June 28, 2020

グラーツ歌劇場2020/21シーズンプログラム発表

2020062601遅くなっていたグラーツ歌劇場の2020/21シーズンのプログラムが、週末に発表されました。

さっそく、概要をご紹介しましょう。グラーツの場合、2019/20シーズンにPremiereが流れた演目を組み込んでいるのが特徴です。

○オペラ、オペレッタ、ミュージカル
オペラ「Die Passagierin」(乗客、2020年9月18日Premiere)
Mieczysław Weinbergsの作品で、2019/20シーズンにPremiereが予定されていた作品です。アウシュビッツ生存者ゾフィアポスミシュによる同名の小説を元に、元強制収容所の警備員リサと元囚人マルタの出会いを描いた作品です。

本作品は、グラーツ歌劇場の新しい主任指揮者Roland Kluttig氏が指揮を担当します。演出はグラーツ歌劇場でオペラ「アリアーヌと野獣」を手がけたNadja Loschky氏が担当します。

2020062602リサにはDshamilja Kaiser さん、マルタにはNadja Stefanoffさんが起用されます。

ミュージカル「Anatevka」(アナテフカ、屋根の上のヴァイオリン弾き、2020年10月17日Premiere)
Jerry Bockによる名作ミュージカル「アナテフカ」が新演出で上演されます。

オペラ「Madama Butterfly」(蝶々夫人、2020年11月7日Premiere)
日本のファンにも親しまれているプッチーニ作曲の名作オペラ。蝶々さんにはMarjukka Tepponenさん、ピンカートンにはMykhailo Malafiiさんが起用される予定です。

2020062603指揮はグラーツ歌劇場デビューとなるFrancesco Angelico氏が担当します。

オペラ「Die verkaufte Braut」(売られた花嫁、2020年12月12日Premiere)
スメタナの代表作で、楽しい作品です。本作品はKonzert Theater Bernとの共同制作で、Adriana Altarasさんが、グラーツ歌劇場で初めて主演、脚本、演出を担当します。

アンサンブルのTetiana Miyusさん、Pavel Petrovさん、Wilfried Zelinkaさん、Albert Memetiさん、Markus Butterさんの起用が予定されています。

2020062604オペレッタ「Die Großherzogin von Gerolstein」(ジェロルスタン女大公殿下、2021年1月16日Premiere)
毎シーズン1作品上演されるオペレッタ。2020/21シーズンでは、ジャック・オッフェンバックの「ジェロルスタン女大公殿下」が取り上げられることになりました。

日本では浅草オペラ時代に「ブン大将」として親しまれてきた楽しい作品です。当時のフランス軍政を皮肉った「パリのエスプリ」にあふれたオペレッタです。

演出はPeter Lundさん、指揮はMarcus Merkelさんが担当します。タイトルロールのジェロルスタン女大公殿下にはAnna Brullさん、イケメンの兵士フリッツにはAlexander Kaimbacherさんが起用される予定です。

オペラ「Der fliegende Holländer」(さまよえるオランダ人、2021年3月12日Premiere)
ワーグナーの大作。今回、ドイツで高い評価を得ているSandra Leupoldさんが、グラーツ歌劇場で初めて演出を担当します。

Jordan Shanahanさん、Cornelia Beskowさんらの起用が予定されています。

Continue reading "グラーツ歌劇場2020/21シーズンプログラム発表"

| | Comments (0)

June 09, 2020

特報 Volksoperが6月に特別公演実施

20200608013月15日以降、2019/20シーズンの全プログラムがキャンセルされたVolksoperですが、ロックダウン解除後、2020/21シーズンに向けてリハーサルが始まっています。

そんな中、Volksoperから6月中旬から下旬にかけて特別公演を実施するというアナウンスがありました。

当初、DirektorのRobert Meyerさんは、公園での野外コンサートを企画していましたが、当局から許可が下りなかったため、別途、劇場で小規模な公演を行うことにしたようです。

公演(コンサート)は全9回、各回100名の観客に制限されますが、チケットは一律15Euroです。公開ゲネプロと同じ料金ですね。やるねぇ、Robert Meyerさん。チットは6月9日から一斉発売です。

Volksoperの劇場定員は1300名弱ですから、ここで100名限定のコンサートを開催すれば、ソーシャルディスタンスの確保は十分に可能でしょう。

気になるプログラムは、以下のとおりです。
○Antonio Vivaldi「Die vier Jahreszeiten」(四季)
-6月13日(土曜日)、16時00分と18時00分(2回公演)
-6月14日(日曜日)、18時00分

○Konzert des Salonorchesters der Volksoper Wien
-6月20日(土曜日)、16時00分と18時00分(2回公演)
-6月21日(日曜日)、18時00分

○Operettenkonzert
-6月27日(土曜日)、16時00分と18時00分(2回公演)
-6月28日(日曜日)、18時00分

Feriとしては、2019/20シーズンのフィナーレに「Operettenkonzert」を持ってきてくれたことに感謝。こちらは歌手が入るのか、演奏だけなのかは、現時点では不明です。

Continue reading "特報 Volksoperが6月に特別公演実施"

| | Comments (0)

June 08, 2020

街が舞台、今夏、ウィーンで「Kultursommer 2020」開催

2020060706週末のウィーンは好天に恵まれて、プラーターやドナウ島などは、多くの人で賑わいました。ただ、日曜日の夕方から、雷雨になりましたが‥

ロックダウンのためウィーンをはじめとするオーストリアでは、3月中旬からオペレッタやオペラをはじめ、演奏会、演劇など各種パフォーマンスが軒並み中止になったのは、皆さま、ご存じのとおりです。

現在、2020年9月の新シーズンからの再開(仕切り直し)に向けて、各劇場では夏休み前のリハーサルが始まっています。

なお、すでにご紹介したようにウィーン楽友協会では、先週からコンサートが再開されました。

夏の音楽祭に関しては、ザルツブルク音楽祭やグラフェネック音楽祭が規模を縮小して開催されますが、中止を決断したところが多いようです。

ところが、ここへ来て、ウィーン市が「新しい生活様式」を踏まえた文化イベント「Kultursommer 2020」を7月から8月にかけて実施すると発表しました。

これは市内の活性化と同時に、新型コロナウイルス渦のため仕事を失ったアーティストに対する支援という趣旨も含まれています。そのため、ジャンルは広範囲に及びます。

2020060701ウィーン市の発表では、プログラム数は800、延べ2000名のアーティストが参加します。
まず、会場ですが、感染拡大防止を図るため、1箇所に多くの観客に集まってもらうことは不可能なので、2つのメイン会場と5つのサテライト会場に別れて開催されますが、基本的には屋外です。

メイン会場は、Donauinsel(500名収容)とLaaer Berg(300名収容)です。メイン会場に関しては本格的なステージがあり、照明や音響設備も設置されます。音楽やダンス、演劇などのパフォーマンスに適した会場です。

一方、公共の広場や公園に設けられる以下のサテライト会場は、100名規模の収容人数となっています。
-2区:Kaiserwiese
-6区:Parkplatz Flohmarkt am Naschmarkt
-10区:Helmut-Zilk-Park
-19区:Bezirk: 12.-Februar-Platz
-22区:Hannah-Arendt-Park

2020060704さらに3名程度のアーティストが上演する小規模サテライト会場(最大収容人数30名)の開設も検討されています。現在、候補になっている小規模会場は以下のとおりです。
-12区:Meidlinger Platzl
-20区:Wallensteinplatz
-15区:Kardinal-Rauscher-Platz
-21区:Pius-Parsch-Platz
-23区:Zirkuswiese Alterlaa

この他、「Public moves」として、Arkadenhof des Rathausesに50名程度が参加できるダンス会場が設定されます。

これらは、いずれも公共の場所ですが、新型コロナウイルスの影響を受けやすい高齢者のために、「Ein Ständchen in Ehren」という名称で、老人ホームの中庭やバルコニーを活用したコンサートも企画されています。

これは出前コンサートという形になりますね。さすが、ご年配の方に対する配慮が行き届いているウィーン。

2020060703ただ、この手のイベントで忌もっと危惧されるのは、クラスターの発生です。そこで、ウィーン市では専門家を交えて、感染拡大のための十分な対策をとった上で開催することになりました。

まず、連邦政府の要件を遵守し、ウィーン市の「文化産業ガイドライン」に基づいて計画が行われています。

今回、ウィーン市から公開された会場のイラストを見ると、ソーシャルディスタンスを確保するため、観客の間を離すと同時に、立ち見席、着席ともに厳密に場所が指定されています。

大規模会場では、芝生の上に「枡席」のようなエリアが設定されるのがわかります。また、入場ゲートが1箇所に限定されるようです。

各会場では、係員がソーシャルディスタンスが確保されているかをチェックするほか、来場する場合、マスク(もしくは、それに準じる用具)の着用が義務づけられます。

本来、日の長い時期なので、夕方から夜にかけてが盛り上がるのですが、夜間はリスクが高いため、全てのイベントは夕方には終了します。

Continue reading "街が舞台、今夏、ウィーンで「Kultursommer 2020」開催"

| | Comments (0)

June 04, 2020

アン・ディア・ウィーン劇場2020/21プログラム発表

2020060311オペラを中心に独自のプログラム展開を行っているTheater an der Wienから、2020/21シーズンのプログラムが発表されました。

2020年3月に公演予定だった「Der feurige Engel」は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、上演中止となりましたが、2021年3月17日にプレミアが設定されました。

ご存じのようにアン・ディア・ウィーン劇場は、毎シーズン、原則として新演出の作品が上演されます。

○オペラ
Zazà(ザザ、Ruggero Leoncavallo作曲)、2020年9月16日~27日までに6公演上演
Porgy and Bess(ポギーとベス、George Gershwin作曲)、2020年10月14日~24日までに10公演上演
Le nozze di Figaro(フィガロの結婚、Wolfgang Amadeus Mozart作曲)、2020年11月12日~23日までに6公演上演
Platée(プラテ-、Jean-Philippe Rameau作曲)、2020年12月14日~31日までに6公演上演
Thaïs(タイス、Jules Massenet作曲)、2021年1月19日~30日までに6公演上演
Belisario(ベリザーリオ、Gaetano Donizetti作曲)、2021年2月16日~27日までに6公演上演
Der feurige Engel(炎の天使、Sergei Prokofjew作曲)、2021年3月17日~28日までに6公演Premiere
Saul(サウル、Georg Friedrich Händel作曲)、2021年4月16日~27日までに6公演

○Oper konzertant(コンサート形式オペラ)
アン・ディア・ウィーン劇場の場合、コンサート形式で上演されるオペラは、原則として1回限り。つまり、全てPremiereです。

Carlo il Calvo(Nicola Antonio Porpora作曲)、2020年9月20日上演
Oreste(オレスト、Georg Friedrich Händel作曲)、2020年11月15日上演
Egmont & Leonore(エグモントとレオノーレ)、2020年11月28日上演。ベートヴェン生誕250周年記念作品です。
Messiah(メサイヤ、Georg Friedrich Händel作曲)、2020年12月17日上演
Cajo Fabrizio(Johann Adolf Hasse作曲)、2021年1月25日上演
Winterreise(冬の旅、Franz Schubert作曲)、2021年1月29日上演
Armida(アルミーダ、Antonio Salieri作曲)、2021年2月19日上演
Himmelerde(Familie Flöz、Musicbanda Franui作曲)、2021年2月26日上演
Argippo (アルジッポ、Antonio Vivaldi作曲)2021年3月22日上演
Orlando paladino (騎士オルランド、Joseph Haydn作曲)、2021年4月19日上演
Tamerlano(タメルラーノ、Georg Friedrich Händel作曲)、2021年4月22日上演

○バレエ
An die Freude/Hamburg Ballett、2021年5月5日~5月7日まで3公演

Continue reading "アン・ディア・ウィーン劇場2020/21プログラム発表"

| | Comments (0)

May 29, 2020

文化事業の再開

2020052901オーストリアでは、いよいよ文化関連事業の再開に関するニュースが入ってきました。

まず、ウィーン楽友協会では、6月からコンサートを再開すると発表しました。感染拡大対策のため、規模を縮小した形での再開になります。

現在、案内されているのは2020年6月5日から6月27日までのコンサートで、Musikvereinsfestivalとして開催されます。

感染防止対策として、観客は館内ではマスク着用が義務づけられます。ただし、コンサート中は外しても良いようです。また、ソーシャルディスタンスを確保するため、大ホールなどでは座席制限がかかります。

2020052902そして、コンサートの時間も通常より短く、50分から70分になり、休憩なしで開催されます。その関係で、ビュフェは営業されません。

再開、最初のコンサートはダニエル・バレンボイム指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会(20時開演、21時30分終演)。曲目はWolfgang Amadeus Mozart Konzert für Klavier und Orchester B-Dur, KV 595、 Ludwig van Beethoven Symphonie Nr. 5 c-Moll, op. 67です。

チケットの発売はインターネット限定で27日から開始されています。最もオーストリア在住の方しか観賞できないでしょうが‥

2020052903一方、夏の大きな音楽関係イベントが軒並みキャンセルになる中、今年、100周年を迎えるザルツブルク音楽祭は8月1日から規模を縮小して開催されることが発表されました。

開催期間は8月1日から30日までで、会場も6箇所(当初は16会場)に縮小されます。また、1公演の入場者数は最大1000名に制限されます。

IntendantのMarkus Hinterhäuser氏は、今週末、正式にプログラムを発表すると表明しています。

ただ、規模の縮小に伴い、チケットが約70000枚(当初は235000枚)になります。演目はオペラや演劇、オーケストラ、室内楽など幅広い内容になるようですが、準備ができないため、100周年記念の新演目の公演は見送られました。100周年記念プログラムについては、2021年に順延されることになりました。

日本では、本番前の稽古を十二分に行う傾向がありますが、こちらの場合、レパートリーに関しては、各自が準備していれば、いきなり本番でも上演できるので、問題ないと判断されたのでしょう。

Continue reading "文化事業の再開"

| | Comments (0)

May 06, 2020

John Williams・Wiener Philharmoniker – Williams: Imperial March from “Star Wars”

2020050501どうしても新型コロナウイルス関連の話題が多くなってしまい、申し訳ございません。今日は素晴らしい演奏を聴いて気分を変えましょう。

オーストリアでもファンが多い映画「スター・ウォーズ」。その音楽を担当しているのは、皆さま、ご存じの映画音楽界の巨匠ジョン・ウィリアムズ氏。

新型コロナウイルス感染が拡大する前の2020年1月18日と19日に、ウィーン楽友協会大ホールでジョン・ウィリアムズ氏が、初めてウィーンフィルハーモニー管弦楽団を指揮して、「A Tribute to John Williams」というコンサートを実施しました。

そのライブ盤が8月14日にDeutsche Grammophonから発売されますが、それを前に5月4日から先行シングルとしてYouTubeで、ダース・デイダーのテーマとして有名な「帝国のマーチ」(Imperial March from “Star Wars”)が配信されています。Stay Home週間を楽しむにはうってつけのコンテンツ。

ちなみに、なぜ、5月4日に公開されたのかと言えば、スター・ウォーズのファンならご存じかもしれませんが、同日は同作品の決め台詞“May the Force be with you”(フォースと共にあらんことを)にちなんで「スター・ウォーズの日」(=May 4Th)になっているからだそうです(いわゆる「こじつけ」ですね)。

コンサートの前半は、昨年発売されたアルバム「アクロス・ザ・スターズ」でコラボレーションしたヴァイオリニストのAnne-Sophie Mutterさんも参加しています。

リハーサル中のエピソードとして、ウィーン・フィルの金管楽器奏者たちが、スター・ウォーズの「帝国のマーチ」をプログラムに追加できないかいう提案があり、急きょ、追加になったそうです。

実際、公開されているプログラムを見ると、第二部のフィナーレは「ウター・ウォーズのメインテーマ」で、「帝国のマーチ」はエントリーされておらず、アンコールで演奏されたのかもしれません。実際、演奏が始まったら、一斉に拍手が起こっていますので‥

Continue reading "John Williams・Wiener Philharmoniker – Williams: Imperial March from “Star Wars”"

| | Comments (1)

April 18, 2020

1. Wiener Gemeindebau-Chor(第一ウィーン・コミュニティ合唱団)

202004170014月14日から小規模店舗の営業が再開されましたが、人との接触を最小限にとどめるように指示が出ているため、Feriも友人とは会っていません。

ウィーン郊外に住む友人からメールが来ましたが、スーパーマーケットでは、従業員から買い物カートのハンドルを自分で消毒するように指示されたそうです。また、入り口で配布するマスクがなくなっていたため、持参したマスクを利用したようです。完全に押さえ込んだ訳ではないので、どうしても外出は自粛傾向になります。

このブログをご覧になっている方も利用されているかもしれませんが、ウィーン国立歌劇場が過去の作品映像を配信しています。友人も時間があるため、それを見て楽しんでいるといっていました。

20200417002今日は、「引き籠もりを余儀なくされたウィーン子に対するプロジェクトの話題」をお伝えしましょう。

高齢者は重症化のリスクが高いため、人との接触を極力抑えるように指示が出ていますが、そうなるとストレスも貯まります。

特に集合住宅に住む皆さまは、庭がないところも多く、気分転換が難しいところ。公園も開放され、一人での散歩などはできるようになりましたが、やはりリスクを考えて、住まいに留まる方も多いと思います。

音楽関係者の皆さまも、集まった稽古はできません。主に10区、15区、22区のウィーン市営アパートに住む住民が参加する1.Wiener Gemeindebau-Chor(第一ウィーン・コミュニティ合唱団)という団体があります。

このグループは2008年に設立されたアマチュア合唱団で、現在、約80名のメンバーが加わっています。

20200417003年間25回の公演を行い、平素は週3回のリハーサルをするのですが、時節柄、自宅待機。

ただ、4月15日から自宅で毎週ビデオリハーサルを始めました。楽譜などはインターネット経由で提供されているようです(右は誰でもダウンロードできる楽譜です)。

今回、1.Wiener Gemeindebau-Chorは、「メンバーではないウィーン子も、ビデオリハーサルに参加しませんか?」という呼びかけを行いました。

つまり、“一緒に歌って不安を解消しましょう”という訳です。ウィーンらしい取り組みですね。

4月15日から毎週15分間のビデオレクチャーと楽譜などが、インターネット経由で提供されています。参加者は、レクチャーを聴いて、楽譜を見て、自宅で一緒に歌うという訳です。

第1回のレッスンプログラムはベートーヴェン・イヤーにちなんで、「Freude schöner Götterfunken」(歓喜の歌)です。

Continue reading "1. Wiener Gemeindebau-Chor(第一ウィーン・コミュニティ合唱団)"

| | Comments (0)

February 28, 2020

Volksoper Spezial「Zwangsvorstellung」

2020022700127日、ウィーン市内で新たに1名の新型コロナウイルス感染の確定症例が報告されました。新型コロナウイルスに感染したのは72歳の男性です。ウィーン市内で新型コロナウィルス感染が確認されたのは初めてです。

政府も対策に追われています。ただ、日本のようにマスクをする習慣がない上に、特別な事情がないと、現在はマスクの着用ができないため、街の中は普通モードです。

という訳でFeriは通常モード。今日は、Volksoperで26日に上演された「Zwangsvorstellung」という公演の模様をお伝えしましょう。

副題が「Ein Karl-Valentin-Abend」となっているように、ちょっと変わったプログラム。「ドイツのチャップリン」とも言われる自作自演のコメディアン(歌手、作家、映画制作者でもありました)Karl-Valentinの作品を取り上げたものです。

ある意味、Robert Meyerさんと一脈通じるものがあります。

当日は、意外とお客さまが入っていましたが、Galerieは閉鎖していました。そのため、予約サイトを見ると、満席に近く見えます。

20200227002出演はDirectorのRobert Meyerさんだけ。お得意の一人舞台で、マシンガントークが炸裂。

寸劇の間に、民族音楽の演奏(5人編成)が入るという演出です。その間、Robert Meyerはお色直しをします。お色直しも楽屋で行うのではなく、舞台上で行うという変わった展開。 

当たり前ですが、お客さまの大多数は地元の方。Robert Meyerさんのお芝居が大受け。Feriの後ろに座っていた男性は、終始、爆笑していました。

Continue reading "Volksoper Spezial「Zwangsvorstellung」"

| | Comments (0)

January 28, 2020

連邦軍の舞踏会

20200127001今日は「舞踏会(Ball)の話題」をお届けしましょう。この時期、オーストリアでは舞踏会シーズン。

頂点は、皆さまご存じの「Wiener Opernball」(2020年は2月20日開催)ですが、職業団体や警察をはじめとする公務員、学校などでも舞踏会が開催されます。ダンスの素養が無いFeriには「無縁の世界」です。

例によって舞踏会に反対するグループもあるようですが、オーストリアの伝統行事ですから、そう簡単にはなくならないような気がします。

さて、1月17日には連邦軍の舞踏会「Ball der Offiziere 2020:“Gold und Silber“」がWiener Hofburgで盛大に開催されました。

国防軍の公式行事で、各国の駐在武官など3400名以上が招待されました。Feriは確認していませんが、在オーストリア日本大使館に所属している防衛駐在官にも招待状が来ているはずです。

202001270021月、新政権発足に伴って国防大臣就任したKlaudia Tannerさん(女性、オーストリア国民党ÖVP所属、左の写真で中央の方)が開会を宣言し、舞踏会が始まりました。

当たり前ですが、通常の舞踏会と異なり、オープニングはマーチ(軍歌)に合わせてお偉いさんが入場です。

今回は、ゲストとしてドイツ連邦軍空軍音楽隊が参加し、華麗な演奏とドリルを披露しました。

また、Ildiko Raimondiさんが演じるオペレッタ黄金時代の歌に合わせて、バレエが披露されています。連邦軍の舞踏会でオペレッタ‥オーストリアらしいですね。

こちらの舞踏会は、オペレッタ「こうもり」ではありませんが、夜通し行うのが慣例。「Gold und Silber」も夜通し行われ、締めくくりはGardemusikのトランペット演奏でした。

なお、YouTubeに公式動画が配信されています。

動画を見ると「舞踏会」ですが、「自衛隊音楽まつり」のようにブラスバンドによるドリルなども披露されています。さすが、国防軍。

Continue reading "連邦軍の舞踏会"

| | Comments (0)

December 13, 2019

2020年に開館20周年を迎える「Haus der Musik」

201912130004今日は音楽ファンにはおなじみの「Haus der Musikの話題」をお届けしましょう。

Feriも何回か訪問したことがありますが、たまたまお客さまが少なかった時、例の「指揮者シミュレーター」に挑戦したことがあります。結果は、惨憺たるもの‥楽団員からブーイングの嵐‥しかし、面白い企画(というかアトラクション)を考えたものです。

さて、「Haus der Musik」は2020年6月で開館20周年を迎えることになり、このほど、記念企画が発表されました。

2020年は、先日も当ブログでご紹介したように「ベートーヴェン・イヤー」に当たるため、関連する企画展示も行われることになっています。

2000年に開館した「「Haus der Musik」は目に見えないクラシック音楽をテーマにしたユニークな博物館ですが、様々な工夫により、体感型の魅力的な博物館になっているのは、皆さまもご存じのとおりです。

201912130003開館以来、延べ400万人のお客さまが訪問していますが、開館時の2倍以上になっていることからも、博物館の企画が優れていることが立証されています(とは、当局側の弁)。

なお、2005年、「Haus der Musik」を継続的に維持するため、ウィーンホールディング(Wien Holding)が買収して、今日に至っています。

2019年は、1月から10月の間に同館を訪問したお客さまは204000人。これは前年比14%増でした。2005年以降、博物館の展示内容もリニューアルされており、これが人気を集めている要因になっているようです。

また、開館20周年を踏まえて、展示のリニューアルも行われており、より魅力的な博物館になっています。

201912130002さて、開館20年周年を記念して、2020年3月から6月21日まで、記念プログラムが展開されることが発表されました。
現在、発表されている記念プログラムは、以下のとおりです。
-Freitag, 20. März 2020, ab 18.00 Uhr: Sinnesrauschen Festival
-Samstag, 21. März 2020, ab 18.00 Uhr: Sinnesrauschen Festival
-Montag, 15. Juni 2020: „20 Jahre Haus der Musik“ - Geburtstag
-Sonntag, 21. Juni 2020, ab 11.00 Uhr: „Haus der Musik Kindertag“ mit Marko Simsa, Bernhard Fibich und Gernot Kranner
-Sonntag, 14. Juni 2020: Publikumstag (KURIER-Museumstag)
-GKonzerte für Schulklassen mit Marko Simsa: Freitag, 14. Februar 2020 / Freitag, 17. April 2020 / Freitag, 2. Oktober 2020 / Freitag, 27. November 2020 (jeweils 9.00 und 10.30 Uhr)

Continue reading "2020年に開館20周年を迎える「Haus der Musik」"

| | Comments (0)

より以前の記事一覧