December 06, 2017

クリスマスに流れる音楽に思う

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今日は「クリスマスの音楽にまつわる話題」です。

日本でも12月に入って商業施設では、まずクリスマスをターゲットにした各種プロモーションが始まっていると思います。

ただ、日本の場合、新年も伝統的な御祝いなので、クリスマス用のグッズと来年の干支グッズが一緒に並ぶなど同時並行で進むところが特徴ですが‥

先日、日本でコンビニエンスストアを経営している友人から、“うちでも店内のBGMが12月に入って、クリスマスバージョンに変わったよ”という話がありました。

店内のBGMを気にしているお客さまは少ないと思いますが、従業員さんの場合、働いている時間、店内で聴くため、どんな音楽が流れているのかが、気になるそうです。確かに‥

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今年は、従来の楽曲(J-POPなど)に加えて、賛美歌をアレンジした曲も流れているとか‥

最近では、賛美歌をポップスやジャズ調にアレンジしたものが、あるんですねぇ‥ Feriは知りませんでした。これも時代でしょうか。

Feriの両親はキリスト教徒(プロテスタントでしたが)だったので、この時期になると凝り性の父親がクリスマスツリーを準備すると同時に、自慢のステレオで賛美歌を流していたのを思い出します。

そのため、Feriは、子供の頃から、賛美歌には親しんでいました。特にクリスマスの時期に流れる賛美歌は、よく覚えています。

ところで、こちらでは、日本のように、商業施設ではBGMを流すことは少ないような気がします。これは音楽を大切にするという文化と関係があるのかどうか、詳しくは知りませんが、日本とは大きな違いのような気がします。

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November 17, 2017

100 Jahre Symphonieorchester der Volksoper Wien

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このところ、音楽やオペレッタの話題とご無沙汰で、変な方向に向かいつつある当ブログ。

愛想をつかした読者の方もいらっしゃるような気がします。諸般の事情で、まだまだ現役続行中のFeri。

ありがたいことに、本業が超多忙になり、Volksoperへ顔を出す時間が全く取れない状況に陥っております。

さて、11月16日は「100 Jahre Symphonieorchester der Volksoper Wien」と題したコンサートが開催されました。

シーズン当初からわかっていたので、顔見知りのメンバーも増えたこともあり、本当は馳せ参じたかったのですが、身動きがとれず、断念。

本来ならば、実際に観賞した上でのレポートをお届けしたかったのですが、今回は叶いませんでした‥

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Volksoper Wienの前身は、1898年にオープンしたKaiser-Jubiläums-Stadttheaterですが、オペラなどが上演されるようになったのは1903年のことです。

1905年には劇場名は1905年に「Kaiserjubiläums-Stadttheater Volksoper」と改称され、さらに1908年に「Volksoper」となりました。

「Tosca」(1907年)、「Salome」 (1910年) などは、Volksoperで初演された演目です。Volksoperがウィーン第2の歌劇場として本格的にスタートしたのは、第1次世界大戦後ですから、ちょうど、そのタイミングで座付きオーケストラが誕生したことになります。

11月16日の記念コンサートの指揮は、Lorenz C. Aichner.さん。

当日は、Erich Wolfgang Korngold作曲の「Sea Hawk」、Gustav Mahler作曲の「Lieder eines fahrenden Gesellen」(ソリストはMartina Mikelicさん)、そしてAntonin Dvorak作曲の交響曲第9番「Aus der Neuen Welt」が演奏されました。結構、通好みの選曲ですね。

日頃、演奏しない楽曲を選んでいるところに、オーケストラメンバーの心情が反映されているような気がします。勝手な想像ですが‥

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November 08, 2017

HABE-Quartett Wien 日本公演

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最近は、諸般の事情で「音楽関係の話題」から遠ざかっており、脱線気味の記事が多く、読者の皆さまの期待を裏切っているような気がしています。

さて、このブログでは、「公演のお知らせ」は基本的には行っていないのですが、今日は例外です。

Volksoperのオーケストラで活躍している三輪さんから、ご自身もメンバーになっているカルテットの日本公演に関するお知らせをいただきました。

こちらでは、オーケストラや座付きオーケストラに所属している奏者の皆さんが、通常、所属している楽団とは別のグループをつくり、活動しているケースを結構見かけます。

今回、ご紹介するHABE-Quartett Wienも、そういったグループの一つ。

構成メンバーは、ウィーン交響楽団のコンサートマスターであるアレクサンダー・ブルグガッサーさんが、ヴィオラのヨハネス・フリーダーさん(ウィーン交響楽団 首席ヴィオラ奏者)、チェロのミヒャエル・フォークト(ウィーン交響楽団 首席チェロ奏者)さんと結成したグループです。

その後、Volksoperの第一ヴァイオリニスト三輪 愛さんが加わり、Quartettになりました。

日本の場合、音楽を演奏することだけで生計を立てることができる方は少ないようですが、こちらの場合、アンサンブルになると、生活面の不安はなくなります。

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September 24, 2017

“U-Bahn-Stars”地下鉄駅でデビュー

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今日は、「ちょっと変わった音楽イベントの話題」をお伝えしましょう。

ウィーンにいらっしゃった皆さまは、街頭で大道芸人がパフォーマンスを行っているのを見かけたことがあると思います。

以前もご紹介したことがありますが、ウィーンでは街頭でのパフォーマンスは許可制になっており、無許可で行えば、警察の取り締まり対象になることもあります。

街頭のパフォーマンスも一定のルールの下、振興していこうという当局の考え方が、よく表れていると思います。

さて、先日、Ottalringのホイリゲへ行くため、Westbahnhofで地下鉄U3に乗ろうとしたところ、駅のコンコースに大勢の人が集まっており、大変賑やかでした。

人だかりが気になり、ちょっと立ち寄ったところ、音楽バンドが演奏中でした。あいにく、この時、Feriは珍しくカメラを持っていなかったので、パフォーマンスの模様を撮影することができず、当日の盛り上がりをご紹介できないのが、ちょっと残念です。

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このパフォーマンスは、バンドが勝手に行っている訳ではなく、Wiener Linienとウィーン市が企画した「U-Bahn-Stars」というプロジェクトの一環でした。

Westbahnhofで行われていたのは「U-Bahn-Stars」のパイロットプロジェクトで、公共交通機関を、さらに楽しいものにすることを目的に、2017年7月6日から始まりました。

毎日、15時から23時の間、12組のアーティストが、特設会場でパフォーマンスを繰り広げました。ちなみに、200組以上のアーティストの応募があったそうです。

オンライン投票などの結果から、地下鉄駅利用者の反応も良かったことから、ウィーン市とWiener Linienは、本プロジェクトを拡大実施を決定。

新たに会場に加わるのは、PratersternとKarlsplatz。10月からは、都合3会場で、前回、出演がかなわなかったグループも含めて、ストリートパフォーマンスが繰り広げられことになりました。

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July 02, 2017

「夏の音楽祭2017」に寄せて

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オペレッタのレギュラーシーズンが終わり、いよいよ各地で「夏の音楽祭」が始まります。

そこで、夏の音楽祭関連の情報を整理してみました。

Seefestspiele Mörbisch
最近、ゴタゴタ続きのメルビッシュですが、Seefestspiele Mörbischは予定どおり行われるようです。

演目はカール・ツェラーのオペレッタ「小鳥売り」(Vogelhändler)。屋外向けの作品かどうかは微妙ですが、比較的大人数が出演する作品だけに、演出如何ではメルビッシュの大舞台でも楽しめるでしょう。

プレミアは七夕の7月7日(金曜日)。今日の時点でカテゴリー4~9には、まだ空席があるのが気になります。やはりSerafinさんが抜けた穴は大きかったような気がします。

2017年は8月19日まで行われます。例年、終盤に出かけていたFeriですが、今年はどうなることやら‥

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メルビッシュに隣接するSt.Margarethenで開催される野外オペラ。石切場という特殊な会場を使っているだけに、最適な作品を選ぶのが難しいような気がします。そのため、一時、中止になりましたが、現在はリニューアルして再スタートを切っています。

2017年の作品はヴェルディの「リゴレット」(Rigoletto)です。Feriは、2009年に同演目を観ていますが、やはり屋外向けの作品とは言えなかったような記憶があります。

やはり「アイーダ」の凱旋パレードように、大人数が出る場面がある作品の方がぴったりだと思います。ただ、そうすると作品が限られてしまい、集客が難しいという面もあるようです。

プレミアは7月12日で、8月19日まで、18回、上演されます。興味深いのは、集客に力を入れるためか、インターネットのチケット購入サイトに送迎バスとチケットがセットになったタイプが出たことです。バスの発着はウィーンとアイゼンシュタットです。

さらにステージツアー付きのチケットも販売されるようになりました。これらもリニューアルの一環なのでしょう。

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June 13, 2017

Seefestspielen Mörbisch2018は「Gräfin Mariza」に決定ですが‥

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日本では6月の第3日曜日が「父の日」ですが、オーストリアでは6月の第2日曜日です。という訳で、今年は6月11日が「父の日」でした。

この時期は、季候も良いことから、お父さんを中心に庭でバーベキューというご家庭も多いという話を耳にしました。きっとお父さんが自慢の腕を振るうのでしょう。

さて、そろそろレギュラーシーズンのオペレッタやオペラがお開きになりますが、代わって夏のフェスティバルが各地で始まりますね。

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内容の善し悪しは別にして、夏の風物詩として定着しているSeefestspielen Mörbischですが、60周年記念ロゴが発表になりました。

そして、例年のことですが、2017シーズンが始まる前に、2018年の演目が発表されました。

2018年は、Feriお気に入りの一つであるカールマンの「Gräfin Mariza」に決定。これは、楽しみです。

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プレミアは2018年7月12日、千秋楽は8月25日で、都合、22公演が上演されます。

ちなみに前回、Gräfin Mariza」が上演されたのは2004年。すでに10年以上が経過しているのですね。前回は屋外の舞台を生かした楽しい演出でした。

ただ、まだ、ブログを開設していませんでしたので、紹介記事はありません。という訳で、1枚だけ、当時の写真をご紹介しましょう。

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ところで、2018年プログラムの公表に合わせて、主催者から、びっくりするような発表がありました。

それは、昨年10月に、2018年からのインダント就任が発表されたGerald Pichowetzさんが、何とスタート前に辞任を発表。同時に、新しいインダントとして、歌手のPeter Elelmannさんが就任することが発表されました。

Gerald Pichowetzさんは、2016年10月の記事でもお伝えしたように、ウィーンのフロリツドルフにあるバラエティ劇場Gloria theater総支配人ですが、個性的な俳優さん(キャバレスト)です。

2007/08シーズンにフォルクスオーパーで上演された「Orpheus in der Unterwelt(地獄のオルフェ」で、印象的なキューピット(Cupido)を演じていたので、強く印象に残っています。

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April 30, 2017

Graz歌劇場2017/18シーズン・プログラム発表

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4月最後の話題は「Oper Grazの来シーズンのプログラム」です。

毎シーズン、趣向を凝らしたプログラムを展開するOper Grazが、2017/18シーズンのプログラムを発表したので、ご紹介しましょう。

ご存じのようにGrazは、前シーズンに上演した演目を継続上演することが少なく、毎シーズン限定で、新演出作品を上演するケースが多くなっています。

オペレッタ
Eine Nacht in Venedig(ヴェネチアの一夜)
毎シーズン、1作品が上演されるオペレッタですが、2017/18シーズンはヨハン・シュトラウス作曲の「Eine Nacht in Venedig」(ヴェネチアの一夜)が取り上げられることになりました。

今回は、フランスのリヨン歌劇場(Opéra de Lyon)との共同制作となります。伝統的なオーストリアの演出とはひと味違った作品になりそうな気がします。

Grazでは、オペレッタの場合、珍演出が多いだけに、ちょっと心配な面もありますが‥

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来シーズンは、Volksoperでも「ヴェネチアの一夜」が再演されますので、両作品を見比べるという楽しみも生まれました。

しかし、今シーズンは「サーカス妃殿下」が両劇場で上演されるなど、何故かオペレッタに関しては、作品が重なる傾向が出ていますね。

なお、プレミアは2017年11月25日となっており、2018年3月まで12回、上演されます。マチネ公演も予定されているので、ウィーンから日帰りで楽しむこともできそうです(笑)。

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January 15, 2017

番外編 “【猫の絵のCDブック】吾輩はピアノを聴く猫である”

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日本では日本海側や北海道に大寒波が襲来して、大変なことになっていますが、ヨーロッパも寒波襲来中。ウィーンに雪が降るのは珍しくありませんが、ギリシャで積雪というのは、びっくりしました。

さて、今日は番外編として、2016年12月に日本で発売された、ちょっと変わったクラシック音楽のCDをご紹介しましょう。

クラシックには、動物を題材とした楽曲があり、以前、フォルクスオーパーでもRobert MeyerさんがMCを務めて「Volksoper tierisch」(フォルクスオーパーの動物)というコンサートが上演されたシーズンがありました。

ただ、Feriの知る範囲では、猫にまつわるクラシックの曲というのは、意外と少ないような気がします。

今回、猫にまつわるクラシックの楽曲を集めた「【猫の絵のCDブック】吾輩はピアノを聴く猫である/あなたの猫と一緒に聴く画集」というユニークなCDが、カメラータ・トウキョウから発売されました。

同社は、オーストリアでレコーディング活動を積極的に進めているレコーディングプロデューサーでもある井阪 紘さんが社長を務める会社です。

Feriも友人の紹介で、何回かお目にかかったことがありますが、非常にエネルギッシュな方で、レコード(今はCDですが)制作にかける熱い想いを持っていらっしゃいます。

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今回のCDブックですが、猫をこよなく愛する3人のピアニスト(フジコ・ヘミングさん、高橋アキさん、岡田博美さん)が、猫にちなんだクラシック曲を演奏したアルバムです。

しかも、普通のCDではなく、「猫の絵本」が付いているのがポイント。絵を描いたのは、フジコ・ヘミングと、クロアチアの8人の画家だそうです。もちろん、日本で初めて出版される貴重な絵が大多数。

井坂さん自身がプロデュースに関わっているだけに、その「こだわり」は半端ではありません。

具体的には、収録曲は、猫のピアノ曲集のために、セッション・レコーディングで準備されたものが大多数で、収録期間は2002年から2016年までに渡っているとか。

井坂社長は、 “生演奏とレコードは別の芸術である”という「レコード芸術」という考え方を持っており、録音でなければ不可能な奏者の「最高の演奏」を届けることに情熱を燃やしています。

もちろん、この考え方に異論を持つ音楽ファンがいらっしゃるのも事実ですが、Feriは「ある種の見識である」と思っています。

そのため、3人のピアニストのベストを選曲するために、これだけの期間が必要だったと思われます。

なお、この作品には、3人のピアニスト以外にも、以下の方々が参加しています。

-マリア・グラツィア・ピッタヴィーニ(ソプラノ)
-ウィーン・ビーダーマイヤー・ゾリステン
 ハンス・グレッツアー(第1ヴァイオリン)
 ヤン・エッカルト(第2ヴァイオリン)
 ヴォルフガング・イェリネック(ヴィオラ)
 マリオ・ショット(コントラバス)
-ペーター・トッツァウアー(パーカッション)
-ゲリンデ・イェリネック(ソプラノ)
-スザンヌ・ラウブ(ソプラノ)
-ハリーナ・ピスコルスキー(ソプラノ)

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December 08, 2016

フォルクスオーパー「Wiener Comedian Harmonists」再見

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12月6日は「聖ニコラウスの日」でしたが、夕方、馴染みのホイリゲに言ったところ、テーブルの上に写真のような「お客さま向けのプレゼント」が準備されていました。

落花生の上はニコラウスとクランプスのチョコレートが‥ Feriはチョコレートは頂きませんでしたが、落花生をつまみながら美味しいワインを頂きました。

そして、今日12月8日、オーストリアは「無原罪の聖母」の祝日でお休みです。

以前は通常の祝日のように商業施設はすべてお休みでした。しかし、アドベントの時期で売上が上がるということから、最近では営業時間に配慮しながら、各商業施設も営業を行うようになりました。そんな中、今年、大手スーパーマーケットチェーンのBILLAが興味深い試みをはじめました。

それは、「12月8日は従業員と、その家族のための休業します」というものです。ある意味、規制緩和に逆行するような画期的な試み。ちなみに前日は安売りなども行っていたようです。

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日本では祝日が事実上、有名無実化している業界もあるだけに、考えさせられる施策でした。

ところで、8日は木曜日。土曜日が休みのところは、金曜日を休むと4連休になります。そのため、7日は列車なども混んでいたようです。

さて、今日はひさしぶりにフォルクスオーパーの話題をお届けしましょう。

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2013年6月に当ブログでもご紹介したユニークな活動を行っているアンサンブル「Wiener Comedian Harmonists」のコンサートが、12月6日に行われました。

ちなみに副題はEin bisschen Leichtsinn kann nicht schäden」となっていました。

まず、出演者ですが、2013年とは若干、変わっていました。

-Oleg Zalytskiyさん

-Gerhard Reitererさん

-Johannes Gisserさん

-Martin Thyringerさん

-Hermann Thyringerさん

-György Handlさん(ピアノ)

2013年に出演していたDritan LucaさんとRoland Winklerさんが交代したようです。

なお、MCはフォルクスオーパーのお偉いさんでもあるChristoph Wagner-Trenkwitzさんが務めました。

2013年のブログでもご紹介したように、、彼らは、いずれもウィーン国立歌劇場合唱団の現役メンバーで、1920年代ならびに1930年代に、ベルリンやウィーンのキャバレーで流行っていた音楽を再現するために結成されたグループ。

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ご存じの方も多いと思いますが、「ウィーン流キャバレー」は、いわゆる「小劇場」です。今でもウィーンには有名なキャバレーが営業をしていますが、残念ながらFeriのつたない語学力では、その魅力を十分に堪能できないため、観に行ったことはありません。

さて、「Wiener Comedian Harmonists」ですが、当時のキャバレーの雰囲気を再現するコーラスグループなので、歌い方も独特。

また、必ずしもコーラス用の楽曲がセレクトされている訳ではなく、オペレッタのアリアや、歌詞のない吹奏楽の曲なども上演されました。

今回は、今シーズン、フォルクスオーパーでプレミアが行われたオペレッタ「会議は踊る」から名曲“Das gibt’s nur einmal”、レハールの「微笑みの国」から“Dein ist mein ganzes Herz”が登場。オペレッタファンのFeriもご機嫌です。

また、驚いたのはアメリカの行進曲“Strs & Stripes”(星条旗よ永遠慣れ)をアカペラで演奏したこと。楽器の演奏を模した歌い方もあり、会場は大爆笑でした。

前半は12曲、休憩を挟んで後半も9曲、演奏されました。

全員、合唱団のメンバーなので声量などに不安がないと思うのですが、前回、Feriが見たとこと同じく、ワイヤレスマイクを使っていました。

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July 27, 2016

SCHRAMMELMUSIK発祥の地

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今日は「SCHRAMMELMUSIKの話題」です。

Feriが、以前、住んでいた17区のアパートからほど近いところに「Schrannelpark」という小さな公園がありました。これは散歩の途中、偶然、見つけたものです。

公園内には写真のようにコントラギターをモチーフにした「SCHRAMMELMUSIKの石碑」が建立されています。そこで、ちょっと気になったので、色々と調べて見ました。

皆さまもご存じのようにウィーンの民族音楽であるSCHRAMMELMUSIKは、ヴァイオリニストのヨハン・シュランメル(Johann Schrammel)と、ヨーゼフ・シュランメル(Josef Schrammel,)兄弟により生み出されたものです。

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Schrammel家は、両親ともに音楽家(父親はクラリネット奏者、母親は歌手)という音楽家一家だったそうで、幼少の頃からバイスルなどで演奏活動をしていたようです。

シュランメル兄弟は Ottakringで生まれており、ウィーンを中心に活動をしています。後にAnton Strohmayer(コントラギター奏者)、Georg Dänzerとカルテットを結成し、独特のシュランメル音楽をホイリゲなどで演奏していました。活動の拠点はヌスドルフ周辺のホイリゲだったという話もあります。

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では、シュランメル兄弟と17区は、どのような関係があるのでしょうか?

実は、後年、兄弟が住んでいたのが、現在17区の区役所があるElterleinplatzにほど近いKalvarienberggasse 36/Rötzergasse13だったことがわかりました。また、お二人とも、この地で亡くなっており(Johann Schrammelは1893年、Josef Schrammelは1895年)、それぞれHernals墓地に埋葬されています。17区に縁のある音楽家兄弟だったという訳です。

そのため、Elterleinplatzの中心には、写真のようなモニュメント(Alszauberbrunnen)が建立されています。

ちなみに、このモニュメントは1932年に建立されたもので、Johann Schrammel,、Franz Paul Fiebrich、Alfred Rondorf 、Willi Strohmayerという4人の奏者が演奏しているブロンズ像が置かれています。

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