June 18, 2020

90歳のお誕生日を迎えたOtto Schenkさん<追記あり>

2020061601今日は「Otto Schenkさんの話題」です。

6月12日、オーストリアを代表する俳優、演出家、作家というマルチタレントのオットー・シェンクさんが90歳のお誕生日を迎えました。

時節柄、大がかりな行事は行われず、プライベートな「お祝いの会」が開催され、ウィーン市長Michael Ludwigさんもお祝いに駆けつけたことがニュースで報じられています。

2020061603当日はRudolf Buchbinderさん、Heinz Zednikさん、Harald Serafinさん、Erwin Steinhauer さん、Maria Köstlingerさんなどが集まりました。

オットー・シェンクさんは、Theater in der Josefstadt やVolkstheaterで学んだ後、1953年からウィーンでキャリアをスタートさせました。

1957年にはSalzburger Landestheaterで「魔笛」の演出を担当したことで知られていますが、活躍の範囲は、オペラや演劇の演出にとどまらず、幅広いものです。

2020061602海外での活躍も注目されますが、とくにメトロポリタンオペラの演出については、非常に高い評価を得ています。

革新的な演出が主流となったヨーロッパの歌劇場に対して、オペラ文化が違うアメリカでは、伝統的な演出が好まれる傾向がありますが、この点を踏まえた演出が好評だったようです。

Feriも印象に残っているのはウィーン国立劇場のオペラ「ばらの騎士」とオペレッタ「こうもり」です。どちらもオーソドックスな演出で、Feri好み。

3枚目の写真は2010年12月の演出改訂版「ばらの騎士」Premiereの舞台でのお姿です。

Continue reading "90歳のお誕生日を迎えたOtto Schenkさん<追記あり>"

| | Comments (0)

June 14, 2020

#soWIENie「Film Festival 2020」開催決定

2020061306 今日は“プラーターにまもなく「Königreich der Eisenbahnen」が誕生(下)”をお届けする予定でしたが、ウィーン市から夏の風物詩、市庁舎前のフィルムフェスティバル(2020 #soWIENie Film Festival 2020 )開催についての発表があったので、こちらをお届けします。

今夏、各地の音楽祭やフェスティバルが新型コロナウイルス感染の影響で中止になっているため、Feriは「市庁舎前のフィルムフェスティバル」も中止になると思っていたのですが、運営スタイルを変えて実施することが、ウィーンから発表されました。

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、「集近閉の防止」がポイントになります。屋外なので閉鎖空間に関しては、問題ありません。主にソーシャルディスタンス確保がポイントになります。

2020061301そこで、今年の市庁舎広場は、図のように映画観賞エリアと、完全に独立した喫食エリアに分割されます。昨年まで見られたスタンド席は、「集」「近」を阻止できないため、廃止になりました。

そして、映画鑑賞エリアへの入場は「密」を避けるため、完全予約制(Webからの予約、ただし、無料は継続)になりました。

イベント会場のこのような構造により、規定の安全距離と保護対策が可能になります。12日の記者会見では、まだ正式な座席図は発表されませんでした。

当然、入口と出口は分離されます。映画鑑賞エリアへの入口はLichtenfelsgasse側にあり、ここで当日、有効な予約券が確認が行われます。

2020061305入場に際して、アルコールを使った消毒なども行われる可能性もあると思います。屋外なので入場者にはマスク着用の義務はありませんが、手洗いの徹底、咳エチケットの遵守、体調が悪い場合は、来場しないといった要請が出ています。

入場時間は映画上映開始の2時間前から。また、上演終了後、1時間以内に2箇所の出口(FelderstrasseとLichtenfelsgasse)から退出することが求められます。

なお、当日有効な入場券を所持している場合、入場後の退出、再入場は可能です。

300平方メートルのスクリーン前に設置される映画鑑賞エリアは、ソーシャルディスタンスを確保するため、500席が設けられますが、2人席と4人席のボックスにグループ化されます。何となく「椅子のある枡席」といった趣です。

この他、お客さまの安全を確保するため、様々な案内表示が設置されることになっています。

2020061302一方、ブルグ劇場側の喫食エリアについても、様変わりします。従来は、会場内に設置されているテーブルを自由に利用できるようになっていましたが、こちらもソーシャルディスタンスを確保するため、枡席状になります。

喫食エリアは、長年のパートナーであるDO&COが全体を取り仕切ります。今年のモットーは“小さいけれど良い”。こちらも500席の客席が設けられます。

営業時間は11時から深夜まで。こちらについては、予約が必須ではありませんが、主催者側は映画祭のサイトからの事前予約を推奨しています。

2020061303開演時間については、終演を合わせるためか、作品によって20時30分から21時15分までと、ばらつきがあります。

気になるプログラムですが、今年はベートヴェン生誕150周年がメインになりますが、オペレッタファンにとって忘れてはならないのはフランツ・レハール生誕150周年の歳であること。

今年のフィルムフェスティバルは、7月4日(土曜日)、ベートーヴェンのオペラ「フィデリオ」で幕を開けます。交響曲第9番をはじめ数々の作品が、週1回のペースで上演されます。

Continue reading "#soWIENie「Film Festival 2020」開催決定"

| | Comments (0)

June 08, 2020

街が舞台、今夏、ウィーンで「Kultursommer 2020」開催

2020060706週末のウィーンは好天に恵まれて、プラーターやドナウ島などは、多くの人で賑わいました。ただ、日曜日の夕方から、雷雨になりましたが‥

ロックダウンのためウィーンをはじめとするオーストリアでは、3月中旬からオペレッタやオペラをはじめ、演奏会、演劇など各種パフォーマンスが軒並み中止になったのは、皆さま、ご存じのとおりです。

現在、2020年9月の新シーズンからの再開(仕切り直し)に向けて、各劇場では夏休み前のリハーサルが始まっています。

なお、すでにご紹介したようにウィーン楽友協会では、先週からコンサートが再開されました。

夏の音楽祭に関しては、ザルツブルク音楽祭やグラフェネック音楽祭が規模を縮小して開催されますが、中止を決断したところが多いようです。

ところが、ここへ来て、ウィーン市が「新しい生活様式」を踏まえた文化イベント「Kultursommer 2020」を7月から8月にかけて実施すると発表しました。

これは市内の活性化と同時に、新型コロナウイルス渦のため仕事を失ったアーティストに対する支援という趣旨も含まれています。そのため、ジャンルは広範囲に及びます。

2020060701ウィーン市の発表では、プログラム数は800、延べ2000名のアーティストが参加します。
まず、会場ですが、感染拡大防止を図るため、1箇所に多くの観客に集まってもらうことは不可能なので、2つのメイン会場と5つのサテライト会場に別れて開催されますが、基本的には屋外です。

メイン会場は、Donauinsel(500名収容)とLaaer Berg(300名収容)です。メイン会場に関しては本格的なステージがあり、照明や音響設備も設置されます。音楽やダンス、演劇などのパフォーマンスに適した会場です。

一方、公共の広場や公園に設けられる以下のサテライト会場は、100名規模の収容人数となっています。
-2区:Kaiserwiese
-6区:Parkplatz Flohmarkt am Naschmarkt
-10区:Helmut-Zilk-Park
-19区:Bezirk: 12.-Februar-Platz
-22区:Hannah-Arendt-Park

2020060704さらに3名程度のアーティストが上演する小規模サテライト会場(最大収容人数30名)の開設も検討されています。現在、候補になっている小規模会場は以下のとおりです。
-12区:Meidlinger Platzl
-20区:Wallensteinplatz
-15区:Kardinal-Rauscher-Platz
-21区:Pius-Parsch-Platz
-23区:Zirkuswiese Alterlaa

この他、「Public moves」として、Arkadenhof des Rathausesに50名程度が参加できるダンス会場が設定されます。

これらは、いずれも公共の場所ですが、新型コロナウイルスの影響を受けやすい高齢者のために、「Ein Ständchen in Ehren」という名称で、老人ホームの中庭やバルコニーを活用したコンサートも企画されています。

これは出前コンサートという形になりますね。さすが、ご年配の方に対する配慮が行き届いているウィーン。

2020060703ただ、この手のイベントで忌もっと危惧されるのは、クラスターの発生です。そこで、ウィーン市では専門家を交えて、感染拡大のための十分な対策をとった上で開催することになりました。

まず、連邦政府の要件を遵守し、ウィーン市の「文化産業ガイドライン」に基づいて計画が行われています。

今回、ウィーン市から公開された会場のイラストを見ると、ソーシャルディスタンスを確保するため、観客の間を離すと同時に、立ち見席、着席ともに厳密に場所が指定されています。

大規模会場では、芝生の上に「枡席」のようなエリアが設定されるのがわかります。また、入場ゲートが1箇所に限定されるようです。

各会場では、係員がソーシャルディスタンスが確保されているかをチェックするほか、来場する場合、マスク(もしくは、それに準じる用具)の着用が義務づけられます。

本来、日の長い時期なので、夕方から夜にかけてが盛り上がるのですが、夜間はリスクが高いため、全てのイベントは夕方には終了します。

Continue reading "街が舞台、今夏、ウィーンで「Kultursommer 2020」開催"

| | Comments (0)

May 29, 2020

文化事業の再開

2020052901オーストリアでは、いよいよ文化関連事業の再開に関するニュースが入ってきました。

まず、ウィーン楽友協会では、6月からコンサートを再開すると発表しました。感染拡大対策のため、規模を縮小した形での再開になります。

現在、案内されているのは2020年6月5日から6月27日までのコンサートで、Musikvereinsfestivalとして開催されます。

感染防止対策として、観客は館内ではマスク着用が義務づけられます。ただし、コンサート中は外しても良いようです。また、ソーシャルディスタンスを確保するため、大ホールなどでは座席制限がかかります。

2020052902そして、コンサートの時間も通常より短く、50分から70分になり、休憩なしで開催されます。その関係で、ビュフェは営業されません。

再開、最初のコンサートはダニエル・バレンボイム指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会(20時開演、21時30分終演)。曲目はWolfgang Amadeus Mozart Konzert für Klavier und Orchester B-Dur, KV 595、 Ludwig van Beethoven Symphonie Nr. 5 c-Moll, op. 67です。

チケットの発売はインターネット限定で27日から開始されています。最もオーストリア在住の方しか観賞できないでしょうが‥

2020052903一方、夏の大きな音楽関係イベントが軒並みキャンセルになる中、今年、100周年を迎えるザルツブルク音楽祭は8月1日から規模を縮小して開催されることが発表されました。

開催期間は8月1日から30日までで、会場も6箇所(当初は16会場)に縮小されます。また、1公演の入場者数は最大1000名に制限されます。

IntendantのMarkus Hinterhäuser氏は、今週末、正式にプログラムを発表すると表明しています。

ただ、規模の縮小に伴い、チケットが約70000枚(当初は235000枚)になります。演目はオペラや演劇、オーケストラ、室内楽など幅広い内容になるようですが、準備ができないため、100周年記念の新演目の公演は見送られました。100周年記念プログラムについては、2021年に順延されることになりました。

日本では、本番前の稽古を十二分に行う傾向がありますが、こちらの場合、レパートリーに関しては、各自が準備していれば、いきなり本番でも上演できるので、問題ないと判断されたのでしょう。

Continue reading "文化事業の再開"

| | Comments (0)

May 21, 2020

文化関連施設も徐々に再開

2020051811一般の商業施設やレストラン、カフェなどは、一定の規制がありますが、営業を再開しました。しかし、現在、オーストリアで閉鎖が深刻なのが、文化関連施設。

未だに劇場については、再開の目処が立っていませんが、美術館、博物館については、感染拡大防止策をとりながら、再開を決断したところが出てきました。

Wiener Linienが運営するウィーン交通博物館(Verkehrsmuseum Remise)ですが、先週、5月30日(土曜日)から営業を再開することを発表しました。

このブログでもお伝えした「地下鉄建設50年」の企画展示も再開します。この博物館は、ウィーンの他の博物館よりも地元の方(生徒さんを含む)の利用が多いのが特徴です。

2020051812当然のことながら、来場者やスタッフを保護するための広範な安全規制や行動規範が、適用されます。

来場者はマスク(もしくは類似のもの)の着用が義務づけられる他、ソーシャルディスタンスの確保(1メートル以上)が求められます。

人気にミュージアムショップですが、店内が狭いため、入店制限を実施します。

今までは、自分で展示されている商品を手に取ることができましたが、これも中止。スタッフに希望する商品を伝えて、購入することになります。

2020051813博物館やミュージアムショップは、通常どおり営業(営業日、営業時間とも従来どおり)しますが、ガイドツアーやイベントは、当面、実施されません。

この他、5月15日から「Landgut Wien Cobenzl」(Kinderbauernhof、子供牧場)が再開しました。

ウィーン市が運営する子供牧場は、環境教育プログラムEULEの一環として営まれているもので、未、山羊、ウサギ、子豚、子牛などが飼育されており、地元では人気のある施設。

Continue reading "文化関連施設も徐々に再開"

| | Comments (0)

May 08, 2020

不思議なロゴ

20200507001今日は「街中で見かけた不思議なロゴマークの話題」をお届けしましょう。

まず、冒頭の写真をご覧ください。5区の某建物に取り付けられて巨大なロゴマーク。「猿がバナナを食べている」という不思議なデザインです。

かなり巨大なマークなのですが、入り口から奥まったところの壁に描かれているため、敷地内へ入る入り口の扉が開いていない場合、見えにくいのがネック。

たまたま、近くのスーパーマーケットに買い物へ出かけたとき、偶然、入り口の扉が開いていたため、バッチリ撮影ができました(笑)。

興味深いロゴだったので、いずれご紹介しようと思っていましたが、すっかり失念。StayHomeで、別の原稿執筆に必要な資料を探している時、この写真も出てきて、思い出しました。

20200507002さて、このロゴが入った施設は一体、何なのか? バナナ販売会社でしょうか? それとも何か、猿やバナナに縁がある会社なのでしょうか?

実は、FILMQUARTIER WIEN という名称の撮影スタジオ(撮影所)でした。映画やドラマの撮影スタジオに加えて、音楽関係録音スタジオやスチル撮影用スタジオなどを完備した総合施設で、大小33のスタジオを持つそうです。

映像作品やCMの制作、商品撮影をはじめ、各種プレゼンテーションに必要な会議室なども備えており、様々なニーズに対応できる施設になっています。

Continue reading "不思議なロゴ"

| | Comments (0)

April 26, 2020

臨時更新 4月26日、Volksoperが特別プログラムを放送(追記あり)

20200425201Volksoperを始め各劇場で2019/20シーズンの公演がキャンセルとなっていますが、そんな中、4月26日、ORFⅢで「Wir spielen für Österreich」(Wir spielen für Österreich - Eine Initiative von ORF III und Volksoper Wien)というオペレッタ・コンサートを放送(ライブ配信を含む)することが決まりました(現地時間20時15分からの予定です)。

時節柄、ドクターによる出演者に対する検査をはじめ、十分な感染防止対策を施した上での特別コンサートです。なお、会場はORFの施設が使用されるようです。

出演はJohanna Arrouas、Alexandre Beuchat、Stefan Cerny、Ben Connor、Kristiane Kaiser、Oliver Liebl、Martina Mikelic、Rebecca Nelsen、Ursula Pfitzner、Vincent Schirrmacher、Carsten Süssの皆さん。

演奏はORF Radio-Symphonieorchesters WienとVolksopernのピアニストEric Mechanicさん。おなじみのChristoph Wagner-Trenkwitzさんが構成を担当。Robert MeyerさんがMCを務めるようです。

20200426001コンサートでは、Johann Strauß、Franz Lehár、Emmerich Kálmán、Ralph Benatzkyなどの作品からアリアやデュエットなどが取り上げられますが、すでにORFⅢのホームページでは、当日のプログラムも発表されています。Feri、お気に入りの楽曲が盛り沢山。

劇場へ行けないだけに、オペレッタの名曲を楽しめるのはありがたいことです。

Continue reading "臨時更新 4月26日、Volksoperが特別プログラムを放送(追記あり)"

| | Comments (0)

April 18, 2020

1. Wiener Gemeindebau-Chor(第一ウィーン・コミュニティ合唱団)

202004170014月14日から小規模店舗の営業が再開されましたが、人との接触を最小限にとどめるように指示が出ているため、Feriも友人とは会っていません。

ウィーン郊外に住む友人からメールが来ましたが、スーパーマーケットでは、従業員から買い物カートのハンドルを自分で消毒するように指示されたそうです。また、入り口で配布するマスクがなくなっていたため、持参したマスクを利用したようです。完全に押さえ込んだ訳ではないので、どうしても外出は自粛傾向になります。

このブログをご覧になっている方も利用されているかもしれませんが、ウィーン国立歌劇場が過去の作品映像を配信しています。友人も時間があるため、それを見て楽しんでいるといっていました。

20200417002今日は、「引き籠もりを余儀なくされたウィーン子に対するプロジェクトの話題」をお伝えしましょう。

高齢者は重症化のリスクが高いため、人との接触を極力抑えるように指示が出ていますが、そうなるとストレスも貯まります。

特に集合住宅に住む皆さまは、庭がないところも多く、気分転換が難しいところ。公園も開放され、一人での散歩などはできるようになりましたが、やはりリスクを考えて、住まいに留まる方も多いと思います。

音楽関係者の皆さまも、集まった稽古はできません。主に10区、15区、22区のウィーン市営アパートに住む住民が参加する1.Wiener Gemeindebau-Chor(第一ウィーン・コミュニティ合唱団)という団体があります。

このグループは2008年に設立されたアマチュア合唱団で、現在、約80名のメンバーが加わっています。

20200417003年間25回の公演を行い、平素は週3回のリハーサルをするのですが、時節柄、自宅待機。

ただ、4月15日から自宅で毎週ビデオリハーサルを始めました。楽譜などはインターネット経由で提供されているようです(右は誰でもダウンロードできる楽譜です)。

今回、1.Wiener Gemeindebau-Chorは、「メンバーではないウィーン子も、ビデオリハーサルに参加しませんか?」という呼びかけを行いました。

つまり、“一緒に歌って不安を解消しましょう”という訳です。ウィーンらしい取り組みですね。

4月15日から毎週15分間のビデオレクチャーと楽譜などが、インターネット経由で提供されています。参加者は、レクチャーを聴いて、楽譜を見て、自宅で一緒に歌うという訳です。

第1回のレッスンプログラムはベートーヴェン・イヤーにちなんで、「Freude schöner Götterfunken」(歓喜の歌)です。

Continue reading "1. Wiener Gemeindebau-Chor(第一ウィーン・コミュニティ合唱団)"

| | Comments (0)

February 28, 2020

Volksoper Spezial「Zwangsvorstellung」

2020022700127日、ウィーン市内で新たに1名の新型コロナウイルス感染の確定症例が報告されました。新型コロナウイルスに感染したのは72歳の男性です。ウィーン市内で新型コロナウィルス感染が確認されたのは初めてです。

政府も対策に追われています。ただ、日本のようにマスクをする習慣がない上に、特別な事情がないと、現在はマスクの着用ができないため、街の中は普通モードです。

という訳でFeriは通常モード。今日は、Volksoperで26日に上演された「Zwangsvorstellung」という公演の模様をお伝えしましょう。

副題が「Ein Karl-Valentin-Abend」となっているように、ちょっと変わったプログラム。「ドイツのチャップリン」とも言われる自作自演のコメディアン(歌手、作家、映画制作者でもありました)Karl-Valentinの作品を取り上げたものです。

ある意味、Robert Meyerさんと一脈通じるものがあります。

当日は、意外とお客さまが入っていましたが、Galerieは閉鎖していました。そのため、予約サイトを見ると、満席に近く見えます。

20200227002出演はDirectorのRobert Meyerさんだけ。お得意の一人舞台で、マシンガントークが炸裂。

寸劇の間に、民族音楽の演奏(5人編成)が入るという演出です。その間、Robert Meyerはお色直しをします。お色直しも楽屋で行うのではなく、舞台上で行うという変わった展開。 

当たり前ですが、お客さまの大多数は地元の方。Robert Meyerさんのお芝居が大受け。Feriの後ろに座っていた男性は、終始、爆笑していました。

Continue reading "Volksoper Spezial「Zwangsvorstellung」"

| | Comments (0)

January 31, 2020

楽しい工場のシャッターを発見

20200130002早いもので2020年も今日で1ヶ月が終了。歳をとると時間の流れが早く感じると言われますが、日々、実感しています。

また、中国で発生した新型肺炎の蔓延も気がかりです。「金曜日が月末」ということで、バタバタしているFeri。という訳で、今日は短めの話題でご容赦ください。

ウィーンの街を歩いていると、時々、興味深い「芸術作品」に出会うことがあります。その一つが、シャッターに描かれたアート

今日、ご紹介するのはOttakringの某自動車修理工場で見かけたものです。ご覧のようにS Bahnの高架下を活用した工場なのですが、工場の入り口にあるシャッター。一見すると、車(ポルシェでしょうか)が入っている工場内が見えているように感じます。

しかし、左側を見ると人が出入りする扉があり、これが立体イラストであることがわかります。

20200130001光線の再現や奥行きの表現など、なかなか見事なアートですね。昼間だったら、このまま工場内に車を進入させてしまぅような錯覚に陥ります。恐らくエアブラシなどを使って描いたのでしょう。

S Bahnの高架は伝統的な煉瓦造り。その対比もなかなか魅力的です。

以前も別の場所で、このような立体アートを描いた壁を見かけたことがありますが、無機質になりそうな自動車修理工場に華を添える存在になっているように感じました。

Continue reading "楽しい工場のシャッターを発見"

| | Comments (1)

より以前の記事一覧