September 27, 2009

番外編 ベートーベン シンフォニー第5番“Frühsütck”

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今日は、たまたま動画サイトの「YouTubeで見つけた動画の話題」です。

ウィーンに縁のある作曲家ベートーベンのシンフォニー5番“Frühsütck”(「運命」のパロディ版 happy01朝ご飯」)です。かなり有名らしいので、すでにご存知の方も多いかもしれません。

歌は日本語なので、ご丁寧に英文の字幕が着いています。誰が考えたのかしりませんが、なかなか良くできています。

ちなみにShanghai Taro Dance Company(OSAKA、JAPAN、2003)というクレジットが入っています。

そういえば、この手のクラシック音楽を使ったパロディ版は、色々とあるみたいですね。

説明は不要なので「続き」で動画をご覧ください。ただし、notes 音が出ないと面白くないので、会社でご覧の方はご注意ください coldsweats01

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June 28, 2009

番外編 森野由みさん「ドイツ・レクイエム」を歌う

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今日は、当ブログでも時々ご紹介しているウィーン在住のソプラノ歌手・森野由みさんの話題です notes

6月27日、KAY合唱団の第119回定期演奏会で、森野由みさんがブラームスの「ドイツ・レクイエム」を歌いました。Feriもたまたま時間がとれたので、出かけてきました happy01 。会場は東京・池袋の東京芸術劇場です。

KAY合唱団は、オルガニストで指揮者でもあった奥田耕天氏により、1947年に結成された合唱団です。KAYとは、この合唱団を構成する三つの団体、恵泉女子学園大学フラウエンコール青山学院オラトリオ・ソサエティYMCAオラトリオ・ソサエティの頭文字を撮ったものだそうです。

Feriは初めてこの演奏会を鑑賞しましたが、YMCAオラトリオ・ソサエティは社会人(OB、OGですね)を中心に構成されているため、合唱団は老若男女、非常に幅広いメンバーで構成されていました。

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June 12, 2009

番外編 サラ・ブライトマン ステファンドームで歌う

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6月11日の深夜、日本の tv NHK BSハイビジョン(BShi)の「ワールド・プレミアム・ライブ」という番組で、サラ・ブライトマン(Sarah Brightman)のコンサートが放送されました。で、このコンサート、何とビックリ coldsweats01 、ウィーンのステファンドームで開催されたものだったのです。

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June 07, 2009

第30回ブラスムジークフェスト開催<動画追加>

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今日は「吹奏楽の話題」をお届けしましょう。

ウィーンでは、毎年この時期、「Österreichisches Blasmusikfest」(オーストリア吹奏楽祭り)が開催されます。今年は、第30回で、6月6日に市庁舎前広場で開催されましたが、「100Jahre Polizeimusik Wien」(ウィーン警察音楽隊100周年)ということで、6月3日から警察音楽隊によるイベントが開催されました。

とくに5日と6日はウィーン各区(6日は23区すべて、5日は1区、3区、4区、6区、10区、12区)で、各州の警察音楽隊および他国の警察音楽隊によるプラッツコンツェルトが、10時から11時にかけて開催されました。

同じ時間帯に複数の場所で行われるというのは、聴く方にとっては悩みの種 catface。どれも聴きたい。何とかして coldsweats01

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June 06, 2009

Musik im Museum

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このところランキングが乱高下状態ですが、正にオペレッタにふさわしい状況でしょうかね。

さて、今日は「ちょっと変わったコンサートの模様」をお伝えしましょう。

実はウィーン美術史博物館(KunsthistorischenMuseumus)で、月に1回、「Musik im Museum」と名付けられた定期コンサートが開催されています。ちなみにProf.Eduard MELKUS(エドゥアルト・メルクス)氏率いるVerein Capella Academica Wienというグループが演奏を担当しています(今回は出番がありませんでしたが、日本人バイオリニストの太田英里さんもメンバーだそうです)。

さて、2008/2009シーズンの最終回が6月4日に行われました。たまたまウィーン在住のSさんから、このコンサートのお誘いを受けたので、聴くチャンスが訪れたという訳です。

当日のメンバーですが、ピアノはJörg DEMUS、バイオリンがEduard MELKUS、チェロがRudof LEOPOLDの三名でした。

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June 05, 2009

観客は10万人

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6月4日に、恒例のシェーンブルン宮殿ウィーンフィル野外コンサートが開催されました。

今年は、お天気にも恵まれて多くのお客さまがいらっしゃったようです(何しろ、野外とは言え、天下のウィーンフィルが無料ですから)。5日朝9時のニュースによれが、昨晩の観客は10万人 coldsweats02

クラシック音楽の行事で、一晩10万人とは、流石というか、何というか。この集客力は半端ではありませんね。

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June 04, 2009

恒例のシェーンブルン宮殿野外コンサート

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6月4日に恒例となったシェーンブルン宮殿での野外コンサートが行われます(20時30分開演) heart04

今年はダニエル・バレンボイムが指揮をするとのこと。今年の演目ですが、

Wolfgang Amadeus Mozart: Serenade G-Dur, KV 525, "Eine kleine Nachtmusik"

Manuel de Falla: Nächte in spanischen Gärten

Modest Mussorgski: Eine Nacht auf dem kahlen Berg

Johann Strauß: Tausendundeine Nacht, Walzer, op. 346

などが予定されています。

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May 31, 2009

エスターハージィ城のハイドン・コンサート

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5月最後は今日が命日の「ハイドンにまつわる話題」をお届けしましょう。今年は「ハイドンイヤー」と言うことで、ハイドンの地元アイゼンシュタットでは、様々なコンサートが企画されています。

5月31日はハイドンの命日に当たるため、29日から1日にかけて、「HAYDN GEDENK TAGE」と題されたコンサート・チクルスが、エスターハージィ城で行われました。

平素は遠征をしないFeriですが、たまたま「30日のチケットがあるので、一緒にいかがですか」というお誘いを受けたので、出かけることにしました heart04

指揮はPaul Goodwin、演奏はAcademy of Ancient Musicが担当しました。通常のオーケストラ編成ではなく、当時を彷彿させる古典楽器を使用した演奏でした。

当日のプログラムですが、ハイドンの交響曲30番・49番・26番・44番で、「POSITIV UND HOFFNUNGSVOLL」(ポジティブで希望に満ちて)というタイトルがついています。

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April 27, 2009

音楽評論あれこれ

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今日は「音楽評論の話題」です。

洋の東西を問わず、音楽や演劇、映画などには、評論家と呼ばれる識者による評論がつきものですね confident 。ところが、ここ数年、オペレッタやオペラを聴き込むようになってから、日本とウィーンでは、音楽評論がずいぶん違うことに気づきました。

まず、日本の新聞などに掲載されている音楽評論では、「厳しい評論」を見たことがほとんどありません。国内外を問わず、演奏に関しては、かなり持ち上げたコメント(ヨイショ記事)が目立ちます happy01

それに対して、ウィーンの新聞に掲載される評論は、かなり厳しいのが一般的です。少なくとも、オペレッタやオペラの場合、演出、演奏、主要歌手のすべてを絶賛するケースは、まず皆無です。たとえば、ある歌手は絶賛でも、演出がボロクソというケースもあります(当然、同じ演目に出演している歌手でも、評価に差があります)。どんなに著名な指揮者でも、演奏が良くなければバッサリ切られます。曰く、“オケの潜在的な力を十分に引き出していない pout

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April 20, 2009

番外編 森野由みさんのコンサート(神戸編)

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当ブログでも、何回かご紹介したウィーン在住のソプラノ歌手、森野由みさんのコンサートが、4月19日に神戸で行われました notes

なぜか、東京には顔を出さなかったFeriですが、神戸のコンサートを観てきましたので、その模様をご紹介しましょう happy01

会場は、神戸医師会会館という「お堅い場所」なのですが、その中に「市民ホール」という公共施設があります。そこで、開催されました。当然、Feriも初めてです。

いわゆる音楽専用の施設ではありませんので、当初はあまり期待していなかったのですが、意外と立派なホールでした。ただ、多目的ホールなので、舞台にスポット照明がないのがちょっと残念でしたね。なお、ピアノ伴奏はいつもペアを組んでいる志茂貴子さんでした。

神戸では、志茂さんが司会もかねており、八面六臂のご活躍でした(本来、お話は仕事のうちではないのでしょうが、ウィットに富んでおり、お上手でしたね note )。

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April 07, 2009

アン・ディア・ウィーン劇場にグルベローヴァ登場(予定)

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ウィーンでは各劇場で2009/2010プログラムが発表されていますが、Theater an der Wien のプログラムも先日発表されました。

注目されるのは、12月12日にグルベローヴァのリサイタルが行われることでしょうか。
これは、、Prima donna というコンサート・チクルスの一環として行われるもので、9月10日のオープニング、12月12日のグルヴェローヴァ、2010年1月8日のアンネ・ソフィー・フォン・オッター、2010年6月23日のナディア・ミカエルという4公演から構成されています。

曲目の詳細は発表されていませんが、モーツァルト、ドニゼッテイ、ベリーニなどのアリアのようです heart04

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March 06, 2009

「録音の現場」から…(下)

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さて、今日も cd バウムガルテンでの「レコーディングの続き」をお届けしましょう(左の写真はレコーディング風景を記録する井阪社長です)。

マイクの微調整が終わると、さっそくテイク2が始まります。ご存知の方も多いと思いますが、今回、レコーディングされた「無伴奏チェロ・ソナタ 作品8」は、演奏時間は短いものの、非常に高い演奏技術を要求される作品です。

そのため、ここから楽章ごとの修正が始まります。見学をしていて非常に興味深かったのは、演奏の修正に関する井阪プロデューサーとヴォルガさんとのやり取りです。当然のことながら、プロデューサーと奏者の間に信頼関係が確立されていないと、無用な対立が起こってしまいます。ここが、まず重要な点でしょうね。

修正して良くなった箇所を確実に指摘した上で、別の修正を依頼するという形で進んでいきました。正に「職人(マイスター)の世界」ですね。修正箇所も、演奏のテンポ、演奏の強弱など多岐にわたっていました notes

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March 05, 2009

「録音の現場」から…(中)

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今日は、バウムガルテンで見学した「レコーディングの模様」をご紹介しましょう。

予定よりも若干遅れて、奏者がやってきました。今回、見学させていただいたレコーディングは、すでにカメラータトウキョウさんのWebサイトでも公開されていますが、ウィーンフィルのソロ・チェロ奏者、タマーシュ・ヴァルガさんのソロです notes

当日、レコーディングが行われた作品は、ヴァルガさんの出身地でもあるハンガリーの代表的作曲家、コダーイの「無伴奏チェロ・ソナタ 作品8」でした。

ヴァルガさんは、レコーディングなので肩の凝らない気軽な服装でした(当たり前ですが)。それにしてもウィーンフィルのメンバーは、日本語がお上手な方が多いですね(日本語のナイショ話をしても、ばれているかもしれませんよ)。

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March 04, 2009

「録音の現場」から…(上)

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2008年12月に当ブログでカメラータトウキョウの井坂社長が執筆された「一枚のディスクに レコード・プロデューサーの仕事」をご紹介しましたが、今日は、それにまつわるお話です。

昨年の秋、ウィーンにお住まいで、井阪社長をよくご存知のMさんからのご紹介で、カメラータトウキョウさんのレコーディングを見学することができました。

しかも、ライブレコーディングではなく、スタジオレコーディングです。場所は「一枚のディスクに」で紹介さているウィーンのスタジオ・バウムガルテンです。10時30分くらいからレコーディングを始めるというお話を聴き、10分前に到着するように、西駅前から52系統の路面電車に乗って14区にあるバウムガルテンの最寄り停留所Hochsatzengasseへ向かいました。

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March 02, 2009

森野由みさんの「ティータイムコンサート」開催

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new 当ブログでもご紹介したことがあるウィーン在住のソプラノ歌手森野由みさんが、来月、一時帰国され、それに合わせて4月5日に東京で「ティータイムコンサート」を開催することになりました。森野さんから、コンサートの概要をお知らせいただいたので、当ブログでもご紹介いたします heart04

実は、森野由みさんは、今年2月にスロヴァキア国立コシツェ歌劇場で「マダム・バタフライ」のタイトルロールを務めています。ですから、プロモーター風にキャッチコピーを考えると、“あの、スロヴァキア国立コシツェ歌劇場でマダム・バタフライのタイトルロールを勤めた森野由み、緊急、凱旋公演決定”みたいな感じになるのでしょうかね(ご本人は、こういう大げさなのはお嫌いなようです coldsweats01 )。

Feriも当初はスロヴァキアまで行きたかったのですが、劇場側の都合で、出演予定日が直前までハッキリせず、今回は断念せざるを得ませんでした(何しろ、場所がスロヴァキアの東部ですから、日本から出かけるには、それなりの準備が必要ですからねぇ weep )。

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February 03, 2009

番外編 アレクサンダー・ジョエルの「意外な一面」

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先日、新国立劇場の「こうもり」をご紹介しましたが、当日の指揮者アレクサンダー・ジョエル(Alexander Joel)に関して、ウィーン在住の友人から興味深い話を聴きました。

彼の兄はポップ界で有名な ビリー・ジョエル(Billy Joel)らしいのです(ただし、お母様が違うようですが…) lovely

当日、新国立劇場で購入したプログラムに掲載されている略歴には、「ウィーン音楽大学でピアノを学んだ後、ウィーン・コンセルヴァトリウムで指揮を学ぶ。96年に卒業し、スポーと指揮者コンクールで優勝」などと紹介されており、ビリー・ジョエルとの関係は全く書かれていませんでした(ちなみに指揮者や歌手の略歴は、ご本人やマネジメント会社から厳格に指示されるそうで、勝手に加筆・修正をすることが禁じられているそうです)。そのため、お恥ずかしながら、Feriも知りませんでした confident

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January 05, 2009

2009年は「ハイドン・イヤー」

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今日、5日ですが、ウィーンでは「窓の日」パート2になっていると思います。というのは6日が「三聖王の日」でお休みになるため、月曜日を休んでしまうと、連休になるからです。曜日回りの関係から、2日も「窓の日」になっていましたから、もし、続けると6連休になるのでしょうかね。きっと、今日あたり、突然風邪を引いたりする人が増えるんでしょうなぁ sleepy という訳で、今日は「窓の日スペシャル」として「二本立て」です。

2009年は、ヨーゼフ・ハイドン(1732~1809年)の没後200周年に当たるため、「ハイドン・イヤー」としてオーストリア各地では、様々な行事が行われます。

ただ、日本人にはモーツァルトのように一般受けしないためか、日本国内ではあまり紹介されないのが残念です。

ご存じのように、ハイドンはニーダーエーステライヒ州のローラウで、1732年3月31日に生まれました。その後、ウィーンのシュテファン教会では聖歌隊の一員として歌い、アイゼンシュタットにあるエスターハージィ宮殿では、30年以上もの間楽長を務めています。1809年5月31日に死去するまで、1200曲以上の作品を残しており、「交響曲と弦楽四重奏曲の父」とも言われていますね。

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January 02, 2009

番外編 サントリーホール ジルヴェスター・コンサート2008

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12月31日、恒例となったウィーン・フォルクスオーパー交響楽団メンバーによる「サントリーホール ジルヴェスター・コンサート2008《Liebe, Aime, 愛, Amore, Love》ワルツで刻む、ゆく年!くる年!」が行われました。

実は、Feriは以前、ブダペスト・オペレッタ劇場が来日していた頃は、もっぱらそちらに行っていたので、サントリーホールには足を運んだことがありませんでした。今回は、久しぶりにルドルフ・ビービル氏が指揮を執ることになったので、出かけてきました。ちなみに今回で17年目になるそうです(もちろん、連続です)。

今回は歌手として、ナターリア・ウシャコーワ(ソプラノ)とメルツァード・モンタゼーリ(テノール)の二名が参加しています。モンタゼーリも、フォルクスオーパーではずいぶん出番が増えましたね。「ルクセンブルク伯」に初登場したころは、余裕がなかったように感じましたが、最近では「トスカ」などにも出演し、堂々たる歌いぶりになりましたね。

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December 22, 2008

フォルクスオーパーのクリスマスコンサート

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この時期、ウィーンではクリスマスコンサートが盛んに行われています。12月21日には、コンツェルトハウスで行われたガランチャも出演したクリスマスコンサートの模様がORFで放送されました(指揮はガランチャの旦那さん。これは本当です)。

さて、フォルクスオーパーのプログラムの中から、12月21日に「Weihnachts-konzert」なる演目を発見しました。もちろん、一夜限りのスペシャル・プログラムです。という訳で、物好きFeriは行ってきました。

なお、当日、国立歌劇場はバレエ「ジゼル」だったので、熱烈なバレエファンのお客さま以外は、こちらにいらっしゃった方が多かったようです(満席でした)。時々、コメントを頂くはっぱさんは、バレエ通のようですから、きっと「ジゼル」に行ったことでしょう(詳しくは彼女のブログを見ましょう)。

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December 15, 2008

クリスマス市で出会った合唱団

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アドヴェントも3週目の週末になると、ウィーン市内は人人人 coldsweats02 。本当にすごい人出です。でも、大多数は観光客の皆さまのようですが… ちなみに「土曜日」が混雑する理由ですが、いわゆる物販のお店が営業しているからです。そのため、クリスマスプレゼントを買う人でごった返す…という訳です。昔は、土曜日は終日営業ではなかったのですが、今は終日営業しているところも多いので、日本の年末を思わせる混雑になっています shock 。今年はシンゲン条約締結国が拡大され、パスポートなしに旧東側からウィーンへ来ることができるようなったことも、拍車をかけてるようです(すごい数の bus バスが来ていました)。

当然、ウィーン市内で催されている xmas クリスマス市も、週末は観光客の皆さんで大賑わいです。特に市庁舎前やシェーンブルン宮殿などは、団体のお客さまが大挙して押し寄せています。

さて、そんな中で、こっそり・ひっそり開催しているクリスマス市を発見しました。窮しないのニーダーエスターライヒ州庁舎の中庭で開かれた「SO schmeckt NEDERÖSTERREICH Advent Markt」(12月12日と13日に開催)です。

規模は比較的小さいのですが、ニーダーエスターライヒ州特産品の食品やワイン、シュナップスなどを提供する屋台が並び、良い雰囲気でした(普通のクリスマス市と異なり、物産展の趣がありました)。

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November 24, 2008

ポール・ポッツ ウィーンに現る さて、その評価は…

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最近、日本のテレビコマーシャル(龍角散ののど飴新製品)にも登場している有名人ポール・ポッツ(Paul Potts)ですが、ウィーンでもリサイタルを行っているようです。

イギリス生まれの歌手、ポール・ポッツは、日本のテレビ番組でも取り上げられたので、ご存知の方も多いと思います。

ポッツは子供の頃から歌が好きだったようで、16歳だった1986年に、ホセ・カレーラスの声と出会い、彼の美しい歌声に魅了され、“いつか、彼のようになり満員のオペラハウスで歌いたい”という夢を抱いたそうです heart04

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November 04, 2008

番外編 ウィーン・クラシックス演奏会

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11月3日、日本では「文化の日」ですが、ウィーン国立歌劇場を率いて来日中の音楽総監督小澤征爾さんが、文化勲章を受章されましたね。11月1日に「フィデリオ」の最終公演が終わった後だけに、きっと感慨もひとしおだったと思います。本当に、おめでとうございます shine

さて、ウィーン国立歌劇場来日公演も、残すところ「ロベルト・デヴェリュー」の2公演だけになりましたが、オペラ上演の「狭間」を縫って、一部のオーケストラメンバーによるコンサートも開催されています。

皆さま、ご商売熱心なこと。失礼、「音楽文化の交流」にご熱心なのですね。

その一つが、「ウィーン・クラシックス」アンサンブルによる演奏会です。

構成は弦楽器奏者10名(第1ヴァイオリン3名、第2ヴァイオリン2名、ヴィオラ2名、チェロ2名、コントラバス1名)、オーボエ2名、ホルン2名、ファゴット名の計15名で構成されています。

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October 07, 2008

番外編 ズービン・メータ氏が高松宮殿下記念世界文化賞を受賞

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ウィーンフィルの定期演奏会をはじめ、ウィーンでもご活躍のズービン・メータ氏が、今年20周年を迎える「高松宮殿下記念世界文化賞」を受賞しました shine

受賞の理由には、「終身音楽監督を務めるイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団と深い絆を結んでいること、中東和平を願いユダヤ人とアラブ人が同席するコンサートを行うなど、数々の人道的活動を行っていることも高く評価された」と報じられています。

10月15日、東京で授賞式が行われるそうですが、ご本人も出席予定だそうです。

Feriは、ズービン・メータ氏は指揮をしている時の様子しか存じませんが、オーケストラ・メンバーとの相互信頼を強く感じますね heart04

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September 18, 2008

消防音楽隊による「歓喜の歌」

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先日、ウィーンの市庁舎前広場で行われた消防士さんの行事をお伝えしましたが、当日、音楽隊により日本人にはなじみの深いベートーベンの交響曲第9番「歓喜の歌」が演奏されました。

吹奏楽ですし、小雨が降るという悪条件の中でしたが、生で見ると、ちょっと感激。たまたまデジタルカメラの動画機能で一部を撮影したので、ご紹介しましょう happy01

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August 21, 2008

キルヒェンコンツェルト

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ウィーンでも時々、教会で「有料」のキルヒェンコンツェルトが開催されることがあります。Feriもかつて、ウィーンでオペラのチケットがとれなかった時、代わりにステファン教会のキルヒェンコンツェルトに出かけたことがあります。

ご存じのように、カトリックの教会に多いドーム型の礼拝堂は、音響効果が良く下手なコンツェルトホールも顔負けです。実際、CDの録音などに使われる教会もあるくらいですから、その実力がわかります。

さて、「有料」のキルヒェンコンツェルトですが、多くは商売のために行っているというよりは、教会の運営費を獲得するために行っているようです。また、演奏される曲目については、場所柄、キリスト教に関連する宗教曲が選ばれるケースが多いようです。

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June 20, 2008

「マルタ」のライブCDはいかが

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先日、日本公演を終えたフォルクスオーパーですが、 cd 「マルタ」のライブCDが発売されています。

2003年10月18日のフォルクスオーパーにおけるライブ録音で、Feriも以前、フォルクスオーパーで、このCDを手に入れました。

さて、出演者ですが、レディ・ハリエット・ダラム(マルタ)役はAlexandra Reinpercht、ナンシー役はAndrea Bönig、トリスタン・ミクルフォード卿役はKaus Kuttler、ライオネル役はIsmael Jordi、プランケット役はAnton Scharinger、リッチモンドの判事役はMarkus Raabでした。実は、Feriが2006年5月に現地で見た公演と、ほぼ同じメンバーです(プランケット役とリッチモンドの判事役以外は一緒でした) notes

また、指揮はTomásŝ Netopilが務めています。時期が古いため、キャストは来日メンバーとは異なります。しかし、演出は変わっていませんので、来日公演をご覧になった方には、楽しめると思います。この中で、すばらしいのはライオネル役のIsmael Jordiでしょうね。

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May 06, 2008

マーラー交響曲第3番 こぼれ話

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5月に入り、楽友協会大ホールなどを中心に様々なコンサートが開催されています notes 。音楽ファンにとっては、見逃せないプログラムも目白押し…といったところです。

さて、5月3日と4日の両日、グスタフ・マーラー交響曲第3番ニ短調が、楽友協会大ホールで、ウィーンフィルにより演奏されました。

クラシック・ファンには有名なマーラーの交響曲第3番、全6楽章からなっており、第4楽章にアルト独唱(メゾソプラノが出ることもあります)、第5楽章にアルト独唱と児童合唱、女声合唱を導入した、ちょっと変わった交響曲です。また、演奏時間は約100分で、マーラーの交響曲としてはもちろんのこと、通常の演奏会で採り採り上げられる交響曲としても、「最長の曲」として、ギネスブックに掲載されているそうです(何しろ交響曲のくせして、CDは二枚組というオペラ並みの大作です) coldsweats02

今回、指揮はマリス・ヤンソンス、独唱にエリーナ・ガランチャが出るというので、 ticket チケットをウィーン在住の「ある方」 maple に探してもらい、5月4日の公演を聴くことができました。

が、指揮者が突然の変更で、Semyon Bychkovになってしまいました。ヤンソンスを見たかった皆さまはがっかりだったかもしれません(Semyon Bychkovもすばらしい指揮ぶりでしたが)。
とにかく長い交響曲なので、聴く方も、それなりに大変です coldsweats02

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April 10, 2008

フォルクスオーパーの新マガジン

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さて、今日は劇場で配布している無料のPR誌のお話です book

まず、国立歌劇場では、「prolog」という月刊のPR誌(30ページほど)を発行しています(2008年3月で117号)。皆さん、無料ですから、オペラやバレエの観劇に訪れると、必ずお土産に一部持ってくると思います。当月上演される演目の概要をはじめ、新しく国立歌劇場に出演する指揮者や歌手のプロフィール、インタビュー記事なども載っており、なかなか充実した内容になっています annoy

さて、一方フォルクスオーパーでは、前シーズンまでは、新聞のような形のPR誌(「VOW!」という名前でしたね)を発行していましたが、このほど、体裁を一新して新創刊されました。

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April 02, 2008

潜入 ウィーンフィル定期演奏会

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notes 今日は、コンサートの話題です。

ウィーンではシーズン中、毎日のようにコンサートなどが開催されていますが、その中でチケットがとりにくいコンサートの代表がウィーンフィルの定期演奏会でしょう。

何しろ「永代会員」(実際、ご本人がお亡くなりになっても、ご家族が引き続きいらっしゃるケースが多いとか)が席を押さえているため、一般になかなかチケットが出てきません。

今回、偶然にも定期演奏会のチケットを手に入れることができましたので、出かけてきました(持つべきものは「タダ友」ですheart04)。ちなみに冒頭の写真は、当日のプログラム(3.7ユーロもします)です。

ご存じの方も多いと思いますが、ウィーンフィルの定期演奏会は、週末のお昼を挟んで行われます。

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March 22, 2008

番外編 ウィーン室内合奏団 特別演奏会

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さて、今日は久しぶりの「番外編」ですheart02

ウィーン室内合奏団(Wiener Kammerensembele)の来日公演が、3月12日から21日にかけて行われました。普段、室内合奏団系の演奏会にはあまり顔を出さないFeriですが、今回、ご招待を受けたので、観てきましたfree

ご存じの方も多いと思いますが、ウィーン室内合奏団は1970年に故ゲアハルト・ヘッツェルが、ウィーンフィルのメンバーに声を掛けて結成した楽団です。1992年にゲアハルト・ヘッツェルが不慮の事故で亡くなってからは、ヨゼフ・ヘルが後任を務めています。また、メンバーについても、何度か交代しています。

今回来日したメンバーは、ヨゼフ・ヘル(第一ヴァイオリン)、純ケラー(第二ヴァイオリン)、トバイアス・リー(ヴィオラ)、タマーシュ・ヴォルガ(チェロ)、ヘルベルト・マイエル(コントラバス)、ゲラルト-アロイス・バッヒンガー(クラリネット)、ミヒャエル・ウェルバ(ファゴット)、エリック・ターヴィリガー(ホルン)という8名でした。

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March 09, 2008

ネトレプコ嬢、ウィーンを走る

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先頃、ご懐妊が発表されて、話題になっているソプラノ歌手のアンナ・ネトレプコですが、4月に上演されるウィーン国立歌劇場「マノン」(6日、9日、12日、15日)には登板するようですね(さすがに、この時期、Feriはウィーンに居るのは無理です)。

このご懐妊によって、オファーがあったザルツブルク音楽祭は欠席する旨が発表され、ファンをがっかりさせているとか(もっとも、ザルツブルク音楽祭は、出演料が安いので、ご本人も出たくないのが本音だとかいうウワサも出ていますが、真偽のほどは確かではありません)yen

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January 11, 2008

Ruthilde Boeschさんの誕生会

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グルベローヴァさんの「歌の先生」、Ruthilde Boeschさんの誕生パーティが1月12日、ウィーン国立歌劇場の「大理石の間」で開催されるそうです(午前11時から)。

グルベローヴァさんの先生なので、御年90歳!(女性の歳をオープンにしてはいけないのかもしれませんが、ご長寿なのでOKでしょうかね)。そういえば、昨年の「ノルマ」上演の祭、歌劇場でRuthilde Boeschさんらしい人を見かけたという話を聴きました。

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December 25, 2007

ちょっと変わったCD

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オーストリアでは、12月25日と26日は、祝日ということで、皆さんお休みです。

さて、今日は「珍品CD」のお話です。珍品といっても、変なものではありません。オーストリア国防軍軍楽隊ザルツブルクの演奏を収めたCDです。

これは、以前、軍事史博物館を訪問した際、ミュージアム・ショップで売っていたものです。何種類かありましたが、写真のCDは「空軍」に関するマーチなどを集めたものです。

曲目は、各国の軍楽隊がよく演奏するポピュラーなものが多く、「どこかで聴いたことがある」といった感じの曲が大多数です。そのため、演奏を聴いていると、オーストリアらしさというのは、正直、あまり感じません。

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December 17, 2007

おまけ ネトレプコの野外コンサート

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はっぱさんから、ご案内があった6月27日のコンサートのポスターがこれです。

「シェーンブルン宮殿の庭で、アンナ・ネトレプコ、ローランド・ヴィラソン、プラチド・ドミンゴの合同コンサートがありますよ」と市内で盛んにPRしています。

まぁ、わざわざ好んで、この時期に行く音楽ファンは、いらっしゃるんでしょうかね。EURO2008決勝戦の組み合わせによっては、えらいことになっていそうな気が…

NHKさん当たりの録画中継に期待しましょう。はっぱさん、ごめんなさいね。

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September 26, 2007

国立歌劇場のリーダー・アーベント

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普段はオペラやバレエ専門の国立歌劇場ですが、珍しいリーダー・アーベントを観る機会がありました。イタリア出身のテノール歌手アンドレア・ボッチェリ(Andrea Bocelli)さんのリサイタルで、ピアノ伴奏はCarlo Berniniさんでした。

リサイタルなので、舞台が気になるところですが、オーケストラピットの床を上げ、この中央にピアノが設置されていました。ここがステージになる形で、通常の舞台には赤い緞帳が下げられていました。

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August 05, 2007

島てるみさんが、ウィーン民謡芸術協会のゴールド栄誉賞を受賞しました

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今日は、嬉しいニュースです。
以前、当ブログでもご紹介したウィーン中心に活躍している日本人ソプラノ歌手、島てるみさんが、このほど、ウィーン民謡芸術協会のゴールド栄誉賞を受賞したというニュースが入ってきました。

本ブログをご覧の皆様は、ご存じかと思いますが、ウィンナリートは、声が美しく、かつ技術的にうまいだけでは不十分だそうです。そう、「ウィーンの文化」なので、独特の「ウィーンの訛り」や、節回しなどを上手に表現することが、ポイントになります(だから文化なのでしょうが…)。そのため、ウィーン生まれ、あるいはオーストリア出身の歌手でも、難しい演目の一つに数えられています。

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June 29, 2007

臨時更新 コンサート・エージェンシー・ムジカ倒産

今日は、臨時の更新です。

日本の話題なのですが、ブダペストオペレッタ劇場をはじめ、海外の名門オーケストラやバレエ団などを招へいしていた「コンサート・エージェンシー・ムジカ」が倒産したようです。

新聞報道によると、チェコフィルハーモニー室内管弦楽団などのコンサートが相次いで中止され、返金のめどが立っていないチケットもあるようです。負債総額は12億8700万円だそうで、チケットの事前購入者への払戻も難しいようです。

今年の、ブダペストオペレッタ劇場によるジルベスター・コンサートがリリースされていなかったので、心配していたのですが、こんな結果になって残念です。

これで、ブダペストオペレッタ劇場も、しばらく来日公演は難しくなるでしょう。写真は、ブダペストオペレッタ劇場の公演風景(ただし、現地)です。

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February 17, 2005

お悔やみ マルチェッロ・ビオッティ氏亡くなる

IMG_9799_012月5日、ウィーンシュターツオパーで、グルヴェローヴァさん主演の「ノルマ」プルミエを指揮したイタリア人のマルチェッロ・ビオッティ氏が、2月16日、ドイツ・ミュンヘンで亡くなりました。

体調不良で、数日前から入院していたとのこと。当初予定されていた10日の「ノルマ」も指揮を代わっています。結果として、5日の「ノルマ」プルミエが、「ウィーン最後の公演」となってしまいました。

シュターツオパーでは、グルヴェローヴァさんとの競演も多く、私も何度か、ビオッティ氏の指揮でオペラを鑑賞しています。

享年、50歳とのこと。大変残念です。

なお、ビオッティ氏は、2002年にベネチア・フェニーチェ歌劇場の音楽監督に就任しており、今年5月に同劇団と来日公演を行う予定でした。


もう、グルヴェローヴァさんとの競演を見ることができないかと思うと、残念です。
どうぞ、安らかに…

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January 24, 2005

拍手のフライング

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ごく、当たり前のことですが、オペレッタやオペラに拍手はつきものです。しかし、本来は拍手のタイミングで、聴衆の成熟度がわかると言われています。

というのは、本来、拍手をしてはいけない「間」というものが、オペレッタやオペラには存在します。とくにオペラは、お芝居の箇所がないだけ、拍手のタイミングが微妙で、妙なタイミングで拍手をしてしまうと、演奏と重なってしまうことがあります。
この話題は、以前「ウィーン何でも情報の掲示板」でも話題になったことがあります。
私は、音楽鑑賞の大先輩から、「オペラでは、アリアが終わったからといって拍手をすぐ、行うのは良くないよ。というのは、総合芸術なので、演奏が完全に終わって、残響が消えるまで待つのが、マエストロや演奏家にとっての礼儀だから」と教えられました。
確かにシュターツオパーに代表されるすばらしい劇場で鑑賞すると、この「残響」が絶妙で、思わず引き込まれてしまう瞬間があります。

また、これはオペレッタやオペラに限らず、管弦楽でも同様で、以前、楽友協会のゴールデン・ザールでウィーンフィルのコンサート(芸術週間のコンサートでしたが)を鑑賞した時も、ホールの残響のすばらしさには、感動を覚えました。

ところが、最近は、この残響が終わる前に拍手がバンバン飛び出すケースが増えています。
とくにシュターツオパーの「有名な演目」では、その傾向が顕著です。「椿姫」あたりになると、本来、拍手をしてはいけないタイミングで、拍手をしている観客がいます(代表的な場所は、「乾杯の歌」の直後)。おそらく、観光客が増えてきている証拠だと思います。観光客の増加は、観光立国のオーストリアにとっては結構なことだと思いますが、観客の質の低下は、残念でなりません。

ところで、逆に「拍手のフライング」が全くと言っていいほどない演目もあります。さて、どんな演目でしょうか?
実は、あまり上演されることのない「通好みの演目」の場合です。えっ、皆さん、通なのですかって… 確かに通の方が、通常の演目よりも多いのは事実ですが、実は「どこで拍手をして良いのかわからない」という方が多いとのウワサもあります。
あくまでもウワサですが…
ところで、海外の歌劇場が日本へ引っ越し公演をする際、プログラムの中に時々、以下の一文を見かけることがあります。
“上演途中での拍手は、ご遠慮ください”

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December 31, 2004

フォルクスムジーク

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2004年、最後の「こぼれ話」です。
以前、私の「オーストリア音楽の原点」はである「プラッツ・コンツェルト」についてご紹介しましたが、もう一つの原点である「フォルクスムジーク」について、今日はお話しましょう。「フォルクスムジーク」は、直訳すれば「民族音楽」(民謡)となりますが、オーストリアの場合、その実態は、非常に幅広いものがあるようです。

一つは、純粋なフォルクスムジークです。こちらは、男性コーラスやヨーデルなどが、代表でしょうか。その対極をなすのが、クインテットやカルテット形式のフォルクスムジークです。彼らは基本的が歌う曲は、基本的にはオーストリアやドイツで歌い継がれているフォルクスムジーク(民謡、現地の方は誰でも知っているものが多い)ですが、複数の楽器を使い分けるのが特徴です。基本はアコーディオンとクラリネット、バイオリン、ベースなどですが、トランペットやトロンボーン、ハーモニカ、最近ではキーボード、ドラムなどが入るケースもあります。従って、一人で複数の楽器を演奏しながら、歌うという、マルチタレントです。全国区の楽団もあるようですが、基本的には地域密着で活動している方が多いようです。とくに各地のフェストには、このフォルクスムジークは欠かすことができません。

毎年8月15日にシュタイヤマルク州のムーラウで、サムソン・フェストというお祭りが開催されます(サムソンについては、いずれご紹介しましょう)。この会場で会ったのが芸達者な“RineggerQuintett ”というバンドです。
彼らは各種フェストの主催者やホテルなどから招聘されているようで、1時間ほど演奏をすると、その後、30分「お休み」となります。「お休み」の時は、客席(といっても酒場状態ですが)で、ひいき筋とビアを飲んでいることが多いようです(全てのバンドがそうだとは言いませんが…)。
また、演奏中は、随時、招聘元やお客さんから、ビアの差し入れが行われます。そのため、ステージはビアマグだらけになってしまうことも…
当然、差し入れが行われるたびに、彼らは「乾杯の歌」(私は、これを「販促の歌」と名付けました)を歌い、音頭をとって、「乾杯!」となります。真夏のフェストですと、この「乾杯!」で、ビアの消費量が、ぐんぐん上がるのは言うまでもありません。
また、自分たちが演奏した楽曲が入ったカセットテープやCDも販売しています。
サムソン・フェストの見物に訪れるたびに“RineggerQuintett ”と会うので、「日本から来ている変なおっさん」として、彼らにも知られるようになりました(一度、酔った勢いでステージに上げられてしまいました…)。

そんなこともあり、後日、会場で撮影した彼らの写真を送ってあげようと考えました。そこで、彼らの絵はがきに書いてある住所を見て、びっくりしました。ムーラウからさらに奥に入った小さな町を拠点にしているのです。
おそらく、オーストリアには「この手のバンド」が、星の数ほどあるのでしょう。正統派のクラシック音楽とは違いますが、私は、彼らから「音楽は楽しむもの」ということを、肌で教わりました。
ある意味、「オーストリア音楽の奥の深さ」を感じさせる楽しいフォルクスムジークです。

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December 13, 2004

深夜のアドヴェント・コンツェルト

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この時期、各教会ではアドヴェント・コンツェルトが開催されています。一般的に、ミサとは別に有料で、コンツェルトを開催するものです。おそらく出演者は奉仕活動で、収益は教会の運営費や他教区への寄付などに使われるものと思われます。

12日の日曜日は、ステファン教会でアドヴェント・コンツェルトが開催されました。オペラのチケットがとれなかったため、夜の時間が空いてしまい、せっかくなので鑑賞することにしました。ステファン教会の前の特設チケット売り場で、チケットを買いました。席はいくつかのカテゴリに分かれており、最も高い席で35ユーロでした。祭壇前がステージになります。さて、チケットを購入して、開始時間をみてびっくり仰天。日曜日の夜だと言うのに、22時開演となっています。ホテルまで歩いて15分ほどなので、問題はありませんが、それにしても遅い時間のスタートです。また、入場は21時45分からとなっていました。

夕食を終えてから、21時過ぎにステファン教会に到着しました。中にはいると、なぜコンツェルトの開演時間が22時であるかが、すぐわかりました。というのは日曜日最後のミサを開催していたからです。さすがに日中ほどは、参列者はありませんが、夜のミサも、また雰囲気があって良いものです。21時30分頃、ミサが終わり、直ちに会場の設営に入ったようです。コンツェルトの入り口は、通常の正面ではなく、祭壇に向かって右側(司教館のある方)になります。自由席なので、21時40分頃には、列ができていました。

12日はウィーン・カンマー・オーケストラのメンバー(バイオリン3名、ビオラ1名、フルート1名)でした。この編成からもわかるように演奏曲目はバロック中心です。バッハやヴィヴァルディ、ハイドンに加えて、モーツァルトの曲も演奏されました。

教会のアドヴェント・コンツェルトらしく途中で、クリスマスにちなんだ曲も演奏されました。集まったお客様は当然観光客が多く、いわゆる「お手軽コンツェルト」の雰囲気です(私の隣はアメリカ人のようでした)。また、音楽に詳しくない方も多いようで、結果として「拍手のフライングがない」という奇妙な現象も体験しました(要するに、どこで拍手して良いのかが、良くわからない)。
ステファンでは、過去、オーケストラが入ったミサを経験したことがありますが、小編成のバロックも味があって良いものです。とくに広い礼拝堂なので、残響がすばらしく、魅せられた一時を過ごすことができました。
時間が遅いため、休憩なしで演奏され、23時15分にお開きとなりました。会場を後にすると、さすがに日曜日の深夜だけあって、人通りもまばらでした。
この時期、リートの入ったコンツェルトなども開かれているようで、興味は尽きません。

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November 18, 2004

プラッツ・コンツェルト

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私とオーストリア音楽の出会いは、実は「プラッツ・コンツェルト」と呼ばれる「無料の演奏会」でした。今から20年ほど前、初めてオーストリアを訪問した頃は、今のようにオペラやオペレッタはもちろん、クラシック音楽に深い関心がありませんでした(「オペレッタにはまっている男」を名乗るのが恥ずかしいのですが)。

しかし、子供の頃から、両親がクラシック音楽が好きで、自宅で流していた(別に私に聞かせるためにという訳ではなく)ので、潜在意識の中にはすり込まれていたようです。
そんな「音楽のDNA」がオーストリアで芽生えたのは、今日ご紹介する「プラッツ・コンツェルト」でした。

「プラッツ・コンツェルト」とは、簡単にご紹介すると、季候の良い時期、広場で開催される「無料の演奏会」のことです。楽団(コーラスの時もありますが)の多くは、民族衣装をまとったブラスバンドです。特に夏期、観光客が多く訪れる町では、週に一回程度、曜日を指定して開催されることが多いようです。会場は、広場とご紹介しましたが、市庁舎前(必ずしも市ではないところもあるのですが…)広場が多いようです。なお、一部は、野外音楽堂(別に東京の日比谷ではありませんが)で開催される場合もあります。

メンバーの多くは、アマチュアで、年齢層も幅広いところが多いようです。もちろん、オーストリアだけあって、アマチュア・バンドと言っても、水準の高い楽団も多数存在します。
一般的な展開は、次の通りです。開演時間は20時前後で、リーダーの先導で、演奏しながら会場に入場します(これが、またかっこいい!)。会場には、すでに譜面台等が準備されており、各自、自分のポジションに着席します。その後、バンド・リーダーとは別の指揮者が登場し、演奏を始めます。夏期は、多くの場合、近隣の飲食店から、ビアが大ジョッキで振る舞われ、演奏の合間にメンバーが「回し飲み」をします。

通常、連続で演奏することは少なく、一曲ごとに、メンバーが曲の解説をします。演奏される曲ですが、多くがオーストリアのマーチやポルカです(ブラスバンドなので、当たり前と言えば、当たり前ですが…)。曲目によっては、手拍子が入ったり、子供が踊ったりと、リラックスムードが漂う陽気なコンツェルトです。この間、バンドと同行している「ディアンドル姿のシュナップス売りのお姉さん」が会場を回り、シュナップスを販売します(シュナップス売りのお姉さんについては、改めてご紹介します。そもそも、何でこんな人が同行しているのか、不思議に思う人も多いでしょう)。

演奏は、おおむね1時間から1時間30分で、「とり」はラデツキーマーチで締めくくるのが一般的です(もちろん、地元に代々伝わるマーチを演奏する楽団もあります。あくまでも一般論)。また、最近では自分たちのバンドのCDを販売しているところもあります(私も何枚か持っていますが、大切な宝物です)。

演奏終了後は、再びバンド・リーダーが、先頭に立ち、行進しながら会場を後にする会場と、アンコールで何となく終わってしまう会場の二種類があります。有名なサンクト・ウォルフガングのプラッツ・コンツェルト(会場はホテル・ポスト前の広場)は、観光客の受けをねらっているのか、前者のパターンです。一方、モンドゼーは、後者のパターンです。

ご存じの方も多いと思いますが、オーストリアの夏は日が長いので、夕食も20時以降のとる方が多く、「テラス席で夕食を楽しみながら、生演奏のコンサート」という優雅なバカンスを送ることができます。

オーストリアを訪問し始めたころは、夏が中心だったこともあり、この「プラッツ・コンツェルト」が、「夜の最大のお楽しみ」でした。えっ、どうやって開催を知るのか…ですか。実は、広場や町の入口に「Heute Platz-Konzert」という看板や横断幕が出ているのです。その頃は、親友と二人で旅をしていたので、助手席のナビゲーター役は、道路の案内のみならず、「この看板」をいかに素早く発見するかが重要な役割でした。そして、この看板を見つけると、直ちにその町で、今晩の宿をとる相談をしたものです。

私のオーストリアでの音楽との出会い、それは「プラッツ・コンツェルト」と「フォルクス・ムジーク」(これは、改めてご紹介しましょう)です。
しかし、ここからオペレッタに至る道のりには、色々なことがありました。

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September 28, 2004

カーテンコールの花束

日本のオペレッタ、オペラ公演では、客席からの花束投げ込みは「御法度」のようですが、ウィーンでは、盛んですね。とくにプルミエや、「同劇場初出演」といった歌手が登場した場合、結構投げ込まれます。

時々、途中で花束が失速し、舞台まで届かず、オーケストラピットにあえなく落下…ということもありますが。私も一度やってみたい…という気持ちになります。
さて、この花束ですが、なぜか、舞台に一番近い左側の個室から投げ込まれています(例外があるのかもしれませんが…)。

昨年、ウィーンフォルクスオパーで「アナテフカ」(屋根の上のヴァイオリン弾き)を観たとき、たまたま、この「花束投げ込み個室」が自分の席になりました。いつものように開演20分前に席につくと、何と個室の後方(入口近く)に花束が置いてあるでは、ありませんか。その後も、途中の休憩時間中に、花束を持ってきて置いていくお客様もいらっしゃいました。花束を置いていったお客様は、この個室にいないので、どこか別の席を確保しているのでしょう。
実は、この光景を見るまで、花束は別の場所に保管しておいて、カーテンコールのタイミングで運び込むものだと思っていました。

さて、公演が終わったとたん、「花束の持ち主」が、自分の席から、駆けつけてきました。
そして、カーテンコールでひいきの歌手が登場すると、私の席の隣に入り、舞台に向けて投げていました。このときは、女性でした。

どうも、この花束は、投げこみ用に作られているようなので、花屋さんで特別注文するのでしょうか。興味はつきません。
さて、今晩もウィーンの劇場では、花束が宙を舞っているのでしょうか。

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September 18, 2004

クーフシュタイン音頭

チロル州にクーフシュタインという小さな街があります。スキーファンならば、「クナイスルチロル社(Kneissl Tirol GmbH)の本社工場がある場所」といった方が、わかりやすいかもしれません。

実は、この街の名前がついた歌があります。日本では、「カッコウワルツ」という名称で演奏されることがありますが、オリジナルは「KUFSTEINLIED」(KariGanzer作曲、私は「クーフシュタイン音頭」と勝手に名前を付けています)という名称です。
かつてドイツ国鉄に「ガラス電車」と呼ばれる団体専用観光電車がありました(その後、事故で大破し、修理されることなく廃車になってしまいました)。ミュンヘンに基地があり、ここから主に車窓からの眺めの良い、アルプス方面に運行されていました。ただし、団体専用なので、あらかじめツアーに申し込まないと乗ることはできませんでした。

一度、この電車にコネで乗ったことがあります(コネと言っても料金は払いましたが)。当たり前ですが、お客様は全員ドイツ人で、ガイドが沿線の案内をしながら、電車は進みます。ミュンヘンからインスブルックまでの日帰り旅行だったのですが、その帰り道、ドイツとの国境の町、クーフシュタインを通過しました。そのとき、突然、ガイドが、“それでは皆さん、ご存じの「クーフシュタインリート」を歌いましょう”と音頭をとって、老若男女、全員で大合唱が始まりました。うぅーん、うらやましい。歌えない自分が寂しい…

それ以来、こんな「名曲」があるクーフシュタインとはどんな街なのか、無性に知りたくなりました(ちなみに、この歌、ウィーンのホイリゲでも、よく演奏されます)。
さて、街の中心は、国鉄のクーフシュタイン駅からイン川を渡ったところにあります。街を見下ろす城塞には巨大な屋外パイプオルガンがあり、毎日、演奏されることでも知られています(周囲6キロまで届くとか)。演奏する鍵盤は、麓の小屋の中にあり、ここから城塞の中にあるパイプにつながっています。ちなみに、「第一次世界大戦で戦死したドイツ・オーストリア兵士追悼のため1931年に制作されたものである」という悲しい歴史を知ったのは、かなり後になってのことでした。

ここ、クーフシュタインには、もう一つ観光ガイドにも出ている、有名なワイン酒場が並んだレーマホフガッセ(Römerhofgasse)という路地(本当に油断していると入るところを見逃してしまいます)があります。この路地、たいした距離がないのですが、左右の家を2階で結ぶ渡り廊下が二箇所あります。有名なのは、樽の上に酔っぱらいが座っている看板のあるお店。夜になると連日、多くの観光客が訪れます。当然、夏のシーズン中は民族音楽(VOLKMUSIK)を演奏するバンド(チロル風の民族衣装をまとっています)が入り、夜遅くまで盛り上がります。

この酒場でのひとときが楽しく、若い頃、親友S氏とオーストリア旅行をしていた時代は、毎年、ここで騒ぎまくるのが恒例行事になっておりました。日によって違うバンドが入っており、個性豊かな演奏を繰り広げています。観光客相手なので、とにかくお客様を乗せないと、ワインの消費量も増えないため、やたら「乗りの良い曲」を演奏します。当然、リクエストもOK。夜遅くまで、各国の観光客が入り乱れて大騒ぎになることも、多々ありました。

ある年、某ワイン酒場で盛り上がった翌日、クーフシュタインの街を歩いていたら、何と、昨晩演奏していたおじさんにばったり…。私たちが、「グリュス・ゴット!」と声を掛けたら、目を丸くして、びっくりしていました。その日以来、例のワイン酒場に行っても、このおじさんを見かけることはなくなりました。まさか、異様に盛り上がった日本人に恐れをなしたわけではないでしょうが…
実は、私のオーストリアと音楽の接点は、この手の「VOLKMUSIK」なのです。
なお、後に日本でスキー板を買う時、クーフシュタインに敬意を表して、クナイスルの板を選んだのは言うまでもありません。

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September 10, 2004

フォルクスオパー・ガラ

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ウィーン・フォルクスオパーの2004/2005シーズンは、9月4日から始まりましたが、今年はフォルクスオパー100周年記念の「ガラコンサート」でスタートしました。
“フォルクスオパーだから、お気軽コンサート”ではありません。100年の歴史を物語る曲目が並んでいました。
いつもは軽装で演奏する楽団員の皆さんも、さすがに正装です(ちなみにミュージカルの時は、ネクタイをしないでいいように、ポロシャツ姿です)。
指揮者は、シュターツオパーにも登場するAlfred Eshwéでした。この方、ヨハンシュトラウス二世を思わせる風貌で、今回のガラコンサートにはピッタリでしたね。

第1部は、ウェーバーの「魔弾の射手」序曲で始まり、プッチーニの「トスカ」フィナーレまで、7曲が奏でられました。
最近ではあまり聴くことのない曲も入っており、結構、通好みの選曲だったようです。

第2部は、モーツァルトの「フィガロの結婚」序曲で始まりました。オペレッタの名曲、レハールの「メリーウィドウ」からは「ハンナ登場の歌」が選ばれましたが、中嶋彰子さんがハンナ役を演じました。
中嶋さんは、私の知る限りではハンナ役をフォルクスオパーではやっていないので、大変興味深い舞台でした。
翌日の地元新聞でも、中嶋さんの歌いぶりは好評だったようです(伝聞ですが…)。
そして、フォルクスオパーには、なくてはならないUrike SteinskyとSándor Némethは、「伯爵令嬢マリッツア」を担当。曲目は、乗りの良い(私の好きな)、「ヴェラシュディンへ行こう」でした。いぁー、このペアで本編を鑑賞したいものです。

なお、詳細なプログラムは「ウィーンなんでも情報」に載せて頂きましたので、そちらをご覧ください。

ところで、当日は「フォルクスオパー100周年記念特製チョコレート」が当たる大抽選会がありました。
くじ運の悪い私は、見事外れてしまいましたが、中身はともかく、外箱は魅力的でした。

なお、ガラコンサートは9月10日、18日にも行われます。

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