June 19, 2019

謎のピクトグラムシリーズ ガソリンエンジン車進入禁止?

Img_2019_04_0183今日は「謎のピクトグラムシリーズ」をお届けしましょう。

ウィーン市内のガレージは、土地の関係から地下に設けられているケースが多いですが、先日、ある地下ガレージの入り口で写真のようなピクトグラムを見かけました。

「丸に斜線」なので、禁止行為であることは明白ですが、ちょっと見かけないピクトグラムです。自動車のシルエットに何らかのボンベ。そして、液体が垂れています。

ピクトグラムの横には「Einfahrt für flüssiggasbetriebene KFZ verboten!」という文字が描かれています。

その隣にはピクトグラムではありませんが、看板が掲げられています。この看板には「Sauber,Sicher,Sparsam Erdgasauto ICH DARF HINEIN」という文字が‥

つまり、このガレージは天然ガス自動車専用で、ガソリンエンジン車の乗り入れを禁止しているようです。

Feriは、ウィーン市内で天然ガス自動車の表示を見たのは、この時が初めてで、正直、驚きました。

201906050010天然ガス自動車は、光化学スモッグや酸性雨など、環境汚染の原因となる窒素酸化物や炭化水素の排出量が少なく、硫黄酸化物は全く排出されません。

さらに、喘息などの呼吸器疾患の原因となる黒煙や粒子状物質は、ほとんど排出されません。

そのため大気汚染対策には有効なのですが、日本ではLPGガス自動車は、ガスを供給するスタンドの問題、車体重量の問題などから、主に大都市部のタクシーなどに限定されており、通常の乗用車では見かけないような気がします。

実際、オーストリアでも自家用車に関しては、天然ガス自動車は非常に少数に留まっているというデーターもあります(JETROの資料では、2018年のオーストリアでの登録台数は、天然ガス・ガソリン併用が525台、天然ガスが110台となっていました)。

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June 18, 2019

6月20日は「Sommernachtskonzert Schönbrunn 2019」ですが‥

201906170004今日は「野外コンサートの話題」をお伝えしましょう。

6月20日は、毎年恒例の「Sommernachtskonzert Schönbrunn 2019」が開催されます。何と言ってもアウトドアとは言え、入場無料でウィーンフィルの演奏が楽しめるので、毎年、多くのお客さまが来場します。

開演は20時45分からですが、天気が良いと場所を求めて、かなり前から皆さま来場されます。最近は人混みが苦手になってしまったFeriは、会場の下見には出かけたことはありますが、本番は行ったことがありません。

ステージはシェーンブルン宮殿の庭、宮殿前に設営されます。以前はグロリエッテ側にステージが設けられていました。しかし、最近は、グロリエッテを観客席に設定するので、このパターンに変わったようです。

201906170005まぁ、当日はORFがテレビ放送をするので、これを観るのが一番かもしれません。

さて、今年のテーマは「Rhapsody in Blue」。指揮は、GUSTAVO DUDAMELさん、ソリスト(PIANO)はYOJA WANGさんが予定されています。

プログラムも、すでに発表されています。

201906170003-Ouvertüre zu “Candide”
-Jubilee Waltz, o.op.
-Rhapsody in Blue
-Casablanca-Suite
-Stars and Stripes Forever
-Adagio for Strings
-Sternenbanner-Marsch, op.460
-Symphonie Nr. 9 (Antonín Dvorák“‘Aus der Neuen Welt”)

まぁ、ここまでは普通の音楽会情報ですが、Feriが注目したのは、会場のご案内に出ていたピクトグラム群。

多くの方が集まるため、現場での混乱やトラブルを防ぐため、かなり細かい規制が行われています。

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June 04, 2019

謎のピクトグラムシリーズ 北米編

201906050003先日、北米を訪問した際、オーストリアでは見かけないピクトグラムを多数、発見しました。当たり前ですが、ピクトグラムはお国柄を反映しているケースが多いので、興味は尽きません。

今日は、北米で見かけたピクトグラムをピックアップしてご紹介しましょう。

最初にご紹介するのはDenver市内にある交通博物館のエントランスで見かけたものです。

赤丸に斜線」なので、基本的に禁止されている内容が表示されています。左から禁煙、アルコール禁止は万国共通ですが、その次は‥「薬物禁止」です。そして、武器の所持が比較的容易なアメリカらしいのが右側のもの。

201906050004本来、ピクトグラムは絵文字ですから、説明は省略するケースが多いですが、この博物館では、ピクトグラムの下にワンポイントで英語の説明が入っていました。

いずれも「Free Zone」と書かれています。日本人の中には「Free Zone」だから「自由」と勘違いする人がいるという噂を耳にしたことがありますが、ピクトグラムを見てもわかるとおり、禁止の意味です。

ご存じの方も多いと思いますが、英語の場合、Freeの使い方によって「自由」と「禁止」に別れます(名詞+Freeは禁止、Free+名詞は自由もしくは無料)。
201906050002という訳で、文字ではなくピクトグラムの表示に従ってください。

なお、Denverは最近、Drug使用が公認されたことで注目を集めています(何でもアパートの賃料が上がっているとか‥)。ただ、Dragを公共の場で使用することは禁止されています。

興味深いのは、禁煙表示です。博物館の館内は全面禁煙ですが、エントランスから20フィートのエリアも禁煙ゾーンになっています。

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March 24, 2019

謎のピクトグラムシリーズ 何の会社でしょうか?

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今日は、ウィーン市内で見かけた「商用車の話題」です。「謎のピクトグラム」とも言えますが‥

先日、16区内を歩いている時、駐車場で写真のような商用車を見つけました。荷台には「鳩のシルエットに斜線」が入った独特のピクトグラムが描かれています。

社名は「KillTec」というようですが、正式な社名はKillTec SchädlingsbekämpfungsgesmbHと言います。

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後日、調べたところ、ウィーン17区に本社がある害虫駆除会社であることがわかりました。営業範囲はウィーンとニーダーエスターライヒ州、そしてブルゲンラント州です。

こちらでは鳩も害虫に含まれます。実は、鳩の糞は、コンクリート、アルミニウム、鉄、大理石、レンガなどを腐食させる性質があります。そこで、鳩を寄せ付けない対応も、同社が行っているという訳です。
同社が行っている対鳩対策は、鳩を寄せ付けないようにするために「プラスチック製の網」を取り付けるようです。
201903230002
確か、日本の駅でも、構内に鳩が巣を作らないように、プラスチック製の網を取り付けているところがあったような気がします。同じ仕組みのようですね。
さらに、木材や木製建物の保護という業務も請け負っています。これは、害虫によって木材が損傷することを防ぐというもの。日本でもおなじみの「シロアリ対策」と同じ考え方です。
基本的には害虫駆除が専門の会社なのですが、変わったところでは、クライアントのHACCP取得に向けたコンサルティングも行っているようです。

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March 23, 2019

謎のピクトグラムシリーズ ラジコン禁止

201903220001

リニューアル後、不具合が完全に治っていないココログですが、改行が適切に設定できず、読みにくくなっている点、お詫びいたします。

色々とトライアルしていますが、根本的な解決先まではたどり着いておりません。

さて、今日は「謎のピクトグラムシリーズ」をお届けしましょう。

最近では、無線操縦のドローンを色々な用途で活用する動きが活発ですね。以前は大変な費用がかかった空撮もドローンを使えば、比較的安く実現できるためか、テレビ番組でも空撮映像が増えたような気がします。

このブログでも、2017年に「ウィーンのドローン使用」に関する話題をご紹介したことがあります(詳しくはこちらから)。

プロ用のドローンも去ることながら、アマチュアが簡単に使えるドローン、というかラジコンも広く発売されているのは皆さまもご存じのとおり。

日本と異なり、電線が少ないとは言え、街中でラジコン飛行機やドローンを遊びで飛ばすのは、さすがに無謀。

そこで、広い公園で‥と考えるのは誰でも同じです。先日、久しぶりにSteinhofgrünede und Dehneparkに散歩へ出かけました。週末の午後だったのですが、天気が良かったため、結構、人が来ていました。

201903220003

この時間だと、「何かをする」というより、園内をのんびり散策する人が大多数です。

以前、この公園を訪れた時、園内の広場でラジコン飛行機を飛ばしているグループを見たことがあります。が、今回訪問してみると、入り口や園内に新しい看板が掲出されていました。園内の禁止事項を列挙したピクトグラムです。

斜線のピクトグラムは、禁止事項です。ほとんどは一般的な内容ですが、興味深いのが二つありました。

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February 05, 2019

謎のピクトグラムシリーズ 進入禁止ですが‥

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日本でも2020年のオリンピック・パラリンピック開催に合わせて、公共交通機関の案内などを充実させるプロジェクトが始まっているようですね。

1964年の東京オリンピックが、日本の「ピクトグラム元年」と言われていますから、新しい時代に合わせて、興味深いピクトグラムが誕生することでしょう。

今日は「謎のピクトグラムシリーズ」をお届けしましょう。

先日、旧市街を歩いているとき、写真のような交通標識を見かけました。以前からあったのかもしれませんが、Feriが見落としていたのでしょう。

日本では「赤丸の標識」といえば、「車両進入禁止」に代表されるように「禁止・規制」を表します。基本的にオーストリアでも、ほぼ同じです。

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しかし、日本とはニュアンスが異なるものもあります。

さて、今日の交通標識は赤丸の中に馬車の絵柄が描かれています。この図柄が、自動車、バイク、歩行者など色々あるのですが、いずれも対象物の進入禁止を表しています。

日本では禁止標識の場合は、斜線が入っているのが一般的ですが、こちらでは、この例のように斜線がない標識が多く採用されています。

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さて、この図柄ですが、よく見ると荷馬車のデザイン。ということは荷馬車の進入は禁止されているが、観光用馬車フィアカーはOKなのでしょうかね? それとも馬車は、すべてアウトなのでしょうか。

という訳で、ウィーン市のホームページ内を検索したところ、ちゃんと解説がありました。

オリジナルの定義は「Fahrverbot für Fuhrwerke」。「荷車進入禁止」という意味です。解説によると、「この標識は、荷車の入場が禁止されていることを示しています。荷車は、人間や動物により動かされるもの。設計速度が10km/h以下」となっています。

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October 03, 2018

謎のピクトグラムシリーズ 洒落たピクトグラムの看板

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今日は、仕事がちょっと立て込んでいるので、「軽い話題」でご容赦ください。

お店の看板には、結構、お国柄や文化が反映されると思います。

オーストリアでは、伝統的なマイスターが経営しているお店みは、重厚で魅力的な看板が掲げられているところが多いですね。いかにも「伝統と誇り」を感じさせます。

一方、ユーモアに富んだ看板を掲げているお店もあります。このセンスが、興味をそそります。今日は、そんなユーモアに富んだ看板をご紹介しましょう。

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ビジュアルなので、細かい説明よりも写真をご覧頂ければ、一目瞭然。ガソリン計量器のイラストですが、供給しているのはベンジンではなく、Bier。

呑兵衛のFeriなどが見ると、「発案者の意図」がよくわかります。暑い時期、汗をかいた後などは、燃料を補給したくなるものです。その心理をついた「見事な看板」と言えるでしょう。

この看板は、Ottakringで9月に開催された「Ottakringer Kirtag 2018」の会場に出店していた「ワゴン型の屋台」で見かけたものです。

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October 02, 2018

プラーターの禁酒政策に思う

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今年は自然災害が多発している日本ですが、皆さまの生活には大きな影響はなかったでしょうか。被害に遭われた方には、お見舞い申し上げます。

さて、今日は「プラーター周辺の禁酒」の話題です。

賛否両論がありましたが、2018年4月27日からプラーター(Praterstern)周辺で飲酒が禁止されました。

飲酒可能の「最後の日」となった4月26日には、規制強化に反対するグループの抗議集会も行われましたが、当局は方針を変えることなく、「禁酒」が実施されました。

久しぶりにFeriもプラーター駅を訪ねましたが、駅前広場には写真のような「禁酒の標識」が大々的に掲げられていました。これも「ピクトグラムの一つ」ですね。

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短い時間ですが、周辺を見たところ、このエリアで堂々と飲酒をしている人は見かけませんでした。

規制が強化されたエリアで飲酒をした場合は、罰金が科せられる上に、警察の徹底した取り締まりにより、実際に飲酒をする人はいなくなったのは事実のようです。

飲酒が禁止されているだけで、アルコール飲料の販売禁止ではありませんから、駅構内のスーパーマーケットや売店では、通常どおり、販売しています。

しかし、8月にお伝えしたように、今まで、このエリアで飲酒をしていたホームレスは、規制が行われていない周辺の住宅地へ移動して飲酒を続行。

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September 29, 2018

Wiener Linienの新しい試み「WienMobil Station」が誕生

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今日は、「Wiener Linienの新しい取り組み」をご紹介しましょう。

先日、地下鉄の駅で、写真のような案内を見かけました。U3の終点であるSimmeringが、最初のWienMobil Stationになります‥という案内です。

「WienMobil Station」とはいったい何なのでしょうか。本来は、現地を見学してからレポートをまとめた方が良いのですが、今回はWiener Linien提供の写真と資料を使って、概要をお伝えすることにします。

WienMobil Stationのコンセプトは、文章で説明するよりも、映像のイラストに明確に表されています。

Wienmobil_station_01

従来、別々の場所に設置されていた公共交通機関に関する設備を一箇所にまとめて、理世須屋の利便性を向上させようというものです。つまり、公共交通機関の利用を促進するための新しい取り組み‥という訳です。

具体的にSimmeringer Platzの路面電車停留所に、自転車保管場所(駐輪場ですが、ロッカー方式)、電気自動車用公共充電ステーション、カーシェアリングステーション、電動アシスト自転車や荷物運搬自転車のレンタルステーション、自転車のメンテナンス施設、タッチスクリーンを装備したデジタル総合案内システムなどを設置したものです。

運営母体が異なるシステムを統合する訳ですから、色々と調整が大変だったと思います。日本の場合、警察がからんできますが、こちらでは警察は関与せず、Wiener Linienがイニシアティブをとって進めたようです。

総合案内システムには、Feriがお好みの新しいピクトグラムが満載。後日、チェックしなくては(笑)。

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September 21, 2018

U6「Nicht drinnen:Essen」プロジェクト

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今日は、このブログでも何回かお伝えした「U6の車内飲食禁止プロジェクト」の現状をお伝えしましょう。

U6の車内での飲食禁止ですが、車内環境改善を主目的に9月1日から正式にスタートしました。まず、対象となるU6の車両には、ドア部分に「縦にピクトグラム」が張られています。

上から「禁煙」「禁食」「禁酒」で、その下は「犬には口輪を」です。従来と異なり、ピクトグラムごとに色が異なっているのが特長です。また、同じピクトグラムが車内の連結部分の壁にも張り出されています。

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現在は啓蒙期間中なので、他の地下鉄路線も含めて「車内飲食禁止」のポスターが張り出されている他、主要駅に設置されているディスプレイにも、ニュース映像やコマーシャルと並んで、同じデザインの映像が放映されています。

このポスター(映像も同じですが)のデザインは、警察が犯罪時に鑑識班が行う遺留物捜査を模したもので、なかなか優秀。食事には、いつくかのバリエーションがあります。

つまり、「車内に残された食事の残骸から、食べた人物を特定し、検挙する」というWiener Linienの強い姿勢が伝わってきます。

そして、駅のプラットホームに張り出されている詳細な案内表示にも「禁食」が加わりました。ちなみに過料は設定されています。

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このようにWiener Linienの「気合い」を感じることが出来ます。FeriがU6に乗車したときは、当局による取り締まりはありませんでしたが、どの程度、行っているのか、興味があるところです。

ところで、お客さまの方ですが、失礼な言い方になりますがU6の利用者は民度が低い人が多いため、プロジェクトの効果が十分発揮されているとは言えないようです。

実際、WestbahnhofでU6を待っていたら、到着した列車からハンバーガーを頬張った子供が出てきました。

また、駅のプラットホームで真っ昼間から、ワインをラッパ飲みしているおっさんを発見。プラットホームは車内でないからOKなのかどうかは、知りませんが、少なくとも規制は順調とは言えないようです。

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