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May 27, 2021

ÖBBがRaaberbahn車両メンテナンスを契約

各劇場とも、延び延びになっている2021/22シーズンのプログラム発表ですが、ウィーン国立歌劇場が、6月3日、11時30分から劇場で一般公開形式(有償)でプログラム発表(SPIELZEITPRÄSENTATION)を行うことを表明しました。この模様はORFⅢやYouTubeでも配信されます。年間プログラムは、プレゼンテーションと同時に公開される予定。恐らく各劇場も、その後に続くものと思われます。

2021052001今日は「鉄道車両のメンテナンスの話題」をお伝えしましょう。オーストリアに限らず、ヨーロッパでは多くの国が上下分割方式で国鉄(連邦鉄道)を民営化しました。

その結果、線路を持たない列車運行会社が各国で多数、生まれました。オーストリアのWest Bahnもその一つ。

今回、ご紹介するRaaberbahn AGは、最近、流行の運行会社とは異なり、1872年に設立された自前の路線を持つ由緒ある私鉄です。本社はハンガリーのショプロンにあります。路線の総延長は437kmです。

ご存じのようにハンガリーは、第二次世界大戦後、共産主義のハンガリー人民共和国となり、国内の全ての鉄道会社は国有化されました.。

2021052003しかし、同社はオーストリアとの国境を複雑に跨いでいた関係で、国有化されず残存されました。その後、ハンガリーの民主化などにより、現在は、ハンガリー政府とオーストリア政府、およびオーストリア企業が株式を保有しています。

同社では、ÖBBのCityiJetと同じタイプのSIEMENS製電車4744型5編成を導入、4746型8編成を導入中です。

同社では、旅客サービス向上のため、この電車をDeutschkreutz -Sopron-Wien-Bruck an der Leitha-Bratislava Petrzalka間で、順次、導入していく予定です。

2021052004ヨーロッパでは最近、鉄道車両の保守を外注する動きがありますが、今回、Raaberbahn AGは、2030年まで、これらの車両13編成のメンテナンスをÖBB-TechnischeServicesGmbH(ÖBB TS)に委託する契約を締結しました。

今回の保守契約はヨーロッパ全域を対象とした国際入札が行われましたが、ÖBB-TechnischeServicesの高い技術力が評価されたことになります。

今回の契約は、大規模なオーバーホール(定期検査)だけでなく、日常的な車両の調整、事故発生時の修理などを、保守全般をカバーします。

2021052002ÖBB-TechnischeServicesでは、当たり前ですがÖBBのCityJetの保守も担当していますから、ある意味、「お手の物」と言えるかもしれません。

ちなみにÖBB-TechnischeServicesGmbHは、ÖBBグループの車両保守や技術開発を行う企業です。オーストリア国内に22ヵ所の拠点を持ち、約4000名の従業員が働いています。

同社の発表によると、現在、ヨーロッパ19ヵ国の鉄道会社が、同社に保守を委託しています。

日本のJR鉄道車両工場が独立しているようなもので、民鉄の車両保守を請け負っているというイメージでしょうね。

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