June 10, 2019

S45のトラブルに遭遇

201906090020注目されていたテニスのフレンチオープン決勝ですが、残念なことにDominic Thiem 選手はRafael Nada選手に3:6、7:5、1:6、1:6のスコアで敗れてしまい、優勝は果たせませんでした。悔しいですね。

201906090010今日は「ウィーンのS Bahnで遭遇したトラブルの話題」です。

ウィーンの都市交通は、都心部から放射状に伸びている路線は多いのですが、それを結ぶ路線が意外と少ないのが難点。そのため、U6やS45は貴重な路線と言えるかもしれません。

先日、OttakringからOttakringへ行く用事があったので、S45に乗車しました。Hernals到着の直前に急ブレーキ。急ブレーキとは嫌な予感‥

すぐに列車は動き出しましたが、Hernalsでは本来、使用する1番線ではなく、Hütteldorf方面の2番線に進入。

その後、車内放送で、当列車は運転打ち切りとなったので、下車するように指示がありました。皆さん、渋々、下車。これが冒頭の写真です。

201906090011その後、Ottakring方面へ戻るとのアナウンスが‥ HernalsからOberdöblingへ向かうには、路面電車43系統でSchottentorへ出て、38系統に乗り換える方法もありますが、一旦、Ottakringへ戻ることにしました。

Ottakring到着後、駅の案内表示で確認したところHandelskai方面は全てHernals行きになっています。すぐに途中駅での折り返し運転にするなど、ÖBBの危機対応は早いです。

201906090012運転再開の目処が立たないため、U3に乗り、WestBahnhofへ出て、U6に乗り換えてNußdorfer Straßeへ。ここから38系統に乗り、Oberdöblingへ向かいました。

結果として、乗り換え待ちも含めて、40分近く時間をロス。用事を済ませてOttakringへ戻るため、S45のOberdöbling駅へ向かったところ、ÖBBの係員が運転再開していないことを案内していました。

201906090013S Bahnの駅はほとんどが無人駅なので、緊急事態には自動車で係員が現場に駆けつけるようです。なお、運行会社ではなく、INFRAの社員が対応していました。

仕方なく39Aの路線バスでHeiligenstadtまで出て、U4とU3を乗り継いでOttakringへ戻ることにしました。

>Heiligenstadt到着後、念のためÖBB駅の表示器を見ると、15時30分過ぎからS45の運転が再開されるような表示が出ていました。そこで、Heiligenstadtで運転再開を待つことに‥

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June 03, 2019

徹底します「quiet zone」

201906030002今日は「ÖBBが進めているquiet zoneの話題」をお届けしましょう。

最近、日本でも長距離列車内でのマナーが色々と問題になっていますが、根本的な解決策は、お客さまのニーズに合わせて、明確なゾーニングをすることだと思います。

しかし、現実的には、ゾーニングをおこなった場合、「利用者とのミスマッチ」が発生すると、一部の車両だけが混むという問題が出てくるので、難しいところです。

さて、ÖBBでは、多様なお客さまのニーズに対応するため、ReilJetをはじめとする長距離列車では「車内のゾーニング」を行っています。

201906030001その一つが「quiet zone」。このブログでも何回か取り上げていますが、ゆっくりお休みに履帯お客さま向けに、静かな車内を実現しようというものです。

具体的には、携帯電話をはじめとする音の出る機器の使用禁止、おしゃべりの禁止、ヘッドホンステレオは音漏れしないようになどです。

201906030004ご存じのように、こちらの長距離列車は基本的に自由席で、座席指定をすると席の上部に予約区間が表示されるシステム。

そのため、座席指定をしていないお客さまは、空いている席を探して座ります。その際、この車両が「quiet zone」であるかを確認する人は、少ないようです。

従来は車内の客室入り口や客室だけの表示でしたから、正直、わかりにくかった面もあります。

そこで、最近、RailJetでは写真のように車体外部に「quiet zone」の車両であることを明記するようになってきました。さらに乗降扉にもピクトグラムで明示。

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June 02, 2019

U4 Karlsplatz-Längenfeldgasse間は夏期運休です

201906010003このブログでも定期的にお伝えしているウィーン地下鉄U4の大規模改修工事ですが、6月29日から9月1日までの期間、Karlsplatz-Längenfeldgasse間が工事のため運休となります。

オーストリアの場合、夏期は休暇をとる人が多いため、この時期を選んで部分運休を伴う大規模工事を一気に進めようというのがWiener Linienの狙いです。

部分運休となるため、この期間、U4はHeiligenstadt-Karlsplatz間、Hütteldorf-Längenfeldgasse間の運転となります。

列車の運転中は困難である路盤や軌道の本格的な改修工事が行われる予定です。また、同時並行で駅舎やプラットホームの改修工事も進められる模様です。

201906010001Karlsplatz-Längenfeldgasse間については、道路に面している区間なので、U4Zという代行バス路線が、日中は3分~8分間隔で運行されます。

ただし、道路が一方通行であるため、KarlsplatzからLängenfeldgasseまでLinks Wilenzeile経由、LängenfeldgasseからKarlsplatzへはRechte Wilenzeile経由となります。

Wiener Linienでは、代替バス以外にもU3とU6を使うことを推奨しています。また、U3、U6に加えて路面電車6系統、バス路線13A、14A、57A、59Aは、6月29日から9月1日までの間、通常よりも運転間隔が短くなります。

この間、観光客の皆さまが、地下鉄を利用してシェーンブルン宮殿に行く場合、迂回ルートを利用しなくてはなりません。団体のお客さまはバスを利用するケースが多いと思いますが、個人旅行のお客さまは、乗り換えが生じますので、ご注意ください。

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May 25, 2019

番外編 Feriの北米遠征記(その5)-アメリカ遠征雑感―

201905240015昨日で一旦、おしまいにしようと考えていましたが、オーストリアと比較すると、色々と興味深い体験が多かったため、最終回は「まとめ」を兼ねて、色々な話題をお届けすることにしました。

入国は大変、出国は?
実は、今回、最も驚いたのはイミグレーションです。もちろん写真は撮影できませんでしたが、国際線の航空機を降機すると、まず大量に設置された機械を使って入国書類を作成します。ここでは顔写真の撮影に加えて、指紋の登録、入国目的なども端末からインプットします。

Feriはダラス・フォートワース空港で米国に入国しましたが、大きな空港なので、その設備も巨大。設置されている機械の数に圧倒されました。

201905240023この機械で顔写真も入った書類をプリントしてから、係員のいるブースへ向かいます。

書類に不備がなければ、係員の審査は非常に簡単です。なお、イミグレーションの係員はスマートフォン持っており、入国者が英語を十分理解できない場合、スマートフォンの自動翻訳アプリで対応していました。

ダラス・フォートワース空港では、ここでも追加で指紋の登録が行われました。ただ、Feriの場合、なかなか指紋が認証されず、時間を要しましたが‥

201905240010やはり、海外からのテロリスト入国には非常に神経を使っていることがよくわかります。

そして、アメリカから出国する時に、これまたビックリ。

ヨーロッパでは、空港によって、先にセキュリティチェックを行うケース(例:ウィーン・シュヴェヒャート空港)と、先にイミグレーションを行うケース(例:フランクフルト・アム・マイン空港)がありますが、アメリカでは先に厳重なセキュリティチェックを受けました。

久しぶりに靴を脱ぐように指示されました。空港によってセキュリティの設備は異なるようですが、Feriはボディスキャナーでチェックを受けました。

201905240021この段階でパスポートと搭乗券を係員に提示しています。その後、制限エリアに入り、出発予定ゲートへ向かったのですが、何と途中にイミグレーションがありません。

つまり、国際線も国内線と同じフロアなのです。結局、そのまま米国を出発する航空機に搭乗することに‥

ヨーロッパの場合、「テロリストの輸出」にも神経質になっているような気がしますが、アメリカの場合、「自分の国が最優先」なのかもしれません。

そのため、Feriのパスポートには、今回、アメリカ出国のスタンプはありません。

降機マナー雑感
201905240020Feriも日本国内や海外で航空機を頻繁に利用しますが、気になるのは降機マナー。機内でもアナウンスがあるように、本来はボーディングブリッジなどが接続されている出口に近いお客さまから順番に降機するのが基本です。

しかし、日本の場合、搭乗機が停止し、ベルト着用のサインが消えると一斉にお客さまが立ち上がり、通路を塞いでしまう光景が日常茶飯事。

ヨーロッパでは国によって若干異なりますが、それでも早めに立ち上がる人が多いような気がします(これはFeriの経験だけなので、断定はできませんが‥)。

今回、アメリカ国内の移動は席が中央部より後ろ側でした。そのため、前方の様子がよく観察できました。

201905240022すると、基本的に後ろのお客さまは、自分の席よりも前のお客さまが移動を開始するまで、自席で待機しているではありませんか。

また、機内に入れている手荷物を降ろすため、若干移動するお客さまもいますが、そのお客さまが、荷物を下ろして、移動を開始するまで待機。

降機に係員のアシストが必要なお客さま以外は、前から順番に降機していました。早く下りようと立ち上がりそうになったFeriは、正直、恥ずかしかったですね。

単通路の機材なので、結果として、この方が全員の降機はスムーズに運び、時間も短いようです。

これはアメリカ人にとって当たり前のことなのかどうかは、少ない搭乗経験では判断できませんが、貴重な体験でした。

LiqueurShop 201905240019ご存じの方も多いようにアメリカは州によって法令が異なるため、色々と戸惑うこともあります。その一つはお酒の販売。

ワイオミング州では、一般のスーパーマーケットでは、ビールなども含めて、お酒を取り扱っていない店が多く、LiqueurShopへ行くように案内されました。

ちなみにタバコについては、一般のスーパーマーケットでも販売していました。

201905240017興味深いのはガソリンスタンドに併設されている店舗またはコンビニエンスストア。こちらでは、ビールなどのアルコール飲料を普通に販売しています。

左の写真はDenverのガソリンスタンド併設のコンビニエンスストアですが、氷を詰めた平台でビールを販売中でした。もちろん、通常リーチインの冷蔵庫でも販売しています。

ただ、ハードリカーはおいていないところもありましたね。もちろん、飲酒運転は厳しく取り締まっており、運転中でなくても、車内で飲酒をしているだけでも取り締まりの対象となるという話を耳にしました。

201905240018ガソリンスタンドでのアルコール類販売は、オーストリアでも行われているので、この点は共通と言えるかも知れません。

逆にLiqueurShopは専門店だけあって、地方の街でも、その品揃えは見事です。ヨーロッパで見かけるシュナップスなども大量においてある店もありました。写真のように日本のビールも販売していました。

大都市圏のLiqueurShopならば海外の酒類を取り扱っていても不思議ではありませんが、人口が少ない地方の街だけに、ちょっと驚きました。どの程度、需要があるのか、興味があるところです。

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May 23, 2019

番外編 Feriの北米遠征記(その3)-ファン気質様々―

201905220017「Feriの北米遠征記-その2-」は、沿線や駅で撮影するファンや見学者に対する安全対策にまつわる話題をお届けしました。今日は「ファン気質」についての考察です。 その前に、今回の特別列車の概要を簡単にご紹介しましょう。

機関車はBigBoy(4014号機)とLiving Legendの愛称を持つ 844号機の2両。更に蒸気機関車の後ろには予備としてディーゼル機関車(ET44AH形、2650号機)が1両加わっています。

通常、行きと帰りでは先頭に立つ機関車を変えることが多いのですが、今回の主役は見事な復活を果たしたBigBoy。そのため、往復ともBigBoyが先頭に立ちました。

844号機は旅客用機関車なので均整のとれた見事なスタイルで、高い人気を誇っています。

欲を言えば、こちらも特別列車の先頭に立っている姿を見たかったというファンも多かったかも知れません。

201905220018当初の計画では、行きに関しては、844号機とBigBoyが別々にOgdenへ行くことになっていました。

しかし、出発直前になって往復とも重連運転に変更。仮に計画通りに運行されていれば844号機と1014号機が、それぞれ単独で列車の先頭に立つ姿が見られたことになります。

客車については、帰りは12両編成となり、かつてアメリカで人気を集めたドームカーも3両加わっていました。そして、最後部にはオブザベーションカー(展望車)も連結されており、古き良きユニオンパシフィック鉄道の旅客列車が再現されていました。

この2台の蒸気機関車は現役時代、石炭焚きでしたが、動態復帰に当たっては、保守性や運行時の利便性を考慮して、重油専燃方式に改造されています。

そのため、いわゆる「石炭が燃える匂い」はしません。なお、ヨーロッパでも蒸気機関車が末期の時代には、重油専燃方式に改造された機関車が存在します。

201905220014この他、今回は運転区間が長く、かつ途中での給水が容易ではないため、水を搭載したタンク車が機関車の次位に各1両連結されました。

Feriは見ていませんが、帰路Ogden-Evanston間で、旅客を乗せて運転したそうです。ただ、非常に高額なツアーで、単純に「列車に乗る」というより、「寄付の見返りとして特別列車の乗車ができる」という感じだったようです。

さて、その昔、日本でも沿線で撮影するために集まったファン同士が、現地で交流するということが、よくありました。

情報の絶対量が少なかった時代は、こういった交流を通じて自分が知らない新しい情報を入手することも‥ しかし、最近では、そういった光景は減っているような気がします。

201905220021今回、特別のイベントに参加して、結構、アメリカのファンから沿線や駅構内で声をかけられました。また、会話はしなくても、フレンドリーな挨拶は当たり前という感じでしたね。

このあたり、同じ目的を持った同志という雰囲気を感じましたが、これはヨーロッパの場合も同様です。

夏にオーストリアの狭軌鉄道を訪問すると、ファン同士で情報交換を行ったりすることが多いので、同じような雰囲気でした。ある意味「大人の趣味」としてのスタンスが確立しているのでしょう。

ただ、国民性なのか、アメリカ人の方がフレンドリーで、沿線ですれ違ってもハンドシグナルを返してくれる方が大多数。

201905220011宿泊したホテルで、同じ目的のファンと一緒になったこともあります。その際、“君たちもBigBoyを撮りに来たのか。良い1日を!”といった挨拶を受けたこともあります。

しばらくたって、ふと気づいたことは“我々が誇る世界最大の蒸気機関車を見に来てくれた君たちを歓迎する”というアメリカ人の自信と誇りのようなものがベースにあったようか気もします。

島国で育ち、了見の狭いFeriから見ると、ある意味、うらやましいスタンスでもあります。

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May 22, 2019

番外編 Feriの北米遠征記(その2)-安全対策雑感―

201905210020最初にFeriが北米遠征中に流れてきたニュースが「ニキ・ラウダ氏急死」。

オーストリアを代表するレーシングドライバーであり、引退後は1978年自身の名前を冠したニキ航空を創立したことでも知られています。

70歳という若すぎる死。謹んでご冥福をお祈りします。

201905210014前回、Feriが北米を訪問した際は、今回、コーディネーター役を務めてくれた友人が北米に住んでいました。

そして、Feriのリクエストに応えて、色々な場所へ案内してくれました。しかし、今回のようなビッグイベントはなく、通常の保存鉄道訪問という形でした。

今回は、世界的にも有名な蒸気機関車BigBoyの動態復活運転ということで、世界的にも注目を集めており、アメリカ国内はもちろん、ヨーロッパ、日本からも多数のファンが来訪していました。

昨今、日本では列車を撮影するファンの無軌道ぶりが問題になっていますが、Feriが気になったのは、その点です。

実は特別列車の運行スケジュールが明確になったタイミングで、ユニオンパシフィック鉄道がホームページで「Union Pacific's photo policy」を掲載し、写真撮影をする際の注意事項を明示しました。今回の運転区間は、昨日、写真をお目にかけたように定期貨物列車が多数運転されている区間です。

201905210013しかも、日本と異なり、複線区間でも左右どちらの線路に列車がやってくるか直前までわかりません。これは単線並列というシステムで、左右の線路を自由に使うことできます。

そのため、線路内の立ち入りは非常に危険です。特に1マイルトレインなどは、列車の総重量が長いため、非常ブレーキをかけても停車するまでに、1マイル以上の距離が必要です。

従って、線路への立ち入りは事故防止の観点から、かなり厳しく取り締まっていました。

また、一見、使っていないような線路に突然、列車がやってくることもあります。そのため、同社では線路から25フィート以上、離れて見学(撮影)することを要請していました。

しかし、実際には線路に沿って保守用自動車が走る専用道路があり、このあたりが、立ち入りの限界になっていました。

もちろん、線路内を含む同社の敷地内への立ち入りは原則、禁止です。駅周辺のように観客が多く集まるところには、RailLoadPolice(鉄道警察隊)が配置されており、安全確保に努めていました。

2019052100112014年9月、ドイツで行われた蒸気機関車の大規模イベントは、民間団体主催であったため、地元警察も支援していましたが、沿線警備は基本的に多数のボランティアが行っていました。

今回は鉄道会社主催であるため、ボランティアではなく、本来の警備スタッフが動員されたのかも知れません。

走行エリアも、ドイツの時とは比べものにならない位広いことを考えると、プロフェッショナルの投入は妥当な判断と言えるかも知れません。

ちなみに、こちらのRailLoadPoliceは、普通はフレンドリーですが、拳銃を所持していますから、抵抗すると大変なことに‥

Feriが訪問したRock Springs-Laramie間は無人の原野が広がるエリア。従って、複数回撮影するためには、すぐに移動が可能な道路に近い場所からの撮影がベスト。そのため、踏切や立体交差区間が撮影ポイントになります。

201905210010踏切に関しては、いわゆる公道の踏切の他に、プライベートな踏切が多数、存在します。これは線路を越えた反対側が私有地になるため、基本的に立ち入り禁止です(踏切に、先は私有地である旨の看板が掲げられています)。ここはアメリカ。不審者が立ち入っていると、銃弾が飛んでくる可能性もありますので‥

高速道路に関しては、日本と同じく路上は駐停車禁止です。そのため、当日は、高速道路上に臨時の警告表示が出ていました(右側の写真が「警告表示」です)。

実際、HighwayPatrolが頻繁に巡回し、速度違反も含めて、取り締まりに当たっていました。一般道に関しては、一応、道路にはみ出さなければ駐車は見逃してくれますが、ちょっとでもはみ出していると地元のPoliceが速攻で、注意をしていました。

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May 06, 2019

「Tramway-Tag 2019」は5月11日開催

201905040004日本では、改元を挟む歴史的なゴールデンウィークも、今日で終了ですが、皆さまは、どのようにお過ごしになったでしょうか。

さて、今日は「今週末に開催されるイベントのお知らせ」です。

毎年、Wiener Linienが実施している大規模イベント「Tramway-Tag(路面電車の日)」ですが、2019年は5月11日(土曜日)開催が発表されました。

通常は単独で行われますが,今年は「WIENER STADTWERKE 70周年行事」の一環として開催されることになりました。そのため、従来よりも規模が大きくなります。

メイン会場は久しぶりに、Simmeringer Hauptstraßeにある Hauptwerkstätte der Wiener Linien(中央整備工場)です。

中央整備工場は、地下鉄、路面電車、路線バスなどの車両を定期点検する大規模な施設です。

通常の車庫と異なり、整備完了後の車両を点検するための試運転線などもあるため、多彩やプログラムを展開しやすいのが特徴です。

メイン会場での開催時間は14時から22時までですが、この手のイベントで「夜の部」があるのがウィーンらしいところです。

20190504000117時45分からの「夜の部」では、仮設ステージでの音楽演奏が繰り広げられます。U-Bahn-Starsも参加することがアナウンスされています。

今回は、ガイドツアーも開催され、係員の案内で工場内を見学できることになりました。会場には、注目の無人運転バス、新型路面電車FLEXITYも展示されます。

地下鉄電車の運転体験(中央整備工場には試運転線があるので、ここを使います)や路面電車のシミュレーター体験も行われます。本物の地下鉄電車を運転できる滅多にないチャンスなので、これは人気を集めると思います(当日、予約制)。

こちらの現場公開では、会場内にビアホールが仮設されますので、大いに盛り上がることでしょう。 

201905040002

また、今回、興味深いのは路面電車を使ったボーリング(Tram-Bowling)です。路面電車を使って大型のボールを飛ばして、大型ピンを倒すというゲームです。

Tramway-Tagの催しで人気があるのは、Wiener Linienが行う蚤の市(部品即売会)です。以前、Feriが参加した時は、車内に掲出されている路線図、停留所の標識などが販売されていました。

実際、手に取ってみると停留所標識などは大きいので、旅行者の方はちょっと手が出ない品物もありますが、のぞいて見ると楽しいと思います。

メイン会場はHauptwerkstätte der Wiener Linienですが、今回はVerkehrsmuseum Remise(ウィーン交通博物館)がサブ会場となりました。こちらでは「地下鉄建設50周年特別展」が開催されます。そして、Volksteater駅構内にあるInfocenter U2×U5も特別公開されます。

同日は「WIENER STADTWERKE 70周年行事」が、Müllverbrennung Spttelau、Hauptbühne Spttelau、Canpus Winer Netze、Bestattungsmuseum Zentralfriedlof、Kraftwerk Simmeringでも開催されます。

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May 03, 2019

プラットホームのBGM

201905030001日本では、ゴールデンウィークの後半に入りましたが、皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。明日は皇居で一般参賀が行われるようですね。

さて、今日は「ÖBBの話題」です。日本では公共施設や商業施設でBGMを流すことが多いように感じますが、こちらでは基本的にBGMを流すことは希なような気がします。

これは「音に対する感受性の違い」が大きいような気がします。聞きたくもない音(音楽を含む)を強制的に聞かされたくない‥という考え方があるような気がします。

目の不自由な方向けに交通信号に併設された「音による案内」に、当初、批判が出たのも、その一つかも知れません。 

201905030004さて、先日、友人と会うため、移動の際、S BahnのHandelskai駅を利用しました。

Hauptbahnhofへ向かうため1番線のプラットホームで列車を待っていると、音楽が聞こえてきました。

こちらでは、時々、街中で、無許可で演奏している個人やグループを見かけることがあるので、今日も、このパターンかな‥と思ったのですが、どうも雰囲気が違います。

というのは音が流れてきたのが、上からなのです‥ふと見上げると、そこにはスピーカーが見えました。どうやら、このスピーカーから音楽が流れているようです。

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April 24, 2019

S45で大規模改修工事実施

201904230002イースターも終わり、ウィーンは春本番です。寒暖の差が激しいオーストリアでは、気温が上がると一気に花が咲きます。

そんな中、日本・オーストリア修好150周年を記念した「Kirschenhainfest」が4月24日(本日)、Donauinsel の「Kirschenhain」で行われています。

このブログでもお伝えしたことがありますが、ウィーン市内には日本とオーストリア友好の証として桜が植えられています。

特にドナウ川の中州(Donauinsel)には、1996年、日本から寄贈された桜を植えた「Kirschenhain」(桜の森)が作られ、2002年から「桜まつり」(Kirschenhainfest)が、日本の関係者も多数参加して、毎年、行われています。

今年は修好150周年ということで、例年よりも大規模な行事が組まれています。

201904230001さて、今日はウィーンの「S Bahnの話題」をお届けしましょう。最近ではWiener Linienとの連携を深め都市交通としての機能を強化しているS Bahn。

Feriも愛用する路線がHandelskaiとHütteldorfを結ぶS45です。以前よりも運転間隔が短縮され、利便性が向上しました。

車両は4024型もしくは4020型が1ユニットで運用されています。

ちなみに、Heiligenstadt-Hütteldorf間は、120年前に建設された路線で、現在は毎日200本の列車が走っています。

S45の駅舎にはオットー・ワグナーが設計したものも多く、風情のある佇まいがウィーンらしいところです。

201904230003今回、ÖBBでは、安全運行を推進するためS45で改修工事を実施しています。レールの交換を始め、架線の更新などが行われています。合わせてHernals-Hütteldorf間では、トンネルと高架橋の検査も実施。

特に4月20日0時30分から、4月23日4時00分までは、Vienna Hernals-WienHütteldorfの間で、列車の運行を停止して大規模改修工事が行われました。

この期間は、大型重機を使った工事が行われるため、ÖBBでは騒音が増加するとアナウンスしていました。ÖBBでは、工事に関する詳細な情報を提供する電話窓口も開設しています。この他、工事の関係で、運転間隔も15分に変更されました。

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April 18, 2019

DBがWestBahnの車両購入か?

201904170002今日は、先日、ご質問があった「WestBahnに関する話題」をお届けしましょう。

当初、2019年4月からMünchenへの乗り入れが発表されていたWestBahnですが、現時点では、具体的なダイヤは発表されていません。

変わって、4月に入ってオーストリアの複数のメディアが報じたのが、「DB(Deutsche Bahn)がWestBahnの車両17編成を3億Euroで購入したいというオファーをしている」というもの。

DBでは3月下旬の理事会で、輸送量増強のため、現在、WestBahnが使用しているダブルデッカー電車(4010型/4110型)の購入を検討。WestBahn側に約3億Euroでの購入を打診したようです。

201904170001実は同じタイプの電車は、すでにドイツ内(Ostdeutschen Eisenbahn、Westfalenbahnなど)でも使用されているため、導入に支障はありません。

オーストリアのメディアは、「DBは、2019年12月のダイヤ改正から投入したい意向である」とも伝えています。

一方、このDBの車両買い取りの情報を受けて、ÖBBも同社のダブルデッカー電車買い取りに色気を出しているという情報も‥

実際、どちらの会社がWestBahnのダブルデッカー電車4010型/4110型を購入するかは、現時点では明確になっていないようです。

もちろん、同社は、事業を廃止する訳ではありませんから、代替車両の導入が必要になってくる訳ですが、ここで、驚愕の情報が‥

201904170005現在、WestBahnが使用しているダブルデッカー電車4010型/4110型は、スイスのシュタッドラー・レール社(Stadler Rail)製。

ちなみに同社が開発したダブルデッカーは「KISS」というブランドで販売されており、スイス、ドイツなどでも使用されています。しかし、価格が高いのがネック。

そこで、代替車両については、何と中国の鉄道車両メーカーCRRC(中国中車、China Railway Rolling Stock Corporation)と交渉を行っているようなのです。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、CRRCは、ボンバルディア、アルストム、シーメンスの鉄道部門の売上合計を遥かに凌ぐ、世界最大の鉄道車両メーカー(国有企業)です。

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