December 13, 2019

2020年に開館20周年を迎える「Haus der Musik」

201912130004今日は音楽ファンにはおなじみの「Haus der Musikの話題」をお届けしましょう。

Feriも何回か訪問したことがありますが、たまたまお客さまが少なかった時、例の「指揮者シミュレーター」に挑戦したことがあります。結果は、惨憺たるもの‥楽団員からブーイングの嵐‥しかし、面白い企画(というかアトラクション)を考えたものです。

さて、「Haus der Musik」は2020年6月で開館20周年を迎えることになり、このほど、記念企画が発表されました。

2020年は、先日も当ブログでご紹介したように「ベートーヴェン・イヤー」に当たるため、関連する企画展示も行われることになっています。

2000年に開館した「「Haus der Musik」は目に見えないクラシック音楽をテーマにしたユニークな博物館ですが、様々な工夫により、体感型の魅力的な博物館になっているのは、皆さまもご存じのとおりです。

201912130003開館以来、延べ400万人のお客さまが訪問していますが、開館時の2倍以上になっていることからも、博物館の企画が優れていることが立証されています(とは、当局側の弁)。

なお、2005年、「Haus der Musik」を継続的に維持するため、ウィーンホールディング(Wien Holding)が買収して、今日に至っています。

2019年は、1月から10月の間に同館を訪問したお客さまは204000人。これは前年比14%増でした。2005年以降、博物館の展示内容もリニューアルされており、これが人気を集めている要因になっているようです。

また、開館20周年を踏まえて、展示のリニューアルも行われており、より魅力的な博物館になっています。

201912130002さて、開館20年周年を記念して、2020年3月から6月21日まで、記念プログラムが展開されることが発表されました。
現在、発表されている記念プログラムは、以下のとおりです。
-Freitag, 20. März 2020, ab 18.00 Uhr: Sinnesrauschen Festival
-Samstag, 21. März 2020, ab 18.00 Uhr: Sinnesrauschen Festival
-Montag, 15. Juni 2020: „20 Jahre Haus der Musik“ - Geburtstag
-Sonntag, 21. Juni 2020, ab 11.00 Uhr: „Haus der Musik Kindertag“ mit Marko Simsa, Bernhard Fibich und Gernot Kranner
-Sonntag, 14. Juni 2020: Publikumstag (KURIER-Museumstag)
-GKonzerte für Schulklassen mit Marko Simsa: Freitag, 14. Februar 2020 / Freitag, 17. April 2020 / Freitag, 2. Oktober 2020 / Freitag, 27. November 2020 (jeweils 9.00 und 10.30 Uhr)

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December 08, 2019

冬眠中のオーストリア航空日本線は3月12日から再開

20191207001今日は「オーストリア航空日本線の話題」をお届けしましょう。現在、冬眠(冬期運休)中のオーストリア航空日本線(OS51便、OS52便)ですが、先日、2020年の夏期スケジュールが発表されました。

同社の発表によると日本線は需要が高いため、予定より2週間早く運行再開に踏み切ったとのこと。

ウィーン発51便は3月12日(木曜日)、成田発52便は3月14日(土曜日)から運行されます。なお、冬ダイヤ中は機材がB767-300WLで、運航は週4便です。

-OS51便 ウィーン17時45分発、成田(翌日)13時15分着(火曜日、木曜日、土曜日、日曜日運行)、フライトタイム11時間30分

-OS52便 成田14時15分発、ウィーン18時35分着(土曜日)、フライトタイム12時間20分
-OS52便 成田14時50分発、ウィーン19時10分着(月曜日、水曜日、金曜日、日曜日)、フライトタイム12時間20分

20191207004その後、夏ダイヤ(ウィーン発3月29日)からは機材が本来のB777-200ERになり、週6便の運行となります。

-OS51便 ウィーン17時50分発、成田13時15分着(月曜日、火曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日)、フライトタイム11時間05分

-OS52分 成田13時35分発、ウィーン18時35分着(月曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日)、フライトタイム12時間00分

20191207005この他、長距離路線では、3月29日(日曜日)から、初のボストン線が開設されます。就航時は週4便ですが、4月中旬から週6便に増便される予定です。

同社の長距離線用機材はB777-200ER(5機)とB767-300WL(5機)の2機種、10機。機材繰りが大変だと思います。

なお、2020年夏ダイヤではヨーロッパ内では、ルフトハンザ傘下のユーロウイングスからの移管も含めて、路線の再編成が行われることになっています。

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November 13, 2019

「ベルリンの壁」崩壊、30年に思う

201911120011今日は「ベルリンの壁が崩壊して30年」に関しての雑感です。このブログでも以前、お伝えしたようにFeriは、ドイツ民主主義人民共和国(DDR、東ドイツ)へ何回か入国したことがあります。もちろん、「ベルリンの壁」はもちろん健在で、東西冷戦下でのこと‥

最初に訪問したのは1979年でした。当時、ドイツ連邦鉄道(DB)では本線用蒸気機関車は引退していましたが、東側のドイツ国鉄(DR)では健在でした。この機関車を撮影する目的で、友人とともに訪問したのが最初です。

当時、日本からドイツ民主主義人民共和国へ入国するためには、事前の手続きが複雑でした。まず、同国内で外国人が宿泊できるインターホテルを日本の旅行代理店経由で予約し、バウチャーを発行してもらいます(支払いはドル建て)。

201911120018その後、このバウチャーを添付して、在日ドイツ民主主義人民共和国大使館でビザを発給してもらうというものです。Feriの場合は、ビザの発給も旅行代理店に依頼しました。

その際、入国に当たっての注意事項が書かれたリーフレットが手渡されます。ここには持ち込みが禁止されている品々が列挙されています。

今では考えられませんが、「西側の印刷物(雑誌、書籍など)」、「未撮影のフィルム」もリストに加わっていました。いずれもツーリストならば、必須のアイテム。

国境では厳格なイミグレーションが行われていましたので、最悪の場合、官憲に拘束される可能性がありました。

201911120014ただ、通常は見逃している(黙認している)のですが、当局が怪しい人物と判断した時には、「禁制品を持っていること」が拘束する「正当な理由」になる訳です。予め「罠が仕掛けてある」という訳です。

Feri一行は、まず夜行列車で西ベルリンに入りました。そして、Berlin-Zooから東ベルリンへ入国。当時、東ベルリンに関しては、日帰り観光も可能で、この場合、複雑な手続きは必要ありませんでした。

しかし、Feri一行の場合、その後の行程があるため、入国手続き後、最初に行うことは所持している外貨の申告です。これは外国為替管理法に基づくためで、出国時にも、同様の手続きを行います。

201911120017この差額が、同国内で消費した金額になっていれば問題ないのですが、当時、問題になっていたのが闇両替。同国では主に外国人が利用するドルショップがあり、オストマルクしか通用しないショップと異なり、豊富な商品が並んでいました。

ここはドイツ民主主義人民共和国の国民でもドルを持っていれば利用可能だったため、闇でドルを手に入れたいという国民が多かったようです(今で言うマネーロンダリング)。

そのような行為を取り締まるため、外国からの旅行者には所持している外貨の申告が義務づけられていたのです。

201911120019ちなみに地元の皆さまが利用できるお店は、品物も限られているのか、いつも行列ができていたことが印象的です。

入国した当日はベルリンに滞在。その翌日、列車でDresdenへ向かいました。Berlin-Dresden間も一部の列車は蒸気機関車が牽引していた時代です。

Dresdenでは、日本の援助で建設された高層ホテルに宿泊。このブログでもお伝えしたことがありますが、夕食では同ホテルの日本料理店を利用。

翌日はDresden近郊の狭軌鉄道を撮影してから、当時、大型蒸気機関車が集結していた小さな「鉄道の街」Sallferdへ。余談になりますが、数年前、音楽鑑賞でDresdenを訪問した際、この狭軌鉄道を30年ぶりに訪問しました。201911120015

現在は観光鉄道になっており、周囲の景色も一変しており、時代の流れを強く感じたものです。写真は2014年に訪れた時のものですが、向かって左側は昔の面影を残しているものの、右側は駅や線路も新しくなり、全く別の場所のようです。

Sallferdで現役、本線用蒸気機関車を堪能しましたが、駅の陸橋で写真撮影をしていると地元の方から声をかけられました。曰く、“あなたたちはNorth Koreaから来たのか?”。

当時、ドイツ民主主義人民共和国に来る東洋人は、圧倒的にNorth Koreaの方が多かったようです。もちろん観光ではなく、技術習得などのための留学(派遣実習)です。

201911120016実際、その後、同国の店を見学した際、North Korea製の文房具などを数多く見つけて、両国のつながりが深いことを知りました。
Sallferdで2泊したFeri一行は、国際列車でNürembergへ向かいました。西側ではユーレイルパスを使っていましたが、当然、東側のドイツ国鉄(DR)では使えません。そこで、現地通貨(DM)で国境駅Probstzellaまでの乗車券を購入しました。Berlinでは駅構内を歩いて入国したのですが、今回は列車での出国なので、雰囲気が全く異なります。

国境の駅では、各種検査のため長時間停車します。まず、係員が客室を回りパスポートをはじめとする必要書類のチェックを行います。この時、必要書類が揃っていないと、列車から降ろされて事務所での取り調べというパターンも‥ 

その間、密出国者をチェックするため、列車の下は軍用犬(ドイツ語の命令しかきかないジャーマンシェパード)が巡回しています。列車の周囲は、武装した国境警備隊が取り囲んでおり、物々しい雰囲気。

Feri一行は、Sallferd滞在時、本来、所轄のVOKS POLIZEI(市民警察)に出頭し、滞在許可を得る必要がありました。

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November 05, 2019

現地レポート Reumannplatzの今

20191104005今日は路面電車軌道敷きを公園に改装中の「Reumannplatzの今」をお伝えしましょう。

2017年9月、U1のOberlaa延長開業に伴って路面電車路線の再編成が行われました。その関係で、U1駅直上にあった路面電車のターミナル(67系統が利用)は廃止されました。

FeriはU1のOberlaa延長開業に立ち会ったので、ここに開業記念のオールドタイマーが走っていたのを、今でも鮮明に覚えています。せっかくなので、2017年9月のU1延長開業時の「Reumannplatzの様子」もご紹介しましょう。

行き先も人が多いOberlaaである上に、地下鉄との乗り換え駅だったので、多くのお客さまで賑わっていましたが、今は、写真をご覧になるとわかるように、工事用の重機が動いているだけで、閑散としています。

20191104007地図をご覧になるとわかるように、公園そのものは扇形で、向かって右側にはAmalienbadという市民プール(Hallenbad der Stadt Wien)があります。そして、従来は公園の中央を路面電車の路線が走っていた関係で、公園は分断されていたことがわかります。

それから2年の歳月が経過しました。日本だったら、速攻で、何らかの工事が始まりそうですが、恐らくマスタープランの検討と地元との合意形成に時間を要したのだと思います。

20191104006最終的な結論は、このブログでも、以前、お伝えしたように路線の廃止に伴い、軌道跡を道路に転用するのではなく、公園を拡張することになったものです。

左右の公園を一体化することで、緑、豊かな公園として再生しようというものです。都市部の温暖化防止が叫ばれている今日、道路への転用などは、もってのほか‥ということでしょうか。

20191104002Amalienbadですが、Feriは利用したことはありませんが、ウィーン市の資料を見ると大規模な屋内型プールで、メインプールには飛び込み台も設置されています。

また、サウナも併設されているため、色々な楽しみ方ができそうです。屋内型なので、ウィンターシーズンでもスイミングを楽しむことができます。

FeriがReumannplatzを訪問した時は、旧路面電車の軌道敷きを掘り返しているところでした。

20191104003写真を見るとわかるように、停留所のプラットホームは、既に完全に取り除かれているところもあります。

レールは撤去済みのようですが、こちらの路面電車は軌道がしっかりしているため、ある程度、掘り返してから整地をすることになるようです。事前に公表されている工程とほぼ一致しているところから、工事は順調に進んでいるようです。

また、従来、路面電車のターミナルとして商店なども併設されていましたが、今回の公園拡張工事にあわせて、廃止(恐らく別の場所に移転だと思います)されるようです。

20191104004まだ、撤去工事の途中なので、その全容はわかりませんが(そもそも公園の最終デザインが完成するのは2020年に入ってからですので‥)、2020年の夏には「緑豊かな公園」に生まれ変わることは間違いないでしょう。

そして、ここにOberlaaへ行く路面電車が発着していたことは、皆さんの記憶に残るだけになることでしょう。

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October 03, 2019

中国からのお客さま

2019100200119月も多くの皆さまにご覧頂き、ありがとうございました。9月ですが、14日が最もページビューが多かった日でした。 14日の記事は「謎のピクトグラムシリーズ」でしたが、9月、比較的アクセス数が多かった記事は、「佳子内親王殿下がオーストリアご訪問」。この他は、例によってオーストリア航空搭乗記が上位にランクインしています。

さて、今日は「観光客の話題」をお届けしましょう。
最近、ウィーン市内に限らず、オーストリアで見かける東洋からお越しになる観光客の皆さまは、圧倒的に中国系の方が多いような気がします。

逆に日本からお越しの方は、少なくなった(というか目立たなくなった)ような気がします。中国からのお客さまは、賑やかなグループが多いので、目立つため、余計に存在感があるのかもしれません。

最近、FeriはHallstattには行っていませんが、最近、日本からのお客さまを連れてHallstattに行った友人の話ですと、レストランの従業員さんから、“今日は勘弁して下さい。疲れちゃって。この後、まだ、団体さんが来る予定なので‥”。どんな様子かわかりませんが、中国からのお客さまが激増して、疲弊しているとのことでした。

201910020012さて、先日、友人を出迎えるため、ウィーン国際空港へ行った際、写真のようなバスを見かけました。中国からのお客さま専用の観光バスのようです。ウィーン市内でも、この手のバスをよく見かけます。

日本では、中国系の方が経営している観光バス会社が増えているという話を耳にしましたが、こちらの経営形態はわかりません。ただ、色々な分野で中国資本が入り込んでいますので、もしかすると中国系の会社が経営しているのかもしれません。

また、空港の広告も様変わりしてきました。写真はFeriが乗り継ぎでよく利用するフランクフルト・アム・マイン空港。ご存じのようにフランクフルトは、「金融の街」ですから、以前から金融機関の広告が多数出ていましたが、最近では、中国系金融機関の広告が目立つようになりました。

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September 29, 2019

アイデアの宝庫 空港のターンテーブル

201909270002今日は空港の「バゲイジクレイムの話題」をお届けしましょう。

最近は、日本でも手荷物を返却するターンテーブルに工夫を凝らすケースが増えているようですね。Feriは見たことはないのですが、「巨大な寿司」が回ってくる空港(大分空港が元祖だとか‥)、「ばんえい競馬のオブジェ」が回ってくる空港(帯広空港)などがあるそうです。

「巨大な寿司」が回ってくるのは、外国人に大受けだとか‥ターンテーブルを回転寿司に見立てた見事なアイデアですね。

201909270001以前、このブログでは、ウィーン国際空港のターンテーブルに「札束がはみ出したトランクが回ってくる」という話題を紹介しましたが、これはロトくじの宣伝でした(詳しくは2017年9月の記事をご覧ください)。

当たり前ですが、トランクからはみ出しているお札はもちろんダミーです。

このように無機質なバゲイジクレイムのターンテーブルに工夫を凝らすことは、荷物が出てくるまで待っているお客さまの気持ちを和らげる意味で、効果があるかも知れません。

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September 28, 2019

Salz Welten

201909280002今日は「アミューズメント施設の話題」をお届けしましょう。

今夏、Lungauを訪れて定宿を引き払い、Wienへ戻る時、馴染みの女将さんから「Salz Welten」というアミューズメント施設を紹介されました。

以前にもご紹介したことがありますが、LungauはSalzburg州に属しているため、観光施設やイベントを紹介してくれる際は、「Salzburg州限定」。

近くのSteiermark州内で面白そうなイベントをやっていても、紹介してくれることはありません。見事な「郷土愛」。

ご存じの方も多いと思いますが、Salzburg州には、以前の岩塩採掘施設を観光施設に転用した場所が何箇所かあります。

201909280003代用的なのは最近、中国からのお客さまが激増して話題になることが多いHallstatt(ハルシュタット)の施設でしょうか。

この他、Altaussee(アルタウスゼー)とHallein(ハライン)に開設されています。この中でアウトバーンからのアクセスが良いのが、Halleinの施設。イタリアとドイツを結ぶA11のHalleinから比較的近い場所にあります。

女将さんはFeriが、Wienへ戻ることを知っていましたが、Salz Welten Halleinに立ち寄ったら‥という意味でパンフレットと興味深いグッズをプレゼントしてくれました。

そして、大切なことだから‥という訳なのでしょうが、「Salzburg、Salzburg、Salzburg」と3回言われました。

201909280004ただ、その日は、午後からBad Fiscau-Brunnで友人と会う約束があったため、残念ながらSalz Welten Halleinに立ち寄ることはできませんでした。女将さん、ごめんなさい。

Salz Welten Halleinの岩塩坑では、新石器時代から採掘が行われていたという長い歴史があります。トンネルの総延長は64.72km、9層になっており、12kmほどは歩いていけるそうです。

ご存じのように、採掘された岩塩をはじめとする鉱物で得られた富は、ザルツブルク大司教が得ていました。

2019092800051559年から1617年まで住んでいたウルフ・ディートリッヒ・フォン・ライテナウは、塩取引から得られた利益をさまざまな目的に使用しましたが、ザルツブルク市内に現在も残るバロック様式の建物建設に使用されたと言われています。

現在は坑道の一部がガイドツアー方式で見学できるようになっている他、アトラクション施設に衣替えしています。

Salz Welten Halleinの興味深いところには、岩塩坑のすぐ近くに2600年前の世界、ケルト人の村が再現されている点です。

と、まぁ、これだと観光ガイドですが、Feriが気に入ったのは女将から頂いたグッズ。

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September 27, 2019

番外編 “お客さまは直ちに降機して頂きます”

201909240001今日はFeriが出張から戻る際、航空機内で体験した出来事です。ただし、関係方面に迷惑がかかる可能性があるので、場所などは特定できないようにぼかしてご紹介します。また、写真も「イメージ」で、記事の内容とは直接、関係はありません。ご了承ください。

Feriは、10代後半に「スカイメイト」という制度を利用して航空機に搭乗して以来、現在まで、延べ2500回強、航空機に搭乗しています。

幸い事故に遭ったことはなく、トラブルと言えば、気象条件の悪化に伴う代替空港への着陸、遅延による乗り継ぎ不可能、オーバーブッキング、荷物の積み忘れ程度です。

日本では、航空会社は、運送業であると同時にサービス業という意識が強く、海外のようにチェックインカウンターで暴言を吐くお客さまに対して警備員を要請して、拘束するという例は見たことがありません。

また、機内でのトラブルでも、海外では搭乗拒否、降機命令を素早く出すことがあるようですが、日本では、余り聞いたことがありませんでした。

が、まさかFeri自身が、その当事者になるとは‥

201909240004某地方都市への出張を終え、東京へ戻る時のことです。某地方空港から羽田行きの最終便を利用しました。最終便といっても、地方空港なので19時台と、決して遅くはありません。当日は、満席だったようです。

航空会社のラウンジでパーソナルコンピューターを広げて出張の整理をしていると、まもなく優先搭乗が始まるというアナウンスが入りました。ラウンジを出て、ゲートで待機。ゲートは二つあり、同時に優先搭乗が始まりました。Feriが並んでいたゲートの反対側のお客さまが先に登場され、Feriは2番目でした。

Feriが機内に入ると、隣の席(窓側)には先に優先搭乗したお客さまが着席しており、上部の荷物入れには、そのお客さまの荷物が2個は入っていました。

Feriは荷物入れの機体後部側に荷物を入れたのですが、扉が閉まらないため、先客の荷物を若干、前方に移動させようと手をかけた瞬間に「オレの荷物に触るな」とすごい剣幕で怒鳴られ、かつ左手を捕まれました。その剣幕に押されて、一瞬、後ろに下がったほどです。

201909240002すぐさま一部始終を目撃していた客室乗務員が間に入って、件のお客さまに「お客さまお辞め下さい」と毅然とした態度で制止したため、それ以上の暴行は受けませんでした。ただ、険悪な雰囲気であったため、怒鳴ったお客さまとFeriを一旦、離して客室乗務員がFeriに事実確認を行いました。

「私は一部始終を見ていましたが、お客さまは手を捕まれましたね。お怪我はありませんか?」

Feriが「腕は捕まれましたが、怪我はしていません」と答えるとその場で「機長の承認を得た上で、暴行を働いたお客さまには降機して頂きます」という判断を下しました。

直ちに、空港の地上責任者も駆けつけてきましたが、当日は男性職員がいなないため、降機命令に納得できない件お客さまが抵抗することが心配で、Feriは警察官の派遣を要請しました。これ以上、出発が遅れると他のお客さまに迷惑がかかりますので‥

201909240005実際、羽田空港に到着後、鉄道やバスを利用して、帰宅する人が大多数ですから、10分の到着遅れが尾を引いて、自宅に到着するのが1時間近く遅れることがあります。それだけに、事態を早く収集したいという気持ちが働きました。

その後、空港派出所の警察官1名が到着し、機内でFeriに対して簡単な事情聴取があり、結果的に件のお客さまは大騒ぎすることなく降機されました。

一般的に騒ぎ出す男性の多くは、自分より立場が弱い人に対して高圧的に出るケースが多いので、警察官が来ると、おとなしくなると言われています。

その後、警察官から、被害届を出す場合、あなたも降機して警察へ同行して欲しいという指示がありましたが、最終便で、かつ翌日、東京で仕事がある関係で、それは難し旨を説明。客室乗務員の方が、間に入って頂いて、場合によっては後日、証言をする旨を警察官に伝え、Feriは無事、搭乗予定便で帰路につきました。ただ、満席の便でしたが、隣は空席のまま‥

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September 25, 2019

日本の空を飛ぶオーストリア製航空機

201909250020昨日お伝えしたThomas Cook社倒産のニュースですが、実はドイツのチャーター便を中心とした航空会社Condor Flugdienst GmbHも、現在は同社の傘下に入っています。以前はルフトハンザの子会社だったのですが、2003年、ルフトハンザがThomas Cookに株式を売却し、親会社が変わったものです。

フランクフルトに本社があり同空港でも、同社の機材を多く見かけました。Thomas Cook社の倒産により、Condorはどうなってしまうのでしょうね。ちょっと心配です。

201909250001さて、今日は「スポーツ航空の話題」をお届けしましょう。

オーストリアやドイツはスポーツ航空が盛んです。Feriが夏に訪れているLungauにもスポーツ航空用のFlugplatzがあります。谷間で上昇気流に恵まれているため、グライダーのフライトには最適なようで、天気の良い日には上空を優雅に飛んでいます。

ただ、登録ナンバーを見るとドイツ国籍が多いようです。グライダーには、エンジンがついているモーターグライダーと、動力を持たないグライダーがあります。

動力を持たないグライダーの場合、軽飛行機かモーターグライダーで牽引してもらい、上空へ舞い上がります。一定の高度に達したところで、牽引綱を外して、グライダーが単独でフライトを行い、Flugplatzへ戻ってきます。場合によっては、離陸したのとは別のFlugplatzに着陸するケースもあるようです。

201909250011うまく上昇気流をつかむと、かなり長い距離を飛行することもできるとか‥ちなみに左の写真はLungauのFlugplatzに着陸するモーターグライダーです。機体も基本的にはドイツ製が多いようです。

さて、先日、友人が日本の某航空祭で、グライダーのデモフライトを見たのですが、その際のアナウンスが、“今日、フライトをしている機材はオーストリアとドイツ製です”と言っていたという情報をくれました。

この話を聞いてFeriはビックリ。ドイツ製のグライダーはわかりますが、オーストリア製のグライダーが日本の空を飛んでいるという話は、恥ずかしながら、初めて聞きました。

201909250003そこで、ちょっと調べたところ、友人が目撃した機材はモーターグライダーで、オーストリアのDiamond Aircraft Industries GmbH(本社はWiener Neustad)が製造しているDiamond HK36シリーズであることがわかりました(右の写真です)。

同社は、1981年に創業を開始した会社で、モーターグライダーを始め、軽飛行機、フライトシミュレーターなども開発・製造しています。現在、カナダと中国に拠点があります。現在のChairmanはBin Chen氏、CEOはFrank Zhang氏です。

201909250010ただ、2000年代に入って、事業拡大が祟って経営危機に陥り、2016年、Diamond Aircraft Canadaを中国系の企業に売却して再建を図っているようです。

日本でも純民間用の航空機を製造・販売している会社は非常に少ないだけに、オーストリアで航空機を製造している会社があるとは、ちょっと意外な気がしました。

Diamond HK36ですが、1980年代に開発されたモーターグライダーで、機体はグラスファイバー製、総重量770kg、ターボチャージャー付きのRotax 914エンジン(115 hp)を装備しており、グライダーの牽引が可能です。シリーズ累計で900機以上が製造されているベストセラーです。

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September 17, 2019

Reumannplatzのリニューアルプロジェクト

201909160002台風15号による停電が、まだ続いている地域があります。Feriの実家がある市でも、まだ復旧していない地域もあり、心が痛みます。末端の送電線が切れているため、人海戦術に頼らざるをえず、時間がかかっているようです。正直、1週間以上も停電が続くとは考えてもみませんでした。

さて、今日は10区(Favoriten)にある「Reumannplatzのリニューアルプロジェクトの話題」をお届けしましょう。地下鉄U1のOberlaa延長まで、Reumannplatzは同地下鉄の終点だったため、公共交通期間乗り換えのハブとして重要な役割を果たしていました。

もちろん、現在でも多くの公共交通期間が集まっているハブには変わりありませんが、Oberlaa方面への路面電車路線が廃止されたため、お客さまの導線も随分変わったような気がします。

今年9月のダイヤ改正で、路面電車系統の整理が行われたことを受けて、Reumannplatzのリニューアルプロジェクトが始まり、先日、関係者が集まり起工式が行われました。

201909160003訪問したことのある方はご存じかと思いますが、Reumannplatzは10区の繁華街Favoritenstraße(歩行者ゾーン)の南端にあります。両側には様々な商業施設が建ち並び、いつも賑やかです。

地下鉄駅の直上にあるReumannplatzは地下鉄と路面電車、バスの乗り換え停留所として重要な役割を果たしています。今回、路面電車の系統変更、バス停留所の再編により、新しいスペースが生まれました。

このスペースを緑地として再開発しようというのが、今回のプロジェクトです。具体的には100本以上の木を植樹するほか、花壇なども整備されます。また、昨今、夏期の気温上昇を踏まえて、日差しを避ける施設や散水設備なども設けられることになりました。

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