October 18, 2019

Tag der Wiederbelebung

201910170112019年も自然災害が多発した日本ですが、9月9日が「救急の日」ということで、各地で様々な行事が行われたと思います。

Feriは、専門家ではないので、詳しくないのですが、10月16日は「Tag der Wiederbelebung」(国際蘇生デー)という日だったようで、ウィーンでも関連した行事が行われています。

最近は、日本でも街中でAEDを設置しているところを数多く見かけるようになりました。AEDは、「異常な拍動を繰り返し、ポンプとしての役割を果たしていない状態の心臓を、電気ショックによって一時静止させることで正常な拍動の再開を促す装置。

20191017013AED使用で、一時静止させられた心臓は、本来は自動的に拍動を再開するそうですが、酸欠などの状態にあると拍動が再開しにくいため、AED使用後、速やかに胸骨圧迫(一般に心臓マッサージといわれるもの)を行う必要があるそうです。

AED使用の有無にかかわらず、心停止に至った場合、なるべく早く心肺蘇生を試みることが、命の維持につながることは間違いありません。

一般の人たちに対して、このような活動を啓蒙するために「Tag der Wiederbelebung」が制定されました。

生活習慣の違いによるためなのか、日本よりもヨーロッパの方が、心臓疾患が多いようで、実際に街中で突然、倒れて死亡する方も多いという話を耳にしたことがあります。

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October 12, 2019

2019年冬ダイヤ WestBahnは列車半減

20191012004日本では、巨大な台風19号の襲来で社会生活が大きく混乱しているようですが、大きな被害が出ないことを祈るばかりです。Feriの実家も台風15号の際には、長時間の停電がありましたが、今回も心配です。

さて、今日はWien-Salzburg間を結ぶ「WestBahnの話題」をお届けしましょう。以前、「同社が所有するダブルデッカー電車がドイツ鉄道(DB)に譲渡され、中国製の新型電車が導入される計画が進んでいる」という話題をお伝えしましたが、新しい情報が入ってきました。

まず、中国製電車導入は、キャンセルされました。しかし、現行のダブルデッカー電車をドイツ鉄道に譲渡する話は継続しており、2019年12月15日の冬ダイヤからWestBahnは運行本数が大幅に削減されることが決まりました。

具体的にはÖBBに対抗して運行が始まったWestblue(Salzburg-St.Pölten-Wien Hbf-Wien Praterstern)が運休となります。そして、現在、WestgreenとなっているSalzburg-St.Pölten-Wien WestBahnhof間だけで運転が継続されます。

20191012002ただ、編成数が減るため、運転間隔もかつての1時間ヘッドになります(ラッシュ時は例外的に30分ヘッドで運転されます)。現在は、WestBahnとWestgreenが相互に30分ヘッドで運転されていますから、利便性は大幅に低下します。

München-Salzburg間については、同社の列車による運行ではなく、Meridianの接続列車を利用します(Salzburgで乗り換えが必要)。

今回の決断に至った背景はÖBBの強力なWestBahn対策(特定条件下での露骨な運賃の値下げ)により、WestBahnの経営が厳しくなったことも背景にあるようです。

さらに現在の4010型・4110型は乗客には好評であるが、メンテナンスコストが高いという問題がありました。更に、ÖBBに対抗するため、低運賃を設定しているため、同社の発表によるとWien-Salzburg間でチケット1枚当たり5Euroの損失が発生しています。

20191012003そのため赤字体質が脱却できず、2019年末までに累積8300万Euroになると言われています。
WestBahnは、国のÖBBに対する優遇策(補助金の交付)が不公正な競争を誘発しているという意見を持っているようです。実際、WestBahnが参入してから、補助金の10%が広告に使われていたそうです。

また、2011年には旅客列車の路線使用料が30%も引き上げられた上に、プラットホームの使用料も追加されました。ただ、プラットホーム使用料については、欧州裁判所で違法という判決が下りましたが、事既に遅し‥ 

公正な競争を促進するためには、EUの監視が必要ですが、思うように進んでいないことにWestBahnの幹部はいらだちを感じているようです。

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October 11, 2019

DESIGN DISTRICT 1010が開催されました

20191011003今日は、先日ウィーンで行われた「デザインに関するイベントの話題」をお届けしましょう。ウィーンでは、様々な展示会やイベントが開催されるのは、皆さまもご存じのとおりです。

今回は「五感でデザインを体験する」というコンセプトで、10月4日から6日までの3日間、HOFBURGを中心に旧市街でデザインに関するイベント「DESIGN DISTRICT 1010」が開催されました。

20191011004「Living & Lifestyle Messe」という副題が付けられているように、今回のイベントでは、インテリアデザイン、ライフスタイル、テクノロジー、アートなど幅広いジャンルが取り上げられたのが特徴。

約200のブランドが出展し、会場は巨大なショールームとなりました。旧市街にある企業のショールームが会場になっているケースも多かったようです。

HOFBURG内では、専門家が参加したフォーラムが開かれ、多彩なスピーカーが登場したようです。こちらは専門家向けの内容ですが、今回のイベントで、もう一つ注目されたのは、旧市街の中にパビリオンを設置し、一般の方も自由に見学できるようになっていた点です。

20191011005ガイディングツアーも開催されていたようですが、フラリと立ち寄って興味のある展示物を見学するのも、もちろんOKです。Feriは専門的な展示内容に関しては、門外漢なので、参加しませんでしたが、旧市街の街中で見かけた展示を、写真でご紹介しましょう。

トップの写真はGrabenで見かけた「自動車のオブジェ」。今回のイベントでは、Mazda Österreichがパートナー企業に名を連ねているため、同社の出展のようでした。

場所柄、人気が高く、この前で、記念写真を撮影している観光客の姿を数多く見かけました。

20191011001次にご紹介するのは、メイン会場となったHOFBURG前のMichaelerplatzに仮設されたブース。

Geberitというスイスに本拠を置く水道機器やサニタリーシステムなどを扱うメーカーです。そこに展示されていたのは、こちらでは、まだ珍しい温水便座。

3つ目にお目にかけるのは、MIONETTOという日本でも販売されているイタリアのスパークリングワインメーカーのブース。

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September 30, 2019

Stephansplatzの有料トイレがオープン

201909290002Feriにとって色々なことがあった9月ですが、今月最後の話題は「Stephansplatzの地下にオープンした有料トイレ」のご紹介です。

このブログでもご紹介しましたが、Wiener Linienでは3ヵ月かけてStephansplatz駅構内のトイレのリニューアル工事をすすめていましたが、このほど完成し、営業を開始しました。

ÖBBの主要駅では「トイレの有料化」により、安全性とサービスレベルの向上を図っていますが、今回も同じ趣旨です。

201909290005有料トイレの運営はSANIFAIRという専門会社に委託されています。さすがにトイレ内の写真を撮影したら、大変なことになってしまうので、今回はWiener Linien提供の公式写真で、新しい設備をご紹介します。

内部の設備が一新されたのはもちろんですが、観光地の写真が壁に描かれているというモダンなデザインです。

201909290003有料なので、洗面センサー付きの給水栓を備えた洗面台、タオルディスペンサーなど設備も充実しています。また、係員が頻繁にメンテナンスをするので、常に清潔な状態が維持されるのも特徴。

この他、体の不自由な方用の多目的トイレと幼児用更衣室も準備されています。

利用方法は入り口にある機械に料金を投入するとゲートが開く仕組みです。料金の支払いは現金以外にも電子マネーなども使用できます。

201909290004また、プレスリリースの写真には、専用のカードも写っていました。

料金は50 Centですが、例によってレシートがクーポンになっています。ただし、全額がクーポンとしてキックバックされるのではなく、今回は30Cent分です。

このあたり、メンテナンスコストを差し引いているのでしょう。このクーポンはパートナー企業で、支払いの際に使用できます。

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September 26, 2019

Wiener Pratersternに新しいレストランが誕生します

201909260002今日は「Wiener Pratersternの話題」をお届けしましょう。

Wiener Pratersternは遊園地が注目されますが、毎日150,000人のお客さまが利用する交通ハブとして重要な役割を担っています。

Michael Ludwig市長はPratersternの魅力を高めるために、付近の禁酒化をはじめとする施策を実施していますが、その一環として、旧警察署の跡にレストラン「yamm!」がオープンすることが発表されました。これは警察署の移転に合わせて行われることになったものです。

201909260001施設は、172平方メートルのGastgarten:(78席)と96席の屋内客室(367平方メートル)で構成されており、子供さん用の遊び場も設けられます。

この他、小さい子供さんの利用を想定して、ベビーカーの駐車スペースも6台分、設けられます。ウィーン市が主体となって建設するため、省エネルギーや廃棄物処理などにも工夫が凝らされているようです。さらに、提供される料理もオーガニック食材を使うことが計画されています。

興味深い取り組みの1つとして、緑化した屋上にミツバチの巣箱が設置されることが発表されました。

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September 24, 2019

新しいWienMobil-Stationenがオープン

201909230006最初に倒産のニュースから‥創業178年のイギリス旅行代理店トーマス・クック・グループは23日、ロンドンの裁判所に破産を申請しました。英民間航空局は、同社が「直ちに営業を停止した」と発表。

イギリス民間航空局は、同社の同社のツアーでイギリスから国外を旅行している15万人以上を無事に帰国させるため、平時で最大規模の帰還作戦「マッターホルン作戦」が開始したそうです。

Feriは、同社のツアーを利用したことはありませんが、同社が発行していたヨーロッパの鉄道時刻表は、その昔、愛用していただけに、ショックですね。

201909230002さて、今日は「ウィーン市内の公共交通にまつわる話題」をお届けしましょう。

このブログでもご紹介したWienMobil-Stationen。2019年2月11日にSimmeringの施設をご紹介しました(詳しくはこちらから)。

WienMobil-Stationenは、今まで、別々の場所に設置されていたパーソナルな公共交通機関関連施設を一箇所にまとめて、利用者の利便性を向上させようというものです。つまり、「パーソナルな公共交通機関の利用を促進するための新しい取り組み」です。

Simmeringでの実用試験結果を踏まえて、Wiener LinienはOttakring(16区)のRichard-Wagner-Platzと、Landstraße(3区)のRochusmarktにWienMobil-Stationenを開設しました。写真はRichard-Wagner-Platzでのオープニングセレモニーの様子。

201909230005ちなみに、Richard-Wagner-Platzは地下鉄駅ではなく、16区の区役所がある場所です。一方、Rochusmarktは地下鉄U3のRochusgasse駅が近くにあります。

Feriは、まだ現場を見ていませんが、Simmeringのテスト運用後、急速に広まったレンタル方式の電動キックスクーター(CircとTierが運営)や電動スクーター(ÖAMTCが運営)もラインナップに加わりました。反面、未確認ですが自転車保管庫などはなくなっているようです。

ウィーン市とWiener Linienの狙いは、大量交通期間である地下鉄駅や路面電車の停留所から、自宅や勤務先までの「ラストマイル」でもパーソナル仕様の公共交通期間を使ってもらい、CO2の排出量を削減しようというもの。

201909230001Wiener Linienによると、平均して年間6000Euro以上の自動車運行にかかるコストが削減できるとしています。
2019年2月の記事でもお伝えしましたが、WienMobil-Stationenで提供されるサービスは、全て同一企業が提供している訳ではなく、複数の会社が提供しています。

それを1箇所のまとめて、一元的にサービスを提供するのがポイントです。会社が異なりますので、各社の利害関係が対立するケースが多く、コーティネイトが大変だと思います。

201909230004Wiener Linienでは、WienMobil-Stationenの利用促進だけではなく、各種情報提供を通じて、公共交通期間の利用促進を図るプロジェクトを展開中です。

これは、スマートフォンのアプリを使って、拠点間移動のルートや、付近のレンタル車両空き状況を案内するものです。

日本では、主に民間会社がルート検索サービスを提供していますが、Wiener Linienが無慮で提供している点がポイントです(通信料は利用者負担ですが‥)。

また、このアプリから、各種パーソナル公共交通期間の空き状況を確認した上で、予約もできるようになっています。

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September 21, 2019

佳子内親王殿下がオーストリアご訪問

201909200002今年は日本オーストリア修好150周年ということで、色々な行事が行われていますが、オーストリア国政府から友好150周年の機会に、佳子内親王殿下を招待したい旨の申出があり、9月15日から19日までウィーンにご滞在されました。

日本でも報道されているとおり、ご滞在中は日本人学校ご訪問、大統領との表敬訪問、シェーンブルン宮殿、美術史博物館のご訪問など、色々な行事に臨まれたようです。

良い季節で、お天気にも恵まれたようなので、素晴らしいご滞在になったことと思います。

20190920000119日は、ウィーンをお発ちになり、次のご訪問国ハンガリーへ向かわれました。

というのが、公式なお話です。これでは、当ブログの読者の皆さまは面白くないですよね。そこで、現地のエピソードを一つ。

こちらのメディアも関心が高く、写真入りで報道していますが、KURIER紙が「So schön ist die Vergangenheit」という見出しでご紹介。これだと「佳子内親王殿下」「過去内親王殿下」になってしまうのですが‥何を勘違いしたのでしょうね‥

記者さん、大丈夫ですか?

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September 18, 2019

Wiener Linienの話題から

201909180005今日は9月に入って新しい動きが活発になった「Wiener Linienの話題」をまとめてお伝えします。

○新型路面電車Flexityが6系統で運行開始
2018年12月から67系統で運行を開始したFlexity(Type D)。67系統は地元住民にとっては重要な路線ですが、正直、市内中心部に入らないという点では「目立たない路線」です。

また、お客さまの利用が非常に多い路線でもありません。なぜ、ここに新型車両を投入したのか、正直、疑問だったのですが、先行試作車2編成だけであったため、フィールドテストと乗務員訓練を兼ねて、同線が選ばれたような気がします。

2019091800012019年5月から8月にかけて量産車に当たる303~305号が落成し、Wiener Linienに引き渡されました。先行試作車と合わせると5編成になった訳です。

303号車と304号車は最初67系統に投入されましたが、9月12日から6系統(Burggasse-Stadthalle-Geiereckstraße間)にFlexityが投入されました。

同線は、WestBahnhofu、Reumannplatz、Simmering、Geiereckstraßeを結ぶWiener Linienの路面電車でも需要の多い路線なので、満を持しての投入という感じです。

201909180003305号車は、いきなり6系統に入ったという話を耳にしましたが、Wiener Linienが提供している写真を見ると301号車、303号車が写っているので、番号による区分はないようです。

まぁ、今後も量産車が逐次、落成すると思うので、ウィーン市内で見かける機会も増えることでしょう。

○U2の工事が本格化
今まで地盤調査や水道管の移設工事など、関連工事中心だったU2の延伸部分工事ですが、いよいよ本格的な工事が始まりました。

写真はMatzleinsdorfer Platzの現場ですが、地下の構造物を作るための鉄筋が敷設される様子が映っています。また、地下では本格的な掘削も行われているようです。

201909180002既存の地下鉄の下を通るため、基本的にはシールド工法が採用されますが、駅部分などについては、このような開削工法で行われるのでしょう。

シールド工法の場合、シールドの発進基地周辺は大規模な現場(施設)が見られますが、工事区間は、あまり通常と変わりがありません。

まぁ、住民の皆さまは迷惑かもしれませんが、このような開削工法の現場を見ると「工事が本格化したな」と感じるのはFeriだけでしょうか。

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August 30, 2019

Wiener Linienの路面電車系統変更

201908280005今日は週明けの9月2日に行われる「Wiener Linien路面電車系統変更の話題」をお届けしましょう。

今回、最大の話題は「11系統の新設」でしょう。新設される11系統は、Otto-Probst-Platz-Reumannplatz-Simmering-Kaiserebersdorf, Zinnergを結ぶ路線です。

ただ、新しく軌道を敷設するのではなく、既存の軌道を使って新しい運行ルート(系統)を作るものです。

具体的には、6系統(Burggasse-Stadthalle-Westbahnhof-Reumannplatz-Enkplatz-Kaiserebersdorf, Zinner)を分割し、67系統(Otto-Probst-Platz-Reumannplatz間)と統合して生まれる路線です。

201908280002新しい11系統はSimmeringエリアとFavoritesエリア間の移動を円滑にために新設されたものです。右の写真は、先日、ウィーン市長をはじめ関係者が参加して行われた11系統試乗会の様子です。

途中、U1(Reumannplatz)とU3(Enkplatz、Simmering)とも接続しており、市内移動の利便性も向上します。さらにAbsberggasseで6系統と接続しており、路面電車間の乗り継ぎも強化されます。

今回は間に合いませんでしたが、現在、D系統がAlfred-Adler-Straße-Absberggasse間の延長工事が行われており、最終的に、11系統はD系統とも接続します。

20190828000711系統の新設に伴い、6系統はBurggasseGeiereckstraße間に路線が短縮されます。

ご存じの方も多いと思いますが、6系統は比較的路線が長いため、ダイヤが乱れやすいので、系統を分割することで、円滑な運転を行うことも考慮されているのでしょう。

20190828000311系統の運転間隔は、3~4分が予定されています。なお、11系統の新設に伴い、67系統は廃止となります。

そして、注目されるのは2020年半ばには、11系統にFlexity(量産車)が投入されることが発表されたことです。現在、Flexityは67系統に投入されているので、乗務員も対応しやすいと判断したのかもしれません。

新設路線に新型車両を投入することからも、Wiener Linienの意気込みが感じられます。

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August 27, 2019

新型地下鉄X-Wagenの製造が始まりました

201908250014今日は「Wiener Linienの新型地下鉄電車の話題」をお届けしましょう。

先日、ウィーン市とWiener Linienの幹部(毎度おなじみの顔ぶれですが‥)が、新型地下鉄X-Wagenの製造が進められているSimmering にあるSIEMENSの工場を訪問した様子が公開されました。

そして、初めてX-Wagen先頭車構体の写真も公開されました。X-Wagen試作編成の製造は2019年はじめから開始されており、現在、構体が完成したところで、これから艤装に移る段階です。

201908250013構体を見る限りですと、現在、Wiener Linienで使用されている地下鉄Type Vとよく似たデザインであることがわかります。

車体はアルミ合金製で、今後、先頭部分にはFRP製のフェアリングが取り付けられるのでしょう。フェアリングが付くと、雰囲気が変わるかも知れませんね。

X-Wagenは、ウィーン地下鉄最初の完全自動運転に対応した車両で、U5には各駅に天井まで達するフルハイト方式のホームドアが設置されます。

201908250011車両に関しても、快適性の向上を目指して、様々な工夫が施されています。

出入り口付近は広くとってあり、乗降も容易になります。また、お客さまのアンケートによって最終仕様が決定した合板製の座席も注目されます。そして、車いすや手荷物をもったお客さま用のスペースも確保されています。

従来のType Vは先頭車両の一部に取り付けられていたプラットホームとの隙間を埋めるランプは、全車の扉に装備されます。そのため、車いすを利用した場合のアクセスも、格段に向上します。

201908250015従来は車端部に案内ディスプレイが取り付けられていましたが、今回からは各ドアの上に多機能デジタル情報ディスプレイが装備され、駅に近づくと乗り換え情報なども表示されるようになります。

CO2の排出削減に熱心なオーストリアらしく、省エネ性能の向上にも力を入れており、X-Wagenには電力回生ブレーキが装備されますが、減速時、60%のエネルギーを回収できると発表されています。

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