December 09, 2018

クリスマス市の変化に思う

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今日は「クリスマス市の話題」をお届けしましょう。

このブログをご覧になっている方の中には、「ディープな話題」だけでなく、観光旅行に役立つ情報を期待している方もいらっしゃると思います。

という訳で、先日、観光客の皆さまで大賑わいの旧市街へ出向き、クリスマス市を見学してきました。

本来ならば、今年は12月1日からがAdventなので、これにあわせてクリスマス市が始まるのが本来の姿。しかし、最近では11月中旬から開幕するようになりました。これは、観光客の皆さまを意識しているのは言うまでもありません。

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ヨーロッパのクリスマスの都」というウィーン市の戦略があるためか、最近は、クリスマス市も様変わりしているような印象があります。

Feriが最初にクリスマス市を訪問したのは、20年ほど前です。ご存じのようにオーストリアは、基本的にカトリックの国なので、祝日などもカトリックに関連したものが大多数。

日本でしたら、政教分離で大騒ぎになりそうですが、従来は、これが「当たり前」だった訳です。

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そのため、クリスマス市も、キリストの生誕を祝う行事の一環という位置づけで、キリスト生誕のジオラマなどが設置されるのが一般的でした。

また、販売されているものも、基本的にはクリスマスツリーのオーナメントや関連グッズ、クリスマス用のお菓子などが中心でした。

ただ、市庁舎前のクリスマス市に関しては、以前から妙なグッズを売っている屋台もありましたが‥

このような変化は、キリスト教徒ではない方が増えてきたことも遠因のような気がします。

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さらに、深読みするとイスラームの過激派によるテロを警戒して、キリスト教色を薄めて、「単なる年末のお祭り」を前面に出しているような気もします。

市庁舎前に関しては、一応、「Wiener Christkindlmarkt am Rathausplatz」という名称を維持していますが、名称の変更も検討されているという噂も耳にしました。

実際、プラーターの場合は「Wintermarkt am Riesenradplatz」という名称になっていますね。

そして、「Wiener Christkindlmarkt am Rathausplatz」で一番ショックだったのが、キリスト生誕のジオラマが、ツリーの下ではなく、遊園地ゾーンの通路脇に追いやられていたことです。

正直、「ここはないでしょう」という雰囲気の場所です。

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December 06, 2018

ÖBB本社広報訪問記

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今日の記事は、載せるかどうか、非常に迷いました。というのは、自分が特定できる情報が含まれているからです。

しかし、バレても大きな問題にもならないと考えて、掲載することにしました。このブログを長く愛読している方は、Feriがオペレッタとともに、鉄道や飛行機にも詳しいことをご存じかと思います。

実は、日本で出版されている鉄道雑誌に、今年、ÖBBの電気機関車に関する記事を書きました。

自分と親友が20代から撮りためた写真をふんだんに使った記事ですが、海外ものにもかかわらず編集者が気をきかせてくれて16ページもとってくれました。

そこで、ふと、考えたのが、日本語の記事ですが、せっかくなのでÖBBの本社広報に献本しようと考えました。せっかく、こちらに居る訳ですから、郵送では面白くないので、本社広報を訪問し、直接、お渡しすることにしました。

そこで、メールでアポイントをとり、訪問日時が決まりました。その日は、Feriの大先輩が別件でWienへ来ることになっていたので、同行してもらいました。

現在、ÖBBは複数の会社に別れていますが、訪問したのはオーストリア連邦鉄道ホールディングス本社広報部門。

本社はHauputbahnhofの前にある高層ビルディングです。エントランスに受付があり、そこでアポイントをとった担当者に連絡をとってもらうと、ICカード式の臨時パスが発行されました。


最近の日本も同じですが、大手企業の場合、セキュリティ対策が徹底しており、このICカードでアクセスできるフロアーは限定されています。

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December 04, 2018

週末は大混雑の旧市街

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12月2日から正規のAdventに入りました(変な表現ですが‥)。

Adventを示す4本のろうそく、1本目に明かりが灯ります。日曜日は気温が上がったため、雪ではなく、小雨になりました。

Feriは、友人と会うため、1日にOper近所まで行ったのですが、旧市街はすごい人出で、閉口しました。幸い友人が穴場のカフェに席を取ってくれたので、行き場に困ることはありませんでしたが‥

しかし、Café CENTRALなどは、寒いのに入り口前に長蛇の列ができていましたね。

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日本でも報道されていると思いますが、パリでは暴動が発生しており、凱旋門付近も大変なことになっているようですが、こちらWienは至って平穏。

ウィーンは「ヨーロッパのクリスマスの都」というウィーン市の戦略が大成功しているようで、平日でもクリスマス市は大賑わい。どこから、これだけの人がやってくるのだろう‥という感じです。

市庁舎前を、たまたま路面電車で通りかかったのですが、人出の多さに、週末は見学をパスしました。

ただ、その分、混雑している場所にはスリなども出没しているようで、用心が必要だと思います。

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December 01, 2018

静かに語り合えるホイリゲのようなお店飲が日本にも欲しい

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12月最初の話題は、「仲間と静かに語り合える場所」の話題です。

今日、馴染みのホイリゲでお気に入りのワインを飲みながら、ふと、考えたことがあります。ばかばかしい話ですが、お付き合いを‥

Feriは、日本で友人達と飲み会を開くことがあります。職域ではなく、趣味の友人なので、飲み会では楽しい一時を過ごすことができます。

最近、日本の若い方は、飲み会などを行うことが少なくなっているような話も耳にしますが、実際にお店に出かけてみると、平日でも結構、賑わっていることがあります。

以前、友人のセッティングで浅草にある日本酒専門店で飲み会を開いたことがありますが、若いお客さまが多くて、正直、驚きました。

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さて、ここからが本題。最近、特に感じるのは「日本の飲み屋は、残飯的に五月蠅い」ということです。友人と話をするのも、正直、大声を張りあげないと伝わらないことも‥

皆さんが、そんな感じで、コミュニケーションをとるので、店全体の賑やかさも、ますますヒートアップ。

正直、話すだけで疲れてしまいます。もちろん、個室を用意しているようなお店もありますが、なかなか気軽に利用するという訳にはいかないですよね。

ところで、こちらのホイリゲは「第二のリビング」という性格があるので、一人の方よりも、グループで利用しているケースが大多数。

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November 29, 2018

入管法改正に思う

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本ブログは、基本的に政治の問題は取り上げませんが、今日はFeriが気になった「日本の話題」をお届けしましょう。

11月27日、外国人労働者の受け入れ拡大を目的とした入管法改正案が衆議院で可決され、参議院へ送付されたというニュースが入ってきました。

深刻な人手不足に直面する経済界の要望に応じた法案の改正ですが、日本でも色々な意見があると思います。

特定技能1号は、一定の日本語力や技能があれば得ることができ、通算、5年間滞在できる制度だそうです。農業や介護、建設など日本で人手不足が深刻な14業種が対象になっていると報じられています。

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インターネットの政治関連サイトを見ると、色々な意見が出ていますが、実際、日本の中で、国民が本格的に外国人労働者の受け入れについて、考えたのでしょうか。

こちらに住んでいる日本人の中には、近い将来、日本が「周回遅れのドイツ状態」になることを危惧する方もいらっしゃいます。

最近、他民族国家だったオーストリアが外国人に対して、不寛容になったという見方があります。それは、日本ではあまり報道されませんが、従来から行っていた同化政策では、対応が不可能になったという背景があります。

実際、治安の悪化が進んでおり、今まででは考えられなかった犯罪も発生するようになりました。

元々、オーストリアは、外国人の就労ビザの取得はハードルが高い国です。収入証明なども必要で、国に依存するリスクの高い外国人(極端な低所得層)を受け入れないという施策をとってきました。

そのため、長期間、オーストリアで生活をしているFeriの友人も、毎年、面倒な手続きをしています。

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日本政府は否定していますが、日本は事実上、世界第4位の「移民大国」に変化しましたが、厳格な規制が徹底しているとは言えない気がします。

実際、Feriの実家は千葉県の某市にありますが、25年前に移ってきた時は、ほとんど外国人の姿は見かけませんでしたが、今では、子持ちのイスラーム系、インド、アフリカ系の方が増えてきました。

今回の入管法改正案では、「家族の帯同を認めない」ことになっていますが、外国人同士が日本で結婚し、子供が生まれた場合は、どうするのでしょうか。

日本人と同じ権利が得られますから、産休や育休もとることができますし、出産に関する補助も日本人と同じように支給されるでしょう。

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November 28, 2018

列車を電力供給源は‥

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昨日は「ÖBBのストライキ関連の話題」をお届けしましたが、今日もÖBBに関係する話題です。

題して「鉄道への電力供給は?」です。

ÖBBは幹線を中心に電化されています。RailJetも電気機関車が先頭に立っているのは、皆さま、ご存じのとおりです。
では、その電気は、どこから供給されているのでしょうか。実はÖBBが運営する発電所から使用電力の1/3を供給しているのです。

気になる発電方式ですが、SalzburgにあるÖBB専用水力発電所で発電しています。

また、残りの電力については、提携している発電会社および商用回線から供給を受けていますが、2018年7月から全てグリーン電力(水力を中心とする再生可能エネルギー)になりました。

その結果、ÖBB-Infrastruktur AGは、ヨーロッパで最も環境にやさしい鉄道インフラ事業者の一つになりました。

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現在、ÖBB自社所有の水力発電所はSalzburger Stubachtalエリアにある、4基の発電設備を設けたKraftwerk Tauernmoos(タウエルンモース発電所)です。なお、ピーク時に対応するため、揚水式を採用しています。

揚水式発電所というのは、発電所の上部と下部に大きな調整池をつくり、電力需要の多いときは上の調整池から下の調整池に水を落として発電し、発電に使った水は下部の調整池に貯めておきます。

そして、電力需要が少ない時間帯(通常や夜間)に、下部の貯水池から上部の貯水池まで発電用水を汲み上げ、再び昼間の発電に使うというものです。

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November 26, 2018

「古都の挑戦」

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今日は「日本の雑誌に掲載された記事の話題」をお届けしましょう。

日本で発売されている週刊「エコノミスト」という雑誌の11月20日号に「古都の挑戦」という記事が掲載されました。ちなみに同誌は1923年に毎日新聞社が創刊したビジネス誌です(現在は毎日新聞出版株式会社が発行)。

特集記事は「攻める私鉄」という大手民鉄の新しい取り組みを多角的に紹介した内容で、こちらの方が面白そうです(笑)。

今回、「古都の挑戦」に取り上げられたのは、ウィーンと京都。友人が、さっそく雑誌を送ってくれました。

ウィーンの紹介記事は、「幸福の街、ウィーン 伝統と革新の融合」と題する記名記事(編集部記者の小島清利氏)です。

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ちなみに京都の方は、京都市長へのインタビュー記事(京都『おもてなし』改革 文化を基軸に街づくり)と小西美術工藝社社長デービッド・アトキンソン氏による「インバウンド拡大へ投資戦略描け」という2本立てです。

特集ではないので、ページ数は少なかったですが、“ウィーン市の観光開発における新たな長期戦略のテーマは「グローバル」「スマート」「プレミアム」だ。豊かな文化、持続可能性、先進的な都市テクノロジー、便利でコンパクトな交通システムなどを看板に、観光都市としても確固たる地位を目指す”という観点で、様々な取り組みが紹介されています。

まずは、「最も幸せな都市」の称号を手にしたことで、観光客が増えているという分析。観光名所としてシェーンブルン宮殿や動物園が紹介されていました。


次が、ユーロビジョン・ソング・コンテスト」で優勝したコンチータ・ウルストさん。日本でも昨今話題となっているLGBT(性的少数者)コミュニティーのグローバル大使も務めていることの紹介。

そして、環境配慮や持続的な街づくりという観点で、「木造の高層建築」として建設が進められている「HoHo Wien」や、コンパクトに畳めて自家発電機能を搭載した自転車VELLO BIKE+の話題。

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November 23, 2018

ウィーンらしい「プレゼントのお買い物」はいかが?

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今日、日本は「勤労感謝の日」でお休みかと思います。24日が土曜日なので、三連休という皆さまも多いと思います。

今年は12月24日の「天皇誕生日」が月曜日なので、ここも三連休になる方もいらっしゃると思いますが、年末なので、どうなのでしょうか。

ちなみにFeriは、11月の三連休も平常運転。お仕事です。

さて、Adventに入ると、ウィーン子が気になるのは「クリスマスプレゼント選び」です。何しろ、対象が子供さんだけでなく、家族、友人などに範囲が及ぶため、皆さん、それぞれご苦労があるようです。ちょうど、日本のお歳暮選びと同じ感覚でしょうか。

さて、今日は、ウィーンらしい「プレゼントのお買い物情報」をお届けしましょう。

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こちらでは、廃棄されたものの再利用化に積極的です。そのため、Mistplatz(日本のゴミ集積所に相当する施設)には、様々な種類の不要品を分別して廃棄できるようになっています。

もちろん、その中には手入れをすれば使える品物も多数あります。そこで、MA48では、再利用可能なものを、整備の上、中古品として「48er Tandler」という自前のショップで販売しています。

この時期、48er Tandlerではクリスマス市を開催します。出展されるのは、再利用可能なクリスマスツリー、クリスマスの装飾、ベビーベッド、スポーツ用品、食器、調理器具、家電、楽器、CD、おもちゃ、衣類など多種多様。

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ある意味「環境に配慮した贈り物」という訳です。日本では、「贈り物に中古品」というには考えてしまう方が多いと思いますが、環境保護に対する意識が高いウィーンらしい発想のような気もします。

ただ、実際に行ってみないと「何があるかわからない」という性格のお店なので、その点がネックかもしれません。逆に掘り出し物に当たる可能性も‥

そして、今年からMA48が主導してはじめたのが、「通年で使えるギフトバッグ」の提供です。実は、2005年からクリスマス用のエコバッグはMA48が提供していました。今回、これを通年、使えるデザインに変更したのです。

一年を通して、様々な機会にギフトバッグとして使用できるため、贈り物の包装を廃棄することがなくなるというもの。ゴミの削減にギフトバッグを提供するとは考えましたね。

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November 20, 2018

産業遺産の動態保存に思う

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今日は「産業遺産の動態保存についての雑感」をお届けしましょう。

先日、日本の方が、アメリカから購入した飛行可能な零戦を資金的な理由で手放すというニュースを耳にしました。

ビンテージ航空機の動態保存ですが、「日本では絶対に不可能」とまで言われた状況でしたが、法的な問題も含めて難問をクリアし、飛行可能状態を維持していました。

しかし、最終的に「資金の問題」で挫折した訳です。これに対して、「資金の問題で挫折とは、残念」という意見がある一方、「そもそも、この零戦を動態保存する意義があるのか」という意見も聞かれます。

というのは、この機体、パプアニューギニアのラバウル付近で朽ち果てていたものを、1970年代にアメリカのサンタモニカ航空博物館が回収。その後、ロシアで、ほとんどの部品をリバースエンジニアリングで、製造当時同様に新造して復元されたものなのです。

リバースエンジニアリングとは、機械を分解、動作観察などを通じて、製品の構造を分析し、製造方法や動作原理、設計図などの仕様を調査する手法です。

つまり、オリジナルは存在しますが、「事実上の新造機」なので、零戦に縁がありそうな博物館などが「本物ではない」ため食指は動かないにでは‥という訳です。

更に、意外なことに日本では「ビンテージ航空機の飛行可能は価値がない」という考え方があります。

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世俗的な言い方をすれば、金儲けのために人口密集地で飛ばすことは、周辺住民に危険を与える行為だというものです。

保存している団体(個人)が、この飛行機で金儲けをしようと考えているかどうかは、知る由はありませんが‥

ところで、こちらでは航空機だけではなく、リバースエンジニアリングの手法を活用して動態に復元するという行為は、一般的なことのようです。

鉄道車両などでは、オリジナルの部材を全く使わずに、図面から新造してしまうケースもあります。もちろん、その場合、「レプリカ」と明記されますが‥

当然、動態復帰を行うためには、多額の資金が必要なので、寄付を募る、ファンドを組むといった活動が行われます。

それに対して、「オリジナルではないから、意味が無い。資金も出さない」という声は、あまり耳にしません。

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これは、恐らく「産業遺産の動態保存」に対する考え方の違いによるものだろうと思います。

「例えリバースエンジニアリングで復元したものや、レプリカであっても実際に動くことに価値がある」という考え方が根底にあるような気がします。

こちらの保存団体は、商売で行っている訳ではありませんが、組織や設備を維持するためにお客さまからお金を頂いています。しかし、主目的は「産業遺産の動態保存」なので、立派な博物館と言えるでしょう。

また、アメリカでは民間団体によるビンテージ航空機の動態保存が盛んです。

しかし、やはりオリジナルの部品だけでは、動態保存は困難なので、代替部品(エンジンを含む)などを使っているケースが多いという話を耳にしました。こちらについても、否定的な意見はあまり聞いたことがありません。

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November 08, 2018

定年退職、長い間、ありがとうございました

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今日は「定年退職の話題」です。

Feriの友人には、すでに定年退職して、新しい人生を歩み出している仲間もいます。

定年退職という制度がない外資系金融機関に勤務していたFeriの友人は、自分で区切りをつけて退職しましたが、その際、外国人の同僚から送られてきたメッセージが“congratulations”だった言っていました。

日本の場合だと、「長年、お疲れさまでした」というメッセージになりそうですが、“congratulations”というのは、勤労観が関係しているのかも知れません。

なお、日本には、「欧米では、キリスト教の影響で、労働は“罰”なので、できるだけ働きたくないし、長い休みを取りたがる」という俗説がありますが、これは聖書の記述から逸れた「ある種の思い込み」で語られている話のようです。

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日本では「一億総活躍社会」というキャッチフレーズに代表されるように、「定年=リタイア」という図式は崩れてしまっているようですね。

さて、先日、Volksoperのオーケストラで長年、ヴァイオリニストとして活躍していたオーストリア人の「粋なおじさま」が10月末で定年を迎えて、引退しました。

40年以上、Volksoperのオーケストラでご活躍になっていた方なので、Volksoperでオペレッタが「最後の盛り上がり」を見せていた時期から奏者としてご活躍だったことになります。

もし、お時間が許せば、「オペレッタ全盛期のお話」をオフレコで伺ってみたいところです。きっと、色々なエピソードがあったことでしょう。

後任は、公募の結果、外国人女性ヴァイオリニストが就任したというお話です。別に全員がオーストリア人でなければダメという訳ではありませんが、外国人奏者の比率が増えてくると、ウィンナワルツ独特の「こぶし」が引き継がれるかどうか、ちょと心配な面もあります。

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