April 20, 2021

番外編 ふるさと交流ショップ台東の「オーストリアショップ」

2021041901今日は番外編として、先日、森野由みさんがブルゲンラントからワインをお送りしたお知り合いの後日談をお届けしましょう。

突然のワインのプレゼントに感激した友人Tさんですが、せっかく、WEINGUT Höplerの美味しいワインを頂くのに、日本の食品では興ざめ‥

そこで、日本で話題になっている「ふるさと交流ショップ台東」にオーストリア政府観光局が出店していることを思い出したそうです。

台東区でオーストリア政府観光局が出店‥不思議な気がしますが、実はウィーン1区(Innere Stadt)と台東区は、歴史と文化の街という共通点があり、台東区内小学校音楽部の訪問をきっかけに、文化や人的交流の発展をめざし、1989年4月5日、姉妹都市として提携しています。

20210419072019年には提携30周年を迎え、台東区から区長さんをはじめとする関係者がウィーンを訪問し、1区で記念行事も行われています。

ふるさと交流ショップ台東」は、日本全国各地の自治体が1週間単位で入れ替わり、各地の魅力を発信する新しい形のアンテナショップ。

毎年、この時期にオーストリア関連商品を販売していましたが、今年はCovid-19感染拡大の影響で、開催が危ぶまれていました。

2021041902様々な、困難を乗り越えて2021年4月1日から4月20日まで、オーストリア政府観光局の出店が実現。SNSではけっこう話題になっていたそうです。

お知り合いTさんはご自身の住まいが東京都台東区からかなり離れているため、当初は行く予定はなかったのですが、ワインを頂いたことで、気持ちが変わり、訪問。

その時の写真を送っていただいたので、ご本人の許可を得て、ご紹介することにします。

「ふるさと交流ショップ台東」は、千束通商店街の一画にありますが、お知り合いも、このエリアははじめて訪問したとのこと。周囲の雰囲気は典型的な東京の下町。

2021041904なお、“雰囲気がウィーン1区と似ているかどうかは、皆さまのご判断にお任せします”とのこと。

お知り合いのTさんが訪問したのは、会期終了が迫っていたため、一部の商品は売り切れになっていたそうです。

基本的に日本のインポーターさんの協力を得て、商品を仕入れたようですが、ワイン、ビール、ソーセージ、サラミ、チーズ、パン、お菓子やスノーボールなどのグッズが狭い店内に所狭しと並んでいます。

会期終了間際ということで、セールも行っており、ビールを3本買うとビアグラスをプレゼントという企画も。

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April 12, 2021

わかりやすい看板 何の会社でしょうか

2021040701今日は「お店(会社)の看板にまつわる話題」をお届けしましょう。

その昔、オーストリアをはじめとするヨーロッパでは、商売をビジュアル化した看板を商店の店頭に掲げていました。今でも歴史的な景観を大切にするエリアでは、この手の看板を掲げた路地を見かけることがありますね。

これは、昔、文字が読めない人がいたため、ビジュアルで商売の内容を理解してもらおうという発想から生まれたとも言われています。

そのような伝統があるためか、現在でも看板に工夫を凝らしたお店や会社を見かけることがあります。

2021040702冒頭の2点はザルツブルク州で見かけたものです。トップは民族衣装のお店、二つ目は銃砲店。いずれもわかりやすいですね。

さて、今回ご紹介する看板を掲げた会社はウィーン市内16区で見かけたものです。

立派なネジとナットが、それぞれ掲げられています。これを見れば、何を取り扱っている会社なのかは、一目瞭然。「ネジとナットの専門会社」です。

社名は「TRMAL-Verbindungselemente」ですが、壁に掲げられたロゴには1903という文字が見えるので、1903年創業という歴史ある会社。

2021040703いわゆる卸や小売ではなく、製造販売を行っている会社です。

同社は特殊用途のネジやナットを得意としており、カスタムメイドも大歓迎。素材も鉄、高強度鋼、真鍮、銅、プラスチックなど多種多様な素材を使ったネジやナットを製造できる技術を保有。

さらに金属製の製品には、お客さまの要望に応じて、各種メッキやコーティングも可能です。専門会社らしく納品前に超音波や磁石などを使って製品の検査も徹底的に行っています。

ネジやナット以外にも、ボルトやワッシャ、リベット、ピンといった関連する商品も製造販売しています。

20210407041903年に操業した同社は、GabrielaTrmal氏が所有する個人経営の会社で、現在のオーナーは4代目。

いわゆるマイスターを抱えており、個人経営ながら高い技術力が売り。また、小規模会社なので、同一製品を長期にわたり、大量に納品するのは得意ではないかもしれませんが、お客さまの特殊なオーダーには迅速に対処できる点が特徴です。

最後の写真は、同社創業時のもの。ベルト駆動の機械旋盤が並んでおり、マイスターの工房という趣が感じられます。

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March 07, 2021

変わったお店シリーズ173 365日営業 U3 SUPERMARKT

2021030302今日は「変わったお店シリーズ」として、こちらでは珍しい365日営業というミニスーパーマーケットをご紹介しましょう。以前もご紹介したことがありますが、しばらく時間がたったので、最近の様子も含めてご紹介します。

こちらでは、法令によって一般のスーパーマーケットは日曜日休業が義務づけられています。最近ではCovid-19感染拡大の影響で業績が下がっているためか、モグリで営業をしているケースがあり、当局が取り締まりを行っています。

そんな中、合法的に365日営業しているミニスーパーマーケットがWestBahnhofの地下にあります。屋号は「U3 SUPERMARKT」。

現在は、日本のコンビニエンスストアのような雰囲気ですが、1999年12月に「FreshBox」という屋号で営業を開始した頃は、フレッシュフルーツジュースやスムージーを、その場で作って販売するお店でした。いわゆるジュースバーです。

2021030301その後、花の販売などを始めるようになり、2005年頃、ジュースバーの設備が古くなったことをきかっけに、ミニスーパーマーケットへ業態転換。2010年9月、全面改装を経て、現在の形態になりました。

店舗はWestBahnhofのU6、U3を結ぶコンコースにある関係で、店舗は非常に狭いです。また、通常のスーパーマーケットと同じく、一方通行方式を採用しており、入口から入って、店内を回遊の後、レジカウンターで精算を済ませて、店外へ出るスタイル。

ただ、Covid-19感染拡大の影響で、店舗内に入ることができる人数が、売場面積で決まっているため、現在は、どのような営業スタイルをとっているのかは、わかりません。

ただ、意外と色々な商品が揃っており、こちらでは便利なお店です。こちらでは、駅構内のスーパーマーケットに関しては「旅行者の対応するため」として、特例として日曜日の営業が許可されています(もちろん当局に申請が必要ですが)。

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February 20, 2021

冬のお散歩の途中に立ち寄りたくなる場所‥Heurigen to go

2021021910先日、ウィーンのコロナ信号( Corona-Ampel)がオレンジになりましたが、残念なことに再び赤に逆戻りしました。

逆にオーバーエスターライヒ州はオレンジになりました。一進一退という感じですね。

2021021913さて、今日は週末にふさわしい「お散歩とホイリゲにまつわる話題」です。

ウィーン子は寒い冬でもお散歩は大好き。ロックダウンは解除されたとは言え、Covid-19感染拡大の影響で現時点で長距離旅行やスキー休暇はほとんど不可能。

そのため、自宅から徒歩で楽しめるお散歩やハイキングが、今やトレンディな個人的イベントです。また、ウィーン市でも健康管理のため、家の中に閉じこもっているだけでなく、新鮮な空気の中での運動を推奨しています。

Feriの行動パターンは、このブログの読者の皆さまならご存じのとおり、季節を通じてお散歩の終点はホイリゲです。

2021021912歩いて適度に体を動かしたあと、ホイリゲで頂くGRÜNER VELTLINERは一段と美味しく感じるものです。まぁ、このような行動パターンのウィーン子も多いようです。

が、現在、Covid-19感染拡大のためホイリゲを含む飲食店の営業は禁止。そのため、「お散歩の後の楽しみ」(自分へのご褒美)が無くなってしまったのが、残念無念。

そんな中、ウィーン南部Thermenregion地区にあるWeingutがSchachterlheurigenを営業しています。

2021021911Schachterlheurigenは、持ち帰り用の軽食やワインを販売するお店。つまり「Heurigen to go」。

ホイリゲのお持ち帰りです。考えましたね。通常は各Weingutが特定の日にちに臨時に店を開けて、販売します。

そして驚くことにGumpoldskirchen(今回、写真で紹介したホイリゲ街のある街)にはワイン自動販売機(Weinautomat)が設置され、13のWeingutが厳選したワインを適切な温度管理の下、24時間、提供しているのです。

このアイデアを発案したのはワイン生産者協会のRobert Grill氏とJohannes Hofer氏。Covid-19感染拡大によるロックダウンで壊滅的な被害を被っているWeingutを救うためのアイデアです。

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February 07, 2021

お餅がブーム?

2021020510 日本本の皆さまにとってオーストリアの魅力を伝えたミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」でゲオルク・フォン・トラップ役を演じたカナダ人のオスカー俳優クリストファー・プラマー(Christopher Plummer)さんが、2月5日、お住まいになっていたアメリカでお亡くなりになりました。享年91歳。

Feriも、あの映画を観てオーストリアやザルツブルクにの憧れた口なので感慨深いものがあります。謹んで、お悔やみを申し上げます。

2021020501今日は「お餅の話」をお届けしましょう。日本でもお正月以外ではお餅を食べる機会が減ってきていると思いますが、日本の伝統食の1つだと思います。

独特の食感があるため、外国人には不向きかと思っていたのですが、昨年くらいからウィーンでは「お餅がブームになっている」らしいのです。

KURIER紙に「Warum sind alle verrückt nach Mochi?」(なぜみんな餅に夢中なのか?)、Die Mochi-Magie]」という記事が掲載されていました。

当たり前ですが、餅のドイツ語はないので、そのまま「Mochi」となっています。

2021020504“一見、本当に食べたいとは思えません。餅を知らない人はしばしば混乱します。それは本当に食べ物ですか、それとも単なる飾り物ですか?”という書き出しから始まります。「摩訶不思議な食べ物」という印象が伝わってきます。

しかし、実際に食べて、独自の食感から餅に「はまる」ウィーン子も多いようです。

Mochiとう名前を冠したレストランチェーンのオーナーさんも、その一人で“実際には説明できない、ふわふわで心地よい味わいの感覚です”と述べています。また、食感をグミと比較しています。

2021020503 食べ方としては、主にデザートの一種になっているようで、ピーナッツバター、チョコレート、ココア、いちご、餡などを入れたものが人気だとか。日本人の感覚だと餅と言うより大福です。大福の生地は餅なので、餅と表現することに間違いはありませんが‥

最近では、こちらでも日本食が普及するにつれて醤油に対する抵抗が少なくなっているので、磯辺焼きも大丈夫かも知れません。Feriは、雑煮以外では、磯辺焼きの方が好きですが‥

実際、ウィーンにはMOCHI GmbHが経営する「Mochi Praterstraße」、「Mochi Vorgartenmarkt」、「Mochi Omk1010」など、餅を店名に関した飲食店チェーンが誕生しています。

ただ、残念なことにCovid-19感染拡大の影響で、現在、飲食店はテイクアウト以外は営業禁止になっていますが‥

2021020502ウィーンでブームの火付け役となったEduard Dimant氏は、従来、工業的に生産された餅だけすか知らなかったらしいのですが、2007年、来日した際、初めて「杵つき餅」を見て、滝に打たれたような衝撃を受けたとか‥

KURIERの記事には、「杵つき」の様子が記事で紹介されていますが、その実態を知っているFeriが見ても、良く再現されています。

例えば、杵つき餅は伝統的な製法で最近は少なくなっている、伝統的な餅つきでは臼と杵(ただし、この名称が出てきません)を使い二人の作業者が必要である、二人のコンビネーションが重要である、300回は杵つきが必要である‥などなど。

この伝統的な製法を見て、餅と「日本の食文化」にはまったことは間違いありません。

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October 24, 2020

旧市街の変化、雑感

2020102501先週末にオーストリア連邦政府が、新しいコロナ信号情報を発表しました。感染再拡大を受けて、残念ですが21地区が新たに赤に指定されています。

現在、赤エリアは25で、赤の地域がないのはケルンテン州だけです(ウィーンは州扱いですが、オレンジなので除外)。その結果、オーストリア人が住む1/4のエリアが赤に指定されてことになります。この他、黄色からオレンジに移行したエリアもあります。

今週末(10月24日から25日)、オーストリアでは夏時間が終了し、冬時間になりました。市庁舎では、2時59分に大時計が停止し、1時間後、3時から再始動。

という訳で、週末は1時間、余計に休むことができました。なお、冬時間は2021年3月28日まで適用されます。

そして、昨日、お伝えしたようにクリスマスマーケットについても、開催要領が発表され、経済の復興に向けて第一歩を踏み出した感があります。

2020102101今日は、変わらないようで、変わりつつあるウィーンの旧市街についての雑感です。

ウィーンの旧市街は、ユネスコの世界遺産に指定されている関係で再開発には、色々な制約があります。ただ、リンクの外側では、このブログでもお伝えしているようにスクラップアンドビルド方式で大規模な再開発が行われるようになりました。

さすがに旧市街内部では、スクラップアンドビルド方式での大規模開発は難しいですが、それでも建物のファザードを活用した再開発は盛んです。

Feriが、30年以上前にウィーンにはじめて行って以来、2000年に入るまでは昔の面影を残していたような気がします。

最近、気になるのは建物は残っているものの入居しているお店や企業が変わっている点です。

2020102102Vermählungsbrunnen(結婚式の噴水)で有名なHohermarkt(ホーアーマルクト)周辺でも色々な変化があります。

TuchlaubenとHoherMarktの交差点に面した石造りの建物に以前は金物屋さんが入っていました。立派なショーウィンドウもあって各種の金属製品を取り扱っていました。

恐らく昔から店を構えていた店舗なのだろうと思います。Feriも何回か店内に入ったこともありますが、興味深い商品が販売されていたことを覚えています。

現在、建物は以前のままですが、金物屋さんが入っていたスペースはHerbarium Officinaleというお店になっています。

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October 12, 2020

変わったお店シリーズ172 謎の自動販売機 SWITCH Tauschautomaten

202010130110月11日に投票が行われたウィーン市議会議員選挙ですが、12日に開票が行われ、結果が、ほぼ判明しました。郵便投票の結果が判明するまでに、若干、時間がかかるため、暫定結果ですが、大きな変化はないと思われます。

グラフをご覧になるとわかるように、現在の市長を擁するオーストリア社会民主党(SPÖ)が強さを発揮。また、連邦政府与党のオーストリア国民党(ÖVP)が復活しました。

緑の党、NEOSも議席を伸ばしましたが、逆に大幅に議席を減らしたのが、全開選挙で大躍進したオーストリア自由党(FPÖ)でした。区によって各政党の得票率は異なりますが、全体的な傾向は変わらないようです。

2020101204さて、スマートフォンを使う方が増えてくると大きな問題になるのが充電。最近では、バーコード決済の普及につれてスマートフォンの使用頻度が高まっている人も多いと思いますが、電源が落ちていれば、○○Payも使用できず、話になりません。そこで、予備の外付けバッテリーを持ち歩いている方も多いのではないでしょうか。

今日はスマートフォンのバッテリーに関連してウィーンで見つけた不思議な自動販売機をご紹介しましょう。

このブログでも度々、お伝えしていますが、オーストリアには「自動販売機大国の日本」では見かけないユニークな自動販売機が設置されています。

その一つが携帯電話のアクセサリーなどを販売する自動販売機だと思います。日本ではコンビニエンスストアなどでも変換アダプターやイヤホンなどを購入できますから、そのような販売形態の違いが影響しているのかもしれません。

先日、所用があって川向こうのFloridsdorfに出かけた時、帰りに駅構内で写真のような自動販売機を見かけました。向かって右側に関しては、市内で比較的良く見かける携帯電話アクセサリーの自動販売機です。

気になったのは、向かって左側。一体になっているところから、自動販売機の一部であることは間違いないようです。

後日、自動販売機に描かれている「SWITCH Powerbank」というブランド名から検索してみました。

2020101202するとユニークなサービスを提供している会社がヒットしました。現在はNeckhaim Automaten GmbHという会社ですが、元々は2018年にGründung der NAGとして誕生。ÖBB構内で携帯電話のアクセサリーを自動販売機で販売していました。

その後、ÖBBの社内調査で、多くのÖBB利用客が、公共の場でスマートフォンや携帯電話の充電を緊急に必要としていることが判明。

そこで、同社ではスマートフォン用外部バッテリーを自動販売機で提供するアイデアを考案します。ただ、このアイデアは、単に外部バッテリーを販売するのではなく、件の自動販売機の左側で使い切った外部バッテリーを満充電した新しいバッテリーと交換できるシステムにしたこと。

20201012012019年初頭、「SWITCH Tauschautomaten」(スイッチ自動交換機)の試作機が完成し、Wiener LokalbahnのGriesfeld駅で実用化試験が始まりました。

実用化試験の結果が両行で会ったことから、既存の携帯電話アクセサリーの自動販売機に併設する形で、SWITCH Tauschautomatenの運用が始まりました。

さて、使い方ですが、まず、自動販売機またはオンラインショップで、専用の外部バッテリーSWITCH Powerbank (容量4000 mAh、出力5.1V 2100 mA、USB接続ケーブル付き)を購入します。お値段は12Euro。

これは通常市販されている外部バッテリーと同様に使用できますし、自分が持っているUSB充電器で充電も可能です。

ただ、SWITCH Powerbankのウリは、街中でSWITCH Powerbankのバッテリーが消耗し、スマートフォンに電力を供給できなくなった場合、SWITCH Tausch-Automatenで満充電のSWITCH Powerbankと交換できる点です。

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October 08, 2020

変わったお店シリーズ171 オーストリア航空が市内にポップアップストアを開設

2020100701今日は久しぶりに変わったお店シリーズをお届けしましょう。今回、ご紹介するのは「オーストリア航空がウィーン市内にオープンしたグッズショップ」です。

以前、ホテルインペリアルの近くにオーストリア国空の市内営業所があった頃、ここでオーストリア航空のグッズを販売していました。

主にオーストリア航空のロゴ入りグッズやモデルプレーンなどが並んでおり、航空ファンのFeriも利用したことがあります。

その後、市内支店の閉鎖にともなって、市内でオーストリア航空のグッズを直接、販売する場所はなくなってしまいました。

2020100702最もリアル店舗での販売はコストがかかるため、オーストリア航空に限らず、航空会社の多くは基幹空港のターミナル店舗以外はインターネット通販に切り替えています。

オーストリア航空でも、インターネット上でAustrian Jetshopを開設しています。

さて、9月末、同社は市内にポップアップストア(Pop Up Store)を開設しました。同社のブランドマネジャーAmir Aghamiri氏は、新型コロナウイルス感染拡大により航空需要が低迷しているため、リアル店舗開設に踏み切ったと、開設の経緯を語っています。

2020100703ただ、ポップアップストアという名称のとおり、臨時の店舗で「StrictlyHerrmann」(Taborstraße 5, 1020 Wien)という洋品店と提携し、同店の店頭を借りて営業しているものです。

現時点では、開設期間は明言されていませんが、同社ではクリスマ商戦まで営業を継続したい意向です。確かにエアライングッズはプレゼントに最適ですから、アドベントの時期は需要が高まると思います。

販売されている商品は、同社のJetshopで販売されているバッグ、スーツケース、モデルプレーン、シューズ、キャップなど各種グッズです。

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August 23, 2020

48er-Tandlerが5周年を迎えました

2020082215今日はMA48(ウィーン清掃当局)が取り組んでいるユニークなショップ「48er-Tandler誕生5周年の話題」です。

5区にある48er-Tandlerは廃棄された中古品を整備して販売するショップです。日本では、民間の○○Offという業態がありますが、その公営版と考えても良いでしょう。

このブログでもお伝えしたことがありますが、MA48ではMistplatz(廃棄物集積所)で各種廃棄物の分別収集を行っています。

ただ、その中には、まだ使用できる中古品も多数、含まれています。

2020082210MA48では、これらの中古品を、毎年、秋に開催されるMistfestで「蚤の市」として販売しており、大変な人気を集めています。

この「蚤の市」ですが、お値段もさることながら、価値のある商品が手に入るためです。

その後、「蚤の市」を常設のショップに発展させたものが48er-Tandlerで、2015年8月20日に誕生しました。

今年の8月20日には、誕生5周年を記念した特別セールとイベントが48er-Tandlerで開催され、多くのお客さまで賑わったそうです。

2020082214MA48によると、2015年8月のオープン以来、5区(マルガレーテン)の48er-Tandlerには約65万人が訪れ、約67万点の物品が販売されています。

最も売れている商品は、食器・生活雑貨で20万点以上が販売されました。次いで多いのは書籍、レコード、CD、DVDなどで、19万点以上です。

いわゆる中古品ですが、衣料品やアクセサリーの中にはデザイナーブランドも含まれています。

2020082217注目されるのは19000台以上が販売された家電製品。リサイクルセンターの専門家が点検の上販売されており、1年間の保証付きです。

また、おもちゃも67000個が販売されました。

MA48では48er-Tandlerのオープンに合わせて、ゴミとして廃棄処分対象にならない不要な中古品を回収する「48er-Tandler-Box」(右の写真)を市内にあるMistplatz全所に設置しました。

2020082218従来は作業員がゴミの中から再利用可能な品物を分別していましたが、「48er-Tandler-Box」は住民の皆さんが、自主的に再利用可能なものを持ち込むため、作業員の負担が大幅に軽減できるようになりました。

つまり、効率的に48er-Tandlerで販売可能な品物を回収できるようになった訳です。左の写真は「48er-Tandler-Box」の利用を啓蒙するMA48の街頭広告です。

48er-Tandlerで販売される品物は、いずれも住民の方が、中古品として持ち込んだもので、2015年以降、570万kgの量に相当するそうです。

2020082213近年では、ウィーン市が落とし物として回収したものも48er-Tandlerで販売されるようになりました。

48er-Tandlerの活動は、誰もが参加できる廃棄物削減と気候保護に貢献活動です。

なお、販売された商品の代金については、各種慈善団体や生活支援施設にも寄付されるなど、オーストリアらしい活動と言えるでしょう。

店内の写真を見るとわかるように、非常に洗練されたディスプレイで、販売されている品物が魅力的に見えます。

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August 22, 2020

ブルストスタンドがオーガニック認証を取得

2020082201今日は「ウィーンの街角で見かけるWürstelstandの話題」をお届けしましょう。

「Würstelstand」というといわゆるジャンクフードを販売している屋台という印象が強いと思います。実際、Feriも時々、この手のジャンクフードが無性に食べたくなることがあります。

日本だと屋台の雰囲気に近いのですが、こちらの場合、歩道上に許可を得て常設しているところが大きな違いでしょうか。日本の「立ち食いそば」に近いイメージかもしれません。

最近、ウィーンでWürstelstandに関する興味深いニュースがありました。

2020082203JosefstadtのWürstelstand(StrozzigasseとPfeilgassの角にあるお店、住所はPfeilgasse 1080 Wien)が、「Natürlich gut essen」の認証を受けたというものです。

「Natürlich gut essen」は、単に「味が良い、おいしい」というだけではなく、有機栽培・飼育、原産地指定など、使用する食材について様々な規定があります。

今回、この規定をクリアしてウィーンのWürstelstandとして初めて「Natürlich gut essen」の認証を獲得しました。

2020082204提供しているKäsekrainer、Bratwürstel、Waldviertler、LammwürstelはいずれもWaldviertelで有機生産されたものです。

また、自家製ポテトチップス(Erdäpfel-Rohscheiben)も販売しています。これ、生のジャガイモをスライスして油で揚げたもの。揚げたては美味しいです。

もちろんWürstelstandでは定番のホットドッグ系もしっかりメニューに掲載されています。

また、ブロートやピクルスなども有機栽培の材料を使っています。さらにスタンドですから、通常は飲料を販売する際、缶やペットボトル入りのものが提供されますが、ここでは一切使用していません。という訳でBierは瓶入りです。

2020082202当たり前ですが、有機栽培・飼育の材料を使うと値段が高くなります。ちなみに、ここのスタンドではBiowürstelは約5Euro(一般的なスタンドでは3.5Euro程度)です。そのため、学生さんには、敷居が高いかもしれません。

共同経営者のStefan SenglさんはORFのインタビューに答えて、“夜中の3時でも、自分が食べるブルストに何が入っているのか気になる人もいます。また、エコロジーに関心の高い人もいます”と述べています。

Josefstadtは富裕層が多いエリアなので、「意識が高い住民」がお客さまと言うことでしょう。

ちなみに扱っている食材に有機栽培・生産のものがどの程度、含まれているかによってランキングが決まるようになっています。

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