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May 06, 2021

ドナウ氾濫原

2021050503今日は「ドナウ氾濫原(Donau-Auen)」にまつわる話題をお届けしましょう。

洪水時に流水が河川などから溢流して氾濫する平野を「氾濫原(Auen)」と言いますが、日本にも各地にあると思います。

氾濫原は、平坦で水の供給が良いことから、植物の生育には好適で、様々な生物が生息しています。

2021050506さて、オーストリア東部とスロバキア西部にまたがるエリアにドナウ氾濫原があります。

現在、一部はドナウ氾濫原国立公園(Nationalpark Donau-Auen)になっています。

同公園は9600ヘクタール以上の面積を誇り、中央ヨーロッパで最後の大規模氾濫原と言われています。

2021050501現在、この氾濫原の保全と生態系改善に向けてEUが資金提供して、オーストリアとスロバキアの共同プロジェクト「Dynamic LIFE Lines Danube」が進められています。

このプロジェクトでは、25kmの支流をドナウ川に再接続し、多くの水を氾濫原に戻すものです。また、水力発電所が設置されている約4kmの河岸が改修されます。さらに、水辺の森を改善などの対策も計画されています。

支流がドナウ川氾濫原のダイナミックな生命線となり、質の高い生態系を維持することが期待されています。

2021050504プロジェクトには、ヴィアドナウ水路会社、ドナウ氾濫原国立公園、WWFオーストリア、スロバキアのNGO「BROZ」、ブラティスラバのコメニウス大学(自然科学部)、スロバキア国立森林センター(NLC)などが参加。

ニーダーエスターライヒ州とニーダーエスターライヒ州漁業組合は、このプロジェクトを資金面で支援しています。

なお、地図のマーカー部分が、今回のプロジェクト対象エリアです。

2021050502現在、Spittelauer Armでは4.3kmの水路整備と、約700メートルの堤防整備が完了しました。従来の支流よりも多くの水を流すことができることが特徴です。

さて、日本ではゴールデンウィーク中の5月3日、「ドナウ氾濫原国立公園25周年」の一環として、関係者がプロジェクトエリアのSpittelauer Armを視察。その様子が公開されています。

Spittelauer Armをボートで視察する関係者が、全員、マスク姿なのが、今を象徴していますね。

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