February 22, 2021

ユニークな格闘技「Ranggeln」

2021020607今日は「スポーツの話題」をお届けしましょう。

オーストリアでは、Covid-19感染拡大を受けて、選手同士が接触するスポーツは禁止されるなど、スポーツの世界にも色々な影響が出ています。

接触を伴わないアルペンやノルディックといったスキー競技については、今シーズンも開催されていますが‥

さて、以前、昼食時にORF2テレビを付けていたら、興味深い映像を目にしました。大きな競技場のグラウンドに、相撲の土俵のようなリングが設けられており、その中で、選手同士がレスリングのような競技をしている場面でした。

2021020609また、観客席で観戦するお客さまも紹介されていたのですが、熱心に選手を応援する傍ら、競技中に飲食をしているのです。

しかも、食事の方は本格的。まな板にサラミなどを載せて、傍らにはバスケットに入ったブロートが‥

客席は通常のスタンドですが、その行為はまるで「相撲の桟敷席」を思わせるもので、正直、ビックリしました。

実際、広い競技場のグラウンドで、複数の試合が同時並行的に行われているので、観客席からは、その様子はよくわからないのではないか…と心配になりました。しかし、映像を見るかがり、客席も非常に盛り上がっていました。

2021020610Feriは、この番組を見ようと思っていた訳ではないので、細かいチェックはできず‥手持ちのデジタルカメラで数コマ撮影してお終い‥冒頭の写真3枚が、その番組のものです。

そのまま放置していました。その後、たまたま友人から“「スイス相撲」と呼ばれる競技がスイスで行われているという日本のテレビ番組を見た”というメールをもらい、ふと、ORF2で観た「謎の競技」を思い出しました。そこで、ちょっと調べてみました。

2021020603オーストリアで行われている競技の名称は「Ranggeln」であることがわかりました。主にチロル、ザルツブルク、ケルンテンなどのアルプス地方で開催されているレスリングに似た競技です。

Salzburger Rangglerverband(ザルツブルクランゲルン協会)によると、約2500年前、ヨーロッパの大部分に定住していたケルト人が始めたレスリングに似た古代武道が起源だそうです。

当時、騎士道が衰退し、古代武道が形を変えてRanggelnとなり、1800年代頃からアルプス地方でスポーツとして広く普及したようです。 2021020602

ちなみに1518年、最初のRanggeln(Hundstoaranggeln)がザルツブルクPinzgau地方で開催されたという記録が残っています。

ご存じの方も多いと思いますがオーストリアでは「谷ごとに文化がある」と言われるように、アルプスでは地域に独自の文化が発展してきました。そのため、「Ranggeln」も地域によって異なる発展を遂げてきたようです。

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February 05, 2021

子供たちと一緒にウィーンの街を再発見-Grätzl-Rallye-

2021020401ウィーンでは、Covid-19感染拡大で学校での対面授業が中止になるなど、子供たちへの影響も出てきています。

ロックダウンや在宅授業の結果、体育の授業や自転車通学もなくなり、子供たちは運動不足に陥っています。また、諸般の規制によりスポーツの機会も限られています。

2月8日からは、一応、義務教育に関しては制限はあるものの対面授業が再開される予定ですが、色々な制約が伴うことでしょう。

そんな中、新鮮な空気の中、街中を散歩をしながら楽しむというコンセプトのGrätzl-RallyesをMobilitätsagentur Wienが提案しています。

2021020402このラリー(オリエンテーリング)は「Die Stadt & Du」という移動教育プログラムで、小学生を対象に、年齢に応じた方法で、積極的に、安全に、そして気候に優しい方法で街を移動する方法を体験を通じて修得するものです。

ただ、現在は学校単位で課外活動として「Die Stadt & Du」を実施することが難しい状況であるところから、個人や小グループで自主的に取り組み、運動不足を解消してもらおうというのがGrätzl-Rallyesです。

2021020404Grätzl-Rallyes、何かを集めて得点を競い合うフィールドゲーム「スカベンジャーハント」(直訳すると「ガラクタ集め」、欧米では一般的なフィールドゲームです)という手法を採り入れたものです。

ホームページから各区のラリー用ガイドブックがダウンロードできます。

なかなか凝った作りになっており、該当する区内のウォーキングルートをまわりながら、ガイドブックに出ている場所を見つけて、クイズに答えていくことで、地域の理解を深めるという素晴らしい内容です。

2021020405そして、回答もちゃんと用意されており、仮に自分たちで全ての場所を発見できなかった、設問に答えることができなかった場合、この回答(言わば種明かし)を見ることで、理解が深まるという構成です。

実際に自分たちで場所や答えを見つけたあとで、「種明かし」を見ることで、更に理解が深まることでしょう。

しかし、クイズの内容に16区を代表するホイリゲ10ER MARIEが出ているのは、さすがウィーン。

そして、19区版では、このブログでもご紹介したことがあるSetagayaparkもクイズとともに登場。という訳で、今回はラリー用ガイドブックと回答編を合わせてお目にかけることにしました。

Feriの散歩コースも多数、収録されており、ガイドブックの写真を見ただけで、場所が特定できるところも多数。

しかし、さすが奥の深いウィーン、まだ知らない場所も多数、存在しており、正に「ブログネタの宝庫」と言っても過言ではありません(笑)。

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January 30, 2021

ロックダウン下でも好評営業中 Wiener Eistraum

2021012901今日は営業期間の半分(33日間)が経過した「Wiener Eistraumの話題」をお届けしましょう。

Rathausplatzのクリスマスマーケット中止を受けて、急きょ、12月24日から8300平方メートルの会場が全面オープンとなったWiener Eistraumですが、66日間の営業期間の半分が経過しました。

Covid-19感染拡大の影響で、ロックダウン下のオーストリア。当たり前ですが、部屋に閉じこもっていると精神的にも閉塞感が募ります。

このような状況だからこそ、新鮮な空気の中で運動することは非常に大切。ましてやウィーン中心部でスポーツをする機会が非常に減っているだけに、Wiener Eistraumの存在は大きなものになりました。

2021012903このブログでもお伝えしたように、Covid-19感染拡大下での営業であるため、主催者は様々な安全対策を打ち出していますが、現時点では利用者には好意的に受けとめられているようです。

また、主催するStadt wien marketingでは、利用者の協力に感謝の意を表明しています。

今シーズンは、リンクを利用できる人数は最大1200名。これは通常年の半分の定員。そのため、午後、夕方、週末は待ち時間が長くなる傾向が出ています。ただ、利用者は電話で事前に状況を確認することができます。

感染拡大対策の目玉は、利用者に貸与されるDistance Marker。利用者は、チケット購入後、名前や電話番号などの登録を行い、Distance Marker(デポジット制10Euro)を受け取ります。

2021012902このDistance Markerは、他の利用者と接近し、2メートルのソーシャルディスタンスを確保できなくなると、光信号、振動、ビープ音で警告します。

ただし、予め登録しておくと同一世帯の家族など警報対象外の人物については、接近しても警報は動作しません。

同時にする接触状況は記録され、後日、感染した場合、トレーサビリティーが可能なシステムです。

Distance Markerを入手して、初めてスケートリンクへの入場が許可されます。

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December 22, 2020

12月24日にオープン「26. Wiener Eistraums」

2020122203RathausplatzのChristkindlmarktが中止になり、意気消沈するウィーンではありません。12月24日から通常よりも前倒ししてRathausplatzで第26回Wiener Eistraumsが開幕します。

“初めて66日間連続でアイススケートを楽しむことができます”さすが、ポジティブ思考のウィーン!! これは今までで最も長い営業期間です。

総面積8300平方メートルのリンク、市庁舎公園を通るロマンチックな周回コース(Romantischen Traumpfade durch den Rathauspark)、そしてユニークなアイステラス「スカイリンク」も営業を開始します。

今シーズンも新鮮な空気の中でスポーツアドベンチャーやクールな体験、健康的なエクササイズなど、様々な楽しみ方ができます。

もちろん新型コロナウイルス感染拡大を受けて、連邦政府の法規制に適合しており、専門家の協力を得た革新的な安全システムが導入されることが発表されました。

12月21日、Michael Ludwig市長は会場を視察した後、現地で新型コロナウイルス感染拡大を受けた対策を発表しました。

2020122202それは「Elektronischen Distance Marker」(電子的距離マーカー)の導入です(市長がクビから下げているデバイス)。

「Elektronischen Distance Marker」はオーストリアの企業D-Ariaが開発したCDM(Community Distance Marker)で、ウィーンの主要イベントで初めて採用されました。
この装置は、人々がソーシャルディスタンスを維持するのを助けると同時に、接触のトレースが可能なように設計されています。

CDMはWiener Eistraums入場時に配布され、他の利用者とソーシャルディスタンス(2メートル)が確保されていない場合に、光信号や振動、ビープ音などで警告を発します。また、記録されたデーターは、接触状況のトレースすることができます。

本システムの導入に伴い、今シーズンは、利用する際のルールが以下のように変更されます。また、インターネット経由でのチケット販売も中止されました。

2020122204-Wiener Eistraumsの利用にはCDMが必要です。
-利用者はチケット購入の際、CDMを借ります(デポジット料金10Euro)
-受付はCDMと引き換えになります。
-CDMごとに個人情報の登録が必要です。
-登録時、家族などは、グループ内でアラーム機能がミュートされるように、グループ定義が可能です。
-パーソナライズされたCDMを使用することで、ゲートが開き、リンクに入ることができます。
-グループ設定以外の利用者が所定の最低距離(2メートル)を下回ると、CDMはビープ音、ライトアップ、バイブレーションを発します。
-利用者が会場内で7.5分以上、2メートル未満の距離で接触した場合、CDMに記録され、28日間保存されます(グループ設定者は除く)。
-CDMは距離測定のみに使用され、トラッキングはできません。
-統計などの評価はせず、当局が緊急時に連絡する場合のみ使用されます。
-利用後、CDMをエリア外のレジストレーションデスクで返却するとデポジット料金10Euroが返金されます。

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July 27, 2020

ウィーンのアスレチックパークで健康増進

2020072707オーストリアでは、St.Wolfgang Seeでのクラスター発生が、大きな衝撃を与えています。

夏のバカンスを前に、オーストリア内の観光地が安全であることをアピールしようと考えていた矢先、St.Wolfgang、St.Gilgen、Riedという複数の街でのクラスターが発生。現在、53名の感染者が確認されているそうです。

これで、EU圏内から、オーストリアのリゾートエリアに来るお客さまが減ってしまう可能性があります。

2020072701今日は「ウィーンの公設アスレチックパークの話題」をお届けしましょう。

ウィーンは公設の公園が多い街ですが、子供さん用の遊具に加えてアスレチック施設を備えた「Wiener Motorikpark」という公園もあります。

2020072704いずれも屋外の施設で、利用者の年齢に合わせた施設があり、子供から大人まで、自分のペースに合わせて各種エクササイズを行うことができます。

しかも利用料金は無料です。また、水飲み場も設置されています。両施設とも愛犬の入場は禁止されています。

○Motorikpark in der Donaustadt
Donaustadt(22区)にあるアスレチックパークで、敷地面積は21000平方メートル。

2020072702ウィンドサーフィン・シミュレーター、バランス・ワークショップ、ネット・クライミング、ランニング用パラレルスラローム、ハードルコース、トランポリンなど23種類の施設に、100台以上のアスレチック機器が設置されています。

ここには700メートルのランニングコースや小さな子供さん向けの水遊び場も併設されています。さらに駐車場も併設されています。

2020072706先日、ご紹介したウィーン市提供の航空写真にもMotorikpark in der Donaustadtがありましたので、空からの模様をお目にかけましょう。

なかなかゆったりとしたコース配置になっていることがわかります。

○Helmut-Zilk Park(Motorikpark 10)
10区のFavoritner Sonnwendviertelに併設されたMotorikparkで2017年にオープンしました。Hauptbahnhof新設に関連する再開発の一環で生まれた公園です。

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July 23, 2020

幻の「オリンピック・ウィーン大会」、オリンピック雑感

2020072401今日、7月24日は、本来ならばTokyo2020(東京オリンピック)の開会式が行われる日でしたね(閉会式は8月8日だったそうですが)。

東京では1964年に第18回オリンピック大会が開催されましたが、過去、1940年に開始予定だった第12回夏季オリンピックは、戦争のため返上。

その後、1960年と2016年の2回、開催地に立候補したものの、選出されなかったのは、皆さまもご存じのとおりです。

第18回オリンピックの開催都市が決まったのは、1959年5月、西ドイツ・ミュンヘンで行われたIOC総会でした。

この時、立候補していた都市は東京の他、アメリカ合衆国デトロイト、オーストリア・ウィーン、ベルギー・ブリュッセル。得票数は東京が過半数を超える34票を獲得し、1964年のオリンピック開催都市は東京に決まりました。

ちなみにデトロイトが10票、ウィーンが9票、ブリュッセルが5票だったようです。ウィーンにとっては、残念な結果に終わったわけです。

2020072402当時、ウィーンが、どのような計画でオリンピックを開催する予定だったのかを知りたいところですが、「幻に終わった大会」なので、正直なところ、オーストリアとしては「無かったことにしたい話」だろうと思います。 そのため、情報は手に入りませんでした。恐らくプラーター当たりがメイン会場だったことでしょう。

現在、ウィーンマラソンがプラーターを起点として、市庁舎前広場をゴールに開催されていますが、このあたりが参考になりそうです。

ただ、東京の例に漏れず、当時、ウィーンでオリンピックが開催されたら、競技場建設などでウィーンの街も大きく変貌したかもしれません。

ところで、1964年当時、小学生だったFeriは東京・渋谷区に家族で住んでいました。

2020072403国立競技場からは若干、離れていましたが、「オリンピックの開催地」ということで、色々な特典がありました。

その一つは、渋谷区の小学校合同運動会のような行事が国立競技場で開催されたことです。低学年だったので、記憶が定かではありませんが、メイングラウンドに入ったことは覚えています。

そして、10月10日の開会式では、自宅の庭からブルーインパルスが描く「五輪の輪」を生で見ることができました。

学校では、沿道で観戦できるマラソンを課外授業で見に行ったような気がします。

渋谷区には30年以上住んでいましたが、諸般の事情で、その後、別の場所に転居。現在は千葉県某市に実家があります。

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May 30, 2020

ウィーンの公共プールが営業開始

20200530116月を前に経済活動や観光関連事業の再開が活発になってきました。5月29日にはウィーン観光の象徴であるプラーターが営業を再開しました。

戦後、再建された観覧車も再び回り出しました。なお、戦後、再開後、これだけ長期間、プラーターのシンボルである観覧車が止まったことはありませんでした。長期間の営業停止は70年ぶりだそうです。

29日には写真のようにMichael Ludwig市長をはじめ、市議会議長、観光局長などの関係者が集まり、再開をアピールしています。

2020052802さて、5月最後の話題は「ウィーンの公共プール営業開始の話題」です。

ウィーンは東京などに比べると小さな街ですが、市営プールが沢山あります。Michael Ludwig市長が「ウィーンにプールのない夏はない」と宣言し、様々な準備を進めてきました。

そして、5月29日、予定どおり市営プールの営業が始まりました。営業を開始したのは屋外のサマープール17箇所、家族用プール10箇所、屋外施設も併設されているHütteldorf、Brigittenau、Jörgerbadなどです。

2020052806今回、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ウィーン市ではプールの営業開始を前に様々な対策をとっています。

まず、新しい利用ルールの設定です。新しいルールは保健省の指示により主に「集・近・閉」を防ぐことを念頭に置いています。

主な追加ルールは、以下のようになっています。

-入場は10平方メートル当たり1名を基準とする
-スイミングプールの利用は水面6平方メートル当たり1名を基準とする
-施設内では他の利用者との距離は1メートルを確保する(同一世帯を除く)
-スイミングプールでは1~2メートルの最低距離を確保する(水浴場の場合は3~4メートル)
-屋内ではマスクを着用する
-入り口、プール端、プール周辺でとどまってはいけない
-ウォータースライダーやレストランの行列では、一定の間隔を確保する

2020052801子供さんに人気が高いウォータースライダーですが、使用禁止にはなりませんでした。ただし、利用者の間隔を開けるような工夫が行われています。

新しい規制にともなって施設内には、新しいピクトグラムが掲出されるそうです。これはピクトグラムが気になるFeriとしては、是非、見たいのですが、現時点では公表されていません。また、10歳未満の子供さんが利用する場合は、監督する大人の同伴が義務づけられています。

ショッピングセンターのような面積規制(10平方メートルあたり1名)が入るため、ウィーン市によると、通常よりも客数を1/3程度減らすことになるようです。それでも、全ての施設を合計すると4万人ほど利用できるそうです。

最も規模が大きい施設はAlteDonauの中州にあるGänsehäufelで、13075名が利用できます。ここは一般的なスイミングプール以外にも、波のプール、多目的プール、水浴場、ヌーディストビーチなどがあります。

2020052804さらにサッカー場やビーチバレーコートなども備えが複合施設(日本流で言えばスパリゾートですね。右の写真が案内図)です。ただし、サッカーの試合をすることは禁止されているため、ピッチは日光浴エリアとして利用されることになりました。

屋内のプールについては、Floridsdorfは準備の都合で6月16日からオープンとなります。この他、ウィーンの公営プールは温泉施設を兼ねているところも多く、ここにはサウナが開設されていますが、さすがに面積規制に引っかかるため、サウナは利用中止となりました。

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April 13, 2020

Kegelbahn(ケーグルバーン)

20200408001今日、4月14日からオーストリアでは、店舗面積400平方メートル以下の小規模店舗の営業が再開されます。また、シェーンブルン宮殿やアウガルテンなどの大規模公園の閉鎖が解除されました(ただし、入場制限があります)。そして、5月4日には全ての商店、ショッピングモール、美容院の営業も再開されます。

ホテルやレストランの営業再開は5月中旬以降の予定。ただし、オーストリア連邦政府は、公的なイベントの開催は、少なくとも6月下旬以降まで認めない方針です。

ただし、感染拡大を防止するため、マスク着用が義務づけられている他、買い物時にも人との距離を適切に保つように注意喚起がなされています。

さて、今日は「インドアスポーツの話題」をお届けしましょう。

Feriが子供の頃、日本ではボウリングが大流行しました。各地にボウリング場ができて、たいへんな賑わいだったようです。Feriが利用できる年齢になった頃には、ブームも下火になり、ボウリング場も、かなり整理されてしまいました。

20200408004ただ、日本では、今でもボウリングファンは一定数、いらっしゃるようで、他のアミューズメント施設と併合したボウリング場は健在だとか。

ところで、ヨーロッパではボウリングの親戚「ケーゲル」(kegel)というスポーツがあります。この競技施設をKegelbahn(ケーゲルバーン)と呼びます。

実際にはケーゲルの方が、「ボウリングのご先祖」で、ドイツを中心にヨーロッパで普及しています。基本的にはボウリングと同じく、玉でレーン上のピンを倒すのですが、一番の違いはピンの数。

ボウリングは10本ですが、ケーゲルは9本。そのためピンの配置も異なります。ボウリングは正三角形に並べますが、ケーグルは菱形です(コントロールパネルのピン配置をご覧になると違いが一目瞭然)。当然、ボウルが当たった場合の「ピンの動き」も違ってきます。

20200408005また、ケーグルバーンではピンの上部に紐がついており、倒れたピンを戻す際には、この紐を引き上げます。

ボウリングでもプレイヤーがレーンに入ることは禁止されていますが、ケーグルの場合、バーン手前にヒモが張ってあります。

ドイツをはじめとするヨーロッパでは、スポーツ・ケーグルも盛んで毎年、ヨーロッパ選手権も開催されているほどです。最も娯楽として行うケーグルも人気があり、オーストリアでも小さな街にケーグルバーンがあります。Feriも意外な街にあるので、ビックリしたことがあります。

スポーツ・ケーグルは、50球(25球×2回)を約80分で投球するというルールがあり、集中力が要求されるそうです。

20200408003 さて、このブログでも再三、お伝えしているVolksoper前のCaféにも、以前は地下にケーグルバーンがありました。

残念ながらFeriは、ここのケーグルバーンを実際に見たことはありませんが、店内から地下へ続く階段があり、その先にバーン(レーン)があったようです。

たまたま、メニューを撮影した写真が出てきたのですが、そこに同店のケーグルバーンが写っていました。2つのバーンが設置されていたようです。

また、向かって右側にはサロンが併設されているので、ここでくつろぎながら、仲間の試合を楽しむことができるようになっていたようです。営業時間は16時から23時となっていました。

また、予約の電話番号が記載されていたことからわかるように、最盛期は予約をした上での利用が原則だてたのでしょう。しかし、残念ながら、日本のボウリングと同じくブームが去ったようで、ここのケーグルバーンも閉鎖されてしまいました。

20200408002余談ですが、Feriが夏に訪れるLungauの定宿にもケーグルバーンがあったようです。ただ、Feriが訪れるようになってからは、遣っていなかったようです。入り口の扉にケーグルのピンが取り付けられており、それがバーンの存在を物語っています。

以前、このブログでもお伝えしたことがありますが、その昔、友人とザルツカンマーグートを訪問した時、小さな街にケーグルバーンがあり、楽しんだことがありました。

その後、しばらくケーグルバーンを利用することはなかったのですが、ウィーン・ノイシュタット近くに住む友人ご夫婦を訪問した際、ご夫婦を乗せてドライブ中、小さな街でケーグルバーンを発見。友人ご夫婦の提案で、プレイを楽しんだこともあります。

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March 30, 2020

変わったお店シリーズ170「東京レトロ」

202003300012020年3月は新型コロナウイルス蔓延で、世界的に大変な変化が起こった「歴史に残る月」になりそうです。激動の3月、最後の話題は、気分を変えて「変わったお店シリーズ」をお届けしましょう。

日本では、「外国語の屋号」は意外と多いですよね。やはりお客さまにスマートな印象を与えるためでしょうか。

こちらでは、日本ほどではありませんが、時々、外国語の屋号を関したお店を見かけます。飲食店の場合、提供するお料理にちなんだ屋号なので、アジア料理や日本料理の場合、それを連想させる屋号になるのは必然でしょうか。

しかし、物販店の場合、外国語の屋号は、日本よりも少ないような気がします。もちろん、ウィーン市内をくまなくチェックした訳ではありませんので、あくまでもFeriの個人的な印象です。

20200330003

3月上旬、所要があってMariahilfer Straßeに行った時、とあるビルディングの2階に「東京レトロ」なる文字を見つけました。昨年は見かけた記憶がありません。

場所はKirchengasseの交差点近くです。1階には「Intimissimi」というブティックが入っています。その時は、時間がなかったため、気になった2階の「東京レトロ」を訪問することはできませんでした。

窓のディスプレイも含めて、かなり立派な造りなので、後日、訪問しようと考えていた訳ですが、その後、外出制限に加えて、物販店は臨時休業を余儀なくされて、今回はお手上げ。

写真から、予想するしかなかったのですが、記事をまとめるにあたって写真を拡大したところ、店内にはスポーツシューズが展示されていることがわかりました。

20200330004また、窓に貼ってある文字が、いわゆる「外国人が勝手に制作したもの」よりは、書体の洗濯も含めて、体裁が良いので、日本人が関与している可能性があります。

結論を申し上げると、その筋では有名なブランドなので、ご存じの方も多いかもしれませんがアシックスが、過去の東京からインスピレーションを受けデザインにおとしこんだシューズとアパレル「RETORO TOKYO PACK」(レトロトウキョウパック)」」の販売店でした。

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January 16, 2020

1月22日にオープン「Wiener Eistraum 2020」

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今日は「ウィーンの冬の風物詩 Wiener Eistraum 2020」の話題をお届けしましょう。


Christkindlmarkt auf dem Rathausplatzで暫定営業を行っていたEistraumですが、1月22日19時からの本格営業開始に向けて工事が急ピッチで進められています。ちなみに、Wiener Eistraumは1996年から始まった行事で、今年で25周年を迎えます。


市庁舎に向かって左側の周回コースについては、すでに完成していますので、工事の中心となっているのは広場内のアリーナです。


先日、所用の帰りにRathausplatzに立ち寄ったところ、立ち入り禁止でしたが、工事の様子を見ることができました。


20200116001昨年、スカイリンクという名称で一段高いリンクが新設されましたが、今年も登場することになりました。地平のリンクとは、120メートルのスロープで結ばれています。


また、スカイリンクの面積は850平方メートルとのこと。スカイリンクの下には、ロッカールームをはじめとするサービス施設が設けられます。


リンク全体の面積は約9000平方メートルで、8つのリンクが設置されます。ちなみに1996年当時は1800平方メートルですから、この25年間で規模が随分大きくなったものです。


20200116002今年も無料の練習用レーンをはじめ、課外活動の一環として学校の生徒さんは無料で使用することができます。恒例のカーリングレーンも開設されます(カーリングレーンの営業は月曜日から金曜日までの17時から22時まで、Webサイトからの予約が必要です)。


なお、ウィーン市の発表によると、昨シーズンは過去最高の78万人のお客さまが来場されました。


オーストリアでは、競技スケートはあまり盛んではないようですが、レジャーとしてのスケートは人気が高く、マイシューズを持っている人も多いようです。


スキーと異なり、シューズがあれば楽しめるため、観光客の皆さまの利用も多いですね。

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