June 26, 2019

水を飲もう 給水ポイントのご利用を!

201906240004今日は「ウィーン市内の水飲み場」の話題です。

今年は夏前から気温が上がったウィーンですが、ウィーン市(担当はWiener Wasser)では市内に水飲み場(給水ポイント)を設置して、利用を呼びかけています。

緑の多いウィーンですが、最近ではご多分に漏れずヒートアイランド現象で、市内の気温が上がっています。ウィーン市では、緑地の拡大や植樹といった対策もとっています。

さらに、盛夏を前にWiener Wasserでは、ウィーン市内に1000箇所の水飲み場を整備しています。この中には、常設の「水飲み場」もありますが、このブログでも何回かご紹介した仮設の給水ポイントもあります。

201906240001高さ3メートルの、この装置。実は消火栓の上に設置して、消火栓から給水するものです。今シーズンから、新型になりました。

飲料水の提供はもちろんのこと、身体を冷やすシャワー(ミスト)が出るようになっているのがウリ。今シーズンは15基が設置されます。

一般的にヨーロッパの水道水は飲料に適さないと言われていますが、ウィーンの場合、水質が良いのが特徴。水道管に問題がなければ、そのまま飲んでも大丈夫です。

気温が高くなる、この時期になるとWiener Wasserでは、市内に仮設の給水ポイントの設置を開始します。屋外に設置されている給水ポイントは、当たり前ですが24時間利用可能で、もちろん無料。

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June 25, 2019

GOODBYE DUNKIN DONUTS

201906240003日本では、2020年の東京オリンピックの入場券の抽選結果が6月20日に発表されたようですが、皆さまは当選されましたでしょうか。

実際、21日あたりから、入場券の代金支払いも始まっているという話を耳にしました。何でもスポンサーの意向で、現金払いだけに限定されているそうです。政府がキャッシュレスの普及を図っている今日、時代に逆行しているような気もしますが‥

また、今回は国会議員枠は一切ないという話(衆参議長名で組織委員会に申し出ているそうです)ですが、オリンピックは「商業主義の大会」ですから、ゴールドスポンサー枠は存在するのでしょうね。

さて、今日は「お店の閉店にまつわる話題」です。

アメリカではドーナツは、身近なスナックとして一定の市民権を得ているようですが、オースリアの場合、類似上品のkrapfen(クラプフェン)がベッカライなどで広く販売されているためか、ドーナツ専門店は苦戦しているような気がします。

最もkrapfenは、ドーナツを真似た商品ではなく、「ドーナツの原型」と言われているので、こちらが本家かもしれませんが‥

201906240002そんな中、長年、Mariahilfer Straßeで頑張っていたDUNKIN DONUTSのお店が、ついに閉店しました。

先日、所用があってMariahilfer Straßeを歩いているとき、DUNKIN DONUTSのお店が閉店したことを知りました。それが冒頭の写真です。

日本だと、通常、閉店する場合、店頭に小さな案内表示が張り出されているケースが多いですが、さすがアメリカ系のチェーン。結構、派手な「閉店のご挨拶」ですね。

また、GOODBYEという文字の「O」がドーナツになっているのがご愛敬。そして、現在営業中の店舗のご案内もしっかりと描かれています。ちなみにWESTBAHNHOFまでは10分、ROTENTURM STRASSE店までは30分となっています。

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June 24, 2019

Eスクーターの安全な運用に向けて

201906230004今日は、先日、ご質問があった「Eスクーターにまつわる話題」をお届けしましょう。

今夏、ウィーンは、レンタルのEスクーターが本格的にサービスを開始してから、初のハイシーズンを迎えます。

ウィーンでは、従来から個人でもキックスクーターを使っている人は多かったのですが、電動式のものはお値段が張ることもあり、今ひとつ、普及していませんでした。

しかし、このブログでも何回かご紹介しているようにスマートフォンのアプリを活用した利便性の高いEスクーターがサービスを開始してから、様相は一変しました。街中でEスクーターに乗っている人が急速に増えたのです。

201906230003現在、ウィーンではEスクーターのレンタルを実施している会社は6社、1500台以上が運用されていると言われています。
長距離の移動には向きませんが、短距離の移動では非常に便利です。何しろ、乗り捨て自由ですから‥

また、乗り捨て式のレンタルバイク(自転車)が大きな問題を起こして頓挫したのに対し、Eスクーターの場合、毎晩、運用会社が市内から回収し、充電の上、翌朝、市内にデリバリーする形をとっているため、当局からも「公共交通機関を補佐する乗り物」という評価を得るに至りました。

201906230005反面、運用開始直後から問題になったのが、安全の確保。実際、Feriも市内を歩いていると、Eスクーターが音もなくやって来て脇をすり抜け、ちょっとビックリした経験もあります。

今後、交通事故が多発するようなことがあると、システム全体が崩壊しかねません。

そこで、観光客も増えるハイシーズンを前に、ウィーン市当局では、Eスクーターの安全な利用を促進するため、運用会社と連携して、明確なルールを設定し、発表しました。

そのルールは、以下のとおりです。

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June 23, 2019

McDonald’sのプロモーション

201906190007今日は「McDonald’sの新しいプロモーション」についてご紹介しましょう。

世界的に展開しているハンバーガーチェーンMcDonald’s。McDonald'sの面白いところは、アメリカ文化の代表のようでありながら、実は展開している地域に密着した商品開発や施策を実施している点です。

201906190008最近、始まったのが「Griaß di, Österreich!」というプロモーション。

これは、「遠くへバカンスに出かけなくても自宅で素晴らしいオーストリアを満喫しよう」というものです。まぁ、Feriなどはウィーンのホイリゲで十分、オーストリアを満喫していますが(笑)。

201906190004具体的には、オーストリアの郷土料理にヒントを得たバーガー類の提供です。

Schmankerl Burger、Hühner-Schnitzel Burger、Hühner-Schnitzel Wrap、Jaus´n Burgerなどが販売されています。そして、ドリンクに登場したのは、皆さまおなじみのAlmdudler

201906200011確かにオーストリアを代表する清涼飲料ですからね。芸が細かいことに、市内に張り出されている広告では、Almdudlerが瓶入りになっている点です。

また、サイドメニューとしては、Emmentaler Herzen、Chicken Cordon Bleu Stripes、Chicken Cheese Box、Natural Friesなどが並んでいます。

ウィーンの街角にも、写真のような広告が沢山、張り出されていますが、いかにもオーストリアらしい感じの図柄。

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June 21, 2019

今週末は「36. Donauinselfest 2019」

201906210001昨晩、シェーンブルン宮殿で行われたウィーンフィルによる「Sommernachtskonzert in Schönbrunn」ですが、好天にも恵まれ、約85000名のお客さまが来場したそうです。昨年はアンナ・ネトレプコさんが出演したため、記録的な数の来場者となりましたが、今年あたりが妥当な数だと思います。

201906190001さて、今日は週末にウィーンで開催される大規模なイベント「Donauinselfestの話題」をお届けしましょう。

今年で36回を迎える「Donauinselfest2019」が、6月21日から23日の3日間、開催されます。夏の訪れを告げる野外フェルティバルです。

昨日、行われた「Sommernachtskonzert Schönbrunn 2019」がクラシック音楽の演奏会であるのに対し、「Donauinselfest」はポピュラーミュージックやキャバレー(ウィーン風軽演劇の方です)、パフォーマンス、スポーツアトラクション、子供さん向けのプログラムなど幅広いジャンルの催しが行われる野外フェスティバル。

会場は名称からもおわかりのようにドナウ川の中州(Donauinsel)です。半月ほど前から、ウィーン市内では停留所などに広告が出るようになりました。

201906190010Feriはポピュラーミュージックの方は詳しくありませんが、今年は地元のアーティストに加えてSeiler & Speer、Wolfgang Ambros、The Tiger Lillies、Mando Diao、Revolverheldといったグループが参加するそうです(スミマセン。どんな方が存じ上げないもので‥)。

ヨーロッパでは最大級の野外フェスティバルと言われており、毎年、多くのお客さまが来場されます。入場は無料です。長時間にわたる屋外イベントで、各種飲食店も多数出店します。

「Sommernachtskonzert Schönbrunn 2019」以上に若い方が多く集まることから、各種の規制があります。ホームページにはFeriお得意のピクトグラムは掲載されていませんでしたが‥

まず、フェスティバルエリアではセキュリティチェックが行われており、違反した場合は入場することができません。
201906190005大型バックパックの持ち込みは禁止されている他、違法薬物の使用、武器や花火、拡声器、傘、レーザーポインターの持ち込みも禁止されています。そして、各種ドローンの使用も禁止です。主催者によると、傘は武器になる可能性があるため、禁止しているという見解でした。

フェスティバルエリアではアルコール類は販売されていますが、持ち込みは禁止されています。これは青少年に対するアルコール規制(16歳以下はアルコール禁止)を徹底することも背景にあるようです(つまり自宅から持ってくる青少年を排除わけです)。

当たり前ですが、アルコールを飲んだ上で、テンションの上がる音楽を聞けば、トラブル発生のリスクが高まります。

そこで、危険物の持ち込みについては、厳しくチェックしている訳です。手荷物検査では、金属探知機も使われています。空港ほどではありませんが、かなり本格的です。

201906190015こちらでは泥酔者は軽蔑される存在。そのため、会場を巡回しているセキュリティスタッフが、観客に迷惑を及ぼすような泥酔者を発見した場合は、保護の上、会場外へ退去させられます。

最近、日本の野外フェスティバルでは、ゴミ箱がなくて困るという話を耳にしたことがありますが、こちらでは会場内に指定のゴミ箱があり、そこへ捨てるように案内されています。

会場内では、原則として乗り物は使用禁止。自転車、スクーター、インラインスケート、スケートボード、ローラースケートなどは全面禁止です。違反した場合、セキュリティスタッフが、一時預かることになっています。

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June 20, 2019

「EuroPride 2019」が終わりました

201906190009今晩は「Sommernachtskonzert Schönbrunn 2019」が開催されますが、幸い、ウィーンは良い天気に恵まれており、雨の心配はなさそうです。20時頃の気温は24度と予報されており、会場のシェーンブルン宮殿には、多くのお客さまが集まることでしょう。

さて、6月1日から始まった「EuroPride 2019」ですが、今年も大変な盛り上がりを見せ、6月16日に無事、閉幕しました。

この行事は、レズビアン、同性愛者、バイセクシュアル、トランスジェンダーなどLGBTQと呼ばれる人々の人権を養護し、周囲の人々が受容する環境を醸成することを目的に行われているものです。

6月8日には「Life Ball 2019」がRathausplatzで華々しく行われた他、6月15日にはRingを使った「Regenbogenparade」も行われました。

201906190003「Life Ball」に関しては、会場には関係者以外入場できませんでしたが、Feriもテレビ放送で様子をチェックしました。

一方、「Regenbogenparade」は誰でも参加可能なイベントだったので、大変な盛り上がりを見せたようです。Wiener Linienでは、レインボーカラーに塗った路面電車(事業用車ですが)をパレードに投入しました。

期間中、協賛企業も様々な支援を行っていますが、この催しを全面的に支援しているウィーン市では、公園局が、市内の植え込みや花壇に写真のようなレインボーカラーの特製プレートを設置していました。

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June 19, 2019

謎のピクトグラムシリーズ ガソリンエンジン車進入禁止?

Img_2019_04_0183今日は「謎のピクトグラムシリーズ」をお届けしましょう。

ウィーン市内のガレージは、土地の関係から地下に設けられているケースが多いですが、先日、ある地下ガレージの入り口で写真のようなピクトグラムを見かけました。

「丸に斜線」なので、禁止行為であることは明白ですが、ちょっと見かけないピクトグラムです。自動車のシルエットに何らかのボンベ。そして、液体が垂れています。

ピクトグラムの横には「Einfahrt für flüssiggasbetriebene KFZ verboten!」という文字が描かれています。

その隣にはピクトグラムではありませんが、看板が掲げられています。この看板には「Sauber,Sicher,Sparsam Erdgasauto ICH DARF HINEIN」という文字が‥

つまり、このガレージは天然ガス自動車専用で、ガソリンエンジン車の乗り入れを禁止しているようです。

Feriは、ウィーン市内で天然ガス自動車の表示を見たのは、この時が初めてで、正直、驚きました。

201906050010天然ガス自動車は、光化学スモッグや酸性雨など、環境汚染の原因となる窒素酸化物や炭化水素の排出量が少なく、硫黄酸化物は全く排出されません。

さらに、喘息などの呼吸器疾患の原因となる黒煙や粒子状物質は、ほとんど排出されません。

そのため大気汚染対策には有効なのですが、日本ではLPGガス自動車は、ガスを供給するスタンドの問題、車体重量の問題などから、主に大都市部のタクシーなどに限定されており、通常の乗用車では見かけないような気がします。

実際、オーストリアでも自家用車に関しては、天然ガス自動車は非常に少数に留まっているというデーターもあります(JETROの資料では、2018年のオーストリアでの登録台数は、天然ガス・ガソリン併用が525台、天然ガスが110台となっていました)。

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June 16, 2019

街路樹、養生中

201906150001連日、ウィーンは「猛暑」が続いています。そのため、休日の市営プールは大賑わい。さて、今日は暑くてももの言わない「街路樹の話題」をお届けしましょう。

皆さまもご存じのようにウィーンは緑の多い街ですが、街路樹も計画的に植栽されています。街路樹が育ちやすいように比較的、スペースも確保されており、張った根によって歩道が変形しているところは少ないようです。

また、木の植え替えも定期的に行われているようです。当然、「若い木」が植えられている場所も見かけます。

201906150002先日、Ottakring駅付近を歩いている時、若い木を養生している場面を見ました。

写真のように根の部分に養生シートがかかっていました。シートだけがかかっていると、ゴミと間違えられる可能性があるためか、Treegatorと書かれたプレートが取り付けられていました。

気になったので、記事をまとめる前にちょっと調べて見たのですが、これは「自動散水システム」のようです。

恐らく若木の場合、根が十分に張っていないため、気温が上がると十分な水を自力で補給できないため、こういった装置を使って水を供給しているのでしょう。

201906150004この装置を製造・販売しているメーカーの説明では、午前中にTreegator(商品名。登録商標)のバッグを水で一杯にするだけで、一日の終わりまでに、効率的に木に水を補給することができるそうです(12時間以内に水やりが実現)。

若い樹木の場合、このバッグに週1回、水を補給することで、効果的な水やりができるそうです。

つまり「係員が長時間、現場で作業をしなくてもすむ」「効率的な水やりができる」というのがセールスポイントのようです。

確かに、この方式では、セットアップが完了すれば、別の現場へ移動できるので、効率的です。

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June 15, 2019

自律型E-Busの実用化試験が始まりました

201906140002Wiener Linienが中心となって開発と実用化を進めている自律型E-Bus(自動運転電気バス)の実用化試験が、6月6日からSeestadtで始まりました。

現車の完成後、2018年4月からWiener Linienが中心となり、オーストリア工科大学(AIT)、KuratoriumfürVerkehrssicherheit(KFV)、TÜVAustria、Siemens Mobility、Navyaなどの協力を得て、Leopoldauにあるバス車庫で様々なテストを行ってきましたが、いよいよ実際に乗客を乗せた実用化試験という第2段階に入ったものです。

実用化試験初日にはMichael Ludwigウィーン市長をはじめとする関係者が出席し、実用化試験のスタートを祝いました。

201906140001このブログでも以前お伝えしたように、今回、自律型E-Busの実用化試験が行われるのは、U2のSeestadt駅を起点とする路線で、10の停留所が設けられます。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、U2のSeestadt駅から住民が住む街まで約2キロ、離れています。この間のアクセスを担当する訳です。

自律型E-Busの定員は11名ですが、安全確保と法律的な要件をクリアするため、オペレーター(保安要員)が同乗します。そのため、実際に乗れる人数は10名です。

201906140005さらに安全上の理由から、立ち席乗車は認められません。また、ベビーカーを使用するお客さまが乗車する場合、席が減少することになります。

テスト中に障害が発生した場合、代替交通機関は提供されません。そのため、乗車料金は無料になっています。

興味深いのは、自律型E-Busは、いわゆる時刻表は存在しません。

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June 14, 2019

新刊紹介「古都のアラカルト ウィーンの街の物語(上)」

201906130001今日は、当ブログをご愛読の方にとって興味深い「書籍のご案内」です。

ウィーン在住のエッセイストで、実業家の近藤常恭さんが「古都のアラカルト ウィーンの街の物語(上)」を出版されました。

ご存じの方も多いと思いますが、同氏はウィーンで日本の食材を扱う日本屋のオーナーさんです。1950年にドイツに渡り、その後、1972年からウィーンにお住まいになっています。

ウィーン在住の日本人の方は、必ずお世話になるお店が日本屋さんです。最近は日本の食材を扱う韓国系スーパーマーケットが増えていますが、以前は、日本屋さんが唯一でした。

Feriは、お招きに預かりませんでしたが、先日、ウィーン市内のカフェハウスで出版記念会が盛大に開催されたそうです。Feriは友人から同書を頂きましたので、当ブログでご紹介します。

同氏は「月間ウィーン」にも定期的に記事を提供されていらっしゃるので、ご存じの方も多いと思います。今回は、今まで執筆された原稿をまとめて、自費出版されたものです。

同氏は、そのご経歴から色々な分野に精通しており、長年、こちらで生活をされていることから、人脈も豊富。そのため、執筆されている内容も、身近な話題から、歴史、音楽、料理など幅広く、かつ興味深いエピソードが満載です。

例えば、「春の嵐:タマゴとウサギの物語」、「塩の棒:人はパンのみにて」、「丸干し裁判:電信柱と郵便ポスト」、「モーツァルトト食べ物:天才も人の子」といったタイトルだけを見ても興味を引かれる作品が多数。

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