June 14, 2018

OTTO WAGNERの駅にご案内板が掲出されました

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今日は「OTTO WAGNERの話題」をお届けしましょう。

今年は、OTTO WAGNER(オットー・ワグナー)の没後100周年に当たることから、現在、KarlsplatzにあるWien Museumで大規模な特別展「OTTO WAGNER展」が開催されています(詳しくは2018年3月13日の記事をご覧ください)。

その関連かも知れませんが、OTTO WAGNERがデザインした駅に、Wien Museumによる案内板(VERKEHRS DENKMALと書かれていますので、記念碑ですね)が取り付けられました。

今回お目にかける写真は、Feriがよく利用するU6の「Währingerstraße-Volksoper駅」で見かけたものです。

案内板は、上下のプラットホームに設置されており、アクリル製の立派なものです。向かって左側がドイツ語、右側が英語で、OTTO WAGNERの略歴、駅建設の経緯などの解説が綴られています。

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そして、案内板には、下に当時の写真がプリントされています。いずれもStadtbahn時代のものです(英語だとMetropolitan Railwayと言うのですね。何か雰囲気が出ませんが‥)。

向かって左側は1885年当時の駅外観。ちょうど、Währinger Straßeにかかる高架部分を撮影したものです。この写真を見ると、路面電車は古めかしいですが、構造体は、現在とほとんど変わりません。

100年以上が経過しているにもかかわらず、当時のまま、使えるところは基本設計が優秀だったことを表しているような気もします。最も日本と異なり、地震がないことも影響しているかもしれませんが。

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June 12, 2018

Canon Testtag 2018 in Wien

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今日は「日本製品のPRイベントの話題」をお届けしましょう。

Feriは、以前、出版関係の仕事をしていたことがありますが、その際、キヤノンの皆さまとお付き合いがありました。プロ機材担当のスタッフの方をご紹介いただいたこともあり、それ以来、カメラについてはデジタル化してもキヤノンの愛用者になりました。

出版社当時は、もっぱらフィルムカメラでした。ただ、レンズに関しては業務で使うこともあり、会社で高性能レンズ(キヤノンではLレンズと呼ばれるもの)を準備しており、それを使っていました。

やはり高性能レンズを一度使ってしまうと、なかなか一般のレンズには戻れないもの。

その後、自腹でも数本ですが高性能レンズを購入しています。もっとも、最近では、専門的に(“気合いを入れて”という意味)写真を撮ることも少なくなったため、出番は減りましたが‥

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そう言えば、先日の「Auf Rädern und Ketten 2018」では、常にメモ代わりに持ち歩いているキヤノンのコンパクトデジタルカメラIXYではなく、キヤノンのEOS70Dを引っ張り出しました。

さて、このところ、日本のエレクトロニクス産業は衰退の一途をたどっていますが、そんな中で、カメラ産業は、まだ世界的なシェアを誇っているようです。

とくにプロ用のカメラに関しては、レンズも含めて、事実上、日本企業が独占している状態です。

最近はスマートフォンで写真を撮影するのが一般的になってきたため、コンパクトデジタルカメラは、世界的にも劣勢ですが、本格的に写真を撮る方は、一眼レフを愛用する方が多いのは、万国共通。

まもなくロシアでワールドカップが始まりますが、プレス席でカメラを構えているプロは、恐らく保どんどが日本製の一眼レフを使っていることでしょう。

実際、「Auf Rädern und Ketten 2018」でも日本製の一眼レフカメラを持っているファンの方を多数見かけました。

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という訳で、日本のカメラメーカーは、海外でも盛んに、カメラ関係の見本市に出展している他、色々なイベントも自主的に開催しています。

6月23日、キヤノンが「Canon Testtag 2018 in Wien」を開催することが発表されました。メーカーイベントなにに、一般のメディアに掲載されるのはたいしたものです。

カメラや写真に興味のある皆さんに、実際に製品を手に取ってもらい、使い心地を確かめてもらおうというイベントです。

キヤノンではWienだけでなく「ÖSTERREICH TOUR」として4月から6月にかけて、オーストリア各地で「Canon Testtag 2018」を開催しています。

総ての会場ではありませんが、単に製品の試用イベントだけでなく、各種ワークショップも開催されます(こちらは、事前登録制)。

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March 13, 2018

「OTTO WAGNER展」が始まります

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本業で取り込んでいるため、短めの話題でご容赦下さい。

さて、今日は「特別展の話題」をお届けしましょう。KarlsplatzにあるWien Museumで3月15日から「OTTO WAGNER展」が始まります。

皆さまご存じのようにOTTO WAGNERは19世紀末から20世紀にかけて活躍したオーストリアの建築家で、現在でも多くの「作品」がウィーン市内で現役の施設として利用されています。

独特のデザインは、一度見たら忘れられませんね。また、単に建物のデザインを行っただけでなく、都市計画全般にも携わっていた点が注目されます。

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さらに、技術者でありながら、新しい造形をめざしたウィーン分離派の中心人物でした。技術者でありながら、芸術家のセンスを兼ね備えている‥「Wienらしい人物」の代表と言えるかも知れません。

代表作は、ご存じHofpavillon Hietzing 、Majolikahaus 、Stadtpavillons Karlsplatz、Postsparkasse、Kirche am Steinhofなどなど、現在の「Wienの観光名所」が多数、含まれています。

今回は、OTTO WAGNERの没後100周年に当たることから、大規模な特別展が開催されることになったものです。

メイン会場はエントランスの左側にある特別展用のホールです。今回は、プランニングだけで実行に移されなかった計画なども含め、様々な資料が500点ほど展示されることになっています。

展示品の多くは、「本邦初公開」のようで、建築デザインに興味のある方のみならず、Wienがお好きな皆さまには興味深い内容になっているようです。

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February 02, 2018

ウィーン交通博物館Remiseが来館者10万人を達成

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先月も多くの皆さまにご覧頂きましたが、最もアクセス数が多かった日は、1月20日でした。また、アクセスの多かった記事は「南チロルの話題」でした。

また、意外と古い記事でも、アクセス数が多いことがあります。これは、皆さまの旅のお役に立つ情報だからかもしれません。

さて、今日は「ウィーン交通博物館Remiseの話題」をお届けしましょう。

2014年9月に従来のウィーン路面電車博物館をリニューアルしてオープンさせたウィーン交通博物館Remise。このブログでも、オープン当初の模様や、その後の様々なイベントをご紹介してきました。

以前は季節を限定しての開館でしたが、リニューアル後は、通年開館となり、博物館らしい体裁になっています。

実車の展示に関しては、基本的に路面電車やバスが中心ですが、パネル展示では地下鉄をはじめとするウィーンの都市交通全般を取り上げており、なかなか興味深い内容も含まれています。

新しい施設で人気が高いのは地下鉄のシミュレーターですが、日本と異なり、平日は空いているので、ちょっと待てば利用できます。このゆったり感がFeriのお気に入り。

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ウィーンらしいのんびりとした博物館ですが、何と言っても動態保存の路面電車を多数保有しているのは、うらやましい限りです。

さて、そんなウィーン交通博物館Remiseが、先月、来館者10万人を達成したというニュースがありました。

当日は来館者10万人達成のセレモニーが行われ、10万人目になった来館者には博物館側から花束をはじめとする記念品が贈呈されたようです。こういったセレモニーは万国共通なのが面白いところですね。

ちなみに10万人目になった来館者は、はじめてウィーン交通博物館Remiseへ来たようです。すごくラッキーな方ですね。

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October 09, 2017

地下鉄駅のアートコーナー「Red Carpet Art Award」

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今日、11月9日、日本では「体育の日」でお休みですね。Feriが、子供の頃、開催された東京オリンピックにちなんで制定された祝日ですが、移動祝日になってしまったため、今ひとつ、ピンとこないですね。

ちなみに、当初は1964年、東京オリンピックの開会式が行われた10月10日だったことは、ご存じのとおり。

さて、今日は「芸術の話題」をお届けしましょう。

Feriは、オペレッタやオペラは、それなりに愛好していますが、美術に関しては、全くの門外漢。もちろん、ウィーンでも美術史博物館をはじめとする著名な美術館には訪問したこともありますし、造形の深い友人に案内してもらったこともあります。

しかし、正直、「はまる」までには至っておりません。そのため、この分野は、詳しくないので、このブログでも、「美術関係の話題」は非常に少ないと思います。

さて、U1のOberlaa延長開業から早いもので、1ヵ月以上が経過しましたが、延長区間にある比較的大きな駅Altes Landgutで、ちょっと不思議なコーナーを見つけました。

地下のプラットホーム階にあるコンコースに、ガラスで囲まれたコーナー(小部屋)がありました。

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中には近代アートの作品らしいものが展示されています。このコーナーには「Red Carpet Art Awrd」という文字が描かれています。

美術に造詣の深い方ならば、このタイトルを見ただけで、どんな趣旨の展示なのか、おわかりになるのかも知れませんが、上記のようにFeriは門外漢。

という訳で、後日、調べてみました。

「Red Carpet Art Awrd」は、若手のアーティストを対象とした支援活動で、特徴は、受賞者に対して、1回限りの賞金を授与するのではなく、数年にわたって支援を行う点です。

選考は2年に1回で、毎回、4組のアーティストが選出されます。地下鉄駅での展示コーナーも、継続的な支援活動の一環で、この駅だけでなく、Karlsplatzにもあるようです。

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August 25, 2017

写真特集 シュナップス売りのお姉様

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早いもので、来週の「金曜日」は9月です。

日本では、週末が「夏休み最後の日曜日」となるため、色々と賑わうことでしょう。ただ、暑さが戻ってきた地域もあり、過ごしやすいとは言えないかもしれませんが。

さて、皆さまは、どのような夏をお過ごしになりましたでしょうか。

今日はオーストリアのブラスバンドには欠かせない存在である「シュナップス売りのお姉様」の話題です。

夏だけではありませんが、オーストリアでは各地に地元のブラスバンドが存在します。

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各種のFestや記念行事に参加するのはもちろん、夏は広場で定期的にコンサートを実施しています。

こちらのブラスバンドの多くは、地元のMusikverein(楽友協会)が中心となって運営されているものが多く、メンバーも老若男女、多種多様です。

特に地方に行くと、その傾向が強いようです。ある意味、音楽大国らしさを感じる存在でもあります。

ところで、こちらのブラスバンドは、通常、演奏しながら行進し、会場に入ってくるのが一般的です。

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その際、行進の先頭に立つリーダーの両脇に必ず随伴しているのが「シュナップス売りのお姉様」。

実際、行進が終わってポジションに着き、バンドの演奏が始まると、周辺を巡回して観客にシュナップスを販売しています。

通常、2名一組ですが、場所によっては4名編成というバンドもあります。

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ご存じのようにシュナップス(Schnaps)は、ジャガイモや果実から造られるアルコール度数の強い蒸留酒の総称です。アルコール度数が高いため、結構、きついです。

気付け薬的な使い方をするケースもあるようですが、平素はBierの飲んでいる場合、口直しとしていただくケースが一般的です。

さて、販売方法が独自で、使い回しのカップ(金属製またはガラス製)に、肩から提げた樽(角型のものもあります)からシュナップスを入れて、お客さまに手渡します。

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July 16, 2017

趣味雑感 楽しいクラブ活動 航空編

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先日の北九州に続いて、今度は愛知県犬山市周辺で集中豪雨があったようですが、最近は雨の降り方が極端な気がします。一方、関東地方は雨が全くおらず、夏の水不足が心配です。

さて、日本は7月17日が「海の日」なので、三連休という方も多いのではないでしょうか。ただ、雨の被害に遭った皆さまは、お休みどころではないかもしれません‥謹んでお見舞い申し上げます。

今日は「趣味の話題」の続編として航空編をお届けしましょう。オーストリア小さな国ですが、スポーツ航空が盛んです。一つはグライダーなどのスポーツ航空に最適なフィールドが多いことも要因なのかもしれません。

スポーツ航空は、比較的手軽なハンググライダーやパラグライダーであっても、ランディングゾーン(Landeplatz)が必要なため、飛行クラブを中心に活動を行っているところが多いようです。

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平素、飛行クラブはメンバーを中心に活動をしている訳ですが、夏期にはFluegelFest(またはFlugFest)と題したオープンハウスが開催されます。

FlugFestでは、一般のお客さまにもご来場いただき、クラブメンバーがフライトを披露して、スポーツ航空の魅力をアピールする目的があるようです。

ただ、Festという名がつくと、日本と異なり、こちらでは必ず軽食だけでなく、Bierが提供されます。

クラブメンバーが家族総出でお客さまを「おもてなし」してい姿を見ると、こちらの趣味活動の奥行きを垣間見るような気がします。

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July 04, 2017

趣味雑感(下) 鉄道模型クラブ

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昨日に引き続いて、「趣味に関するFeriの勝手な考察」です。

昨日ご紹介したTaurachbahnを運営しているClub760ですが、狭軌鉄道の愛好家が集まっている団体です。760という「謎の数字」は、「線路の幅(ゲージ)」を示しています。

ÖBBなどの本線の線路幅は日本の新幹線と同じ1435mmですが、狭軌鉄道は、それよりも狭い鉄道を指します。線路幅は様々なのですが、760mmを採用している鉄道が比較的多いようです。Murtalbahnも当然、760mmです。

Club760は、狭軌鉄道が中心なので、地方中心で、ウィーンにはご縁がありません。が、「Clubabende in Wien」という行事が、存在するのです。

「FALKENSTEINER STÜBERL」(Wien 3., Kleistgasse 28)で行われる「クラブの例会」です。

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2017年はTaurachbahnの運転が終了する9月から12月に、毎月1回、月曜日に開催されます。

Club760のホームページに掲載されている案内によるとメンバー以外のビジターも参加できるようですが、ビジネスが始まる週初めというのがオーストリアらしいですね。

例会では、写真の紹介や映画の上映、様々な情報提供が行われるようです。

Feriは参加したことがないので、明確なことは言えませんが、「FALKENSTEINER STÜBERL」はClub760の関係者が経営している可能性がありますね。いずれにしても、オフシーズンでも楽しい一時を過ごしているようです。

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さて、もう一つご紹介するのは、鉄道模型クラブです。こちらの鉄道模型クラブは、クラブハウスを所有しているところが多く、ここが活動の拠点になります。

以前、Wiener Linienの「Sektion Modellbau」です。以前もご紹介したことがありますが、場所はフォルクスオーパーの最寄り駅であるU6のWähringer Straße駅の構内です。

以前、一般公開が行われていた際に訪問したことがありますが、駅舎の余剰スペースを使っているため、狭いものの2フロアーを使用しており、いわゆるジオラマ(鉄道模型の世界ではレイアウトと言いますが…)が設置されています。

こちらでは一般的なHOスケール(1/87)のジオラマは、オーストリアの地方が舞台。非常に作り込まれており、現在も作り込みが行われていました。

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July 03, 2017

趣味雑感(上) Club760が運営するTaurachbahn

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今日は「趣味の話題」をお届けしましょう。

日本では、かつて趣味のことを「道楽」と言っていたように、「社会的に自立した大人が、余暇に楽しむもの」が本来の姿なのだと思います。

そうなると、当然、親の庇護を受けている子供が、趣味云々というのは、時期尚早という気もします。そう言っているFeri自身も、子供の頃、趣味云々と言っていたので、今から考えるとお恥ずかしい限りです。

先日の屋外有償イベントではありませんが、世界的に見ても日本は、写真撮影を趣味にしている人が非常に多い国だと思います。

それは、国内に世界的にも名が知れた優れたカメラメーカーが複数存在し、高級なカメラやレンズが比較的簡単に入手できるという背景があるのかもしれません。

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ただ、お値段は、内外価格差がなくなって、非常に高いですが、なぜかプロ用機材を使っているアマチュアが多いのも日本の特長です。

実際、高級カメラは買ったものの、何を撮影するのか決まっていないという話を時々、耳にします。

そのためでしょうか‥乗り物を対象とした趣味でも、写真撮影を中心とする活動をする人が圧倒的に多いような気がします。

先日、日本で行われたRedBullのエアレースにも多くのお客さまが集まったようですが、やはり望遠レンズを持ったカメラを持ったファンの姿が、会場の内外に非常に多かったという話を耳にしました。

最近では、こちらでも写真やビデオを撮影するファンが多くなっていますが、日本ほど高級な機材を使っている人は多くないようです。

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また、純粋に「その場に参加して、見て楽しむ」という楽しみ方もあるようで、殺伐とした雰囲気は少ないように感じます。もちろん、これは個人の感じ方なので、人によって捉え方は異なるとは思いますが‥

そして、鉄道趣味の世界では、最終的に自分たちの手で、保存鉄道を運営する(保存鉄道の運営に関わる)ことが、王道になっているようです。

Feriが25年以上前から訪れているザルツブルク州の外れにあるTaurachbahn(タウラッハバーン)は、Club760という保存団体が運営している狭軌の保存鉄道です。

当初から参加しているメンバーも見かけますが、新しく加わる人もいらっしゃるようで、顔ぶれも固定ではありません。

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June 20, 2017

番外編 駅が劇場に大変身

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今日は、番外編ですが、「劇場の話題」をお届けしましょう。

ウィーンでは、歌劇場や音楽ホールは、当初から目的を明確にして建設されているところが、大多数だと思います。

ウィーン国立歌劇場のように戦災で大きな被害を受けた建物も、復行に際して、オリジナルを尊重した形で復行されたため、細かい説明を見ないと、昔からの建物が、そのまま残っているような錯覚に陥ります。

それに対して、ドイツではバイエルン国立歌劇場やドレスデン・ゼンパーオーパーのように、昔の姿を見事に止めている劇場もありますが、全く新しく作った劇場も多いようです。

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最もFeriは、ドイツの歌劇場やコンサートホールをくまなく回ったわけではありませんから、明確なことは言えませんが‥

そんな中で、非常に印象に残っている劇場が、バーデン=ヴュルテンベルク州Baden-Baden(バーデン=バーデン)にあるFestspielhaus Baden-Baden(祝祭劇場)です。

ご存じの方も多いと思いますが、ドイツのバーデン=バーデンは、17世紀から続く有名な温泉保養地です。Feriなどはウィーン近郊のBadenの方が親しみがありますが、一般の人にとっては、ドイツの方が知られているかもしれません。

人口5万人ほどの小さな街なのですが、温泉保養地としてクアハウスやホテルが充実している他、競馬場、美術館(州立美術館を含む)などが設置されています。

そして音楽ファンにとって有名なのが、Festspielhaus Baden-Baden(祝祭劇場)です。同劇場は収容人数2500名という巨大な劇場です。

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実は、この劇場は、規模が大きいだけではなく、その構造に特長があるのです。というのは、劇場のファザードがかつての鉄道の駅舎を、そのまま転用しているのです。

この駅は1904年、Baden-Badenの中央駅として建設されたものです。ただ、本線から分岐している支線の駅として使われていました。その後、支線が廃止されたため、駅も1977年に廃止されました。

その後、Festspielhaus Baden-Badenを建設する際、伝統的な駅舎の再活用プランが浮上し、劇場のエントランスとして使用されることになったものです。

ちなみに設計を担当したのは、Salzburg生まれの建築家Wilhelm Holzbauer氏だそうですから、オーストリアとも縁があるわけです。

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