名菓「猫の舌」
Adventっも2週に入りました。さて、今日は「お菓子の話題」です。かつての宮廷文化の影響もあり、ウィーンには多種多様なお菓子が販売されているのは、Feriが申し上げるまでもなく、皆さま、ご存じのとおり。
今日、ご紹介するのはウィーンの名店DEMELで見かけた「LES LANGUES DE CHAT」(ラング・ド・シャ、フランス語)。
パッケージの写真には可愛らしい猫が赤い舌を出していますが(イラストかも知れません。写真でもPhotoshopで加工しているようですが‥)、ドイツ語圏では「Katzenzunge」(猫の舌)と呼ばれることが多い商品。
オリジナルの名称からもわかるように、フランスの伝統的なお菓子。小麦粉を使ったお菓子(焼き菓子)ですが、サブレなどと異なり、ざらついた食感が特徴。
ちなみにフランス語でも「猫の舌」という意味(langue:舌、de:冠詞、chat:猫)。こういった洒落た名前がついたのは、「形状と食感」からきたようです。
DEMELで販売されているものは、オリジナルよりも細長いのが特徴。ある意味、食べやすいかもしれません。そしてポイントは表面がチョコレートでコートしてあること。
また、DEMELでは、ドイツ語圏で一般的な「Katzenzunge」ではなく、オリジナルを尊重しているのか、「LES LANGUES DE CHAT」というフランス語名で販売しています。
ところで、この商品、DEMELが考案したものではなく、発祥については色々な説があるようです。
一つはベルギー、もう一つはオーストリアのKüfferle 社。Feriは専門家ではないので、残念ながら、オリジナルを開発したのが、どなたなのかは存じません。
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