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June 03, 2021

オーストリア航空からターボプロップ機が引退

2021060208今日は「オーストリア航空の話題」をお届けしましょう。

5月31日、同社はターボプロップ機DHC-8-400(Q400)の最終旅客運航を行いました。最終運航となったのはウィーン-インスブルック間(OS905便、OS906便)で、機体番号OE-LGI“Eisenstadt”が使用されたようです。

Feriも、オーストリア航空で思い出深い機材の一つのDHC-8シリーズがあります。オーストリア航空のDHCシリーズ導入ですが、1980年4月、チロリアン航空(Tyrolien Airways)が4発ターボプロップ機デハビランド・カナダのDHC-7(定員48名)を2機(OE-LLS、OE-LLU)導入したのが始まりです。

2021060200当時、チロリアン航空はインスブルック空港を拠点としており、山間にある空港には短距離離着陸性能に優れた同機が最適と判断したようです。

このブログでもお伝えしたことがありますが、Feriも1983年7月、インスブルック-ウィーン間VO075便でDHC-7(OE-HLS)に搭乗した経験がありますが、4発ターボプロップ機の搭乗は、これが最初で最後です。

その後、1985年からチロリアン航空は、双発のDHC-8-100(定員37名)に切り替えました。さらに1995年からは大型のDHC-8-300(Q300、定員50名)を導入。

20210602062000年からはDHC-8-400(Q400、定員72名)の導入が始まりました。最終的にチロリアン航空は44機を運航していました。

2021060205一方、オーストリア航空では、子会社のオーストリアン・エア・サービス(Austrian Air Services)がFokker50というターボプロップ機を1988年から導入し、主に国内線や近距離国際線で運航していました。

ちなみにFeriは、1992年8月、ザルツブルク-チューリヒ間OSSR963便(オーストリア航空とスイス航空の共同運航便)で搭乗しています。

2021060203その後、チロリアン航空とオーストリア航空が併合され、ダッシュ8シリーズはオーストリア航空に引き継がれました。

同時にオーストリア航空では使用機材の整理を実施し、ターボプロップ機はダッシュ8シリーズに一本化されました。

オーストリア航空では、最盛期にはQ400を18機保有し、オーストリア国内線のみならず、ミラノ、ワルシャワ、ザグレブ、ライプチヒ、ブダペストといった短距離路線に投入しています。

2021060201Feriもウィーンからドレスデンやブダペストに行く際、、日本からザルツブルクへのイン、アウトで利用したことがあります。

そして、何とチロリアン航空時代も含めるとDHC-8シリーズ3機種、全てに搭乗しています。DHC-8-100は、1995年8月、アムステルダム-ザルツブルク間VO705便1回限りですが‥同機は翼が動態の上にあるため、窓から地上がよく見えるのが特徴です。

オーストリア航空によると、この20年間で2000万人以上の旅客を輸送し、飛行距離は2億3700万キロメートルに達しましたが、無事故でした。

2021060202ダッシュ8シリーズの後継機は、親会社のルフトハンザから導入した中古のエンブラエルE195で、同社のフリートは全てジェット機に統一されることになります。

Feri個人としては、ぶっ飛んだサービスが売りだったチロリアン航空当時のダッシュ8シリーズの方が印象に残っています。

なお、オーストリア航空のプレスリリースでは自社(子会社)が導入したFokker50には全く触れられていないのが不思議。

2021060207また、引退を記念して航空ファン向けの「Pfiat di!」という96ページの書籍を発行。自社が運営するオンラインショップ「Airlines Jetshop」で29.9Euroで発売しています。

内容はチロリアン航空のDash-7からQ400までの技術的な解説に加えて、臨時便を含むグリーンランドからギリシャまでのフライトについてのエピソードなどが掲載されています。

2021060209日本でも航空会社が、自社のフリートが引退する際に、記念誌を発行するケースがあります。

しかし、吸収合併したとは言え、他社が導入したDashシリーズという比較的地味な航空機で記念書籍を発行するとは、オーストリア航空も「好き者」が多いようです。

なお、今回は引退記念の公式写真以外は、あえてオーストリアでDHCシリーズ導入の先鞭を付けたチロリアン航空に敬意を表して、同社時代の写真を中心にまとめてみました。

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