August 13, 2017

郷土料理「Bauernschmaus」を作ろう!!

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今日は「郷土料理の話題」をお伝えしましょう。

このブログを始めた直後の2005年8月に「Bauernschmaus」(バウワンシュマウス)という料理をご紹介したことがあります。

Feriは、これを親愛の情を込めて「農夫のご馳走」と名付けています(正確には「農家のご馳走」ですが‥)。

オーストリアの田舎で手軽に手に入る材料を使って、地元の皆さまがちょっと贅沢な食事をしよう‥そんなニュアンスが伝わってくる料理です。

主役はSpeck(ベーコン)、Schinken(ハム)、Wurst(ソーセージ)などの豚肉加工品。それにSauerkraut(サワークラウト)、Knödel(クネーデル)、Kartoffel(ジャガイモ)などが一皿に盛り付けられています。この「一皿に盛り付ける」というのが、田舎料理らしいところかもしれません。

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本来、地方の郷土料理ですが、ウィーンのバイスルや、庶民的なレストランなどでもメニューに載っていることがあります。

お値段の割のボリュームがあるので、Feriも、若かった頃は、旅行中に食べていたものです。

さて、以前、日本オーストリア食文化協会の世話役をしている方とお目にかかった際、“Feriさん、日本でも材料選びを間違えなければ「Bauernschmaus」は簡単に作れますよ”というアドバイスを頂きました。

そこで、教えて頂いた方の了解を得たので、「Bauernschmausの簡単な作り方」をご紹介しましょう。

まずは、材料集めから。ベーコンは、こちらではポピュラーな「田舎風皮付きのもの」がベストだそうですが、日本では入手が困難。そこで、一般的なものを「厚切り」で代用します。

ハムに関しては、ロース部分を使った「カスラーリッペン」がベストだそうです。なお、代用品はロース肉のローストポーク。

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July 31, 2017

「Backhendelsalat」はいかが?

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早いもので7月の今日でおしまいですね。オーストリアの夏は短いので、7月から8月中旬までが「夏の音楽祭」がピーク。ただ、今年は「その手の話題」はご提供できないと思います‥

さて、今日は「サラダの話題」をお届けしましょう。

最近、日本のコンビニエンスストアへ行くと、色々なサラダが販売されていて、商品開発力の高さに頭が下がります。

海外で生まれたサラダを日本人の味覚に合うようにアレンジしたものはもちろん、日本独自のアイデアを盛り込んだ商品(ラーメンやパスタ、豆腐が入ったもの)も多いですね。

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暑い時期には、さっぱりしたサラダは人気があるそうです。

その点、こちらは、オーソドックスなサラダが中心なので、変化に乏しいような気がします。

また、単品でオーダーするとFeriにとっては、量が多く、正直、食べきれないケースもあります。という訳で、Feriは先日ご紹介したMenü(定食)に付いてくるサラダ中心です。

そんな中で、時々、単品で頼むサラダがあります。それが「Backhendelsalat(バックヘンデルザラート)」。

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July 29, 2017

Menüのデザート これは「別腹」

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今日は「デザートの話題」をお届けしましょう。

手持ち資金にゆとりがないFeriは、外食する際も、高級なレストランとは無縁です。

アパートで生活している時は、基本的には自炊で食費の削減を心がけていました。とは言っても、夏に地方へ出かけると、昼食と夕食は「外食」に頼らざるを得ません。

最近は食が細くなってしまったので、軽めの食事をとることが増えてきましたが、以前はMenü(今日の定食)をオーダーするのが普通でした。

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理由は「コストパフォーマンス」です。単品で頼むよりも、お値段が安く、色々と楽しむことができます。

当時はウィーンでも外食の際は、Menüをオーダーするのが普通でしたが、Suppeとgrüner Salatが付いているのが一般的。

しかし、地方でMenüを頼むとレストランによっては、上記の2つに加えて、デザートが付いている場合があります。

今日は、そんな「定食のデザート」を、少しご紹介しましょう。

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最近では物価の高騰で、地方でも定食の値段が上がってしまいましたが、以前はMenüの価格が10Euroに設定されている時代がありました。

10Euroの場合、メインディッシュは単品よりも小振りになっていましたが、Suppeとgrüner Salatが付いているので、十分満足できます。

しかも、それに加えてデザートが付いてくるので侮れません。

ちなみに左写真が「Menüの看板」。オーダーして出てきたHauptgerichteが右の写真です。Feriには十分な量です(こちらの人には物足りない量だとは思いますが‥)。

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July 28, 2017

夏はスイカ!!

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今日は「フルーツの話題」をお届けしましょう。

しかし、改めて日本と言う国を見ると、本当に果物の種類が豊富だと思います。もちろん、バナナやパイナップル、キウイ、オレンジのように輸入品が幅をきかせている品種もありますが、その多くは国内で生産されていますよね。

林檎、桃、梨、柿、蜜柑に代表される各種の柑橘類、メロン、西瓜、葡萄など、季節に合わせて、国産の「旬の果物」を食べることができるのは、素晴らしいことだと思います。

さらに、海外品種についても、日本で独自に品種改良を施した結果、オリジナルよりも美味しくなっている例もあります。Feriが好きな洋梨も、その一つかもしれません。

これは、国土が狭い割に、南北に広がっていることが要因になっているような気がします。

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ご存じのようにオーストリアは、元々、緯度が高い上に、国土も狭く、かつ現在は、国土が東西に広がっている関係で、自国で産出される果物は、非常に限られています。

オーストリア産の果物としては、林檎や梨が代表的なものですね。林檎については、需要拡大のキャンペーンを推進していることを、このブログでもご紹介したことがありました。

ただ、陸続きのため、陸上輸送で各国から、各種の農産物が入っているため、店頭には色々な果物が並んでいます。

今日、ご紹介するのは日本でも「夏の果物」の代名詞であるスイカ(西瓜)です。電子マネーのSuicaではありません。

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夏のバカンスシーズンにオーストリアを旅行すると、ホテルの朝食でスイカが出てくることがあります。こちらでは、Wassermeloneと言いますが、英語がWatermelonなので、同じニュアンスですね。

ホテルの場合、写真のようにスライスしたものが出てきますが、スーパーマーケットなどに行くと、日本と同じく、半分に割った状態、または四分の一に小分けしたものを販売しています。

やはり大食漢の方が多い、こちらでも1個はハードルが高いのでしょうかね(笑)。

また、入り口の平台に陳列しているところを見ると、やはり季節のオススメなのでしょう。

このスイカですが、その野生種がアフリカ中部の砂漠地帯に分布していることから、おそらくそこが原産地だろうといわれています。

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July 21, 2017

郷土料理“Lungauer Bauerngröstl”

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今日は「郷土料理の話題」をお届けしましょう。

夏は車で地方に旅行することが多かったFeri。当然、三食が外食になります。定番のWiener Schnitzelもいただきますが、正直、飽きてきます(笑)。

また、フルスペックのWiener Schnitzelは食べることができなくなってからは、パスタなどを食べることも増えてきました。

地方に行ってもイタリアに近い地方は、イタリア人の観光客が多いこともあり、ピザ屋さんが必ずあります。ピアは巨大ですが、パスタに関しては、こちらの感覚では量が少なく、今のFeri向きです。

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しかし、時々、その地方の料理を食べてみたくなることがあります。地方で比較的多いのがBauerngröstlと呼ばれる料理です。

このジャンルで有名なのが、“Tiroler gröstl”。チロル地方の家庭で最も親しまれている代表的な郷土料理で、じゃがいも、牛肉、豚肉、玉ねぎ、そしてハーブを混ぜ合わせて炒めた料理です。

「チロル風肉じゃが料理」という人もいますが、日本の肉じゃがとはイメージが違うのは言うまでもありません。

ご参考までに、最後の写真がウィーンで食べたTiroler gröstl。目玉焼きが載っているのがポイントかな‥

さて、今回、ご紹介する“Lungauer Bauerngröstl”も、この親戚と言って良いでしょう。地名が冠されていることからもわかるように、ザルツブルク州にあるLungau地方の郷土料理のようです。

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June 24, 2017

こだわりのベッカライJOSEPH

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今日は「Bäckerei(ベッカライ)の話題」をお伝えしましょう。

ご存じのように、こちらでは食事に欠かせないBrot。それだけに昔から色々なベッカライが街中で営業しています。

最近では、大手のチェーン店が多くなってきましたが、それでも、古くから営業している個人経営のお店も健在です。

ただ、残念なことですが、後継者難などから廃業しているお店も出ているという話を耳にしたことがあります。

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そんな中、大手チェーン店傘下ではなく、新しく開業するお店もあります。Feriの知る範囲では、新しく開業するベッカライは、ある種の「こだわり」を持っているお店が多いような気がします。

今日、ご紹介するお店も、そんな「こだわり」を持っているようです。お店は家賃が高そうな旧市街のAmhof広場にほど近いNaglergasseにあります。

屋号は「JOSEPH」と言いますが、看板には「Brot vom Pheinsten」と書かれています。

最大の「こだわり」は、「NATÜRLICH HABEN WIR EINE PHILOSOPHIE: NATÜRLICHKEIT」というキャッチフレーズに象徴されているように、オーストリア自慢の自然素材をふんだんに使っていることです。

また、手作りにこだわっている点も特長。そのため、商品名も「BIO JOSEPH BROT」のようにBIOが付けられています。素材や製法にこだわっているため、商品のお値段も少し高めです。

しかし、冒頭の写真をご覧になるとおわかりのように、時間帯によっては行列ができることも‥ 正直、この行列には驚きました。

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June 03, 2017

Wiener Schnitzelよもやま話(下)

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凝りもせず、今日も一昨日、昨日に続いて「Wiener Schnitzelよもやま話」をお届けしましょう。

恐らくFeriがドイツ語圏で最も多く食べている料理がWiener Schnitzelだと思います。それだけに、色々な経験があります。

まず、Wiener Schnitzel本体は、肉の違いがあるだけで、どこでも、ほぼ同じです。今回、久しぶりにWiener Schnitzelの写真を揃えてみると、お店によって色々な盛り付けがあることがよくわかりました。

また、Wiener Schnitzelの多くは、いわゆる「衣」が波打っているケースが多いのですが、中には日本の豚カツのように、波打っていないものもありますね。

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これは調理方法の違いによるものなのかもしれません。今後、機会があったら日本オーストリア食文化協会の方に、「この違い」うをかがってみたい内容の一つです。

さて、こうやって写真で比べてみると、肉の大きさもさることながら、最も違うのは付け合わせ。

オリジナルは、「付け合わせなし」だったそうで、現在でも伝統的な様式のレストランでは、写真のように「本体」だけがお皿の上に鎮座しているケースもあります。唯一載っているのはレモンくらいでしょうか。

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さらに、定食(Menü)などでは、別にサラダが付いてくる場合もあります。地方に行くと、定食のサラダとは思えない量のものが出てくることも‥

ちなみに定食の場合、単品よりも肉が若干小さいケースもありますが、Tagesspppeなどが付いてくるので、結果としてリーズナブルです。

実際、ウィーンのバイスルなどでも定食として提供されているケースも多いですね。

さて、言葉は悪いですが、肉の量を少なくしてボリューム感を出そうとすると、付け合わせを工夫するのが一番。

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June 02, 2017

Wiener Schnitzelよもやま話(中)

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今日も昨日に続いて「Wiener Schnitzelよもやま話」をお届けしましょう。

Feriが気になっていたのは、いつ頃からWiener Schnitzelという名前が一般的になったのか‥ということです。

日本オーストリア食文化協会の方にうかがったところ、この名前は1902年に出版された「ウィーン市民の料理」という料理本の中で初めて使われたそうです。

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ちなみに、それ以前は、Wiener Schnitzelに当たる料理は「コストレッタ アッラ ミラネーゼ」として紹介されているとか‥100年以上の歴史があるのですね。

ところで、「パン粉をつける料理」の由来も、うかがうことができました。パン粉料理は12世紀頃、東ローマ帝国の首都であったコンスタンティノープル(現在のイスタンブールの前身ですね)で生まれたそうです。

それが、アンダルシアを経由して、イタリアに伝わったと言われています。

当時、イタリアのミラノでは、医者が“金箔が心臓に良い”とい風潮していたそうで、裕福な皆さまは、こぞって料理に金箔を載せて食べていたそうです。

しかし、これが禁止されてしまったため、黄金色に焼かれたパン粉料理が代役として脚光を浴びることになったとか‥お料理の世界も奥が深いですね。

さて、ウィンナ・シュニッツェルには、似たような料理も存在します。

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June 01, 2017

Wiener Schnitzelよもやま話(上)

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今日から6月になりましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

さて6月最初の話題はオーストリアの名物料理「Wiener Schnitzel(ウィンナ・シュニッツェル)のお話」です。ただ、この内容の一部は、日本オーストリア食文化協会の世話役をしている方から伺ったもの参考にさせて頂いています。

Feriが始めてオーストリアを含むヨーロッパに行ったのは1978年のことでした。当初、ヨーロッパ旅行を何度か経験している先輩と一緒に行く予定で、安心していたのですが、先輩の急病で、急きょ、途中まで1人で旅をすることになりました。

なお、途中から後発の友人と合流することになっていたので、それまでの数日間が、正直、大変でした。

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そこで、病気で休んでいる先輩のところを訪問し、色々と「旅のヒント」をもらったのですが、その際、“ドイツ語圏で食事に困ったら、ウィンナ・シュニッツェルを頼めば大丈夫”というアドバイスをもらいました。

当たり前ですが、それまでFeriはウィンナ・シュニッツェルを食べたことはありません。

という訳で、1人で旅行中はブルストとウィンナ・シュニッツェルでしのいだことも、今となっては懐かしい思い出です。

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ウィンナ・シュニッツェルの良いところは、比較的値段が安いにもかかわらず、肉料理なので、ボリュームもあり、お腹を満たすことができる点でしょうか。

それ以上に、どこで頼んでも、付け合わせ以外は同じ料理が出てくるので、「何が出てくるかわからない」という不安がまったくない点が、初めてのドイツ語圏旅行者には助かりました。

Feriは、フランス方面には余り関心が無いので、詳しくないのですが、日本オーストリア食文化協会の方から、フランス料理にも、ウィンナ・シュニッツェルと似た「Escalopes de veau a la viennoise」(仔牛の薄切りウィーン風)という料理があることを教えて頂きました。

これをしていれば、始めてパリを訪問した時、Feriも困らなかったかもしれません(笑)。

各種のガイドブックにも「オーストリアを代表する料理」であるウィンナ・シュニッツェルについて色々と書かれていると思います。

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May 25, 2017

Gasthausbrauereien(ガストハウス醸造所)

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先日、「Bierの銘柄」についてご紹介しましたが、基本的にはBierの製造販売を専門に行っている会社に関する話題でした。

実は、オーストリアにはGasthausbrauereien(ガストハウス醸造所)と呼ばれる小さな醸造所があります。

この話ですが、Feriは、以前、日本オーストリリア食文化協会の方から、色々と教えて頂いたことで、知りしました。

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このブログでも何回かご紹介していますが、ガストハウスとは、レストランよりも庶民的なお食事処です。地方では宿泊設備を備えたところもあり、Feriも夏の旅行では、よく利用しています。

このガストハウスの中には、自家製のBierを利用するお客さまに提供しているところがあるのです。日本で言うところの「造り酒屋」といった趣でしょうか。

オーストリア全土では、その数、何と100以上あるそうで、これを全部回ることを考えたら、気が遠くなりますね。

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例えば、Feriも実際に行ったことがあり、このブログでも紹介したことのある19区にあるFischerbrau 1. Wiener Gasthof-Bräuerei(詳しくはこちらから)、や、14区のMedl-Bräu 1. Penzinger Gasthofbrauerei(詳しくはこちらから)も、このカテゴリーです。

ガストホフ醸造所の特長は、自店内で消費するBierを自家醸造しているという点です。Bierは、比較的小規模な設備でも製造が可能なので、このような形態が生まれたようです。

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