February 10, 2021

国境を越えたペット売買が横行

こちらでは2月8日から規制が一部解除され、美術館や動物園が利用できるようになりました。反面、マスク着用や距離規制に関する罰則を強化する動きが出ています。

ウィーンでは、マスク着用を拒否した場合、最高500Euroの罰金が科せられるようです。ちなみに以前の罰金は25Euroでした。しかし、以前はマスクをしていると取り締まりの対象になっていたものが、今は全く逆ですから、世の中、わからないものです。

2021020801さて、このところウィーン市ではペット遺棄やペット虐待に関する情報を積極的にリリースしています。

これは「ペット保護を強力に推し進める」という市当局の意志の現れだと思います。最近、問題になっているのはCovid-19感染拡大の影響で、インターネット経由でペットを違法に売買するケースが急増していることです。

2月5日の夜、Wiener Hauptbahnhofで不審なスロヴァキア人が警察の職務質問を受けました。このスロヴァキア人ですが、段ボール箱にブリティッシュショートヘアの子猫6匹入れて、運んでいたのです。

件の人物は、スロヴァキアからウィーン経由でスイスのチューリッヒへ向かう途中だったようです。

さて、ここからペット保護に力を入れているウィーンの本領発揮。即座にウィーン動物福祉局(MA60)から獣医師が呼ばれ、子猫6匹を保護。

2021020802その理由は、生後6週間の子猫を母猫から引き離すには早すぎること、必要な健康診断書を保持していなかったためです。

このスロヴァキア人は、明らかにインターネット経由で、違法な方法でペットを取引していたようです。

本人の身柄がどうなったかは紹介されていませんが、保護された6匹の子猫は、このブログでも再三お伝えしているウィーン市の動物保護施設TierQuarTier Wienに収容され、順調に快復しています。

今後、必要な予防接種を済ませ、健康が回復した時点で、新しい責任ある飼い主を捜すことになるそうです。

ウィーン動物福祉オンブズマンによるとCovid-19感染拡大の影響を受けて、オンラインで国を超えた違法なペットの売買が急増しているようです。

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January 17, 2021

ロックダウン下の今こそ愛犬との散歩を楽しもう

1月17日は、阪神淡路大震災が発生した日。今年で26年を迎えますので、四半世紀前のこと。その後、日本では大規模な自然災害が各地で発生したため、記憶が薄れている方も多いことでしょう。ただ、当事者にとって、「忘れられない日」なのは、言うまでもありません。

なお、Feriは、当時、翌日からの仕事に備えて、東京から四国・高松へ航空機で移動中でした。

2021011602このブログでもお伝えしているように、オーストリアはロックダウン中。結局、1月24日までに延長されましたが、果たして、その後、解除されるのかどうか‥

ドイツではイースター頃までロックダウンを継続するのではないか‥という話もあるようです。

さて、今日は「ロックダウン下での愛犬とのお散歩」です。ロックダウン中は、アマチュアのスポーツは大幅な制限を受けていますが、個人または同一世帯の家族が行うお散歩は健康維持のため奨励されています。

特に愛犬家の皆さまにとって、ロックダウン下でも愛犬の散歩は不可欠。

Tierschutzombudsstelle Wien(TOW、ウィーン動物保護オンブズマン事務所)のEva Persy所長は“この特別な時間を利用して、散歩に変化をつけて、愛犬と一緒に街を再発見しましょう”と訴えています。そして、ロックダウン下での愛犬との「冬のお散歩」について様々なヒントを提供しています。

2021011603まず、お勧めはウィーン市が設定しているハイキングコース(13コース、4~15km)を利用するプラン。ハイキングコースは「密」になりにくい上に、愛犬にとっても自然の中なので、最適‥という訳です。

もちろん、都心部でも愛犬と散歩をすることも問題ありません。

ただし、人が集中するWiener Eistraum am Rathausplatzのような場所は避けて、愛犬を自由に運動させることができるHundefreilaufzone(ドッグラン)をコースに加えることを推奨しています。

ドッグランで愛犬を自由に運動させることで、ストレスが解消され、その後の散歩にも良い影響を与えるとされています。

2021011604a雪が降っている(積もっている)時の散歩も楽しいのですが、愛犬が街中で雪を不用意に食べないように、Hundefreilaufzone以外では口輪を付けるようにアドバイスしています。

そして、季節や愛犬に合わせた装備が必要。冬季は、老犬や小型犬、毛が短い犬種の場合、フィット感のあるドッグウェア(愛犬用コート)を着せる必要があります。

ただし、愛犬の行動を制限するようなFanションアクセサリーは、愛犬のストレスを増加させるので、避けることが推奨されています。

意外と忘れがちなのが、愛犬の「足の保護」。散歩の前に保護用グリースクリームを塗り、帰宅後はぬるま湯で足を洗います。

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January 14, 2021

ペットの遺棄は罰金です

2021011311今日は残念な「ペット遺棄の話題」をお届けしましょう。

先日、このブログで、クリスマスの時、あるアパートの部屋前にペット(ウサギとモルモット)が遺棄されていた話題をお伝えしましたが、また困った事案が発生しました。

1月8日、ウィーン17区のゴミ収集ステーションに不審な輸送用の箱が置かれているのを通行人が発見。箱の中には寒さで凍え、怯えているフェレット2匹が置き去りにされていました。

通報を受けたウィーン市では、動物救助隊を派遣し、先日もご紹介したTierQuarTier Wienに搬送しました。

TierQuarTier Wienのオペレーション・マネジャーのThomas Benda氏は、“動物がゴミのように処分されることの多さに、唖然としています。そして、氷点下の中、動物を遺棄することは無情なだけでなく、動物虐待に該当し、告発の対象となります”と述べています。

そして、ウィーン市では遺棄したフェレットの飼い主を捜しており、市民に情報提供を求めています。

2021011312なお、動物(ペット)の遺棄は禁止されており、最高7500Euroの罰金が科せられる場合があります。

 高額な罰金のように思えますが、実は日本でも令和2年6月1日、「動物の愛護及び管理に関する法律」が改正・施行され、罰則が強化されました。

その結果、日本でも愛護動物を虐待又は遺棄した者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科せられます。

このニュースを耳にして、Feriの友人がフェレットを飼っていたことを思い出しました。

フェレットは、イタチ科に属する肉食性の哺乳動物です。ペットとして買われているフェレットは、ヨーロッパケナガイタチ、ステップケナガイタチから家畜用に品種改良されたもの。

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January 03, 2021

困ったクリスマスプレゼント

20210102012020年12月のアクセス数ですが、12月3日が最も多かったようです。多くの方にアクセスいただいた記事ですが、やはり新型コロナウイルス関連の情報のようです。また、Feriが初めてオーストリアで迎えたクリスマスに関しても、多くの方にお読みいただけました。お礼申し上げます。

今日は「ペットにまつわるお話」をお届けしましょう。

オーストリアでは日本と異なり、基本的にペットはペットショップで購入できず、ブリーダーさんからわけてもらうシステムなので、安易にペットを捨てる人は、今まで余りいませんでした。

しかし、EU拡大に伴い旧東側の国では、ペットを道路沿いで販売している業者がおり、クリスマス前に安易に買って、その後、変えなくなって捨てるという困ったケースが増えつつあります。

そこで、クリスマス前にはウィーン市などでも、安易にペットを買わない(飼わない)という注意を喚起するメッセージを出しています。

昨年の12月24日のことですが、ウィーンで残念な事件がありました。この事件を一般のマスコミではなく、ウィーン市当局が1月1日にプレスリリースという形で発表しているところに、動物愛護の考え方がよく表れていると思います。

事件の顛末は、以下のとおりです。

クリスマスの前日、近所の人がWien Simmeringのアパートのドアの前でウサギとモルモット2匹が入ったケージを発見しました。そのケージには「Weihnachtsgeschenk」(クリスマスプレゼント)と書かれたカードが張られていました。

2021010202発見した住民は、「クリスマスプレゼント」を装って動物を放置した人物を見つけることができなかったため、ウィーン市に通報しました。

通報を受けたウィーン市は、アニマルレスキューを派遣し、ウサギとモルモットを確保して、TierQuarTier Wienに連れてきました。

この団体は保護された動物に対して、最高の医療と愛情のこもったケアを行う組織です。

動物福祉を担当するJürgen Czernohorszky市議は、"動物はクリスマスプレゼントではありません! 安易に買うべきではありません”と訴えています。

そして、TierQuarTier WienのThomas Bendaオペレーションマネジャーは“関係者全員の同意の下、長期的な計画を立てて、一匹、あるいは数匹の動物を引き取ることが必要だと思います。動物を不要品のように「手放す」ことは無責任です”と述べています。

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September 10, 2020

“Animal Hoarding” 動物への情熱が苦しみをつくり出す悲劇

2020090901今日は「ペットにまつわる悲しいお話」です。

先週末、ウィーンでショッキングなニュースがありました。「アパートから62匹の猫が当局により救出された」というものです。

Brigittenau(20区)のアパートから救出された猫は、事実上、放置されており、病気を患っていたり、妊娠していたものも含まれていたそうです。

救出された猫はTierQuarTier Wienに収容されて、ケアを受けています。今回ご紹介した写真は、TierQuarTier Wienでケアを受けている猫たち。

なお、報道によると飼い主の女性には7500Euroの罰金に加えて、猫を治療するための医療費を支払う必要があるそうです。

飼い主の女性、動物の飼育が禁止されていたようですが、虐待目的で猫を飼っていた訳ではありません。

Feriは今回の事件まで知らなかったのですが、生きた動物を大量に集めることを「Animal Hoarding」と言うそうで、精神的に病んでいる人の行動だそうです。

そのため、“飼い主に対して適切な治療を行わないと、同じような行動を繰り返してしまう”とTierschutzombudsstelle Wien(TOW)専門家は警告しています。

2020090902飼い主は、"どんな動物も拒絶せず、皆を助けるという「救世主」のような使命感で動物を集めてしまうが、結果として十分な世話がができず動物たちを苦しめてしまうことに気づかない”のだそうです。

このような事件は、今回は初めてではなく、ウィーンでも発生しているそうです。ちなみに2019年は5件、発生しています。2020年では、今回の件が初めてでした。

集める動物は犬や猫に限らず、モルモットなどの小動物も対象になっており、ゴミや排泄物が堆積して、何匹いるのかがわからないケースもあるそうです。

なお、獣医師の調査によるとオーストリアの「Animal Hoarding患者」は、平均41匹の動物を飼っているそうです。また、大半は40歳以上の女性という調査結果も出ています。さらに2/3は一人暮らしだそうです。

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August 24, 2020

愛犬のユニットコストは?

2020082405 今日は「ペットを飼うコストの話題」をお届けしましょう。

日本に住むFeriの友人で、奥さまが「大の愛犬家」というご家族がいます。現在、ミニチュアダックスフントを2頭(以前は3頭)飼っているのですが、とにかく費用がかかると「笑顔」でこぼしています。

室内犬で暑さに弱いため、真夏はエアコンを全開、冬はホットカーペットの上で優雅に生活しているそうです。

奥さまは、愛犬(お犬様)の養育費をカバーするため、パートタイムで働いているとか‥

2020082402何しろ人間と異なり、国民健康保険などがありませんから、費用はすべて飼い主が自己負担するので、確かに大変かもしれません。ましてや愛犬は「稼ぎ」がありませんから‥

さて、オーストリア人にとって、最も人気があるペットですが、実は猫がトップ。次が犬で、オーストリア全土で827000頭の犬が飼われていると推定されています。

2020082403統計によるとウィーンだけでも犬は55000頭が飼われています。

しかし、残念なことに、毎年、何千ものペットが捨てられ、動物保護施設に収容されています。特に休暇前にペットを遺棄する人が多いと言われています。

こちらでは犬などを飼う場合、「ペットショップで買う」のではなく、ブリーダーさんからわけてもらうシステムでした。そのため、ブリーダーさんが、犬を譲渡する前に、飼い主の資質(飼い続けることができるかどうか)を見極めていました。

2020082410そのため、途中で、愛犬が遺棄されるケースは少なかったと言われています。

ところが、最近は東欧方面で、子犬を安易に販売するケースが多く、問題が多発しているようです。

その一つが、飼い主の費用負担の件です。つまり、飼ったのはいいが、予想以上に費用がかかり、音を上げた‥というケースです。

2020082401さて、先日、オーストリアで愛犬を飼うのに、どのくらいのコストがかかるか‥という話題が出ていました。

結論から言うと、オーストリアの場合、取得費用以外に年間コストは1頭、約785~2330Euroだそうです。

まず、飼い始める際に必要な費用が最低限でも720Euro。以下が、その内訳です。
-初年度の獣医受診(毎年1回):65Euro
-予防接種:150Euro
-犬を飼うための道具・設備(ボウル、ボックス、首輪など):200Euro

そして、毎年、最低でも785Euroがユニットコストとしてかかります。その内訳は、
-年1回の獣医受診:65Euro
-餌代:720Euro(当然、犬種によって異なることでしょう)
などです。

2020082408この二つは最低限で、実際の愛犬家は追加で色々なサービスを利用しています。

代表的なサービスの費用は、以下のとおりです。
-ドッグシッター(週に2時間、1時間あたり14Euro):1456Euro
-グルーミング(年に2回、1 回あたり45Euro):90Euro
-愛犬のトレーニング(5ユニット、1時間あたり40Euro):200Euro

という訳で、毎年、最低限の費用に追加サービスを加えると、2330Euroほどになります。

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July 29, 2020

愛犬も水浴が楽しみ

20200730気温が上昇した28日、ウィーンは大気の状態が不安定になり、夜間は一転して雷雨となりました。雷の発生は5700回が記録されたそうです。

さて、一昨日、「公設アスレチックパークの話題」をお届けしましたが、今日は「愛犬とウィーンの夏を楽しむ」という話題です。

2020072806酷暑の日本では、室内犬の場合、日中、エアコンをつけて暑さ対策をしている愛犬家もいらっしゃるようです。さらに散歩のタイミングも難しいですね。

何しろアスファルトやコンクリートの歩道に関しては、日中、極度の熱せられるので、散歩の時間帯に気をつけないと素足の愛犬は火傷をしてしまうこともあるとか‥これはウィーンも同じですが‥という訳で、猛暑襲来で、専門家も愛犬家に注意を促しています。

2020072803最近は飼い主に対する各種規制を強めているウィーンですが、元々は「愛犬家には優しい街」です。規制を強めているのは、犬を不幸にしないためと考えた方が良いでしょう。

何しろ犬は飼い主を選ぶことはできませんから‥

Feriが、最初の頃、ウィーンで驚いたのは「愛犬用給水ボウル」をおいてあるレストラン、カフェ、ホイリゲが沢山あることでした。

暑い時期になると、散歩の途中で立ち寄った飼い主さんが、従業員さんのお願いして水を張ったボウルを持ってきてもらい、美味しそうに愛犬が水を飲んでいる姿を見かけます。

2020072805また、入店が禁止されているスーパーマーケットや食料品店の店頭にも、犬用給水ボウルが設置されています。ちょっと日本では、見ないシーンですね。

この他、このブログでも何回かお伝えしていますが、市内にある旧市スポットの3/4には愛犬の飲用ボウルが設置されており、飼い主と愛犬の双方が「アルプスの水」でリフレッシュできます。

先日、人が楽しむウィーンの水浴場をご紹介しましたが、ウィーンには「愛犬用水浴場」も存在します。

2020072802人気が高いのはDonauinsel(ドナウ島)にある2つの施設。です。「Hundestrand Nord」。路面電車31系統のFloridsdorferBrücker停留所の近くにあります。

もちろん駐車場も完備。14000平方メートルの面積を誇り、愛犬に水遊びを楽しませることができます。

もう一つは「HundestrandSüd」。Stadlauer OstbahnbrückeとPraterbrückeの間、Neuen Donauの左岸にあります。

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July 06, 2020

愛犬と住民の良い関係を目指して

2020070601基本的に梅雨がないオーストリアは、日本よりも一足先に夏が来たような感じです。ウィーンも晴れると30度近くまで気温が上がります。

今日は「七夕」ですが、ウィーンでは7日の夕方以降、雲が広がりそうで、星空が見えるかどうか、微妙なところです。

さて、今日は「愛犬の話題」をお届けしましょう。

このブログでも、良く取り上げているオーストリアの愛犬(飼い犬)。

Feriが、ウィーンに行くようになって驚いたのは、地下鉄や路面電車などの公共交通機関に愛犬を連れて乗っている人が結構多いことと、愛犬同伴で利用できるレストランやホイリゲが多いことでした。

さすがにスーパーマーケットや食料品店に関しては、衛生上の問題もあるため、愛犬の入店はできませんが、日本と様相が違うことに、良い意味で衝撃を受けました。 2020070602このように愛犬を連れて行くことができる場所が多い最大の理由は、「躾がしっかりできている」こと。

愛犬のソーシャルスキルが高いことが、愛犬の自由度を高めたと言っても良いでしょう。権利と義務はセットになっているのは、洋の東西を問いません。

今までは、別に法令で各種規制を義務づけなくても、オーストリアの愛犬家は、愛犬のソーシャルスキルを高める訓練をしっかりしていた訳です。

それが大都市ウィーンで愛犬と住民が共存できる道であることを、皆が自覚していた訳です。Feri個人としては、このような暗黙のルールが機能しているのは素晴らしいことだと思います。

2020070607しかし、このところ残念なことですが、犬による事故(事件)も増えるようになってきました。

その背景をFeriは詳しく調べた訳ではありませんが、ウィーンなどの場合、価値観や考え方の違う人が海外から流入したことも影響しているのかもしれません。

その結果、このブログでもご紹介したように、「特定の大型犬」の飼い主に対するライセンス制導入、各種ルールの明文化が行われました。

さて、ウィーンでは7月1日から2週間にわたって警察とMA60(ウィーン市獣医・動物福祉局)などが連携し、飼い主に対する指導を実施中です。

2020070603これは、スタッフが飼い主に対して、飼育ライセンスを取得しているか、登録はしているか、口輪やリートの着用に代表される各種ルールを遵守しているか、予防接種をしているかなどをチェックするものです。

当局の発表によると、ウィーンでは現在、56000頭の犬が飼われており、大型犬のライセンス保持者は7877名となっています。

本当は、このような指導強化は、ウィーン市としても本意では無いと思いますが、事故が増えている状況を考えると、住民との共存を図る上で、やむを得ないのでしょう。

なお、ウイーンで、愛犬に課せられる主なルールは、以下のとおりです。

2020070604-通りや広場などの公共の場所、一般公開されている家、庭、レストランの一部では口輪を着用するかリートでつなぐことが義務づけられています。

-フェンスで囲われたドッグラン以外では、指定大型犬には口輪とリートが義務づけられています。なお、ドッグランでも指定大型犬は口輪の着用が義務づけられています。

-指定大型犬の飼い主は、散歩の際、アルコール制限が課せられます(1リットル中のアルコール濃度が0.5mg)。

-一般の公園では、すべての犬はリートでつなぐことが義務づけられています。

-飲食店やイベントなど多くの人が集まる公共の場では、すべての犬に口輪の着用が義務づけられています。

-「犬の糞」の処理は飼い主に義務づけられています。放置した場合は50Euroの罰金が科せられます。

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May 21, 2020

愛犬とのサイクリングにご注意

2020052101最初に5月20日、ウィーンで発生した火事のニュースから。ウィーン市の広報資料には、時々、火事のニュースが出ることがあります。

今回、火事が発生したのはドナウ島ライヒスブリュッケ近くにある「Sunken City」という川上レストラン。かなり火勢が強かったようで、煙が市内の大部分で確認できました。

消火のためウィーン消防本部は消防車15台、消防艇1隻を派遣。70名の消防士が消火活動にあたりました。

レストランは木造建築だったため、写真のように全焼しましたが、火災発生時、レストランは営業していなかったこともあり、幸い、人的被害は発生しませんでした。ただ、初夏作業に伴い、ライヒスブリュッケは通行止めになりました。

2020052102今日は、「愛犬とのサイクリングの話題」をお伝えしましょう。

先日、Tierschutzombudsstelle Wienが、愛犬とのサイクリングについての注意喚起を行いました。とりあえずロックダウンも解除され、季節が良くなると愛犬とお出かけを考える飼い主さんも増えてきます。

飼い主さんがサイクリングを行う際、愛犬を同伴させる‥一見すると、微笑ましい光景ですが、実はオーストリアでは「犬を自転車に乗せること」は法令で禁止されています。

これは道路交通法で禁止されているもので、公道やサイクリングロードで愛犬を自転車に乗せていると罰金(最高726Euro)が科せられます。

2020052104なぜ、愛犬を自転車に乗せてはいけないのか‥Tierschutzombudsstelle Wien の代表Eva Persy氏によると、“人間が楽しいことだと思っていることが、犬にとっては大きなストレスとなり、最悪の場合、犬自身だけでなく、他の道路利用者が生命の危険にさらされる状況に発展する恐れがある”と言っています。

実は、自転車に乗ると、犬の常識では考えられない高速で風景が移動することになり、乾大きなストレスを与えるそうです。

その結果、暴れたりするリスクが伴うとか‥犬種によって、ストレスの感じ方は異なるそうですが、動物愛護の観点から好ましくない訳です。

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April 19, 2020

動物病院にて

20200419001今日は新型コロナウイルスの話題は一休みして、「動物病院の話題」をお届けしましょう。ウィーンは犬や猫をペットとして飼っている方が多いため、動物病院を数多く見かけます。

余談になりますが、日本に住むFeriの友人に愛犬家がいますが、皆さまもご存じのように動物には公的健康保険がありませんから、基本的に自由診療。そのため、診療を受けるとかなり費用がかかるようですね。

友人の奥さまはパートで働いていますが、友人、曰く“愛犬のために働いているようなものだよ”と冗談交じりに話していました。

20200419003最近では、人間の生活習慣病のような症状の愛犬、愛猫も多いとか‥ こちらでも愛犬家や愛猫家は治療費も含めて、色々とお金がかかることでしょう。

以前、Ottakringの駅近くを歩いているとき、Vierbeiner-Tierarztpraxisという動物病院を見つけました。

主に犬と猫に加えてウサギやモルモットなど「四つ足の動物」が診療の対象らしいですが、病院での診療(入院を含む)に加えて、往診も行っているようです。また、飼料などを販売するショップやペットの一時預かりなどのサービスも実施中。

Feriが気になったのは、入り口脇に張り出されたポスターです。犬や猫の写真と共に、説明がぎっしり。どうも行方不明になった愛犬や愛猫を探してもらうためのポスターのようです。

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