September 24, 2020

「14. Weinwandertag der Stadt Wien」は10月3日・4日に開催

2020092101最初に残念なニュースから。Wiener Opernball 2021 (2021年オペラ座舞踏会、2021年2月11日に開催予定)の中止を政府が決定したことが報道されました。これは新型コロナウイルス感染拡大の影響によるもの。

ただ、オーストリアを代表する文化的行事であるため、政府も慎重に検討したようです。また、劇場側の経済的損失は政府が補償する案も検討されているもようです。オペラ座舞踏会は、湾岸戦争が発生した1991年にも中止されたことがあります。

なお、毎年、開催される職業団体による舞踏会の中には、既に中止が決まったものもあります。

さて、今日はウィーン秋の定番行事「ワインハイキングの話題」をお届けしましょう。

例年、9月下旬に実施されることが多かったWiener Weinwandertag(ワインハイキング)ですが、第14回となる今年は、10月3日・4日の両日、開催されることが発表されました。開催時間は両日とも10時から18時まで。

2020092103新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が心配されていましたが、第14回目を迎える今年は、様々な対策を施した上での実施となったものです。
コースは、以下の4つ。

-16区:Ottakring(4.5km)

-19区:Neustift am Walde-Nussdorf間(10.8km)

-21区:Strebersdorf-Stammersdorf間(9.6km)

2020092104-23区:Mauer(4.6km)

このブログでも何回かお伝えしているように「ワインハイキング」は、ウィーンのブドウ畑に設定されたコースを巡るものです。

十分なスペースがあるハイキングルートなので、ソーシャルディスタンスの確保も比較的容易です。

2020092105しかし、今回、開催に当たって「安全なワインハイキング」を実施するため、ウィーン医科大学の衛生専門家によるアドバイスを得て、包括的な対策が立てられています。

何しろ翌週がウィーン市議会議員選挙。ここでパンデミックが発生したら、選挙結果にも影響が出そうですから‥以下、自粛‥

まず、参加者の集中を避けるため、昨年のような支援プログラムは中止されます。

2020092106以前はスタンプラリーのような企画もありましたが、今回はなくなったようです。要するに純粋な「ワインハイキング」に原点回帰といったところでしょうか。

コースに点在するLabestationen(軽食ステーション)では、「参加者の密」を避けるため、地域の条件に応じて、グリッドとフロアマーキングが設置されます。

また、ワインや軽食を求めるために並ぶ場合、マスクなど、口と鼻を保護する用具の着用が義務づけられます。

確かに以前の写真を見ると、コース上は大丈夫ですが、ステーションやホイリゲは「密」になってしますね。

Weingut Wien Cobenzlは、利用者が最大250名に限定されるほか、新しいホイリゲGenuss am Cobenzlは100名が利用できるスペースが提供されます。

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September 23, 2020

ウィーン市発行のミールバウチャー、その後

2020092210日本では、昨日まで4連休だった方も多いと思います。「敬老の日」と「秋分の日」がつながったため「シルバーウィーク」と言われているそうですが‥

そう言えば、ウィーンも9月は「Monat der SeniorInnen 2020」(高齢者月間)です。60歳以上の方を対象に様々なプログラムが組まれています。

9月も中旬を過ぎるとウィーンも晩秋といった雰囲気になります。夏は人気を集めた屋外の市営プールも先週末で今シーズンの営業を終了。

今シーズンは新型コロナウイルス渦のため、大規模な入場制限がかかった関係で、利用者数は約120万人だったそうです。ちなみに2019年は250万人でしたから、半減です。

最も昨年は猛暑だったことで利用者が増えた訳ですが‥なお、屋内プールは、感染拡大防止対策を取った上で、21日から営業を開始しました。

2020092120さて、今日はロックダウンに協力してくれた住民へのプレゼントとしてウィーン市が提供した「ミールバウチャー(Wiener Gastro-Gutscheine)の後日談」をお届けしましょう。

このブログでもお伝えしたようにロックダウン解除後、2020年6月、94万世帯にWiener Gastro-Gutscheineが送付されました。

20200625061世帯50Euro(単身世帯は25Euro)のバウチャーが送付されましたが、総予算は3900万Euro。バウチャーの発行や送付といった実務はWien Holding GmbHが担当しました。

Michael Ludwig市長は、9月20日、記者会見の席上、送付したバウチャーの約3分の2に当たる61万1000枚以上が利用されたと発表しました。

このプログラムには約3700軒のレストランやカフェが参加しており、合計2300万Euroがお客さまによって使われたそうです。

2020092211Michael Ludwig市長とWalter Ruckウィーン商工会議所会頭は、記者会見で“数字が物語っているように、この施策はレストランやカフェの支援、特に雇用の持に大きく貢献した”と自画自賛しています。何しろ批判も多かった施策ですから‥

ウィーンの外食産業ですが、年間14億3000万Euroの売り上げがある「ウィーン市でも重要な産業」。6万人以上の従業員が働いています。

なお、当初、盗難の多発などが報道されていましたが、最終的に発行枚数の2%に当たる19000枚が再発行されました。

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August 23, 2020

ブルストスタンドがオーガニック認証を取得

2020082201今日は「ウィーンの街角で見かけるWürstelstandの話題」をお届けしましょう。

「Würstelstand」というといわゆるジャンクフードを販売している屋台という印象が強いと思います。実際、Feriも時々、この手のジャンクフードが無性に食べたくなることがあります。

日本だと屋台の雰囲気に近いのですが、こちらの場合、歩道上に許可を得て常設しているところが大きな違いでしょうか。日本の「立ち食いそば」に近いイメージかもしれません。

最近、ウィーンでWürstelstandに関する興味深いニュースがありました。

2020082203JosefstadtのWürstelstand(StrozzigasseとPfeilgassの角にあるお店、住所はPfeilgasse 1080 Wien)が、「Natürlich gut essen」の認証を受けたというものです。

「Natürlich gut essen」は、単に「味が良い、おいしい」というだけではなく、有機栽培・飼育、原産地指定など、使用する食材について様々な規定があります。

今回、この規定をクリアしてウィーンのWürstelstandとして初めて「Natürlich gut essen」の認証を獲得しました。

2020082204提供しているKäsekrainer、Bratwürstel、Waldviertler、LammwürstelはいずれもWaldviertelで有機生産されたものです。

また、自家製ポテトチップス(Erdäpfel-Rohscheiben)も販売しています。これ、生のジャガイモをスライスして油で揚げたもの。揚げたては美味しいです。

もちろんWürstelstandでは定番のホットドッグ系もしっかりメニューに掲載されています。

また、ブロートやピクルスなども有機栽培の材料を使っています。さらにスタンドですから、通常は飲料を販売する際、缶やペットボトル入りのものが提供されますが、ここでは一切使用していません。という訳でBierは瓶入りです。

2020082202当たり前ですが、有機栽培・飼育の材料を使うと値段が高くなります。ちなみに、ここのスタンドではBiowürstelは約5Euro(一般的なスタンドでは3.5Euro程度)です。そのため、学生さんには、敷居が高いかもしれません。

共同経営者のStefan SenglさんはORFのインタビューに答えて、“夜中の3時でも、自分が食べるブルストに何が入っているのか気になる人もいます。また、エコロジーに関心の高い人もいます”と述べています。

Josefstadtは富裕層が多いエリアなので、「意識が高い住民」がお客さまと言うことでしょう。

ちなみに扱っている食材に有機栽培・生産のものがどの程度、含まれているかによってランキングが決まるようになっています。

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August 16, 2020

カットしたスイカ

2020081404こちらでは8月16日は「Mariä Himmelfahrt」(聖母の被昇天)でお休みです。今年は日曜日と重なりましたが、こちらは「振替休日」という制度がないため、お休みが1日減った勘定になります。

ウィーンなどは、まだまだ暑い日が続きますが、山間部では「Mariä Himmelfahrt」が夏の終わりを告げる祝日。バカンスのお客さまの都会に引き上げ始め、徐々にではありますが、秋の気配が感じられるようになります。

Feriが大好きな地方の「夏祭り」も、この日までに行われるケースが多いですね。ただ、「夏祭り」も様相が変わっているような気がします。

日本では、夏の果物と言えばペンギンマークのSuicaではなく「西瓜」(Wassermelone)でしょうか。オーストリアでは栽培されていないと思いますが、こちらのスーパーマーケットの店頭でも、夏の時期はスイカを見かけます。

2020081402また、ホテルの朝食にスイカが出てくることもありますね。Feriが子供の頃は、日本でも1個まるごと販売するのが一般的だったような気がします。

今頃の時期、親が買ってきて自宅にあった井戸で冷やしていた記憶があります。

その後、世帯構成の変化などにより、日本ではスカイはカットして販売する方式が主流になってきたような気がします。

そう言えば、最近では、ブロック状にカットしてきれいなプラスチックパッケージに入ったものも販売されていますね。さすが、きめ細かい日本。もっとも、この容器が、レジ袋以上にプラスチックゴミになる訳ですが‥

2020081405日本では熊本や千葉が「西瓜の産地」として知られていますが、ヨーロッパではトルコやイランが多いようです。

品種が違うためなのか、こちらのスイカは大きめです。そのため、通常、果物はまるごと販売することが多いオーストリアでもスイカはカットして販売するケースが多いようです。

カットしてラップでくるんで販売する方式は、日本と同じ。スーパーマーケットの店頭で見かけて、懐かしく思ったことがあります。

2020081403日本では1/4カットが主流のようですが、こちらも基本的には同じ。ただ、時々、ハーフカットも見かけます。

以前、オーバーエスターライヒ州の小さな街にあるBILLAを訪問した際、店頭で特売をしていましたが、“Josefa”という名前がついていました。

これが品種の名称なのでしょうかね。この名前を聞くと、Feriはオペレッタ「白馬亭にて」の女将を連想してしまいます。

また、日本人の感覚からすると標準サイズなのですが、何故か「Mini Wassermelonen」との表示が‥

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August 15, 2020

日本上陸 Salzburger Stiegl

20200811158月7日は“Tag des Bieres”(ビールの日)でしたが、今日は「オーストリアビールの話題」をお届けしましょう。

日本では、ビールは居酒屋なので“とりあえずビール”というフレーズに代表されるように、強いこだわりを持った愛飲家が少ないように感じることがあります。

もちろん、ビールメーカー直営のビアレストランのように「こだわりのビール」を提供することをウリにしているところもありますが‥

2020081112また、日本では税率の高いビールを敬遠して「第3のビール」(ビール風味の発泡アルコール飲料)が伸びているとか‥

このような背景があるためか、割高になりやすい輸入ビールは、残念ながら影が薄い存在です。

当然、オーストリアビールは、ほとんど見かけませんが、今までJenaという会社が孤軍奮闘してZillertal Bier、Edelweiss SNOWFRESH、Gösser Pilsner、Edelweiss Weißbierなどを輸入、販売していました。本当に頭が下がります。

2020081114オーストリアも、日本でワインやビール販売に力を入れており、FOODEX JAPANなどにも積極的に出展しています。

さて、1ヵ月ほど前になりますが、コンビニエンスストアを経営している友人から、“Feriさん、日本でStieglを売り始めたよ”という連絡をもらいました。

2020081116しかも、6月、7月の2ヵ月間限定で、全国に2万店以上展開する某コンビニエンスストアのお取り寄せ商品カタログに掲載されていたというのです。これにはびっくり仰天。

どうやら夏に向けて世界各国のビールを販売する企画だったようです。お値段は税別で1缶270円でした。

今回、日本で輸入を担当したのは埼玉県に本社があるグリーンエージェント株式会社。

2020081117さっそく同社のホームページで確認したところ、2020年4月10日から「Stiegl-Goldbräu」(330ml缶)を日本発売を開始したようです。

Stieglは500年以上の歴史を誇るザルツブルクの醸造所。ザルツブルクやウィーンで召し上がった方も多いと思います。

Stieglも色々な種類のビールを販売していますが、その中で代表的な銘柄でしょうか。後日、有人から写真が送られてきました。

2020081111通常、少数を輸入する場合、ワインなどのように輸入後、日本の輸入元で紙ラベルを貼るケースが多いのですが、写真を見て、ビックリ。何と輸入元も含めて、詳細なデーターが日本語で印字されているではありませんか。

ちなみに写真では切れていますが、右側には中国語らしい文字が‥ということは、アジア向けのスペシャルバージョンで、かつ、専用の缶を用意しているので、ある程度のロットを生産していることでしょう。

なお、同社の説明によると「日本市場向けに開発したビール」となっていますので、味を変えている可能性があります。

アルコール度数は5%、原材料は大麦麦芽とホップ。好き者の友人も個人的に取り寄せて、試飲したそうですが、味以上にきれいな泡が印象的だったと言っていました。

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August 09, 2020

8月7日は“Tag des Bieres”

2020080810最初に音楽関係のニュースから。開催が9月18日に延期されたSommernachtskonzert der Wiener Philharmonike(ウィーンフィル・サマーコンサート)ですが、今年は無観客で開催されることが決まりました。

開催当日は18時から会場となるシェーンブルン宮殿の庭園が閉鎖されます。なお、少数の観客が招待者として招かれるようです。

例によってORFの生中継やライブストリーミング配信が行われます。

指揮はValery Gergievさん、ソリストにはJonas Kaufmannさんが登場する予定です。今年は、「LIEBE」をテーマに、映画音楽、オペラ、オペレッタ、バレエなどのジャンルから曲目が選ばれます。

2020080806さて、今日は🍺「Bierの話題」をお届けしましょう。皆さんは8月の第1金曜日が「International Beer Day」だったのはご存じでしょうか。

発祥の地は、オーストリアではなく、アメリカ。2007年、カリフォルニア州サンタクルーズで開始さました。「友人たちと集まってビールを楽しみ、醸造会社やビールを提供する人など、ビール製造・提供に関わる人たちに感謝をする日」です。

当初は、アメリカ西部の小規模なイベントでしたが、現在は207都市・80ヵ国・6大陸にまたがる世界的な記念日に成長しました。

2020080801オーストリアでは、“Tag des Bieres”に合わせて、Land'schafft Lebenという組織が、ビールに関するトリビアをホームページに公開しています。

なお、オーストリアで人気があるのはLAGER-MÄRZEN系で、54.7%を占めています。

「ビールのつまみに最適」な話題が多数(笑)。

2020080802🍺 気候変動で、家畜飼料飼料がビールの原料に
麦芽には大麦が必要で、大麦には栽培に適した天候が必要。しかし、気候変動はオーストリアの伝統的な夏の大麦麦芽の生育に大きな影響を与えており、現在では冬の大麦の使用が増加傾向にあります。

オーストリアでは冬に収穫される大麦は、主に家畜の飼料として使われていたもの。

春に収穫される大麦より、約半年前に栽培されるため、湿度の高い時期を利用でき、干ばつや暑さの影響を受けにくいという大きな利点があるそうです。

 🍺 ホップと大麻
ホップは大麻と同じく大麻科に属します。しかし、大麻と異なり、ホップには麻薬成分テトラヒドロカンナビノール(THC、向精神薬)は含まれていません。

一方、ホップにはカンナビノイドの一つであるカンナビジオール(CBD)が含まれています。ただ、CDBには中毒性がないため、多くの国で、規制対象から外しています。

2020080804🍺 1人当たりのビール消費量は世界第2位
意外に思われるかもしれませんが、オーストリアの1人当たりのビール消費量は年間107リットルで、世界第2位です。

ちなみに1人当たりのビール消費量チャンピオンはチェコで。141リットルです。しかし、ビール大国と思われているドイツ(102リットル)を抑えての「堂々の2位」です。

2020080805なお、オーストリアでは1人当たりの消費量が最も多かったのは1990年(121リットル)で、それ以降は109~107リットルで推移しています。気になる日本は40リットルほど。オーストリアの半分以下です。

ところで、これは「1人当たりの消費量」で、国全体になると人口の多い中国がトップです。

🍺 「Tschechern」という言葉はチェコ由来ではありません
オーストリア(主に東部)では、“日常的にアルコールを沢山飲む人”(いわゆる“飲んべえ”)を「Tschechern」(チェコ人)と表現することがあります。ヘイトと騒がれそうですが‥

実は、「Tschechern」は、チェコ人のビール消費量の多さを揶揄して、チェコから生まれたものではありません。

実は「飲む」(Trinken)という意味のヘブライ語「ショカール」(Schochar)に由来しています。

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July 10, 2020

「2020 Ottakringer Bierfest」開催中

2020070802最初にホテル建設のニュースから。マンダリンオリエンタルが2023年、ウィーンに開業することが発表されました。場所は旧市街のRiemergasse 7。

Alfred Kellerが設計したユーゲント・シュティール様式の旧商業裁判所をリニューアルするもので、151の客室、17のアパートメントとを備えた高級ホテルに生まれ変わります。レストランなどの他、プールやフィットネスセンターを備えた大規模なスパ、宴会場や会議場も計画されています。

当たり前ですが、この時期の発表なので、ウィーン市および観光局は大歓迎です。

さて、今日は、昨日に続いてイベント関連の話題をお届けしましょう。今日は「2020 Ottakringer Bierfest」です。

例年、Ottakringerでは「Ottakringer Braukulturwochen」というイベントを実施していました。ちなみに2019年は6月27日から8月28日まで開催され、は60000人を超えるお客さまで賑わいました。

2020070801しかし、今年は参加者の密集を避けるため運営方法を改め、「Ottakringer Bierfest」という名称で開催されることになりました。

同社が“これまでで最高のビアフェスティバル”と豪語する「Ottakringer Bierfest」。会場は16区にある同社醸造所で、出来たてのOttakringer Pils、Ottakringer Helles、Ottakringer Gold Fassl Spezial、Ottakringer Bio-Purなど、同社の全製品を楽しむことができます。

当たり前ですが、Bierにあった各種料理も提供されます。早い話が日本でもおなじみの「ビアガルテン」が醸造所内の広場で開催される訳です。

2020070805開催期間は7月2日から9月4日までの火曜日から土曜日(日曜日・月曜日は休業)、営業時間は16時から24時まで。

最近、日本でも感染拡大防止策の一環としてキャッシュレス志向が強くなっているという話を耳にしましたが、「Ottakringer Bierfest」もキャッシュレス決済が可能です。

「密」を防ぐため、最大入場者数は500名に制限され、入口でテーブルを指示されます。もちろん、テーブルの事前予約もインターネット経由で可能(2名様以上)。

2020070804Bierとお食事は、いずれもセルフサービスで、お客さまがカウンターまで買いに行くパターンですが、感染拡大防止のため、日本でもおなじみとなったソーシャルディスタンスを確保するマークが地面に描かれています。

ただ、さすがにOttakringer。そのマークが写真のようにビアケースを模したものになっています。こういう企画、Feriは好きです。

入口には消毒用アルコールディスペンサーが設置され、お客さまが帰った後、テーブルはアルコールで消毒されます。

会場内には小さなステージもあり、小規模なバンドによる演奏も行われます。何しろ音楽のないBierfestは考えられません。

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July 04, 2020

ホイリゲランキング Falstaff Heurigen Trophy

20200703107月4日から「新しい生活様式」に基づいた「Film Festival 2020 auf dem Wiener Rathausplatz」がスタートします。

すでに会場の準備も整ったようですが、「枡席」のような感じですね。ただ、逆に混雑を気にせず、ゆったりと観賞できるというメリットはありそうです。

人混みが苦手なFeri向きでしょうか‥ただ、さすがに1人ではねぇ‥

さて、今日は、久しぶりに「ホイリゲの話題」をお届けしましょう。

2020070304ホイリゲ文化とワインをこよなく愛するオーストリアの皆さんですが、Falstaff Verlags-Gesellschaft m.b.H.という組織が毎年、「Falstaff Heurigen Trophy」という表彰を行っています。

これは、ファルスタッフのチームが、オーストリア内にある約1500軒のHeurigeやBuschenschankを、利用者の投票も参考に、料理、ワイン、雰囲気、サービスという観点で独自に評価。ランキングしたものです。

専門家による評価だけでなく、利用者の投票(今回は25000件以上)を加味している点が特徴です。

2020070308このブログではお伝えしたことが無かったかもしれませんが、Buschenschank(ブシェンシャンク)はHeurigeと同じく自家製ワインを提供するお店(居酒屋という表現に抵抗があるFeri‥)ですが、提供するお料理も自家製に限定している点が異なります。

実際、Heurigeという名称でも、お料理を自家製に限定しているところもありますが‥

ランキングには470軒が掲載されていますが、得点は100点満点で、要素毎に持ち点が異なっています。

ちなみにEssen(料理)は40ポイント、Wien(ワイン)は30ポイント、Ambiente(雰囲気)は20ポイント、Service(サービス)は10ポイントです。

2020070302そのため、総合点では同点も多数、存在します。また「ブドウの房」(Falstaff Trauben)の数で格付けが表示されています。こちらは4つが最高です(100~95が4つ、94~90が3つ、89~85が2つ、84~80が1つ)。ポイントと連動しているので、目安ですね。

各店舗のページにはピクトグラムを使った案内もありますが、Nur Eigenwein(自家製ワインのみ)という表示も掲載されています。

このピクトグラムも、今までに見たことのないものが多く、細かく見ると楽しそうです(笑)。

さて、今年、ウィーンでトップを獲得したのはHeuriger Wieninger(21区)で、得点は95ポイント。内訳は料理38ポイント、ワイン30ポイント、雰囲気18ポイント、サービス9ポイントです。ちなみに昨年よりもランクアップしました。

2020070307逆に同点ながら昨年の96ポイントから95ポイントにランクダウンしたのがHeuriger Edlmoser(23区)。こちらも好評価ですが、ワンポイント下がったことから、同点ながら次点という位置づけ。

さて、気になるのはFeriが贔屓にしているホイリゲの評価。店名は掲載しませんが、19区の某店は86ポイント(料理34ポイント、ワイン25ポイント、雰囲気18ポイント、サービス9ポイント)でした。

ちなみに昨年も86ポイントで変わらず。家族的な雰囲気で、地元民ご用達なので雰囲気が18ポイントというのはわかる気がします。

ちなみにワンポイントコメントにも「親しみやすく居心地の良い雰囲気」という記述が見られ、Feriと同じ見方をしているこがわかります。ちなみにFalstaff Traubenは2つです。

2020070305そして、Feriの体調を気遣ってくれたおばちゃんがいる16区の某店も86ポイント(料理34ポイント、ワイン25ポイント、雰囲気18ポイント、サービス9ポイント)。

ここはお料理が美味しいので有名ですが、意外に料理のポイント伸びていない気がします。

2020070306また、個人的には、ここのGRÜNER VELTLINERはお気に入りなのでが‥なお、Falstaff Traubenは2つです。

この他、同じく16区でちょっと山に入ったところにある営業期間が短い某店もお気に入りの1つ。

こちらは87ポイント(料理35ポイント、ワイン25ポイント、雰囲気18ポイント、サービス9ポイント)でした。ただ、昨年なら総合で1ポイントダウン。

Feriは、ここではお料理を頂いたことはありませんが、伝統的なホイリゲの料理以外おメニューが評価されているようです。

2020070301そして、営業期間が極めて限定されている17区の修道院経営のホイリゲStift St. Peterは、84ポイント(料理33ポイント、ワイン24ポイント、雰囲気18ポイント、サービス9ポイント)でした。

人気が高いので、もっと高評価かと思ったのですが、意外です。なお、ここはブシェンシャンクとして紹介されています。

何しろ料理に使う食材の多くは、修道院の農園で収穫されたものですから‥

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June 29, 2020

ウィーンのBierとWineこぼれ話

2020062402本当は昨日、日曜日にお届けする予定でしたが、グラーツ歌劇場のプログラムを優先させたため、月曜日にふさわしくない話題ですが、ご了承ください(笑)。今日はFeriが大好きな「お酒にまつわる話題」をお届けしましょう。

ウィーンの代表的なお酒と言えばWeinとWiener Bierでしょう。いずれもウィーン市内で製造されている点がポイント。

このブログでもご紹介したことがありますが、小さなBier醸造所も存在し、手作りの美味しいBierを飲むことができます。これから暑くなってくるとWienも良いですが、炎天下のシャニガルテンで飲むBierも、また格別。

一方、Bierを大量に生産し、出荷しているメーカーもありますが、その一つが16区に工場があるOttakringer Brauerei GmbH

先日、Ottakringer Brauerei GmbHとWiener Landwirtschaftskammer(ウィーン農業会議所)の協力を強化することが発表されましたが、その席で、Michael Ludwig市長は“Bierでウィーンを盛り上げる”と宣言。

2020062401意外と知られていませんが、オッタクリンガーが製造している「Wiener Original」というラガービールで使用している麦芽大麦は、その名にふさわしくウィーン産です。

麦芽大麦はFavoriten、Simmering、Floridsdorf、Donaustadtの各区にある計34の畑(総面積面積105ヘクタール)で栽培され、Stadlauer Malzfabrikでウィーン麦芽に加工された後、オタックリンガーの工場に搬入されてBierになります。

首都でありながら緑が多いウィーンですが、緑地の1/3は、何と農業に使用されています。皆さま、ご存じでしたか? 野菜や小麦などを中心に700以上の農園がありますが、その中でも注目されるのは、ご存じ、ワイン用ブドウ畑の存在。

畑でワイン用ブドウをアトランダムに生産し、それを収穫して生産するWiener Gemischten Satz(ウィーナー・ゲミッシュター・サッツ)は有名ですね。

2020062404話が横道に逸れましたが、今回、オッタクリンガーと農業会議所の協力が強化されたことで、「Wiener Original」(右のBier)は地域の特産品になりました。

原材料の生産拠点から、製造拠点までの輸送ルートが短いことは、CO2の排出削減にも貢献するのは言うまでもありません。

今回、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、世界規模のサプライチェーンが機能しなくなったことで、地産地消という考え方が見直されるようになりました。今回の協力関係強化に際し、農業会議所のFranz Windisch会頭も地産地消の重要性を強調しています。

2020062403一方、オッタクリンガーのブラウマイスター(Braumeister、醸造家)であるTobias Frank氏は、“麦芽はビールの魂である”と述べています。

そして、“良いビールの基本は、常に良い大麦から作られた良い麦芽である。ウィーン産の麦芽を使用しているのは「Wiener Original」だけ。100年以上前の伝統的な製造方法に基づいて醸造されている”と述べています。

なお、「Wiener Original」は濃い琥珀色が印象的なビールです。グーラッシュやブルストなどの肉料理にピッタリ。

オーストリアには各地に美味しいBierがありますが、日本からオーストリアに戻る際、機内でOttakringerを飲むと、“やっとウィーンに帰ってきたな”と感じますね。

🍺 余談ですが、日本の某大手ビールメーカーK社はBraumeisterという商品を発売しています。期間限定で、一般にも発売されることがありますが、通常は飲食店向け。

名前にふさわしく、Feri好みに味。Feriが日本で友人と会う時は、Braumeisterを提供しているビアレストランに足を向けるのは言うまでもありません。ただ、若干、お高いのがネックでしょうか(笑)。

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June 11, 2020

黄昏のCobenzlでピクニックを楽しもう!!

2020061001今日は「手軽なレジャーの話題」をお届けしましょう。自然が豊富な街ウィーン。ウィーンの森やドナウ島などハイキングに最適な場所が沢山あります。

新型コロナウイルス感染防止のためのロックダウンが解除されたのを受けて、6月11日からWeingut Cobenzlとimpacts Cateringが共同で、ピクニックボックス(Picknick-Genussbox)の提供を始めました。

事前に申し込みをしておき、当日、オーストリア料理とワインがセットになったピクニックボックスをimpacts Picknick Hütteで受け取り、ピクニックをお楽しみくださいという趣向です。

ピクニック用の広いスペースも用意されており、Feriが大好きな黄昏時のウィーンを堪能できます。確かにCobenzelの夕日は美しい‥

という訳で、今夏、遠くに出かけなくてもウィーン市内でバカンスを気分を楽しめます。

2020061002Genuss am Cobenzl」のベースとなるのはPicknick-Hütteで、芝生の中で本格的なピクニックを楽しむことができます。

また、ブドウ畑の中にはHeurigen-Garniturenも30箇所、設置されるようです。トイレなども設置されるので、安心してピクニックを楽しめます。何となく毎年、秋に実施しているワイン・ハイキングとイメージが重なります。

なお、「Genuss am Cobenzl」には公共交通機関でもアクセスが可能。HeiligenstadtまたはGrinzingから路線バス38Aで、Cobenzl Parkplatz停留所へ。ここから徒歩で、Höhenstraße/Oberer Reisenbergweg方面へ向かいます。

impacts Picknick Hütteでは、季節のオーストリア料理や各種ワインなどを販売しており、当日の購入も可能です。

なお、事前にインターネット(www.impacts.shop)でピクニックボックスをオーダーすると、テーブル席が予約されるシステムになっています。

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