June 04, 2021

2021/22国立歌劇場プログラム

2021060403例年より2ヵ月遅れて、6月3日、11時30分から国立歌劇場の舞台でBogdan Roščić、 Philippe Jordan、Martin Schläpferによる「2021/22シーズンプログラム」有料公開プレゼンテーションが行われました。

従来は、報道関係者を集めてプレゼンテーションをするのが通例でしたが、プレスを中抜きにして、いきなり音楽愛好家を対象に実施するとは、正直、驚きました。しかもORFⅢ(タイムシフト中継)とYouTube(同時中継)で中継するという念の入りよう。

確かに、この方式の方がインパクトは大きいですね。しかも、単なるプレゼンテーションだけでなく、オーケストラの演奏や歌手のアリア、バレエが入るなど、見どころ、聴きどころ満載。ご覧になったファンの方も多かったと思います。

 それでは、プログラムの概要をご紹介しましょう。なお、シーズンは9月3日の「TOSCA」で幕を開けます。時節柄、オープンハウスは開催されないようです。

また、通常は6月末でシーズンが終わりますが、今回は7月8日まで上演されることになりました。フィナーレは「ROSSINI GALA」となっています。

2021060401Premiere
来シーズン、オペラのPremiereは5作品です。
Il Barbiere di Siviglia(2021年9月28日)
Don Giovanni(2021年12月5日)
Wozzeck(2022年3月13日)
Tristan und Isolde(2022年4月14日)
L'orfeo(2022年6月11日)
「Wozzeck」(ヴォツェック)はオーストリアの作曲家アルバン・ベルクが作曲した3幕のオペラ。「L'orfeo」(オルフェオ)はクラウディオ・モンテヴェルディが作曲した5幕からなるオペラ。

Feriは、昔ながらの雰囲気を伝える「Il Barbiere di Siviglia」が好きだったのですが、いよいよ新演出で雰囲気が一変しそうです。

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May 28, 2021

街並み保存に貢献する旧市街保存基金

20210527015月27日、連邦政府はコロナ信号の改訂を行いオーストリア全土から赤のエリアがなくあんりました。

ザルツブルク、チロル、フォアアールベルクなどはオレンジになっていますが、ウィーンも含めて、その他の地区はイエローもしくはグリーンになっています。

まぁ、大幅に規制を緩和したのですから、当然と言えば当然ですが‥

20210526breitenseeさて、今日は「ウィーンの街並み保存にまつわる話題」をお届けしましょう。今更申し上げるまでも無く、ウィーンには歴史的に価値のある建造物や施設が多数、存在します。

しかし、このような歴史的遺産を良い状態で維持するには費用がかかります。

そこで、ウィーン市は歴史的建造物と街並みの保存に貢献することを使命とする「ウィーン旧市街保存基金」(Wiener Altstadterhaltungsfonds 、WAE)を1970年代に設立し、資金援助を行っています。

2021年は総額190万Euroを投じて、31件の修復を支援することが決まりました。なお、同機金では、設立以来総額約2億5200万Euroを投じて、4615件の修復を支援してきました。

20210526herrengasseウィーン市の文化担当参事Veronica Kaup-Hasler氏は、“ウィーンには、あらゆる時代の豊かで多様な建築遺産があります。この遺産の保存と維持は、ウィーン旧市街保存基金の使命です。ウィーン旧市街保存基金は、50年にわたり歴史的建造物の保存に尽力し、街に多くのプラスの効果をもたらしてきました。”
“ウィーンの人々は、この豊かな建築遺産と、そのさらなる発展の中で生きています。ウィーンは博物館ではなく、生きていて成長している都市なのです”と述べています。

今回、補助金交付の対象となった施設の一部をご紹介しましょう。

Palais Wilczek:1区のHerrengasseにあるPalais Wilczekは、かつてのPalais Brassicanで、1722年から1737年にかけて建設されました。バロック建築の巨匠Anton Ospelの手によるものとされています。今回、特徴的なバルコニーを持つファザードの修復に128000Euroが支給されます(2枚目の写真)。

Zum Ritter St. Georg:8区のLenaugasseにある18世紀の郊外住宅。ファザードの修復のため、22700Euroが支給されます。

20210526hofherrgasseWipplingerstraßeにある歴史的建造物:中央出窓のある3階建ての住宅兼商業ビルディング。ファサードの修復に205348Euroが資金援助されます。

-Steigenteschgasse 94の複合建築物:20世紀のウィーンを代表する芸術家Hans Robert Pippalによる四季を描いたモザイク画があります。今回、モザイク場の修復に2800Euro支給されます。 

Hofherrgasse 5-13(10区)にある門:職業上の日常生活を描いたレリーフ「Figural Representation」があります。大規模な修復が行われており、6800Euroの資金が提供されます。(3枚目の写真)

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May 10, 2021

シュタットバーンのオールドタイマーがウィーン交通博物館へ

2021050902「乗り物の話題」が続いて申し訳ございません。今日は、先日、ウィーン技術博物館からウィーン交通博物館に移設された「シュタットバーンのオールドタイマー」の話題です。

Wiener Stadtbahnは、ウィーン市内と周辺の高速鉄道として、オットー・ワグナーが路線や駅の建設コンセプトを計画しました。

1898年5月11日、Vorortelinie(Penzing –Heiligenstadt間)が営業を開始したのを皮切りに、1898年6月1日にはGürtellinie(Meidling-Hauptstraße –Heiligenstadt間)、Oberen Wientallinie(Hütteldorf-Hacking –Meidling-Hauptstraße間)が、1899年6月30日にはUnteren Wientallinie(Meidling-Hauptstraße –Hauptzollamt間)が、1901年8月6日にはDonaukanallinie(Hauptzollamt –Heiligenstadt間)とGürtellinieが接続されるなど、路線が拡張されていきます。

2021050905当初は蒸気機関車による運転でしたが、石炭不足により1918年12月に一時、運行を停止。1922年6月1日から需要が増えたため、路線を変更して運行が再開されます。

当初はオーストリア連邦鉄道(BBÖ)が運行していましたが、財政的な理由で路線の電化が進みませんでした。そこで、ウィーン市はWiener Linienの前身である組織に本格的な電化と路線再編を計画させます。

その後、紆余曲折がありましたが、1925年、Wiener Linienの前身であるWiener Elektrische Stadtbahnが路線の大半を引き継ぎます。

2021050901そして、1976年から1989年にかけて地下鉄(U4、U6)とS45に転用され、その幕を閉じます。

ご存じのように現在でも、市内にはWiener Stadtbahn時代の歴史的建造物が多数、現役として残っています。

Wiener Stadtbahnで使用されていた3等客車Cu型(9424号車)がウィーン技術博物館(Technischen Museum Wien)に保存・展示されていました。

2枚目と3枚目の写真はREMISEに展示されている蒸気機関車牽引時代のStadtbahnの写真。機関車に引かれている客車が、今回、展示されたものです。

2021050903今回、「120 Jahre Stadtbahn」を記念して、Wiener Linienが運営する交通博物館REMISEで展示されることになり、先日、移送作業が行われました。

Covid-19感染拡大の影響によりREMISEは閉館していましたが、5月8日の営業再開と同時に公開(常設展示)されています。

ウィーンではStrasshofに鉄道博物館ができるまで、鉄道車両の保存は技術博物館が担ってきました。その後、鉄道博物館の設立に伴い、車両の多くは移転しています。

今回、REMISEに移転された3等客車Cu 型9424号車は1898年製で、創業当時の車両で唯一の保存車。もちろん蒸気機関車が牽引していた時代の客車で、車体は木製です。

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February 26, 2021

Stefan Mickisch氏が急逝

2021022210大変残念なニュースが入ってきました。ご存じの方も多いと甥もいますが、コンサートピアニストで音楽学者のStefan Mickisch氏が2月21日、急逝されました。享年58歳。

Stefan Mickisch氏はリヒャルト・ワーグナーの専門家として知られており、1998年からはバイロイト音楽祭だけでも、450回以上の入門マチネを行いました。

ピアノ演奏を伴う入門的なレクチャーは人気を博し、その後、ウィーン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベートーヴェンフェスト・ボン、ロッケンハウス音楽祭、ケルン、オルデンブルク、ギーセン、チューリッヒなどの歌劇場に招待されています。

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January 15, 2021

2021年、Seestadtに新しい図書館が開館します

2021011405ウィーンでは、年明けからCovid-19ワクチン接種が本格的に始まります。すでにウィーン市では、接種の優先順位や予約方法などをホームページで案内しています。

さて、今日は「Seestadtに建設が進められている新しい図書館の話題」をお届けしましょう。

現在、ウィーン市が運営する図書館は、Hauptbücherei(7区Urban Loritz-Platz)を中心に40ヵ所の分館ありますが、新しい街づくりが進められているSeestadtに新しい図書館(Bücherei in der Seestadt)が建設されており、2021年秋に開館予定です。

2021011404場所はU2のSeestadtに近い「QuartieramSeebogen」(アパート、スポーツ施設、幼稚園、大学キャンパスなどを備えた文教地区)で、図書館の総面積は550平方メートル。

完成するとウィーンで4番目に大きな図書館になります。もちろん完全なバリアフリー仕様。

新しいSeestad図書館は約22000のメディアを備えたオープンスペースの閲覧室が中心ですが、書籍や雑誌に加えて、DVDの視聴、コンソールゲームなどを楽しむことができます。

2021011403メインの閲覧室に加えて、子供用閲覧室、カフェテリア、屋外の読書スペースなども設置される予定です。

館内にはWi-Fiやパソコンなども完備しているので、調べものには最適です。

2021011402興味深いのは、「Bücherei der Dinge」という施設が設置されることです。これは工具、楽器などを貸し出して、実際に使うことができるもの。

利用者が、クリエイティブなアイデアを実現するためのスペースとして「Maker Space」も開設されます。

ソフトウェア面では、学校や幼稚園との連携に加えて、子供や若者を対象とした各種プログラムの充実が図られます。

この他、地域の文化的な活動を支援するため、講演会や討論会が可能なイベントスペースも設けられる予定。

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December 30, 2020

年末・年始の話題から‥

2020123001今日はウィーンの「年末・年始の話題」をまとめてお伝えしましょう。

今回、史上初めて無観客で開催されることになった「Wiener Neujahrskonzert 2021」。 世界90ヵ国に放送されます。

12月29日、指揮者のRiccardo Muti氏をはじめとする関係者が記者会見を開きました。席上、今回で6回目の指揮を務めるRiccardo Muti氏は、今回のコンサートは“Botschaft der Hoffnung"(希望のメッセージ)と語りました。

関係者によると、オーケストラメンバーは毎日、ウイルス検査を受けるなど、放送関係者も含めて万全な対策で当日を迎えるようです。

Riccardo Muti氏はホテルに滞在していますが、空室だらけで、同氏はホテルの様子を“ホラー映画のようだ”と語っています。

確かに通常ですと、年末・年始は大変混みあうウィーンのホテル。それがクリスマス休暇中から空室だらけなのですから、そういった感想を持つのも当たり前かと思います。

2020123002当日のプログラムは、すでに発表されていますが、例年、フィナーレで演奏される観客の手拍子で大いに盛り上がる「ラデツキーマーチ」。

Riccardo Muti氏曰く、“この作品は拍手無しで作曲されました”。ごもっともです。いずれにしても無観客という特殊な環境下で行われるコンサートだけに、演出も含めて、注目されるところです。

例年、シルベスターのウィーンはクリスマスと異なり、お祭り状態。今年は公式イベントが全て中止となり、外出も大幅に制限されます。そんな中でも騒ぐ連中が出てくる可能性があるため、警察が市内の警備を強化するとか‥

通常、特別ダイヤを設定するWiener Linienですが、このような状況を踏まえて、2020年のシルベスターが運行する地下鉄、路面電車、路線バスは、日中は土曜ダイヤで運行されることが発表されました。なお、27A、73A、87Aなどの路線は15時で運転が終了します。

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December 10, 2020

訃報 Klaus Ofczarekさんがお亡くなりなりました

2020121001今日は訃報のお知らせです。Volksoperで活躍されていた歌役者Klaus Ofczarekさんが、12月6日、81歳でお亡くなりになりました。

同氏は1978年から2008年までVolksoperで1000回以上、オペラ、オペレッタ、ミュージカルに出演している方。ハウスデビューは1978年2月、「Der Vogelhändler」のBaron Weps。1990年、アンサンブル(専属歌手)になりました。アンサンブル時代の出演は1018回、そのうち11回がPremiere(世界初演1回を含む)です。

2020121003同氏はVolksoperでの30年間で、40種類以上の役を演じています。オペレッタでは、「Wiener Blut」のFürst Ipsheim、「Die lustige Witwe」のBaron Zeta、「Der Zigeunerbaron」のConte Carnero、「Eine Nacht in Venedig」のSenator Delaqua、「Walzertraum」のFürst Joachim、「Im weißen Rößl」のWilhelm Gieseckeなどに出演しています。
もちろん多芸な方なので、Volksoperでは「Hänsel und Gretel」や「Die Hochzeit des Figaro」、「Die Zauberflöte」などのオペラにも出演しています。
2020121002
ちなみにVolksoperで最も出演回数が多かったのが、ミュージカル「La Cage aux Folles」のEduard Dindon(133回)、「Der Mann von La Mancha」のDr. Carasco(71回)でした。

同氏、最後のVolksoper出演は2008年5月13日に上演された「Die Gottesanbeterin」のSigi Gross役でした。トップの写真は、その時のものです。

Feriも同氏が出演した公演を観ています。2000年11月4日、国立歌劇場の来日公演で上演された「Die lustige Witwe」のNjegus。こちらはご覧になった日本のファンも多いと思います。

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October 22, 2020

市庁舎前のクリスマスマーケット開催要領決まる

2020102202今日は「ウィーンのクリスマスマーケット開催に関する続報」です。

先日、開催の方向で検討が進められているウィーンのクリスマスマーケットの話題をお伝えしましたが、Rathausplatzで開催されるWiener Christkindlmärktの実施要領が決まりました。

まず、開催期間は11月13日から12月26日までと決まりました。例年と同じ開催期間です。ただ、例年とは大きく開催要領が変更になります。以下がKURIER紙に掲載された大きな変更点です。

-入場制限の実施
「密」を避けるため、入場制限が実施されます。3箇所の入口に信号機が設置され、信号が緑の場合にのみ入場が可能。

Ring、Lichtenfelsstrasse、Felderstrasseに設けられる入口で、来場者が1メートルのソーシャルディスタンスを確保できるスペースがある場合のみ、信号は緑になります。キャパシティを越えた場合は、信号が赤に変わり、入場はできなくなります(一時的な入場規制)。

これは今夏、野外プールで採用された方式で、オンラインでも表示されます。そのため、来場前にある程度、入場の可否が判断できると思われます。なお、入場制限は、他のクリスマスマーケットでも適用される可能性がありますが、方式は明言されていません。

2020102203-ビデオ監視
過去数年間、RathausplatzのWiener Christkindlmärktではホームページに会場の模様がリアルタイムで配信されていました。今年は、これらのビデオ画像が広場に特別に設置されたセキュリティセンターに送信されます。これらの画像に基づいて、セキュリティスタッフは、3箇所の入口にある信号を赤に切り替えるか、緑のままにするかを判断します。

-出店ブースの縮小
従来、150の各種ブース(ヒュッテ)が設置されていましたが、今年は115に減ります。これは来場者のスペースを確保することが目的ですが、実際には開催の可否がはっきりしなかったため、今年の参加を取りやめた業者が出たことも背景にあるようです。

業者さんとしては、準備して中止になったら大損ですから、参加中止を早々に決断したのでしょう。なお、ブースの賃料ですが2500~14000Euroで、最も高いのがPunschständeだそうです。

-セキュリティの強化
来場者がルールを遵守しているかを間知るセキュリティスタッフが配備されます。

2020102204-フロアマーキングの設置
各ブース前のアスファルトにマーキングが施され、ソーシャルディスタンスの確保を促します。

-飲食スペースの設置
飲食ブース脇が飲食スペースに設定され、飲食は、この場所だけに限定されます。これは、他の来場者との接触を少なくすることが目的です。従来のようにGlühweinを飲みながら、そぞろ歩きはできないことになります。

-コロナ検査ブースの設置
会場近くにコンテナ式のコロナ検査のための仮設ラボが設置されます。運営は「AustrianCoronaBusters」社が担当します。

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September 24, 2020

Wiener Opernball 2021中止の衝撃

2020092403新型コロナウイルスに感染し、肺炎を発症したオペラ界のスーパースター、アンナ・ネトレプコが、先日、モスクワの病院を退院したそうです。ちなみに彼女は、今年の誕生日を病院で迎えたとか‥

今日はオーストリアの「冬の風物詩」である「舞踏会 Ballの話題」です。

オーストリアでは、冬、経済的に貢献する三本柱が舞踏会クリスマス市シルヴェスター。このうち、今冬の舞踏会は大きく様変わりしそうです。

2020092402先日、お伝えしたようにオーストリア連邦政府は2021年のオペラ座舞踏会の中止を決断しましたが、ウィーンでは毎年、数多くの舞踏会が開催されており、昨年は延べ52万人が参加し、1億5100万Euroの経済効果がありました。

感染の再拡大を受けて、屋内での行事に参加できる人数が制限されたため、すでにホーフブルクで予定されていたÄrzteball、Jägerball、 Rudolfina-Redouteなどの中止が正式に発表されています。

2020092401この中でJägerball(猟師の舞踏会)は、今回100回目を迎える予定だっただけに大きな衝撃を与えました。

この他、Ball der Offiziere、Concordiaball、Ball der Pharmacieなどの中止が決まっています。

ご存じのように舞踏会は不特定多数の方が集まり、ワルツなどを踊りながら、長時間過ごす訳ですから、三密を避けることは困難な行事です。とくにソーシャルディスタンスの確保は事実上、不可能。

ところで、オペレッタ「こうもり」は、仮装舞踏会に参加したアイゼンシュタインとファルケの舞踏会後の出来事が、ファルケによるアイゼンシュタインに対する「笑いの復讐」につながっているのは、皆さまご存じのとおり。

2020092406夜通しの舞踏会を終えて、千鳥足で自宅へ戻る途中、コウモリの架装をしたファルケをアイゼンシュタインが街中の広場に置き去りにしたため、早朝、街の人たちに奇妙な格好のファルケが発見され、笑いものにされた‥というエピソードです。このように舞踏会には、色々なエピソードがつきもの。

こちらでは11月から2月にかけて、職業別や地区別の舞踏会が、多数、開催されますが、オペラ座舞踏会中止の決定を受けて、他の舞踏会も主催者が中止を決定すると思われます。

万が一、開催を強行し、クラスターが発生した場合、主催者の責任が追及される可能性が高いだけに、「ダンスより健康」を優先すると思います。

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September 21, 2020

WIENBEETHOVEN2020 ベートーヴェンの黄金像が届きました

2020092203最初に短いニュースから。ウィーンでは、今日、9月22日、Wiener Linienの1回券が24時間チケットとして利用できます。

これはInternationale Autofreie Tag(国際ノーカーデー)を記念した施策です。今日は2.4Euroでウィーンの市内交通が24時間、乗り放題です。

本来ならば盛大に挙行される予定だった「ベートヴェン生誕250年」ですが、新型コロナウイルス渦のため、盛り上がりに欠ける結果になっています。

ベートーヴェンは日本にもファンが多いので、通常だったら、日本の音楽ファンでウィーンも賑わっていたことでしょう。

9月20日、Michael Ludwig市長は、ベートーヴェン博物館でドイツのボン・ベートヴェン記念協会(Bonner Beethoven Jubiläumsgesellschaft BTHVN2020)から寄贈された黄金のベートーヴェン像を受け取りました。

2020092201同時に2020年12月16日に「ベートーヴェン誕生記念パーティ」の開催を発表しました。

黄金像の引き渡し式典にはMichael Ludwig市長をはじめ、 Susanne Schicker 氏(WIENBEETHOVEN2020コーディネーター)、Christoph Wahl氏(DHLオーストリアマネージングディレクター)、ウィーン・ベートヴェン博物館学芸員Lisa Noggler-Gürtler氏、ウィーン・ベートヴェン博物館館長Christina Schwarz氏、区副区長Thomas Mader19氏らが参加しました。

偉人の黄金像ですが、手をズボンに突っ込んでいるというスタイルです。

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