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April 12, 2021

わかりやすい看板 何の会社でしょうか

2021040701今日は「お店(会社)の看板にまつわる話題」をお届けしましょう。

その昔、オーストリアをはじめとするヨーロッパでは、商売をビジュアル化した看板を商店の店頭に掲げていました。今でも歴史的な景観を大切にするエリアでは、この手の看板を掲げた路地を見かけることがありますね。

これは、昔、文字が読めない人がいたため、ビジュアルで商売の内容を理解してもらおうという発想から生まれたとも言われています。

そのような伝統があるためか、現在でも看板に工夫を凝らしたお店や会社を見かけることがあります。

2021040702冒頭の2点はザルツブルク州で見かけたものです。トップは民族衣装のお店、二つ目は銃砲店。いずれもわかりやすいですね。

さて、今回ご紹介する看板を掲げた会社はウィーン市内16区で見かけたものです。

立派なネジとナットが、それぞれ掲げられています。これを見れば、何を取り扱っている会社なのかは、一目瞭然。「ネジとナットの専門会社」です。

社名は「TRMAL-Verbindungselemente」ですが、壁に掲げられたロゴには1903という文字が見えるので、1903年創業という歴史ある会社。

2021040703いわゆる卸や小売ではなく、製造販売を行っている会社です。

同社は特殊用途のネジやナットを得意としており、カスタムメイドも大歓迎。素材も鉄、高強度鋼、真鍮、銅、プラスチックなど多種多様な素材を使ったネジやナットを製造できる技術を保有。

さらに金属製の製品には、お客さまの要望に応じて、各種メッキやコーティングも可能です。専門会社らしく納品前に超音波や磁石などを使って製品の検査も徹底的に行っています。

ネジやナット以外にも、ボルトやワッシャ、リベット、ピンといった関連する商品も製造販売しています。

20210407041903年に操業した同社は、GabrielaTrmal氏が所有する個人経営の会社で、現在のオーナーは4代目。

いわゆるマイスターを抱えており、個人経営ながら高い技術力が売り。また、小規模会社なので、同一製品を長期にわたり、大量に納品するのは得意ではないかもしれませんが、お客さまの特殊なオーダーには迅速に対処できる点が特徴です。

最後の写真は、同社創業時のもの。ベルト駆動の機械旋盤が並んでおり、マイスターの工房という趣が感じられます。

2021040705余談ですが、営業時間は月曜日~木曜日までが8時00分~16時15分、金曜日が8時00分~13時00分と「ゆとりのある体制」です。

このような経営がマイスターをはじめとするベテラン従業員をつなぎ止めておく要因の一つかもしれません。

家族経営ながら、こういった高い技術力のある会社が、現在もウィーンで活躍しているというのは、オーストリアらしいですね。

2021040706ところで、Feriの親友の1人は、日本を代表するネジメーカーに永年、勤務していました。

既に定年退職していますが、同社は1949年に創業。やはり家族経営の会社からスタートしましたが、日本の大手メーカーに各種ネジを供給する会社に発展。

その後、海外進出も果たし、北米でも生産を行うようになりました。そして、親友は、何と海外勤務となり、北米に永年、駐在していました。

この看板を見たとき、ふと、そんなことを思い出しました。

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