June 12, 2021

連邦軍が電気自動車を導入

2021060911今日は「オーストリア連邦軍の話題」をお届けしましょう。このブログでも再三お伝えしているように持続可能な社会をつくるため、オーストリアでは温室効果ガス削減のため、様々な政策を実行しています。

公共交通機関への電気バスや燃料電池バス導入も、その一つです。さて、6月2日、オーストリア連邦軍が電気自動車を導入したというニュースがありました。

軍事の分野でも使用エネルギー削減という観点から、様々な工夫がなされていますが、さすがに戦闘用車両を電動化するのは、エネルギー方法の供給も含めて、技術的に難易度が高いようです。

2021060910今回、導入されたのは平時の連絡や移動用に使用されるもので、車種はフォルクスワーゲンID.3。第一段として30両が導入されますが、導入コストは約114万Euro。

当日は、ウィーン軍司令官Kurt Wagner准将とニーダーエスターライヒ州軍司令官Martin Jawurek准将が、全軍司令部を代表して、Klaudia Tanner国防相から電気自動車を引き渡しを受けました。

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May 18, 2021

ケルンテンのÖBBCityjetとPostbusが新塗装に

2021051701今日は「ケルンテンの乗り物の話題」をお届けしましょう。

ÖBBでは、オーストリアの主要都市でS Bahnをはじめとする地域交通の充実を進めています。これは、環境保護の観点から自家用車から公共交通機関への移転を促進させることが狙いです。

さて、5月7日、ケルンテン州のCity JetとPostBusの新しいデザインがVillachで関係者に公開されました。

デザインを統一は、コスト削減を測ると同時に、利用者の認知度を高めるブランディング作戦。

デザインなので、Feriが言葉で説明するより、写真をご覧になった方が早いですね。車両色は異なりますが、独特のロゴが特徴です。

 20210517032021年半ばまでに、定期検査に合わせて、Cityjet 41編成が新塗装に塗り替えられます。

また、現在は、ÖBBが運営母体となっているPostBusについては、すでに39両が新塗装で運行されており、数週間後には20台が新塗装になる予定です。そして、年内には75台を新塗装にする計画。

なお、Covid-19感染拡大の影響で、オーストリアではウィーンを中心に公共交通機関を避ける傾向が強くなっています。

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May 09, 2021

Seestadtの自動運転バス試験運行は6月23日まで

20210508015月7日の午後、ラントシュトラーセ(3区、Sebastianplatz)にあるアパートで大規模な火災が発生。消防車14台が出動し、はしご車を使って住民の救出などが行われました。幸い亡くなった方はいないようです。

今日は「母の日」。日本でも母親にプレゼントを贈る方が多いと思います。本来ならば、こちらも日頃、分かれて暮らしている人は、プレゼントを携えて実家を訪ねることが多いようです。

さて、今日は「Seestadtで試験中の自動運転バスの話題」です。

2021050401ウィーン市とWiener Linienが中心となって「将来の公共交通機関」として開発を進めている自動運転バス(Autonome Bus)は、現在、Seestadtで実際にお客さまを乗せて試験運行中。

この試験運行が6月23日に終了されることが発表されました。現在、天候に問題がない場合、U2 Seestadt駅-市内間(2.2km)を月曜日~金曜日、7時30分~12時まで無料で運行しています。

ただし、Covid-19感染拡大の影響を受けて、乗車の際にはFFP2マスク着用が義務づけられている他、乗車人数に制限があります。乗車人数に関しては同一世帯の場合は5名、異なる世帯の場合は2名です。

Img_2018_09_0372自動運転バスの実用化試験は、Wiener Linien、オーストリア工科大学(AIT)、オーストリア交通安全局(KFV)、TÜVオーストリア、Siemens Mobility、Navyaが協力して、2年間にわたり行われてきました。試験結果は、6月末に一般公開される予定です。

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April 19, 2021

2021年の自転車専用レーン整備計画

2021041701気候モデル都市を目指すウィーンでは、環境に優しい自転車は重要な公共交通機関の1つと位置づけられており、様々な政策が推進されています。

今日は、2021年に整備される「自転車専用レーン整備計画」(Radwegebauprogramm 2021)をお届けしましょう。

日本では、自転車は自動車ドライバーや歩行者から迷惑視される傾向があるように思いますが、Feriは「自転車を都市交通の中で、どのように位置づけるか」というコンセプトがしっかりと固まっていないことが最大の要因だと思っています。

別にウィーンを持ち上げるつもりはありませんが、少なくともウィーンでは、現在、公共、自家用を問わず自転車は都市内の「重要な移動手段」として位置づけています。

20210417022021年は合計21ヵ所、8kmの自転車道が整備されます。昨年は一時的に自動車道路に自転車専用レーンを設置するポップアップ方式が「みどりの党」手動で試験的に導入されましたが、今年は、恒久的な自転車専用レーンの整備に切り替えられます。

この中で規模が大きいものは、LandstraßerGürtel-Aspangstraße間の480メートル。鉄道の線路沿いに上下2レーンが整備されます。

また、ウィーン市では2022年は22区(ドナウシュタット)を自転車活用モデル地区とし、区と協力し、主要道路であるWagramerStraßeとKagraner Brückeに中心に自転車専用レーンの整備などを行うことを発表しました。

2021041703ドナウシュタットは、面積 10234平方キロメートルと、ウィーン行政区の中で最も広く、ウィーン市のほぼ4分の1を占めています。

ドナウシュタットのErnst Nevrivy区長は、ポップアップ方式の自転車レーン整備に批判的で、自動車と自転車双方の利用者にとってベストな解決策は、恒久的な自転車専用レーン設置であるという考え方を持っています。

WagramerStraßeの自転車専用レーンは2段階で整備されます。2021年にはKagraner Brücke-Donauzentrum間が整備されます。そして、2022年にはDonauzentrum-Kagraner Platz間が開通する予定です。

2021041704完成予想イラストを見ると、原則として車道の両側、歩道との間に自転車専用レーンが設置されます。ただ、構造上、その方式が採用できないエリアでは、片側に業下の自転車専用レーンをまとめて設置する方式も採用されるようです。

また、日本と同じくウィーンでも幹線道路沿いには街路樹がありますが、車道と自転車専用レーンの間に街路樹を配置する方式を採用しているようです。

車道には駐車スペースが設置されている場所も多く、ここと街路樹用スペースを有機的に結びつける工夫がなされています。

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April 10, 2021

Wiener Linienの新グッズ色々

2021040908今日は「Wiener Linienが新しく発売したグッズ」をご紹介しましょう。

最近は日本の鉄道会社でも様々なグッズを発売していますが、Wiener Linienのグッズは、意外とユニークなものが多いのが特徴です。

特にファッション関係は独自ブランドを立ち上げるなど、気合いが入っています。今日は、そんな中から、最近、リリースされた商品をご紹介しましょう。

まず、「WL21コレクション」と名付けられたアウトドア用ファッションシリーズ。

2021040906パーカー、ジャケット、パンツ、Tシャツ、ベストなどから校正されていますが、一部に「光を反射する素材」が使われている点です。現在、ウィーンは事実上のロックダウン状態ですが、個人で散歩やジョギングをすることは推奨されています。

恐らく、そのようなシーンを想定したスポーツウェアだろうと思います。お値段はジャケットが149.0Euroと最も高く、お手頃なのは39.0EuroのTシャツ。

興味深いのは反射素材で作られたたベスト。ポケットが沢山付いている上に、全面反射素材なので目立ちます。

これならば夜間の散歩中でも自動車のドライバーが見落とすことはないでしょう。お値段は89.0Euroです。

2021040901次にご紹介するのは、アイデア勝負の子供さん向けのステッカーセット(Sticker-Set)です。

ただ、普通のステッカーではありません。何と自宅にある段ボール箱に貼ることで、段ボールを地下鉄電車(Type V)、路面電車(Flexity)、バス(Citaro)に変身させることができるというアイデア商品。

2021040907Feriをはじめ、子供の頃、「電車ごっこ」で遊んだ記憶のある皆さまには、“当時、このような商品があったら、盛り上がったのに”思うことでしょう。

ステッカーは55枚で1セットになっており、貼り方で色々なパターンを作ることができます。なお、環境に配慮してステッカーはプラスチックフリーです。

2021040904ステッカーの現物を見た訳ではありませんが、写真を見ると、地下鉄のロゴマーク、路面電車やバスの停留所標識も含まれています。

更に貼り方で、色々なパターンを作ることができる点も創造性発揮を考慮しているような気がします。親子で「段ボール箱電車やバス」を作る過程も楽しいかも知れません。

お値段ですが、各19.9Euroです。なお、地下鉄電車とバスは現在の主力ですが、路面電車に関してはULFではなく、現在装備中で、数が少ないFlexity。時代を感じさせますね。

2021040903お次は路面電車「Flexityのぬいぐるみ」(Plüsch Flexity)。ただ、擬人化されたぬいぐるみではなく、5連節車体のリアルなデザイン。

サイズは長さ80cm、高さ8cm、幅5.6cmと、巨大です。これは鉄道好きの子供さんが親御さんにおねだりしそうです。

さすがにパンタグラフは付いていませんが、デザインはオリジナルをよく再現していますので、大人のファンが飾り物にするのも良いかもしれません。お値段は24.9Euroです。

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April 05, 2021

GoSharinggがサービスを開始

2021040302日本は4月から新年度なので、色々な変化がありますが、こちらは基本的に「年単位」なので、4月1日も単なる月初め‥という感じです。

しかし、4月1日からウィーンで電動シェア・スクーター・システム「GoSharing」のサービスが開始されました。

現在、ウィーンでは、CityBikeをはじめ、様々なパーソナル交通機関のシェアリングシステムが運用されているのは、皆さまもご存じのとおり。

最近では、運転免許が不要で、気軽に利用できる電動スクーター(E-Scooter)が人気を集めています。

20210403034月1日からウィーンでサービスが始まった「GoSharing」は、運転免許が必要な本格的な電動スクーター(E-Moped、日本流で言えば電動原付)です。

電動なので、オートバイや原付特有の騒音はありません。また、環境に優しいこともポイント。

今回、200台の電動スクーターでサービスを開始しましたが、年末までには500台に増強する計画。最高速度は45km/h、航続距離は約70km。現在のサービスエリアは都心部に限定されています。

使い方は、例によってスマートフォンの専用アプリをダウンロードするところから始まります。

2021040304ユーザー登録(その際、運転免許証をアップロードします)後、地図上から空いている電動スクーターを見つけます。また、事前に予約をすることで、自分が利用を開始したい場所に電動スクーターがデリバリーされます。

なお、利便性を高めるため、専用駐車場から借りるシステムではありません。この点は、従来の電動スクーターと似ています。

最初に借りる電動スクーターに傷などがないかを確認し、専用アプリのQRコードをスキャンすると、キーが解除されます。

ヘルメットの着用が義務づけられているため、車両にはヘルメットコンパートメントがあり、アプリを起動すると解錠。二つの中から、自分に合ったものを選択します。

途中、小休止も可能で、この場合、駐車モードにすることで、レンタル料金が変化します。

2021040305使用後は、サービスエリア内の許可された場所に駐車し、終了キーをクリックすることで、手続き完了。

なお、サービスエリア外へ出ることも可能ですが、返却(レンタル終了)はサービスエリア内で行います。

料金は登録したクレジットカード(パッケージタイプの場合は、Apple Payなどで決済)で精算されます。

気になる料金ですが、分単位で計算されており、0.29Euro/分が基本。なお、75分間のパッケージは、分当たりのレンタル料金が0.27Euro(計19.95Euro)です。

また、小休止中の料金は0.15Euro/分。また、レンタルできる時間は1回、24時間までとなっています。

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March 24, 2021

Wiener Linienが年間パス所有者にプレゼントキャンペーンを実施中

2021032320最初に「旬の話題」を一つ。3月22日は「世界水の日」(Weltwassertag)でした。

「世界水の日」は、1992年、ブラジルのリオデジャネイロで開催された地球サミットのアジェンダ21で提案され、1993年、国連総会で3月22日を「世界水の日」とするとの決議によって定められたものです。

ウィーンでは、まだ気温が低いですが、3月22日から、市内にある100を超える水飲み場と55の噴水が順次、再稼働をはじめました。春を告げるイベントのようなものですね。

写真は3月22日、今年、始めて盛大に水を拭きだした皆さまご存じSchwarzenbergplatzの Hochstrahlbrunnen。この噴水では52万リットルの湧き水が使用され、ポンプで循環されています。

2021032002さて、今日は「Wiener Linienが実施中の年間パス所有者に対するプレゼントキャンペーン」の話題です。

都市環境を維持するため、ウィーン市では公共交通機関の利用を促進しています。その政策を実現するための1つが、Wiener Linienが発行している年間パス(Jahreskarte)です。

このブログでも再三、ご紹介していますが、Wiener Linienの利用料金(チケット代金)ですが、短期間ほど高く設定されています。

乗車前に購入する1回券は2.6Euro、ウィークリーパス(月曜日0時から翌週月曜日9時まで有効)は17.1Euro、マンスリーパス(暦月の初日午前0時から翌月の2日目23時59分まで有効)は51.0Euroですが、年間パスは大人で365.0Euro(シニアは235.0Euro)と値段が格段に安くなっています。

20210320012020年はCovid-19感染拡大の影響で年間パスの発行枚数が81900枚でした。

連邦政府によるロックダウンで厳しい外出制限が課せられていたため、Wiener Linienの地下鉄、路面電車、バスの利用者が40%も減少した中、これだけの年間パス利用者が存在したことに対し、Wiener Linienは感謝の意を込めて「プレゼントキャンペーン」を実施中です。

プレゼントキャンペーンの対象者は、2020年3月13日から2021年5月4日までの間、有効な年間パスを持っているお客さま。

プレゼントキャペーンはWiener Linienが開設した専用ホームページからオンラインで、応募することになっており、4月5日まで受付中。ちなみに初日だけで45000名が応募したそうです。

気になるプレゼント内容ですが、スマートフォンやタブレットといったモバイル端末、全自動コーヒーマシンに加えて、シュタイアーマルク州PöllaubergにあるRETTERBio-Natur-Resortへのご紹介、25hours Hotel Wienへのご招待など魅力的なものが並んでいます。

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February 24, 2021

Wiener Linienの2021年計画

2021022311今日は「Wiener Linienの2021年計画」をご紹介しましょう。

先日、ご紹介したようにCovid-19感染拡大によるロックダウン(住民の移動制限)で、Wiener Linienの利用者は前年より平均40%も減少しました。

なお、最初のロックダウン時には、80%減少しています。2020年の月別乗客数は左のグラフをご覧ください。ロックダウンの影響が顕著に出ていることが、よくわかると思います。

2021022312利用人数ですが、2020年は、地下鉄、路面電車、バスを合わせて約5億7400万人でした。ただ、地下鉄、路面電車、バスの利用者が車内で感染したという事例は報告されていません。

公共交通機関の利用者減少はウィーンだけではなく、ロンドンが95%、リヨンが90%、ブダペストが80%、ベルリンが75%となっています。

乗客数の減少は、Wiener Linienの収入減少につながります。特に観光客激減でシングルチケットや24時間パスなどの利用が伸び悩み、約1億1000万Euroの減収になりました。

2021022314反面、年間パス(シニアパス、ユースパスを含む)は2019年より減ったものの年間100万枚以上、発券されており、Wiener Linienが地元住民に支持されていることを伺わせます。

このデーターが右のグラフですが、年間パスは「基礎売上」となるだけにWiener Linienにとっては、貴重な売上と言えるでしょう。

次に住民の移動手段ですが、2020年はロックダウンの影響で、住民の行動が大きく制限されたため、公共交通機関の利用者が減った反面、徒歩や自転車での移動が増えています。

2021022313また、意外なことに自家用車での移動は2019年と同じ比率でした。つまり、自家用車による移動から公共交通期間や徒歩、自転車による移動が定着しつつあると言うことです。

このような結果を踏まえて、Wiener Linienではウィーン市からの支援を受けて、2021年に5億300万Euroを投資します。2021年の主な計画は、以下のとおりです。

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February 18, 2021

補助金が余っていますよ 電動貨物自転車を導入しませんか?

2021021202日本でも新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりましたが、ウィーンでは2月17日から、80歳以上および高リスクグループの予防接種が開始されました。ウィーン市の発表によると、現在、506038人がワクチン接種の予約をしています。

さて、今日は「電動貨物自転車の話題」をお届けしましょう。ウィーンでは、自転車を重要な公共交通機関と位置づけており、様々な施策を導入しています。

その一つに企業に対して「電動貨物自転車(E-Lastenräder)を導入する場合の補助金制度」があります。この制度は1年ほど前に導入されたもので、ウィーン市によると145社が利用し、160台がウィーン市内で各種貨物輸送に活躍しています。

また、現在、100社が補助金を申請しており、購入準備を進めています。

2021021203補助金を受けている電動貨物自転車は、1台あたり年間約0.67トンのCO2節約に貢献しており、今後10年間で約1000トンのCO2削減が期待できます。

補助金の申請者は、物販、飲食、芸術・文化、建設など、幅広い分野の中小企業が中心。いずれもCovid-19感染拡大による影響を受けている企業です。

2021021204電動貨物自転車導入の動機ですが、市内の駐車場確保が楽になること、CO2削減を社内目標に掲げいるといった内容が多いようです。

なお、補助金を最初に申請したのは、専門家のDaniel Bierbaumer氏(トップ写真の粋なおじさま)だったそうですが、同氏は自身のホームページで電動貨物自転車を使った日常を紹介しています。同氏のホームページはこちらからどうぞ。

さて、補助金の内容ですが、可搬重量40kg~100kgの軽量電動貨物自転車購入の場合、最大2000Euro、可搬重量100kg以上の大型電動貨物自転車購入の場合、最大4000Euroが援助されます(なお、上限は購入価格の30%)。

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February 13, 2021

地方でも電気バス導入の機運

2021020702今日は「電気バスの話題」をお届けしましょう。

温室効果ガス削減に力を入れているオーストリアでは、このブログでも度々、取り上げているようにWiener Linienが電気バスや燃料電池バスの導入やテストを進めています。

ウィーンの場合、大都市であるため車庫も多く、充電ステーションや水素ステーションを整備しやすいという特性があります。

2021020705現時点では電気バスは一般的なディーゼルエンジンのバスに比べて航続距離が短い、満充電に時間がかかるといったマイナス面があるため、地方では導入が難しい面があります。

そんな中、現在はÖBB傘下になっているPOST Busが、1月にシュタイヤマルク州北部でVerkehrsverbund Steiermarkと共同で、電気バスの運行テストを実施しました。テストの目的は、冬の地方路線で運行が可能かどうかを検証するためです。

今回、テストに使用されたのはIveco製GX3377-E型。全長12メートルの3ドア仕様。

座席定員27名、立ち席定員55名、航続距離約300km(メーカー発表による数値)、349kw/hの空冷式バッテリーで車体中央に搭載したモーターを駆動します。

2021020704テストはPhyrnstreckeとGesäuseで行われましたが、POST-Busの発表による結果は上々。電力消費量が増える勾配のある路線でも300kmの航続距離が確保できた上に、寒さによるトラブル、暖房の能力不足などはありませんでした。

2月に入ってからも、各種データーを追加で得るため、Stainach、Schladming、Liezen地区で、実際にお客さまを乗せた営業運行が行われています。なお、運行テストは先週で終了したようです。

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