March 25, 2020

これからどうなる?

20200325001東京オリンピック・パラリンピックの延期が正式に決定し、オーストリアでも報道されるようになりました。日本国内の爆発的感染は、ある程度、押さえ込まれているようですが、世界各国が大変なことになっているので、やむを得ないでしょう。

オーストリアのコロナウイルス感染者ですが、3月24日、15時現在、4876名(前日の同時刻は3924名)になりました。以前、高いペースで増加が続いています。

20200324003州別では、ブルゲンラント州84名、ケルンテン州141名、ニーダーエスターライヒ州620名、オーバーエスターライヒ州795名、ザルツブルク州429名、シュタイヤマルク州558名、チロル州1253名、フォアアールベルク州379名、ウィーン617名となっています。

また、オーストリア全土の死亡者数は28名です。

感染者発生の分布状況を見ると、やはり人の交流が多い国境に接したエリア(特にイタリア国境)が多いようです。逆に、早期に国境を閉鎖した国に接するエリアは、比較的少ないようです。

また、心配されていた医療関係者への感染ですが、ウィーンの中心的な総合病院であるAllgemeinen Krankenhaus(AKH)で、新たに医師6名、看護師9名、職員1名の感染が確認されました。

20200324005さて、3月23日、ウィーン市と関係団体は、毎年、6月に実施される「Vienna Pride」の中止を発表しました。

今年は「Regenbogenparade(レインボーパレード)25周年」という記念すべき年だったのですが、コロナウイルスの猛威が治まらないため、中止を決断したようです。ちなみに当初の計画では、「Vienna Pride」は6月1日から14日まで開催される予定でした。

すでに代替え日程が発表されており、2021年6月7日から20日に「Vienna Pride 2021」が開催されます。また、「Vienna Pride」 の中心行事であるRegenbogenparadeは2021年6月19日に実施されます。

このブログでも何回かお伝えしていますが「Vienna Pride」はオーストリア最大のLGBTIQイベントで、世界各国から多くの人が集まります。

20200324004Vienna City Marathonのように4月あたりの実施ならば、この時期に中止の決断はわかるのですが、6月上旬のイベントを「このタイミングで中止する」と言うことは、コロナウイルス感染ピークが、まだ先になるという見方をしているのでしょう。

日本でも、政府の自粛要請(こちらと違ってお願いレベルですが)により、経済活動が停滞しているようですが、こちらは、それどころではありません。

何しろ、実質的な外出禁止令が発動されている訳で、経済は完全に止まってしまったようなものです。

また、日本では一部の専門家が希望者全員の検査を提唱していますが、オーストリアでも同様の要望が出ています。しかし、厚生大臣は、この要望を全面的に拒否し、検査は症状が現れている人に限定する方針を明らかにしました。

20200324002これは「医療崩壊」を防ぐための対策で、同時に「感染の連鎖を断ち切るため、人との接触を極力少なくする対策を徹底することが重要だ」と訴えています。

ところで、日本でも報道されていますが、感染が拡大しているイタリアに中国から大量の防御服、マスクなどの医療物質が送付されましたが、これらの物資はオーストリア経由で搬入されました。

130トンの資材は、オーストリア航空の機材(2機)でウィーン国際空港まで運ばれ、警察と軍が警備する中、民間航空会社の機材でチロルまで搬送。その後、陸路、南チロルへ運ばれ、ここでイタリア当局に引き渡される手はずになっています。

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March 23, 2020

ウィーンらしい支援対策

20200321001東京では例年より5日早く桜の満開宣言が出たそうですが、今年は宴会を伴う花見が禁止されるなど、例年とは様子が変わっているようですね。

皆さまは3連休をいかがお過ごしになりましたでしょうか。トップの写真は友人が送ってくれた東京周辺の桜です。

オーストリアをはじめとするヨーロッパでは、コロナウイルス蔓延がとまりません。一応、オーストリアでは、食料品や医薬品を買うための外出は許可されていますが、何人かが集まって街を歩いていると警察官から厳重注意を受けるそうです。

20200322002しかし、元々、厳寒期でも散歩の好きなウィーン子が、季節が良くなった春先、屋内に留まるのは、非常にストレスを感じると思います。

3月21日、13時現在、ウィーン市の感染者は359名ですが、5名が回復し、退院しています。オーストリア全体の感染者は、21日15時現在、2814名です。

また、イタリアではオーストリアでもファンが多いプラシド・ドミンゴさんが感染し、ご家族とともに「自主隔離」しているというニュースが入ってきました。

さて、このような状況下、ウィーン市でも独自に住民に対する支援を実施しています。

20200322001現在、ウィーン市では24時間体制のホットライン「Wiener Servicehotline 4000-4001」を3月14日に開設しましたが、1週間の着信階数は3200件にのぼりました。

このホットラインでは、コロナウイルスのリスクに晒されている高齢者や持病のある方(いずれも近くに近親者がおらず、サポートが受けられない方)に対する具体的なサポートを行っています。

具体的な活動内容ですが、買い物に出かけることがリスクになる住民に代わり、スタッフが食料品や日用品を配達するといものです。

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March 20, 2020

ウィーン市がコロナウイルス感染者隔離施設を増設

20200319002日本では、今日、3月20日は「春分の日」でお休みですね。金曜日に当たったので、本来は「春の3連休」でお出かけになる方も多かったと思います。オーストリアほどではありませんが、日本もイベントやアミューズメント施設が営業していないので、人出も少ないことでしょう。

しかし、日本は、こちらのように、コロナウイルス蔓延を阻止するため、事実上の「外出禁止令」が発動されなくて良かったですね。

オーストリアのコロナウイルス感染者ですが、3月18日夕方の時点で1646名に増加しています。最も多いのがチロル(382名)で、ウィーンは209名です。

20200319001例年、4月上旬に各劇場が翌シーズンのプログラムを記者会見を開いて発表しますが、今年はコロナウイルス蔓延による非常事態なので、どうなるのでしょうね。

発表延期、インターネットなどによるリリースのみ、テレビによるプレゼンテーションなど代替案も考えられますが、今シーズンのスケジュールがガタガタになってしまったので、その点も気がかりです。内部でも色々ともめていると思います。

また、「Vienna City Marathon」については、主催者から中止の発表がありました。また、事務局スタッフがオフィスに出勤していないため、各種手続きや問い合わせに対する対応に時間を要している模様です。

20200319004ウィーン市では、非常事態を受けて、レオポルトシュタットのMesse Wienに臨時のコロナウイルス感染者隔離施設を開設し、3月17日、Ludwig市長が視察しました。

この施設はMesse Wienのホール15(15000平方メートル)に開設されたもので、ベッド数は880。本格的な医療施設ではないため、軽度または中程度の感染者(経過観察が必要な感染者)を対象としています。

平面図を見ると7つのブロックにベッドが設置されており、中央部には診察室やトイレが設置されているようです。

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March 18, 2020

臨時更新 オーストリア航空全面運行停止

20200318001コロナウイルス対策として、EUは30日間、外国人の入域を禁止することを決定しました。また、入国禁止・移動禁止措置をとる国が世界で増えており、航空需要が激減していることを受けて、世界各国の航空会社が大規模な減便を実施していますが、オーストリア航空は3月18日から28日まで、全便を運休にすることを決定しました。

この結果、同社の日本線(OS51便、OS52便)再開も延期となりました。

期間中の予約済み航空券については、予約クラスに関係なく、無料で予約変更が可能です。

3月29日以降の運航については、具体的な計画が発表されていませんが、同社では、3月29日から4月30日までの予約済み航空券についても、12月31日まで有効期限を延長すると同時に、無料で予約変更に応じる旨を発表しています(搭乗区間の変更は不可)。

EUの各国が、事実上、鎖国状態になっている現状を考えると、やむを得ない措置と言えるでしょう。

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March 17, 2020

3月16日からのオーストリア

20200316013正直「コロナウイルス関連の話題」をお送りするのは気が滅入るのですが、ある意味、歴史的緊急事態なので、記録に残すという意味も含めて、現在の状況をご紹介します。なお、週末も感染者が増え続け、16日の朝、956名になりました(6名は回復)。

2枚目のグラフを見るとわかりますが、先週、感染者が急増したことが解ります。

感染者の増加を受けて、先週末、オーストリア政府は「コロナウイルスの蔓延」を阻止するため、新しい規制を発表し、16日から実行に移されました。その、詳細な内容が整理できたので、ご紹介します。

トップの写真はウィーン市のホームページですが、政府の方針を受けて、ご覧のように従来とは全くデザインが異なるコロナウイルス対策バージョンに改められました。

原則として、外出が禁止されており、例外は「延期できない専門家の業務」、「食料品をはじめとする生活物資」などです。なお、家族での散歩も例外事項です。

20200316016○商業施設
-スーパーマーケット:通常どおり、営業しています。-ドラッグストア:通常どおり営業しています。
-マーケット:ウィーンには食料品を販売する「市」が各地で開かれていますが、市場は開かれています。ただし、フリーマーケットは閉鎖されています。
-パン屋と肉屋:スーパーマーケットと同じく通常どおり営業中です。
-ペットショップ:ペットの餌については、通常どおり販売されています。
-携帯電話ショップ:円滑なコミュニケーションを維持するため、通常どおり営業中です。
-タバコ屋:通常どおり営業しており、タバコをはじめ、新聞、駐車券、市内交通のチケットなどが購入できます。
-清掃会社:通常どおり活動しており、ゴミ回収などが滞ることはありません。
-ガスステーション:通常どおり営業しており、自動車燃料の供給が滞ることはありません。
-ショッピングセンター:複合型のショッピングセンターでは、食料品を扱うスーパーマーケットのみ営業が行われています。
-緊急対応業種:電気修理技士と煙突掃除職人は通常どおり活動しています。ただ、自動車修理工場は閉鎖。建設現場の作業も制限されています。
-美容室:営業休止中です。
-ホームセンター:日曜大工用品などを扱う店舗は営業休止中です。
-ファッションブティック:営業休止中です。ただし、インターネットショッピングは可能です。
-書店:営業休止中です。ただし、一部の書店では配達サービスを提供中です。

20200316014○健康関連施設
-病院:原則として訪問禁止です。ただし、救急や緩和ケア、出産などは例外ですが、病院に入る前に健康診断が実施されます。
-かかりつけ医:開業していますが、患者さんは電話で登録する必要があります。
-リハビリテーション・保険センター:現在、開館していますが、新しい利用者の受け入れは行っていません。
-メディカルストア:歩行器をはじめ、福祉用具を販売するメディカルストアは通常どおり、営業中です。

○公共機関
-役所:通常の市民サービスは継続されますが、電話またはオンラインでの利用を推奨しています。
-税務署・職安:一部で業務を行っていますが、利用前に電話相談を推奨しています。
-裁判所:裁判は4月13日まで延期されました。

○サービス関連施設
-レストラン・カフェ・バー・スナック:17日から改めて通知があるまで終日、休業です。なお、料理のデリバリーは継続されます。この他、ホテル内のレストランについては営業が継続されますが、利用は宿泊客に限定されます。
-フィットネスクラブ:営業休止中です。
-歌劇場・劇場・映画館・博物館:改めて通知があるまで閉館中です。
-温泉:閉館中です。
-図書館:閉館中です。
-公園:インスブルックなど一部で閉鎖されているところがあります。
-ホテル:チロルでは当局の指示で閉鎖されています。他の地域では、現時点では、閉鎖されていません。ただ、業界団体が法令による閉鎖命令を望んでいるという話もあります。

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March 14, 2020

コロナウイルス感染拡大対策続報

20200313004オーストリア保健省の発表によると、3月12日、コロナウイルスによる最初の死者がウィーンで確認されました。亡くなったのは、持病を持つイタリアからの帰国者(69歳、男性)です。ただ、死因はコロナウイルスによる肺炎ではなく、持病が悪化しての多臓器不全がそうです。

これを受けて、ウィーン市では地域病院への訪問は、急患と緊急手術が必要な患者以外、全面的に禁止されました。これは各国で問題になっている医療崩壊を防ぐための措置です。
3月13日、8時00分現在、オーストリアの感染者は422名(6名は回復)です。

連邦政府の命令や要請により、様々な制約が出ています。まず、16日から教会のミサが中止されます。洗礼式や結婚式は禁止されませんが、政府では信徒に延期を要請しています。

屋外は500名以上、屋内は100名以上が集まる行事は4月3日まで全面禁止。屋内の場合、会場の広さに関わりなく、参加人数が制限対象です。

Salzburg、Vorarlberg、Tirolのスキーリゾートは、今シーズンの営業を終了しました。

そして、13日の午後、オーストリア政府は16日からの新しい規制を発表しました。基本的な考え方は、高齢者や病弱な人をコロナウイルスから守ることです。

まず、16日から店舗が閉鎖されます。例外は、食料品店、薬局、ドラッグストア、郵便局、銀行、ガソリンスタンド、タバコ屋、動物飼料販売店、医療製品・医療機器販売店などです。

飲食店(レストラン、バー、カフェーなど)については、15時までの営業となります。

ホテルと料理デリバリーサービスも営業が許可されています。この結果、夜間営業が主体のバー、ディスコ、ナイトクラブなどは完全に閉鎖されます。ホイリゲは16時開店のところが多いため、営業中止のところが増えると思います。なお、現時点では休業期間は1週間が予定です。

20200313003コロナウイルスの影響を強く受けているチロルの2地域については、ドイツ政府の決定により、2週間隔離されます。このエリアにはIschgl、Galtür 、St. Anton am Arlbergなどが含まれています。住民とオーストリアの旅行者については、検疫の対象となります。

現在、このエリアにいる外国人については、出国は可能ですが、迅速に出身国に戻ることが要求されているほか、詳細な個人記録が作成され、出身国に情報提供されます。

学校に関しては、高学年は3月11日から授業が中止され、3月16日から自宅待機。当初、小学校と幼稚園の休校・休園も発表されましたが、その後、撤回。最終的に小学校では授業は行わず、学童保育に切り替えることになったようです。

こちらでも働いている親御さんも多く、14歳未満の子供を自宅においておけないためです。高齢者の感染リスクが高まっているため、祖父母へ預けることは推奨していません。

14歳未満の子供を持つ親は3週間の特別休暇が取得できることになりましたが、特別休暇付与の判断は雇用主に委ねられています。特別休暇を与えた場合、州政府から賃金の1/3が補助されます。

一般的な企業については、活動は規制されませんが、政府はテレワークを推奨しています。

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March 13, 2020

オール電化住宅

20200309002「コロナウィルス関連の話題」が続きましたが、オーストリアでも政府から11日から学校閉鎖が発表されました。再開時期を含めた詳細は、後日、発表になる予定です。

ところで、アメリカ合衆国がヨーロッパ渡航を30日禁止したため、各国の航空会社は大打撃でしょうね。政府からも外出自粛要請が出ているので、Feriもしばらく引きこもることにしましょう。

という訳で、引きこもる前に取材したネタから今日は「住宅の話題」をお届けします。

ウィーンの中心部は集合住宅中心ですが、周辺部や郊外へ出ると戸建て住宅が増えてきます。やはり戸建て住宅というのは「憧れ」なのでしょうかね。

戸建て住宅でも最近は、アパートと同じく斬新なデザインのものが増えてきました。これも時代の流れなのでしょうね。戸建て住宅の場合、スクェア型が増えているような気がします。

20200309003また、こちらではガス爆発を警戒して、アパートではエネルギーに電気を使うケースが多くなっています。

給湯に関しては、スチーム暖房を使う関係でガス給湯器を使うことが多いですが、先日もご紹介したように調理に関してはコンロ、オーブンともに電気というケースが一般的です。

さて、先日、ウィーン郊外で写真のような住宅を見かけました。最近、新築された住宅のようで、屋根にソーラーパネルを設置しているところから、オール電化住宅の可能性が高いと思います。もちろん寒冷地で悪天候の日も多いので、通常の電力も供給されています。

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March 12, 2020

公演中止決定雑感 追記あり

202003120033月10日、午後に突然、発表された「3月30日まで、各劇場の公演中止決定」には、Feriも正直、驚きました。

というのは、オーストリアでは感染者が206名(3月11日朝の時点、4名は回復して退院)ほどで、特定の場所から感染者が爆発的に広がったという例は報告されていないからです。

なお、「100名以上」というのは、劇場などだけではなく、レストランなどの飲食店も含まれます。ということは、大規模ホイリゲも休業ですね。

日本でもライブハウスから感染が広がった例があるので、閉鎖空間である劇場は非常にリスクが高いことは解ります。ある意味、予防的措置なのかもしれません。

チケットに関してはCulturall経由で購入した方は、発券済みであっても自動的に払い戻し手続きが行われるようです。また、窓口で購入したお客さまは、6月30日まで払い戻しが可能だそうです。

20200312002また、博物館に関しても3月末までの全面閉館が決定しました。さらに参加者500名を越える屋外イベントも中止になりました。大学も閉鎖されていますが、講義はインターネット経由で行われています。約2週間遅れで日本の後を追っている感じがします。

ところで、Volksoperの3月10日公演はミュージカル「My Fair Lady」でした。9日も同じ演目でしたので、どの程度、チケットが売れていたかはわかりませんが、ミュージカルは入りが良いので、劇場側としてもショックだったと思います。

30日までには、「Rigoletto」の再演初日(本日、13日)、バレエ「La Piaf」のPremiere(28日、公開ゲネプロは25日)が予定されていましたが、全部キャンセル。

4月以降、Volksoper得意のプログラムの組み替えが行われる可能性があります。Volksoperでは、このような非常時以外でも、人気がある演目は、突然、別の演目と差し替えてしまうことがあります。

20200312001Feriも、かつて数回、経験しました。オペレッタの演目が変わる、ニュージカルがバレエになるなどです。その場合、見たかった公演へ振り替えてくれるようですが、滞在日程が決まっている場合、そんな器用なことは不可能ですよね。

3月中旬以降、Volksoperでは珍しくオペレッタの「Meine Schwester und ich」と「Der Zigeunerbaron」が連続で公演されるようになっていました。更に25日には「Die Fledermaus」も上演される予定だったので、27日までオペレッタ三連ちゃん。

最近では珍しいプログラム構成。いつものFeriだったら、狙っていた日程でしょうが、今年は諸般の事情で、この日程での観賞は当初から計画していませんでした。

問題は4月以降がどうなるか‥という点です。昨日、Volksoperから連絡があり、4月2日まで休演が決まりました。現時点での再開は4月3日の予定です。Volksoperの場合、4月4日から14日まではイースター割引でチケットが発売されています。

そのため、多くの方が割引でチケットを購入している可能性が高いだけに、劇場側としては、何とか公演再開に持ち込みたいと思います。
また、Culturallでは4月分については、現時点では通常どおり販売していますが、これから買う人は躊躇しますよね。

当初のプログラムでは、4月1日がバレエの「La Piaf」なので、ここにPremiereを持ってくるという手もあります。

20200312004ただ、日本でもイベント自粛要請が延長された例を見ると、4月上旬のPremiere再設定は非常にリスキーでしょうね。当初のプログラムでも、6日、17日に「La Piaf」が入っているので、イースター明けの17日当たりにPremiereを再設定して準備を進めるかもしれません。

また、オペレッタファンお待ちかねの「Die lustige Witwe」の再演初日は4月9日。これも微妙な日程。万が一、4月に1週間から2週間、公演中止が指示されると、引っかかる可能性が大。

また、今後、感染の拡大に伴い人の移動が制限されると、客演の出演者が移動できないという問題が出てくるような気もします。一応、仕事上の移動は、現時点では法令での制限がないようですが、出演者が難色を示すケースも考えられると思います。

そうなるとカバーだけでは対応仕切れないケースも‥

いずれにしても劇場側は急な決定だけに、スタッフはてんてこ舞いでしょう。

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March 11, 2020

臨時更新 3月末まで、各劇場の公演中止決定

202003111013月10日、オーストリア政府はコロナウィルス対策の一環として、新しい対策を発表しました。

この中には「3月末まで観客が100名を越える屋内イベントは全て中止」という指示が含まれています。これを受けて、ウィーンでは国立歌劇場、Volksoperを始めTheater der JugendやTheater in der Josefstadt.なども本日(3月10日)からの全公演中止を発表しました。

チケットの払い戻しなどについては、チケットを持っている方に劇場側から直接、連絡が入ることになっていますが、いずれも手数料無料で払い戻しが行われる予定です。

なお、この決定は10日15時であったため、当日、劇場に足を運んでしまったお客さまも多かったと思います。

202003111023月末までにPremiereが実施される演目(3月28日PremiereのVolksoper バレエ「Piaf」など)もありますが、これらは全て中止になりましたので、公演スケジュール変更などが後日、案内されると思われます。

すでにウィーンにお越しになっている皆さまにとっては、大変、ショックだと思います。Feriも自分の経験の中で、政府の指示で一斉に劇場が休演したというのは、今回が初めてです。

なお、対象が「観客100名以上の屋内イベント」なので、大劇場以外の公演も多くが中止になると推察されます。

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March 08, 2020

Neuen Landgut開発プロジェクト

20200307011ハンガリーのブダペストで日本人団体旅行者が、コロナウイルス感染の疑いで隔離されたというニュースがありましたが、オーストリアでは現在、陽性反応が出ている感染者は63名になっています。これを受けて、6日、Sebastian Kurz首相は新しい対策を発表しました。
-イラン、韓国、ミラノ、ボローニャとの直行便運休
-オーストリアとイタリア国境で健康診断実施
-中国、イラン、韓国から入国する場合、非感染証明書の提出
今後、感染拡大が続く場合、更なる対応策が打ち出されると思います。

さて、今日は「再開発プロジェクトの話題」をお届けしましょう。ウィーンでは、アパート・オフィス需要の高まりを受けて、官民を挙げて再開発プロジェクトが進められています。

その中で大きなプロジェクトが、このブログでも再三、取り上げているHauptbahnhof Wien周辺の再開発です。

20200307003駅に隣接した高層ビル群の中には完成し、営業を開始しているものもあります。一方、LaxenburgerStraßeの西エリア(Neuen Landgut)でも新しい街づくりも進められています。

Bahntrasse、Laxenburger Straße、Landgutgasseに囲まれた9ヘクタールのエリア(ÖBB本社の裏手にあたるエリア)で、今回、具体的な計画が公表されました。

現在のHauptbahnhof周辺には、以前、駅や車両基地を含むÖBBの施設がありましたが、Hauptbahnhofの建設に合わせ、車両基地の移転などが行われ、200ヘクタールの土地が生まれました。

20200307002ちなみに、この広さは5区の大きさに匹敵します。つまり、「新しい区」が一つ生まれたようなものです。

その中でもNeuen Landgutは、Hauptbahnhofに近いこともあり、注目されているエリアですが、従来の市街と隣接しているエリアであるため、再開発計画が遅れていました。

現在、Neuen Landgutでは、ウィーン市の資金援助を受けて1500戸のアパートが建設されています。さらに新しい学校や公園、コミュニティホールなども建設されます。

区画整理も行われるため、プロジェクトが完成するとWaldmüllerparkからFavoritenstraßeまで、快適に徒歩で移動できるようになります。

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