさと交流ショップ台東」は、日本全国各地の自治体が1週間単位で入れ替わり、各地の魅力を発信する新しい形のアンテナショップ。

毎年、この時期にオーストリア関連商品を販売していましたが、今年はCovid-19感染拡大の影響で、開催が危ぶまれていました。

2021041902様々な、困難を乗り越えて2021年4月1日から4月20日まで、オーストリア政府観光局の出店が実現。SNSではけっこう話題になっていたそうです。

お知り合いTさんはご自身の住まいが東京都台東区からかなり離れているため、当初は行く予定はなかったのですが、ワインを頂いたことで、気持ちが変わり、訪問。

その時の写真を送っていただいたので、ご本人の許可を得て、ご紹介することにします。

「ふるさと交流ショップ台東」は、千束通商店街の一画にありますが、お知り合いも、このエリアははじめて訪問したとのこと。周囲の雰囲気は典型的な東京の下町。

2021041904なお、“雰囲気がウィーン1区と似ているかどうかは、皆さまのご判断にお任せします”とのこと。

お知り合いのTさんが訪問したのは、会期終了が迫っていたため、一部の商品は売り切れになっていたそうです。

基本的に日本のインポーターさんの協力を得て、商品を仕入れたようですが、ワイン、ビール、ソーセージ、サラミ、チーズ、パン、お菓子やスノーボールなどのグッズが狭い店内に所狭しと並んでいます。

会期終了間際ということで、セールも行っており、ビールを3本買うとビアグラスをプレゼントという企画も。

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April 19, 2021

2021年の自転車専用レーン整備計画

2021041701気候モデル都市を目指すウィーンでは、環境に優しい自転車は重要な公共交通機関の1つと位置づけられており、様々な政策が推進されています。

今日は、2021年に整備される「自転車専用レーン整備計画」(Radwegebauprogramm 2021)をお届けしましょう。

日本では、自転車は自動車ドライバーや歩行者から迷惑視される傾向があるように思いますが、Feriは「自転車を都市交通の中で、どのように位置づけるか」というコンセプトがしっかりと固まっていないことが最大の要因だと思っています。

別にウィーンを持ち上げるつもりはありませんが、少なくともウィーンでは、現在、公共、自家用を問わず自転車は都市内の「重要な移動手段」として位置づけています。

20210417022021年は合計21ヵ所、8kmの自転車道が整備されます。昨年は一時的に自動車道路に自転車専用レーンを設置するポップアップ方式が「みどりの党」手動で試験的に導入されましたが、今年は、恒久的な自転車専用レーンの整備に切り替えられます。

この中で規模が大きいものは、LandstraßerGürtel-Aspangstraße間の480メートル。鉄道の線路沿いに上下2レーンが整備されます。

また、ウィーン市では2022年は22区(ドナウシュタット)を自転車活用モデル地区とし、区と協力し、主要道路であるWagramerStraßeとKagraner Brückeに中心に自転車専用レーンの整備などを行うことを発表しました。

2021041703ドナウシュタットは、面積 10234平方キロメートルと、ウィーン行政区の中で最も広く、ウィーン市のほぼ4分の1を占めています。

ドナウシュタットのErnst Nevrivy区長は、ポップアップ方式の自転車レーン整備に批判的で、自動車と自転車双方の利用者にとってベストな解決策は、恒久的な自転車専用レーン設置であるという考え方を持っています。

WagramerStraßeの自転車専用レーンは2段階で整備されます。2021年にはKagraner Brücke-Donauzentrum間が整備されます。そして、2022年にはDonauzentrum-Kagraner Platz間が開通する予定です。

2021041704完成予想イラストを見ると、原則として車道の両側、歩道との間に自転車専用レーンが設置されます。ただ、構造上、その方式が採用できないエリアでは、片側に業下の自転車専用レーンをまとめて設置する方式も採用されるようです。

また、日本と同じくウィーンでも幹線道路沿いには街路樹がありますが、車道と自転車専用レーンの間に街路樹を配置する方式を採用しているようです。

車道には駐車スペースが設置されている場所も多く、ここと街路樹用スペースを有機的に結びつける工夫がなされています。

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April 18, 2021

Brennerルート北部新線計画

2021041411今日は大規模プロジェクト「ブレンナー・ベース・トンネルに関連する話題」をお届けしましょう。

オーストリアとイタリアの間にあるブレンナー峠は、皆さまもご存じのように南北ヨーロッパ間の重要な交通路の1つ。近年、峠を越える幹線道路は頻繁な交通渋滞を起こし、環境汚染の問題も深刻になっています。

そこで、新しい鉄道トンネル(Brenner Basistunnel)を建設することでアルプス山脈を横断する列車を速達化し、モーダルシフトを促進しようという大規模プロジェクトです。トンネル内の最高速度は旅客列車が250km/h、貨物列車が120km/hの予定。

2021041415このプロジェクトですが、スカンジナビアと地中海を結ぶ約9400kmの鉄道路線の一部で、ヨーロッパ内の物流に大きな革新を起こすことが期待されています。

そのためMünchen-Verona間(425km)のNeue BrennerbahnとしてBrenner Basistunnel(略称BBT)だけではなく、トンネル南北の新線建設も進められています。

このほど、北側アプローチの新線建設ですが、各種検討の結果、具体的なルート(バイオレットルート)がDBとÖBBから発表されました。

オーストリアとドイツの国境地帯であるKufstein およびRosenheim地区を通る新線ですが、Langkampfen-Ostermünchen間に建設されます。

余談になりますが、Feriは今から30年前にKufsteinにはまっていた時期があり、毎夏、訪れていた「思い出の地」。もちろん、Rosenheimも訪問したことがあります。

2021041414さて、全体図を見ていただけるとルートがわかると思いますが、全54kmのうち、約6割が地下。

オーストリア側はSchaftenauジャンクションの東側から谷底にルートを下げ、トンネルで国境に向かいます。

一方、ドイツ側には約13kmのLaimingトンネルとSteinkirchenトンネルが建設されます。また、Rosenheimの東側にあるStephanskirchenという街の地下にも5.5kmのトンネルが建設されます。

そして、Ostermünchen付近で既存の鉄道(DBの路線)と接続することになっています。新線の大部分はドイツ領内で、オーストリア国内は約6.5kmです。

全体図を見て驚くのは、この付近では大きな街であるRosenheimとKufsteinを新線は通過してしまうことです。

もちろん、新線兼開通後も並行在来線は残りますし、同じ線路幅なので、列車によって新線、在来線と使い分けるダイヤも可能です。

2021041412国境を越えたプロジェクトなので、建設主体となるÖBB-InfrastrukturとDB Netzeは共同で最適なルートを検討すると同時に、地元住民の理解を得るため、2015年から「対話の場」を設けて、意見交換などを行ってきました。

地元住民からの要望や意見なども取り入れて、複数のルートが計画され、今回、最終的にバイオレットルートに決まったものです。

ルート案が決まっても、すぐに建設が始まる訳ではありません。今後、環境影響調査などを行うと同時に、建設計画の詳細を詰めていきます。

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April 17, 2021

まだまだ続く活動制限 各種イベントは‥

2021041601日本ではCovid-19感染拡大を受けて、再び規制強化の動きがあるようですが、如何せん、法的拘束力がないので、正直、その効果はどうなのでしょう。

一方、オーストリアの場合、法律を改正し、罰則を背景に下規制が続いていますが、感染拡大は収まる気配がありません。

そんな中、初夏から夏にかけての各種イベント開催の有無などが発表されるようになりました。

まず、Michael Ludwig市長は、4月13日、毎年恒例になっている5月1日にRathausplatzで開催される「メーデー中央集会」および関連行事(デモ行進など)を中止すると発表しました。

2020年も中止になっているので、2年連続です。なお、代わってネットを使った行事が計画されています。

Michael Ludwig市長が所属するSPÖ(オーストリア社会民主党)は、中道左派なので、どちらかと言うと労働者側に立った政治路線です。

2021041602それだけに同党にとってメーデーの中央集会は、存在感を示す大きな行事。メーデーそのものが無くなる訳ではありませんが、2年続けての行事中止は、色々な意味で波紋が広がりそうです。

写真は2009年のものですが、これだけ多くの人が集まる行事ですから、現時点では中止はやむを得ないでしょう。

一方、2020年は開催時期を空きに変更したにもかかわらず、結果として無観客で行われた「初夏の風物詩」Sommernachtskonzert der Wiener Philharmoniker

先日、オーケストラから今年は6月18日に開催されることが発表されました。ただし、今年も昨年同様、制限付きで開催される予定です。

恐らく一部招待者以外は、会場に入ることができないと思います。今年の指揮者はDaniel Hardingさん、ソリストとしてIgor Levitさんが出演します。

プログラムなどの詳細は後日、発表されますが、例によってORF2で生中継される予定です。この他、オーケストラメンバーが最初のワクチン接種を受けたというニュースも入っています。

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April 16, 2021

X-Wagen関係者試乗会実施 そして愛称を募集中

2021041501今日は「Wiener Linienの新型地下鉄車両X-Wagenの話題」です。

昨年7月、Siemens Mobility Simmering工場からWiener Linienに引き渡され、車両基地に搬入後、基地内で各種テストを行っていたX-Wagen量産先行車(車両番号3401-3501-3701-3702-3502-3402)ですが、このほどPeter Hanke市議(公共交通機関担当、 Wiener Linien の責任者Günter Steinbauer氏、Siemens Mobility CEOの Arnulf Wolfram氏や報道関係者を乗車させて関係者試乗会を実施しました。

Wiener LinienによるとX-Wagenの量産先行車は2020年7月に納入後、すでに250回以上の試運転を行い、走行距離は数1000キロに及びます。

2021041503試験内容は、駆動・制動システム、安全装置、運転士が捜査する場合の列車制御システムなど。今後数ヶ月の間に、お客さまを想定した荷重を搭載したテストが行われる計画です。

さらに、完全自動運転を想定した列車制御システムのテストも行われます。この他、乗り心地(振動)や騒音など、乗客に関係するテストも行われます。

各種テストによって得られたデーターを元に営業認可が決定されます。

2021041502しかし、運転台の写真を見ると完全自動運転仕様とは言え、日本の鉄道車両とは随分、趣が違います。

産先行車の試験中もSiemens Mobility Simmering工場では第2編成の製造が進められており、2019年末にはWiener Linienに引き渡される予定です。

その後、2022年には5編成が製造されます。量産が本格化する2023年から2030年にかけて、年間最大4編成が製造され、Wiener Linienに納入されます。

なお、量産車については、引き渡し後、3ヵ月で営業運転を開始する予定です。

現時点でSiemens Mobilityに発注されているX-Wagenは34編成で、11編成の追加オプション契約が結ばれています。完納は2030年の予定。

2021041504X-Wagenは6両編成で、編成長111メートル、定員は928名、車いすスペースが6台分設置されています。

関係者試乗会の席でX-Wagenの愛称募集(選択式投票)が発表されました。これはネットの専用サイトから投票するもので、予め候補名が決まっています。ちなみに候補名は、以下のとおり。
-FeliX
-Xaverl
-MaXi
-Xandi
-Xyla
-Xenia

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April 15, 2021

Von Breitenbrunn am Neusiedler See ワインのプレゼント作戦

2021041401今日は「ワインをプレゼントした友人の話」をお届けしましょう。

先日、Feriの友人、森野由みさんご夫婦から日本の親しい方にオーストリアからワインをプレゼントしたという話を聞きました。

ご存じのように現在、オーストリアと日本は自由に往来できません。そこで、今まで色々とお世話になった方にお好きなオーストリアワインを贈ることにしたというお話。

ご主人が仕事でお付き合いがあるブルゲンラント州BreitenbrunnにあるWEINGUT Höplerに相談したところ、日本への送付を快諾してくれたそうです。右の男性が現オーナーのChristof Höplerさんです。

日本でオーストリアワインを販売している代理店に委託すれば、遙かに早く日本にお住まいのお知り合いにお届けできるのでしょうが、ここは彼女特有の「こだわり」。

イースターに間に合うように準備を進めていたようですが、如何せん、航空便の削減をはじめ、ヨーロッパと日本の間を結ぶ輸送事情が芳しくなく、到着はいつになるか‥

2021041406依頼を受けたWEINGUT Höplerでは3月25日、地元の郵便局へ持ち込み、日本へ発送の手続きをとったようです。果たして4月4日のイースター前に届くか?

 その後、日本に住む送り先の友人から4月10日到着の連絡が入ったそうです。1週間ほど遅れてしまいましたが、Covid-19感染拡大による物流混乱の中、無事、到着したのは何よりです。

なお、贈られた本人には内緒。あいにく配送当日はご不在で郵便局の不在連絡票にEMSと書かれていて、何が来たのかと思ったそうです。

ちなみに段ボールに貼ってあった伝票を精査したところ、実際にはSAL便だったようです。SAL便は空いている航空便を利用するため、若干、時間がかかりますが、その分、送料は安くなるのは皆さま、ご存じのとおり。

2021041402ちなみ気になる送料は50Euro強だったというお話です。国際小包は追跡システムがあるため、後日、調べたところ、オーストリアの国際交換局(Wien)を出発したのは4月1日の12時。

意外とオーストリア国内でタイムロスをしていることがわかります。

そして、日本の国際交換局(神奈川県川崎)に到着したのが4月9日11時過ぎ、直ちに通関を終えて、同日15時には送り先の地元郵便局へ発送されていたそうです。

段ボールには到着空港がNRT(成田)となっていましたが、OS51便に載ってきたのかどうかは不明。

2021041403現在、OS51便はWienを月曜日に出発しますので、他国経由(乗り継ぎ便)の可能性が大。SAL便の送付伝票を確認すると、何と載ってきた便と経由地が判明しました。

4月2日 VIE-QR184-DOH(B787-8)
4月4日 DOH-QR806-NRT(B777-300ER)

何とワインはカタール航空(Qatar Airways)でドーハ経由で日本までやって来たことがわかりました。南回りだったのですね。

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April 14, 2021

製造が進むBadner Bahnの新型車両

2021041301今日はFeriの得意分野「鉄道の話題」をお届けしましょう。

このブログでもお伝えしたBadner Bahn (WienerLokalbahnen)の新型車両(TW500型)の製造が進み、製造中の写真が公表されました。

この車両はBombardierに発注されましたが、同社の鉄道車両部門がAlstomに吸収されたため、現在、ウィーンにあるAlstom(旧Bombardier)工場で製造が進められています。

最近では沿線の住宅開発が進み、通勤路線として注目を集めているBadner Bahnでは、バリアフリー化を進めるため、高床式のTW100型に代わる新型車両TW500型の導入を決定しました。

2021041304Wiener LinienのFlexityに準じた車両ですが、一番の違いは両側に運転台が設置されている点です。

定員は160名で、シートはモダンな木製デザイン。メンテナンスが容易な素材が使用されます。また、従来のシートに加えて、折りたたみ式シートが設置されます。

多目的スペースには、それぞれ最大2台の車椅子とベビーカーが収納可能です。これは現在思量されている低床式車両TW400型の2倍のスペースです。

この他、運転士との連絡用インターフォン、非常停止ボタン、パソコンやスマートフォンに対応したUSB充電ソケット、Wi-Fi、乗客用案内ディスプレイ、エアコンなども設置され、安全性と快適性が向上しています。

2021041303メカニズム面では、ブレーキ動作時、駆動モーターを発電機として使用し、発生した電力を架線に戻す電力回生ブレーキが採用され、省エネ特性が向上しています。

省エネの観点で、客室には二重窓が採用された他、客室照明も全面的にLED化されています。

現在、2編成が製造されており、落成後、乗務員訓練などを経て、2021年の終わりには営業運転を開始する予定になっています。

この他、運転室にはバックミラーに代わるモニターディスプレイが設置されており、乗客の乗降をモニターを通じて視認することができます。

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April 13, 2021

スーパーマーケットのセルフレジ雑感

2021041202最初に残念なニュースから‥ウィーンではイースター休暇から規制が強化され、4月18日まで延長されました。その後、感染拡大が収まらず、医療崩壊を防ぐため、更に5月2日まで規制が延長されることが発表されました。

これに対して、小売業界は、規制延長により4億2000万Euroの収入源になると、規制延長に反対の姿勢を打ち出しています。

さて、今日は「スーパーマーケットの話題」をお届けしましょう。

先日、こちらのマスコミにCovid-19感染拡大の影響を受けて、スーパーマーケットで働く従業員のストレスが高まっており、早期の対策を求める声が組合から上がっているというニュースが掲載されていました。

確かに日本以上に厳しい規制を行っているにもかかわらず、感染拡大が止まらない訳ですから、心理的な不安感は大きいと思います。

2021041205一方、また、日本でコンビニエンスストアを経営している友人の話によると、最近ではレジのタッチパネルに触る際、指先ではなく、服を介してタッチする人などが増えているようで、“接触には警戒しているようだ”というメールをもらいました。

そのためか、最近ではセルフ式コーヒーマシンのボタンに抗菌仕様のシールを貼る店舗も出てきているようです。

2021041206Covid-19感染拡大から1年以上が経過しましたが、無意識のうちに、お客さま、スタッフ共にストレスを感じながらお買い物をしているのは万国共通かもしれません。

さて、人の接触せずに会計ができるセルフレジは、日本でも急速に普及していますが、こちらでも大手スーパーマーケットの大規模店舗では導入する例が増えてきました。

基本的な仕組みは日本と同じです。自分で商品のバーコードをスキャンして、最後に支払い種別を選択し、現金もしくはカードなどを使って決済します。

2021041204ただ、違う部分もあります。その一つは、バーコードをスキャンした後に置く台が巨大なこと。

これはカートの大きさからも想像がつくように、お買い物をする商品が多いことに対応するためだと思います。なお、この台で重量を検知している点は、日本と同じです。

そして、日本と異なり、以前から無料のレジ袋はないため、自分が持参した袋を掛けるフックがないことです。

つまりバーコードをスキャンした後は、直に商品を台に置く訳です。なお、一部のスーパーマーケットでは、台の近くに有料の袋が掛かっています。

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April 12, 2021

わかりやすい看板 何の会社でしょうか

2021040701今日は「お店(会社)の看板にまつわる話題」をお届けしましょう。

その昔、オーストリアをはじめとするヨーロッパでは、商売をビジュアル化した看板を商店の店頭に掲げていました。今でも歴史的な景観を大切にするエリアでは、この手の看板を掲げた路地を見かけることがありますね。

これは、昔、文字が読めない人がいたため、ビジュアルで商売の内容を理解してもらおうという発想から生まれたとも言われています。

そのような伝統があるためか、現在でも看板に工夫を凝らしたお店や会社を見かけることがあります。

2021040702冒頭の2点はザルツブルク州で見かけたものです。トップは民族衣装のお店、二つ目は銃砲店。いずれもわかりやすいですね。

さて、今回ご紹介する看板を掲げた会社はウィーン市内16区で見かけたものです。

立派なネジとナットが、それぞれ掲げられています。これを見れば、何を取り扱っている会社なのかは、一目瞭然。「ネジとナットの専門会社」です。

社名は「TRMAL-Verbindungselemente」ですが、壁に掲げられたロゴには1903という文字が見えるので、1903年創業という歴史ある会社。

2021040703いわゆる卸や小売ではなく、製造販売を行っている会社です。

同社は特殊用途のネジやナットを得意としており、カスタムメイドも大歓迎。素材も鉄、高強度鋼、真鍮、銅、プラスチックなど多種多様な素材を使ったネジやナットを製造できる技術を保有。

さらに金属製の製品には、お客さまの要望に応じて、各種メッキやコーティングも可能です。専門会社らしく納品前に超音波や磁石などを使って製品の検査も徹底的に行っています。

ネジやナット以外にも、ボルトやワッシャ、リベット、ピンといった関連する商品も製造販売しています。

20210407041903年に操業した同社は、GabrielaTrmal氏が所有する個人経営の会社で、現在のオーナーは4代目。

いわゆるマイスターを抱えており、個人経営ながら高い技術力が売り。また、小規模会社なので、同一製品を長期にわたり、大量に納品するのは得意ではないかもしれませんが、お客さまの特殊なオーダーには迅速に対処できる点が特徴です。

最後の写真は、同社創業時のもの。ベルト駆動の機械旋盤が並んでおり、マイスターの工房という趣が感じられます。

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April 11, 2021

謎の特装車

2021040911今日は「ちょっと変わったトラックの話題」をお届けしましょう。

春の訪れと共にWeinも良いですが、Bierも美味しい季節になってきました。本来であれば、晴れた日には黄昏をホイリゲやレストランのシャニガルテンで楽しむ時期なのですが、ご存じのようにウィーンはロックダウンの延長で、当分、「黄昏時のお楽しみ」はおあずけです。

さて、以前、ホイリゲやレストランが通常に営業されていた頃(変な表現ですが‥)、Ottakringで写真のようなトラックを見かけました。

見かけた場所はThaliastraße沿いにあるGösserbräu 1160というビアレストラン。Feriも何回か利用したことがあります。2枚目の写真は、このレストランを利用したときのもの。この時は、営業時間前だったと思います。

ただ、同社は2003年以降、アムステルダムに本社を置く日本でもおなじみのHeinekenの傘下に入っています。

シュタイヤマルク州でおなじみのGösserbräuも、現在はBrauUnionÖsterreich AGが経営しています。

2021040915そして、このトラックの運転台には「BRAU UNION ÖSTERRIECH」という文字が‥

BrauUnionÖsterreich AG は、1998年、Österreichische Brau AGとSteirerbrauの合併により設立されたオーストリア最大のビール会社。本社はリンツにあります。

オーストリアで1年間に500万ヘクトリットル以上のビールを販売しており、18の主要なブランドを擁しており、ビールの種類は100種類以上。

前置きが長くなりましたが、このトラック、どうやらBrauUnionÖsterreichがGösserbräuを直営レストランに運んできたようです。

つまりビール運搬トラックという訳です。通常、業務用ビールの運搬というと樽を使うのが相場ですが、消費量の多いレストランやビアホールでは店内にタンクを設置しており、ここへ直接、運搬車から供給する方式をとっているそうです。

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April 10, 2021

Wiener Linienの新グッズ色々

2021040908今日は「Wiener Linienが新しく発売したグッズ」をご紹介しましょう。

最近は日本の鉄道会社でも様々なグッズを発売していますが、Wiener Linienのグッズは、意外とユニークなものが多いのが特徴です。

特にファッション関係は独自ブランドを立ち上げるなど、気合いが入っています。今日は、そんな中から、最近、リリースされた商品をご紹介しましょう。

まず、「WL21コレクション」と名付けられたアウトドア用ファッションシリーズ。

2021040906パーカー、ジャケット、パンツ、Tシャツ、ベストなどから校正されていますが、一部に「光を反射する素材」が使われている点です。現在、ウィーンは事実上のロックダウン状態ですが、個人で散歩やジョギングをすることは推奨されています。

恐らく、そのようなシーンを想定したスポーツウェアだろうと思います。お値段はジャケットが149.0Euroと最も高く、お手頃なのは39.0EuroのTシャツ。

興味深いのは反射素材で作られたたベスト。ポケットが沢山付いている上に、全面反射素材なので目立ちます。

これならば夜間の散歩中でも自動車のドライバーが見落とすことはないでしょう。お値段は89.0Euroです。

2021040901次にご紹介するのは、アイデア勝負の子供さん向けのステッカーセット(Sticker-Set)です。

ただ、普通のステッカーではありません。何と自宅にある段ボール箱に貼ることで、段ボールを地下鉄電車(Type V)、路面電車(Flexity)、バス(Citaro)に変身させることができるというアイデア商品。

2021040907Feriをはじめ、子供の頃、「電車ごっこ」で遊んだ記憶のある皆さまには、“当時、このような商品があったら、盛り上がったのに”思うことでしょう。

ステッカーは55枚で1セットになっており、貼り方で色々なパターンを作ることができます。なお、環境に配慮してステッカーはプラスチックフリーです。

2021040904ステッカーの現物を見た訳ではありませんが、写真を見ると、地下鉄のロゴマーク、路面電車やバスの停留所標識も含まれています。

更に貼り方で、色々なパターンを作ることができる点も創造性発揮を考慮しているような気がします。親子で「段ボール箱電車やバス」を作る過程も楽しいかも知れません。

お値段ですが、各19.9Euroです。なお、地下鉄電車とバスは現在の主力ですが、路面電車に関してはULFではなく、現在装備中で、数が少ないFlexity。時代を感じさせますね。

2021040903お次は路面電車「Flexityのぬいぐるみ」(Plüsch Flexity)。ただ、擬人化されたぬいぐるみではなく、5連節車体のリアルなデザイン。

サイズは長さ80cm、高さ8cm、幅5.6cmと、巨大です。これは鉄道好きの子供さんが親御さんにおねだりしそうです。

さすがにパンタグラフは付いていませんが、デザインはオリジナルをよく再現していますので、大人のファンが飾り物にするのも良いかもしれません。お値段は24.9Euroです。

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April 09, 2021

“Vom Flug zum Zug“航空会社から鉄道会社へ

2021040802水曜日ですが、ウィーンは「春の嵐」に見舞われ、市内で落雷も。その関係で、一時、道路信号がダウンしたというニュースがありました。さて、今日は「Covid-19感染拡大に伴う転職の話題」です。

Covid-19感染拡大は世界各国の産業に大きな影響を与えていますが、その中で、大きなダメージを受けている一つが航空業界ではないでしょうか。

日本でも国内線、国際線とも大幅に減便しているという話を耳にしました。当然、航空会社に勤務する社員さんも仕事がなく、一部は出向しているというニュースも‥

ただ、出向先も人が足りなくて困っているという訳でもなさそうですから、今まで務めていた人の仕事を奪う形にならないか心配です。

さて、そんな中、ÖBBは、同じ運輸業である航空会社を退職した人を積極的に採用しています。というのは、ÖBBでは、日本の「団塊の世代」に相当する社員が大量退職する時期に来ています。

ÖBBによると全従業員の約1/4が退職するため、今後、数年間、すべての部門で10000名を越える新しい従業員を採用する必要に迫られているのです。

2021040804また、Covid-19感染拡大前からヨーロッパでは、気候変動抑制のため鉄道を積極的に利用する動きがあり、ÖBBはCovid-19感染が始まった2020年でも約3000名の従業員を採用しています。

そんな中、ÖBBは、経営危機に陥った航空会社から退職した人材を積極的に引き受けることになったものです。

ÖBBのAndreasMatthä CEOは、“同じ運輸業に携わっていた航空会社の社員は、は安全に関する考え方が深く浸透しているので、鉄道業でも戦力として期待できる”と語っています。

昨年、25名が航空業界からÖBBに転職し、訓練を経て、一部は、現場で活躍しています。

2021040803現在、勤務している職種ですが、車掌16名(元職はキャビンアテンダントや旅客ハンドリングを行うグランドスタッフなど)、運転指令2名(元職はパイロットとキャビンアテンダント)、運転士5名(元職はパイロット)。

オーストリア航空の長距離国際線には、fliegender Koch(スカイシェフ)という調理担当の客室乗務員が乗務していますが、その1人、Christopherさん(右の男性)は、現在、ÖBBで車掌として活躍しています。

最初は戸惑うことも多かったそうですが、同じ接客なので、前職の経験が生きていると述べています。

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April 08, 2021

BILLA Plus誕生

2021040710今日は「スーパーマーケット再編の話題」をお届けしましょう。

このブログでも1月末にお伝えしましたが、Feriもよく利用していたMERKURがイースター明けの4月6日、BILLA Plusにブランドを変更して、新しいスタートを切りました。

BILLAとMERKURは、その発祥は違いますが、紆余曲折を経て、現在はドイツのホールディング会社Rewe傘下の企業です。

Feriの印象としては、MERKURの方が、従来はやや高級志向だったような気がします。もちろん、個人的な感想ですが‥

2021040712新ブランドの発足に際してRewe Austriaの責任者Marcel Haraszti氏は、“両社の長所を生かした製品が提供されます”と述べ、最大2000アイテムが値下げされ、ラインナップも大幅に拡大されると発表しています。

BILLA Plusでは、今後、週単位で10~12アイテムの製品が割引で提供されます。まず、BILLA Plus発足記念セール「Mega Party」を展開中。セールの広告を見ると50%以上値引きされている商品もあり、人気を集めそうです。

まぁ、だいたいこの手のセールで値引きをする時は、メーカーに棚割や今後の仕入れ量などをちらつかせて安い値段で納品させるので、小売店側は損をしない仕組みのようですが‥

2021040711一方、高品質の精肉、オーガニック製品のラインナップも大幅に拡大されます。

"BILLAとBILLA Plusはオーストリアでは、豚肉、牛肉、鶏肉、七面鳥の生肉を100%使用している唯一の食料品店です。今後、オーストリア産の七面鳥は2羽に1羽が当グループ販売されることになります”とMarcel Haraszti氏は述べています。

日本の大手流通業でも収益性の高いプライベートブランド(PB)に力を入れていますが、BILLA PlusでもPBに力を入れることが発表されました。

2021040713同時にナショナルブランド(NB)との競争で、より良い商品が開発、提供されることを期待しているとも述べています。

パン部門にも変化があります。同チェーンでは年間約1億個のKaisersemmelnを販売していますが、これをオーガニック仕様に変えることも発表されました。やはり時代のトレンドに敏感ですね。

 MERKURからBILLA Plusへ変更される店舗は144店。約700の看板、4万台のショッピングカート、1万人の従業員用ユニフォームと名札が新しいブランドに変更されました。

2021040714Covid-19感染拡大で仕事が減っている中、関連業者にとっては大きな売上になったのではないでしょうか。

なお、今回はBILLA Plusだけでなく、BILLAでも商品価格の変更が行われたため、両チェーンの全店舗で1000万枚以上のプライスカードの交換が手作業で実施されたそうです。

プライスカードの交換は、細かい仕事なので、結構、大変なのですよね。

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April 07, 2021

今度は下水管から救出

2021040601オーストリアは、現在、イースター休暇中。かつウィーンは事実上のロックダウンなので、ニュースも途絶え気味です。

そんな中、連邦政府はウィーン、ニーダーエスターライヒ州、ブルゲンラント州のロックダウンを4月18日まで延長すると発表しました。このっま、ズルズルと延長されそうで、気が滅入ります。

今日はイースター前に発生した「猫の救出劇Part2」をお伝えしましょう。

先日は建設中の高層ビルディングでの救出劇でしたが、今回は「下水道管からの救出」です。

3月30日のことですが、通行人が道路脇で負傷している猫を発見し、ウィーン市動物救助隊に連絡を入れました。

2021040603このまま保護されれば、大きなニュースにはならなかったのですが、動物救助隊が駆けつけると、怖がった猫が下水道管に逃げ込んでしまったのです。

猫は、下水道管のような暗渠が好きなようで、よく入り込んでは、出ることができなくなるというパターンが見られます。

人が入ることができない狭い下水道管の中に逃げ込んでしまったため、動物救助隊はビデオカメラを装備した小型ロボットを投入し、逃げ込んだ猫の状態を確認。

しかし、怖がっている猫は、なかなか出てきません。最終的に消防隊、下水道管を管理するウィーン下水道局のスタッフも出動するという大事になりました。

2021040602なお、下水道管で猫の様子を撮影したロボットは、恐らく保守用に下水道局が所有している機材だと思います。

約4時間、様々な救出方法が試され、最終的に下水道管に逃げ込んだ猫は無事、動物救助隊に保護されました。

保護された猫は怪我がひどかったため、ウィーン市内の獣医大学に搬送。診察の結果、顎の骨折と外傷性脳損傷を受けていることが判明。

この猫は、通行人に発見される直前、車にぶつけられ、ショックを受けたと考えられています。

消防隊、下水道局、動物救助隊という三つの組織が連携して、今回の救出劇は繰り広げられましたが、無事、救出されてなによりです。

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April 06, 2021

地下駅の換気システム

2021040501今日は、久しぶりに「外出中に見つけた話題」をお届けしましょう。イースター休暇中、ウィーンは外出禁止ですが、健康維持のため、個人(または同津世帯の家族)で散歩をすることは「許可」されています。

何しろ、先日、ロックダウンの時期、公立病院で退職者の送別会を昼食時に身内で行ったところ、参加した14名がCovid-19感染拡大防止に違反しているとして突然解雇されたくらいですから‥ルール厳守は住民の義務。

さて、イースター規制が始まる前、ÖBBのWein Mitte駅へ行った時の話です。ご存じのようにWien Mitte駅は、現在、列車は発着するプラットホームは地下になっています、

列車が来るまでプラットホームで待っていましたが、ふと線路の上を見ると大型送風機が目に付きました。

日本では自動車トンネルの天井に付いている軸流式の送風機(ジェットファンとも言うそうですが)。こちらでも自動車トンネルでは廃棄バスを排出するため、天井に送風機を設置するのが一般的です。

2021040502しかし、鉄道駅で、送風機を見たのは、Wien Mitteが初めてのような気がします。Feriが単に気づかなかっただけかもしれませんが‥

Wine Mitte駅にはS Bahnや近距離列車、CATが発着しますが、いずれも電車は電気機関車が牽引する客車で、基本的に排気ガスを出すディーゼルカーは来ないと思います。

こちらの電気鉄道は交流を使っているため、速度制御用に発熱を伴う大きな抵抗器を使っていません。

また、最近は冷房付きの車両が増えたとは言え、日本のように廃熱量が高いエアコンを装備している訳ではないので、駅構内の温度が異常に高くなる可能性は低いと思います。

ÖBBが送風機を設置している理由は、残念ながらわかりませんでしたが、ちょっと不思議な気がしました。

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April 05, 2021

GoSharinggがサービスを開始

2021040302日本は4月から新年度なので、色々な変化がありますが、こちらは基本的に「年単位」なので、4月1日も単なる月初め‥という感じです。

しかし、4月1日からウィーンで電動シェア・スクーター・システム「GoSharing」のサービスが開始されました。

現在、ウィーンでは、CityBikeをはじめ、様々なパーソナル交通機関のシェアリングシステムが運用されているのは、皆さまもご存じのとおり。

最近では、運転免許が不要で、気軽に利用できる電動スクーター(E-Scooter)が人気を集めています。

20210403034月1日からウィーンでサービスが始まった「GoSharing」は、運転免許が必要な本格的な電動スクーター(E-Moped、日本流で言えば電動原付)です。

電動なので、オートバイや原付特有の騒音はありません。また、環境に優しいこともポイント。

今回、200台の電動スクーターでサービスを開始しましたが、年末までには500台に増強する計画。最高速度は45km/h、航続距離は約70km。現在のサービスエリアは都心部に限定されています。

使い方は、例によってスマートフォンの専用アプリをダウンロードするところから始まります。

2021040304ユーザー登録(その際、運転免許証をアップロードします)後、地図上から空いている電動スクーターを見つけます。また、事前に予約をすることで、自分が利用を開始したい場所に電動スクーターがデリバリーされます。

なお、利便性を高めるため、専用駐車場から借りるシステムではありません。この点は、従来の電動スクーターと似ています。

最初に借りる電動スクーターに傷などがないかを確認し、専用アプリのQRコードをスキャンすると、キーが解除されます。

ヘルメットの着用が義務づけられているため、車両にはヘルメットコンパートメントがあり、アプリを起動すると解錠。二つの中から、自分に合ったものを選択します。

途中、小休止も可能で、この場合、駐車モードにすることで、レンタル料金が変化します。

2021040305使用後は、サービスエリア内の許可された場所に駐車し、終了キーをクリックすることで、手続き完了。

なお、サービスエリア外へ出ることも可能ですが、返却(レンタル終了)はサービスエリア内で行います。

料金は登録したクレジットカード(パッケージタイプの場合は、Apple Payなどで決済)で精算されます。

気になる料金ですが、分単位で計算されており、0.29Euro/分が基本。なお、75分間のパッケージは、分当たりのレンタル料金が0.27Euro(計19.95Euro)です。

また、小休止中の料金は0.15Euro/分。また、レンタルできる時間は1回、24時間までとなっています。

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April 04, 2021

「European Railway Station Index 2021」でWien Hauptbahnhofが2位に

2021040410最初に3月の当ブログの振り返りから。3月は全体的にページビューが低調でしたが、最も多かったのは3月1日、続いて22日、11日でした。

3月中、よくご覧頂いた記事ですが、「オーストリア航空 B767-300ER引退」、「遙かなるオーストリアへの道」、「3.11に寄せて ファクトフェルネス」などでした。引き続き、4月もよろしくお願いいたします。

2021040310今日は復活祭(イースター、Oster-Feiertage)ですが、当ブログは日本人が好きな「ランキングの話題」です。

国際消費者保護団体The Consumer Choice Center(CCC)が2020年から「ヨーロッパで最も乗客に優しい駅」という観点でヨーロッパの主要駅50の調査を行い、これをポイント化してランキングを発表しています。このほど、第2回となる「European Railway Station Index 2021」が発表されました。

結論からお伝えすると、Wien Hauptbahnhofが今回、108ポイントを獲得し、第2位にランキングされました。第1位はドイツのLeipzig Hauptbahnhof(116ポイント)です。

2021040311調査項目は、駅へのアクセスのしやすさ、年間利用者数、構内のレストランや店舗、国内・海外の目的地数、プラットホームへのアクセス(エレベーターやエスカレーターの数を含む)、ビジネスラウンジの数、無料で利用でるWi-Fi環境、車いすでのアクセスなどで、最高得点は133ポイント。

結果に偏りがないようにするため、清潔さ、看板、ストライキ日数などは勘案されていません。

2021040313この中で興味深いのは「年間利用者数」。これはプラットホームの数と利用者数で割り出したものです。

「乗客に優しい」という観点なので、プラットホーム数に対して利用者数が多い、つまり混雑度が激しい場合は、ポイントが下がることです。

ちなみにプラットホームあたりの年間利用者数が400万人未満の場合、満点の15点ですが、 1500万人以上の利用者がある場合は0点。

そのため、プラットホーム数が34もありながら、年間利用者数が多いパリのGare du Nord駅(29億2000万人)などは、ベスト10にランキングされませんでした。

2021040312ちなみにWien Hauptbahnhofの場合、プラットホーム数は12ですが、年間利用者数がGare du Nordの1/3なので、混雑度が低く、満点の15を獲得しました。ちなみにLeipzig Hauptbahnhofも満点の15です。

仮に日本に適用されたら、首都圏のJR主要駅は、どんな結果になるのでしょうね。

サマリーを見るとWien Hauptbahnhofでポイントが低いのは、国内目的地数、複数の鉄道会社利用などです。何となくオーストリアの国情を反映している気がしますね。

このレポートを発表したCCC(The Consumer Choice Center)は、2017年2月、Students For Libertyのプロジェクトとして発足。

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April 03, 2021

パンデミック下で「イースターのお祝い」

20210402042021年は、明日、4月4日が復活祭(イースター)です。ちなみに昨年は4月12日でした。

Covid-19感染拡大により、「春の訪れ」を告げるイースターマーケットは中止になってしまいました。

しかし、オーストリアの皆さんは、今年、伝統的な「イースターのお祝い」(Osterfest)を行うことを予定していることがスーパーマーケットチェーンBILLAの調査で明らかになりました。

オーストリアではウィーン、ニーダーエスターライヒ州、ブルゲンラント州でイースター休暇の期間中、外出制限を含むロックダウンが行われます。

ただ、昨年と異なり、家族や友人による小規模な集まりは許可されているため、多くのオーストリア人は、家族と一緒にイースターのお祝いをするようです。

2021040203BLLAの調査では、イースターのお祝いを見送ると回答した人は2%ほど。パートナー(54%)や子供たち(39%)とお祝いをすると回答した方が多かったようです。

この他、離れている親や兄姉とお祝いをすることをことを計画している皆さまも‥

家族でイースターのお祝いをする際、色つきの卵(So gehören gefärbte Eier)、チョコレートで作られたイースターバニー(Osterhase aus Schokolade)、イースターハムなどは必須アイテム。

2021040201イースター用の飾り付けをする家庭や、卵を自分たちで菜食する人も多いという調査結果も出ています。

最近はカトリック教徒が減っているオーストリアですが、約17%の人は教会で執り行われるミサに行くと答えています。

ところで、イースターのお祝いで欠かせない卵ですが、自分で彩色する場合、人気のある色は、何色だと思いますか。

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April 02, 2021

壮大な救出劇 舞台は高層ビルディング

2021033103今日は「ほのぼのとした話題」をお届けしましょう。

3月22日、建設中の高層ビルディングAustro Towerで救出劇が繰り広げられました。工事現場なので、“作業員が負傷したのか?”と考えるのが普通ですが、救出されたのは「ある動物」。

そして、救出作戦に出動したのは、消防当局のレスキュー隊ではなく、Tierrettung der Stadt Wien(ウィーン市動物救助隊)でした。

救出劇の舞台となったAustro Towerは3区に建設が進められている高層オフィスビルディングで、高さ約135メートル、38階建てです。

この建設現場で、「strong>猫の足跡」が数箇所で発見されました。しかも足跡は、同じフロアだけでなく、異なるフロアでも発見され、最後に目撃されたのは23階。

高層ビルディングでなければTierrettung der Stadt Wienが出動することはなかったかもしれませんが、迷い猫が転落する可能性もあるため、救出が決定されました。

2021033101ふと気になったのは、一体、誰が工事現場で発見した「猫の足跡」を当局に通報したのか‥ということです。

当たり前ですが、一般の人は立ち入ることができませんから、工事関係者だろうとは思います。残念ながら通報者に関する事情は報道されていません。

子猫を見つけたというのならば、まだわかるのですが、「猫の足跡」発見で通報するのですから、ある意味、たいしたものです。

Tierrettung der Stadt Wienの隊員2名が、現場のかけつけ工事用エレベーターで高層階に向かいました。

2021033104しかし、猫が怖がってつかまらない可能性があるため、その日は餌を入れたライブトラップを仕掛けて、一時、撤退。

翌日の早朝、ライブトラップに入っている迷い猫を発見、無事、保護されました。右の写真が無事保護された猫。

TierQuarTier Wien に収容された件の猫はですが、行動パターンを分析することで、野良猫なのか、迷い猫(飼い猫)なのかを判断するようです。

TierQuarTier Wienでは、心当たりのある飼い主は連絡するように呼びかけています。元の飼い主が見つからない場合、新しい飼い主を捜すことになります。しかし、建設中の高層ビルディングでの救出作業は隊員も大変だったと思います。

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April 01, 2021

オーガニック先進国オーストリア

2021032901Covid-19感染拡大によるロックダウンで幕を開けた2021年ですが、早くも3ヵ月が経過しました。オーストリアでは東京オリンピック参加選手へのワクチン接種が話題に上っています。

さて、4月最初の話題ですが、エイプリルフールではなく、真面目な話題「オーストリアのオーガニック農業」についてご紹介しましょう。

EUでは「持続可能な未来に向けてEUの社会経済を変革」というキャッチフレーズの元、2019年から「欧州グリーン・ディール」(European Green Deal)を多角的に展開しています。この中には「農場から食卓まで」(Farm to Fork)という戦略が含まれています。

2021032908これは「人々が健康であること、社会が健康であること、地球が健康であることは別々に分けて考えることはできないという認識の上で、農と食の諸問題に包括的に取り組む」というもの。

欧州委員会は「世界の温室効果ガス排出量の約30%は食と農のあり方に起因」していると、「現代の食システム」を批判しており、その課題解決には“農薬や抗菌剤への依存を減らすこと、肥料の使用量を減らすこと、有機農地を拡大すること、動物福祉を向上させること、生物多様性喪失を食い止め逆転させることが急務である”と主張しています。

多くの農作物を輸入に頼っている日本にとって、耳の痛い話かもしれません。

2021032909さて、その中でもアルプスの小国オーストリアは「オーガニック大国」です。現政権はオーストリア国民党(ÖVP)と緑の党(Die Grünen - Die Grüne Alternative)の連立政権ですが、緑の党は環境政党として存在感を発揮。

連立時に発表された政権公約の中には「行政施設、医療・介護施設、教育施設の食堂やケータリングに使用される食材は2023年までに4分の1をオーガニックに」、「食品は、動物の優しく、品質が高い地域性を持つもの」などが明記されています。

Covid-19感染拡大を受けて、オーストリアでは2020年、食のトレンドが大きく変化しました。

2021032907先日、お伝えした「地産地消の加速」、「アーバン・ガーデニング」に加えて、「環境に配慮したオーガニック食品への関心が更に高まった」ことが上げられます。

2019年のデーターですが、ヨーロッパ主要国のオーガニック農地の割合ですが、オーストリアは24.7%で、リヒテンシュタインに次いで、第2位。ちなみにオーストリアは2020年にはオーガニック農地の比率が26%に上昇しています。

連邦農業地域観光省(BMLRT)の最新の統計によると、オーストリアのオーガニック農家は24457件(22.8%)、総農地に占めるオーガニック農地は688216ヘクタール(26.4%)となっています。

2021032903グラフは、2020年のオーガニック農家・農地の割合を示したもので、緑色がオーガニック農家の割合、黄色がオーガニック農地の割合です。

これを見るとザルツブルク州は有機農家49.9%と、オーストリアで最も高いシェアを誇っています。ウィーンは29.7%、ブルゲンラント州が26.9%と続いています。

農地面積でもザルツブルク州が58.9%と先行しており、ブルゲンラント州が36.9%、ウィーンが35.0%と続いています。

2021032904内容を見ると、果樹園が36.7%、牧草が33.0%、耕作地(畑)が20.8%、ブドウ畑が16.0%となっています。2015年以降、果樹園が73%、ブドウ畑が57%と急伸しています。

一方、オーガニック食品に対する消費動向ですが、2020年には7億1300万Euro以上のオーガニック食品が小売業者に購入されました。これは、2019年と比較して23%の増加です。

そして、売上高は17%増加。これは、オーガニック販売が食料品小売業でのすべての食料品購入の10パーセントに達することを意味しています。

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