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April 08, 2021

BILLA Plus誕生

2021040710今日は「スーパーマーケット再編の話題」をお届けしましょう。

このブログでも1月末にお伝えしましたが、Feriもよく利用していたMERKURがイースター明けの4月6日、BILLA Plusにブランドを変更して、新しいスタートを切りました。

BILLAとMERKURは、その発祥は違いますが、紆余曲折を経て、現在はドイツのホールディング会社Rewe傘下の企業です。

Feriの印象としては、MERKURの方が、従来はやや高級志向だったような気がします。もちろん、個人的な感想ですが‥

2021040712新ブランドの発足に際してRewe Austriaの責任者Marcel Haraszti氏は、“両社の長所を生かした製品が提供されます”と述べ、最大2000アイテムが値下げされ、ラインナップも大幅に拡大されると発表しています。

BILLA Plusでは、今後、週単位で10~12アイテムの製品が割引で提供されます。まず、BILLA Plus発足記念セール「Mega Party」を展開中。セールの広告を見ると50%以上値引きされている商品もあり、人気を集めそうです。

まぁ、だいたいこの手のセールで値引きをする時は、メーカーに棚割や今後の仕入れ量などをちらつかせて安い値段で納品させるので、小売店側は損をしない仕組みのようですが‥

2021040711一方、高品質の精肉、オーガニック製品のラインナップも大幅に拡大されます。

"BILLAとBILLA Plusはオーストリアでは、豚肉、牛肉、鶏肉、七面鳥の生肉を100%使用している唯一の食料品店です。今後、オーストリア産の七面鳥は2羽に1羽が当グループ販売されることになります”とMarcel Haraszti氏は述べています。

日本の大手流通業でも収益性の高いプライベートブランド(PB)に力を入れていますが、BILLA PlusでもPBに力を入れることが発表されました。

2021040713同時にナショナルブランド(NB)との競争で、より良い商品が開発、提供されることを期待しているとも述べています。

パン部門にも変化があります。同チェーンでは年間約1億個のKaisersemmelnを販売していますが、これをオーガニック仕様に変えることも発表されました。やはり時代のトレンドに敏感ですね。

 MERKURからBILLA Plusへ変更される店舗は144店。約700の看板、4万台のショッピングカート、1万人の従業員用ユニフォームと名札が新しいブランドに変更されました。

2021040714Covid-19感染拡大で仕事が減っている中、関連業者にとっては大きな売上になったのではないでしょうか。

なお、今回はBILLA Plusだけでなく、BILLAでも商品価格の変更が行われたため、両チェーンの全店舗で1000万枚以上のプライスカードの交換が手作業で実施されたそうです。

プライスカードの交換は、細かい仕事なので、結構、大変なのですよね。

なお、日本の一部、スーパーマーケットやドラッグストアチェーンではプライスカードが液晶表示器になっており、一括して価格変更ができるシステムを採用しているところがあります。

20210407031これならば、こういった場合、楽なのですが、さすがにオーストリアでは、まだ導入されていないようです。

今後の計画ですが、2024年までに100店舗の新規出店、200店舗の改装が予定されています。

ところで、BILLAにCorsoという高級路線の業態があります(ウィーン、ザルツブルク、グラーツに5店舗)。

2021040717一方、MERKURにもHoherMarktという似たような業態の店舗がありました。今回のブランド変更に遭わせて、こちらはBILLACorso HoherMarktと名称を変更し、高級路線を継続することになりました。

今回のBILL PlusはCovid-19感染拡大によるロックダウンという厳しい状況での船出となりました。当初は、イースター明けにロックダウン解除という情報もあったので、これを期待していたのかもしれません。

2021040716果たして従来のBILLAと新生BILLA Plusが相乗効果を発揮して、オーストリアのトップブランドに成長するかどうか、今後の動向に注目したいところです。

本来ならば、BILLA Plusに買い物に出かけて記事をお届けしたいところですが、時節柄、自粛しており、今回は公式写真などをお借りしました。

ところで、最後の動画は、BILLA Plus発足に伴うテレビコマーシャル。MERKURのBILLA Plus化を結婚に例えています。周囲が祝福する中、盛大な披露宴が‥

時節柄、盛大な「密」のパーティというのは、どうなんでしょうね。こういう演出は‥

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