July 01, 2020

“Wien von oben“空からウィーンを見てみよう!!

Wien0101早いもので、今日から7月。2020年も半分、経過しましたが、余りにも色々な事があって、半年で1年分の経験をしたような気がします。

本来ならば7月24日には東京オリンピックの開会式が開かれる予定だったため、10月第2月曜日だった「スポーツの日」が同日に移動。さらに前日の23日も「海の日」(本来は7月第3月曜日)が移動してきましたね。

観光客が途絶えて久しいウィーン。何しろインバウンド需要で経済が回っているような都市ですから、新型コロナウイルス感染の関係で、海外からのお客さまがこないため、ホテルの稼働率は激減(というか事実上の壊滅状態)。

今回は、都市に魅力がなくなったという訳ではなく、国境閉鎖によって行き来することができなくなったという点が、頭の痛いところかもしれません。

とりあえずEUとの国境は開き出し、7月からは長距離国際線も、一部運行を再開しましたが、果たして観光客は、どの程度、戻ってくるのでしょうか。

また、7月1日からEUは、日本を含む14ヵ国からの渡航制限を解除しました。しかし、日本政府は、欧州への渡航を認めておらず、旅行や出張が厳しい状況は続くものと思われます。

Wien0201さて、7月最初の話題は「“Wien von oben”空からウィーンを見てみよう!!」。

ウィーン市では6月から高解像度の航空写真をホームページで提供しています。マスコミの報道によると、写真は2018年から2019年にかけて副市長とBirgit Hebein市議(緑の党)の主導で、ヘリコプターから撮影されました。

この航空写真ですが、ウィーンの現状を広く知ってもらうため、ウィーン市の報道・情報サービス部門(MA 53)がデーターを整理し、著作権を侵害しない範囲で利用できるようになりました。

空から見るウィーン市内は、なかなか新鮮。また、上空から見ることで新しい発見も沢山あると思います。

興味深いのは、最近の写真なので、このブログでも時々、お伝えしている再開発の様子が手に取るようにわかる点です。

Wien0202ウィーンの場合、日本よりも耐震基準が緩いため、新しい建物については、デザインの自由度が高く、上から見ると、不思議な形の建物を多数、見ることができます。

特に集合住宅に関しては、日本では絶対にお目にかかれないユニークなデザインのものが多数あります。上空から見た方が得意な形状がはっきりわかります。

さらに提供されている空撮写真の量が、238枚と膨大なこと。枚数は異なりますが、一応、区毎に分類されており、いわゆる有名な場所、施設だけに限らないことです。ただし、理由は不明ですが、8区だけは写真が掲載されていません。

細かく分析すれば、ブログネタになることは請け合いです(笑)。

Wien0901実際、ウィーン市の担当者も“拡大して見ることで、色々と新しい発見があると思います”と述べています。

2枚目は2区のアウガルテンですが、ブログでも人気がある「かつての防空要塞」Flakturmです。ここは比較的、原型を保っています。

3枚目は、皆さんご存じの2区のプラーターからドナウ川方面を見たもの。そして、4枚目は、今回のコロナウイルス渦でも重要な役割を果たした国立病院AKH。奥の方にVolksoperが少しだけ見えます。

ウィーン市が人口増加を受けて、再開発に力を入れていることをアピールするためなのか、主に名所・旧跡よりも、再開発地区の写真が多くなっています。

Wien1001ウィーン市が再開発に力を入れていることをアピールするためなのか、主に名所・旧跡よりも、再開発地区の写真が多くなっています。

具体的には、Hauptbahnhofの開設に合わせて大規模開発が進められている10区、21区、SeeStat Aspernがある22区などは掲載写真が多くなっています。

逆に再開発が難しい5区、17区、18区などは写真が少なく、ちょっと残念。5枚目は、10区の新しいシンボルHauptbahnhofですが、上空から見ると完成予想イラストのとおりですね。

そして、6枚目は、余り紹介されることがない11区にあるドナウ川の港です。川の港と侮ってはいけません。広大な施設を誇り、鉄道の引き込み線もあるようで、物流拠点になっていることが、よくわかります。

Wien1101再開発の様子を見ると、周辺部でもFeriが日頃から述べている「スクラップアンドビルド方式」が全面的に導入されている場所が非常に多くなっています。

また、都市計画がしっかりしているためか、農地と宅地が明確に別れており、首都でありながら、広大な農地も市内に確保されていることがわかります。

つまり、農業でも一定の収入が確保できることがわかります。正直、同じ区内でこれほど景観が異なるとは‥Feriもビックリしました。

アップされている写真を見ると、ウィーン市の清掃工場、ゴミ処分場、汚水処理場、ÖBBの車両基地といった普段は目に触れることが少ない公共施設も多く含まれている点です。

Wien1201 しかし、集合住宅や住宅団地の写真も多く、ご自分の住まいが写っているという方も多いでしょうね。

今日は、Feriの独断と偏見で、その一部をお目にかけましょう。すべて見たい方は、サイトにアクセスしてオリジナルをご覧ください。

7枚目の写真は、12 区で再開が行われているエリアAm Wildgartenです。このように空から見ると、地上から見るのと異なり、規模の大きさが手に取るようにわかります。

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June 29, 2020

ウィーンのBierとWineこぼれ話

2020062402本当は昨日、日曜日にお届けする予定でしたが、グラーツ歌劇場のプログラムを優先させたため、月曜日にふさわしくない話題ですが、ご了承ください(笑)。今日はFeriが大好きな「お酒にまつわる話題」をお届けしましょう。

ウィーンの代表的なお酒と言えばWeinとWiener Bierでしょう。いずれもウィーン市内で製造されている点がポイント。

このブログでもご紹介したことがありますが、小さなBier醸造所も存在し、手作りの美味しいBierを飲むことができます。これから暑くなってくるとWienも良いですが、炎天下のシャニガルテンで飲むBierも、また格別。

一方、Bierを大量に生産し、出荷しているメーカーもありますが、その一つが16区に工場があるOttakringer Brauerei GmbH

先日、Ottakringer Brauerei GmbHとWiener Landwirtschaftskammer(ウィーン農業会議所)の協力を強化することが発表されましたが、その席で、Michael Ludwig市長は“Bierでウィーンを盛り上げる”と宣言。

2020062401意外と知られていませんが、オッタクリンガーが製造している「Wiener Original」というラガービールで使用している麦芽大麦は、その名にふさわしくウィーン産です。

麦芽大麦はFavoriten、Simmering、Floridsdorf、Donaustadtの各区にある計34の畑(総面積面積105ヘクタール)で栽培され、Stadlauer Malzfabrikでウィーン麦芽に加工された後、オタックリンガーの工場に搬入されてBierになります。

首都でありながら緑が多いウィーンですが、緑地の1/3は、何と農業に使用されています。皆さま、ご存じでしたか? 野菜や小麦などを中心に700以上の農園がありますが、その中でも注目されるのは、ご存じ、ワイン用ブドウ畑の存在。

畑でワイン用ブドウをアトランダムに生産し、それを収穫して生産するWiener Gemischten Satz(ウィーナー・ゲミッシュター・サッツ)は有名ですね。

2020062404話が横道に逸れましたが、今回、オッタクリンガーと農業会議所の協力が強化されたことで、「Wiener Original」(右のBier)は地域の特産品になりました。

原材料の生産拠点から、製造拠点までの輸送ルートが短いことは、CO2の排出削減にも貢献するのは言うまでもありません。

今回、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、世界規模のサプライチェーンが機能しなくなったことで、地産地消という考え方が見直されるようになりました。今回の協力関係強化に際し、農業会議所のFranz Windisch会頭も地産地消の重要性を強調しています。

2020062403一方、オッタクリンガーのブラウマイスター(Braumeister、醸造家)であるTobias Frank氏は、“麦芽はビールの魂である”と述べています。

そして、“良いビールの基本は、常に良い大麦から作られた良い麦芽である。ウィーン産の麦芽を使用しているのは「Wiener Original」だけ。100年以上前の伝統的な製造方法に基づいて醸造されている”と述べています。

なお、「Wiener Original」は濃い琥珀色が印象的なビールです。グーラッシュやブルストなどの肉料理にピッタリ。

オーストリアには各地に美味しいBierがありますが、日本からオーストリアに戻る際、機内でOttakringerを飲むと、“やっとウィーンに帰ってきたな”と感じますね。

🍺 余談ですが、日本の某大手ビールメーカーK社はBraumeisterという商品を発売しています。期間限定で、一般にも発売されることがありますが、通常は飲食店向け。

名前にふさわしく、Feri好みに味。Feriが日本で友人と会う時は、Braumeisterを提供しているビアレストランに足を向けるのは言うまでもありません。ただ、若干、お高いのがネックでしょうか(笑)。

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June 19, 2020

ウィーン1区の自動車使用制限プラン発表

2020061801CO2排出量削減に力を入れているウィーンですが、かねてから検討が進められていた1区の自動車使用制限プランがまとまり、その概要が発表されました。

何しろ首都の中心部で自動車使用を制限する訳なので、ウィーン市は「ドイツ語圏で最初の持続可能な交通安全都市として、気候にやさしい交通手段の転換に向けた歴史的な一歩である」と宣言しています。

Birgit Hebein副市長(緑の党所属、写真左の女性)とMarkus Figl区長( Sebastian Kurz首相と同じÖVP所属、47歳、写真右の男性)が中心となり、大規模な住民参加の協議が行われ、今回の自動車仕様制限プランが決定されました。

今回の自動車使用制限は、環境保護に対して熱心な連立与党の緑の党(Die Grüne Alternative)がイニシアティブをとって進めたことは明白です。

ウィーンの場合、中心部にも住民が多いため、当たり前ですが、完全に自動車使用を禁止することはできません。

2020061803そのため、1区の住民、1区内に専用駐車スペースを持っている人、1区のホテルに宿泊する客、外交官、公共交通機関、タクシー、障害者、1区で公共交通機関の営業時間外に働く警察官や医師などの人々は、自動車使用禁止から除外されます。

また、警察や消防・救急などの緊急車両、ゴミ収集車、郵便車、建設工事車両といった公共性の高い車両も除外されます。

そのため、旧市内(1区)から自動車が完全に姿を消す訳ではありませんが。しかし、ウィーン市では、旧市街を通過する自動車が激減することで、旧市街の自動車通行量は最大30%削減されると見込んでいます。

現在、ウィーンのCO2排出量の40%以上を交通機関が占めていることから、自動車使用制限は、CO2削減に大きな効果が期待されています。

なお、除外規定については、実際には細かいルールが発表されています。

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June 17, 2020

Safety first when flights resu‥オーストリア航空運行再開

2020061503今日は「運行を再開したオーストリア航空の話題」を、同社提供の公式写真を使ってご紹介しましょう。

予定どおり、6月15日からオーストリア航空の運行が3ヵ月ぶりに再開されました。初便はウィーン国際空港6時45分発のミュンヘン行きOS111便(シップはエンブラエルE195、レジストレーションOE-LWO、愛称Wiener Johann Strauss Orchester)。

2020061501F01ゲートでは、オーストリア航空のCEO Alexis von Hoensbroech氏をはウィーン国際空港長、スタッフが集まり、乗客を見送りました。

なお、機内では客室乗務員はもちろん、乗客もマスクの着用が義務づけられています(6歳以下の幼児を除く)。しかし、オーストリア航空のスタッフが着用しているマスクには、同社のシンボルカラーである「赤」もあるようです。

2020061502機内では、搭乗時、乗客に消毒用ウェットティッシュが配布されます。機内にはHEPAフィルターを装備し、空気の浄化に努めています。なお、機内で3分ごとに換気され、空気の循環経路は縦系統のみとなっています。

機内サービスについては、詳しい内容は紹介されていませんが、初便の公式写真を見る限り、ビジネスクラスでもかなり簡素化されているようです。

2020061505ウィーン国際空港についても、運行再開に当たってソーシャルディスタンス確保のための距離表示や標識、チェックインカウンターへのプレキシガラスパネル取り付け、消毒液ディスペンサーの設置などが行われています。

また、乗客には、最低1メートルの距離を維持しなければならないことが、定期的にアナウンスされています。

ウィーン国際空港をご利用になった方はご存じのように、以前から同空港は良くも悪くも自動化が進んでおり、空港内では、手荷物の預け入れも含めて、基本的に地上職員と非接触で搭乗が可能です。

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June 15, 2020

プラーターにまもなく「Königreich der Eisenbahnen」が誕生(下)

2020061217今日は一昨日に続き、プラーターにまもなく誕生する「Königreich der Eisenbahnenの続報」をお伝えしましょう。

今回、ジオラマに再現される各州のランドマークは、以下のとおりです。今日はブルゲンラント州からフォアアールベルク州までをご紹介します。

○ブルゲンラント州
- Weinberge(ブドウ畑とワインの生産風景)
-Die Windparks als Schulbeispiel(風力発電所のある風景)
-Schloß Esterházy
-Burgen

2020061212○オーバーエスターライヒ州
-Linz市内(VOEST工業地帯、Donau- und Ennshafen、Linzer Hauptbahnhof、 Strassenbahnen,Linie 50)
-Hallstatt
-Salzkammergut、Oberes Donautal、Inntal、Mühl、Mostviertel、nördliches Alpenvorland、Dachsteingebirge、Seenlandschaften)

○シュタイヤマルク州
-Graz市内(Schloßberg、Wahrzeichen Uhrturm、Zahnradbahn、Kunsthaus、Murinsel)
-Wahlfahrtsort Mariazell(Basilika mit Pilgerzentrum、Mariazeller Bahn)
-Erzberg、VOEST Donawitz、Leoben、Ennstal、Schladming、Red Bull Ring Spielberg(レッドブル・サーキット)

2020061214○ケルンテン州
-Burg Hochosterwitz
-Kirchturm St. Jakob bei Villach
-Keltenmuseum Gracarca
-Römermuseum Teurnia
-Archäologischer Park
-Tauernbahn und -tunnel
-Seenlandschaft mit Infrastruktur、Karawanken

2020061205○ザルツブルク州
-Salzburg市内(Hauptbahnhof、Vorplatz、Festung Hohensalzburg und Kirchen、Stadtpanorama、Festspiele、Salzach)
-Brauhaus Stiegl、Kaprun, Zell am See、Red Bull、Gut Aiderbichl、Schafbergbahn

○チロル州
-Innsbruck市内(Olympisches Areal Bergisel mit Skischanze、Axamer Lizum、Fulpmesbahn, Nordkettenbahn, Hungerburgbahn mit Architektur von Zaha Hadid、Seefeldbahn - nordische Olympiaregion Seefeld、Brennerbahn、Europabrücke)
-Großglockner(Nationalpark Hohe Tauern, Lienz)
-Ötztal – Gletscher, Sölden、
-St. Anton am Arlberg
-Stubaital, Ischgl, Lechtal, Kufstein, Kitzbühel

2020061213○フォアアールベルク州
-Arlberg(鉄道と道路トンネル)
-Bodensee(駅、港)
-Bregenzewaldbahn、
-Bregenz市内(Pfänder mit Pfänderbahn、Seebühne、Festpielhaus - moderne Architektur am Bodensee)
-Feldkirch, Dornbirn、Bludenz、Lech、Zürs、Bregenzerwald、Rheintal

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June 13, 2020

プラーターにまもなく「Königreich der Eisenbahnen」が誕生(上)

2020061201今日は営業を再開した「プラーターに誕生する新しいアトラクション」をご紹介しましょう。

このブログで、以前、ドイツ・ハンブルクにあるミニチュアワンダーランド(Miniatur Wunderland)」に似た鉄道模型テーマパークがウィーンでも計画されているという話題をお届けしたことがあります。

建設場所は当初、プラーターでしたが、その後、WestBahnhofに隣接するBahnhofCityに移ったのですが、運営会社が解散し、計画は頓挫してしまいました。

ところが、その後、別の会社(KdE GmbH)が「Königreich der Eisenbahn」(鉄道王国)というアトラクションを企画し、プラーター内に建設を進めていることがわかりました。

2020061202名前が示すように基本的に鉄道(こちらでは一般的な1/87スケール)の巨大ジオラマを中心としたテーマパークで、プラーター内に新しい建物(2階建て)を建設し、そこに入ることになりました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響(ロックダウン)で、工事が遅れていますが、2020年7月末に暫定オープンします。

同社のホームページには建設中の写真が多数、紹介されていますが、2019年春頃から、ジオラマをモジュール方式で別の作業場で製作していたようです。施設が入る建物は2019年10月31日に起工式が行われました。

2020061216平面図によると1階(日本式)には、エントランスホール、チケット売場(右図の黄緑部分)、ショップ、カフェ、クローク、化粧室など(右図のオレンジ部分)が設けられます。

本アトラクションの中心となる巨大ジオラマは2階(日本式)に設置されます。

総面積は1000平方メートル。2020年7月の時点では、このうち完成している250平方メートルが公開されます。平面図を見ると、向かって右側がウィーンのようです。

2020年7月のオープン時に完成しているのは、ウィーンとニーダーエスターライヒ州の一部だそうです。

2020061203今後、数年かけてオーストリア内各州の有名なランドマークがジオラマに再現される予定です。ただ、全てをスケールどおりに再現ことは困難なので、その点は一部、省略されることになるようです。

例えば、シュタインホーフ教会は病院の構内にあり、丘の下には広大な病院の敷地が広がっていますが、それは再現困難。

写真で見ると、丘の下は一般の住宅になっています。まぁ、そういう詮索は野暮というものでしょう。シュテファンドームや新市庁舎、国会議事堂、美術史博物館、シェーンブルン宮殿など巨大な建物が多いだけに、制作陣は、その配置も含めて苦労が絶えないと思います。

2020061209心意気は大いに評価しますし、選定されたランドマークに魅力も感じます。それでも、Feriから見ると欲張りすぎのような気がしますが‥

また、アトラクション名にふさわしく各地の狭軌鉄道や登山鉄道は、その多くが再現される予定です。

現在、同社が公開している写真は建設中のものなので、まだ完全に仕上がっている訳ではありません。その点はご了承ください。

2020061204ただ、企業が商業ベースで行っている規模が大きい事業なだけに、細かい作り込み(特に彩色やジオラマ内のアトラクション)に関しては、このブログでご紹介した「Miniatur Tirolerland」の方が上かもしれません。

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June 12, 2020

夏のバカンス異変?

2020060902このブログでもお伝えしたウィーン・Messeに設けられた新型コロナウイルス感染者の収容施設ですが、感染者数が減少したことから、7月末に閉鎖されることが発表されました。

さて、今日はオーストリアの皆さまが楽しみにしている「夏のバカンスにまつわる話題」をお届けしましょう。

“遊ぶために働いている”と揶揄されるほど、遊ぶことに気合いが入っているオーストリアの皆さま。ただ、今夏は新型コロナウイルス感染拡大により「バカンスのあり方」も大きく変わろうとしています。

2020060904このブログでもお伝えしているように、6月中旬以降、隣国との国境は徐々に開放されるようですが、オーストリア連邦政府としては、「今夏のバカンスは国内でね」というのが基本スタンス。

そんな中、国から資金援助を受けているオーストリア航空は、バカンス地へのチャーター便を飛ばして大丈夫なのでしょうかね。

さて、こんな中、密かなブームになっているのが、オートキャンプ。

2020060905元々、オートキャンプが日本よりも盛んな国で、リゾート地にはオートキャンプ場が整備されているところも多数。

また、長期の休みをとることが多いため、キャンピングカーを所有している人も、日本より多いかもしれません。

また、夏のハイシーズンには、隣国のドイツからキャンピングカーにレジャー用品を満載してザルツカンマーグート方面に向かう家族を多数、見かけます。さすが陸続き。

2020060903キャンピングカーには、エンジンを搭載して自力で走行できる専用モデルと、乗用車により牽引するトレーラータイプがあるのは、皆さまもご存じのとおり。

今夏は、ホテルなどが営業を再開しているとは言え、やはり新型コロナウイルス感染が心配な方が、移動も含めて、家族以外との接触を避けることができるオートキャンプを考えているようです。

自前のキャンピングカーがあれば問題ありませんが、そうは言っても、所有していない方はレンタル会社へGO。

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June 11, 2020

黄昏のCobenzlでピクニックを楽しもう!!

2020061001今日は「手軽なレジャーの話題」をお届けしましょう。自然が豊富な街ウィーン。ウィーンの森やドナウ島などハイキングに最適な場所が沢山あります。

新型コロナウイルス感染防止のためのロックダウンが解除されたのを受けて、6月11日からWeingut Cobenzlとimpacts Cateringが共同で、ピクニックボックス(Picknick-Genussbox)の提供を始めました。

事前に申し込みをしておき、当日、オーストリア料理とワインがセットになったピクニックボックスをimpacts Picknick Hütteで受け取り、ピクニックをお楽しみくださいという趣向です。

ピクニック用の広いスペースも用意されており、Feriが大好きな黄昏時のウィーンを堪能できます。確かにCobenzelの夕日は美しい‥

という訳で、今夏、遠くに出かけなくてもウィーン市内でバカンスを気分を楽しめます。

2020061002Genuss am Cobenzl」のベースとなるのはPicknick-Hütteで、芝生の中で本格的なピクニックを楽しむことができます。

また、ブドウ畑の中にはHeurigen-Garniturenも30箇所、設置されるようです。トイレなども設置されるので、安心してピクニックを楽しめます。何となく毎年、秋に実施しているワイン・ハイキングとイメージが重なります。

なお、「Genuss am Cobenzl」には公共交通機関でもアクセスが可能。HeiligenstadtまたはGrinzingから路線バス38Aで、Cobenzl Parkplatz停留所へ。ここから徒歩で、Höhenstraße/Oberer Reisenbergweg方面へ向かいます。

impacts Picknick Hütteでは、季節のオーストリア料理や各種ワインなどを販売しており、当日の購入も可能です。

なお、事前にインターネット(www.impacts.shop)でピクニックボックスをオーダーすると、テーブル席が予約されるシステムになっています。

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June 07, 2020

オーストリア航空 7月から長距離路線復活

2020060502今日は「オーストリア航空の話題」をお届けしましょう。

先日、お伝えしたように6月15日からオーストリア航空の運行が再開されますが、路線は当面はウィーンから近隣のヨーロッパ諸国に限定されています。

気になるのは長距離国際線の再開。オーストリア航空の幹部は7月からの長距離国際線の運行再開を示唆していましたが、先日、正式に運行再開のスケジュールが発表されました。

気になる長距離国際線の就航地ですが、バンコク、シカゴ、ニューヨーク、ワシントンの4箇所になりました。

2020060503いずれも週3便での運行再開で、初便は7月1日のウィーン10時15分発、ニューヨーク(Newark International)行きのOS089便です。シップはB767-300ER。

アジア方面はバンコク線(OS25便、OS26便、シップはB767-300ER、7月4日から運行再開)だけで、残念ながら日本、中国などへの再就航は見送られました。

バンコク線については、オーストリアで働いているタイの方が多いこと、オーストリア人のバカンス先としてもニーズがあることから再開に踏み切った可能性があります。

2020060501日本線については、今までもビジネスユースよりも観光目的のお客さまが多いことから、現状では運行を再開しても、需要が少ないと判断したのでしょう。

また、同時にヨーロッパエリアの追加就航地も発表になりました。新たに加わったのはBologna、Florenz、Moskau、Podgorica、Rom、Sibiu、Venedig、Zagreb、Kairoの各都市です。

この他、7月からバカンス向けのチャーター便の運航を開始することも発表されました。チャーター便の就航地ですが、Chania、Heraklion、Karpathos、Korfu、Kos、Rhodos、Santorin、Zakynthos、Keflavikが上がっています。

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June 05, 2020

Liesingbach自然回復プロジェクト

2020060302今日は「ウィーンで新しく始まった自然回復プロジェクトの話題」をお届けしましょう。

ウィーン市では23区を流れるLiesingbach(18.4km)の自然回復プロジェクトを進めています。現在、半分は自然のままの状態ですが、残り半分、Kaiser-Franz-Josef Straße-Großmarktstraße間についても自然回復プロジェクトが始まります。

そして、その一部、Liesinger Platz-Rudolf-Waisenhorn-Gasse間(300メートル、右の地図)が、2020年10月から工事が開始されることが発表されました。

今回の自然回復プロジェクトは、河川単体の事業ではなく、大雨が発生した場合の調整池であるGelbe Haide貯水池(洪水対策、貯水量1,000万リットル)の建設に合わせて行われているもので、運河整備、水質汚濁対策などと同時に推進されています。

2020060304最近、ウィーンでも気候変動により、短時間に大雨が降ることが多くなりました。そのため、都市型洪水発生のリスクが高まっているため、新しい調整池の建設が進められているものです。

大雨が降った場合、小川のLiesingbachに雨水が一気に流れ込むと、川の水質が悪化します。そこで、調整池で一旦、たくわえたの地、地下に建設された放水路により下水処理場へ導く仕組みになっています。

日本でも首都圏に首都圏外郭放水路という巨大施設がありますが、同じ、発想です。

Integrativer Hochwasserschutz LiesingbachプロジェクトはWiener GewässerとWien Kanalが共同で取り組んでおり、6段階に分けて工事が進められており、完成は2027年末の予定です。また、連邦政府からも資金援助を受けています。

2020060301

完成後は、Liesingbach全体が、洪水に強いだけでなく、自然に近い生態系も配慮された小川になります。地区の住民にとっても、新しい憩いの場所が誕生する訳で、期待が高まっています。

本プロジェクトで中核となGelbe Haide貯水池は、今年、完成する予定です。ウィーン・コンツェルトハウスに匹敵する巨大な施設で、ウィーンではⅢ番目の地下雨水貯水池となります。

この地下貯水池の上には6メートルの盛り土が施されており、様々な植物が植えられます。

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