July 15, 2018

ウィーンではキックスケーターは「大人の交通手段」

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日本では、7月16日が「海の日」で祝日なので、3連休という方も多いのではないでしょうか。

また、この連休を活用して、西日本の被災地へボランティア活動に出かける方もいらっしゃるという話を耳にしました。日本は高温に見舞われているので、熱中症には注意が必要かと思います。

さて、今日は「キックスクーターの話題」です。このブログでも、時々、自転車とともに「キックスケーターの話題」をご紹介しています。

キックスケーターはは自転車に似た感覚で乗る事ができ、ローラースケートやスケートボードよりも扱いが簡単な事から、日本でもレジャー用途やスポーツとして使われています。

日本の場合、動力なしのキックスケーターは、道路運送車両法上では、「軽車両」に分類されるそうです。ただ、キックスケーターは、力を伝達するペダルなどを備えないことから自転車には分類されていません。

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しかし、警察の見解では、キックスケーターは、「人を搬送する目的で設計していない」、「社会通念上、移動目的と認められない」ため、道路交通法上、軽車両ではなく遊具とされており、「交通のひんぱんな道路」での使用は制限されているようです。

いずれにしても、日本では現行の法令では、キックスケーターの取扱いは明確になっておらず、いわゆる「グレーゾーンの乗り物」となっているようです。

このように「のけ者」にされる要因の一つには、自転車専用レーンが完備されていないこともあるような気がします。

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Feriは、オーストリアの法律には詳しくありませんが、街中では自転車ほどではないにしろ、キックスケーターを公道で使っている人を、結構、見かけます。

基本的に若い人が多いようですが、必ずしも学生という訳ではなく、女性なども利用しており、自転車と同等のパーソナルな交通機関として市民権を得ているようです。

先日、ヘルデンプラッツにある国会議事堂の臨時施設前を通りかかった時のことです。

オフィス前の駐輪場にキックスケーターが専用の駐輪場に止めてあるではありませんか。

通常、街中では折りたたみタイプを使っている人が多いのですが、こちらは前輪が大きいタイプで、しっかりブレーキもついているようです。

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July 10, 2018

電子時刻表(E-Paper-Haltestellen)を試験中です

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西日本を中心とした豪雨は、未だかつてない被害をもたらしているようです。被災された皆様にお見舞い申し上げます。

さて、今日は「Wiener Linienの新しい試みに関する話題」をお届けしましょう。

皆さまもご存じのように、ウィーンの路面電車やバスの停留所には、時刻表や付近の地図が掲げられています。

それに加えて、最近では、「次の電車やバスが到着するまでの待ち時間」を表示する装置を取り付けている停留所も増えてきました。

ところでWiener Linienでは、2年間にわたり、電子時刻表表示テストを一部の停留所で行っています。

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Wiener Linienの担当者は、「この装置は非常に安定しており、信頼性が高く、乗客にも好評です。そのため、今後、10か所で試験を継続します」と述べています。

電子時刻表については、視聴覚に障害のある方が利用できるように、利用者の声を反映させながら、改良が加えられているようです。

今回、改良型が設置されたのは、Floridsdorf とBrigittenau(30系統、31系統)の両停留所です

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到着案内装置との違いは、紙ベースの時刻表と同じく、停留所のポールに取り付けられている点です。

液晶を使った装置のようで、リアルタイムで路面電車やバスの到着までの待ち時間が表示されるようになっています。

また、電子時刻表の下にあるボタンを操作すれうことで、表示内容を変えることができるようになっています。写真ご覧になるとわかるように、付近の地図も表示されます。

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July 04, 2018

「街頭充電ステーション」が増えてきました

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今日は「電気自動車用充電ステーションの話題」をお届けしましょう。

最近は日本でも、ホテルの駐車場などに電気自動車用充電ステーションを設置するところも増えてきたという話を耳にしたことがあります。

ただ、日本の場合、現時点では圧倒的に多いにはハイブリッド車。また、国は電気自動車(EV)よりも、水素をエネルギーとする自動車の普及を推進しているので、充電ステーションの普及は今ひとつのような気がします。

さて、先日、ウィーン市16区から、次のような発表がありました。

2018年夏までに、区内8箇所に電気自動車用充電ステーション(E-Tankstellen)を設置するというものです。

設置場所は、下記のとおりですが、ウィーンお得意の路上駐車スペースに充電ステーションを併設するという形をとっているようです。

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- Hasnerstraße (gegenüber Hausnummer 124b)

-Johann-Nepomuk-Berger-Platz 10

-Musilplatz (gegenüber Hausnummer 15)

-Ottakringer Straße 113

-Ottakringer Straße 264

-Richard-Wagner-Platz 16

-Weyprechtgasse 5

-Wilhelminenstraße 70

最初にオープンしたのが、Richard-Wagner-Platzですが、オープン直前の様子が最初の写真。まだ、カバーが掛けられていますが、設備そのものは完成しています。

その後、関係者によるオープニングセレモニーなどが行われ、運用を開始しました。

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July 02, 2018

ウィーンにも公道カートが登場

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今日は「ウィーン市内の観光用乗り物」のご紹介です。

先日、古い自動車を模したデザインの「E-OLDTIMER VIENNA PANORAMAFAHRT」をご紹介しましたが、新手が登場。

旧市街、Heldenplatz付近を歩いていたら、賑やかなエンジン音が聞こえてきました。その方向を見ると、何と、写真のようなミニレーシングカーの一群がÄußeres Burgtor前で信号待ちをしているではありませんか。

そして、信号が変わるとさっそうとBurgringへ飛び出していきました。さすがに奇抜なミニレーシングカーなので、居あわせた観光客の皆さんも、見入っていました。

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当日、走っていたのは7台ほど。後日、写真をよく見るとバックミラーや方向指示器、ヘッドライト、テールランプついている上、正式なナンバープレートが後部ついていました。

ということは、公道を走る車両として登録されている訳です。まぁ、実際に公道を走っている訳ですから、モグリではまずいですよね。

隣に並んでいる普通乗用車と比べると、その大きさが良くわかると思います。

車体のデザインは若干異なっていましたが仕様は同一のようです。また、ドライバーさんは先頭がインストラクターで、お客さまが後ろに続く感じのようです。

全員がヘルメットをかぶっており、安全性については、ある程度、担保されているような感じでした。

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それにしても、撮影した写真を拡大して見ると、ドライバーさんの楽しそうな笑顔が印象的。それだけ魅力的な乗り物なのでしょう。

本物のレーシングカーのように、車体にはスポンサーとおぼしき企業のロゴなども入っていました。

気になったのは、どのような企業が運営しており、料金体系はどうなっているか‥という点です。今回、調べてみたのですが、ネット上でもキーワードが引っかからず、詳細は不明‥

ところで、数年前、オーバーエスターライヒ州の小さな街ニーダーエスターライヒ州にお住まいの友人ご夫婦を訪問した際、ご自宅近くの景勝地Atterseeをご案内頂きました。

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June 25, 2018

自転車の載せ方ガイド

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このところ、真夏日が続くウィーン。本当に暑いです‥しかし、先週末は曇りだったこともあり、久しぶりに涼しい週末となりました。

今日は、23日に行われた「Österreichisches Blasmusikfest 2018」の模様をご紹介したかったのですが、準備が間に合わず、後日に‥スミマセン

という訳で、今日は「S Bahnへの自転車搭載の話題」をお届けしましょう。

ご存じのように、こちらではS BahnやU Bahnでは、乗客が自転車を載せることが許可されています。U Bahnに関しては専用の搭載スペースはありませんが、S Bahnについては専用の搭載スペースが設置されています。

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新型の車両では、車いすやベビーカー搭載スペースと共用になっていますが、比較的古い電車4020型の場合、運転室の後方が搭載スペースに宛てられています。

これは、以前から搭載スペースだったのですが、一時期、混雑緩和のため、当局側が積極的にアピールするのを止めていた時期があります。

このスペースですが、ユニークなのは自転車を上から吊すようになっている点です。狭軌鉄道の自転車運搬専用貨車もフックにぶら下げる方式ですが、ほぼ同じです。

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最近になって搭載方法を示したガイドが取り付けられるようになりました。

これを見ると、単純に上から吊り下げるだけだと車両の振動で自転車が揺れるため、下の方に固定する金具が取り付けられていることがわかります。なかなか良くできていますね。

また、合わせて、この部分も窓にも「自転車のピクトグラム」が掲出されるようになり、搭載スペースを強調するように変わりました。

恐らくウィーン市内では、自転車を公共交通機関に準じる「パーソナルな乗り物」と位置づけているため、その施策の一環だろうと思います。

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June 17, 2018

フィアカーの代わり?

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今日は「ウィーン観光の乗り物にまつわる話題」をお届けしましょう。

ウィーンを代表する「観光用の乗り物」は、二頭立ての辻馬車Fiaker(フィアカー)だと思います。

昔は交通手段だったFiakerですが、今では「観光用の乗り物」として街に欠かせない存在。旧市街ではFiaker乗り場がStephansplatzやHeldenplatz、Albertinaplatzなどにありますね。

Feriは、利用したことがないので、料金には無頓着だったのですが、現在、旧市街を約20分で回るショートコースの場合、55Euro、Ringと旧市街を40分で回るロングコースが80Euroだそうです。

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そう言えば、その昔、オーストリア関係のネット掲示板に、「Fiakerに乗って酷い目に遭った」という、日本からお越しになった観光客の方の投稿が寄せられていたのを思い出しました。

ただ、公認のFiakerの場合、馬車に車両番号がついているので、すぐに業者が特定できますから、業者の方も注意はしているとは思いますが‥

さて、最近、旧市街で色々な観光用の乗り物を見かけるようになりました。このブログでもお伝えしたことがありますが、City Cruiserと呼ばれる電動アシストの3輪自転車を使ったVELOTAXI(ベロタクシー)も、その一つかも知れません。

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そして、今日、ご紹介するのは、写真の「乗り物」。

古い自動車を模したデザインですが、車体には「E-OLDTIMER VIENNA PANORAMAFAHRT」と書かれているところから、最新の電気自動車を使った観光用の乗り物です。

オープンカータイプになっており、天気の良い日は写真のように幌を畳んだ状態で運行されています。「静かで環境に優しい」というのがうたい文句。車体を見ると「10km/h」の表示があるため、最高速度はかなり低いですね。

ところで、この車両、いわゆるナンバープレートが、どこについているのかわかりません。この手の車両が公道を走る。規制の厳しい日本だったら、なかなか認可にならないような気もします。

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June 11, 2018

Währinger Straßeの工事現場をたずねて

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5月に「道路工事による路面電車の迂回と運休」(詳しくはこちら)をお伝えしましたが、現場を見てきましたので、その様子をご紹介しましょう。

現在、U6に面した環状道路ギュルテルから外側のWähringer StraßeとGentzgasseでは水道管工事が行われています。

かなり大規模な工事で、道路を一方通行にして工事が行われています。具体的には、都心側行きの車線が閉鎖され、歩道と車道の間を掘削しています。

実際にはSchottentor行きの軌道には掘削部分はかかっていませんが、工事用車両が使用するため、軌道を閉鎖せざるを得ない感じでした。

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42系統が長期間の運休になっているため、Schottentorなどでは、路線の表示自体が消えている他、各種の案内も張り出されています。右の写真はSchottentorの停留所ですが、42系統に×がついています。

すでにご案内しているように、40系統(Schottentor-Herbeckstraße)は、上下線とも42系統の路線(Kreuzgasse経由)を使って運転されています。

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41系統(Schottentor-Pötzleinsdorf間)は、Pötzleinsdorf行きは通常どおり、Währinger Straße・Gentzgasse経由で、工事区間でも基本的に停留所の位置も同じです。

一方、Schottentor行きの41系統は、Gersthofの停留所はS45の高架下で、変わりませんが、出発すると交差点を右へ折れて9系統も走るSimonygasseに入ります。

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その後、Kreuzgasseを走り、AKHへ。AKHからギュルテルを通ってU6のWähringer Straße駅で、本来の路線(Währinger Straße)に戻ります。左の写真はKreuzgasseを走る41系統です。

都心方面へ向かう41系統利用者の利便性を確保するため、Gersthof-Währinger Straße間に41E系統という臨時バス路線が運行されています。

41Eについては、都心方面行きだけの営業で、Währinger StraßeからGersthof間は回送扱いになっています。

41Eの回送ルートですが、41系統と同じく一方通行になっているWähringer Straßeを走り、AumannplatzからGentzgasseに入ります。

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June 07, 2018

Auf Rädern und Ketten 2018(下)

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今日は、昨日に引き続き「Auf Rädern und Ketten 2018」の模様をお伝えしましょう。

先日、「大人の倶楽部活動」という記事で、「産業遺産の保存」について、「日墺の違い」を記述しましたが、図らずも軍用車両の世界でも、民間で、これだけ大々的に動態保存をしているのには、驚かされました。

ビンテージカーですから、動態で維持するためには、それなりの費用もかかると思いますが、それを捻出できる経済力があるのですから、たいしたものです。

もう一つ、興味深かったのは、単に車両だけではなく、いわゆる当時の軍服を身に守った「本格的なコスプレイヤー」が集団で参加している点です(サークルが存在するようです)。

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ご存じのように、第二次世界大戦後、オーストリアはイギリス、フランス、ソ連、アメリカによって分割占領されました。

一応、「オーストリアはドイツに侵略され、連合国によって解放された国」と扱われたためか、コスプレイヤーのグループは、オーストリアを開放したイギリス軍、アメリカ軍が圧倒的に多いのです。

また、少数ですがソ連軍のグループも。ただ、フランス軍のグループは見かけませんでした。

いずれもテントなどを張って、小規模な前線基地を再現し、そこで野営をしているのですから、恐れ入ります。

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さすがにコスプレイヤーは、前線を想定しているため男性が多いですが、看護師姿の女性なども見られました。

なお、軍用車両のドライバーは、必ずしも軍服を身にまとっている訳ではなく、私服の形も多数。

ドライバーには女性も多く出場しており、この手の趣味が一般的に市民権を得ていることがよくわかります。

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余談ですが、日本人から見ると、話をしない限り、アメリカ人、イギリス人、ドイツ人、ロシア人の区別はつきません。

そういう意味では、コスプレで雰囲気は大いに盛り上がっていました。日本でやると、如何せん、顔が東洋人ですから、コスプレイは本格的でも雰囲気は出ないのですよね。

ところで、連合軍がオーストリアを占領中、ウィーンはソ連領内にある「特別な都市」として、市内が分割統治されていました。

そのため、占領軍同士のトラブルを防ぐため、占領軍合同のパトロールが行われています。そのパトロールを再現した展示も行われました。

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June 06, 2018

Auf Rädern und Ketten 2018(上)

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日本の皆さまもテレビ中継などでご存じかと思いますが、テニスの「全仏オープン」男子シングルス4回戦で、日本の錦織 圭選手とオーストリアのDominic Thiem(ドミニク・ティーム)選手が対戦しましたね。

オーストリア期待の選手だけに、こちらでも大きく報道されました(写真は撮れませんでしたが、地下鉄のインフォスクリーンでも紹介されていました)。結果は、ドミニク・ティーム選手が勝ち、ベスト8に進出しました。

先週末は、「Life Ball 2018」がウィーン最大のイベントでしたが、軍事史博物館(Heeresgeschichtliche Museum)では、6月2日と3日「Auf Rädern und Ketten 2018」と題した「ちょっと変わったイベント」が開催されました。日本語だと「装輪と装軌」といった意味になります。

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このイベントですが、毎年、開催されているのですが、残念ながらFeriはスケジュールが合わず、参加することはできませんでした。

今年は、2日の夜、Volksoperで「Gasparone」のPremiereがあり、昼間の時間も開いていたので、見学してきました。
このイベントですが、「11. Oldtimertre¬ffen im Arsenal」という副題がついているように軍用のビンテージカーが大集合するというものです。

軍事史博物館は、オーストリア連邦軍の管轄で、博物館自体も動態保存している戦闘用車両や軍用車両もありますので、Feriは、当初、博物館が所有している車両を中心に展示するものだと思っていました。

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しかし、実際に集まったのはアマチュアの愛好家(グループを含む)が保存している車両が大多数。その数に、正直、Feriは驚きました。

そして、この2日間、軍事史博物館は入館無料。会場となった特設エリアはもちろん、通常の館内見学も無料。連邦軍は太っ腹です。

会場は軍事史博物館裏の特設エリアで、軍用車両の代表ジープなどは、非常に沢山、集まっていました。

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May 18, 2018

無賃乗車は許さない Wiener Linienの臨時検札に思う

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Elīna Garančaファンの皆さま、お待たせしました。現在、国立歌劇場で上演中の「Samson et Dalila」ですが、Elīna GarančaさんとRoberto Alagnaさんの仕上がりが素晴らしく、大好評です。

Feriは、観るチャンスはありませんが、是非、実際にご覧になったファンの方、コメントをお待ちしております。

さて、今日はオペラとは無関係な「信用乗車の話題」をお届けしましょう。

皆さまもご存じのように、オーストリアでは市内の公共交通機関はワンマン運転で、かつ、どのドアからも乗車・下車可能な「信用乗車方式」が採用されています。

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ウィーンの地下鉄やS Bahnも例外ではなく、チケットに利用開始日時を刻印する打刻機はありますが、駅には日本のような自動改札機はありません。

信用乗車方式のメリットは、システムが簡素化できるため、運行コストを大幅に削減できる点です。

何しろ自動改札機がない訳ですから、メンテナンスコストはゼロ。また、路面電車やバスの場合も、乗車時、降車時にチケットやICカードの確認を乗務員が行う必要がないため、乗降を短時間で行うことができます。

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反面、デメリットは利用者の意識(善意と言っても良いのでしょうか)に委ねられているため、無賃乗車をする人間が大量に出てくると、経営が成り立たなくなることです。

以前と比べ、色々な国の人が増えてきたこともあり、住民の価値観も多様化しています。そのため、ヨーロッパでも地下鉄などに自動改札機を導入する都市も増えてきたようです。

それに対して、ウィーンは、今のところ、信用乗車方式を堅持しています。

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ただ、信用乗車方式が成立する要件は、「無賃乗車は許さない」という当局の強い決意と行動です。そのため、このブログでもお伝えしたことがありますが、Wiener Linienでは、定期的に臨時検札を実施しています。

ちなみに無賃乗車を「Schwarzfahren」と言うようです。

Wiener Linienでも、時々、集中特別検札をする場合、ホームページに情報を公開しています。また、新聞などに臨時検札を実施する路線が紹介される場合もあります。

車内で行う場合、私服の係員が乗り込んできて、自分の身分証明書を提示した上で、一斉に乗車券のチェックを行います。

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