March 05, 2021

オーストリア航空 B767-300ERの引退始まる そして日本線再会は‥

2021030401 今日は「オーストリア航空機材引退の話題」をお届けしましょう。現在、世界各国の航空会社ではCovid-19感染拡大の影響を受けた業績低下を補うため、機材の整理を行っています。

オーストリア航空では長距離国際線用としてB777-200ER(6機)とB767-300ER(6機)を使用していますが、このうち、B767-300ERの半数を引退させることを決定。

退役機は、アメリカのMonoCoque Diversified Interests社に売却されましたが、3月3日、最初に引退した1機(登録番号OE-LAT)がウィーンを離れ、売却先のアメリカへ出発しました。

オーストリア航空が運航しているB767-300ERは、元々、ラウダエアが導入し、運航していた機材です。

20210304022004年、ラウダエアがオーストリア航空に吸収合併された際、移管された機材です。

アメリカへの輸送に際して、オーストリア航空の技術スタッフが機体のノーズギアドアに挨拶文を記入。オーストリア航空の運行乗務員も離陸前、“Servus”というオーストリア流の挨拶をかけました。

同機はOS1411便として、Flughafen Wien-Schwechaを7時55分に出発(スケジュールは7時)。大西洋を横断して、アメリカ・メイン州Bangor International Airportへ9時47分に到着しました。フライトタイムは7時間52分でした。

2021030403ここで通関手続きを済ませた同機は、3月4日、OS1413便と名前を変えて、アリゾナ州Marana Regional Airportへ向かう予定です。

Marana Regional Airportは郡が管轄する公共空港ですが、航空ファンには有名な場所。というのは換装した砂漠気候のため、退役した民間旅客機を保管しておくPinal Airparkという施設が存在するのです。

そのため、「最後の旅路」がMarana Regional Airport (Pinal Airpark)行きになるケースが大多数。

機齢が若い機材でも航空会社の都合などで、一時保管されるケースもあります。しかし、年数の経過した機材の場合、ここから現役に復帰するケースはなく、部品を外され、他機に転用されることが多いようです。

2021030405いわゆる「飛行機の墓場」的な存在。日本の航空ファンはPinal Airpark 行きを“砂漠送り”と言うこともあります。

“砂漠送り”にする際、自社のロゴなどを消す会社もありますが、公開されている写真を見ると、今回は、そのままの塗装でアメリカへ旅立ったようです。

なお、退役したOE-LATの総飛行時間は133000時間、19000回以上の離着陸を行っています。ちなみに同機の愛称は「Thailand」。

今後、OE-LAX(愛称:Salzburger Festspiele)が5月、OE-LAW(愛称:China)が本年後半に、それぞれ“砂漠送り”になる予定です。

ただ、オーストリア航空ではB767-300ERに代わる同サイズの機材導入計画はなく、当面は、現在のフリートで長距離国際線を回すことになるようです。

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February 19, 2021

臨時更新 夏ダイヤからAUAのウィーンー成田線再会予定

2021021920現在、Covid-19感染拡大の影響を受けて、航空会社各社は非常に厳しい経営状況に置かれていますが、オートリア航空から夏ダイヤの概要が発表されました。

まず、日本人として注目されるのはウィーンー成田線の再開です。運行スケジュールは以下のとおりです(ただし、同社から正式に発表されたスケジュールではなく、別ルートからの情報なので、変更される可能性もあります)。

ーOS51便:ウィーン13時20分発、成田(翌日)7時25分着(火曜日、金曜日運行)
ーOS52便:成田発11時05分発、ウィーン16時05分着(水曜日、土曜日運行)

使用機材はB777-200ERの予定です。運航を再開する路線ですが、ヨーロッパ路線で、バルセロナ、ドブロブニク、フィレンツェ、ヨーテボリ、コシツェ、クラクフ、リヴィウ、オデッサ、オスロ線、大陸間路線でアンマン、バンコク、シカゴなどが予定されています。

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January 08, 2021

2020年、ÖAMTC救急ヘリは17281ミッションを実施

2021010710昨日、「クリスマスツリー、最後の旅」という記事をお送りしましたが、昨日、Rathausplatzのクリスマスツリーが撤去されました。

例年は「Wiener Eistraum」の本格設営前に撤去されるのですが、今シーズンは前倒しで「Wiener Eistraum」の設営が行われた関係で、例年のような撤去方法ができません。

そこでリンクを痛めないように、予め枝などを切り落とした上で、クレーンでつり上げる方法が採用されました。という訳で、例年よりも壮大な撤去作業になったと報じられています。

2021010701年が明けてから、各機関が2020年の振り返りを行うようになりました。日本と異なり、会計年度も年単位なので、このような動きが活発な訳です。

今日は、その中から、ÖAMTCが運航する救急ヘリの活動をご紹介しましょう。ちなみにÖAMTCでは、昨年を「Corona-Jahr 2020」と表現しています。

ÖAMTCが運航する救急ヘリ(ÖAMTC-Flugrettung)ですが、日本のドクターヘリとは若干、性格が異なっています。

 2021010704日本のドクターヘリは、基地が病院にあり、出動要請が入ると、フライトドクターとフライトナースが搭乗して、現場到着後、即、治療を開始します。その後、基地病院へ搬送するというシステムです。

また、ヘリコプターが着陸できないような場所で、要救助者を助けるようなミッションは、防災ヘリや自衛隊の救難部隊(災害派遣)が担当しています。

2021010706一方、オーストリアの自動車連盟ÖAMTCが運航する救急ヘリには、高度な救命・緊急医療処置が可能なパラメディック(航空救難医)と高級救難士が乗務しており、ヘリコプターが着陸できない場所では、上空でホバリングしながら、ホイストを使って要救助者を助け上げるミッションも行っています。

クルーは原則として3名体制で、パイロットはÖAMTCの所属ですが、医療スタッフは赤十字や山岳救助隊などから派遣されています。

2021010705まず、2020年は17281ミッションを実施しましたが、パンデミックの影響で、2019年に比べ、8.7%減少しています。一日当たり47ミッションを行っている計算です。

ÖAMTC救急ヘリ部門の責任者Reinhard Kraxner氏によると、規制が緩和されていた7月から9月中旬までの出動回数は2019年よりも10%ほど多かったそうです。

また、2020年5月末には、Obersteiermark(St. Michael)の新しい基地(Christophorus 17)が運用を開始しています(左の写真)。

2021010703ミッションの内容ですが、心臓発作と脳卒中は最も頻度が高く、全体の45%を占めています。こちらの方は、食生活の関係からか、心臓発作が多いのです。

また、レジャー、職場、学校、家庭で発生した事故が17%、交通事故が7%となっています。このブログでもお伝えしたことがありますが、オーストリアでは、街中にも平気で着陸して、要救助者を収容します。

ヘリコプターが着陸できない場所で、ホイストを使い救助した要救助者が666名でした。これはアルプスを擁するオーストリアの場合、山岳救助が多いことも影響していると思います。

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January 05, 2021

オーストリア航空の機内食が、またまた変わるようです

20210104201月4日、連邦政府はロックダウンを1週間延長し、1月24日まで継続すると発表しました。これにより、商業施設、飲食店、ホテル、劇場などは1月24日まで営業が禁止されます。

これは、当初、17日までに無料検査を受けて、陰性になった人が各種施設を利用できるという案だったのですが、事実上の「検査の強要」が野党の反発で、お流れになったためです。

Volksoperでは、当初、1月22日から週末限定で公演を再開する予定でしたが、これで1月22日から24日の公演は中止が決定。新し予定については連邦政府からの連絡を待って、改めてVolksoperから発表される予定です。あぁーあ‥

2021010401さて、現在、Covid-19の影響で、世界各国の航空会社は大変な危機に瀕しているのは、皆さまもご存じのとおり。

長距離便の運休も続いており、その関係なのか国際郵便の日数が大幅に長くなっています。特に直行便がなくなってしまったオーストリア-日本間では、かなり時間がかかります。

さて、今日は「オーストリア航空ヨーロッパ内フライト機内食」に関する話題です。

2021年春から、オーストリア航空はヨーロッパ内フライト(飛行時間180分以内)で、エコノミークラスのケータリングを一新します。

2021010410よくご利用になる方はご存じかもしれませんが、オーストリア航空のヨーロッパ内フライトのエコノミークラス機内食は、今までも何度も変更されています。

2000年はじめ頃までは、一応、プレートに載った冷たい食事(2枚目の写真)でしたが、その後、サンドイッチに変更(3枚目の写真)。

2021010409そして、簡素化は進み、2003年頃から一時期、飲み物以外は有料化されました。これが4枚目の写真です。座席後ろのポケットには有料のメニューカードが入っています。

その後、LCCとの競争激化を受けて、サンドイッチが復活しましたが、再び乾き物(プレッツェルやチョコレートスナック)やリンゴにレベルダウン。

リンゴに関しては、まるごと1個で、直にかぶりつくという、日本の航空会社では、まず考えられないスタイルでした。

2021010408現在では、客室乗務員が“zwischen süßem oder salzigem Snack”ときいていましたが、2021年春から「Austrian Melangerie」というコンセプトの下、高品質な飲み物や食事を提供することになりました。

メニューにはWiener Frühstück、gebackenes Hühnerschnitzel、Kaiserschmarren、Apfelstrudel、 Brettljauseといった「オーストリアの定番」も含まれます。

2021010402この他にも温かいスナックや冷たいスナック、各種のドリンクが提供されます。この他、全ての乗客にSchokoladentalerが提供されると発表されています。

この背景には、航空会社側の事情もありますが、乗客の嗜好変化があるとオーストリア航空では話しています。

2021010411つまり、画一的なサービスからパーソナライズしたサービスヘの転換という訳です。

一見、良いことずくめのように見えますが、実は「有料化」が前提です。何しろエコノミーの場合、運賃が下がっていますから、提供できるサービスには限りがあります。

現時点では、メニューの詳細や金額は提示されていませんが、どんどんLCCのようになっていくような気がします。

なお、LufthansaとSWISSも、同じようなコンセプトで機内食サービスを変更するようです。

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October 08, 2020

変わったお店シリーズ171 オーストリア航空が市内にポップアップストアを開設

2020100701今日は久しぶりに変わったお店シリーズをお届けしましょう。今回、ご紹介するのは「オーストリア航空がウィーン市内にオープンしたグッズショップ」です。

以前、ホテルインペリアルの近くにオーストリア国空の市内営業所があった頃、ここでオーストリア航空のグッズを販売していました。

主にオーストリア航空のロゴ入りグッズやモデルプレーンなどが並んでおり、航空ファンのFeriも利用したことがあります。

その後、市内支店の閉鎖にともなって、市内でオーストリア航空のグッズを直接、販売する場所はなくなってしまいました。

2020100702最もリアル店舗での販売はコストがかかるため、オーストリア航空に限らず、航空会社の多くは基幹空港のターミナル店舗以外はインターネット通販に切り替えています。

オーストリア航空でも、インターネット上でAustrian Jetshopを開設しています。

さて、9月末、同社は市内にポップアップストア(Pop Up Store)を開設しました。同社のブランドマネジャーAmir Aghamiri氏は、新型コロナウイルス感染拡大により航空需要が低迷しているため、リアル店舗開設に踏み切ったと、開設の経緯を語っています。

2020100703ただ、ポップアップストアという名称のとおり、臨時の店舗で「StrictlyHerrmann」(Taborstraße 5, 1020 Wien)という洋品店と提携し、同店の店頭を借りて営業しているものです。

現時点では、開設期間は明言されていませんが、同社ではクリスマ商戦まで営業を継続したい意向です。確かにエアライングッズはプレゼントに最適ですから、アドベントの時期は需要が高まると思います。

販売されている商品は、同社のJetshopで販売されているバッグ、スーツケース、モデルプレーン、シューズ、キャップなど各種グッズです。

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July 19, 2020

Stephansplatにドクターヘリが着陸

2020071902今日は「ドクターヘリの話題」をお届けしましょう。このブログでも、度々お届けしていますが、オーストリアは「ドクターヘリ大国」です。

とくに山岳地帯を抱えていることもあり、登山やスキーなどで怪我をした要救助者の救出を含めて、全国規模で担当しています。

日本の場合、自治体が各地の基幹病院と連携し、基幹病院を基地として運用(ヘリコプターの運航は民間会社に委託)されているのに対しています。

これに対し、オーストリアの場合、日本のJAFに近い組織ÖAMTC(Österreichischer Automobil-, Motorrad- und Touringclub)が機材の管理、保守を含めて、一括、運用しています(なお、ÖAMTCと近い団体ARBÖも同様の事業を展開しています)。

2020071901現在、オーストリア全土に17箇所の基地があり、EC 135およびH135緊急医療ヘリコプターが配備されています。

オーストリアではChristophorusという愛称で呼ばれています。日本では首都東京ではドクターヘリは運用されていませんが、ウィーンにはErdberg(3区、Christophorus9)に基地があります。

先日、ご紹介したウィーン市が提供している航空写真にも、同基地が掲載されていましたので、ご紹介しましょう。近未来的なデザインの建物で、屋上にはChristophorusが駐機しているのが見えます。

2020071903Christophorusの乗務員はフライトドクター、フライトレスキュー担当者、パイロットの3名構成ですが、パイロットだけがÖAMTC(航空救助協会)の所属で、救助、医療関係者は赤十字をはじめとする救急組織や病院から派遣(志願制)されています。

日本のドクターヘリと同じく、運用時間は原則として日の出から日没までですが、一部は24時間運用を行っています。

さて、7月15日、13歳の少年が誤飲したため、ウィーンのChristophorus9が緊急出動。

何とビックリ、旧市街の中心Stephansplatzに直接、着陸しました。あの狭い場所。かつ大聖堂の脇。パイロットの高い技量がうかがわれます。

2020071904そのまま要救助者を病院(恐らくドクターヘリ着陸スポットがあるAKH)に輸送すると思っていました。

しかし、当局の発表によると、要救助者の症状が安定していたため、救急車で病院へ運ばれ、Christophorus9は撤収しました。

オーストリアでは、このように出動後も状況に応じて、要救助者の搬送手段を洗濯するようですね。いずれにしても要救助者の救助が第一ですから‥

なお、2019年、16機のÖAMTC所属のドクターヘリが18921のミッションを行っています。これは、オーストリア全土で1日あたり平均52回のフライトを行ったことになります。

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July 16, 2020

オーストリア航空 新たな危機

2020071602今日は、別の話題をお届けするように準備を進めていました。ところが15日に連邦政府が新型コロナウイルス感染拡大を踏まえて、新しい決定を下したため、内容を変更して、お届けします。

7月から長距離線の運行が再開されたオーストリア航空ですが、ここに来て、新しい規制が施行され、事態が大きく変化しました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、オーストリア連邦政府は上陸禁止国を拡大。この結果、対象国からウィーン国際空港への乗り入れも7月16日から禁止されました。

これを受けて、7月16日以降、ウィーンと対象国を結ぶオーストリア航空便も欠航となりました。

新たに乗り入れが禁止(上陸禁止)されたのは、アルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、エジプト、コソボ、モンテネグロ、北マケドニア、ルーマニア、セルビアです。

また、イギリス、スウェーデン、ウクライナ、ロシア、ポルトガル、イランについても、ウィーン国際空港への着陸禁止措置が延長されました。いずれも7月31日までとなっています。

2020071601この結果、オーストリア航空は7月16日から31日まで、ベオグラード(Belgrad)、ブカレスト(Bukarest)、カイロ(Kairo)、キエフ(Kiew)、ロンドン(London)、ボドゴリツァ(Podgorica)、プリシュティナ(Pristina)、サラエボ(Sarajevo)、シビス(Sibiu)、スコピエ(Skopje)、ソフィア(Sofia)、ストックホルム(Stockholm)、ティラナ(Tirana)、ヴァルナ(Varna)の各地とウィーンを結ぶ便の欠航を決定しました。

また、連邦政府の着陸禁止措置延長を受けて、北米シカゴ線も結構が決まりました。オーストリア航空の北米線は、東ヨーロッパ各国からの乗り継ぎ客が多いのが特徴ですが、今回の措置で乗り継ぎも不可能になりました。

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July 11, 2020

秋からのオーストリア航空の運行拡大計画

2020071101今日の話題は「オーストリア航空の運行拡大計画」です。

7月1日、予定どおり、一部の長距離国際線が運行を再開しました。初便はウィーン発ニューアーク行きのOS89便(B767-300、OE-LAX)。

ウィーン国際空港を10時33分に出発しましたが、乗客は64名だったそうです。しかし、100日ぶりのオーバーシーフライトとなったので、ウィーンでは関係者による出発セレモニーが行われました。

前半は、公式写真で、ウィーン出発時の模様をお伝えしましょう。

2020071102余談ですが、オーストリア航空は、公式なプレスリリースに機種だけでなく、登録番号も紹介することが多いのが特徴。マニアックな方がいらっしゃるようで‥

そして、7月9日、秋、以降の運行計画を発表しました。現在、オーストリア航空の提供座席数は、新型コロナウイルス感染拡大による運行停止前の20%にとどまっていますが、10月末までに、提供座席数を40%に戻す予定です。

2020071103注目される長距離路線ですが、8月からウィーン-上海線が、週Ⅰ便で再開します。

今のオーストリアは、日本よりも中国との経済的な結び付きが強いですから、やむを得ないかと‥(ウィーンの老人ホームに大量のマスクが中国から寄贈されたという話も‥以下、自粛‥)。

9月以降、Chişinău、Dnipro、Iaşi、Jerewan、Klagenfurt、Leipzig、Lemberg、Lyon、Nürnberg、Odessa.線が再開されます。これらの路線は、当初、1日1便でスタートします。 2020071104さらに9月以降、現在、運行を再開している路線で増便と機材の大型化を実施します。

対象となるのはAmsterdam、Brüssel、Bukarest、Düsseldorf、Frankfurt、Kopenhagen、 Parisの各路線で、1日3便になります。また、Athen線は、1日2便です。

この結果、9月には提供座席数が30%にまで回復。10月には40%になる見込みです。また、就航都市も60以上に増えます。

なお、オーストリア航空では、現在も予約済みの便がキャンセルされた場合は、無料で変更を行っている他、払い戻しにも対応しています。

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June 16, 2020

Safety first when flights resu‥オーストリア航空運行再開

2020061503今日は「運行を再開したオーストリア航空の話題」を、同社提供の公式写真を使ってご紹介しましょう。

予定どおり、6月15日からオーストリア航空の運行が3ヵ月ぶりに再開されました。初便はウィーン国際空港6時45分発のミュンヘン行きOS111便(シップはエンブラエルE195、レジストレーションOE-LWO、愛称Wiener Johann Strauss Orchester)。

2020061501F01ゲートでは、オーストリア航空のCEO Alexis von Hoensbroech氏をはウィーン国際空港長、スタッフが集まり、乗客を見送りました。

なお、機内では客室乗務員はもちろん、乗客もマスクの着用が義務づけられています(6歳以下の幼児を除く)。しかし、オーストリア航空のスタッフが着用しているマスクには、同社のシンボルカラーである「赤」もあるようです。

2020061502機内では、搭乗時、乗客に消毒用ウェットティッシュが配布されます。機内にはHEPAフィルターを装備し、空気の浄化に努めています。なお、機内で3分ごとに換気され、空気の循環経路は縦系統のみとなっています。

機内サービスについては、詳しい内容は紹介されていませんが、初便の公式写真を見る限り、ビジネスクラスでもかなり簡素化されているようです。

2020061505ウィーン国際空港についても、運行再開に当たってソーシャルディスタンス確保のための距離表示や標識、チェックインカウンターへのプレキシガラスパネル取り付け、消毒液ディスペンサーの設置などが行われています。

また、乗客には、最低1メートルの距離を維持しなければならないことが、定期的にアナウンスされています。

ウィーン国際空港をご利用になった方はご存じのように、以前から同空港は良くも悪くも自動化が進んでおり、空港内では、手荷物の預け入れも含めて、基本的に地上職員と非接触で搭乗が可能です。

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June 09, 2020

大胆な空陸転換プロジェクトを発動

2020060911今日は「公共交通の話題」をお届けしましょう。新型コロナウイルスの直撃を受けたのは各国の航空会社。もちろん、インバウンド需要が経済の中心となっているオーストリアの場合、ホテルをはじめとする観光関連産業の打撃は計り知れないものがあります。

このブログでもお伝えしているように、現在、ルフトハンザ航空の傘下に入っているオーストリア航空は6月15日から運行を再開します。日本が大規模減便でとどまっているのに対し、オーストリアは全便欠航となっていました。

何しろオーストリア航空やスイス航空を傘下に収めたスターアライアンスの雄、ルフトハンザ航空ですら、政府援助がないと倒産の瀬戸際に立たされた訳ですから、大変な事態になっていることがよくわかります。

2020060913民営化したとは言え、ナショナルフラッグキャリアのオーストリア航空はオーストリア連邦政府から4億5000万Euroの財政支援を受けて、経営を継続することになりましたが、逆に、この機に乗じて連邦政府が経営に口を挟むようになりました。

まぁ、「金だけ出すから、後はご自由に‥」とはいきませんよね。特にルフトハンザの傘下に入ってからは、同社の意向が強く働いていましたので‥ 

実際、政府はオーストリア航空に役員2名を派遣しています。なお、万が一、同社が融資された資金を返済できず、デフォルトした場合は、国有化されることになっています。

2020060912日本以上に環境保全に熱心なオーストリアでは、オーストリア航空運行再開に当たって、連邦政府が色々と注文を付けました。

Sebastian Kurz首相はオーストリア航空支援に際して、「大量の雇用維持、ウィーンのハブ保証、環境対策」の三つを条件を出しています。

LCCとの熾烈な競争を繰り広げる過程で、過度な価格競争に巻き込まれるのを防ぐため、アンチダンピング法が施行されるも模様です。

これが施行されると全ての航空会社の最低運賃は将来的に40Euro(税金をはじめ全て込みの料金)に抑えられます。これは経営を安定させるための政策。

2020060914そして、利用者にとって気になるのは、「環境対策」として創設される航空環境税です。

これは短距離路線の航空旅客を鉄道に移すための政策で、350km以下の路線で一律30Euroの税金が課せられる予定です。なお、先ほどご紹介した最低運賃は航空環境税を含んだ金額です。

この航空環境税は、日本の目的税に近く、国土緑化(温暖化防止)の原資になるようです。

ただ、これだけでは不十分。そこで連邦政府は、鉄道で3時間未満のオーストリア航空の路線廃止を打ち出しました。この結果、ウィーン(VIE)-ザルツブルク(SZG)間の国内線は事実上、廃止されることになりました。

2020060915ウィーン-グラーツ間に関しては、途中、セメリング峠があるため、現時点ではReilJetでも2時間40分ほどかかっています。

一応、3時間は切っていますが、即、航空路線廃止となならないようです。ただし、セメリングベーストンネルが完成するとウィーン-グラーツ間は1時間50分に短縮されるため、このタイミングで、ウィーン-クラーゲンフルト間も含めて航空路線が廃止される模様です。

このように考えるとオーストリア国内で航空路線が残るのはウィーン(VIE)-インスブルック(INN)間くらいになるかもしれません。

ただ、オーストリア航空の国内線撤退については、経済界から反対意見が多く出ています。特にザルツブルク、シュタイヤマルク、ケルンテンなどからは、経済への影響を懸念する声が上がっています。確かに航空便では、所要時間が1時間程度ですからね。

日本人の感覚からすると、ハブ空港のウィーンに到着してオーストリアの主要都市に鉄道で移動するのは面倒‥と考えてしまいますが、ご存じのようにウィーン国際空港の地下にはÖBBの駅があります。

ここからRailJetに乗り換えれば、便数の少ない航空便への乗り継ぎ時間を考慮すれば、鉄道のデメリットは少なくなります。

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