November 28, 2020

晩秋の旧ドナウを楽しみませんか

2020112811今日は日曜日向けの話題です。11月もまもなく終わりますが、今年は市内の様子がいつもと違います。電飾は始まっていますが、例年だったら多くの人々で賑わうクリスマス市も、まだ、開催されていません。

そんな中、ハードロックダウン下でも、「心と体」の健康を維持するため、個人的な散歩は認められています。

そこで、今日はウィーン市がお勧めする「旧ドナウのお散歩に関する話題」です。

ウィーンの水辺は、四季折々に魅力的な散歩を楽しむことができます。旧ドナウ周辺は、春夏秋冬、それぞれ異なった魅力がありますが、特に秋は美しい。写真のようにきれいな紅葉を楽しむこともできます(Feriの写真ではないのが残念ですが‥)。

2020112812このブログでもお伝えしたことがありますが、ウィーン水道局(Wiener Wasser)では、散策をより楽しんでもらえるように旧ドナウの散歩コースに22箇所の情報ステーションを設置しています。

情報ステーションには、パネルによる解説が設置されている他、Wiener Wasserweg-Appを使うことで、詳細な情報を入手することも可能。

例えば、Kaisermühlen(カイザーミューレン)という名前の由来、水中調査の伝説的人物Hans Hass氏と旧ドナウ側との関係、旧ドナウ川で最初のセーリング・レガッタが開催されたのは?といった情報がアプリ内のステーションをクリックすることで、知ることができます。

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November 22, 2020

1枚の写真から‥40年前の思い出

2020112011日本は23日が「勤労感謝の日」なので、土曜日から3連休という方も多いでしょう。日本政府の景気刺激策Go Toで、人出が戻りつつあるようですが、反面、感染拡大というニュースも‥

さて、先日、かつて一緒にヨーロッパ旅行をした友人から1枚の写真が送られてきました。今は、電子メールに写真データーを添付する形で、写真を送ってもらえるという「良い時代」になったものです。

それが、今日、冒頭に掲載した写真です。撮影は、今から40年前の1980年の夏。

Feriは、その前年の1979年6月24日、友人とスイスで合流する前に単独でウィーンを訪問しています。これが初のウィーン訪問。

この時は、リンツから夕方、ウィーンに入り、当日、夜行列車でインスブルックへ向かったので、滞在時間は、ごくわずかでした。

2020112014翌、1980年はウィーンに宿泊しているので、本格的にウィーンを探訪したのは、この時が最初です。

1980年は7月3日の夕方、リンツからウィーンへ入りました。到着はWestBahnhof。先日、このブログでご紹介したHotel WestBahnに投宿。

翌日、1日が本格的なウィーン市内探訪となりました。その時に撮影した一コマが、この写真という訳です。

 写真のバックにはブルク劇場とフォルクスガルテンが写っており、撮影場所は現在、鋭意、改修工事が進められている国会議事堂前からです。順光になっているため、撮影は午後であることがわかります。

今と異なり、路面電車の運行系統なども現地に行かないとわからない時代。とりあえず運行本数の多いRingに向かったのは当然の選択でしょう。

ところで、この写真を拡大して見たところ、興味深い事実がわかりました。

2020112015まず、運行系統です。手前のBK系統は当時、Kaisermühlen-Kai-Ring-Kaisermühlenという路線。Kaisermühlenは、ドナウ運河を渡った向こう側で、ウィーン国際センターがある場所。

Reichsbrücke やPraterstern を経由し、Ringを一周して戻っていたのですね。なお、BK系統は、翌、1982年2月に廃止されています。

一方、内回りを走っているのはT系統当時、Börse (Schleife nördlich der Ringstraße) - Schottenring-Burgring-Kärntner Ring-Schubertring-Parkring-Weiskirchnerstraße- Landstraßer Hauptstraße-Rennweg-Grasbergergasse -Leberstraße (Endstelle St. Marx)という路線だったようです。現在の71系統が、この末裔と言えるかも知れません。

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November 13, 2020

秋は緑、豊かな季節、落ち葉の有効活用

2020111405本来であれば、11月13日からRathausplatzのChristkindlmarkt(Little IceDreamを含む)がオープンし、賑やかな週末を迎えるはずでしたが、連邦政府による準ロックダウンが施行され、オープンは先延ばしになりました。

ただ、グラーベンなど主要道路のイルミネーションは13日から点灯。写真は点灯式に出席した Michael Ludwig市長とWalter Ruck商工会議所会頭です。

これは準ロックダウン下でも消費を喚起したいという意志の現れなのは、言うまでもありません。

2020111202今日は「季節の話題」をお伝えしましょう。この時期、ウィーンにお越しになったことのある方は、街中で大量の落ち葉をご覧になったと思います。

街路樹や公園の木に落葉樹が多いためなのか、歩道や公園に落ちている葉っぱの数は半端ではありません。

このブログでもお伝えしたことがありますが、ウィーンは面積の50%以上が緑地です。また、街路樹だけでも10万本あると言われており、落ち葉は約1000トンにも及びます。

そこで、ウィーン市内では街路樹はMA48(清掃局)、公園内はMA42(公園局)が落ち葉の回収を行っています(公園での回収の模様は2019年11月、当ブログでご紹介しました。詳しくはこちらから)。

2020111204MA48が回収したゴミ処理工場の焼却施設に送られますが、焼却に際して発生した熱で発電と温水を作り、地域に供給しています。

街路樹の落ち葉を回収するため、MA48にはリーフバキュームやスイーパーなどの特装車を保有しており、効率的に落ち葉を回収することができます。

また、MA48では一般家庭用に落ち葉専用回収袋(Laubsack)を有料で提供しています。袋は100リットルの容積があり、お値段は1Euro。
2020111203自分で集めた落ち葉はMA48に委託して、回収してもらうことも可能です。さらにコンポスト工場に持ち込み腐葉土にすることもできます。

なお、落ち葉線用回収袋は再生可能な材料から作られているため、環境負荷も抑えられます。

一方、公園の落ち葉回収はMA42(公園局)の担当。こちらは回収後、焼却処分ではなく、腐葉土にするため、ドナウシュタットのLobauコンポストプラント(Kompostwerk Lobau)に運ばれます(一部は公園に残され、冬季、昆虫の住みかになります)。

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November 07, 2020

その時、ウィーン国立歌劇場では‥

202011071111月2日、ウィーンのテロ以降、準ロックダウンであることもあり、こちらに住む友人とは直接会っていませんが、徐々にメールなどで連絡をとるようになりました。

とにかく今までウィーンでは大規模な無差別テロが発生したことがなかったので、皆、ショックを受けています。

テロの現場を追悼に訪れるウィーン子も多いのですが、今回は色々な民族や宗教の方、子供たちなど幅広い人々が訪れているようです。花束を供える方、「私たちの宗教は愛」「愛は憎しみを超える」といったメッセージカードを寄せる方も‥

中にはヴィーナリッシュで、“おいらたちウィーンっ子はあほじゃないぞ”“ウィーンはちがうんだい”といったメッセージも‥それぞれの立場で、「テロに屈しない」姿勢を示しているのでしょう。

2020110713「ウィーンがウィーンであり続けたいという根っ子」がこういったところにあるような気がしています。

さて、準ロックダウン前日であったため、各劇場にも多くのお客さまが来場していたはずです。

Volksoperではオペレッタ「König Karotte」が19時00分~21時45分まで上演されていました。ただ、Volksoperは旧市街ではないため、終演後、旧市街へ戻る方以外は、ご自宅へ向かうことができたかも知れません。

一方、旧市街に面したWiener Staatsoperでは「Cavalleria rusticana / Pagliacci」が19時00分~22時00分まで上演されていました。

本公演は「Pagliacci」のCanio(Pagliaccio)に人気のフランス人テノールRoberto Alagnaさんが出演することで注目を集めていました。

劇場がテロの対象になった訳ではないため、公演は継続されたようですが、テロの全容が判明しなかったため、終演後、観客は劇場に足止めされました。

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November 04, 2020

ウィーンのテロで感じたこと

2020110412世界ではアメリカ大統領選挙のニュースでもちきりで、ウィーンのテロに関するニュースは少なくなっていると思います。今日は今までの情報を整理してみました。その上で、Feriが感じたことを綴りたいと思います。

最初にKURIER紙が報じた当日の出来事を時系列でお伝えします。
20時頃:警察に最初の緊急通報が入る。
20時09分:テロリストが警察官により射殺される。
20時35分:ウィーンのテロをマスコミが報じる。
20時59分:内務省は攻撃が続く可能性があると想定。
21時13分:警察官が銃撃で、重症を負ったことが判明。
22時06分: 救助隊から死亡者と負傷者が発生していることが報告され、内務大臣は「明らかなテロである」と認定。
22時26分:警察が、犯行現場はウィーン旧市街6箇所であること、数名のテロリストが逃走していること、テロリスト1名が射殺されたこと、数名の重傷者がいることを発表。
202011041623時08分:連邦軍は重要施設を防御するため舞台に出動命令を下す。
23時16分:セバスチャン・クルツ首相がテロについての見解を発表。
1時15分:カール・ネハンマー内務大臣が、記者会見で、攻撃がまだ続いていることを発表し、住民は自宅から離れないように要請。同時に11月3日、ウィーン市内の学校は休校になることを発表。射殺されたテロリストの単独犯行かどうかは不明と発表。
7時41分:警察が、今回のテロにより亡くなった方が4名(女性2名、男性2名)であると発表。さらにテロリストは4名の可能性があるとし、現在、捜査中であると発表。

2020110413このように見ると、やはり情報が錯綜しており、当局もテロの実態を把握するのに苦心していたことがわかります。最も複数のテロリストがいると想定されていたため、情報管理を徹底していた可能性もあります。

最初の犯行はFleischmarkt(1名死亡)、続いて警ら中の警察官とMorzinplatz付近で遭遇。ここで最初の銃撃戦があり、警察官は負傷。

時系列はわかりませんが、付近で、男性1名が銃撃を受けて死亡。その後、Ruprechtsplatzでウィーン警察の特殊部隊WEGA(Wiener Einsatzgruppe Alarmabteilung)のパトロール隊員(7名という情報があります)に発見され、警告に従わず自動小銃を乱射したため、射殺されたようです。なお、ここで女性がテロリストの銃撃で死亡しています。

その後はテロリストによる犯行が行われておらず、約9分間の出来事だったようです。ただ、当初は、旧市街の複数が犯行現場であると伝えられていたため、当局は複数のテロリストがいると想定したのだろうと思います。実際にはFranz-Josefs-Kai周辺が犯行現場だったようです(地図の赤い場所が犯行現場)。

2020110411ところで、警察への緊急連絡が入ってから特殊部隊に出動要請をかけていたのでは、9分で現場に到着することは困難だと思います。恐らくWEGAの隊員は平素からフル装備で市内をパトロールしていたのでしょう。残念なことに犠牲者は出ましたが、ある意味、これが功を奏したわけです。

ところでウィーンで毎年、開催される「警察の日」では、ウィーン警察本部が公開され、様々な行事が行われます。その中で、人気を集めているのが、特殊部隊WEGAによるテロリスト制圧訓練です。

日本にもSATに代表される警察の特殊部隊が存在しますが、平素から市内を巡回して、犯罪発生に備える行動はとっていないと思います。この点、臨戦態勢をとっているウィーン警察の姿勢にFeriは驚きを感じました。

日本では、一般の皆さんには公開することは少ないと思いますが、こちらでは積極的に住民の安全を守る姿勢をアピールしています。

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October 26, 2020

新しいコロナ規制が始まりました

2020102701正直、新型コロナウイルス関連の話題は取り上げたくないのですがご容赦ください。トップの写真は、新聞が報じたナショナルデーのヘルデンプラッツ。関係者以外、立ち入り禁止になっているので、ご覧のような状況です。

2020102601日本では、新型コロナウイルス感染拡大に関連して、感染者数の情報はマスコミなどで報じられていますが、それに伴う新たな規制や対策については、国、自治体も含めて、ほとんど発表されなくなったような気がします。「夏頃の大騒ぎ」は何だったのでしょうか?

さて、秋になってヨーロッパ各国では感染者が再び増えています。国によって規制の内容は様々ですが、オーストリアでもコロナ信号の変更に合わせて、先週末から、新しい規制が始まりました。よりによってナショナルデーの週末から規制強化とは‥

2020102604ところでナショナルデーの連邦軍関連番組では、国防大臣がマスク姿で閲兵している様子が流れていましたが、連邦軍のロゴが入った特製マスク。また、随伴の軍人さんは迷彩柄のマスク。

この時期、オーストリアいらっしゃる方はいないと思いますが、オーストリアの情報は日本のマスコミも余り取り上げないと思うので、ご参考までに主要な情報をお伝えします。ある意味、日本の対策と比較してみるのも良いかもしれません。

2020102605レストラン・カフェなどの飲食店
座席が指定されていない場合、一つのテーブルに座ることができる人数は屋内は6名、屋外は12名です。なお、18歳未満の未成年は、この人数に加えて6名まで同席可能です。

屋外での飲酒禁止
営業規制時間以降、敷地内から半径50メートル以内は禁酒です。これはブルストスタンドなどの屋外飲食店の場合にも適用されます。そう言えば、大統領が引っかかったのは、これでしたね。

フェイスシールドの使用禁止
感染がある程度、おさまった時期はマスクに変わってフェイスシールドの使用も許可されていましたが、11月7日から口と鼻を完全に保護するマスク以外の使用は禁止されます。2週間は猶予期間との位置づけです。

2020102602ソーシャルディスタンスの確保
ソーシャルディスタンス(Babyelefanten、1メートル)を法令で義務づけることは憲法裁判所の判断で、廃止されました。しかし、感染の再拡大に伴い、同一世帯の人、大人6名と子供6名のグループ以外はソーシャルディスタンスの確保が求められます。
なお、障害者や同伴者(介護者)が公共交通機関を利用する場合もルールは除外されます。

マスク着用範囲の拡大
閉空間の公共スペース(地下通路、駅、停留所、公共交通機関、劇場など)ではマスクの着用が義務づけられます。なお、健康上の理由でマスク着用が困難な方は、医師の証明書提示が求められます。

イベント
6人または12人を超えるイベントは、座席指定の場合のみ開催可能です。また、事前に保健当局に対して、具体的な感染拡大対策を報告することで、開催が許可されます。
すべての屋内および屋外のイベントにはマスクが義務づけられます。公式に承認されたイベントの場合、屋内は1000人、屋外は1500人が上限です。また、3時間以上続くイベントには、通常の飲食ルールが適用されます
座席が割り当てられていないイベントの場合、屋内は大人6人、屋外は12人が上限です。だけです(大人の監督下の子供さんは、プラス6名まで参加可能)。

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October 24, 2020

旧市街の変化、雑感

2020102501先週末にオーストリア連邦政府が、新しいコロナ信号情報を発表しました。感染再拡大を受けて、残念ですが21地区が新たに赤に指定されています。

現在、赤エリアは25で、赤の地域がないのはケルンテン州だけです(ウィーンは州扱いですが、オレンジなので除外)。その結果、オーストリア人が住む1/4のエリアが赤に指定されてことになります。この他、黄色からオレンジに移行したエリアもあります。

今週末(10月24日から25日)、オーストリアでは夏時間が終了し、冬時間になりました。市庁舎では、2時59分に大時計が停止し、1時間後、3時から再始動。

という訳で、週末は1時間、余計に休むことができました。なお、冬時間は2021年3月28日まで適用されます。

そして、昨日、お伝えしたようにクリスマスマーケットについても、開催要領が発表され、経済の復興に向けて第一歩を踏み出した感があります。

2020102101今日は、変わらないようで、変わりつつあるウィーンの旧市街についての雑感です。

ウィーンの旧市街は、ユネスコの世界遺産に指定されている関係で再開発には、色々な制約があります。ただ、リンクの外側では、このブログでもお伝えしているようにスクラップアンドビルド方式で大規模な再開発が行われるようになりました。

さすがに旧市街内部では、スクラップアンドビルド方式での大規模開発は難しいですが、それでも建物のファザードを活用した再開発は盛んです。

Feriが、30年以上前にウィーンにはじめて行って以来、2000年に入るまでは昔の面影を残していたような気がします。

最近、気になるのは建物は残っているものの入居しているお店や企業が変わっている点です。

2020102102Vermählungsbrunnen(結婚式の噴水)で有名なHohermarkt(ホーアーマルクト)周辺でも色々な変化があります。

TuchlaubenとHoherMarktの交差点に面した石造りの建物に以前は金物屋さんが入っていました。立派なショーウィンドウもあって各種の金属製品を取り扱っていました。

恐らく昔から店を構えていた店舗なのだろうと思います。Feriも何回か店内に入ったこともありますが、興味深い商品が販売されていたことを覚えています。

現在、建物は以前のままですが、金物屋さんが入っていたスペースはHerbarium Officinaleというお店になっています。

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October 02, 2020

ウィーンに誕生「Cluster Busters」

2020100201新型コロナウイルス感染関連のニュースは、気が滅入るのですが、オーストリアがどのような対策を行っているかをお伝えすることも大切だと思うので、新しいニュースをご紹介します。

まず、オーストリアの状況ですが、連邦政府が発表しているコロナ信号では、オレンジのエリアが若干増えた状態で、赤の指定地域はありません。

2020100202日本と同じく、これからインフルエンザが流行する時期なので、連邦政府も警戒感を強めています。なお、ウィーンのインフルエンザワクチン接種に関しては、本稿の最後にご紹介します。

さて、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ一つのポイントが迅速な検査であることは、各国で認知されていると思います。

最近では、様々な検査システムが開発されており、迅速な検査ができるようになっているようですが、精度の問題も残っています。実際、迅速に検査ができても、精度が低ければ、逆効果になってしまいます。

2020100206今回、ウィーンのKlinik Donaustadt(ドナウシュタットクリニック)のArmin Robubi氏をリーダーとするプロジェクトチームが、開発した検査システムは「安全、安価、迅速」がキーワード。

従来、メインで使用されていたPCR検査は手間がかかる上に、コストと時間もかかります。また、Feriは知らなかったのですが、必要な試薬が不足すると検査が滞るそうです。

2020100205Feriは専門家ではないので、どのような仕掛けなのかは、詳しく知りませんが、今回ドナウシュタットクリニックのプロジェクトチームが開発した検査システムは30分以内に新型コロナウイルス感染の有無を判定できるそうです。発表によると1時間当たり48のサンプルを検査できます。

ウィーン市・ウィーン保健協会では、今回、開発された他らしい検査システムをミニバンに搭載し、市内の学校から要請があった場合、派遣することを決定しました。

2020100204スタッフは医師と看護師で構成されており、チームの相性は「Cluster Busters(クラスターバスターズ)」。

要請があると、専用のミニバン(Cluster Buster Bus)で直接、学校へ急行し、その場で車載機器を使い検査を行う予定になっています。

なお、現時点では新検査システムの検証過程であるため、この検査で陽性と判断された場合、PCR検査を追加で実施し、検査の確実性を高めることになっているそうです。

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September 30, 2020

オーストリアの皆さまは病気で何日休むか?

2020093001このブログはniftyが運営するココログを利用していますが、最近、ココログのトップ画面で、定期的にココログ利用ユーザーのブログを紹介しています。

先日、ご連絡があり、「オーストリアこぼれ話」をご紹介いただけることになりました。

多くの読者の皆さまは「オーストリアこぼれ話」をブックマークに登録されていると思うので、ココログのトップ画面をご覧になるケースは少ないと思いますので、画像をご紹介しましょう。

2020092501今日から10月ですが、新型コロナウイルス感染拡大が続く中、2020年の残り3ヵ月、どのような展開になるのでしょうか。

さて、今日は「病欠の話題」をお届けしましょう。

Feriは、学校を卒業してから一般の企業に就職し、独立するまで25年ほどサラリーマン(古い言い方ですね)をしていました。

今、振り返ってみると、その間、いわゆる病気で欠勤したのは2回ほどだったと思います。1回は、風邪で咽を痛めて声が出なくなったとき、そしてもう一回は出張の帰りに某駅の階段で躓いて、怪我をした時です(この時はたいした怪我ではなかったのですが、駅員さんが気をきかせて救急車を手配してくれました)。

ただ、当時、働いていた会社は裁量労働制をとっていたため、先輩や仲間に仕事を代わってもらっただけで、病欠にはなりませんでした。

さて、先日、こちらのニュースサイトで興味深い記事を見かけました。「2019年、オーストリア人の平均病欠日数が13.3日だった」と言うものです。

2020092502これは連邦政府統計局が発表したもので、社会保険代理店協会から提供されたデーターを集計したものだそうです。

2019年、オーストリアでは延べ47億3500万人の労働者(公務員を除く)が病気による休暇を取得したそうです。病気による休暇は平均S塗ると13.3日で、女性は13.8日、男性は12.9日です。

病欠の日数は年齢とともに増加する傾向にあり、20歳から24歳までが平均10.9日、35歳から49歳は平均11.6日と平均を下回っています。

2020092911一方、50歳から64歳までは平均18.7日と大幅に増えています。ただ、長期的にみると病欠の日数は減少する傾向にあります。1990年は平均15.2日、2000年には平均14.4日と、現在よりも多くなっています。

過去10年間のデーターを見ると、病欠日数は12.3日から13.3日の間で変動していることがわかります。
気になるのは病欠の理由。2019年の場合、呼吸器系疾患が最も多く、従業員1000人当たり約499件、次が特定の感染症(従業員1000名当たり約220件)、骨および筋肉系悉皆(従業員1000名当たり約183件)が続いています。

今年は新型コロナウイルス感染の影響があるので、どのように変化するか、興味深いところです。

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September 28, 2020

感染拡大に向けた9月28日からの新しいルール キーワードはAHA

2020092810今日は準備していた記事を変更して、新型コロナウイルス感染拡大防止対策をお届けします。

まず、残念なニュースから。先日、このブログでもお伝えした「ワインハイキング」(Wiener Weinwandertag、10月3日・4日開催予定)ですが、感染拡大の影響を受けて、ウィーン市から中止が発表されました。

オーストリアでは、新型コロナウイルス感染が再拡大しているため、再度のロックダウンを回避するため、9月28日から規制が強化されました。

まず、基本的な感染拡大のキーワードは、AHAです。

-Abstand:1メートルの最小距離を保つ(ソーシャルディスタンスの確保)

2020092811-Hygiene:手洗いと咳エチケット

-Alltagsmaske:マスクの着用

いずれも日本の皆さまには、詳しい解説は不要だと思います。以下、状況別の注意点をご紹介しましょう。

家族・友人
感染拡大が家庭内や友人同士で発生していることに鑑み、プライベートな各種お祝い事や室内でのイベントは10名までに制限されます。また、屋外は100名までの参加が可能です。

2020092812学校
自分のクラス以外ではマスクの着用が義務づけられます。体育と合唱の授業については、屋外で実施することが推奨されています。
体育館での体育は、少人数に限定し、換気を十分に行うように指導されています。

2020092816スーパーマーケット・商店・美容室・ショッピングセンターなどの商業施設
屋内ではマスクの着用し、ソーシャルディスタンスの確保が義務づけられています。なお、屋外で開催されている市も同様です。

飲食店
マスクの着用が義務づけられています。また、チロル州、フォアアールベルク州、ザルツブルク州に関しては、感染拡大のため、閉店時間が22時になりました。
また、先日、お伝えしたようにウィーンではお客さま情報の登録が義務づけられましたが、近くニーダーエスターライヒ州でも、同様の規制が適用されます。

2020092813病院・老人ホーム
高齢者や免疫が低下している人は高リスクグループなので、入口での体温測定やAHAルールの適用など、規制が強化されます。なお、観戦時の追跡を容易にするため、1日に1人しか受診できない施設もあります。

各種イベント
完全自由席(スタンディングを含む)のイベントは室内で最大10名、屋外で100名までに参加者が制限されます。
オペラや演劇のような興業に関しては、座席が指定されている場合に限り、屋内では最大1500名まで観覧が可能です。
屋外で行われるサッカーの試合のような場合、最大3000名まで観覧が可能です。なお、客席に着席している時以外は、マスクの着用が義務づけられます。
現在、コロナ信号がオレンジになっているニーダーエスターライヒ州では、スポーツイベントは無観客(ただし選手の関係者は除外)で開催されます。

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