July 31, 2018

BACKBOX

Img_218_02_0504

7月最後の記事は「スーパーマーケット(Supermärkte)の話題」をお届けしましょう。

ウィーンにはチェーン店のスーパーマーケットが多数、出店していますが、各チェーンともお客さまを獲得するため、差別化に力を入れています。

BILLAやMERKURなどでは、比較的早くからインストアベーカリーを展開しています。

予め工場で作った半生の製品をスーパーマーケットの店内に設置してあるオーブンで焼き上げて、「焼き立てパン」を提供するという仕組みです。

Csm_innenaufnahmen_wels_roemerstr_2

もちろん伝統的なベッカライが作る本格的なブロート(とくにハンドセンメル)に比べると、味や食感は違うと思いますが、それでも「焼き立て」なのは事実で、従来のように工場で生産した完成品のブロートよりも美味しく、お客さまの人気も高いものがあります。

とくに周辺にベッカライがないようなエリアでは、重宝ですね。

さて、最近になってHOFERというチェーンでも「BACKBOX」という名称で、インストアベーカリーを始めました。

Csm_vkma_danner_christine_02_519879

HOFERは、オーストリアのスーパーマーケットチェーンです。現在、Aldi Sudグループの一員で、11ヵ国4台大陸に5600以上の店舗を展開しています。

1969年にオーストリアで営業を開始しましたが、ディスカウント志向の強いチェーンです。ただ、単なる「安売り」だけでなく、独自の商品施策を展開しています。

まず、プライベートブランド(PB)を中心にしている点です。オーストリアでは、他のスーパーマーケットチェーンでもPBを展開していますが、HOFERの場合、PBの占める割合が90%以上と言われています。

確かにPBを導入すると、商品価格を下げることは可能ですが、皆さまもご存じのようにブランドの信用度合いが売れ行きを左右します。そういう意味では、オーストリアではHOFERのPBは一定の支持を集めていると言って良いでしょう。

Continue reading "BACKBOX"

| | Comments (0)

July 18, 2018

日清焼そば ウィーンに見参

Img_2018_06__0841

今日は「日本が誇る即席麺の話題」をお届けしましょう。

最近は外国人の方が増えたことも関係しているのか、ウィーンのスーパーマーケットでも各種の即席麺を見かけるようになりました。

現在、日本の即席麺メーカーの中には、日清食品のように、こちらの生産工場を持っており、現地生産している会社もあります。

実際、ドイツでは日清食品金星のカップ麺なども、スーパーマーケットの店頭に並んでいます。東日本大震災以降、日本からの加工食品輸入が禁止されていた時期は、フランクフルト・アム・マイン空港にある日本航空のラウンジでも、現地生産のカップヌードルが提供されていました。

Img_2014_12_9963

また、最近では同空港のルフトハンザ・セネターラウンジでも、同社のドイツ製カップヌードルが提供されるようになりました。

3枚目の写真はフランクフルト空港のセネターラウンジに掲げられていた案内です。市民権を得ていますねぇ。

ただ、ウィーン市内のスーパーマーケットでは、基本的にKnorrやMaggieといったメーカーの即席袋麺は販売していますが、日系の即席袋麺は見かけたことがありませんでした。

Img_218_02_0107

また、KnorrやMaggieの即席麺は、基本的に中華料理系です。Feriも、以前、何回か食べたことがありますが、味については、まずまずなのですが、一番、違和感を感じたのは「麺が短い」ということでしょうか。

日本の即席麺は袋麺、カップ麺ともにブロックになっているのに対し、こちらの即席麺はバラバラです。そのため、麺が短く、ヌーデルズッペのような感じです。

さて、先日、ウィーン市内の某SPARに立ち寄ったところ、即席麺売場で「驚愕の商品」を発見。

Continue reading "日清焼そば ウィーンに見参"

| | Comments (0)

June 21, 2018

路面電車車庫を活用したスーパーマーケット訪問

Img_2018_06_0134

今日は、先日、コメント欄で教えていただいた「使わなくなった路面電車車庫を活用したスーパーマーケット」のご紹介です。

Währinger Straßeの水道管工事で41系統が迂回運転しているので、GersthofからSchottentorに戻る際、件のスーパーマーケット周辺を散策することにしました。

最寄りの停留所はSommarugagasseです(住所はKreuzgasse 72-74, 1180 Wien)。興味深いのは停留所の向かいには近代的な中層アパートが建っており、その後ろにスーパーマーケットが見えました。

Img_2018_06_0130

車庫が現役時代は、当然、この中層ビルディングはなかった訳ですが、車庫廃止後、線路が敷いてあった広場を有効活用するという観点からアパートが建設されたものと思われます。そのため、このアパートは近代的なデザインです。

面白いのは、スーパーマーケットへのアクセスをよくするため、いわゆる1階部分が吹き抜けになっている点です。そのため、路面電車に乗っていても、すぐにスーパーマーケットの存在がわかります。

アパートの下をくぐってスーパーマーケットへ行くと、煉瓦造りの重厚な車庫が3棟あり、その内、2棟が、そのまま転用されていました。

Img_2018_06_0133

お店は、こちらではおなじみのチェーン・EUROSPARです。スーパーマーケットチェーンのSPARは、いくつかの業態がありますが、規模が大きい店舗はEUROSPARという名称になっています(EUROSPAR 1180, Kreuzgasse)。

当たり前ですが、生鮮食料品も取り扱う関係で、内部は近代的に改装されており、路面電車車庫時代の面影はほとんど見られませんが、ご覧のようにファザードは基本的に煉瓦造りの車庫をそのまま活用しています。

Continue reading "路面電車車庫を活用したスーパーマーケット訪問"

| | Comments (2)

March 18, 2018

変わったお店シリーズ136 SPARの新業態“SPAR enjoy”

Img_218_02_0293

今日は変わったお店シリーズの一つとして「スーパーマーケットの話題」をお届けしましょう。

ご存じのように、こちらでは日本のコンビニエンスストアと同じ業態はありません。事業形態が比較的似ているのは、ガススタンドに併設されているショップでしょうか。

しかし、それでも、日本のコンビニエンスストアに比べると、圧倒的に品揃えが少ないですね。それでも加工食品やドリンク類が手に入るので、一般のスーパーマーケットが休みの日曜日などには助かります。

一方で、こちれでも生活パターンが多様化してきており、従来の営業形態が、必ずしも利用者のニーズにマッチしているとは言えなくなってきました。

Img_218_02_0295

そのため旧市街にあるスーパーマーケットでは、テイクアウトして、すぐに食べることがでいる商品が増えています。

さらにイートインコーナーを開設しているところも増えてきているように感じます。ただ、基本的な品揃えは、従来のスーパーマーケットに近いと思います。

そんな中、旧市街(Vollzeile39)に今までからあったSPARの小型店が、最近、改装されちょっと変わった店舗になりました。

大げさに言えば「新業態」といった感じです。そのため、店名も「SPAR enjoy」となっています。キャッチフレーズは“Ready to Eat!”。正にすぐに食べることができる商品を取り揃えていることがわかります。

Img_218_02_0294

具体的にはサンドイッチやサラダが中心ですが、SUSHIも並んでいました。また、日本のコンビニエンスストアほどではありませんが、チキンなど温かいスナック(Hot to Go)も販売されています。

当然、ドリンク類も充実しており、紙コップに入ったCoffee(Coffee to Go)も販売しています。

まず、取り扱っている商品が、オフィスなどで昼食をとるときに便利な「中食」(調理済み食品)中心であるという点です。

営業時間は、月曜から金曜日までが7時15分から19時30分まで、土曜日は7時15分から18時00分までとなっています。

Continue reading "変わったお店シリーズ136 SPARの新業態“SPAR enjoy”"

| | Comments (0)

March 10, 2018

お酒はどうする セルフレジ

Img_218_02_0763

今日は「スーパーマーケットの話題」をお届けしましょう。

こちらでも、最近はセルフレジ(KASSOMAT)が増えてきました。特に比較的大きなスーパーマーケットに多いようです。やはりお客さまが集中する時間帯に処理する能力を高めることが目的なのでしょう。

以前もご紹介したように、基本的なシステムは日本のスーパーマーケットに導入されているセルフレジと同じですが、スキャン後に品物を置く台が非常に大きいのが特徴。日本の倍以上はあると思います。

また、こちらでは「レジ袋は有料」なので、最初に「レジ袋の有無」を選択するという画面操作はありません。袋が必要な場合は、これを別途、購入し、バーコードをスキャンするという形になります。

Img_218_02_0415

ところで、こちらでもお酒の購入(飲用)には年齢制限があります。本来は年齢確認が義務づけられていますが、日本のように、画面に「年齢確認ボタン」がある訳ではなく、従業員さんが目視で判断しています。さすがにFeriくらいの年齢になると、外見も相応なので、身分証明書などの提示を求められることはなくなりました。

では、基本的に無人で会計を実施するセルフレジの場合は、どうでしょうか? 実は日本の場合と同じく、最終的な会計前に従業員さんが、該当するレジで年齢確認操作をするようになっています。

先日、MERKURで買い物をした際、有人レジが混んでいたので、空いているセルフレジを使いました。たまたまBierを買ったのですが、スキャンした際、画面の表示が変わりました。

ただ、そのまま次の商品のスキャンも可能。通常、総ての商品のスキャンが終わると会計の過程に入るのですが、お酒類が入っている場合、ここから先に進まなくなります。

Continue reading "お酒はどうする セルフレジ"

| | Comments (0)

February 23, 2017

スーパーマーケットの店頭から‥

Ung_2017_02_0239

ウィーンでは、2月23日、恒例の「Opernball」(オペラ座舞踏会)が開催されます。

今年からムターが交代したこともあり、舞踏会の雰囲気も若干、変わるようです。ORFのテレビ中継を見れば、わかると思いますが‥

「Opernball」では、ウィーン国立バレエ団のダンサーが、多数登場しますが、今回も日本人ダンサーMasayu Kimotoさんの名前も上がっています。

写真は、今年のポスターですが、Feri個人としては、ちょっと首をかしげなくなるようなデザイン。

また、毎年、反対派のデモなどもありますが、今年は爆弾テロ未遂事件があったため、従来以上に警備が厳しくなると思います。

Img_2017_02_0389

今日は「スーパーマーケットの話題」をお届けしましょう。

当たり前ですが、地元の生活に密着したスーパーマーケットは、楽しい話題の宝庫と言っても良いでしょう。今日は「小振りな話題」をまとめてお伝えします。

このブログをご覧の方は、Feriが洋梨(Birnen)が好きなのはご存じかと思いますが、BILLAでセールが始まりました。何とWilliams-Birnenが通常価格の40%オフ。

洋梨ファンのFeriにとっては嬉しいセールです。ただ、生ものなので、大量に買い込む訳にもいかないのが難点。それでもお手頃な価格で、好きなWilliams-Birnenを食べることができるので満足です(笑)。

平素、Feriはアパート近くにBILLAとSPARがあるので、そのどちらかを利用することが多いのですが、違うチェーンをのぞいて見ると、色々な発見があります。

先日、銀行へ行った帰りにHoferに立ち寄りました。ここは比較的、低価格で商品を提供することをウリにしているスーパーマーケット・チェーンです。

Continue reading "スーパーマーケットの店頭から‥"

| | Comments (0)

January 06, 2017

セルフレジが登場

Img_2009_01_0607

オーストリアでは、1月6日は「三聖王の日」(Heilige Drei Koenige)でお休みです。

イエス・キリストの誕生を祝福するため、東方三博士が光輝く星の方角に向かって歩き、キリストのいる馬小屋を来訪したことに由来します。

この祭日では、Sternsingen(シュテルン・ジンゲン=星を歌う)という風習があり、子供たちは3人一組となって冠をかぶり、マントを羽織って東方の三聖王に扮します。

Img_2008_01_1284

そして歌を歌いながら近所の家々を回り、お菓子をもらうのです。さすがにウィーンでは見かけなくなったようですが、地方の町や村では、今でも行っているところがあるようです。

また、劇場のロビーで「三聖王」に扮した子供達が歌を歌っていることもあります。なお、この日をもってクリスマスの行事は終わりを告げ、クリスマスツリーが姿を消していきます。

また、クリスマスの電飾も徐々に撤去され、普段の静かなウィーンに戻ります。

さて、今日は「スーパーマーケットの話題」をお伝えしましょう。

日本では多くのスーパーマーケットでセルフレジが導入されていますが、ウィーンでも導入が始まったようです。

Img_2016_12_0833

Mariahilfer Straßeのショッピングセンター内にあるSPARは、ショッピングセンターの改装に合わせて、リニューアルが行われていました。

先日、銀行の支店に出かけた帰り、買い物のため新装なったMariahilfer StraßeのSPARに立ち寄りました。

日中だったので、店内は空いていました。この時、新しい発見。同じナショナルブランドの商品でも、BILLAとSPARでは値段が違うことがあるのですね。

さて、買い物を済ませて、出口に向かうと通常のレジに加えて、セルフレジがあるではありませんか。有人レジも空いていたのですが、「ものは試し」と、セルフレジを使ってみることにしました。

Continue reading "セルフレジが登場"

| | Comments (0)

October 07, 2016

スーパーマーケットの宅配サービス

Img_2016_09_0497

今日は「スーパーマーケットの話題」をお届けしましょう。

最近、日本ではスーパーマーケットで色々なサービスが導入されているようですね。

ネットスーパーはもちろんのこと、店頭で購入した商品の宅配サービスなどを始めているチェーン店も増えているとか‥ 人口減少に伴う競争が激しくなり、売上が低迷している中での施策だという話を耳にしたことがあります。

さて、先日、ウィーン市内で、写真のような荷物運搬用自転車を見つけました。

最近、ウィーンでは、先日、ご紹介した「Wiener Mobilitätswoche 2016」でも取り上げられていましたが、自動車に変わって自転車を積極的に活用しようという動きがあります。

Img_2016_09_0664

その中には、自動車による配送ではなく、市内近距離の場合、荷物運搬用自転車の活用も提唱されていました。

そのため、この手の自転車をよく見かけるようになりましたが、写真の自転車はスーパーマーケットチェーンMERKURの文字が入っており、同店の専用バイクであることがわかります。

後日、友人と待ち合わせでMariahilfer StraßeにあるMERKURを訪れた際、実車展示とともにサービス内容が紹介されていました。

「環境に配慮していますよ」というイメージのポスターには、「50Euro以上購入のお客さまは、5Euroで配達します」と書かれていました。MERKURでは、有料の宅配サービスを始めたようです。

購入する品物にもよりますが、食料品を中心に50Euroというと、結構な量になりますから、宅配サービスも便利かもしれません。とくに値段は安いですが、重いミネラルヴァッサーなどは日本でも宅配の対象になりますから‥

Continue reading "スーパーマーケットの宅配サービス"

| | Comments (0)

September 28, 2016

倒産したスーパーマーケットZielpunktの跡地は‥

Img_2015_09_4253

今日は2015年11月に倒産したスーパーマーケットチェーンZielpunktの跡地に関する話題をお届けしましょう。

2016年3月15日のブログで「倒産したスーパーマーケットZielpunkt その後」をお伝えしました(詳しくはこちらから)。

その後、半年が経過し、各地にあった店舗の閉店は完了したようです。気になったのは閉店後の店舗跡地です。やはりスーパーマーケットという特性から、他の業態への転換(売却)は難しいようで、同業種への売却が多いようです。

Img_2016_09_0450

日本で言う「居抜き」(従来の設備を活用して、運営母体が変わる方式)というスタイルです。

Währinger Straße86の元Zielpunktは、すでにEtsanという看板を掲げ、新しいスーパーマーケットとして営業を再開していました。

Img_2016_09_0449

Etsanは1986年に創業を開始したウィーンに本社があるスーパーマーケットチェーンですが、トルコ系移民のお客さまを主なターゲットにしたお店です。

そのため、ハラールを中心に取り扱っています。ちなみにウィーンには20店舗ほどが営業しており、Zielpunktからは8店舗を買い取っています。

Continue reading "倒産したスーパーマーケットZielpunktの跡地は‥"

| | Comments (0)

March 15, 2016

倒産したスーパーマーケットZielpunkt その後

Img_2015_12_6850

今日は「倒産したスーパーマーケットZielpunktの話題」です。

競合との競争に負けて、2015年11月に倒産したスーパーマーケットチェーンのZielpunktですが、2016年3月現在で、かなりの店舗が閉鎖されています。ただ、全店閉店にはなっていません。

2枚目の写真は、フォルクスオーパーに近いWähringer Straße86のZielpunktですが、2016年1月29日に閉店となりました。

日本の場合、閉店すると真っ先に店の看板を撤去するのが一般的ですが、こちらでは売却可能な資産である店内の什器などは搬出しているようでしたが、写真をご覧になればわかるように、お店のファザードは以前のまま‥それだけにもの悲しさを感じます。

また、窓は紙などで塞いでしまうことが多いのですが、Zielpunktの場合、なぜか中が丸見えです。見たくなくても店内が見えてしまうのですが、買い物用にカートだけが残っている店が大多数。買い物用カートには資産価値がないのでしょうかね。

Img_2016_02_0568_01

一部の店舗では、店内の什器回収を行っているようで、営業はしていませんが、店内に電気が付いているところもありました。

なお、この記事をまとめるにあたって、改めて調べたところ、2016年3月現在も営業している店舗が残っていることがわかりました。

Zielpunktはウィーンを中心に、Niederösterreich、Burgenland、Steiermarkの各州に店舗を展開していました。

2016年2月の時点でウィーンでは127店舗中、76店が閉店し、51店舗が継続営業中のようです。Zielpunktは区によって店舗数が大きく異なりますが、17店舗を構えていたのが10区です。10区では半数以上の10店舗が閉店しています。

また、営業店舗がゼロになったのが6区、9区、17区です。さすがに全店営業中の区はありませんでした。

Continue reading "倒産したスーパーマーケットZielpunkt その後"

| | Comments (6)