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June 11, 2021

ウィーンが「世界で最も住みやすい都市」から陥落

2021061002先日、「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット・ランキング(EIU)2021」の結果が発表されました。

今まで3年連続で首位をキープしていたウィーンが、ついに首位陥落。しかもトップ10以下の12位という衝撃的な結果でした。

ウィーンに代わって首位に躍り出たのはニュージーランドのオークランド(前回6位)、そして、日本人として複雑なのは、第2位が何と大坂。そして、第3位はオーストリアのアデレードでした。

同調査は、2021年2月22日~3月21日の間にデーターが収集された上で、分析されています。ウィーンに限らず、ヨーロッパの都市は、軒並みランキングを下げていますが、その理由は「Covid-19感染拡大にともなうロックダウン」で、「生活の質」が大幅に低下したため。

外食はもちろん、外出禁止、商業施設の営業禁止、音楽や演劇も上演禁止になってしまったのですから、当然と言えば当然。同調査のサマリーでも、ヨーロッパやカナダの多くの都市が、文化、スポーツ関連のイベントを大幅に制限、学校やレストランを閉鎖したことが、ポイント下落の要因としています。

2021061001ちなみに調査結果によると、Covid-19感染拡大の影響で、パンデミック前の平均居住性スコアと比べ、7ポイント下落しています。

トップに躍り出たオークランドの場合、EIUによると「Covid-19パンデミックの封じ込めに成功したアプローチ」が高く評価されたようです。

ベスト10から陥落した都市のうち、8つはヨーロッパ。その中で、最もランクの下落が激しかったのはドイツ・ハンブルクで、34も下がり、47位になりました。

201907180002ドイツは軒並み大幅下落で、Frankfurtは39位(マイナス29)、デュッセルドルフが50位(マイナス28)です。ヨーロッパの都市でベスト10に残ったのは、スイスのチューリヒ(7位)とジュネーブ(8位)という結果です。

さて、オーストリアのメディアは自国のことを中心に取り上げるので、オリジナルのサマリー(概要判は無料)を取り寄せて、チェックしてみました。

ベスト10の結果は、写真のとおり。ニュージーランド、オーストラリアというオセアニアが6都市、日本が大坂(2位、94.2ポイント)、東京(ウェリントンと同率4位、93.7ポイント)でした。

2021061003日本国内では、“大阪や東京はCovid-19感染拡大防止に失敗した”という烙印を押されていますが、ヨーロッパの都市に比べると「緩やかな」規制だったことから、「生活の質」が大幅に低下することが無かった点が、評価されたようです。

この中で注目されるのは、大阪、東京ともに満点(100ポイント)を獲得したStabilityHealthcare。つまり、アナリストの評価では、大坂、東京ともに医療崩壊は発生していないという分析です。ただ、やはり「自粛」の影響からかCulture & Environmentは大阪、東京ともに80ポイント台にとどまっています。

日本では、第2回緊急事態宣言発令時期(延長期間)と重なりますが、それでも、この評価。つまり、海外のアナリストは日本の感染防止対策を高く評価していることになります。

201907260013残念ながら有料版のサマリーを見ないとウィーンに各項目でのポイントはわかりませんので、ウィーンで大幅に下落した項目が判別できないのが残念。

ただ、概要版でも、ヨーロッパやカナダの都市がランクを下げた要因として、“Covid-19第2波で、医療機関への負担が大きくなったことが原因と考えられます”とコメントされているので、医療崩壊が一つの下げ要因になっているようです。

ランキングを大幅に上げた都市は、アメリカ・ハワイ州の州都ホノルルで、46位から14位になっています。これは、早い段階で規制を緩和したことが要因になっているようです。

逆に下位の都市はランキングに大きな変化はありません。いわゆる文化都市ほど、Covid-19感染拡大の影響を強く植えたという、何とも皮肉な結果になりました。

せて、世界ランキングがお好きな日本。最近ではマスゴミと揶揄されることが多い、メディアの皆さまは、大坂や東京が高評価を得たことを、ちゃんと発表するのでしょうか。

オリンピック中止を訴えているグループにとっては、正直、都合の悪いニュースのような気もしますが‥

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