June 17, 2019

Volksoper ballett「Peter Pan」

Peter-pan-00今日は久しぶりに「バレエの話題」です。

以前、師匠のはっぱさんに刺激されて、バレエを観るようになりましたが、1人ではバレエを観に行くことはほとんどありません。が、今回、ひょんなことから「Peter Pan」を観ることになりました。

実は5月上旬の発売日にはミュージカル「回転木馬」が予定されていたのですが、その後、「Peter Pan」が好評につき、追加になりました。追加と言っても、他の公演と差し替えです。

一応、鑑賞日の変更も承ります‥という話ですが、日本人の根占啓祐さんが主役を務めていることもあり、「Peter Pan」を観ることにしました。

当日の指揮はWolfram-Maria Märtigさん。振付はVesna Orlicさん。主な出演者は以下のとおりです。

Peter-pan-01-Peter Pan:Keisuke Nejimeさん

-Peter Pans Schatten:Robert Weithasさん

-Tinker Bell:Dominika:Kovacs-Galavicsさん

-Wendy:Marie-Sarah Drugowitschさん

-Captain Hook:László Benedekさん

-Mr. Smee:Patrik Hullmanさん

Peter-pan-02-Tigerlily:Olivia Poropatさん

-Tigerlilys Bruder: Dragos Musatさん

 また、バレエ作品ですが、ネバーランドのシーンでは、Kinderchor der Volksoper Wienの皆さんがご出演。子供さんを出演させると、お客さまが沢山集まる「禁断の裏技」。

なお、音楽はオリジナルではなく、Erich Wolfgang Korngold、Max Steiner、Franz Waxman、Miklós Rózsa、Bernard Herrmann、Leroy Anderson、Isaac Albéniz、Guido Mancusi、Sebastian Brugner-Luizといった方々の作品からチョイスされています。 

Peter-pan-03子供さん向けの作品なので、お子さまが多数、来場。まぁ、賑やかなこと。当然、ご同伴の親御さんなども来場されますから、観客動員は増えます。

しかし、考えてみれば、バレエは台詞がなく、身体表現だけでお話が進むわけですから、子供さんはもちろん、言葉がわからない外国人のお客さまでも楽しますね。

Peter-pan-04演出は映画風の仕上げになっており、冒頭、映画で見かけるタイトルロールで始まります。

もちろん、出演者の名前もしっかりとスクリーンに映し出されます。これは、エンドロールも同じでした。

ただ、複数の出演者がいる場合、その都度、映像を変えるのは大変なので、出演予定者が全員でていたのはご愛敬。まぁ、予算の関係もあるので致し方ないところでしょう。

この作品で面白いのは、Peter Panだけでなく、Peter Pans Schatten(影)が出てくること。両者の絡みもありますし、影が同時に活躍する場面もあります。

Continue reading "Volksoper ballett「Peter Pan」"

| | Comments (0)

May 08, 2019

グラーツ歌劇場2019/20シーズン プログラム発表

20190507000110連休をお楽しみの皆さまは、今日から「仕事始め」ですね。ほぼ通常どおりに仕事をしていたFeriは、今日も平常運転です。

さて、5月6日、グラーツ歌劇場が2019/20シーズンのプログラムを発表しました。さっそく、その概要を紹介しましょう。

グラーツの場合、レパートリー上演(継続上演)が少なく、毎シーズン、新しい演出で上演されます。

オペラ、オペレッタ、ミュージカル
-「Don Carlo」(ドン・カルロ、2019年9月28日Premiere)
Giuseppe Verdis作曲の重厚なオペラ。2019/20シーズンの幕開けに上演されます。

-「Die Fledermaus」(こうもり、2019年10月19日Premiere)
毎年、同劇場では1演目が上演されるオペレッタですが、来シーズンはJohann Straußを代表する作品「Die Fledermaus」が取り上げられることになりました。演出は同劇場で「フィガロの結婚」を担当したMaximilian von Mayenburgさんが担当します。ロザリンデにはElissa Huberさんの名前が挙がっています。
オーストリアでも「ぶっ飛んだ演出」が多いグラーツ歌劇場。鉄板オペレッタの「Die Fledermaus」を、どう料理してくるでしょうか。

201905070004-「Königskinder」(王子と王女、2019年12月14日Premiere)
Engelbert Humperdinck作曲のオペラです。本来は「王の子供たち」という邦題がふさわしいのですが、「王子と王女」が一般的なようです。Humperdinckと言えば「ヘンゼルとグレーテル」が有名ですが、こちらは近年、あまり上演されない作品です。

-「Guys and Dolls」(ガイズ&ドールズ、2020年1月11日Premiere)
Frank Loesser作曲のブロードウェイ・ミュージカル。Volksoperでも上演されていたので、ご存じの方も多いと思います。

-「Don Giovanni」(ドン・ジョヴァンニ、2020年2月8日Premiere)
Wolfgang Amadeus Mozart作曲の名作オペラ。定番の一つですね。

201905070003-「Die Passagierin」(パサジェルカ、2020年3月14日Premiere)
Mieczysław Weinberg作曲のオペラ。2010年にブレゲンツ音楽祭で上演されたことがあります(世界初演)。
アウシュヴィッツで看守を勤めていたリーザが戦後、外交官夫人となり、ブラジルへと渡る客船デッキで、囚人マルタに似た女性と出会うところから始まります。忌わしい記憶が蘇り、自分がナチス党員であったことの不安に苛まれ、オペラは現在と過去を繰り返しながら展開していくそうです。

-「Friede auf Erden」(地には平和を、2020年3月26日Premiere)
Arnold SchönbergとIgor Stravinskyの作品。

-「Die Perlenfischer」(真珠採り、2020年4月18日Premiere)
Georges Bizet作曲のオペラ。有名なアリアがありますね。

Continue reading "グラーツ歌劇場2019/20シーズン プログラム発表"

| | Comments (0)

April 25, 2019

速報 VOLKSOPER2019/20プログラム発表

2019042400011昨年よりも発表が遅れていましたが、4月24日、やっと来シーズンのVOLKSOPERの公演プログラムが発表されました。

プレミアは9演目、再演は6演目、レパートリーは20演目となっています。

オープニングは9月1日の「VOLKSOPER FEST」と「HOMMAGE AN DAGMAR KOLLER」。そして、11月20日には「JAQUES OFFENBACH - SOIREE ZUM 200. GEBURTSTAG」が上演されます。。そして、11月20日には「JAQUES OFFENBACH - SOIREE ZUM 200. GEBURTSTAG」が上演されます。

○オペレッタ
プレミア
オペレッタの新作は2演目です。

König Karotte(Le Roi Carotte/にんじんの王、2019年11月23日プレミア)
オッフェンバックの作品ですが、あまり上演されることがない珍品。1872年1月に初演されました。1878年にはウィーンでも上演されたそうです。近年ではドイツのStaatsoper Hannoverで上演されているようです。今回、オッフェンバック生誕200年を記念して上演されることになりました。

今回、VOLKSOPERのイメージ映像が、Staatsoper Hannoverの舞台写真とイメージが似ているため、もしかすると「白馬亭にて」のように、他劇場で上演されたプログラムを移植する可能性もあります。

日本では、ほとんど資料がない作品ですが、「西洋比較演劇研究」という資料に「オッフェンバックの《にんじん王》初演における「風刺」--第二帝政と第三共和政の狭間で」(執筆:森 佳子氏)という記事が掲載されていたことがわかりました。Feriは、Premiereまでに、この資料を是非、見たいと思っています。

-Der Zigeunerbaron(ジプシー男爵、2020年2月29日プレミア)
ヨハン・シュトラウスの名作オペレッタの1つ。前演出(2005/06シーズン)では、フィナーレで全員が戦死して英霊としてウィーンに戻ってくるという演出が物議を醸し出しました。今回の演出はPeter Lundさんが担当します。

指揮にはAlfred Eschwéさんの名前が挙がっています。Homonay伯爵はMarco Di Sapiaさん、バイリンカイはEric Laporte さん、ザッフィにはKatrin Adel さんが起用されます。主役のカップルは、客演のようです。

再演
GRÄFIN MARIZA(伯爵令嬢マリッツア):2020年1月~2月に8公演
こちらも比較的暗い舞台ですが、それでも後半は明るくなる上に、ハッピーエンドなので、Feriは、そこそこ気に入っています。問題はマリッツアとタシロに誰が起用されるかだと思います。

DIE LUSTIGE WITWE(メリーウィドウ)」:2020年4月~5月に8公演
前シーズン、あまりにも集客が悪く、正直、Feriもびっくりしました。きれいな舞台で、演奏も良いのですが、なぜ、かつてのような人気が出ないのか、疑問です。
一つは、退廃的な貴族を演じるダニロにあるのかもしれません。こちらもハンナと共に、誰が起用されるかがポイントでしょう。

レパートリー 3作品の上演が決まりました。比較的お客さまを呼べる演目がラインナップされた点が評価できます。
DIE FLEDERMAUS(こうもり)

Orpheus in der Unterwelt(地獄のオルフェ):2019年9月~10月に5公演

DIE CSARDASFÜRSTIN(チャールダーシュの女王)」:2019年11月~2020年1月と2020年5月~6月に15公演

MEINE SCHWESTER UND ICH(姉さんと私):2020年3月~4月に7公演

反面、2018/19シーズンで上演されていた「Gasparone(ガスパローネ)」、「Der Opernball(オペラ舞踏会)」、「Eine Nacht in Venedig」(ヴェネチアの一夜)」、「Axel an der Himmelstür(アクセル、天国の扉の前で)」は外れました。

「ヴェネチアの一夜」はが外れたのは、ちょっと残念ですが、Jörg Schneiderさんが出演されなくなったので、魅力半減。という訳で、外れた演目は予想どおりでした。

ただ、シーズンを通して上演されるのは「DIE FLEDERMAUS(こうもり)」だけで、それ以外の演目は、期間限定方式になっています。これも出演者の確保が難しいことが要因だと思われます。

Continue reading "速報 VOLKSOPER2019/20プログラム発表"

| | Comments (4)

April 03, 2013

バレエ異聞 「夏の夜の夢」を観て‥

Img_104_03_4208_001

最近は時々、バレエも観るようになったFeriですが、決して「はまっている」という訳ではありません。今回、3月のプルミエを迎えた「夏の夜の夢」は、ちょうどイースター割引だったので、オペレッタとセットで購入した‥というのが真相です。

なお、標題ですが、Feriは今まで「真夏の夜の夢」と言っていました。確かに原題を直訳すると「真夏」になるのですが、物語の設定時期が6月の「夏至」。そのため、日本人の感覚では「真夏は変だろう」という意見が多くなり、今は日本では「夏の夜の夢」と表記することが多いそうです。奥が深いですね‥

Feriが観たのは3月24日の日曜日、何と珍しく16時30分の開演です。そのため、ご年配のお客さまプラスお子様が多数。いつもとは違った劇場の雰囲気です。

当日の指揮はAndreas Schüllerさん。主なキャストは以下の通りです。

Continue reading "バレエ異聞 「夏の夜の夢」を観て‥"

| | Comments (0)

February 01, 2013

シュタットバレエ「青ひげ公の秘密」

Img_102_01_3352_001

2013年に入ってから、90万アクセスを達成したものの、なぜか「オペレッタの話題」が出てこない当ブログ。“Feriさんはどうしてしまったのか?”と思う方もいらっしゃるかもしれません。

実は、仕事のスケジュールとフォルクスオーパーのオペレッタ公演が、うまく合わないのですよ。昨年12月前半に観た「メリーウィドウ」が最後ですから、禁断症状が出始めているのですが‥

しかも、代替案として確保していたフォルクステアターの「白馬亭にて」が、何と前日に演目変更になってしまいました(どうやらシングルキャストだったので、出演者に何かトラブルが発生したのでしょう)。踏んだり蹴ったり。意気消沈している今日この頃です‥

では、気を取り直してフォルクスオーパーで昨年12月にプルミエを迎えたシュタットバレエ公演「青ひげ公の秘密」の模様をお伝えしましょう。

「青ひげ公の秘密」は「プレリュード」と「青ひげ公の秘密」の二部構成で、途中に休憩が入ります。当日の指揮はWolfgang Ottさん。主なキャストは以下のとおりです。

Continue reading "シュタットバレエ「青ひげ公の秘密」"

| | Comments (0)

April 30, 2012

ウィーン・シュタット・バレエ来日公演「こうもり」

Img_101_04_1892_001

5月最後の話題は「日本公演編」です。

本来は、フォルクスオーパーで「オペレッタ三昧」のハズだったのですが、諸般の事情で、現在、Feriは日本に居ます。本来、シュタット・バレエの来日公演は観ない予定だったのですが、たまたま招待券をいただきました。そんな事情から、急きょ参戦。

本当は「ウィンナ・ガラ」の方が良かったのですが、招待がバレエ版「こうもり」でした。

また、どうせ観るのだったらマリュエル・ルグリさんがウルリック役で出演する回の方が良かったのですが、これは無理な注文というもの‥

よく「バレエはダンサー勝負」みたいに思っている人がいますが、実はオペラと同じく総合舞台芸術ですから、オーケストラも非常に大切です。とくにバレエの場合、オペラ以上にコンビネーションが問われますので、指揮者も専門の方が担当するケースが多いようです。

指揮は、ペーター・エルンスト・ラッセンさん、演奏は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団でした。なお、Feriが観た当日のキャストは以下の通りです。

Continue reading "ウィーン・シュタット・バレエ来日公演「こうもり」"

| | Comments (2)

March 28, 2012

フォルクスオーパーの「カルミナ・ブラーナ」旋風

Img_100_03_0868_001

今日はフォルクスオーパーで上演されている「モダンバレエのお話」です。

2012年3月2日にプルミエを迎えたウィーン・シュタットバレエ(ウィーン国立バレエ団)の「カルミナ・ブラーナ」ですが、こちらでは大変注目を集めています。実際、フォルクスオーパーでは珍しい満席が続いているのですよ(当日売り、ゼロ)。

実は、feriは4月に観る予定にしていたのですが、何と楽しみにしていた「微笑みの国」が「カルミナ・ブラーナ」に演目変更となり、半ば強制的に観る羽目になりました

Continue reading "フォルクスオーパーの「カルミナ・ブラーナ」旋風"

| | Comments (0)

February 06, 2012

番外編 新国立劇場バレエ版「こうもり」

2012_02_05_la_chauve_souris

諸般の事情で、「オペレッタ日照り」が続いているFeriです。そろそろ、乾ききってしまいそうなのですが、しばらくはお預け。そんな中、日本の新国立劇場のバレエ版「こうもり」を観る機会を得ました。

そう、かのローラン・プティさん振付の「あれ」です。ウィーン国立歌劇場で今まで3回観ていますが(好きですねぇ)、それ以外の劇場で観るのは、今回が初めてです。とは、言っても演出や振付が同じですから、仕上がりを比べることができる‥という訳です(イヤなお客の代表)。

実は、以前、バレエ版「こうもり」は、新国立劇場で日本を代表するバレリーナ草刈民代さんの出演で上演されたことがあります。が、このときは、さすがに満席で観ることはできませんでした。残念。

しかし、日本のダンサーは最近、質が向上しており、世界的にも活躍している方が増えているので、今回も興味津々です。

Continue reading "番外編 新国立劇場バレエ版「こうもり」"

| | Comments (1)

January 03, 2012

番外編 ウィーン・シュタット・バレエ来日公演情報

Img_105_12_4074_001

今日は来日公演情報をお届けしましょう。今年は、5月にウィーン・フォルクスオーパー、10月にウィーン国立歌劇場の来日が予定されていますが、その前に単独でウィーン・シュタット・バレエの来日公演が行われます。

今回、日本で上演されるのは「ウィンナー・ガラ」と「こうもり」の2演目です。

「ウィンナー・ガラ」は日本公演向けにまとめられた作品で、芸術監督のルグリさんが就任後、ウィーンで上演された作品を中心としたダイジェストです。「バッハ組曲第3番」、「アンナ・カレーニナ」、「マリー・アントワネット」、「スキュー・ウイフ」、「グロウ・ストップ」、「イン・ザ・ナイト」、「精密の不安定なスリル」、「白鳥の王子」、「ライモンダ」などが予定されています。ただ、演奏については「イン・ザ・ナイト」はピアノ伴奏ですが、それ以外は録音を使用するそうです。ちょっと残念。

Continue reading "番外編 ウィーン・シュタット・バレエ来日公演情報"

| | Comments (0)

December 25, 2011

ウィーン・シュタット・バレエ「眠れる森の美女」

Img_119_12_3291_001

昨晩、12月24日は各劇場とも、クリスマスイブなので休演でした。さて、その前日、23日にウィーン国立歌劇場でチャイコフスキーの定番クラシックバレエ「眠れる森の美女」が上演されました。

再演初日は12月21日で、この日が二回目の公演ということになります。ウィーンでもバレエは、オペラに比べると人気が低いのですが、さすが定番バレエ、ほぼ満席でした。

Feriは初めて観るのですが、かつて国立歌劇場のバレエ団に所属していた日本人バレリーナ中村祥子さんがオーロラ姫を演じたことでも有名な作品です。中村さんは、2006年、マラーホフが芸術監督を務めるベルリン国立バレエ団へソリストとして移籍していますが、その直前に出演したと思います。

Continue reading "ウィーン・シュタット・バレエ「眠れる森の美女」"

| | Comments (4)