February 01, 2018

面白い外壁装飾

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今日から2月に入り、こちらでは「Ball(舞踏会)のシーズン」になりました。例によって「Wiener Opernball」に、どのような有名人が来るかといった芸能情報があふれています。

ところで、昨晩、日本では皆既月食が観測されたので、インターネエット上には、その写真が多数掲載されていますね。

デジタルカメラの性能が上がったので、こういった写真も簡単に撮影できるようになったことに、時代の流れを感じます。

さて、2月最初の話題ですが、舞踏会や皆既日食とも関係のない「街角の話題」をお届けしましょう。

建物のデザインというのは、その国や地域のカラーが出ていて、細かく見ると興味深いものがあります。

今日、ご紹介するのは16区の某所で見かけたものです。1階は商業施設で、2階以降はアパートという、こちららしい構成の中層住宅です。比較的、新しいデザインですが、壁にご注目。

ちょっと変わった装飾がついています。最初は、「単なる飾り」だと思ったのですが、よく見るとプランターであることがわかりました。

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January 23, 2018

脚立-Trittleiter-

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日本では22日の午後から夜にかけて関東地方でも、かなり雪が降ったようですが、皆さまはいかがお過ごしでしょか。

東京を中心とする首都圏は雪に弱く、10cm程度の積雪でも大混乱になりますから、23日の朝は大変だろうと思います。

ホームセンターではスコップに加えて、融雪剤が飛ぶように売れているという話ですが、ウィーンなどと違って備蓄量が違いますから、その効果は、どうなのでしょうね。

さて、今日は「身近な家庭用品の話題」をお伝えしましょう。

日本の家庭でも、脚立をお持ちの方は多いと思います。いわゆる天井に取り付けられている電球の交換や大掃除など、高所作業の際に使用することが多いと思います。

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ただ、日本の場合、わざわざ脚立を使わなくても、イスの上に乗って作業ができることも多いので、大型の脚立を持っている方は少ないかも知れません。いわゆる3段程度が多いのではないでしょうか。

ところで、こちらでは一般の家庭でも、比較的大型の脚立を持っている方が多いかも知れません(詳しく調べた訳ではありませんが‥)。

というのは、17区のアパートは、最近、建設された近代的な建物だったので、天井はさほど高くはありませんでした。ドアの感じからすると、恐らく日本と同じくらいの高さだと思います。

ところが、その後、移った5区のアパートは、いわゆる伝統的な建物なので、天井が非常に高かったのです。

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January 21, 2018

オール電化住宅

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今日は「オール電化住宅の話題」をお届けしまそう。

Feriが最初にお世話になった17区のアパートは、暖房と給湯は集中ボイラー方式でしたが、キッチンはオーブンも含めて電気でした。

その後、引っ越した5区のアパートは古い建物だったので、給湯は個別方式で、このだけはガスを使用した給湯器でした。当然、暖房も給湯器からお湯が供給されるシステムです。

しかし、キッチン関係は17区の場合と同じくオール電化でした。なお、5区のアパートはキッチンのシンクにもお湯がでますが、こちらは暖房や風呂用の給湯器からお湯が供給されているのではなく、シンクの下の小型電気給湯器があり、これからお湯が供給されていました。

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これは、配管の問題のようでした。ただ、小型で能力が低いため、連続してお湯を流していると、お湯がでなくなることもありましたね。これは給湯能力の関係のようです。

Feriは、日本ではオール電化のキッチンになれていなかったので、戸惑いましたが、ある程度、調理を行ってみると、使い方のコツを掴むことができました。

ガスト違い炎が出ませんので、ある意味、安心です。

その後、友人が借りたウィークリーアパートを訪問した際は、もっと徹底した電化住宅でした。こちらに関しては、給湯器も電気式であることあり、暖房も電気ヒーターでした。

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ちなみに、このアパートですが、バスルームの暖房も電気ヒーター(天井に取り付けるタイプ)でした。つまり、エネルギー供給は総て電気ということです。

レンタルアパートなので、不特定多数の人が利用するため、リスク回避の観点からオール電化にしているものと推察されます。

ところで、興味深かったのは、友人が借りたウィークリーアパートに設置されいる電力量計が、室内側に世知されていたことです。

日本では、電力会社の社員さんが、定期的に資料電力をチェックして料金を請求するため、表から見える場所に設置されているのは、皆さまもご存じのとおり。

室内で、どのようにチェックするのでしょうね。係員が入室してチェックするのでしょうかね。ただ、住民が不在の場合は、チェックが不可能なので、その点は、どのように行うのかはわかりませんが‥

もしかしたら、遠隔監視システムで、電力量をチェックできる仕組みになっているのかもしれませんね。

ちなみに電力量計は、日本でも一般的な「内部に回転する円盤が見える誘導形電力量計」でした。Feriは、学生時代、電気工学を専攻していたので、懐かしかったですね。

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January 11, 2018

不思議なリフト

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今日は「アパートのリフト(エレベーター)にまつわるお話」です。

ウィーンでは古い建物に関しては、リフトがついていない物件も多数存在します。何しろ、築100年以上という集合住宅が沢山ある訳ですから、建設当時にリフトを設置するという発想がなかったのでしょう。

中世ヨーロッパでは、17世紀頃、釣り合いおもり(カウンターウェイト)を用いたものが発明されたようですが、まだまだ一般的ではありませんでした。

旅客用のリフトが一気に普及したのは、1880年代にアメリカで高層ビルティングの建設がブームになったことがきっかけだったようです。

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しかし、お値段も高かったでしょうから、特殊な物件限定の設備と言えるでしょう。

という訳で、ウィーンの古いアパートにはリフトがないものも結構あります。Feriがお世話になっていた5区のアパートはリフトはありませんでした。

ただ、ウィーンでも最近は高齢化の進展により、リフトのない物件はお値段が安くなる傾向があるそうで、貸主(売主)としては、後付けでリフトを設置するケースも増えています。

ただ、後付けの場合、どうしても構造的に使いにくいケースが多くなります。以前、Feriが利用したペンションは、階段の踊り場にリフトの乗り場がありました。

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今日、ご紹介するリフトは、16区にある某アパートのものです。当然、外付けタイプで、リフトそのものはガラスを多用した近代的なもの。

ちなみに階段は螺旋式で、窓には凝った装飾が施されています。この対比が何ともウィーンらしいところです。

このアパートは一部の部屋を業者さんがウィークリーアパートして貸し出しているようで、先日、Feriの友人が利用したので、たずねてみました。

借りている部屋は3階(日本式)だったので、荷物を持っていなければ、階段を利用しても苦になりません。

エレベーターを見つけたので、利用しようと思ったところ、ボタンを押しても、ドアが開きません。

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September 11, 2017

高級アパートへのご入居が始まりました

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今日はFeriお得意の「定点観測シリーズ」です(笑)。

このブログで、逐次、建設の模様をレポートしてきた19区の高級アパートですが、やっと竣工し、ご入居が始まりました。

Feriの知り合いに入居している人がいる訳ではないので、内部はご紹介できませんが、最終的に完成したアパートと周辺の状況をお伝えしましょう。

まずは、高級アパート「Pfarrwiesengasse 23」のおさらいから。

このアパートは、古くなり移転した老人ホーム跡地にBUWOGというデベロッパーが建設を進めていたものです。集合住宅(Apartment)とTown Hauseが同じ敷地に設けられています。

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集合住宅はペントハウスを含めて9階建てで、78戸の住まいが設けられます。用途に応じて2室から4室までの仕様があり、床面積は62平方メートルから223平方メートルとなっています。

一方、集合住宅とは別に独立したTown Hauseが7戸、建設されました。こちらは床面積が109平方メートルから230平方メートルだそうです。

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このブログで、最後にお知らせした時は、躯体工事がほぼ完了し、内装工事に入っていると思われる時期でした。

先日、訪れたところ、すでにベランダにはイスやテーブルなどが置かれている部屋も多く、入居が始まっていることがわかりました。

当初は、コンクリート打ちっぱなしだったこともあり、威圧感がありましたが、白色に塗装された関係か、威圧感は弱くなったような印象を受けました。

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それにしてもStraße-Lanner-Park側から見ると、まるで公園がアパートの敷地内緑地のような錯覚を覚えます。ある意味、見事な借景と言えるかも知れません。

ところで、地下駐車場は完成し、機能しているようでしたが、隣接する区画の付帯施設に関しては、まだ工事が継続中のようで、整地も完全に行われていませんでした。

この区画に、どのような付帯施設が建設される予定なのか知る由もありませんが、ちょっと残念な印象を持ちました。

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July 30, 2016

Ernest-Bevin-Hof

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ウィーン17区(Hernals区)の話題が続きますが、今日は「Ernest-Bevin-Hofという住宅団地のお話」です。

17区にFeriが住んでいた頃、すぐ近くに市営アパートがありました。複数のアパートが立ち並ぶ形なので、日本で言うところの「団地」です。

例によって公園を中心としており、16棟の中層アパートが建っています。ウィーン市のデーターによると16棟に230戸の住まいがあるようです。

棟数の割に戸数が少ないのは、中層アパートである上に、一戸の面積が広いのでしょう。

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ただ、最近できた団地ではなく、1956年から建設が始まり、1958年に完成しました。ということは、築58年という物件です。

当時、この周辺は都心部に住まいをもつ人の別荘や古い建物が点在していたそうです。戦後の旺盛な住宅事情に応えるため、自然を生かしつつ、住宅団地の建設が行われました。

今でこそ、トップの写真のように周囲は住宅だらけにですが、当時は、画期的なプロジェクトだったことでしょう。

ちなみに設計を担当したのは、Walter Jaksch、Hans Jaksch、Siegfried Theiß、Franz Peydlというオーストリア工科大学出身の建築家4名です。ただ、いずれの建築家も既に鬼籍に入られています。

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1950年代の設計なので、建物は比較的シンプルなデザインです。ただ、この団地のシンボルとなるのが二棟の「星形アパート」(9号棟と16号棟)です。

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そう言えば、日本にも、このようなデザインの住宅団地があったような気がします。

興味深いのは、各棟の玄関付近に、シンボルとなる植物のレリーフが取り付けられていることです。シンボルとなる植物ですが、ポプラ、イチョウ、トウヒ、松、栗、オリーブなどだそうです。

1950年代後半なので、効率優先ではなく、遊び心のあるデザインが採用されたのでしょう。

築50年が経過したことから、2009年から2012年にかけて、躯体の改修を含めた大規模なリフォーム工事が行われています。その際、暖房装置の取り替え、断熱性能の向上、エレベーターの改修なども行われました。

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July 19, 2016

謎の壁画がある住まい

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日本では7月18日が「海の日」で祝日だったため、3連休の方も多かったと思います。皆さまは、いかがお過ごしだったでしょうか。

こちらでは、7月から「長期間の夏休み(バカンス)」をとる人もいるので、人の流れも変わってきます。そういった背景があるので、路線を運休してのU4の大規模改修工事などができるのでしょう。

さて、今日は「住まいの話題」をお届けしましょう。

住まいというのは、各国の文化が色濃く反映されることが多いので、見比べてみると興味は尽きないものです。
こちらでは、集合住宅も含めて、住まいに壁画を描くある物件が比較的多いように思います。

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労働風景などを壁画で描いたものもありますが、時々、固有の人物を描いた住まいを見かけることがあります。

今日、ご紹介するのも「固有の人物」(と思われる)を描いた住まいです。場所はOttakring区ですが、街中ではなく住宅が立地する周辺部です。

ご覧のように教会に隣接した集合住宅の壁にモザイクで人物が描かれています。

その下には、プレートが取り付けられているのですが、どうも人物の解説ではなく、この人物が記した文章が書かれているようでした。というのは、右下にサインが描かれていたので‥

残念ながら、Feriは、この人物のことをよく知りませんが、この教会があるエリアは、Eduard Mörike氏という司祭(詩人や賛美歌作曲家でもあったそうです)にちなんで、1927年9月にMörikewegという地名になっています。

そのように考えると、この壁画の人物はEduard Mörike氏である可能性が高いような気がしてきました。

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June 25, 2016

18区の高級アパート“Stilvoll Wohnen”

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世界中が注目したイギリスのEU離脱を問う国民投票は、皆さまもご存じのように離脱派が、過半数を占めました。
この結果、残留を主張していたキャメロン首相が辞意を表明しています。

当たり前ですが、EUの一角を占めるオーストリアでも特別番組を編成して、大々的に報道を行っています。

このブログでもお伝えしたようにオーストリアでも大統領選挙の際、オーストリア・ファーストを掲げたノルベルト・ホーファー氏が、過半数に近い支持を集めるなど、EUの拡大にともなう不安が、各国の国民に広まっているようです。

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観光客の立場だと、イギリスは通貨もポンドのままですし、シェンゲン協定に加盟していませんから、国境検査も行われているので、EUを離脱しても、あまり影響がないように見えます。

しかし、今までオーストリアからイギリスに働きに出る場合、就労ビザは不要でしたから、仮にEUから正式に離脱すると、こういった自由もなくなるわけです。そういう意味で、今後、色々な問題が浮上してくるでしょう。

さらに大陸の国からもEU離脱を考えるところが出てくる可能性もあるような気がします。

Feriは、株式には手を出していませんが、ヨーロッパ各国では株価の下落など、経済への影響も大きいようですね。

さて、今日は「ウィーンの高級アパート」の話題をお届けしましょう。

今、ウィーンはアパート不足が顕著で、家賃も高騰しているそうです。「家賃の高騰」は需要と供給の関係ですから、まぁ、やむを得ない部分もありますが、頭が痛い問題でもあります。

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公営アパートに関しては、このブログでもお伝えした2万人が住む予定の住宅Seestadt(2015年10月23日の記事はこちらから)の開発が完了すると、かなり供給量が増えると言われています。

一方、市内では再開発事業も盛んですが、こちらに関しては、富裕層を対象とした高級アパートが建てられるケースが多いようです。

一つは、日本と異なり高層アパートの建設に制約があるため、低層アパートで利益を確保しようとすると、どうしても質の高い「高級アパート」になるようです。

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June 20, 2016

「秘密の屋根裏」を探訪

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今日は、「皆さまに日頃、目にすることがない場所」をご案内しましょう。

ウィーンの街を歩いていると、現在でも伝統的なスタイルの建物をよく見かけます。

外側が石造りで、三角形の屋根が載っているのが一般的かと思います。居室に関しては、こちらはリフォームが行き届いていますから、外観からは創造できないくらい洗練されたインテリアデザインのところが多いようです。当然、お住まいになっている方の趣味・趣向が反映される訳ですが‥

また、以前もご紹介したように、こちらでは戸建て住宅を施主さんが自分で建てるケースがあるなど、日曜大工も本格的。

そのため、室内のリフォームについても、住設機器の交換など以外は、自分で時間をかけて行う人が多いそうです。その当たり、日本とはずいぶん考え方が違いますね。

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さて、前置きが長くなりましたが、集合住宅の場合、普通、入居者でも目にすることがない空間が「屋根裏」です。

屋根裏に収納スペースなどが設置されているケースは別ですが、何もない場合、屋根裏に入る必要性もないため、見ることはほとんど無いでしょう。というか何か工事をするのでもなければ、入る必然性がありませんね。

以前、Feriの大先輩がWestBahnhof近くにオフィスを構えていました。典型的なウィーンの古い建物で、複数の企業が入居していました。駅から近いにもかかわらず、ちょっと奥にあるため、比較的静か。

Feriも、時々、そのオフィスに先輩を訪ねていったことがあります。あるとき、その先輩から“Feriさん、実は、今日、屋根裏に工事が入っていて、中に入ることができるのだけれども、せっかくだから見てみない?”というお誘いが‥

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June 16, 2016

ウィーンの大規模住宅団地Wohnpark Alt-Erlaa 続編

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本来、2回で終わりにする予定だったWohnpark Alt-Erlaaのレポートですが、読者の方から“居室を紹介して欲しい”というリクエストがあったので、今日は、続編をお届けしましょう。

Feriも、この手のアパートは内部をぜひ見たいと思っているのですが、残念ながら築年数が経過している上に公営アパートであるため、いわゆるモデルルームは存在しません。

一応、Wohnpark Alt-Erlaaの公式ホームページには、間取りの例が掲載されていたので、そちらをお目にかけます。

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この間取りを見ると、同じフロアでも間取りが異なる住まいが設置されているようで、ますます内部を見たい衝動に駆られますね(笑)。

ただ、時々、ウィーン市が新しい入居者を募集するためのオープンハウスを行うことがあり、その際に見学できるケースもあるようです。

ただ、これは毎回、Wohnpark Alt-Erlaaが対象となる訳ではなく、市内にある市営アパート全部が対象なので、見学のチャンスを見つけるのは大変そうです。

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