October 20, 2019

FLEXITY量産車が運行を始めました

20191018002今日は「ウィーンの新型路面電車の話題」をお届けしましょう。

昨年12月から量産先行車による営業運転が始まったWiener Linienの新型路面電車FLEXITY(Type D)ですが、今夏から待望の量産車が落成し、営業運転を開始しました。

先日、時間がとれたので、FLEXITYの量産車が現れそうなReumannplatzまで出かけてきました。Feriが見当を付けたのは6系統。今回のダイヤ改正で、運行系統が変わり、FLEXITYの投入も発表されていたからです。

なお、Reumannplatz周辺の再開発現場も見てきましたが、こちらについては、後日、別の記事でご紹介しましょう。

201910180046系統の停留所でしばらく待っていると、Burggasse-Stadthalle方面からFLEXITYがやって来ました。正面のナンバーを見ると304号。量産車です。Feriの読みが見事に当たりました(笑)。

この区間は併用軌道ですが、路面電車優先になっているため、停留所からでも、なかなか面白い写真が撮影できます。

せっかくなので、304号に乗って、終点のGeiereckstraßeまで行ってみました。

量産先行車と量産車ですが、大きな変更は行われなかったようです(細かい変更はあったかもしれませんが、詳しく比較した訳ではないので…)。

20191018003今回は比較的、車内が空いていたので、観察できましたが、やはり床が完全にフラットでない点が気になりました。出入り口付近は低くなっているのですが、それ以外は若干、高くなっており、スロープで結ばれています。

乗っている時、ベビーカーを押したお客さまが乗車してきましたが、ULFよりも乗車するのに若干、手間取っているような印象。やはり床の高さがネックですね。

全ての停留所にプラットホームがあれば、段差は解消されますが、実際には道路上から乗降する場所もあるため、ULFに比べると、乗降に手間がかかるように見えました。

20191018005また、背の低いFeriから見ると、椅子が高いような気がしました。これは台車の上にある椅子と高さを合わせたためだと思われます。なお、正直、椅子の座り心地はよくありません。

その理由は写真をご覧になるとわかると思います。まぁ、長時間、座る訳ではないので、これで良いのかもしれませんが‥

エアコンを使う時期は、既に過ぎているため、エアコンの能力を体感することはできませんでした。

Continue reading "FLEXITY量産車が運行を始めました"

| | Comments (0)

October 15, 2019

路面電車が数珠つなぎ

20191015001こちらでも引き続き、台風19号の影響で甚大な被害が発生している日本の状況が報道されています。考えてみると、日本で、これだけ広範囲に堤防が決壊し、河川が氾濫したという例は希ではないでしょうか。 Feriも驚いたのは、新幹線長野車両センターが千曲川決壊の影響で冠水したことです。車両基地は、広大なスペースが必要なため、建設できる場所が限定されてしまいます。また、一級河川である千曲川で大規模な反乱が起こるとは考えてもみなかったと思います。

ただ、車両10編成が冠水したことに加えて、車両の研修設備も冠水しているため、車両の点検や修理は別の基地で行う必要があるため、復旧にはかなりの時間が必要だろうと思います。

また、箱根登山鉄道をはじめ、鉄道関係の被害も甚大で、今後、復旧に向けて関係者の皆さまの苦労は想像を絶するものがあると思います。

2019100901 さて、気を取り直して今日は「路面電車の話題」をお届けしましょう。ウィーンの路面電車は路線網が充実している上に、路面でも優先交通権が確保されているところが多く、非常に便利な公共交通期間だと思います。

また、ウィーンの場合、途中での折り返し設備が数多く設置されているため、デモ行進や各種イベントで道路が閉鎖される場合、鵜飼運転を柔軟に実施することができます。

しかし、事前に予想できない事故の場合は、どうしようもありません。先日、所用があって旧市街へ出かけた帰り、市庁舎前に出たところ、内回りの停留所にある運行表示器に運行停止中の案内が‥

2019100902そのままマリアテレジア広場方面に歩いて行ったところ、Dr. Karl Renner Ringの手前で大変な光景を目にしました。

1系統のULFを先頭に、何編成もの路面電車が数珠つなぎ状態になって止まっているではありませんか。この区間はRingでも運行系統が多い場所。1系統、2系統、D系統、71系統などの定期路線に喰われて、RingTramも運行されています

そして、内回りの軌道上には救急車の姿が‥ どうやら何かの事故が発生したようです。しかも、救急車は通常タイプのものに加えて、もう1台。もしかしたらドクターを現場へ運んできたのかも知れません。

2019100905歩道上には救急隊員に加えて警察官らしい姿も‥ 具体的にどのような事故だったのかははっきりしませんが、Feriが外回りの停留所で路面電車を待っていると、数分で救急車が2台とも移動を開始。しかし、サイレンは鳴らしていなかったので、搬送は行われなかったということでしょう。

救急車が軌道上から出たことで、進路が開け、先頭の1系統から順次、運転を再開しました。

2019100904臨時停車中に、多くのお客さまは降りてしまっていたようですが、各停留所で待っているお客さまもいるため、全車が一斉に走り出すことはできず、順番待ちという形になっていました。

この渋滞にはRingTramも巻き込まれていましたが、さすがに、こちらはお客さまが乗ったままでした。

通常の鉄道では、駅以外に臨時停車してしまうと乗客を降ろすことができないため、事故の際は、原則として駅で運転を抑止するパターンが多いようですが、さすがに路面電車。

Continue reading "路面電車が数珠つなぎ"

| | Comments (0)

October 12, 2019

2019年冬ダイヤ WestBahnは列車半減

20191012004日本では、巨大な台風19号の襲来で社会生活が大きく混乱しているようですが、大きな被害が出ないことを祈るばかりです。Feriの実家も台風15号の際には、長時間の停電がありましたが、今回も心配です。

さて、今日はWien-Salzburg間を結ぶ「WestBahnの話題」をお届けしましょう。以前、「同社が所有するダブルデッカー電車がドイツ鉄道(DB)に譲渡され、中国製の新型電車が導入される計画が進んでいる」という話題をお伝えしましたが、新しい情報が入ってきました。

まず、中国製電車導入は、キャンセルされました。しかし、現行のダブルデッカー電車をドイツ鉄道に譲渡する話は継続しており、2019年12月15日の冬ダイヤからWestBahnは運行本数が大幅に削減されることが決まりました。

具体的にはÖBBに対抗して運行が始まったWestblue(Salzburg-St.Pölten-Wien Hbf-Wien Praterstern)が運休となります。そして、現在、WestgreenとなっているSalzburg-St.Pölten-Wien WestBahnhof間だけで運転が継続されます。

20191012002ただ、編成数が減るため、運転間隔もかつての1時間ヘッドになります(ラッシュ時は例外的に30分ヘッドで運転されます)。現在は、WestBahnとWestgreenが相互に30分ヘッドで運転されていますから、利便性は大幅に低下します。

München-Salzburg間については、同社の列車による運行ではなく、Meridianの接続列車を利用します(Salzburgで乗り換えが必要)。

今回の決断に至った背景はÖBBの強力なWestBahn対策(特定条件下での露骨な運賃の値下げ)により、WestBahnの経営が厳しくなったことも背景にあるようです。

さらに現在の4010型・4110型は乗客には好評であるが、メンテナンスコストが高いという問題がありました。更に、ÖBBに対抗するため、低運賃を設定しているため、同社の発表によるとWien-Salzburg間でチケット1枚当たり5Euroの損失が発生しています。

20191012003そのため赤字体質が脱却できず、2019年末までに累積8300万Euroになると言われています。
WestBahnは、国のÖBBに対する優遇策(補助金の交付)が不公正な競争を誘発しているという意見を持っているようです。実際、WestBahnが参入してから、補助金の10%が広告に使われていたそうです。

また、2011年には旅客列車の路線使用料が30%も引き上げられた上に、プラットホームの使用料も追加されました。ただ、プラットホーム使用料については、欧州裁判所で違法という判決が下りましたが、事既に遅し‥ 

公正な競争を促進するためには、EUの監視が必要ですが、思うように進んでいないことにWestBahnの幹部はいらだちを感じているようです。

Continue reading "2019年冬ダイヤ WestBahnは列車半減"

| | Comments (0)

October 10, 2019

5 Jahre Wien Hauptbahnhof

20191010005以前、日本では10月10日は「体育の日」で祝日でしたね。1964年、東京オリンピック開催を記念して制定された祝日なので、リアル世代としては感慨深い日でもあります。さて、

今日は「Wien Hauptbahnhofの話題」をお届けしましょう。
今やウィーンを発着する長距離列車が利用するWien Hauptbahnhofですが、早いもので本格開業から今年で5周年。それを記念して本日10月10日にイベントが開催されます。

20191010006Wien Hauptbahnhofは、現在、毎日150,000人を超えるお客さまが利用し、1000本を越える列車が発着しており、単なる駅を越えたランドマークとなっているのは、皆さまもご存じのとおりです。

10日は地下1階の特設ステージで、子供向けプログラム、バンドコンテスト、コンサート、チャリティーオークションなど、さまざまなイベントが開催されます。

また、10月7日からは写真展をはじめとするイベントが構内で開催されています。 20191010003レットをお客さまに配布していました。

お恥ずかしい話ですが、Feriも、このリーフレットをもらって、開業5周年を迎えることに気づきました。

Wien Hauptbahnhofは、2009年12月にSüd Bahnhofの廃止から工事が本格化しました(もちろん、その前から、各種の準備工事は行われていましたが‥)。

20191010001そして、2012年12月9日には駅施設の一部が営業を開始しましたが、まだ、駅構内にも何もない状態。暫定開業でした。

そのため、優等列車の発着は行われず、巨大なプラットホームを使うのは短い編成のローカル列車という不思議な光景でした。

その後、駅構内および隣接地域の開発が進み、2014年12月14日に全面開業しました。ただ、この段階ではSalzburg方面へ向かうÖBB南鉄道の優等列車は、WestBahnhofを利用していました。

20191010004同一プラットホームでの優等列車乗り換えなども可能になり、利便性が向上しましたね。

そしてFlughafenWienにÖBBの優等列車が乗り入れるようになってから、Wien Hauptbahnhof-FlughafenWien間の利用者も増えたような気がします。これも認知度が高まったことが影響しているのでしょう。

すでに、駅に隣接するエリアの再開発もかなり進んでおり、車両基地跡に建設中の新しい街もかなりできあがってきました。

Continue reading "5 Jahre Wien Hauptbahnhof"

| | Comments (0)

October 01, 2019

週末開催「博物館の長い夜」

201910010004オーストリアで29日、国民議会の早期総選挙の投開票が行われました。暫定投票結果によると、クルツ前首相が率いる中道保守派「国民党」(ÖVP)が約37.2%の得票率を獲得し、第一党を堅持して、政権カムバックを確実としました。

しかし、過半数に達していないため、連立政権を組むことになります。問題は、どの党派と連立を組むかという点。色々な問題もあり、クルツ前首相の連立交渉は難航が予想されています。 

20191001000210月最初は「今週末にオーストリア全土で行われるイベントの話題」です。10月5日(土曜日)恒例となっている「ORF-Lange Nacht der Museen2019」が開催されます。

オーストリア全土の博物館・美術館が参加する催しで、通常の開館時間を延長。概ね深夜1時くらいまで開館します。秋の夜長を博物館・美術館で過ごしませんか‥という「大人向けのイベント」(保護者同伴で、子供さんの参加も可、子供さん向けのプログラムを展開している施設もあります)です。

単純に開館時間を延長するだけでなく、各博物館・美術館で、様々な企画を実施します。ホームページでガイドブックをダウンロードすることができるので、事前に色々と調べて、興味のある博物館・美術館を訪問するのも楽しいでしょうね。

201910010001_20191001075401とにかく区が運営する博物館や企業博物館も一斉に開館するので、見物は沢山。Ottakringer Brauereiも公開されます。当然、Verkehrsmuseum Remise(ウィーン交通博物館)も、この行事に参加します。

同館へのアクセスのため、ビンテージバスによるOldtimer-Shuttleが17時30分から午前1時まで、20分間隔でSchwedenplatz-Remise間で運行されます。

18時30分から23時30分まで、子供向けのプログラムが行われますが、安全監視要員が対応することになっています。

多種多様な博物館や美術館があるウィーンでは、この催しに合わせて、博物館・美術館を効率的に回るための輸送手段も提供されます。

2019100100003その一つが「Lange-Nacht-Bim」。何とWiener LinienがVerkehrsmuseum Remiseに動態保存されているオールドタイマーを、リンク通り(時計回り)に運転させるというものです。

運転時間は18時から深夜1時までで、15分間隔。Oper、Burgring、Bellaria、Börse、Schwedenplatz、Stubentor、Schwarzenbergplatzの各停留所に停車します。夜のオールドタイマーは風情がありますから、これは見物です。まぁ、これも単純な輸送手段というよりも、「動く博物館」(動態展示)といった赴きがあります。

Continue reading "週末開催「博物館の長い夜」"

| | Comments (0)

September 23, 2019

Club760 50周年(後編)

201909210012日本は「秋分の日」。最近、日本は移動休日が増えてしまって、どうもピンときませんが、「秋分の日」は固定されていますね。さて、今日は創立50周年を迎えた「Club 760の話題 後編」をお伝えしましょう。

TaurachbahnのあるLungauは、冬はスキーリゾートになる降雪地帯。そのため、作業ができるのは夏期に限定されます。しかも、費用とマンパワーの関係で、集中的に修復工事を行うことはできません。

そのため、路線を借り受けてから、実際に営業を開始するまでに7年間を要しています。

1988年7月9日、修復が完了した鉄道はTaurachbahnとして営業を開始します。ただ、観光鉄道の運転区間はMauterndorf-St.Andrä間となりました。もちろん、線路はTamswegまでつながっているため、その後、臨時列車のMurtalbahnへの乗り入れも実現しています。

201909210001実は、Feriが最初にTaurachbahnを訪問したのは、同鉄道が営業を開始して、数年後でした。当時、Murtalbahnの蒸気機関車保存運転は、日本でも有名でした。

撮影を終えて、Salzburg方面へ戻るため、99号線をレンタカーで走っていた時のことです。Mauterndorfの町を抜けたところで、突然、煙を上げている狭軌鉄道の蒸気機関車を発見。

直ちにUターンして、Mauterndorfの駅に車を寄せました。全く情報を持っていなかっただけに、正直、びっくり仰天したのをよく覚えています。

201909210006それ以来、夏にLungauを訪問した際には、必ずTaurachbahnを訪ね、日本でも色々な機会に紹介してきました。

さて、Club 760の活動に話を戻すと、自前の観光鉄道を運営するようになったことから、「歴史的な価値のある狭軌車両を後世に残す」という活動に力を入れるようになります。何しろ、それを運転できる鉄道を所有している訳ですから。

201909210009その後、オーストリアのみならず、他国からも狭軌鉄道の車両(主に機関車)を集め、時間をかけて動態復帰させています。

当初は、客車などもÖBBの狭軌線から譲渡されたものを、そのまま使っていましたが、機関車とのバランスがよくありません。

それはClub 760のメンバーも重々承知していること。客車の整備も時間をかけて行い、現在では、バランスのとれた編成になっています。

201909210003現在、Taurachbahnで動態保存されている蒸気機関車は6両。また3両の保有蒸気機関車が他の狭軌鉄道に貸し出されています。そして、FROJACHの博物館には4両の蒸気機関車が静態保存さえています。

もちろん、「高い理想を求めるメンバーのボランティア活動が中心」と言っても、鉄道の維持や車両の修復には莫大な資金は必要です。現在、Taurachbahnの運行時、Mauterndorf駅売店や車内で販売されている各種グッズの売り上げも、資金源の一つになっています。

Continue reading "Club760 50周年(後編)"

| | Comments (0)

September 22, 2019

Club760 50周年(前編)

201909210015日本は、明日、23日が「秋分の日」でお休みなので、9月2回目の連休。ただ、台風16号が来ていますので、心配されている方も多いと思います。さて、今日はオーストリアの鉄道愛好家団体「Club760が50周年を迎えた」という話題です。

この団体が設立されたのは、シュタイヤマルク州を走る狭軌鉄道Murtalbahnが開業75周年を迎えた1969年のことです。

狭軌鉄道を愛する愛好家有志が「Club 760 - Verein der Freunde der Murtalbahn」(これが正式名称です)を設立しました。実際には短縮して「Club 760」と呼ばれるケースが多くなっています。

この760という数字ですが、オーストリアで広く使われている狭軌鉄道の線路幅(ゲージ)が760mmであるところから命名されたものです。ちなみに、ÖBBの本線は新幹線と同じ1435mmですから、約半分‥という訳です。

201909210010「Club 760」の目的は、会の正式名称からも明らかなようにMurtalbahnの広報活動を支援し、同鉄道が運行する蒸気機関車や列車の魅力を広く一般に広めること。そして、乗客を増やし、Murtalbahnの運行継続に貢献することです。

創立時は「地方鉄道のサポーター」という位置づけだった訳です。この活動が功を奏し、Murtalbahnが運行する蒸気機関車は人気が高まり、観光客が集まるようになりました。

ちなみに、左の写真が、現在も夏期の期間運転されているMurtalbahnの蒸気列車です。

この頃、「Club 760」は路線転換を図ります。お客さまが増えたため、車両が不足するという事態に陥ったのです。

201909210007そこで、従来のサポーター的な活動から、クラブ自らが車両を所有する方向に舵を切ったのです。

とは言っても、最初から蒸気機関車を所有するのはむずかしいため、まずは小型客車2両を購入しました。ちなみに両車はZillertalbahnとSalzkammergut-Lokalbahnで使用されていたものです。

Bi37、Bi38と名付けられた客車は、当初、Murtalbahnの蒸気列車に使用されていましたが、現在はClub 760が運営する観光鉄道Taurachbahnで使用されています。

右の写真がClub760が最初に購入した客車です。美しく整備され、現在もTaurachbahnで活躍しています。

Continue reading "Club760 50周年(前編)"

| | Comments (0)

September 20, 2019

Sバーンの駅にやってきたものは‥

201909190002今日は「S Bahn」の話題をお届けしましょう。以前はWiener Linienの各路線とÖBBが運行するS Bahnは連携があまり良くありませんでした。

しかし、最近ではVOR主導で両者の連携を教戒し、お客さまの移動をスムーズにする動きが出てきています。以前もご紹介しましたが、地下鉄路線図にウィーン市内を走るS Bahnの路線が掲載されるようになったのも、その一つでしょう。

もっとも、今までも運賃は共通でしたが、路線がよくわからないため、地域住民以外は、利用が進まなかったという背景があるかもしれません。

Feriが、良くお世話になるのは放射状に伸びるWiener Linienの各路線をつなぐ役割を果たしているS45です。U6も同じ役割を果たしていますが、S45の方が外側を走っています。

201909190003特にOttakringからVolksoperへ向かう場合、U3とU6を乗り継いで向かうより、時間が合えば、S45でGersthofへ出て、そこから41系統・40系統を使った方が空いていますし、時間も早いようです。という訳で、Feriの愛用ルートです。

先シーズンのことですが、Volksoperでの観劇を終えて、某ホイリゲへ行くため、41系統でGersthofへ移動。S45のプラットホームで列車を舞っていました。

201909190004すると、そこへやって来たのは‥ 何とビックリ、貨物列車。以前はS45の路線は沿線に有名なJulius Meinlの工場などがあり、貨物列車により材料の輸送などを行っていました。そのため、今でもHernals駅の外れには貨物ヤードや引き込み線が残っています。

しかし、その後、トラック輸送に切り替えたようで、施設は残っているものの、実際に日中、鉄道貨物による輸送を見たことがありません。また、貨物ヤードに営業用貨車が停車しているのも見たことがありません。

Continue reading "Sバーンの駅にやってきたものは‥"

| | Comments (0)

September 18, 2019

Wiener Linienの話題から

201909180005今日は9月に入って新しい動きが活発になった「Wiener Linienの話題」をまとめてお伝えします。

○新型路面電車Flexityが6系統で運行開始
2018年12月から67系統で運行を開始したFlexity(Type D)。67系統は地元住民にとっては重要な路線ですが、正直、市内中心部に入らないという点では「目立たない路線」です。

また、お客さまの利用が非常に多い路線でもありません。なぜ、ここに新型車両を投入したのか、正直、疑問だったのですが、先行試作車2編成だけであったため、フィールドテストと乗務員訓練を兼ねて、同線が選ばれたような気がします。

2019091800012019年5月から8月にかけて量産車に当たる303~305号が落成し、Wiener Linienに引き渡されました。先行試作車と合わせると5編成になった訳です。

303号車と304号車は最初67系統に投入されましたが、9月12日から6系統(Burggasse-Stadthalle-Geiereckstraße間)にFlexityが投入されました。

同線は、WestBahnhofu、Reumannplatz、Simmering、Geiereckstraßeを結ぶWiener Linienの路面電車でも需要の多い路線なので、満を持しての投入という感じです。

201909180003305号車は、いきなり6系統に入ったという話を耳にしましたが、Wiener Linienが提供している写真を見ると301号車、303号車が写っているので、番号による区分はないようです。

まぁ、今後も量産車が逐次、落成すると思うので、ウィーン市内で見かける機会も増えることでしょう。

○U2の工事が本格化
今まで地盤調査や水道管の移設工事など、関連工事中心だったU2の延伸部分工事ですが、いよいよ本格的な工事が始まりました。

写真はMatzleinsdorfer Platzの現場ですが、地下の構造物を作るための鉄筋が敷設される様子が映っています。また、地下では本格的な掘削も行われているようです。

201909180002既存の地下鉄の下を通るため、基本的にはシールド工法が採用されますが、駅部分などについては、このような開削工法で行われるのでしょう。

シールド工法の場合、シールドの発進基地周辺は大規模な現場(施設)が見られますが、工事区間は、あまり通常と変わりがありません。

まぁ、住民の皆さまは迷惑かもしれませんが、このような開削工法の現場を見ると「工事が本格化したな」と感じるのはFeriだけでしょうか。

Continue reading "Wiener Linienの話題から"

| | Comments (0)

September 09, 2019

INTERRAIL、シニアの利用者が増加

2019090800109月7日、8日に千葉県幕張の特設会場で行われた「レッドブル・エアレース 最終戦」。台風15号の影響が心配されましたが、何とか予定どおり実施されたようです。その結果を聞いてFeriもビックリ。

日本の室屋義秀選手が、何と敗者復活から勝ち上がり、優勝!! 年間総合優勝はマット・ホール選手になりましたが、室屋選手とのポイント差は、わずか1ポイント。会場では、盛り上がったことでしょうね。

201909080004さて、今日は「鉄道の話題」をお届けしましょう。Feriは、最初にヨーロッパへ行った際、ユーレイルパスを日本で購入し、このチケットを十二分に活用して移動を行いました。

何しろ国が変わってもチケットを新たに購入する必要がない上に、乗り降り自由ですから、途中での予定変更も自由自裁。本当に便利でした。
当時、ユーレイルパスは、ヨーロッパ以外の居住者しか購入ができませんでした。日本だけではありませんが、「外国人の特権」だった訳です。
Feriは、若造だったにも関わらず1等のパスを購入し、空いている1等車で移動を楽しんでいました(今、考えると、ちょっと恥ずかしいですが‥)。

201909080003その後、時代は変わり、EU拡大、国鉄民営化などを経て、現在ではインターレイルパスというヨーロッパ居住者が利用できるパスも発売されるようになりました。

インターレイルグローバルパス(Global Pass)、インターレイルワンカントリーパス(One Country Pass)、インターレイルプレミアムパス(Premium Pass)など数種類が発売されています。

ワンカントリーパスは、1国限定(オーストリアの場合「Interrail Österreich Pass」)ですが、グローバルパスは31ヵ国で期間中、無制限で列車を利用することができます。

ただし、高速列車や夜行列車では、有料の座席予約が別途必要な場合があります。もちろんオーストリアでも利用できます。

201909080001実際、通常のチケットを購入した場合の比較が出ていましたが、ウィーン-ロンドン間寝台車利用の場合、通常のチケットは522Euro、インターレイルパスは358Euroと、かなりお安くなります。

シニアの場合、現役バリバリのビジネスパーソンと異なり、時間に余裕があるので、値段が安ければ、のんびりした鉄道利用という選択肢も考えられます。

また、日本でも問題になっている高齢ドライバー問題。正直、自分で運転するのが、面倒と考えるシニアが一定の数、いるのは事実でしょう。

そして、恐らくインターレイルパスの利用を後押ししているのは、日本でも紹介された「Flygskam」(日本では「飛び恥」という変なネーミングらしいですが‥)という運動。

Continue reading "INTERRAIL、シニアの利用者が増加"

| | Comments (0)

より以前の記事一覧