April 24, 2021

ウィーン市が子犬の違法取引に対する訴訟を開始

2021042216連邦政府は5月19日からCovid-19感染拡大にともなう規制を大幅に緩和することを決定しました。5月17日から学校が再開され、19日からはレストラン(店内、シャニガルテンとも)、ホテル、各種イベントなども再開されます。

人数制限など一定の規制はかかりますが、ほぼ通常どおりの営業になるもようです。詳細は追ってお伝えする予定です。

今日はウィーンで問題になっている「子犬(ペット)の違法取引」に関するニュースをお届けします。

このブログでも、取り上げていますが、最近はペットの違法遺棄が目立つようになりました。その背景には、ペットの違法取引があると言われています。

また、Covid-19感染拡大に伴って、ウィーンでは重病の子犬の数が40%も増えたという報告もあります。ウィーン市では、ついに悪質な子犬販売業者を撲滅するため、法的手段に出ることを決定しました。

EUの動物衛生法が強化された関係で、生後15週以内の子犬売買は違法になりました。これは、業者に限らず個人的に譲り渡す、転売することも禁止されています。

2021042213問題は海外からの子犬輸入(密輸)。ウィーン市動物福祉協議会のJürgen Czernohorszky氏は“海外から犬を購入しないこと。十分な躾けられていない可能性が高く、社会性が乏しいケースが見られます。まず、犬を手に入れる前にオーストリアの犬繁殖協会や動物保護施設、信頼できる獣医師に相談してください”と訴えています。

さらに、ウィーン市獣医局は、Tierschutzombudsstelle Wien(ウィーン動物福祉オンブズマン)と協力して、違法な子犬の売買に反対するキャンペーンを開始しています。

2021042215インターネット上で疑わしいケースを監視しており、疑惑が確認された場合、すべてのケースが例外なく警察に報告されます。

通報を受けた警察はウィーン市の公式獣医と協力し、動物の輸送、動物の健康、動物福祉などの法的規定の遵守状況を厳しく監視し、必要な措置を講じ、すべての違反を迅速かつ厳密に報告します。

この他、さらに愛犬家が集まるHundezonenなどでも子犬の違法取引についても積極的に情報発信していく予定です。

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April 07, 2021

今度は下水管から救出

2021040601オーストリアは、現在、イースター休暇中。かつウィーンは事実上のロックダウンなので、ニュースも途絶え気味です。

そんな中、連邦政府はウィーン、ニーダーエスターライヒ州、ブルゲンラント州のロックダウンを4月18日まで延長すると発表しました。このっま、ズルズルと延長されそうで、気が滅入ります。

今日はイースター前に発生した「猫の救出劇Part2」をお伝えしましょう。

先日は建設中の高層ビルディングでの救出劇でしたが、今回は「下水道管からの救出」です。

3月30日のことですが、通行人が道路脇で負傷している猫を発見し、ウィーン市動物救助隊に連絡を入れました。

2021040603このまま保護されれば、大きなニュースにはならなかったのですが、動物救助隊が駆けつけると、怖がった猫が下水道管に逃げ込んでしまったのです。

猫は、下水道管のような暗渠が好きなようで、よく入り込んでは、出ることができなくなるというパターンが見られます。

人が入ることができない狭い下水道管の中に逃げ込んでしまったため、動物救助隊はビデオカメラを装備した小型ロボットを投入し、逃げ込んだ猫の状態を確認。

しかし、怖がっている猫は、なかなか出てきません。最終的に消防隊、下水道管を管理するウィーン下水道局のスタッフも出動するという大事になりました。

2021040602なお、下水道管で猫の様子を撮影したロボットは、恐らく保守用に下水道局が所有している機材だと思います。

約4時間、様々な救出方法が試され、最終的に下水道管に逃げ込んだ猫は無事、動物救助隊に保護されました。

保護された猫は怪我がひどかったため、ウィーン市内の獣医大学に搬送。診察の結果、顎の骨折と外傷性脳損傷を受けていることが判明。

この猫は、通行人に発見される直前、車にぶつけられ、ショックを受けたと考えられています。

消防隊、下水道局、動物救助隊という三つの組織が連携して、今回の救出劇は繰り広げられましたが、無事、救出されてなによりです。

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April 02, 2021

壮大な救出劇 舞台は高層ビルディング

2021033103今日は「ほのぼのとした話題」をお届けしましょう。

3月22日、建設中の高層ビルディングAustro Towerで救出劇が繰り広げられました。工事現場なので、“作業員が負傷したのか?”と考えるのが普通ですが、救出されたのは「ある動物」。

そして、救出作戦に出動したのは、消防当局のレスキュー隊ではなく、Tierrettung der Stadt Wien(ウィーン市動物救助隊)でした。

救出劇の舞台となったAustro Towerは3区に建設が進められている高層オフィスビルディングで、高さ約135メートル、38階建てです。

この建設現場で、「strong>猫の足跡」が数箇所で発見されました。しかも足跡は、同じフロアだけでなく、異なるフロアでも発見され、最後に目撃されたのは23階。

高層ビルディングでなければTierrettung der Stadt Wienが出動することはなかったかもしれませんが、迷い猫が転落する可能性もあるため、救出が決定されました。

2021033101ふと気になったのは、一体、誰が工事現場で発見した「猫の足跡」を当局に通報したのか‥ということです。

当たり前ですが、一般の人は立ち入ることができませんから、工事関係者だろうとは思います。残念ながら通報者に関する事情は報道されていません。

子猫を見つけたというのならば、まだわかるのですが、「猫の足跡」発見で通報するのですから、ある意味、たいしたものです。

Tierrettung der Stadt Wienの隊員2名が、現場のかけつけ工事用エレベーターで高層階に向かいました。

2021033104しかし、猫が怖がってつかまらない可能性があるため、その日は餌を入れたライブトラップを仕掛けて、一時、撤退。

翌日の早朝、ライブトラップに入っている迷い猫を発見、無事、保護されました。右の写真が無事保護された猫。

TierQuarTier Wien に収容された件の猫はですが、行動パターンを分析することで、野良猫なのか、迷い猫(飼い猫)なのかを判断するようです。

TierQuarTier Wienでは、心当たりのある飼い主は連絡するように呼びかけています。元の飼い主が見つからない場合、新しい飼い主を捜すことになります。しかし、建設中の高層ビルディングでの救出作業は隊員も大変だったと思います。

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March 16, 2021

愛犬を迎えるためのキーワード“WAU”

2021031503今日は「ペットの話題」をお届けしましょう。このブログでも、再三、外国から違法に輸入された愛玩用動物やウィーン市内で遺棄されたペットの話題をお伝えしていますが、コロナ渦の中、インターネット経由で簡単にペットが手に入るようになり、ペットに関する問題がクローズアップされているようです。

そこで、動物福祉オンブズマンとTierQuarTier Wienは、これから動物(特に犬)を飼う人に対して、WAUというステップを踏んで受け入れることを推奨しています。

これが家族の一員になる犬と飼い主にとって最良の解決策であると‥WAUとは、キーワードの頭文字です。

2021031501ステップ1:知識を習得する(Wissen aneignen)
愛犬を探す最初のステップは、飼い主にとって必要な各種知識を体系的に習得するため、動物福祉オンブズマン・ウィーン(Tierschutzombudsstelle Wien)主催のセミナーに参加することです。

4時間のエキスパートコースでは、愛犬の飼い方はもちろん、犬が飼い主にどうのように供給されているかといった仕組み、新しい飼い主にとってどのような犬種が適合するかといった知識を体系的に習得します。

なお、エキスパートコースを受講することで、ウィーンで新たに愛犬を登録する際に必要な能力証明書を取得することもできます。このコースを受講することで、自分の家族にふさわしい愛犬(犬種)がはっきりします。

2021031504ステップ2:動物シェルターでオファーを確認する(Angebot im Tierheim checken)
知識修得は、何となく日本人でも理解できますが、ステップ2は意外。愛犬の候補が見つからない場合、エキスパートコース受講後、遺棄された犬などが保護されているTierQuarTierWienを訪問して、担当者と相談することを推奨しています。

専門家による愛犬選びのカウンセリングという感じですね。担当者は、新しい飼い主の希望や能力などを踏まえて、どのような犬が適しているかをアドバイスしてくれます。

また、適している犬が、現在、シェルターにいるかどうかも確認してくれます。

もちろん、すぐに新しい飼い主とマッチングできる犬が見つかるとは限りませんが、その場合、“焦らずに待ってください”というのが専門家の見解です。

2021031505Feriは、実際に参加した訳ではないので、あくまでも予測ですが、動物シェルターを訪問した際、恐らく飼い主に遺棄された犬などを見学することになるでしょう。

不幸にして飼い主に遺棄された犬たちは「愁いに満ちた目」をしています。

これを目の当たりにすることで、犬を家族の一員として迎えるに当たって、飼い主の覚悟を固めさせる意図もあるような気がします。

ステップ3:理想の犬を見つけるために専門家にサポートしてもらう(Unterstützung bei der Suche nach dem Wunschhund von ExpertInnen einholen)
特別な犬種を捜している場合、地元の動物シェルターで適切な犬を見つけられなかった場合、動物福祉オンブズマンやTierQuarTierWienに所属する専門家のアドバイスを受けることを推奨しています。

2021031506「どこに行けば理想の犬と出会うことができるか」という疑問に対して、個別にヒントや情報を提供してくれます。

このステップに加えて、動物福祉オンブズマンとTierQuarTier Wienは、新しい飼い主に以下のことを呼びかけています。

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February 10, 2021

国境を越えたペット売買が横行

こちらでは2月8日から規制が一部解除され、美術館や動物園が利用できるようになりました。反面、マスク着用や距離規制に関する罰則を強化する動きが出ています。

ウィーンでは、マスク着用を拒否した場合、最高500Euroの罰金が科せられるようです。ちなみに以前の罰金は25Euroでした。しかし、以前はマスクをしていると取り締まりの対象になっていたものが、今は全く逆ですから、世の中、わからないものです。

2021020801さて、このところウィーン市ではペット遺棄やペット虐待に関する情報を積極的にリリースしています。

これは「ペット保護を強力に推し進める」という市当局の意志の現れだと思います。最近、問題になっているのはCovid-19感染拡大の影響で、インターネット経由でペットを違法に売買するケースが急増していることです。

2月5日の夜、Wiener Hauptbahnhofで不審なスロヴァキア人が警察の職務質問を受けました。このスロヴァキア人ですが、段ボール箱にブリティッシュショートヘアの子猫6匹入れて、運んでいたのです。

件の人物は、スロヴァキアからウィーン経由でスイスのチューリッヒへ向かう途中だったようです。

さて、ここからペット保護に力を入れているウィーンの本領発揮。即座にウィーン動物福祉局(MA60)から獣医師が呼ばれ、子猫6匹を保護。

2021020802その理由は、生後6週間の子猫を母猫から引き離すには早すぎること、必要な健康診断書を保持していなかったためです。

このスロヴァキア人は、明らかにインターネット経由で、違法な方法でペットを取引していたようです。

本人の身柄がどうなったかは紹介されていませんが、保護された6匹の子猫は、このブログでも再三お伝えしているウィーン市の動物保護施設TierQuarTier Wienに収容され、順調に快復しています。

今後、必要な予防接種を済ませ、健康が回復した時点で、新しい責任ある飼い主を捜すことになるそうです。

ウィーン動物福祉オンブズマンによるとCovid-19感染拡大の影響を受けて、オンラインで国を超えた違法なペットの売買が急増しているようです。

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January 17, 2021

ロックダウン下の今こそ愛犬との散歩を楽しもう

1月17日は、阪神淡路大震災が発生した日。今年で26年を迎えますので、四半世紀前のこと。その後、日本では大規模な自然災害が各地で発生したため、記憶が薄れている方も多いことでしょう。ただ、当事者にとって、「忘れられない日」なのは、言うまでもありません。

なお、Feriは、当時、翌日からの仕事に備えて、東京から四国・高松へ航空機で移動中でした。

2021011602このブログでもお伝えしているように、オーストリアはロックダウン中。結局、1月24日までに延長されましたが、果たして、その後、解除されるのかどうか‥

ドイツではイースター頃までロックダウンを継続するのではないか‥という話もあるようです。

さて、今日は「ロックダウン下での愛犬とのお散歩」です。ロックダウン中は、アマチュアのスポーツは大幅な制限を受けていますが、個人または同一世帯の家族が行うお散歩は健康維持のため奨励されています。

特に愛犬家の皆さまにとって、ロックダウン下でも愛犬の散歩は不可欠。

Tierschutzombudsstelle Wien(TOW、ウィーン動物保護オンブズマン事務所)のEva Persy所長は“この特別な時間を利用して、散歩に変化をつけて、愛犬と一緒に街を再発見しましょう”と訴えています。そして、ロックダウン下での愛犬との「冬のお散歩」について様々なヒントを提供しています。

2021011603まず、お勧めはウィーン市が設定しているハイキングコース(13コース、4~15km)を利用するプラン。ハイキングコースは「密」になりにくい上に、愛犬にとっても自然の中なので、最適‥という訳です。

もちろん、都心部でも愛犬と散歩をすることも問題ありません。

ただし、人が集中するWiener Eistraum am Rathausplatzのような場所は避けて、愛犬を自由に運動させることができるHundefreilaufzone(ドッグラン)をコースに加えることを推奨しています。

ドッグランで愛犬を自由に運動させることで、ストレスが解消され、その後の散歩にも良い影響を与えるとされています。

2021011604a雪が降っている(積もっている)時の散歩も楽しいのですが、愛犬が街中で雪を不用意に食べないように、Hundefreilaufzone以外では口輪を付けるようにアドバイスしています。

そして、季節や愛犬に合わせた装備が必要。冬季は、老犬や小型犬、毛が短い犬種の場合、フィット感のあるドッグウェア(愛犬用コート)を着せる必要があります。

ただし、愛犬の行動を制限するようなFanションアクセサリーは、愛犬のストレスを増加させるので、避けることが推奨されています。

意外と忘れがちなのが、愛犬の「足の保護」。散歩の前に保護用グリースクリームを塗り、帰宅後はぬるま湯で足を洗います。

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January 14, 2021

ペットの遺棄は罰金です

2021011311今日は残念な「ペット遺棄の話題」をお届けしましょう。

先日、このブログで、クリスマスの時、あるアパートの部屋前にペット(ウサギとモルモット)が遺棄されていた話題をお伝えしましたが、また困った事案が発生しました。

1月8日、ウィーン17区のゴミ収集ステーションに不審な輸送用の箱が置かれているのを通行人が発見。箱の中には寒さで凍え、怯えているフェレット2匹が置き去りにされていました。

通報を受けたウィーン市では、動物救助隊を派遣し、先日もご紹介したTierQuarTier Wienに搬送しました。

TierQuarTier Wienのオペレーション・マネジャーのThomas Benda氏は、“動物がゴミのように処分されることの多さに、唖然としています。そして、氷点下の中、動物を遺棄することは無情なだけでなく、動物虐待に該当し、告発の対象となります”と述べています。

そして、ウィーン市では遺棄したフェレットの飼い主を捜しており、市民に情報提供を求めています。

2021011312なお、動物(ペット)の遺棄は禁止されており、最高7500Euroの罰金が科せられる場合があります。

 高額な罰金のように思えますが、実は日本でも令和2年6月1日、「動物の愛護及び管理に関する法律」が改正・施行され、罰則が強化されました。

その結果、日本でも愛護動物を虐待又は遺棄した者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科せられます。

このニュースを耳にして、Feriの友人がフェレットを飼っていたことを思い出しました。

フェレットは、イタチ科に属する肉食性の哺乳動物です。ペットとして買われているフェレットは、ヨーロッパケナガイタチ、ステップケナガイタチから家畜用に品種改良されたもの。

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January 03, 2021

困ったクリスマスプレゼント

20210102012020年12月のアクセス数ですが、12月3日が最も多かったようです。多くの方にアクセスいただいた記事ですが、やはり新型コロナウイルス関連の情報のようです。また、Feriが初めてオーストリアで迎えたクリスマスに関しても、多くの方にお読みいただけました。お礼申し上げます。

今日は「ペットにまつわるお話」をお届けしましょう。

オーストリアでは日本と異なり、基本的にペットはペットショップで購入できず、ブリーダーさんからわけてもらうシステムなので、安易にペットを捨てる人は、今まで余りいませんでした。

しかし、EU拡大に伴い旧東側の国では、ペットを道路沿いで販売している業者がおり、クリスマス前に安易に買って、その後、変えなくなって捨てるという困ったケースが増えつつあります。

そこで、クリスマス前にはウィーン市などでも、安易にペットを買わない(飼わない)という注意を喚起するメッセージを出しています。

昨年の12月24日のことですが、ウィーンで残念な事件がありました。この事件を一般のマスコミではなく、ウィーン市当局が1月1日にプレスリリースという形で発表しているところに、動物愛護の考え方がよく表れていると思います。

事件の顛末は、以下のとおりです。

クリスマスの前日、近所の人がWien Simmeringのアパートのドアの前でウサギとモルモット2匹が入ったケージを発見しました。そのケージには「Weihnachtsgeschenk」(クリスマスプレゼント)と書かれたカードが張られていました。

2021010202発見した住民は、「クリスマスプレゼント」を装って動物を放置した人物を見つけることができなかったため、ウィーン市に通報しました。

通報を受けたウィーン市は、アニマルレスキューを派遣し、ウサギとモルモットを確保して、TierQuarTier Wienに連れてきました。

この団体は保護された動物に対して、最高の医療と愛情のこもったケアを行う組織です。

動物福祉を担当するJürgen Czernohorszky市議は、"動物はクリスマスプレゼントではありません! 安易に買うべきではありません”と訴えています。

そして、TierQuarTier WienのThomas Bendaオペレーションマネジャーは“関係者全員の同意の下、長期的な計画を立てて、一匹、あるいは数匹の動物を引き取ることが必要だと思います。動物を不要品のように「手放す」ことは無責任です”と述べています。

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September 10, 2020

“Animal Hoarding” 動物への情熱が苦しみをつくり出す悲劇

2020090901今日は「ペットにまつわる悲しいお話」です。

先週末、ウィーンでショッキングなニュースがありました。「アパートから62匹の猫が当局により救出された」というものです。

Brigittenau(20区)のアパートから救出された猫は、事実上、放置されており、病気を患っていたり、妊娠していたものも含まれていたそうです。

救出された猫はTierQuarTier Wienに収容されて、ケアを受けています。今回ご紹介した写真は、TierQuarTier Wienでケアを受けている猫たち。

なお、報道によると飼い主の女性には7500Euroの罰金に加えて、猫を治療するための医療費を支払う必要があるそうです。

飼い主の女性、動物の飼育が禁止されていたようですが、虐待目的で猫を飼っていた訳ではありません。

Feriは今回の事件まで知らなかったのですが、生きた動物を大量に集めることを「Animal Hoarding」と言うそうで、精神的に病んでいる人の行動だそうです。

そのため、“飼い主に対して適切な治療を行わないと、同じような行動を繰り返してしまう”とTierschutzombudsstelle Wien(TOW)専門家は警告しています。

2020090902飼い主は、"どんな動物も拒絶せず、皆を助けるという「救世主」のような使命感で動物を集めてしまうが、結果として十分な世話がができず動物たちを苦しめてしまうことに気づかない”のだそうです。

このような事件は、今回は初めてではなく、ウィーンでも発生しているそうです。ちなみに2019年は5件、発生しています。2020年では、今回の件が初めてでした。

集める動物は犬や猫に限らず、モルモットなどの小動物も対象になっており、ゴミや排泄物が堆積して、何匹いるのかがわからないケースもあるそうです。

なお、獣医師の調査によるとオーストリアの「Animal Hoarding患者」は、平均41匹の動物を飼っているそうです。また、大半は40歳以上の女性という調査結果も出ています。さらに2/3は一人暮らしだそうです。

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August 24, 2020

愛犬のユニットコストは?

2020082405 今日は「ペットを飼うコストの話題」をお届けしましょう。

日本に住むFeriの友人で、奥さまが「大の愛犬家」というご家族がいます。現在、ミニチュアダックスフントを2頭(以前は3頭)飼っているのですが、とにかく費用がかかると「笑顔」でこぼしています。

室内犬で暑さに弱いため、真夏はエアコンを全開、冬はホットカーペットの上で優雅に生活しているそうです。

奥さまは、愛犬(お犬様)の養育費をカバーするため、パートタイムで働いているとか‥

2020082402何しろ人間と異なり、国民健康保険などがありませんから、費用はすべて飼い主が自己負担するので、確かに大変かもしれません。ましてや愛犬は「稼ぎ」がありませんから‥

さて、オーストリア人にとって、最も人気があるペットですが、実は猫がトップ。次が犬で、オーストリア全土で827000頭の犬が飼われていると推定されています。

2020082403統計によるとウィーンだけでも犬は55000頭が飼われています。

しかし、残念なことに、毎年、何千ものペットが捨てられ、動物保護施設に収容されています。特に休暇前にペットを遺棄する人が多いと言われています。

こちらでは犬などを飼う場合、「ペットショップで買う」のではなく、ブリーダーさんからわけてもらうシステムでした。そのため、ブリーダーさんが、犬を譲渡する前に、飼い主の資質(飼い続けることができるかどうか)を見極めていました。

2020082410そのため、途中で、愛犬が遺棄されるケースは少なかったと言われています。

ところが、最近は東欧方面で、子犬を安易に販売するケースが多く、問題が多発しているようです。

その一つが、飼い主の費用負担の件です。つまり、飼ったのはいいが、予想以上に費用がかかり、音を上げた‥というケースです。

2020082401さて、先日、オーストリアで愛犬を飼うのに、どのくらいのコストがかかるか‥という話題が出ていました。

結論から言うと、オーストリアの場合、取得費用以外に年間コストは1頭、約785~2330Euroだそうです。

まず、飼い始める際に必要な費用が最低限でも720Euro。以下が、その内訳です。
-初年度の獣医受診(毎年1回):65Euro
-予防接種:150Euro
-犬を飼うための道具・設備(ボウル、ボックス、首輪など):200Euro

そして、毎年、最低でも785Euroがユニットコストとしてかかります。その内訳は、
-年1回の獣医受診:65Euro
-餌代:720Euro(当然、犬種によって異なることでしょう)
などです。

2020082408この二つは最低限で、実際の愛犬家は追加で色々なサービスを利用しています。

代表的なサービスの費用は、以下のとおりです。
-ドッグシッター(週に2時間、1時間あたり14Euro):1456Euro
-グルーミング(年に2回、1 回あたり45Euro):90Euro
-愛犬のトレーニング(5ユニット、1時間あたり40Euro):200Euro

という訳で、毎年、最低限の費用に追加サービスを加えると、2330Euroほどになります。

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