« ÖBB NightJetが運転再開、アムステルダムにも運行開始 | Main | 太陽光発電、まっしぐら »

May 30, 2021

Wiener Netzeが電動消防車を導入

20210526mona_01今日は「電気自動車の話題」です。Wiener Linienでは路線バスへ電気バス導入を進めていますが、警察や消防関係車両については、機動性が求められることから、現在も内燃機関を使った特殊車両が標準になっています。

そんな中、Wiener Netzeが電動消防車(E-Feuerwehrauto)を導入したというニュースが入ってきました。

Wiener Netzeは、オーストリア最大のエネルギーネットワーク事業者。電気、ガス、地域暖房、通信を地域に供給しています。

20210526mona_04同社は2013年8月、Wien Energie Stromnetz、Fernwärme Wien、Wien Energie Gasnetzの3社が合併して誕生したもので、Wiener Stadtwerke Holding AGが株式を100%保有している特殊会社です。

ウィーン市だけではなく、ニーダーエスターライヒ州、ブルゲンラント州の一部もサービスエリアになっており、200万人以上の顧客を擁しています。

同社は合併前のガス会社時代の1953年に自衛消防隊を設立し、1968年に消防局との連携が始まりました。

20210526mona_05現在、専門的な訓練を受けた23名の隊員(女性4名、男性19名)がおり、同社施設内で、通常の業務と平行して万が一の場合、消防活動にあたります。

自衛消防隊なので、ウィーン消防本部の消防車よりも活動範囲が狭いのがポイント。同社のHarald Rauscher消防隊長は、導入の理由として、
1.通常の消防車よりメンテナンスフリーであること
2.自社で生産した電力で充電できること(同社の施設屋上には1700を越える太陽光発電モジュールが設置されています)
3.活動範囲がエネルギー供給施設やWiener Netzeキャンパス構内と狭いこと
などあげています。

20210526mona_02なお、今回、同社が導入した電動消防車は、出力が136 PS、航続距離が100km。

写真をご覧になるとわかるように消防車の代名詞であるポンプ車ではなく、隊員と消防機材を現場に運ぶためのミニバンスタイルの車両です。

さすがに消防ポンプを電気で駆動したら、バッテリーが持たないでしょうね。とは言っても常時使う車両ではありませんから、出動しない時は充電しておくのでしょう。

メーカーによると、特殊装備と1000 kgのトレーラー牽引能力を備えており、オーストリアで最初に導入された電気消防車両です。

20210526mona_03なお、お披露目で、視察に訪れたPeter Hanke市議(運転台に乗ってご満悦の方)が「Mona」という愛称を付けています。

そして、消火訓練のデモンストレーションも実施されました。今回ご紹介した写真は、その時のものです。

Feriは知らなかったのですが、Wiener Netzeキャンパスはガソメーターの近くにあるようですね。

※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります

Br_decobanner_201105_b_3

| |

« ÖBB NightJetが運転再開、アムステルダムにも運行開始 | Main | 太陽光発電、まっしぐら »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« ÖBB NightJetが運転再開、アムステルダムにも運行開始 | Main | 太陽光発電、まっしぐら »