January 13, 2019

煙突掃除職人さんのオフィス

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今日は「煙突掃除職人さんにまつわる話題」をお届けしましょう。

日本では縁がありませんが、こちらでは「お正月の縁起物」の一つに煙突掃除職人さんがいます(その他は、「豚と四つ葉のクローバー」です)。

「煙突掃除職さん人」が幸福をもたらす象徴となった訳ですが、火事の原因を取り除き、かつ大変な作業をする必要がなくなるというところから来ているとも言われています。

という訳で、ウィーンにあるRauchfangkehrer-Museum(煙突掃除職人博物館)でも大晦日には、煙突掃除職人さんが伝統的なユニフォームでブタ君を抱えて登場しました。

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何となく微笑ましい写真ですね。それにしても、こういった博物館が存在すること自体、ウィーンらしいと思いますね。

以前、このブログでもお伝えしましたが、ウィーンで煙突掃除職人ギルドが設立されたのは、1447年のこと。ある意味、伝統と格式のある職業です。

ギルドが設立された当時、制服を着用していた職業は警察官、消防官、軍人に加えて煙突掃除職人だけだったと言われています。それだけ国家からも厚い期待を寄せられていたことがわかります。

当然、職人も高いブライドをもって作業にあたっていました。

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先日、市内を歩いている時、16区で煙突掃除職人さんのオフィスに出会いました。

当然、ギルドのメンバーなので、看板は伝統的なもの。看板に書かれた「Zum Glück seit 1447」の文字に重みを感じますね。

現在、ウィーンには100社の業者さんが活動しており、このオフィスも、その内の一つでしょう。

もちろん用事が無いのでオフィスには立ち寄りませんでしたが、玄関ドアの奥には暖かそうな暖炉が見えました。

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January 08, 2019

緊急事態、玄関ドアにドアガードが‥

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昨日、お伝えしたノルディックスキー、ジャンプでの小林陵侑選手の活躍は、こちらでも大きく報じられています。

何しろ伝統あるジャンプ週間で完全優勝ですからね。

今日は「アパートでのトラブルの話題」です。

ホテルと違ってアパートに住んでいると、様々なトラブルが発生します。代表的なものは、「部屋に鍵を置いたまま玄関ドアを閉めてしまう」というミス。

こちらのアパートは、ほとんどがオートロック方式なので、鍵を持たずに玄関のドアを閉めてしまうと万事休す。絶対に部屋に入ることは不可能です。

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ホテルの場合、フロントに連絡してマスターキーで解錠してもらえば問題は解決しますが、アパートの場合、そうはいきません。

この場合、鍵屋さんに連絡して、職人さんに来てもらい、鍵を開けてもらうしか対応策はありません。こちらで生活をしている人は、このトラブルを経験している人が多いと言われます。

そのため、鍵を忘れない、もしくはなくさないために、キーホルダーよりもネックストラップに鍵を付ける人も多いようです。Feriも、ネックストラップに鍵をつけて、首から下げるようにしています。

以前、17区にアパートをお借りしているとき、鍵の調子が悪く、鍵を入れても解錠できなかったことがあり、焦ったことがありました。この時は、30分ほど悪戦苦闘して、何とか鍵が機能するようになりましたが、家主さんが戻ってから、その旨を伝えたのは言うまでもありません。

さて、昨年、Feriの友人が、レンタルアパートを利用した際、部屋には入れないトラブルに直面しました。

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友人は鍵の重要性を熟知しているので、Feriと同じく、滞在期間中はネックストラップに鍵を取り付けています。

朝、外出して、部屋に戻り、玄関ドアに鍵を差し込み、ドアを解錠。ここまでは全く問題ありませんでした。が、その後、ドアを押すと、何とドアガードがかかってしまい、2センチほどしかドアが開きません。

このアパートのドアガードは、ホテルなどでもおなじみの「金属製のU字ロック」。従って、2センチの隙間から、金具などを差し込めば、何とかロックを解除できそうな感じがしたので、手持ちの筆記具で解錠に挑戦しました。

しかし、セキュリティ機器のドアガードですから、そう簡単に解錠できません。限りなくドアを閉めないと、ガードを外すことは難しいようでした。

友人は自力でドアを解錠することを断念。家主さんに急きょ連絡を入れました。最初はつながらなかったのですが、しばらくすると家主さんからコールバックが‥

そこで、“ドアが開かなくなってしまった”旨を伝えたようですが、家主さんも「鍵があるのに、ドアが開かないという理由」が飲み込めなかったようで、“今からアパートに行くので部屋の前で待っていて欲しい”ということに。

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20分ほどして家主さんが到着。現場を見て、事情が飲み込めたようです。

さっそく自動車から整備工具を持ってきて、最初はドライバーを隙間に差し込んでドアガードのロック解除を試みましたが、うまくいきません。携帯電話で、誰かに連絡を入れて、もう一人の人物がやって来ました。業者さんではなく、同僚のようでした。

色々とチャレンジするものの、ドアガードの解除はできず、ついに“ドアガードを破壊する”という結論に至ったそうです。

セキュリティ設備なので、破壊するのも簡単ではありません。当日は、同じフロアでリフォーム工事をしており、建築業者さんが来ていました。

そこで、家主さんは、業者さんのところへ行って、金鋸を借用。U字ガード本体を切断することになりました。

奮闘10分。U字ガードの一部を切断することに成功。部屋側に付いている受け金具を取り外し、何とかドアの解錠に成功しました。

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December 31, 2018

2018年「今年のオペレッタ」を振り返って

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2018年も、1年間、当ブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。2004年9月に当ブログを開設したので、今年で14年になります。まぁ、良く続けられたものです。

Feriにとって、2018年もオーストリア、日本で色々なことがありました。

さて、今日は当ブログ、恒例の「今年のオペレッタを振り返って」をお届けしましょう。

まず、2018年に観たオペレッタですが、諸般の事情で非常に少なくなってしまいました。

Volksoperでは「オペラ舞踏会」、「ガスペローネ」、「チャールダーシュの女王」、「こうもり」の4作品、そしてメルビッシュでは「伯爵令嬢マリッツア」です。

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とは言っても、「オペラ舞踏会」、「ガスペローネ」、「チャールダーシュの女王」の3作品は、しっかりPremiumに顔を出しました。Volksoperで上演されたオペレッタのPremiereについては「皆勤賞」です。

ゲネプロを含めると、2018年のオペレッタ鑑賞界数は9回と、ついに一桁になってしまいました。

ちなみに2015年は24回、2016年は27回でしたから、三分の一以下という惨憺たる結果。とても「オペレッタにはまっている男」というハンドルネームを名乗れない状況です(涙)。

詳しくは書けませんが、Feriの個人的な事情に加えて、万難を排して観たい…と思える演目が少ないというのもウィーンでのオペレッタ観賞が激減した要因でもあります。

また、2018年は、Badenに足を運ぶことはありませんでした。これは、たまたまFeriのスケジュールが上演スケジュールと合わなかったことが理由ですが、ちょっと残念な展開でしたね。

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その中で、最もガッカリしたのが2017/18シーズンの「オペラ舞踏会」(DER OPERENBALL)。時代設定を現代にしたため、正直、全く魅力が感じられない作品になってしまいました。

旧演出では、舞踏会当日、オペラ座の個室を舞台にしたドタバタが楽しかったのですが、当時の時代背景を踏まえた「粋な部分」がなくなってしまったのが残念。出演者の皆さんが、スマートフォンで連絡を取り合っているだけで、幻滅です。

ガスパローネ」Gasparone)に関しては、「オペラ舞踏会」ほどではありませんが、出演者の仕上がりが今ひとつで、オペレッタらしい躍動感あふれる舞台ではありませんでした。

Feriは、本作品に関しては前演出を観ていませんから、比較できませんでしたが、先日、「ZUM120.GEBYRTSTAG DER VOLKSOPER」の際、貴重なカラー映像で紹介されたAdolf Dallapozzaさんが出演の「ガスパローネ」。これを観たときに、作品の魅力を再認識しました。

明るい舞台と素晴らしい歌とダンス。これぞオペレッタという仕上がり。演出もさることながら、やはり出演者のレベルが違うという見本でしょうか。

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December 30, 2018

緊急帰国命令 甥の結婚式に参列せよ!

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今日は「個人的な話題」です。

11月上旬、Feriの兄から「12月に長男が結婚式を挙げることになったので、出席して欲しい」という連絡が入りました。

通常、この時期はウィーンに居ることが多いのですが、甥の結婚式では出席しない訳にはいきません。

さっそくスケジュール調整を行って、いざ、日本へ‥Adventの時期にウィーンを離れるのは、正直、後ろ髪を引かれる思いでした‥

おめでたい行事での日本行きなので、フランクフルトから成田までは、PYを奮発(空港での当日、有償アップグレード)。

ところで、Feriと兄は色々な事情があって12歳ほど歳が離れています。兄の結婚は比較的早く、二人の子供を授かりました(長男、長女)。Feriは、長男、長女を子供の頃から良く知っています。

長男は、兄と同じ教員の道に進みましたが、40歳を過ぎても結婚の話はでず、両親(兄夫婦)も、このまま独身を貫くのではないか…と思っていたそうです。

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ところが、1年ほど前、ひとり暮らしをしていた甥が実家へ戻ってきた時、突然、結婚を前提に付き合っている女性がいると告白されて、兄夫婦もびっくりしたとか‥ちなみにお相手は20代後半です。

しかも、最初に出会ってから、10年近い歳月を経ての再開と結婚。何やら、色々な物語がありそうですが、まずはおめでたい話です。最近、このように「歳の離れたカップル」の結婚も多いそうですね。

式は東京駅に近い、とあるビルディングの中にある結婚式専門の会場。ちなみにFeriは、日本で結婚式に出席したのは、15年ほど前、当時、勤務していた会社の同僚の式が最後。

この15年間で様変わりして、びっくり仰天しました。

そもそも、ホテルでもない、このような都心の一等地にあるビルディングに結婚式場があるというのは驚きでした。しかもファーストフロアは通常のオフィスビルディング。テナントも式場が占有している階以外はオフィスという、Feriには信じられない作り。

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何でも、最近は、ニューヨークスタイルと呼ばれるこの手の式場が人気だとか。

以前、仕事で結婚式場関係者とご一緒したことがあるのですが、日本では某社の結婚情報誌が定期的に「式のブーム」を創るため、それに合わせた設備を導入しないと、利用者が激減してしまうそうです。

ところが、やっと費用をかけて作った施設も減価償却前に新しいブームが起こることが多く、式場関係者は頭が痛いと嘆いていたことを思い出しました。

Feriは、当然、親族なので、式前の親族紹介から参列しましたが、ここで、なぜ、Feriが呼ばれたのかがわかりました。

というのは、新婦側の親族は親戚が多く、約30名。それに対して、新郎側の親族はFeriも含めて、わずか8名。バランスをとるためにも弟のFeriは必須だった訳です。

親族紹介の際、隣の披露宴会場では、前の組が盛り上がっている様子が聞こえてきました。

式は同じ階にある結婚式専用チャペル(という表現で良いのでしょうかね)。

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日本の結婚式場にあるチャペルは、敷地内に独立した礼拝堂を持つケースもありますが、このように建物内に一角につくるケースも多いですね。

ビルディング内ながら天井が高くて、シンプルな作り。ステンドグラスや凝った祭壇はありませんでした。

向かって右側には電子オルガンがあり、参列者が入場し、待機中はクリスマス関連の音楽(賛美歌を含む)を演奏していました。Adventの時期らしい演出。

そして、聖歌隊(といっても2名編成恐らく音大のご出身かと‥)のリーダーが、何故か式中の諸注意事項をアナウンス。皆さま、マルチタクスで大変です。

その後、外国人牧師の入場。ご存じのように、この手の結婚式では、教義が厳しいカトリックでは神父を派遣しませんから、「神父」の名称は不可。そこで、牧師となる訳です。

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December 27, 2018

Amazonは行く

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今日は「皆さまもご利用になっているかもしれないAmazon.comの話題」をお届けしましょう。

Feriも、日本では結構、Amazon.comを利用しています。何しろ色々な商品がラインナップされている上に、お値段も手頃なケースが多く、早ければオーダーした翌日には到着するという便利さに負けてしまいました。

また、最近では、コンビニエンスストア受取指定も可能になったため、日本滞在中は外出が多いFeriの場合もチャンスロスがありません。まぁ、便利な世の中になったものです。

最も、その影にはブラックと揶揄される流通倉庫での厳しい業務があるという話を耳にしたことがあります。

首都圏では、Amazon.comの流通倉庫が数箇所あるようですが、いずれも体育館よりも巨大な倉庫で、派遣社員さんやアルバイト社員さんがハンディーターミナルに送信される情報を元に、商品をピックするそうです。

当然、1人当たりの生産性が明確にわかるため、生産性の低い従業員は社員から注意されるとか。実は、Feriの友人が一時期、Amazon.comの流通倉庫で働いていたことがあり、実体験を聞いたことで、その業務内容がわかりました。

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December 24, 2018

“Stille Nacht”誕生200年

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先週、VolksoperのDirector Robert Meyerさんから、クリスマスカードが届きました(Feriも送ったので、その返礼ですが‥)。

今年は、何と「Die Csárdásfürstin」の第2幕、リッペルト侯爵邸のサロンがクリスマス仕様になっているスペシャルバージョン。

シーンはオイゲンがシルヴァの素性をバラして、皆が苦笑いする場面のようです。このカードのデザインは、Feri好み。良い感じですね。

さて、今晩は「Heiligen Abend」ですが、それにふさわしい話題をお届けしましょう。

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今年は日本でも有名な賛美歌“Stille Nacht”(きよしこの夜)が生まれて200年になります。

“Stille Nacht”は、ご存じのようにオーストリアで生まれ、世界各国(300ヵ国と言われています)でうたわれている名曲。

ザルツブルクでは、4年前から200年祭に向けて委員会を設立し、入念な準備が進められていました。実際、11月から「誕生の地」であるOberndorfでは、各種行事が盛大に行われているそうです。

まぁ、本来は「現地取材」の上、記事をお届けするのが筋ですが、その点はご了承ください。

なお、Feriは1991年12月24日にOberndorfを訪れたことがあります。当時から、バスを連ねた観光客の皆さまで大賑わいでした。今年は、さぞやすごいことになっていることでしょう。

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“Stille Nacht”が最初に演奏された場所として有名なのがザルツブルク近郊、ドイツに国境を接しているオーベルンドルフ(Oberndorf bei Salzburg)。“Stille Nacht”は、この街にある聖ニコラウス教会で、1818年に初演されました。

ご存じの方も多いと思いますが、「きよしこの夜」には、有名な逸話があります。

クリスマス・イブの前日、教会にあるオルガンが音が出なくなり、クリスマスに歌う賛美歌の伴奏ができなくなりました(オルガンから音が出なくなった理由は諸説あるそうです)。

神父のヨゼフ(Joseph Mohr、1972年~1848年)は、自分で書いた“Stille Nacht”の詩を、オルガニストのグルーバー(Franz Xaver Gruber、1787年~1863年)に渡し、ギターで伴奏できる讃美歌を作曲してくれるように依頼しました。

なお、このブログでも2013年12月1日の記事でご紹介しましたが、ヨゼフ神父はザルツブルク州LungauにあるMariapfarrという街のPersönlichkeiten(巡礼教会)赴任中の1816年に“Stille Nacht”を作詩しました。

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この事実が判明したことから、現在、Mariapfarrは「きよしこの夜のふるさと」として、教会に隣接した広場は「Joseph Mohr Platz」と銘々され、ヨゼフの胸像が乗った噴水が立てられています。また、小さな記念館も作られています。

現在では、「世界300以上の言語で歌われているクリスマスソング」ですが、Feriは、やはり賛美歌だと思います。

宗教色のないクリスマスソングはアメリカが発祥の地で、ヨーロッパにも沢山、入ってきています。しかし、これらはキリスト教の教会で歌われることはありません。

オーストリアの教会では12月24日の深夜(Heiliger Nacht)に行われるクリスマス・ミサでは、必ずギターの伴奏で“Stille Nacht”が歌われます。この「ギター伴奏」というのがポイントなのです。

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December 18, 2018

銀行で現金の引き下ろし

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今日は「銀行の手続きにまつわる話題」をお届けしましょう。

日本と同様、こちらでも銀行は合理化に力を入れており、係員が対応してくれる有人支店は随分、減ってきました。

また、係員が常駐していても、各種の案内や手続きのみで、現金をカウンターで扱わない支店も生まれています。これは防犯対策という一面もあるようです。

自分の口座への入金、引き出し、振り込み、両替、口座記録の確認などは、銀行備え付けの機械で行うのが一般的になってきました。

機械が設置してあるロビーは、休日、夜間でも利用できるので、通常の生活では不便を感じることは少ないと思います。

さて、先日、仕事の支払いで、客先から“現金で支払って欲しい”という要望がありました。振り込みでしたら、インターネットバンキングや銀行の機械で簡単に対応できるのですが、まとまった金額の現金となると、結構、手間がかかります。

というのはATMでは、1日当たりの引き出し金額の上限が設定されているため、指定の金額を用意する場合、数日かかってしまいます。

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そうなると有人支店の窓口へ出向いて、口座から現金を引き出す方法が最も手間がかかりません。

しかし、有人支店が激減している上に、現金を取り扱うカウンターが一箇所というところが多く、手続きに、ある程度の時間を覚悟する必要がありますが‥

日本の場合、窓口へ行く前に書類に記入の上、届け印を捺印しますが、こちらでは、そういった手続きは不要。また、受付順を示した番号札もありません。

カウンター前の列に並んで、順番を待ちます。至ってシンプル。自分の番になったら、キャッシュカードを係員に渡して、この口座から現金を引き出して欲しい旨を伝えると、直ちに手続きに入ってくれます。

日本の場合、まとまった金額の場合、予めカウンター後方で、別の行員さんが準備をしてからお客さまに手渡すのが一般的だと思います。その当たりが、違いますね。

日本の届け印の代わりは自筆サインですが、最近では電子パッドの上に電子ペンでサインを行うようになっています。

今回は、市中では嫌われモノの100Euro紙幣を希望したこと、比較的まとまった金額だったため、係員が操作している機械内の現金が不足してしまったようで、責任者に連絡して、現金(100Euro紙幣)を補充していました。

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December 15, 2018

Weihnachtskekse

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今日は「クリスマスにまつわるお菓子の話題」をお届けしましょう。

この時期、日本では、いわゆる「クリスマスケーキ」の予約が積極的に受け付けていると思います。

洋菓子専門店はもちろん、スーパーマーケットやコンビニエンスストアでも、立派なパンフレットを作成して、予約獲得に懸命ですね。

Feriが、子供の頃は、クリスマスケーキと言えば「苺の載ったショートケーキ」などシンプルなものが多かったですが、最近は和風テイストのものをはじめ、様々なケーキがラインナップされているようです。

実際には、おせち料理の予約も同時並行で行っていることを考えると、クリスマスはどうでも良い訳で、商売につながるならば何でもOKというのが経営側の本音でしょう。

ご存じのように、こちらではクリスマスは宗教行事という性格が強いので、色々な行事や関連する食品も、日本よりは伝統的なものが多いようです。最も、これはFeriの主観ですが‥

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先日、大手ベッカライチェーンANKERの店頭で、写真のようなディスプレイを見つけました。写真をご覧になるとおわかりのように、クリスマス用のお菓子を並べたものです。

中央はChriststollen。このブログでも何回かお伝えしている「伝統的なお菓子の代表」でしょうか。

以前、日本オーストリア食文化協会会員の専門家からうかがったお話によると、Stollen(シュトレン)はドレスデンで誕生したお菓子で、1329年の文献に、その名が記されています。

もともと新年や収穫祭、皇帝の即位式などの祝事の際に作られていたようです。その後、徐々にクリスマス菓子として定着していきます。その由来が興味深いところ。

名前の由来には、以下のような諸説があります。
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-イエス=キリストのおくるみの姿やゆりかごの形

-東方三博士がキリストを訪ねたときの杖

-神父がかける袈裟(シュートル)

-坑道(シュトレン)ドレスデン南方エルツ山地はヨーロッパ有数の鉱山

-表面の粉砂糖を「キリスト生誕の日の雪」に見立てた

なお、日持ちすることが求められたため、「Dauerbrot(ダウワーブロート)」、つまり時間の経過をともなっておいしくなるパンとも呼ばれています。

発祥の地・ドレスデンのシュトレンには、「Dresdner Stollen(ドレスドナー・シュトレン)」という特別な名前が与えられ、それ以外の「Christstollen(クリストシュトレン)」とは一線を画しているとか。

ちなみに右の写真はドレスデンのクリスマス市で、以前、撮影したものです。正に「本家」。

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December 09, 2018

クリスマス市の変化に思う

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今日は「クリスマス市の話題」をお届けしましょう。

このブログをご覧になっている方の中には、「ディープな話題」だけでなく、観光旅行に役立つ情報を期待している方もいらっしゃると思います。

という訳で、先日、観光客の皆さまで大賑わいの旧市街へ出向き、クリスマス市を見学してきました。

本来ならば、今年は12月1日からがAdventなので、これにあわせてクリスマス市が始まるのが本来の姿。しかし、最近では11月中旬から開幕するようになりました。これは、観光客の皆さまを意識しているのは言うまでもありません。

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ヨーロッパのクリスマスの都」というウィーン市の戦略があるためか、最近は、クリスマス市も様変わりしているような印象があります。

Feriが最初にクリスマス市を訪問したのは、20年ほど前です。ご存じのようにオーストリアは、基本的にカトリックの国なので、祝日などもカトリックに関連したものが大多数。

日本でしたら、政教分離で大騒ぎになりそうですが、従来は、これが「当たり前」だった訳です。

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そのため、クリスマス市も、キリストの生誕を祝う行事の一環という位置づけで、キリスト生誕のジオラマなどが設置されるのが一般的でした。

また、販売されているものも、基本的にはクリスマスツリーのオーナメントや関連グッズ、クリスマス用のお菓子などが中心でした。

ただ、市庁舎前のクリスマス市に関しては、以前から妙なグッズを売っている屋台もありましたが‥

このような変化は、キリスト教徒ではない方が増えてきたことも遠因のような気がします。

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さらに、深読みするとイスラームの過激派によるテロを警戒して、キリスト教色を薄めて、「単なる年末のお祭り」を前面に出しているような気もします。

市庁舎前に関しては、一応、「Wiener Christkindlmarkt am Rathausplatz」という名称を維持していますが、名称の変更も検討されているという噂も耳にしました。

実際、プラーターの場合は「Wintermarkt am Riesenradplatz」という名称になっていますね。

そして、「Wiener Christkindlmarkt am Rathausplatz」で一番ショックだったのが、キリスト生誕のジオラマが、ツリーの下ではなく、遊園地ゾーンの通路脇に追いやられていたことです。

正直、「ここはないでしょう」という雰囲気の場所です。

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December 06, 2018

ÖBB本社広報訪問記

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今日の記事は、載せるかどうか、非常に迷いました。というのは、自分が特定できる情報が含まれているからです。

しかし、バレても大きな問題にもならないと考えて、掲載することにしました。このブログを長く愛読している方は、Feriがオペレッタとともに、鉄道や飛行機にも詳しいことをご存じかと思います。

実は、日本で出版されている鉄道雑誌に、今年、ÖBBの電気機関車に関する記事を書きました。

自分と親友が20代から撮りためた写真をふんだんに使った記事ですが、海外ものにもかかわらず編集者が気をきかせてくれて16ページもとってくれました。

そこで、ふと、考えたのが、日本語の記事ですが、せっかくなのでÖBBの本社広報に献本しようと考えました。せっかく、こちらに居る訳ですから、郵送では面白くないので、本社広報を訪問し、直接、お渡しすることにしました。

そこで、メールでアポイントをとり、訪問日時が決まりました。その日は、Feriの大先輩が別件でWienへ来ることになっていたので、同行してもらいました。

現在、ÖBBは複数の会社に別れていますが、訪問したのはオーストリア連邦鉄道ホールディングス本社広報部門。

本社はHauputbahnhofの前にある高層ビルディングです。エントランスに受付があり、そこでアポイントをとった担当者に連絡をとってもらうと、ICカード式の臨時パスが発行されました。


最近の日本も同じですが、大手企業の場合、セキュリティ対策が徹底しており、このICカードでアクセスできるフロアーは限定されています。

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