June 09, 2021

ÖBBが進めているウィーン-ブラチスラバ間の複線化

2021060702今日は「ÖBBが進めているウィーン-ブラチスラバ間の複線・電化計画」の話題をお伝えしましょう。

現在、ÖBBではウィーン-ブラチスラバ間の所要時間を15分間、短縮するため、2016年9月からオーストリア国内(37km)の複線化と電化工事を進めています(Projekt „Twin City Rail“)。

現在、Siebenbrunn-Leopoldsdorf-Schönfeld-Lassee間の複線・電化工事が進められています。同時に利用者の利便性を向上させるため、各駅の近代化(バリアフリー化、P&R化を含む)も進められています。

今回、Schönfeld-Lassee-Siebenbrunn-Leopoldsdorf間の複線化工事では、高速線路敷設装置を使用し、わずか数日で5km以上の線路を敷設しましたその間、列車の運行も停止されませんでした。

2020年4月にRaasdorf 駅、2020年12月にGlinzendorf駅、Siebenbrunn-Leopoldsdorf駅、Breitensee駅の近代化が完了。

2021060701

2022年9月にはSchönfeld-Lassee駅の近代化工事が完了する予定です。沿線の陸橋やアンダーパスは、半分以上が完成しており、すでに通行可能になっています。

全体の工事は、三つのセクションに分けて行われています。最初のセクション、Wien Stadlau-Wien Aspern Nord間は2016年9月から2018年12月まで複線・電化工事が行われました。

工事完成後、Hauptbahnhof Wien-Wien Aspern間にS80が30分間隔で運転されるようになりました。

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June 07, 2021

世界環境デーと鉄道

20210606046月5日は「世界環境デー」(Weltumwelttag)でした。「環境保全に対する関心を高め啓発活動を図る日」として、国連で制定した「国際的な記念日」。

日付の由来ですが、1972年6月5日からスウェーデン・ストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念したもの。

ところで、皆さんは、この記念日が日本とセネガルの共同提案で制定されたことをご存じでしたか? Feriは知りませんでした。
と言う訳で、制定に尽力した日本に敬意を表して、環境省制作の2021年版公式ポスターをお目にかけましょう。

2021060605オーストリアに限らず、現在、ヨーロッパではCO2排出抑制のため、自動車や航空機から鉄道へのシフトを積極的に推進しています。

先日、このブログでもお伝えしたÖBBが進める長距離夜行列車NightJetの充実も、その一つ。また、Wiener Linienも積極的に環境保護の観点から、利用促進策を打ち出しています。

さて、今年、Wiener Lokalbahnen(WLB)が世界環境デーに合わせて特別デザインの電車(ラッピング電車)を投入しました。

同線は、当初は温泉保養地バーデンとウィーンを結ぶ、どちらかというとレジャー用の鉄道でした。その後、沿線の開発が進み、住宅が増えるにつれて、その性格を変えています。

2021060601ただ、現在でもウィーン-バーデン間を自家用車で通勤している人が多く、公共交通機関利用意識を高め、自動車から鉄道利用に転換してもらうことでCO2を削減しようというもの。

ちなみにウィーン市の発表によると、バーデン-ウィーン間の移動手段を自動車から鉄道に切り替えた場合、年間1620kgのCO2が削減されるそうです。さらに1年間で約600リットルの燃料削減につながります。

Covid-19感染拡大以降、公共交通機関の利用者が激減していることから、今年は、鉄道の利用促進に力が入っているような気がします。

特別塗装電車(ラッピング電車)は、自家用車ドライバーに公共交通機関利用を促す目的で投入したもの。ちなみに同鉄道は1906年から電気鉄道として運行されています。写真のオールドタイマーは1927年に製造されたものです。

2021060603鉄道の利用促進を促すためには、利便性の向上も不可欠です。2020年12月からは運転間隔を短縮して、利用しやすくしたのも、その一つ。

さらに現在、製造中の快適性を高めた新型車両の投入で、Badner Bahnの魅力を高めることに努めています(同社では、利用促進策を利用者へのインセンティブと表現しています)。

ちなみに最後の写真に写っている女性は、同社のマネージング・ディレクターMonika Unterholznerさん。

毎回、述べていますが、日本では「環境保護のために鉄道を積極的に利用しよう」という動きが、あまり見えないような気がします。

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June 01, 2021

太陽光発電の電力で列車を運行

2021052904今日から6月になりました。まもなく国立歌劇場の2021/22シーズンプログラムが発表されるので、楽しみにしている方も多いと思います。

さて、今日は「太陽光発電、まっしぐらパート2 ÖBB編」をお届けしましょう。

かつてのオーストリア連邦鉄道ÖBBは、民営化後、再生可能エネルギー導入を積極的に進めており、同社が使用する電力は、すでに100%グリーンエネルギーです。

こんな中、5月中旬からBahnstrom-Solarkraftwerk in Ladendorf(列車運行用太陽光発電所)が稼働を始めました。

ちょっと専門的になりますが、オーストリアやドイツ、スイスの連邦鉄道は15000Vの交流で電化されていますが、日本のように商用交流ではなく、鉄道専用の低周波交流(周波数16 2/3Hz、現在は16.7Hzと表現されています)が使われています。

2021052903これは、交流で直接、列車を動かす交流モーターを駆動させるためでした。

ÖBBは、列車の動力源として必要な電流の約3分の1を、8つの自社発電所で生産しています。残りの3分の2は、提携先の発電所や公共の送電網から供給されています。

ただ、周波数が異なるため、ÖBBの7つの周波数変換変電所で50Hzから16.7Hzに変換し、独自の送電グリッド(110kV)で供給しています。

太陽光発電に関しても積極的に導入していますが、このような事情があるため、主に駅施設などに使用されていました。

しかし、2015年、ニーダーエスターライヒ州Wilfleinsdorfに、世界初の16 2/3Hz交流電力を供給する太陽光発電所が稼働を開始。

2021052901そして、今回、Ladendorfに建設されているÖBB最大の太陽光発電所も、列車の運行用電力を供給するものです。ソーラーエネルギーで列車を走らせている訳です。

ÖBBは、現在、オーストリア国内で50Hz(商用交流)の太陽光発電所を21基、16 2/3Hzの太陽光発電所を3基、運用しています。

Ladendorfの新しい太陽光発電所稼働により、ÖBBは、自社の再生可能エネルギー生産量を増やし、オーストリア国内で独自のグリーン電力供給を行うという長期的な目標に近づいたことになります。

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May 29, 2021

ÖBB NightJetが運転再開、アムステルダムにも運行開始

2021052801今日は「夜行列車NightJet運行再開のニュース」をお届けしましょう。

Covid-19感染拡大の影響で、運行を取りやめていたÖBBが運行する夜行列車NightJetですが、規制緩和を受けて、5月25日から運行が再開されました。ちなみに運休期間は6ヵ月間でした。

特に初路線となるアムステルダムでは、5月25日、NightJet運行再開を祝して、セレモニーがLeonoreGewessler環境大臣AndreasMatthä ÖBB CEO、Marjan Rintel NS(オランダ鉄道)CEOらが参加して行われています。そして列車は予定どおり、5月26日、ウィーンに到着しました。

2021052803ウィーン(リンツ経由)、インスブルック(ミュンヘン経由)-アムステルダム間のNightJetは毎日、運行されています。ダイヤは以下の通りです。

NJ40490 ウィーン20時13分発、アムステルダム9時58分着
NJ40421 アムステルダム19時30分発、ウィーン9時19分着

NJ420 インスブルック20時44分発、アムステルダム9時58分着
NJ421 アムステルダム19時30分発、インスブルック9時14分着

一方、5月25日にウィーンを発ったNightJetが26日、ブリュッセル(Bruxelles Midi)に到着。ウィーン-ブリュッセル間は、現在、週3便(ウィーン発は火曜日、木曜日、日曜日。ブリュッセル発は月曜日、水曜日、金曜日)の運行です。

ウィーン-ブリュッセル間に関してはダイヤ改正により、ブリュッセル到着時刻が1時間繰り上がり、9時55分となりました。また、寝台車の連結両数が増えています。

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May 27, 2021

ÖBBがRaaberbahn車両メンテナンスを契約

各劇場とも、延び延びになっている2021/22シーズンのプログラム発表ですが、ウィーン国立歌劇場が、6月3日、11時30分から劇場で一般公開形式(有償)でプログラム発表(SPIELZEITPRÄSENTATION)を行うことを表明しました。この模様はORFⅢやYouTubeでも配信されます。年間プログラムは、プレゼンテーションと同時に公開される予定。恐らく各劇場も、その後に続くものと思われます。

2021052001今日は「鉄道車両のメンテナンスの話題」をお伝えしましょう。オーストリアに限らず、ヨーロッパでは多くの国が上下分割方式で国鉄(連邦鉄道)を民営化しました。

その結果、線路を持たない列車運行会社が各国で多数、生まれました。オーストリアのWest Bahnもその一つ。

今回、ご紹介するRaaberbahn AGは、最近、流行の運行会社とは異なり、1872年に設立された自前の路線を持つ由緒ある私鉄です。本社はハンガリーのショプロンにあります。路線の総延長は437kmです。

ご存じのようにハンガリーは、第二次世界大戦後、共産主義のハンガリー人民共和国となり、国内の全ての鉄道会社は国有化されました.。

2021052003しかし、同社はオーストリアとの国境を複雑に跨いでいた関係で、国有化されず残存されました。その後、ハンガリーの民主化などにより、現在は、ハンガリー政府とオーストリア政府、およびオーストリア企業が株式を保有しています。

同社では、ÖBBのCityiJetと同じタイプのSIEMENS製電車4744型5編成を導入、4746型8編成を導入中です。

同社では、旅客サービス向上のため、この電車をDeutschkreutz -Sopron-Wien-Bruck an der Leitha-Bratislava Petrzalka間で、順次、導入していく予定です。

2021052004ヨーロッパでは最近、鉄道車両の保守を外注する動きがありますが、今回、Raaberbahn AGは、2030年まで、これらの車両13編成のメンテナンスをÖBB-TechnischeServicesGmbH(ÖBB TS)に委託する契約を締結しました。

今回の保守契約はヨーロッパ全域を対象とした国際入札が行われましたが、ÖBB-TechnischeServicesの高い技術力が評価されたことになります。

今回の契約は、大規模なオーバーホール(定期検査)だけでなく、日常的な車両の調整、事故発生時の修理などを、保守全般をカバーします。

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May 24, 2021

大規模メンテナンスが続くウィーンの地下鉄

2021052210ロックダウン解除後、初の週末、オーストリア各地の飲食店は賑わったようです。

ウィーンでは、公設市の飲食店も関係法令の改正で、日曜・祝日にも営業ができるようになりました。

週末を前にMichael Ludwig市長とChristoph Wiederkehr副市長が3区にあるRochusmarktを訪れ、“Brunchen am Markt”をアピールしました。

Rochusmarktは約3500平方メートルという比較的規模の小さい市ですが、40店舗ほどが出店しており、ウィーンで最も人気のある市場の1つです。

2021052202さて、今日は「地下鉄の大規模メンテナンスの話題」をお届けしましょう。

5月24日(本日)、U4が始発から午前7時まで大規模メンテナンスのため、運休となります。その関係で、Hütteldorf-Karlsplatz間に臨時路線バスU4E系統が10分間隔で運転されます。

また、臨時路面電車E4系統がSchwedenplatz-Schottenring-Nußdorf間で20分間隔で運行されます。Wiener Linienでは、U4の運休中は、U1、U2、U3、U6、S-Bahnの利用を推奨しています。

2021052201そして、U2の大規模改修工事開始を前に、5月28日から30日までPraterstern-Karlsplatz間が運休となります。さらに5月30日にはSeestadt-Praterstern間も手兼作業のため、始発から午前7時までの運休となります。

3日間とも、U1、U3、U4、D、1、2、71の各路線に加え、臨時路面電車U2Z系統が運行されます。

また、5月30日は始発から午前7時まで、Praterstern-Aspern Nord間に臨時路線バスU2E系統が10分間隔で運行されます。

2021052203Wiener Linienでは、可能な限り他の地下鉄路線やS-Bahnの利用を推奨しています。

その後、5月31日からU5転換時には完全自動運転となU2のるRathaus-Karlsplatz間、大規模改修工事が開始されます。

この他、U1ではAlteDonau駅の大規模改修工事を5月17日から行っています。同駅は1982年9月3日の開業なので、供用開始から40年目を迎えるので、本格的な改修工事の実施が決まったもの。

これに伴い8月29日までOberlaa方面のプラットホーム(2番線)が閉鎖され、Oberlaa行き列車は同駅を通過します。

そして、8月30日からLeopoldau方面のプラットホーム(1番線)が閉鎖され、Leopoldau行き列車は同駅を通過し、12月12日まで工事が継続されます。

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May 18, 2021

ケルンテンのÖBBCityjetとPostbusが新塗装に

2021051701今日は「ケルンテンの乗り物の話題」をお届けしましょう。

ÖBBでは、オーストリアの主要都市でS Bahnをはじめとする地域交通の充実を進めています。これは、環境保護の観点から自家用車から公共交通機関への移転を促進させることが狙いです。

さて、5月7日、ケルンテン州のCity JetとPostBusの新しいデザインがVillachで関係者に公開されました。

デザインを統一は、コスト削減を測ると同時に、利用者の認知度を高めるブランディング作戦。

デザインなので、Feriが言葉で説明するより、写真をご覧になった方が早いですね。車両色は異なりますが、独特のロゴが特徴です。

 20210517032021年半ばまでに、定期検査に合わせて、Cityjet 41編成が新塗装に塗り替えられます。

また、現在は、ÖBBが運営母体となっているPostBusについては、すでに39両が新塗装で運行されており、数週間後には20台が新塗装になる予定です。そして、年内には75台を新塗装にする計画。

なお、Covid-19感染拡大の影響で、オーストリアではウィーンを中心に公共交通機関を避ける傾向が強くなっています。

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May 14, 2021

ウィーンの路面電車にEU旗を掲出中

20210511115月いっぱい、ウィーン市内を走る約400両の路面電車ににEU旗が掲げられます。

この時期にEU旗が掲出されたのは、「Europatag2021」を記念したものですが、2021年が「Bahn frei für das Europäische Jah」(ヨーロッパ鉄道年)であることも関係しています。

2月にはÖBBに記念塗装の電気機関車が登場しましたが(詳しくはこちらから)、今回はウィーン市民への啓蒙活動の意味も含めています。

“ヨーロッパの未来は都市部にある”とMichael Ludwig市長が語っているように、温暖化抑制、都市環境の改善には鉄道をはじめとする公共交通期間へのシフトが不可欠。

次世代が住みやすいヨーロッパをつくるためにEUの精神に則り、ウィーンは率先して公共交通期間の充実を図っています。

2021051112もちろん、都市間輸送でも鉄道利用を推進する動きが活発になっています。旅客輸送では、ÖBBが運行するNight Jetに代表される夜行列車の充実や、ダイヤが乱れた場合の旅客対応の向上など行われています。

一方、EUでは1年間の期間をかけて、ヨーロッパの未来に関する会議を開催しています。この会議はオンラインプラットホームを活用しており、一般のEU市民も参加が可能。

気候保護や環境など、予め定められた9つのテーマごとに自分のアイデアや要望を述べることができます。

オーストリアでは、2020年6月に「鉄道で3時間以内の距離の国内線空路を全面廃止」という法律が可決されましたが、フランスでも4月11日、「鉄道で2時間半以内の距離の国内線空路を全面廃止する」という法案がフランス下院を通過しています。

エールフランス・KLM連合は強く反対していたため、2時間半以内になったそうですが、それでもパリ-ボルドー間、パリ-リヨン間、パリ-ナント間、パリ-レンヌ間、リヨン-マルセイユ間の航空路が廃止されます。

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May 10, 2021

シュタットバーンのオールドタイマーがウィーン交通博物館へ

2021050902「乗り物の話題」が続いて申し訳ございません。今日は、先日、ウィーン技術博物館からウィーン交通博物館に移設された「シュタットバーンのオールドタイマー」の話題です。

Wiener Stadtbahnは、ウィーン市内と周辺の高速鉄道として、オットー・ワグナーが路線や駅の建設コンセプトを計画しました。

1898年5月11日、Vorortelinie(Penzing –Heiligenstadt間)が営業を開始したのを皮切りに、1898年6月1日にはGürtellinie(Meidling-Hauptstraße –Heiligenstadt間)、Oberen Wientallinie(Hütteldorf-Hacking –Meidling-Hauptstraße間)が、1899年6月30日にはUnteren Wientallinie(Meidling-Hauptstraße –Hauptzollamt間)が、1901年8月6日にはDonaukanallinie(Hauptzollamt –Heiligenstadt間)とGürtellinieが接続されるなど、路線が拡張されていきます。

2021050905当初は蒸気機関車による運転でしたが、石炭不足により1918年12月に一時、運行を停止。1922年6月1日から需要が増えたため、路線を変更して運行が再開されます。

当初はオーストリア連邦鉄道(BBÖ)が運行していましたが、財政的な理由で路線の電化が進みませんでした。そこで、ウィーン市はWiener Linienの前身である組織に本格的な電化と路線再編を計画させます。

その後、紆余曲折がありましたが、1925年、Wiener Linienの前身であるWiener Elektrische Stadtbahnが路線の大半を引き継ぎます。

2021050901そして、1976年から1989年にかけて地下鉄(U4、U6)とS45に転用され、その幕を閉じます。

ご存じのように現在でも、市内にはWiener Stadtbahn時代の歴史的建造物が多数、現役として残っています。

Wiener Stadtbahnで使用されていた3等客車Cu型(9424号車)がウィーン技術博物館(Technischen Museum Wien)に保存・展示されていました。

2枚目と3枚目の写真はREMISEに展示されている蒸気機関車牽引時代のStadtbahnの写真。機関車に引かれている客車が、今回、展示されたものです。

2021050903今回、「120 Jahre Stadtbahn」を記念して、Wiener Linienが運営する交通博物館REMISEで展示されることになり、先日、移送作業が行われました。

Covid-19感染拡大の影響によりREMISEは閉館していましたが、5月8日の営業再開と同時に公開(常設展示)されています。

ウィーンではStrasshofに鉄道博物館ができるまで、鉄道車両の保存は技術博物館が担ってきました。その後、鉄道博物館の設立に伴い、車両の多くは移転しています。

今回、REMISEに移転された3等客車Cu 型9424号車は1898年製で、創業当時の車両で唯一の保存車。もちろん蒸気機関車が牽引していた時代の客車で、車体は木製です。

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May 07, 2021

X-Wagenの愛称が「FeliX」に決まりました

20210507025月6日、専門家との意見交換を終えたMichael Ludwig市長とChristoph Wiederkehr副市長が5月19日からの規制緩和を正式に発表しました。

適切なセキュリティコンセプトを備えた飲食店、ホテル、文化施設、レジャー施設、スポーツ施設が再びオープンします。学校は5月17日から教室での対面授業を開始します。

これはロックダウンにより人口10万人当たりの感染者数(発生率)と病院のベッド占有率が大幅に低下したことが要因です。

ただし、信頼性の高いPCR検査(無料)を受けて陰性証明書を取得することが前提。

なお、ウィーン市では特別編成チームが市内を巡回し、飲食店、ホテル、文化施設などの営業条件をチェックすることも発表されました。

2021050703さて、先日、このブログでもお伝えしたWiener Linienの新型地下鉄車両X-Wagenの愛称が投票の結果、決まりました。決まった愛称は「FeliX」。

インターネットの専用サイトを使ったオンライン投票には約2週間で、約44000名が参加。得票率40%を獲得したのが「FeliX」でした。

2週間で44000名が投票したということで、Wiener Linienは“利用者の期待が高いこの表れである”と分析しています。

愛称が決まったことを受けて、先頭部運転室横には特別にデザインされたロゴステッカーが貼られました。ちょっと控え目な感じです。

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