January 24, 2020

ダブルデッカーのCityJetが誕生

202001241011月22日に行われた「Wiener Eistraum 2020」のオープニングセレモニーの公式写真が入手できましたので、ご紹介しましょう。

今年は市庁舎の中央尖塔が改修工事中のため、若干、雰囲気が異なりますが、この時期、ウィーンにお越しの際には、是非お立ち寄りください。

20200124002さて、今日は「ÖBB、CityJetの話題」をお届けしましょう。

このブログでもお伝えしているように、現在、ÖBBでは旅客のサービス向上に向けて、都市圏で使用している電車のCityJet化を進めています。

落成時からCityJetを名乗っているのは4746型・4747型とTalent3(4758型)。しかし、その後、Talent2の4023型、4024型、4124型などもCityJet仕様に改造され、ウィーンのS Bahnでも見かける機会が増えてきました。

20200124006そして、かねてから予告されていた近郊型(Regionalzug)ダブルデッカー(Nahverkehrs-Doppelstockwagen der ÖBB、26型・86型)にもCityJet仕様車が登場しました。

ÖBBのダブルデッカー(2階建て客車)ですが、ウィーンからバーデンなどへ行くとき、お世話になった方も多いと思います。

機関車牽引ですが、運転室のある制御車(86型)が連結されており、プッシュプル方式で運行されています。

1996年から製造が開始され、2009年まで増備が続けられ、現在、253両(72編成)が在籍しています。

20200124003今回、公開されたダブルデッカーですが、写真のように外観がCityJet仕様になっているだけでなく、客室内のアップグレードも行われています。主な改造は、以下のとおりです。

- Cityjet仕様の客室デザイン

-ビデオ監視システムの追加

20200124004-トイレの刷新(ベビーベッド設置、ユニバーサルデザイン化も含む)

-シートピッチの拡大

-各座席にフットレストと折りたたみテーブル設置

-多目的エリア(自転車、荷物、ベビーカー用スペース)の新設(階下)

-サイレントゾーン(Ruhezone)の新設

20200124005-無料Wi-Fiの設置(ÖBB Railnet)

-LED照明の採用

-運転情報を表示する大型ディスプレイの設置

-USB電源ソケットの設置

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January 05, 2020

ÖBBの夜行列車拡大計画

20200104008日本では報道されていないかもしれませんが、オーストリアでは中道右派「国民党」(ÖVP)と左派「緑の党」(GRÜNE)の連立交渉が合意に至りました。

今後、1月7日にも大統領府でバン・デア・ベレン大統領のもとで宣誓式を行い、初の「国民党・緑の党」連立政権がスタートする予定です。

ところで「国民党」と「緑の党」では、難民政策などで大きな開きがあり、マスコミの中には「政治的実験」という見方をしているところもあります。正に「オペレッタ国家」の面目躍如‥と言ったところでしょうか。

今回、連立交渉の中で、環境保護政党である「緑の党」の主張に配慮して、近中距離航空便を利用する場合、一律12Euroの環境税が加えられることが決まったようです。

さて、今日はCO2排出削減で注目されている「長距離夜行列車の話題」です。

20200104007このブログでもお伝えしたように3年前、2016年にÖBBはドイツ鉄道(DB)の夜行列車事業を引き継ぎました。2019年も「NightJet」の利用者が増加するなど、ÖBBの思惑通り、事業は順調に推移しています。

具体的にはウィーン-フェルトキルヒルートでは、20%利用者が増加しました。また、ウィーン-チューリッヒ間、ミュンヘン-ミラノ間では、前年より利用者19%増え、平均して、すべての目的地で乗客が11%増加しました。

これを受けて、ÖBBでは、現在、新しい目的地への運行を目指して各国の鉄道会社と交渉を行っています。

20200104003まず、2020年1月19日から、ウィーン-ブリュッセル間に「NightJet」が週2便、運行されます。そして、2020年12月のダイヤ改正では、ウィ-ン-アムステルダム間の「NightJet」運行が計画中です。ÖBB幹部によると、2026年までにパリ、バルセロナ、北欧への「NightJet」運行を計画しているとのことです。

現在、ÖBBは「Nightjet」ブランドで夜間列車18本を運行しています。さらに、パートナーによりブダペスト-チューリッヒ間など8本が運行されています。

20200104005現在は、従来の寝台車を使用していますが、2022/23シーズンには近代化された新しいタイプの寝台車(カプセルタイプ)投入され、更に魅力がアップします。

「NightJet」の特徴は、オール寝台ではなく、「価格に敏感な旅行者」をターゲットに座席車も連結されている点です。

その昔、日本の国鉄でも初代ブルートレイン20系が就役した頃、座席車を連結していましたが、それと同じ発想だと思います。

20200104002ÖBB幹部によると、各国との交渉で問題になっているのは路線使用料です。特に国によっては、高速列車用の料金カテゴリーを提示してくるところもあり、ÖBBとしては夜行列車なので、別のカテゴリーを設定するように要求しているようです。

また、国際航空便には付加価値税は課税されませんが、鉄道運賃には付加価値税が課税されます。この点についてもÖBB幹部は、競争力確保の観点から見直しを図るように要求しています。

さらに、工事などにより夜間、路線が閉鎖されると迂回せざるを得なくなり、ダイヤ維持が困難です。従って、夜行列車運行路線の夜間保守をどうするかも、問題になっています。

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January 03, 2020

除雪電車の試運転

20200102101華やかに盛り上がったウィーンのシルベスターですが、残念なことに酔っ払いが暴走して、器物破損をしたことが報道されています。公衆電話の破壊や公共ゴミ箱への放火などがあったようです。

警察も捜査に乗り出したようですが、こういった暴走行為が蔓延すると、せっかくのイベントが台無しになってしまいます。本当に残念なことです。

ところで、日本の太平洋側では、概ね穏やかな新年を迎えたようですが、皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。

2019年12月の当ブログのアクセス数ですが、ページビューは14000ほどでした。個人的に興味深かったのは、閲覧されているデバイスが、パソコンとスマートフォンが、ほぼ同数になったことです。

20200102003また、アクセス数の多かった記事は「暖かいウィーンの冬」、「冬眠中のオーストリア航空日本線再開」、「クリスマスマーケット雑感」などでした。皆さま、ご愛読、御礼申し上げます。

今日は「路面電車の話題」をお届けしましょう。

日本でも降雪地帯を走る路面電車には除雪車を準備しているところが多いですが、複数の路線を持つウィーンにも除雪電車が存在します。

20200102001先日、Ottakringを歩いていると黄色い除雪電車がやって来ました。もちろん、雪は降っていません。恐らく試運転だったのではないかと思います。

複数の路線が集まるOttakringには短絡線や折り返し用のループ線があり、この除雪電車はループ線に入ったようです。この手の電車は突然やって来るケースが多いので、ゆっくり見たことがありません。

好き者のFeriは、停車しているであろうループ線に向かったのは言うまでもありません。

除雪車には、除雪方法で色々な種類があります。北海道・札幌市の路面電車には「ササラ電車」の愛称で親しまれているブルーム式除雪車が活躍していますが、Wiener Linienのものは、ポピュラーなラッセル式。

20200102004 ラッセル式も複数の方式がありますが、Wiener Linienの除雪電車は、左右に雪を逃すのではなく、片側に雪を払いのけるスタイルです。

この車両ですが、Type LHという形式で、2軸の電車。43両(6421~6463)が、1981年から1988年にかけて製造されましたが、主要な部品は1960年代に製造された旅客用電車Type L4から転用されています。右の写真は、現在、博物館に保存されているType L4です。

20200102005Type LHは全長73000mmというウィーンの路面電車としてはコンパクトな車体です。

除雪専用車ではなく、汎用事業用電車で、降雪期間外は、工場から交換部品を車庫に運ぶ仕事などもしています。また、保線用資材を運搬するケースもあるようで、時々、市内で走っているところを見かけます。

冬期になると、片側に除雪装置を備えて、降雪に備える‥という訳です。スノープローは油圧で駆動できるようになっています。

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December 30, 2019

ウィーンのS-Bahnで終夜運転がスタート

20191229001今日は「ウィーンのS-Bahnの話題」をお届けしましょう。

日本では、JR、民鉄とも大晦日は一部の路線で初詣のお客さまの利便性を向上させるため、終夜運転が行われていますね。Feriも、昔は大晦日に終夜運転の列車に乗っていました。

しかし、日本では、通常、JR、民鉄共に終夜運転は行われていませんね。一部には週末は終夜運転を期待する向きもあるようですが、日本では夜間に線路のメンテナンスなどを行うことが多いため、難しいのかもしれません。

20191229002さて、12月15日のダイヤ改正から、ウィーンのS-Bahnで週末の終夜運転が始まりました。ウィーンでは、ご存じのように地下鉄が週末に終夜運転を行っていますので、それに続く施策です。

従来、S-Bahnは1時から4時まで列車が運転されていませんでしたが、ダイヤ改正を機に毎週、金曜日から土曜日、土曜日から日曜日、祝日の深夜、30分間隔で運転されるようになりました。

20191229004終夜運転の区間は、Wien Floridsdorf-Wien Meidling-Mödling間です。S2(Mistelbach-Mödling間)の変則運転という形になりますね。

Wiener Neustadt方面に関しても週末の終夜運転が開始されましたが、運転間隔は1時間間隔となっています。

この沿線は、最近、人口が急増しているので、自動車から鉄道へのシフトを狙った施策のようです。

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December 28, 2019

Pilgramgasse駅は2020年1月末に再開予定です

20191227006クリスマスも終わり、慌ただしくなってきましたが、今日はU4の「Pilgramgasse駅の工事進捗」をお伝えしましょう。

地下鉄U4のリニューアル工事に合わせて、U2駅建設の準備工事も同時に行われているPilgramgasse駅ですが、このほどWiener Linienから工事進捗状況が発表されました。

このブログでもお伝えしているようにU4のPilgramgasse駅は、本格的な工事が開始される2019年2月3日から閉鎖されており、全列車が通過しています。

20191227004この間、6月30日からKarlsplatz-Längenfeldgasse間で列車を運休しての大規模工事が行われましたが、Pilgramgasse駅の工事は継続中です。

先日、Feriは所要の帰りに工事中のPilgramgasse駅に立ち寄りましたが、巨大な垂直クレーンは、既に撤去されており、U4の駅部分に関しては、工事は終盤を迎えていることがわかりました。もちろん、関係者ではないので、構内に入ることはできませんので、構内の写真はWiener Linien提供の公式写真でご紹介します。

12月現在、まだ工事の関係で、Pilgramgasse駅を挟む区間は単線運転(全列車がHütteldorf方面の線路を使用)を行っています。そのため、ダイヤが乱れることが多く、単線区間通過のための時間調整を行っているケースがあります。

20191227002工事の関係でウィーン川には人工地盤が作られていますが、これはU2の駅建設が完了するまで、撤去されることはないようです。

工事前、Pilgramgasse駅にはKarlsplatz側にオットー・ワグナーがデザインした駅舎が、反対側には近代的な駅舎がありました。

今回の営業再開にあたっては、オットー・ワグナーがデザインした駅舎側だけが使用されます。これは、反対側に関してはU2の駅と統合するため、工事に時間を要するためです。

ただ、今までリフトは近代的な駅舎側に設置されており、オットー・ワグナーがデザインした駅舎側はバリアフリーにはなっていませんでした。

20191227001そこで、暫定開業に際して、Hütteldorf方面のプラットホームとRamperstorffergasseを結ぶ屋根付のスロープ(勾配100‰)が仮設されることになりました。

ただ、Heiligenstadt方面のプラットホームは、従来どおり、階段だけのアクセスになるようです。

Wiener Linienでは、階段の利用が困難な乗客がPilgramgasse駅からHeiligenstadt方面へ行く場合、バリアフリー対応の路線バスなどを使ってKarlsplatzからU4を利用することを推奨しています。

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December 18, 2019

ダイヤ改正余話

201912160013音楽の話題が続いたので、お口直しに「鉄道のダイヤ改正の話題」をお届けしましょう。これも「お口直し」にはならない話題かも知れませんが‥

Adventの3週目。日曜日、所用があったので旧市街に行きましたが、まぁ、ものすごい人出で、辟易しました。特にChristkindlmarkt auf dem Rathausplatzは凄まじい混雑で、Ringの車道を横断する歩行者が多く、自動車の通行に支障が出るほどでした。

当然、路面電車も人との接触に神経を使っており、ベルをガンガン鳴らしていました。そろそろ自動車の通行禁止などの施策を打たないと危険かもしれません。

201912160012今年は2019年12月15日にÖBBなどのダイヤ改正(2019/20ダイヤ)が行われました。

ÖBBに関しては、大きな変化はありませんでしたが、利用者にとって色々な意味で影響があったのはWestBahnの運行本数半減だろうと思います。

このブログでもお伝えしたように、維持費が高い現在の電車をドイツ鉄道に売却するため、車両不足に陥り、新しい電車が配備されるまで、従来のブルーライン(Hauptbahnhof方面)の運行が取りやめとなりました。

201912160011その結果、以前と同じSalzburg-WeinWestbahnhof間だけの運行になりました。Feriの先輩がオーバーエスターライヒ州にお住まいで、ウィーンに来るときにはWestBahnをご愛用でしたが、列車本数が半減してしまったため、途中駅での乗り換えの際、待ち時間が大幅に増えてしまったと嘆いていました。

同社もお客さま離れを警戒しており、曜日・時間帯限定の割引運賃を設定するなど、対策をとっています。

WestBahnは鉄道版LCCなので、従来はコスト削減のため、チケットは原則としてネット販売だけでしたが、最近ではタバコ屋さんでもチケットが買えるようになりました。

そして、HauptbahnhofとWestbahnhofには常設の案内所(WESTshop)を開設しています。今回はWestbhnhofの案内所をご紹介しますが、ÖBBのチケット売場の真向かいにあります。この他、駅構内で案内にあたる職員の数も増やしているような気がしました。

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December 12, 2019

Badner Bahnの中期計画

201912110001今日は「Badener Bahnの話題」をお届けしましょう。

11月25日から12月1日まで、工事のためTraiskirchen Lokalbahn-Tribuswinkel Josefsthal間(約2.5キロ)で、列車を全面的に運休して、線路の大規模補修工事を行っていたBadener Bahnですが、このほど、今後、15年間の中期計画が発表になりました。

ご存じのようにウィーンおよび周辺の公共交通機関の多くは、VOR(Verkehrsverbund Ost-Region)という組織に属しており、運営会社が違っても同一ゾーンであれば、同一運賃で利用できるようになっています。

201912110004VORはパートナーである各運営会社と連携しながら、輸送改善に努めています。先日、VORはBadener Bahnと2020年12月以降、15年間のパートナー契約を更新しましたが、合わせて輸送改善に関する中期計画が発表されました。

注目される施策は、このブログでもご紹介した車両の更新です。ご利用になった方はご存じかと思いますが、現在、Badener BahnにはWiener LinienのU6で使用されている車両と同タイプのType 400(Bombardier製)と、床が高い路面電車タイプのType 100という2種類の電車が使用されています。

Type 100(26編成)については、更新改造が行われていますが、床が高いためバリアフリーの観点から問題が多いこともあり、このブログでもお伝えしたように新型電車Type 500への更新が計画されています。

201912110003現在の計画では、落成するのは2023年12月で、実際に運用を開始するのは2024年の予定です。発注されているのは18編成ですが、更にオプション契約で16編成増備の可能性があります。

オプション契約が遂行された場合、Type 400も置き換えられることになるようです。当たり前ですが、同一車種に統一されると、保守も含めて運用効率が大幅に向上します。

一方、ダイヤ面では、輸送需要の増大に合わせて、運転間隔の短縮化が図られます。同線は、最近では通勤路線としての性格が強くなり、混雑が激しくなっているためです。

Wien Oper – Wiener Neudorf – Baden Josefsplatz間の運転間隔が、毎日、5時00分から24時30分まで15分間隔となります。さらにWien Oper-Wiener Neudorf間に関しては、混雑する時間帯の6時30分~9時00分、15時30分~18時30分までについては、7分30秒間隔で運転されます。

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December 06, 2019

一足お先にX-Wagenの座席を試そう

201912050001今日は「Wiener Linienの新型地下鉄車両X-Wagenの話題」をお届けしましょう。

現在、現車はウィーンのSIEMENSで製造が進められていますが、この車両への採用が決まった座席がVolkstheater駅構内の「Infocenter U2×U5」にあるX-Wagenのモックアップに設置されました。

このブログでもお伝えしましたが、2018年春、X-Wagenの座席は一般利用者の投票により決定されました。3種類の中から採用されたのは「Trigon」というモデルです。今回、X-Wagenのモックアップに設置されたのは「Trigon」です。

201912050003X-Wagenの座席配置ですが、日本と異なりクロスシートが基本ですが、スペースを確保するため、ウィーンの地下鉄車両では初めて線路方向に座席を取り付けた箇所(日本のロングシートに相当します)も誕生します。

更に車いす用スペースを確保するため、折りたたみ式座席も採用されています。また、初めて優先座席を色で区分けすることが決まりました。優先座席は青色になっています。

201912050002ちなみに、今まではステッカーで指示されているだけでした。こちらの場合、積極的に席を譲る習慣があるので、それでも問題は少なかったのですが、これも「時代の流れ」でしょうか。

X-Wagenは、環境負荷を軽減するための工夫がなされており、座席も含めて、使用されている素材の90%以上がリサイクル可能です。

X-Wagenの現車(量産試作車)は2020年後半に、落成する予定です。落成後は各種テストを経て、2022年からU1・U2・U3・U4の各路線で営業運転が開始されることになっています。

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November 29, 2019

11月30日から運行開始Ströck-Weihnachtsbim

20191128001今日は毎年恒例のクリスマストラム(Ströck-Weihnachtsbim)の運行についての話題をお届けしましょう。

今年で15周年を迎える「Ströck-Weihnachtsbim」ですが、2019年は11月30日から12月22日までの毎週末(土曜日と日曜日)、運転されることが発表されました。

20191128004Wiener Linienと大手ベッカライチェーンのStröckが協同で運行する「Ströck-Weihnachtsbim」はチケット料金が慈善団体に寄付されることで有名ですが、今年はÖsterreichische Gesellschaft für Chronisches Erschöpfungssyndrom(オーストリア慢性疲労症候群協会)に寄付されます。

運行ルートは例年同様、Karlsplatz (Oldtimer-Haltestelle beim Otto-Wagner-Pavillion),を出発し、リングに出て、Schwedenplatz、Schottentor、Rathausplatzを経由してKarlsplatzに戻ってきます(外回り)。

20191128002Karlsplatz発は、13時00分、13時50分、14時40分、15時50分、16時40分、17時30分で、所要時間は44分間です。車内ではStröckのスィーツが提供されます。最近ではクラップフェン(Krapfen)が多いようですね。

乗車料金は、大人1人6Euroで、大人が同伴する場合、12歳までのお子さまは無料です。

子供向けのアトラクションのようなイメージがありますが、乗車することで、立派な慈善事業に寄与できるところがオーストリアらしいアイデアです。

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November 16, 2019

拡張現実を活用した車両メンテナンスをテスト中

20191115002今日は「Wiener Linienの車両メンテナンスに対する新しい取り組み」をご紹介しましょう。

鉄道では安全運行のため、定期的な車両のメンテナンスが不可欠です。各種の検査により、事前に不具合を発見することで運転中の事故を防止することができるのは、万国共通です。

現在、Wiener Linienでは、車両メンテナンスを効率的に行うため、拡張現実(Augmented Reality、オーグメンテッド・リアリティ、AR)を活用したシステムのテストを行っています。

拡張現実とは、人が知覚する現実環境をコンピューターにより拡張する技術です。身近なところでは、ビデオゲームなどに導入されており、専用のゴーグルを付けてプレイすることで、よりリアルな体験ができます。

Feriは、ゲームはやりませんが、通常、ゲームで使用する拡張現実は、ゴーグルを付けることで、プレイヤーが「ゲームの世界」に入り込んでプレイができるようなスタイルが多いと思います。

20191115003今回、Wiener Linienが開発したシステムは、それとは異なり、最近の飛行機で導入されているヘッドアップディスプレイ(飛行情報などが、操縦室前面の窓に重ねて表示されるシステム)に近いもので、メンテナンスに必要な情報が、実際の視界に重なって表示されるものです。

車両のメンテナンスは、各種マニュアルや作業指示書に沿って行う必要があります。従来は、マニュアル類を横に置いて、作業員は、それを確認しながら作業を進めていました。

今回、Wiener Linienが開発したシステムでは、専用のゴーグルに作業手順をはじめとする必要情報がコンピューターから表示されるため、作業員は、ゴーグルに映し出される情報を見ながら作業を進めることができます。3Dモードでは、ネジの締め付けトルクなどが仮想的に表示されるようになっています。

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