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May 13, 2021

ウィーンの地域ブランド「StadternteWien」誕生

2021051212日本でも最近は農産品のブランディング化が盛んですね。ブランディングで付加価値を高め、市場での存在感を高めようという戦略のようです。

さて、今日はウィーンに地域ブランド「StadternteWien」が誕生したという話題です。

ウィーン農業会議所は、地域ブランド「Stadternte Wien」を開発し、5月11日、Michael Ludwig市長、Jürgen Czernohorszky環境担当市議、Franz Windischウィーン農業会議所会頭らが参加し、ウィーン市庁舎でプレゼンテーションを行いました。

2021051211「Stadternte Wien」のシンボルマークはプラーターの大観覧車をモチーフにしたデザインです。

「Stadternte Wien」は、ウィーン産の高品質農産品であることがポイント。ブランドの基盤は、国が認定した品質保証システムと原産地保証システムにより形成されています。

農産品に貼られたマークで、ウィーン産の地域限定商品であることがわかるようになりました。

2021051214現在、ウィーンの都市農業は、Favoriten、Simmering、Döbling、Floridsdorf、Donaustadt 、Liesingの各区に分散しており、645の農家が農産品の生産に従事しています。

農地の総面積は5700ヘクタールで、その内、約4300ヘクタールが耕作可能な土地。543ヘクタールは野菜、637ヘクタールはワイン用ブドウを、それぞれ生産しています。

そう言えば、Feriが最初にお世話になった17区のアパート近くには立派なワイン用ブドウ畑が広がっていました。あまりにも自然に風景に溶け込んでいるので、不思議な気はしませんでしたが‥右の写真が「元自宅」近くのブドウ畑です。

2021051215ウィーンの農業と言えば、60ヘクタールのブドウ畑を持つWeingut Cobenzlが有名ですが、このブログでも以前、お伝えしたようにウィーン産のモルトブレンドを使った“Wiener Original”を生産しているOttakringer Brauereiも忘れてはなりません。

ウィーンには、現在でもSimmering、Donaustadt、Floridsdorfを中心に207の野菜畑があります。いずれも家族経営の農家で、主な作物はトマト、キュウリ、ピーマン。温室も活用されており、ほぼ通年で収穫され、市場に供給されています。

2021051216Feriも知らなかったのですが、2019年にウィーンの畑で収穫されたキュウリは29270トン。この収穫量は、何とオーストリアの総生産量の65.3%。

つまりオーストリアではトップシェアを誇る「キュウリの街」なのです。高品質で遺伝子組み換えでないウィーン産のキュウリ。輸送ルートが短いため、環境にも優しいのが特徴。

なお、日本では宮崎県がキュウリの生産量が最も多く、年間62400トンほどだそうです。また、群馬、埼玉など首都圏も上位にランキングされています。

“人口100万人以上の都市で、シーズン中に地場野菜を提供できる街はウィーンだけだ”と関係者は自慢しております。

2021051213悪く言えば「ウィーンは田舎街」、良く言えば「自然と共生している街」となるでしょうか。

ところでウィーンは都市農業が盛んなことに加えて、有機農家の割合が27%と、ザルツブルク州に次いで高い比率を誇っています。有機農地の割合は35%です。

ウィーン市では、1978年から市が所有する農場を有機栽培に転換し始めました。現在、ウィーン市では1700ヘクタールの有機のうちを管理しています。

将来的には、ウィーンの農家、ワイン醸造業者、養蜂家などが生産した製品にラベルを付ける予定です。

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