May 05, 2020

John Williams・Wiener Philharmoniker – Williams: Imperial March from “Star Wars”

2020050501どうしても新型コロナウイルス関連の話題が多くなってしまい、申し訳ございません。今日は素晴らしい演奏を聴いて気分を変えましょう。

オーストリアでもファンが多い映画「スター・ウォーズ」。その音楽を担当しているのは、皆さま、ご存じの映画音楽界の巨匠ジョン・ウィリアムズ氏。

新型コロナウイルス感染が拡大する前の2020年1月18日と19日に、ウィーン楽友協会大ホールでジョン・ウィリアムズ氏が、初めてウィーンフィルハーモニー管弦楽団を指揮して、「A Tribute to John Williams」というコンサートを実施しました。

そのライブ盤が8月14日にDeutsche Grammophonから発売されますが、それを前に5月4日から先行シングルとしてYouTubeで、ダース・デイダーのテーマとして有名な「帝国のマーチ」(Imperial March from “Star Wars”)が配信されています。Stay Home週間を楽しむにはうってつけのコンテンツ。

ちなみに、なぜ、5月4日に公開されたのかと言えば、スター・ウォーズのファンならご存じかもしれませんが、同日は同作品の決め台詞“May the Force be with you”(フォースと共にあらんことを)にちなんで「スター・ウォーズの日」(=May 4Th)になっているからだそうです(いわゆる「こじつけ」ですね)。

コンサートの前半は、昨年発売されたアルバム「アクロス・ザ・スターズ」でコラボレーションしたヴァイオリニストのAnne-Sophie Mutterさんも参加しています。

リハーサル中のエピソードとして、ウィーン・フィルの金管楽器奏者たちが、スター・ウォーズの「帝国のマーチ」をプログラムに追加できないかいう提案があり、急きょ、追加になったそうです。

実際、公開されているプログラムを見ると、第二部のフィナーレは「ウター・ウォーズのメインテーマ」で、「帝国のマーチ」はエントリーされておらず、アンコールで演奏されたのかもしれません。実際、演奏が始まったら、一斉に拍手が起こっていますので‥

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April 29, 2020

Wir spielen für Österreich - Eine Initiative von ORF III und Volksoper Wien鑑賞記(下)

202004280124月最後の話題ですが、今日も昨日に引き続き「Wir spielen für Österreich - Eine Initiative von ORF III und Volksoper Wien鑑賞記」の後編をお届けしましょう。

Carsten SüssさんとUrsula Pfitznerさんがホールから出ると、入れ替わりにJohanna ArrouasさんとBen Connorさんが、ソーシャルディスタンスを考慮して離れて入場。

歌うは「Die Csárdásfürstin」の2幕で、AnastasiaとEdwinが歌うデュエット「Machen wir’s den Schwalben nach」。歌詞がアナスタシアの気持ちをよく表現している名曲。ただ、ここも2人の距離がポイントなので、今回の番組では、何となく消化不良でした。

20200428013続いての楽曲は「Die Csárdásfürstin」からSylvaとEdwinが2幕で歌う名曲「Weißt Du es noch」。エドウィンは引き続きBen Connorさん、シルヴァはUrsula Pfitznerさんです。

Ursula Pfitznerさんは、シルヴァを何度も演じているので、ポイントを抑えており、よい歌いぶりでした。また、本物の舞台を観たくなる…そんな気持ちにさせてくれました。

が、ここでも2人の微妙な距離感が、歌のイメージを崩していた感じがします。まぁ、やむを得ないのですが‥

2人が退場すると、Johanna Arrouasさんが、1人で入場。

20200428014彼女が歌うのはVolksoperでも人気のミュージカル作品「Der Zauberer von Oz」から、名曲中の名曲「Somewhere over the Rainbow」。今の時期にはピッタリの作品かもしれません。この曲もピアノ伴奏だけでした。

ここで、画面はVolksoperの稽古場へ。窓の外からはU6のWähringer Straße駅が見えます。ギュルテルを走る自動車が少ないのが印象的。

2019/20シーズンでも予定されていたRalph Benatzkyの作品「Meine Schwester und ich」から、「Mein Mädel ist nur eine Verkäuferin」が披露されました。

20200428016歌はOliver Lieblさん。彼はミュージカルの出演が多く、公演中止になる直前の3月5日には「Meine Schwester und ich」に、この楽曲を歌うDr. Roger Fleurioとして起用されました。稽古場でリラックスした雰囲気で歌っていて良かったですね。

いよいよフィナーレです。作品は、再び「Die lustige Witwe」。

20200428017まずJohanna Arrouasさん(Valencienne)とVincent Schirrmacherさん(Camille)が2幕で歌う「Wie eine Rosenknospe」。

色男Camilleが「貞淑な人妻」Valencienneを口説き落とす名場面。その後、四阿に2人で入っていき、それが元で大騒動に発展する訳です。

当然、舞台では2人の密着度が高まるシーンです。が、今回は、2人は離ればなれのまま‥なお、歌っている時の2人の雰囲気は良かったですね。

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April 28, 2020

Wir spielen für Österreich - Eine Initiative von ORF III und Volksoper Wien鑑賞記(上)

20200426001ホイリゲと劇場が閉鎖中でフラストレーションがたまっているFeri。そんなFeriを癒やしてくれる番組「Wir spielen für Österreich - Eine Initiative von ORF III und Volksoper Wien」が4月26日、20時30分からORFⅢで放送されました。

まず、お詫びからMCはChristoph Wagner-Trenkwitzさんでした。ただ、冒頭、ご自身が出てきただけで、後は「声の出演」。極端に接触を避けていることがよくわかります。

また、収録はスタジオではなく、ORF RadioKulturhausという小ホールで行われましたが、当然、客席には人はいません。

ちょっと気になったのは、舞台が全般的に暗い点。通常、特殊な演出がある場合は別ですが、この手のテレビコンサートでは、舞台を明るくすることが多いような気がするのですが‥

とくに無観客で、拍手をはじめとするお客さまの反応がゼロなので、Feri個人としては、余計、舞台の暗さが気になりました。

20200428001さて、舞台上には伴奏の奏者(ピアノ、ヴァイオリン2名、ヴィオラ1名、チェロ1名)が並んでいますが、奏者の間が微妙に距離をとっているのが印象的。室内楽団(ORF Radio-Symphonieorchesters Wien)を起用した理由がわかるような気がします。

伴奏の皆さんですが、ピアニストはVolksoperのEric Machanicさん。ヴァイオリンはPeter Matzkaさん(コンサートマスター)とJue-Hyang Parkさん、ヴィオラはMartin Kraushoferさん、チェロはSolveig Nordmeyerさんでした。

歌手の皆さんは、その都度、1人ずつ入ってきて、歌い終わったら、ホールの外へ出るというパターン。もちろん、拍手もありません。

結論から申し上げると、この時期、無人のホールとは言え、ライブでコンサートを実施することが、如何に大変であるかを、改めて実感した番組でした。

20200428002また、出演者の選定にも苦労があったことでしょう。この時期、喜んで出てくれる歌手ばかりではないでしょうから‥ 制作陣の苦労が忍ばれます。

プログラムは、事前に公開されていまいたが、やはり劇場閉鎖によって2019/20シーズンの再演がキャンセルになった「Die lustige Witwe」が中心でした。

 前半はソロの演奏。オープニングはGrafen Daniloが歌う「Da geh’ ich zu Maxim」。歌手はAlexandre Beuchatさん。

20200428003元々、オペラ畑の歌手ですが、2019/20シーズンで幻となった「Die lustige Witwe」で、ダニロを演じる予定でした。そのために起用された感じがします。

オペラ畑なので、歌いぶりは良いですが、最初は固い感じが‥ 実際の舞台では、ダニロ役がピッタリだったかどうか、若干不安。

続いて、Hanna Glawariの「Es lebt eine Vilja」。歌手はRebecca Nelsenさんだったので、ご機嫌です。彼女も今シーズンの「Die lustige Witwe」で、ハンナに起用される予定でした。彼女のハンナは観てみたかったですね。

20200428004続いて、レハールの作品「Das Land des Lächelns」。歌うのは皆さまご存じのVincent Schirrmacherさん。

1つ気になったのは、いつも劇場で観るときと雰囲気が違っていた点。

歌ったのはPrinzen Sou-Chongの「Von Apfelblüten einen Kranz」と「Dein ist mein ganzes Herz」。無観客の小ホールとは言え、歌いぶりはいつもどおり。声を張りあげて頑張っていました。

20200428005ここで、「Volksoperの劇場舞台」に場面転換(伴奏者の休憩タイムですね)。

事前にビデオで撮影していたのだと思いますが、客席側からではなく、舞台奥から無人の客席に向けた新鮮なアングル。

ここでは、VolksoperのピアニストEric Machanicさんの伴奏で、「Die Fledermaus」2幕でPrinzen Orlofskyが歌う「Ich lade gern mir Gäste ein」。歌を披露したのはMartina Mikelićさんでした。

20200428006Martina Mikelićさんは、ビデオ出演だけだったので、1曲だけの披露です。

彼女はVolksoperではオペラ中心に出演していますが、2019年の大晦日に上演された「Die Fledermaus」でオルロフスキーを演じています。という訳で、聴き応えがありました。

続いて、「Die Fledermaus」から、もう1曲。披露されたのは仮面を付けたRosalindeが2幕で歌う「Csárdás」。通常の舞台では、回りの男どもを魅了する部分。

20200428007歌ったのはKristiane Kaiserさん。2004/05シーズンからアンサンブルとして活躍しているベテラン。主にオペラの出演が多いですが、「Die Fledermaus」のロザリンデにも、起用されています。

歌いぶりは申し分ありませんが、如何せん、回りにロザリンデを虎視眈々と狙っている男どもがいないので、今ひとつ雰囲気が‥ サポートしてくれる男性陣がかいのので、卒倒する訳にはいきません(笑)。

20200428008次は、再びビデオ映像。ホームページやYouTuberでも公開されているVolksoper@homeが流されました。

無人のホールでの演奏では、変化がありませんから、こういった趣向が異なる映像を入れることで、番組にメリハリを付けたのでしょう。

また、今回、出演がかなわなかったオーケストラメンバーが登場したのもご愛敬。皆さん、お元気ですか?

20200428009今回の番組は、オペレッタ作品が中心ですが、ここでミュージカル作品が入ります。

オスカー・ハマースタイン2世によるブロードウェイ・ミュージカル「Show Boat」から名曲「Ol’ Man River」が披露されました。歌うはStefan Cernyさん。

この曲はEric Machanicさんのピアノ伴奏だけでした。Stefan Cernyさんは、平素はオペラ専門の歌手。彼になぜ、ミュージカル作品を歌わせたのかは、疑問です。ただ、オペラ歌手なので歌は見事でした。

ここからは、Feriもお気に入りEmmerich Kálmánの作品が登場します。

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April 26, 2020

臨時更新 4月26日、Volksoperが特別プログラムを放送(追記あり)

20200425201Volksoperを始め各劇場で2019/20シーズンの公演がキャンセルとなっていますが、そんな中、4月26日、ORFⅢで「Wir spielen für Österreich」(Wir spielen für Österreich - Eine Initiative von ORF III und Volksoper Wien)というオペレッタ・コンサートを放送(ライブ配信を含む)することが決まりました(現地時間20時15分からの予定です)。

時節柄、ドクターによる出演者に対する検査をはじめ、十分な感染防止対策を施した上での特別コンサートです。なお、会場はORFの施設が使用されるようです。

出演はJohanna Arrouas、Alexandre Beuchat、Stefan Cerny、Ben Connor、Kristiane Kaiser、Oliver Liebl、Martina Mikelic、Rebecca Nelsen、Ursula Pfitzner、Vincent Schirrmacher、Carsten Süssの皆さん。

演奏はORF Radio-Symphonieorchesters WienとVolksopernのピアニストEric Mechanicさん。おなじみのChristoph Wagner-Trenkwitzさんが構成を担当。Robert MeyerさんがMCを務めるようです。

20200426001コンサートでは、Johann Strauß、Franz Lehár、Emmerich Kálmán、Ralph Benatzkyなどの作品からアリアやデュエットなどが取り上げられますが、すでにORFⅢのホームページでは、当日のプログラムも発表されています。Feri、お気に入りの楽曲が盛り沢山。

劇場へ行けないだけに、オペレッタの名曲を楽しめるのはありがたいことです。

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January 19, 2019

ドラマに登場した日本料理店

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今日は「テレビドラマの話題」です。

日本では、海外ドラマはアメリカが中心で、オーストリアやドイツのドラマは、ほとんど放送されませんね。結構、面白いドラマもあるのですがね‥

ただ、Feriもドラマを放送している時間帯は、外出しているケースが多いため、こちらでもじっくり見ているケースは希です。

ドラマは、文化を如実に反映しているので、ストーリー以上に場所や背景の設定を見ているだけでも、楽しいものです。

なお、オーストリアでは、ドイツで制作されたドラマも数多く放送されています。一応、言語が同じですし、南ドイツを舞台にした番組などは、オーストリアに近い雰囲気がありますからね。

さて、先日、たまたま昼食時にテレビを付けたら、ドラマの放送中でした。オーストリア制作なのか、ドイツ制作なのかはわかりませんでしたが、その中で主人公達が外食をする場面で、「なんちゃって日本料理店」が登場しました。

なぜ、「なんちゃって日本料理店」と判断したかというと、入り口に近いところが回転寿司コーナーになっており、その奥に座敷があるという設定だったからです。

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November 29, 2018

番外編 映画「Strategic Air Command」再見

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11月最後の話題は、オーストリアともウィーンとも全く関係の無い「映画の話題」で申し訳ございません。実は、是非、紹介したいDVDが手に入ったもので‥

実は先日、日本の友人から“Feriさんが探していた映画のDVDが日本で発売になっているよ”という貴重な連絡をもらいました。

その映画とは1955年制作のハリウッド映画「Strategic Air Command」です。当時、アメリカに創設された戦略空軍団を描いた航空映画ですが、軍隊が舞台であるにも関わらず、戦闘のシーンが全くないという異色の作品です。

監督はAnthony Mann(アンソニー・マン)、音楽はVictor Young(ヴィクター・ヤング)という、当時のハリウッドの大御所(アメリカ映画に詳しい先輩曰く、「ハリウッドの一流どころ」のお二人)。

主演はJames Stewart(ジェームズ・スチュワート)とJune Allyson(ジェーン・アリソン)。映画通の方はご存じのように1954年制作の「グレン・ミラー物語」でも、トリオを組んでいます。

内容は当時の時代背景を反映したアメリカ戦略空軍団の完全な広報作品(プロパガンダ映画)です。

というのは、第2次世界大戦が終結し、多くのアメリカ国民が戦争は終わり、平和な時代が来たと思っている時期に、ソビエト連邦との冷戦が深刻化。核兵器による戦争抑止を東西両陣営ともに考えます。

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1946年、アメリカ陸軍航空軍は大規模な組織再編を行いますが、この時、戦術航空軍団(TAC)、防空軍団(ADC)とともに主要軍団として戦略航空軍団(Strategic Air Command、S AC)が設立されました(メジャーコマンドと呼ばれます)。

戦略航空軍団の使命は、核兵器を搭載できる長距離爆撃機(アメリカ本土から無着陸でソ連中枢部まで飛行できる性能を持っています)を運用し、核兵器による戦争抑止です。

その他にも海軍も核兵器を運用する潜水艦や航空母艦を就役させていますが、ここで空軍と海軍の予算、奪い合いが発生しているという背景もあります。

東西冷戦と言えば、オーストリアやウィーンも関係がない訳ではありませんが‥(超こじつけ)。

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その後、1947年に空軍が、陸軍から独立した際、戦略航空軍団も引き継がれています。

特に1949年から1957年まで、戦略航空軍団司令官であったカーチス・ルメイ(第2次世界大戦中、日本への無差別爆撃を推進した人物)は、戦略爆撃能力・核攻撃能力の拡充に努めました。

本作品ではホークス司令官という人物が登場しますが、カーチス・ルメイがモデルであったことは間違いありません。

しかし、米国民には実際に戦争が発生していないため、水面下で東西対立が激化しているという「冷戦の実感」がなく、軍備拡張に関して国民の理解が得られません。そこで、このような映画が作成されたようです。

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June 07, 2018

ORFのmobilen Studioを発見

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連載の「長めに話題」が2本、続いたので、今日は趣向を変えて「テレビ中継設備の話題」をお届けしましょう。

最近は衛星放送やインターネットテレビの普及で、オーストリアでもテレビの多チャンネル化が進んでいます。とは言っても、日本のNHKに当たるORFは複数のチャンネルを維持し、大きな勢力を誇っていることには違いありません。このあたり、NHKと事情が似ているような気がします。

先日、「Life Ball 2018」が開催されたRathausplatzを見物に行った際、向かいのCafé LANDTMANN向かいにある駐車場が閉鎖されており、ORFのテレビ中継設備が設置されていました。

この中継設備ですが、写真をご覧になるとわかるようにトレーラーになったの巨大な中継ブースで、車体には「UNTERWEGS IN Österreich」という番組名が書かれていました。

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この番組ですが、ORF2で月曜日から金曜日まで放送されている情報番組(ワイドショー)で、Jan MatejcekとNadja Maderという2人のキャスターが中心になって番組が展開されます。

このORFでは、「mobilen Studio」と呼んでいる、この設備を使ってオーストリア各地を巡り、そこから「時の話題」を中心に放送するのがウリ。

Feriが訪れた日は、ここから「Guten Morgen Österreich」(6時35分から放送)と「Daheim Österreich」(17時30分から放送)という二つの番組が中継されていました。訪問した時は、番組の間だったため、スタッフも休憩中だったようです。

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この日は「Life Ball 2018」にちなんで、「AIDSに関連する話題」や「Life Ball 2018のハイライト」などが取り上げられたようです(Feriは放送の時間、不在だったので番組そのものは見ていませんが‥)。

この中継ブースですが、「mobilen Studio」という名前が示すように本格的なスタジオに近い仕様になっています。そのため、設置した場所で、外部の騒音などを気にすることなく、本格的なスタジオ放送が可能な点が特徴です。従って、ゲストを招いてのインタビューなども、良く行われいます。

また、屋上から野外放送が出来るようになっており、これらの設備を使ってインタビューやトークショーなどが展開されます。

同番組のホームページには、この中継施設のツアースケジュールが掲載されており、どこから生中継が行われるのかがわかる仕組み。

Feriも今までに、この番組を見たことは沢山ありますが、実際に、この中継ブースを見たのは今回が初めてです。わざわざ追っかけるほどのネタではないので‥

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May 14, 2018

映画に登場したVolksoper

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今日は「映画ロケの話題」です。

映画の盛んなオーストリアでは、皆さまもご存じのように、オーストリアやウィーンを舞台にした作品も多数、制作されています。

また、頻繁に映画のロケーションも行われていますが、以前は「他国の街」として使われることも多かったようです。

これは、東西冷戦時、西側の映画会社では、東側諸国でのロケーションが不可能であったため、その代わりとしてオーストリアやウィーンが選ばれた‥という訳です。

理由ですが、「街の雰囲気が東欧圏の国に似ている」ところから来ているのかもしれません。Feriは、詳しく知りませんが‥

さて、先日、友人が日本のテレビで「007リビング・デイライツ」(The Living Daylights)が放送されたので、何気なく見ていたら、Volksoperが出てきた教えてくれました。

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トム・クルーズが出演した「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」(Mission: Impossible - Rogue Nation)では、国立歌劇場が実名で登場し、大々的なロケーションが行われましたが、アクション映画にVolksoperが登場するのは珍しいですね。

さて、「007 リビング・デイライツ」は1987年に公開された「シリーズ誕生25周年の記念作品」です。そのため、予算が拡大された他、ジェームズ・ボンド役がロジャー・ムーア(Sir Roger George Moore)からティモシー・ダルトン(Timothy Peter Dalton)に代わった初の作品です。

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Feriは、この作品を詳しく観ていないのですが、インターネットを検索していたら、「あらすじ」が紹介されていました。また、YouTubeには、ウィーンロケの部分をピックアップした映像がアップされていました。なるほど‥という展開です。

ストーリーの前半、ボンドは、ソ連の重要人物コスコフ将軍を西側に亡命させるという密命を受けてチェコスロバキアのブラチスラヴァへ赴きます。

今だったら、簡単にブラチスラヴァでロケーションができますが、当時は、東西冷戦の最中であったため、西側映画会社による撮影は不可能であったため、代替措置としてウィーンをブラチスラヴァに見立ててロケーションが行われたそうです。

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September 01, 2016

朗報、日本で「Das Grosse Museum」が上映されることになりました

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今日は「オーストリア映画の話題」をお伝えしましょう。

2014年にオーストリアで公開された「Das Grosse Museum(The Great Museum)」というドキュメンタリー作品があります。

内容は、ウィーンの観光名所にもなっているKunsthistorisches Museum Wien(美術史美術館)、2012年から行った大規模改修工事に密着し、通常は見ることができない「舞台裏」を紹介した興味深い作品です。

日本公開に際しては、お客さまの動員を意識してか「グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状」という粋なタイトルになっています。

正直、地味な作品なので、日本での上映は難しいと思っていたのですが、このほど、2016年11月から一般の映画館で公開されることが決まりました。

現在、11月26日から、東京・有楽町のヒューマントラストシネマ有楽町で上映されることが発表されていますが、その後、順次、全国で公開される予定になっているようです。

Feriは、この映画の日本公開に尽力した関係者の皆さまに敬意を表します。

上映時間は94分。美術ファンはもちろん、オーストリアやウィーンがお好きな方にとっては必見の映画と言えるでしょう。

制作スタッフは、以下のとおりです。

-Regie(監督):Johannes Holzhausen(ヨハネス・ホルツハウゼン)

-Produzent (製作):Johannes Rosenberger(ヨハネス・ローゼンベルガー)

-Buch (脚本):Johannes Holzhausen(ヨハネス・ホルツハウゼン)、Constantin Wulff(コンスタンティン・ウルフ)

-Kamera(撮影):Joerg Burger(ヨルク・ベルガー)、Attila Boa(アッティラ・ボア)

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また、このブログをご覧の皆さまの中には、オリジナルの方に興味がある方も多いと思うので、オリジナルのホームページ(こちらから)もご紹介します。

なお、以下の内容は、日本向けプレスリリースからの転載です。

ハプスブルク家のコレクションを始め、ブリューゲルの「バベルの塔」など膨大な美術作品を所蔵し、ヨーロッパ三大美術館の一つでもあり、今年で創立125周年を迎えるウィーン美術史美術館の改装工事に密着したドキュメンタリー。

2012年から大規模な改装工事に着手した美術館の改装から再オープンに至るまでの舞台裏を、解説やインタビュー、音楽を一切排したダイレクトシネマの手法を用いて撮影。

館長から清掃員、運搬係から美術史家に至るまで、スタッフたちの一人一人が美術館の美術品と共存しながら働く姿、そして最高の形で展示する過程を映し出す。さらに本作が描き出すのは、そこで働く人々の小さなドラマの数々である。

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January 09, 2016

映画の話題を二つ

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今日は「映画の話題」をお伝えしましょう。

こちらでも、昨年、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」(STAR WARS: THE FORCE AWAKENS)の上映が始まりましたが、やはり人気があるようで、上演初日には映画館の前に行列ができていました。ちなみに2枚目の写真は、Mariahilfer Straßeにある映画館の前。若い人が次の上映開始を待っているところです。

また、これに合わせて、2015年12月18日から2016年4月16日まで、ウィーンにあるオーストリア応用美術博物館MAK(Österreichisches Museum für angewandte Kunst)で「STAR WORS IDENTITIES」という特別展が開催されています。時流に乗るのが上手なこと。

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Feriは、見に行っていませんが、街中には同展のポスターが結構、張り出されています。このポスターですが、ダースベーダーとデススターを合体させた、なかなか素晴らしいデザインです。

一方、2015年12月からウィーンの映画館で、興味深い映画の上映が始まりました。それが、ドイツで制作された実写版の「HEIDE」です。右の写真は、地下鉄の駅で見かけたポスターです。

「HEIDE」の実写版は、過去にもヨーロッパやアメリカで映画、テレビドラマで多数、制作されているので、珍しい話ではありません。直近では2005年のイギリス版が有名だと思います。

ただ、いずれもヨハンナ・スピリの小説を元に制作されています。

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