August 18, 2019

Lungauへの路

201908170001このところ仕事が忙しく、続けて休みがとれない状況が続いています。幸い短い期間ですが、まとまった休みがとれそうになったので、「Feriのオーストリアの原点」であるLungauへ出かけることにしました。

ただ、日程の関係で、お楽しみイベントはありません。日本で言うところの「お盆の里帰り」のような感じになりました。

201908170010Lungauはザルツブルク州ですが、Tauern山脈の南側。ウィーンから出かけるには、意外と不便です。何しろ中心となる街Tamswegには鉄道は狭軌鉄道のMurtalbahnしか来ていません。

ザルツブルクから路線バスという手もあります。以前、冬に行った時は鉄道やバスを利用しましたが、いずれも時間がかかります。また、運転本数も少ないため、鉄道やバスに合わせたスケジュールを組まざるを得ません。

という訳で、夏はウィーンでレンタカーを借りて、行くのが最も手軽で、基本的には、このパターンです。

201908170011ウィーンから出発後、Graz方面へ行く南高速を下ります。そして、途中からS6に入り、Semmeringへ。

南鉄道でも難所になっているSemmeringは以前は、峠越えで時間がかかりましたが、今はトンネルができたお陰で、大幅に時間短縮。鉄道の方は、現在、ベーストンネルを建設中で、これだけでもハンディキャップがあります。

Semmeringを何本かのトンネルで通過すると、シュタイヤマルク州に入っています。

201908170013Bruck.an der Mur、Leobenを経て空軍基地のあるZeltwegを経由して、Judenburgへ。この付近には、有名なRedBullのサーキットがあるので、イベント開催時には混雑するようです。また、最近ではアウトバーンに標識も出るようになりました。

9月上旬、久しぶりにエアショーが行われるZeltwegの空軍基地は、ウィーンからLungauへ向かう場合、向かって左手に見えます。高い管制塔が見えるので、すぐにわかります。

201908170014また、この基地内にはオーストリア連邦軍の空軍博物館(現在は軍事史博物館の別館扱い)があります。という訳で、この当たりは見どころも多数。

Judenburgでアウトバーンはおしまい。一般道の317号線に入ります。実は、317号線は一部区間で道路の高規格化(アウトバーン化)を進めている関係で、一部、迂回するケースがあります。

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August 17, 2019

夏のハイキングはいかがですか?

201908160010ウィーンは、6月から7月は記録的な暑さでしたが、8月に入って、「いつもの夏」に戻った感があります。また、15日を過ぎると、一気に秋の気配が感じられます。最高気温もグッと下がって25度を下回る日も‥左はORFの天気予報画面ですが、最高気温の予測です。日本だと、最低気温が、まだ、これより上ですよね。

201908150001さて、ウィーン子は散歩やハイキングが好きですが、ウィーン市でも「夏のハイキング」を奨励しています。

ご存じの方も多いと思いますが、森林浴は健康にもプラスになると言われています。森林でのハイキング派、心拍数、血糖値、血圧を低下させ、ストレスも軽減すると言われています。

ご存じの方も多いと思いますが、ウィーン郊外には11のハイキングコースが設定されており、標識もしっかりと整備されています。

201908150003Feriも、これらのコースの一部を回ったことがありますが、手頃な運動としては最適です。コースには歴史的な建物やレクレーションエリア、ホイリゲやバイスルなども点在し、適度に休憩をとりながら、ハイキングを楽しむことができます。

201908150005そして、これらのコースは、いずれも市内中心部から公共交通機関でアクセスできるようになっている点も特長。

.公共交通機関の駅や停留所には、写真のようなルート案内図が用意されており、これを見ると、コース上の見どころや施設、距離などがわかるようになっています。

最近では、地図に印刷されている2次元バーコードをスマートフォンでスキャンすると、スマートフォンに情報が表示されるようになりました。

「ウィーンの森」に向かうバスも、休日になると散歩やハイキングを楽しむ人で、賑わいます。

201908150004これらのコースは、秋から冬にかけても楽しめるので、季節の変化を感じながらの散歩やハイキングも、楽しいものです。

また、冬の寒い日でも、防寒装備をして、コースを回るウィーン子も沢山います。皆さん、散歩やハイキングが本当にお好きです。これらも自然が豊かなウィーンならではの「楽しみ」と言えるかも知れません。

特に夏にお勧めなのは、「ウィーンの森」とは反対側にあるドナウ川周辺のコースです。

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August 06, 2019

分別収集とは「無縁の国」と思いきや‥

201908060004今日は「ゴミ収集の話題」ですが、「番外編」です。

ヨーロッパでもオーストリアはゴミ収集の際、分別が非常に徹底している国の1つです。その理由は、先日もコンポストの例でご紹介したように、資源リサイクルを行うためです。

逆にゴミの分別に関心が低いのが、アメリカであると言われています。Feriの友人もアメリカに何回か出かけて、一番、感じたのは“普通のゴミも缶なども一緒に捨てるようになっていることだった”と言っていました。これは空港などの公共施設でも、同様です。

まぁ、分別とリサイクルが、必ずしも環境負荷の軽減につながるかどうかは、専門家によって意見が分かれているようです。ある意味、利権もかかわるので「大人の事情」が作用している可能性はありますね。

201908060001さて、5月に北米を訪問した際、ワイオミング州の地方都市Rawlinsで、写真のような大型ゴミ箱を見かけました。

リサイクルのピクトグラムが表示されており、プラスチック製品と紙製品の回収を行っているようです。

向かって左側には「PLASTIC#1-#2 BOTTLES ONLY」と書かれています。そして、ボトルのイラストと同時に、カテゴリー#1と#2の内容が明確に表示されていました。

201908060002ちなみに#1は「PET BOTTLES」、#2は「HDPE BOTTLES/RINSED PLASTIC ONLY」となっています。リサイクルを容易にするため、回収する資源ゴミを厳密に区分していることがわかります。

一方、右側は「MIXED PAPER ONLY」と書かれており、新聞や雑誌のリサイクルを行っています。表示板の一番下にはCLEAN PAPER ONLY」と書かれており、汚れた紙は入れないように注意を促しています。

ウィーンの場合も、ペットボトルなどの回収を行っていますが、基本的には同じようなシステムです。ちなみにウィーンの場合、ゴミ箱のフタが種別によって色分けされており、プラスチック製品は黄色、紙は赤です。

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August 01, 2019

不思議な四阿

201908010011今日から8月に入りました。私的なことですが、Feriの誕生月でもあります。今年の誕生日は、どこで迎えることになるのでしょうね。

Wiener Rathausplatzで好評開催中の「第29回フィルムフェスティバル(29. Film Festival)」も、いよいよ後半戦に入りました。この前半の入場者数は約400000人だったとウィーン市から発表されました。今年は好天に恵まれたこともあり、来場者が多かったようです。

「夏の気軽な催し」として定着しているフィルムフェスティバル。最近はオペラなどのクラシック音楽だけでなく、ポップミュージックの作品も上映されるようになり、人気が高まっているのかもしれません。

世界各国の料理を楽しみながら、「黄昏時を楽しむ」訳ですが、どうも人出が多いところが苦手になりつつあるFeriは、最近は敬遠気味です。

201908010012ただ、観光でお越しの皆さまにとって、夕涼みを兼ねて訪れるのも一考かと思います。

さて、今日は夏の散歩でお世話になることが多い、「公園の四阿」についてのお話です。

日本では、公共の公園で四阿風の建物を見かけることは少なくなったような気がしますが、ウィーンでは、まだまだ四阿が残っている公園もあります。

オペレッタファンのFeriとしては、四阿と言えば、「メリーウィドウ」の第2幕、ValencienneとCamilleの「不倫の舞台」がすぐに思い浮かびます。まぁ、プラベートな庭にある四阿ならいざ知らず、公共の公園にある四阿で「ことに及ぶ」ことは難しく、お待ち合わせが精一杯ですが‥

公共の公園で見かける四阿風の施設ですが、外壁がないタイプが多いような気がします。これはセキュリティ上の問題を考慮しているのかもしれません。

先日、16区を散歩している時、いつもとは違うルートを歩いてみました。新しいルートを歩くと、大げさですが、色々な発見があるものです。今日、ご紹介する四阿風の建物も、その一つ。

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July 31, 2019

ウィーン国際空港駅にて 空港-市内の移動雑感

201907310012今夏は、ANAの羽田-ウィーン線が就航したこともあり、夏休みにウィーンを訪れる方も多いと思います。7月最後の話題は「ウィーン国際空港と市内間の移動」にまつわる話題です。

先日、比較的ゆとりを持ってチェックインができるCAT-Terminal Wien MitteでのCity Check-Inの利用をお勧めするコメントを頂きました。この話題に関して、ちょっと思い出したことがあったので、それも含めて記事にまとめてみました。

なお、CAT(City Airport Train)は2018年12月に運行開始15年を迎えましたが、その時、CATの変遷と現状を当ブログでもご紹介しました。ご興味のある方は、こちらをご覧ください。

201907310009ウィーン国際空港(Flughafen Wien)から市内(または、その逆)の移動ですが、Feriは、今でこそÖBB(S BahnまたはRailJet)利用が中心になりましたが、以前は定宿の近くにバス停があったため、Vienna Airport Lines(PostBus)を利用していました。

停留所から乗ってしまえば目的地から一直線。所要時間も20分ほどで、乗り換えの手間もありませんから便利です。

現在の運賃は片道8Euroだったと思います。今でもVienna Airport Linesを愛用している方も多いと思います。

201907310010以前、ウィーンに親を連れて行った時は、到着が深夜になった関係で、負担を軽減するためタクシーを使ったこともありました。

当時も定額制タクシーもあったようですが、RedCabが本格的にサービスをはじめるまでは、一般のタクシーを使っていました。

正直、タクシーは割高ですが、二人になると実質的には料金は半額ですし、何よりホテルの玄関前まで運んでくれますから、荷物移動の手間もかかりません。

201907310011ヨーロッパ内乗り継ぎで、疲れている時などは、正直、タクシーを使いたくなったものです。

リーズナブルなお値段のRedCabがサービスを開始してからは、日本からウィーンに戻った時だけは、RedCabを使ったこともよくあります。

201907310004RedCabの面白いところは、利用するまで車種が不明な点。実際、人数が少ないためセダンタイプでオーダーを出しておいても、相手の都合でミニバンが来ることも‥もちろん、相手の都合なので、お値段は一緒です。

ただ、その後、運賃が上がってしまい、お得感が薄れてしまったのが、残念です。

201907310007さて、2003年にCity Airport Train(CAT)が開業。鉄道ファンのFeriも、何回かCATを利用しました。当時からウィーン国際空港にはS Bahn(S7)も乗り入れていましたが、利便性が悪く、地元の方以外が鉄道を利用する場合、CAT一択でした。

ただ、都心側のターミナルがWien Mitteなので、徒歩で行けるエリアにホテルを確保している場合は別ですが、どうしても乗り換えが伴います。

201907310001今ではMitteのターミナル改築に合わせて、CATのチェックインカウンターも良い場所に移動しましたが、開設当初は、ちょっと不便な場所でしたね。

最近は空港内の制限エリア内にチケット販売機を設置するなど、猛攻勢をかけているのは、皆さまもご存じのとおり。それは、ÖBBの列車が充実したためです。

Feriが17区のアパートに住んでいた頃は、S45とS7を乗り継ぐパターンが多くなりました。その後、5区に引っ越してからは、路線バス13Aの停留所が近くにあった関係で、Hauptbahnhof経由になりました。

Flughafen Wien-Hauptbahnhof間は、利用当初はドイツ直通のICEでした。ただ、長距離列車の乗り入れ当初は、運転間隔が非常に長く、利用しづらく、市内への移動には最適とは言えませんでした。

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July 23, 2019

番外編 ドイツ鉄道の旅客機?

201907230005今日は番外編として、私が移動中、「ドイツの空港で見かけた旅客機の話題」をお届けしましょう。

その前にヨーロッパの航空業界に関するニュースから‥先日、2017年5月に2度目の経営破綻したイタリアのフラッグキャリア・アリタリア航空の再建計画案が提出され、再建スポンサーが明らかになりました。

主体となるのはフェッロヴィーエ・デッロ・スタート(イタリア鉄道、FS)。これに加えて空港や高速道路の運営を行うインフラ運営会社アトランティア、スカイチームのデルタ航空、イタリア財務省の4者だそうです。

現地の報道によると、出資比率はフェッロヴィーエ・デッロ・スタートとアトランティアが35%ずつ、デルタ航空とイタリア財務省が15%ずつ。

フェッロヴィーエ・デッロ・スタートは民営化されていますが、ÖBBと同じく全株式を政府が保有している特殊会社。株主構成上は、イタリア政府が主導権を握る形となるようです。

201907230001ただ、鉄道会社が航空会社の経営に関与することで、イタリア国内の長距離輸送で大きなシェアを握ることになります。その結果、独占禁止法に抵触する可能性があり、まだまだ一悶着ありそうです。

さて、以前、日本からオーストリアへ戻る途中、フランクフルト・アム・マイン空港で写真のようなB737-800型機を見かけました。

尾翼にはドイツ鉄道のロゴ「DB」が描かれています。そして、機体後部には「Im Zug Zum Flug」の文字が‥さらに通常、航空会社名が入る部分にはDB BAHNという文字も入っています。

機体の塗装パターンが、オーストリアの国旗を連想させるのがご愛敬。ちなみに登録番号(レジストレーション)はD-ATUCでした。

201907230003後日、登録番号を手がかりに、「謎の機体」の素性を調べたところ、ドイツの大手旅行代理店TUI(Touristik Union International)グループ傘下のTUI航空(TUI Airlines)の機材であることがわかりました。

TUIはドイツ国内のみならず、ヨーロッパ各地にランドオペレーター、ホテル、航空、クルーズ、小売店などの子会社を多数持つ、世界有数の旅行・観光関係企業グループ。

LCCであるTUI航空もその一つですが、単一の航空会社ではなく、ヨーロッパや北アフリカに本拠地を置く複数の航空会社の共同ブランド名です。

ドイツに籍を置く同機は、TUIフライ・ドイッチュラント(TUI fly Deutschland)に所属しています。同社の拠点はハノーファー空港で、定期便とチャーター便の運航をしていまる。同社のフライトナンバーですが、X3から始まります。

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July 08, 2019

増えてきた観光電気自動車

201907080001今日は「観光客の皆さま用の乗り物にまつわる話題 続編」です。 ウィーン旧市街観光の乗り物と言えば、代表的なものは二頭立て馬車Fiaker(フィアカー)ですよね。色々と問題を抱えながらも、やはり伝統的な乗り物だけに、現在も主力として活躍しています。

そこへ、新たに参入したのがクラシックスタイルの電気自動車です。Fiakerと同じくドライバー(Fiakerの場合は、御者ですが‥)が観光案内をしながら、旧市街を回遊するものです。以前、この ブログでもサービス開始をご案内したことがあります。

201907080003正直、オールドライマーとは言え、古い自動車ではなく、「古い自動車を模した新型の電気自動車」なので、お客さまの反応が気になるところ‥

201907080002ただ、運営業者は「環境の優しい乗り物」を前面に打ち出して、集客活動に勤しんでいるようです。それに生き物を使う訳ではないので、動物愛護の観点からもお勧めできるかもしれません。

先日、久しぶりに休日に旧市街に出かけたところ、件の観光電気自動車が多数、運行されていました。しかも、お客さまが結構、乗っているのです。

つまり、営業が、それなりに軌道に乗ってきたということでしょう。 現在、E-Cars GmbH という会社が運営しており、サービス名は「Royal E-Car Sightseeing Tours」。

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May 25, 2019

番外編 Feriの北米遠征記(その5)-アメリカ遠征雑感―

201905240015昨日で一旦、おしまいにしようと考えていましたが、オーストリアと比較すると、色々と興味深い体験が多かったため、最終回は「まとめ」を兼ねて、色々な話題をお届けすることにしました。

入国は大変、出国は?
実は、今回、最も驚いたのはイミグレーションです。もちろん写真は撮影できませんでしたが、国際線の航空機を降機すると、まず大量に設置された機械を使って入国書類を作成します。ここでは顔写真の撮影に加えて、指紋の登録、入国目的なども端末からインプットします。

Feriはダラス・フォートワース空港で米国に入国しましたが、大きな空港なので、その設備も巨大。設置されている機械の数に圧倒されました。

201905240023この機械で顔写真も入った書類をプリントしてから、係員のいるブースへ向かいます。

書類に不備がなければ、係員の審査は非常に簡単です。なお、イミグレーションの係員はスマートフォン持っており、入国者が英語を十分理解できない場合、スマートフォンの自動翻訳アプリで対応していました。

ダラス・フォートワース空港では、ここでも追加で指紋の登録が行われました。ただ、Feriの場合、なかなか指紋が認証されず、時間を要しましたが‥

201905240010やはり、海外からのテロリスト入国には非常に神経を使っていることがよくわかります。

そして、アメリカから出国する時に、これまたビックリ。

ヨーロッパでは、空港によって、先にセキュリティチェックを行うケース(例:ウィーン・シュヴェヒャート空港)と、先にイミグレーションを行うケース(例:フランクフルト・アム・マイン空港)がありますが、アメリカでは先に厳重なセキュリティチェックを受けました。

久しぶりに靴を脱ぐように指示されました。空港によってセキュリティの設備は異なるようですが、Feriはボディスキャナーでチェックを受けました。

201905240021この段階でパスポートと搭乗券を係員に提示しています。その後、制限エリアに入り、出発予定ゲートへ向かったのですが、何と途中にイミグレーションがありません。

つまり、国際線も国内線と同じフロアなのです。結局、そのまま米国を出発する航空機に搭乗することに‥

ヨーロッパの場合、「テロリストの輸出」にも神経質になっているような気がしますが、アメリカの場合、「自分の国が最優先」なのかもしれません。

そのため、Feriのパスポートには、今回、アメリカ出国のスタンプはありません。

降機マナー雑感
201905240020Feriも日本国内や海外で航空機を頻繁に利用しますが、気になるのは降機マナー。機内でもアナウンスがあるように、本来はボーディングブリッジなどが接続されている出口に近いお客さまから順番に降機するのが基本です。

しかし、日本の場合、搭乗機が停止し、ベルト着用のサインが消えると一斉にお客さまが立ち上がり、通路を塞いでしまう光景が日常茶飯事。

ヨーロッパでは国によって若干異なりますが、それでも早めに立ち上がる人が多いような気がします(これはFeriの経験だけなので、断定はできませんが‥)。

今回、アメリカ国内の移動は席が中央部より後ろ側でした。そのため、前方の様子がよく観察できました。

201905240022すると、基本的に後ろのお客さまは、自分の席よりも前のお客さまが移動を開始するまで、自席で待機しているではありませんか。

また、機内に入れている手荷物を降ろすため、若干移動するお客さまもいますが、そのお客さまが、荷物を下ろして、移動を開始するまで待機。

降機に係員のアシストが必要なお客さま以外は、前から順番に降機していました。早く下りようと立ち上がりそうになったFeriは、正直、恥ずかしかったですね。

単通路の機材なので、結果として、この方が全員の降機はスムーズに運び、時間も短いようです。

これはアメリカ人にとって当たり前のことなのかどうかは、少ない搭乗経験では判断できませんが、貴重な体験でした。

LiqueurShop 201905240019ご存じの方も多いようにアメリカは州によって法令が異なるため、色々と戸惑うこともあります。その一つはお酒の販売。

ワイオミング州では、一般のスーパーマーケットでは、ビールなども含めて、お酒を取り扱っていない店が多く、LiqueurShopへ行くように案内されました。

ちなみにタバコについては、一般のスーパーマーケットでも販売していました。

201905240017興味深いのはガソリンスタンドに併設されている店舗またはコンビニエンスストア。こちらでは、ビールなどのアルコール飲料を普通に販売しています。

左の写真はDenverのガソリンスタンド併設のコンビニエンスストアですが、氷を詰めた平台でビールを販売中でした。もちろん、通常リーチインの冷蔵庫でも販売しています。

ただ、ハードリカーはおいていないところもありましたね。もちろん、飲酒運転は厳しく取り締まっており、運転中でなくても、車内で飲酒をしているだけでも取り締まりの対象となるという話を耳にしました。

201905240018ガソリンスタンドでのアルコール類販売は、オーストリアでも行われているので、この点は共通と言えるかも知れません。

逆にLiqueurShopは専門店だけあって、地方の街でも、その品揃えは見事です。ヨーロッパで見かけるシュナップスなども大量においてある店もありました。写真のように日本のビールも販売していました。

大都市圏のLiqueurShopならば海外の酒類を取り扱っていても不思議ではありませんが、人口が少ない地方の街だけに、ちょっと驚きました。どの程度、需要があるのか、興味があるところです。

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May 24, 2019

番外編 Feriの北米遠征記(その4)-お食事も色々―

201905230020「Feriの北米遠征記(その1)」をご覧頂いたオーストリアの先輩から、興味深いメールをもらいました。
先輩の奥さまはオーストリア人なのですが、オーストリアでも「ララミー牧場」が放映されており、当時、大変、人気が高かったそうです。

奥さまも幼少の頃、ご覧になっていたようで、流れ者のガンマンで、甘いマスクで日本でも人気が高かった俳優ロバート・フラー(Robert Fuller)の名前が出てきたとか‥

オーストリアでは、アメリカのテレビドラマがドイツ語吹き替えで、数多く放映されていますが、その昔、同じ番組をオーストリア、日本で見ていたというのも、何かのご縁を感じます。ちなみにドイツ語のタイトルは「Am Fuß der blauen Berge」というようです。

201905230013それにしても、子供の頃に何となく見ていた西部劇ドラマの舞台であるワイオミング州に行くことになるとは‥今でも信じられません。

さて、このブログの読者の皆さまは、必ずしも特定のジャンルに集まっている訳ではないので、幅広い話題の方がお楽しみ頂けると思っています。

そこで、今日は食事についてご紹介しましょう。平素、ウィーンではアパート生活が基本なので、外食は例外。しかし、今回は移動の多い旅で、かつホテル滞在、友人とのグループなので、食事は基本的に外食です。

アメリカには、色々な国の食事を提供するレストランがありますが、日本のようにチェーン店が多いのも特徴です(というか、日本がアメリカの真似をした‥というのが正しい表現でしょうが‥)。

201905230019まず、各店で共通しているのは、ドリンクをオーダーしなくても、速攻で「氷の入った水」が提供されることです。これは「アメリカの食文化」ですね。

.最初にご紹介するのは、Denverでの夕食です。この時はアトランタに本社があるチェーンレストランであるHOOTERSを利用しました。

店の造りは、いわゆるスポーツバー。店内には大型モニターが複数設置されており、ボクシング、バスケットボールなどの試合を流していました。なお、普通のテレビ放送なので、他のレストランのコマーシャルが流れるという不思議な光景も‥あまり気にしないようです。

201905230014HOOTERSはカジュアルレストランなので、軽食に近い料理を中心としたお店ですが、有名なのは店で働くHooters Girl。タンクトップとオレンジ色のホットパンツという男性が喜びそうなコスチュームに身にまとってサービスに当たっています。

HOOTERSは海外展開もしており、何とオーストリアにも出店しています。不思議なのはウィーンではなく、Liebenau、Graz Nord、Oberwart、St. Lorenzenに展開していることです。

ここでは定番のWINGS(手羽先ですね)などを食べましたが、Feriは初めて食べたのがFRAIDE PICKLES(揚げピクルス)。ビールのつまみにはピッタリですが、正直、沢山食べると飽きます。

基本的に味付けは「大味」といったところでしょうか。まぁ、ワイワイ盛り上がりながら食べる分には、問題ありませんが‥

201905230011次にご紹介するのはRock Springsでの夕食です。普通はホテル内ではなく、表のレストランを利用するのですが、当日は、途中のロケハンに手間取り、ホテルの到着が21時を過ぎてしまいました。

そこで、ホテル内にあるメキシコ料理の店を利用することに‥Feriは、メキシコ料理は門外漢。そこで、ツアーコーディネーター役の北米滞在歴25年を誇る友人に一任しました。

ちなみに、彼はアメリカ駐在中、メキシコに自社工場ができた関係で、メキシコにも良く行っていたそうです。

メインの料理が出てくるまで、日本の居酒屋の「お通し」よろしく、トルティーヤ・チップスとディップが出てきました。ビールはコロラド州のCoorsをオーダーしましたが、瓶で出てきて、そのまま飲むというスタイル。少なくともヨーロッパでは考えられません。

201905230012その後、トルティーヤと具材がやって来ました。トルティーヤに色々な具材を挟んで食べる訳です。本来、二つに折ったものはタコス、具を巻いたものはブリートというそうですが、自分たちで作っているので、何とも珍妙なお食事に。

ちなみにFeriは、本場で食べたのは初めてでした。余談になりますが、このホテルにはメキシコからやって来た出稼ぎ労働者が多数宿泊しており、翌朝、朝食時にはメキシコ人で一杯でした。

最後にご紹介するのは、再びDenverへ戻って打ち上げを行ったレストランBUCKHORH EXCHANGEでの夕食。

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May 23, 2019

番外編 Feriの北米遠征記(その3)-ファン気質様々―

201905220017「Feriの北米遠征記-その2-」は、沿線や駅で撮影するファンや見学者に対する安全対策にまつわる話題をお届けしました。今日は「ファン気質」についての考察です。 その前に、今回の特別列車の概要を簡単にご紹介しましょう。

機関車はBigBoy(4014号機)とLiving Legendの愛称を持つ 844号機の2両。更に蒸気機関車の後ろには予備としてディーゼル機関車(ET44AH形、2650号機)が1両加わっています。

通常、行きと帰りでは先頭に立つ機関車を変えることが多いのですが、今回の主役は見事な復活を果たしたBigBoy。そのため、往復ともBigBoyが先頭に立ちました。

844号機は旅客用機関車なので均整のとれた見事なスタイルで、高い人気を誇っています。

欲を言えば、こちらも特別列車の先頭に立っている姿を見たかったというファンも多かったかも知れません。

201905220018当初の計画では、行きに関しては、844号機とBigBoyが別々にOgdenへ行くことになっていました。

しかし、出発直前になって往復とも重連運転に変更。仮に計画通りに運行されていれば844号機と1014号機が、それぞれ単独で列車の先頭に立つ姿が見られたことになります。

客車については、帰りは12両編成となり、かつてアメリカで人気を集めたドームカーも3両加わっていました。そして、最後部にはオブザベーションカー(展望車)も連結されており、古き良きユニオンパシフィック鉄道の旅客列車が再現されていました。

この2台の蒸気機関車は現役時代、石炭焚きでしたが、動態復帰に当たっては、保守性や運行時の利便性を考慮して、重油専燃方式に改造されています。

そのため、いわゆる「石炭が燃える匂い」はしません。なお、ヨーロッパでも蒸気機関車が末期の時代には、重油専燃方式に改造された機関車が存在します。

201905220014この他、今回は運転区間が長く、かつ途中での給水が容易ではないため、水を搭載したタンク車が機関車の次位に各1両連結されました。

Feriは見ていませんが、帰路Ogden-Evanston間で、旅客を乗せて運転したそうです。ただ、非常に高額なツアーで、単純に「列車に乗る」というより、「寄付の見返りとして特別列車の乗車ができる」という感じだったようです。

さて、その昔、日本でも沿線で撮影するために集まったファン同士が、現地で交流するということが、よくありました。

情報の絶対量が少なかった時代は、こういった交流を通じて自分が知らない新しい情報を入手することも‥ しかし、最近では、そういった光景は減っているような気がします。

201905220021今回、特別のイベントに参加して、結構、アメリカのファンから沿線や駅構内で声をかけられました。また、会話はしなくても、フレンドリーな挨拶は当たり前という感じでしたね。

このあたり、同じ目的を持った同志という雰囲気を感じましたが、これはヨーロッパの場合も同様です。

夏にオーストリアの狭軌鉄道を訪問すると、ファン同士で情報交換を行ったりすることが多いので、同じような雰囲気でした。ある意味「大人の趣味」としてのスタンスが確立しているのでしょう。

ただ、国民性なのか、アメリカ人の方がフレンドリーで、沿線ですれ違ってもハンドシグナルを返してくれる方が大多数。

201905220011宿泊したホテルで、同じ目的のファンと一緒になったこともあります。その際、“君たちもBigBoyを撮りに来たのか。良い1日を!”といった挨拶を受けたこともあります。

しばらくたって、ふと気づいたことは“我々が誇る世界最大の蒸気機関車を見に来てくれた君たちを歓迎する”というアメリカ人の自信と誇りのようなものがベースにあったようか気もします。

島国で育ち、了見の狭いFeriから見ると、ある意味、うらやましいスタンスでもあります。

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