December 09, 2019

魅力的な大型トラック

20191209000112月に入ってウィーンの繁華街やクリスマスマーケットは、一段と賑やかになってきました。6日は「聖ニコラウスの日」だったので、色々な行事が行われたようです。

20191208001さて、今日は「大型トラックの話題」をお届けしましょう。

日本の場合、島国なので、海外からの輸入品は船舶か航空機で運ばれてきますが、こちらは陸続きである上に、アウトバーン網が整備されているため、大型トラックが国際物流の一画を担っています。

なお、最近では、大型トラックについては、アウトバーンに大きなダメージを与えるため、オーストリアを始め、有料化(従量制)されている国が多いですね。

また、件のCO2削減問題とも関連して、鉄道へのシフト(モーダルシフト)も進められています。それでも、大型トラックによる国際物流は欠かすことができません。

20191208003先日、Ottakring駅を出たところで、写真のような大型トレーラートラックを見かけました。オーストリアの国旗をあしらった派手なデザイン。

なかなかセンスのあるデザインだと思います。アウトバーンを走っている姿を見たらインパクトがあると思います。

荷台に「ED BLUMEN」と描かれているので、花屋さんのトラックだということがすぐにわかりますね。

20191208004他の場所でも花屋さんの大型トラックを見かけたことがありますが、荷台横に出入り口があるのが特徴。配送員(ドライバー)が荷台に出入りする場合は、この扉を使っています。

また、商品の数が少ない場合は、ここから出しているようです。内部も花輸送専用になっているようでした。

Feriは、てっきり、オーストリアの会社が所有しているトラックだと思ったのですが、ナンバープレートを見てびっくり仰天。何と国籍記号が「NL」となっているではありませんか。車籍はオランダですね。

毎年、ウィーン楽友協会大ホールで開催されるウィーンフィルのニューイヤーコンサートでは、舞台周辺がきれいな花で飾られますが、番組中でも紹介されるように外国から輸入されたものです。

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November 03, 2019

Wiener Linienの車庫を宅配便配送の拠点に

201911020001日本は11月3日は「文化の日」。2日から3連休という方もいらっしゃると思います。また、災害ボランティアとして被災地に赴いている方も多いようですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。


さて、今日は「Wiener Linienの新しい取り組み」についてご紹介しましょう。


今や宅配便王国となった日本。そのスピードたるや驚愕に値します。何しろ通信販売の場合、翌日には到着するというのが当たり前になっていますから‥ それだけ強力なネットワークが構築されているということの証かもしれません。


201911020002日本に戻ると宅配便のトラックや配送用車両を多数、見かけますが、やはり気になるのは環境への影響です。大手の宅配便業者さんは、ハイブリッドトラックの導入、荷物自転車や荷車による配送といった環境対策にも力を入れているという話も耳にします。


さて、日本ほどではありませんが、ウィーンでも最近は宅配便が増えてきています。そこで、Wiener Linienでは、RemiHubなどと協力して新しい都市物流プロジェクトのテストを始めました。


このプロジェクトですが、日中は車両が出払っているバス車庫を小荷物配送のハブに利用し、ここを拠点に個別配送を行おうというものです。


日本の場合、宅配便業者さんの営業初が地域配送のハブになっていますが、今回はWiener Linienのバス車庫を拠点として利用しようというもものです。

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October 31, 2019

ウィーンのレンタル電気スクーター問題

2019102900210月は「番外編」が多かったためか、いつもよりはご訪問いただいた方が少なかったような感じです。さて、10月最後の話題は、ウィーン市内のパーソナル交通手段としての地位を確立しつつある「レンタル電気スクーター問題」をお届けしましょう。

レンタルステーションを起点終点とするCityBikeは、現在、大きな問題もなく運用されていますが、乗り捨て自由のレンタル自転車は、車両の放置が問題となり、ウィーンでは市民権を得ることができませんでした。

その後、登場したのが、このブログでも何回かご紹介しているレンタル電気スクーターです。こちらも、現状は乗り捨て方式ですが、運用会社が毎晩回収し、基地で充電して、翌朝、市内の配置するシステムなので、市内に放置され続けるというトラブルはありませんでした。

20191029001しかし、運用会社(プロバイダー)が10社に増え、レンタル電気スクーターが9000台と激増した結果、色々な問題が露見してきました。

そこで、ウィーン市は、運用会社とトラブルを解消するための協議を始めたというニュースが入ってきました。

やはり住民から苦情が多いのは、路上への放置(1000件近い苦情が寄せられたそうです)。そこで、ウィーン市としては、運用会社に駐車スペースの設置を打診しているようです。それに対して、先駆者であるLeimは積極的な姿勢を示しているようです。

20191029004また、電気スクーターは音が静かなため、歩行者とのトラブルも発生しています。そのため、歩道での走行禁止という規制が導入されています。

ただ、Mariahilfer Straßeのように、歩行者優先道路でも電気スクーターは使用可能なので、こういう場所でのトラブルを防ぐことも、今後、大きな課題になりそうです。

警察の発表によると、2018年10月から2019年8月までの期間、電気スクーターに関連する1559件の違法行為がありました。

違法行為の内容ですが、赤信号無視、運転中の携帯電話使用、禁止されている歩道の走行、自転車の規制違反などです。この中で、悪質なもの500件以上が摘発されています。また、飲酒運転も103件が摘発されています。気になる人身事故ですが、60件が発生しています。

一方、苦情が多かった駐車問題ですが、300件以上のケースで、即刻、撤去が必要なケースだったそうです。例えば、点字ブロックの上への放置、2.5メートルより狭い歩道への駐車などが問題になっているようです。

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September 24, 2019

新しいWienMobil-Stationenがオープン

201909230006最初に倒産のニュースから‥創業178年のイギリス旅行代理店トーマス・クック・グループは23日、ロンドンの裁判所に破産を申請しました。英民間航空局は、同社が「直ちに営業を停止した」と発表。

イギリス民間航空局は、同社の同社のツアーでイギリスから国外を旅行している15万人以上を無事に帰国させるため、平時で最大規模の帰還作戦「マッターホルン作戦」が開始したそうです。

Feriは、同社のツアーを利用したことはありませんが、同社が発行していたヨーロッパの鉄道時刻表は、その昔、愛用していただけに、ショックですね。

201909230002さて、今日は「ウィーン市内の公共交通にまつわる話題」をお届けしましょう。

このブログでもご紹介したWienMobil-Stationen。2019年2月11日にSimmeringの施設をご紹介しました(詳しくはこちらから)。

WienMobil-Stationenは、今まで、別々の場所に設置されていたパーソナルな公共交通機関関連施設を一箇所にまとめて、利用者の利便性を向上させようというものです。つまり、「パーソナルな公共交通機関の利用を促進するための新しい取り組み」です。

Simmeringでの実用試験結果を踏まえて、Wiener LinienはOttakring(16区)のRichard-Wagner-Platzと、Landstraße(3区)のRochusmarktにWienMobil-Stationenを開設しました。写真はRichard-Wagner-Platzでのオープニングセレモニーの様子。

201909230005ちなみに、Richard-Wagner-Platzは地下鉄駅ではなく、16区の区役所がある場所です。一方、Rochusmarktは地下鉄U3のRochusgasse駅が近くにあります。

Feriは、まだ現場を見ていませんが、Simmeringのテスト運用後、急速に広まったレンタル方式の電動キックスクーター(CircとTierが運営)や電動スクーター(ÖAMTCが運営)もラインナップに加わりました。反面、未確認ですが自転車保管庫などはなくなっているようです。

ウィーン市とWiener Linienの狙いは、大量交通期間である地下鉄駅や路面電車の停留所から、自宅や勤務先までの「ラストマイル」でもパーソナル仕様の公共交通期間を使ってもらい、CO2の排出量を削減しようというもの。

201909230001Wiener Linienによると、平均して年間6000Euro以上の自動車運行にかかるコストが削減できるとしています。
2019年2月の記事でもお伝えしましたが、WienMobil-Stationenで提供されるサービスは、全て同一企業が提供している訳ではなく、複数の会社が提供しています。

それを1箇所のまとめて、一元的にサービスを提供するのがポイントです。会社が異なりますので、各社の利害関係が対立するケースが多く、コーティネイトが大変だと思います。

201909230004Wiener Linienでは、WienMobil-Stationenの利用促進だけではなく、各種情報提供を通じて、公共交通期間の利用促進を図るプロジェクトを展開中です。

これは、スマートフォンのアプリを使って、拠点間移動のルートや、付近のレンタル車両空き状況を案内するものです。

日本では、主に民間会社がルート検索サービスを提供していますが、Wiener Linienが無慮で提供している点がポイントです(通信料は利用者負担ですが‥)。

また、このアプリから、各種パーソナル公共交通期間の空き状況を確認した上で、予約もできるようになっています。

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September 11, 2019

ポルシェのプラグインハイブリッド車

201909100004電源難民のFeri。現在、冷房が効いており、電源を提供してくれる某所でブログを書いています。

という訳で、今日は電気に関連して「電気自動車の話題」です。温室効果ガス排出を抑えることにやたら気合いの入っているヨーロッパ諸国。ドイツやオーストリアは、その代表かも知れません。

ただ、最近はドイツの「暴走」が気になります。何でも北海の他国領海に風力発電施設を設置して、地元に大迷惑をかけているのに、知らん顔とか‥

それはさておき、先日、Bad Fiscau-Brunnでポルシェの電気自動車を見かけました。なぜ、デキ自動車とわかったかと言えば、ズバリ充電スタンドに駐車し、充電していたからです。

201909100003Feriは、乗り物全般に興味がありますが、自動車は弱いジャンル。正直、ポルシェの電気自動車は知りませんでした。

ちょっと調べたところ、9月4日にスポーツセダン「Taycan(タイカン)」というモデルを発表したそうです。「Taycan」は車高が低い4ドアモデルで、ベースモデル「Turbo」と、高性能モデル「Turbo S」の2バージョンが発売されるそうです。

が、Feriが見たのは8月中。そこで、この記事をまとめるにあたって、ちょっと調べたところ、電気自動車(EV)とは別にプラグインハイブリッド車(PHEV)を販売していることがわかりました。

201909100001_20190910121401写真で確認したところFeriが見たのは、「Panamera (パナメーラ)」というモデルのようです。「Panamera」の仕様は、以下のようになっています。

-バッテリー容量:14.1kWh

-システム最大出力:500kW

-システム最大トルク:850Nm

-モーター最大出力:100kW

-車両重量:2310kg

-駆動方法:四輪駆動

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September 02, 2019

「あおり運転」に思う

2019090001まず、8月のご報告から。8月は22日だけページビュー1300越えを記録しました。ちなみに当日のエントリーは「日本人もビックリ 肉屋さんの自動販売機」でした。

ただ、個別のエントリーのページビューランキングでは、「オーストリア航空のプレミアムエコノミークラス搭乗記」がトップでした。この記事、何故か根強い人気があるのですよね。ありがたいことです。

さて、今日は昨今、日本で色々と問題になっている「あおり運転の話題」です。日本では、あおり運転が暴行事件に発展するなど、大きな社会問題に発展しているようですね。

あおり運転ですが、煽っているドライバーの中には、「煽っている」という実感が乏しいという問題があるかもしれません。また、受けとめ方なので、「煽られた」と感じるドライバーも多いのかもしれません。このあたりが問題を複雑化させている要因かもしれません。

201908090006では、オーストリアでは、どうでしょうか。今夏、WienからLungauまでドライブを楽しんだ経験を踏まえて、ご紹介したいと思います。

まず、複数のレーンを持っているアウトバーンのケースです。オーストリアのアウトバーンは原則として制限速度130km/hです(ただし、地区によって、それより低く設定されています)。こちらは右側通行ですから、2車線の場合、右側が走行車線、左側が追越車線です。

まず、追越車線を走り続ける車は、ほとんど見かけません。走行車線を走り、前の車との車間距離が短くなると、追越車線を使って追い越し、その後は速やかに走行車線に戻ります。

2019090005また、走行車線に大型車などが連なっている場合は、ある程度、追い抜き車線を走行する場合もありますが、後ろから速度の速い車が接近してきた場合は、速やかに走行車線に車線を変更します。

最高速度を超える速度で追越車線を走っている場合でも、後ろから更に早い車が来た場合は、直ちに走行車線に車線変更します。

最高速度で走っているのだから‥という理由で追越車線を走る続ける車は、見かけません。そのため、いわゆる「あおり運転」は発生しません。

201909010007

なお、大型車同士でも、追越車線を使って追い越しをかける場合があります。このほか、インターチェンジやレストステーションで合流する車を見かけた場合、速やかに追越車線に車線を変更し、合流する車がスムーズに走行車線に入れるようにするのが一般的です。右の写真はFeriがレストステーションから本線に合流する場面のキャプチャーですが、後続の車が車線を変更してくれたのがわかります。

Feriは長大トンネルの中では速度を抑え気味にしていますが、ご覧のように追越車線を使って抜いていく車が多数。

Wien近郊のアウトバーンでは、3車線、4車線というケースもあります。その場合も右側が速度の低い車が走るのが基本です。

201909010006次に一般道ですが、こちらは片側1車線が一般的です。一般国道の制限速度は原則100km/hです。道路によっては、それより低い80km/h制限のところもあります。

地方の道路で80km/hで走っていると、地元の車が制限速度を超えるスピードで接近してくることがあります。

彼らはスピード違反の取り締まりエリアを知っているようで、そのポイント以外では、100km/hを越える速度で走っています。

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August 16, 2019

新しい乗り物 E-Kleintretroller

201908160005皆さま、お盆はいかがお過ごしでしょうか。台風10号が西日本を直撃したので、影響のあった方も多かった方と思います。今日はウィーンの「新しい乗り物の話題」です。

公共交通機関や各種乗り物のシェアリングに力を入れているウィーンですが、今まで、このブログで紹介しなかったものの一つに「E-Kleintretroller(E-Scooter)」があります。

最近、大幅に台数を増やしている電動キックスクーターではなく、こちらは乗車するタイプの本格的な電動スクーターのレンタルです。

201908160006オーストリアでは、日本のJFAFに近い組織であるÖAMTC(Österreichischer Automobil-, Motorrad- und Touring Club)をはじめ、民間企業も参入しています。

ÖAMTCは全国組織ですが、電動スクーターのレンタルサービスについては、人口が集中しているウィーンとグラーツで実施。

サービスのニックネームは“ easy way”。料金は、現在、1分19Centが基本です。

レンタルは専用アプリによって行うシステムになっている点は、電動キックスクーターと同じです。

201908160003現在、ÖAMTCがウィーンで運用している電動スクーターは約300台で、サービスエリアは市の中心部(1区~9区)に加えて、最近、10区、21区、22区に拡大されました。

201908160004ただ、電動キックスクーターと異なり、どこでも乗り捨て自由という訳ではなく、特定のステーション(駐車エリア)で借りて、ステーションに返却するシステムです。このあたりは、CityBikeと似ています。

なお、例外的にサービスエリア外にあるÖAMTCの拠点でレンタルすることも可能です。

二輪のスクーターなので、利用する際はヘルメットが必要になりますが、こちらも同時にレンタルできるので、利用者が持ち込む必要はありません。

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July 31, 2019

ウィーン国際空港駅にて 空港-市内の移動雑感

201907310012今夏は、ANAの羽田-ウィーン線が就航したこともあり、夏休みにウィーンを訪れる方も多いと思います。7月最後の話題は「ウィーン国際空港と市内間の移動」にまつわる話題です。

先日、比較的ゆとりを持ってチェックインができるCAT-Terminal Wien MitteでのCity Check-Inの利用をお勧めするコメントを頂きました。この話題に関して、ちょっと思い出したことがあったので、それも含めて記事にまとめてみました。

なお、CAT(City Airport Train)は2018年12月に運行開始15年を迎えましたが、その時、CATの変遷と現状を当ブログでもご紹介しました。ご興味のある方は、こちらをご覧ください。

201907310009ウィーン国際空港(Flughafen Wien)から市内(または、その逆)の移動ですが、Feriは、今でこそÖBB(S BahnまたはRailJet)利用が中心になりましたが、以前は定宿の近くにバス停があったため、Vienna Airport Lines(PostBus)を利用していました。

停留所から乗ってしまえば目的地から一直線。所要時間も20分ほどで、乗り換えの手間もありませんから便利です。

現在の運賃は片道8Euroだったと思います。今でもVienna Airport Linesを愛用している方も多いと思います。

201907310010以前、ウィーンに親を連れて行った時は、到着が深夜になった関係で、負担を軽減するためタクシーを使ったこともありました。

当時も定額制タクシーもあったようですが、RedCabが本格的にサービスをはじめるまでは、一般のタクシーを使っていました。

正直、タクシーは割高ですが、二人になると実質的には料金は半額ですし、何よりホテルの玄関前まで運んでくれますから、荷物移動の手間もかかりません。

201907310011ヨーロッパ内乗り継ぎで、疲れている時などは、正直、タクシーを使いたくなったものです。

リーズナブルなお値段のRedCabがサービスを開始してからは、日本からウィーンに戻った時だけは、RedCabを使ったこともよくあります。

201907310004RedCabの面白いところは、利用するまで車種が不明な点。実際、人数が少ないためセダンタイプでオーダーを出しておいても、相手の都合でミニバンが来ることも‥もちろん、相手の都合なので、お値段は一緒です。

ただ、その後、運賃が上がってしまい、お得感が薄れてしまったのが、残念です。

201907310007さて、2003年にCity Airport Train(CAT)が開業。鉄道ファンのFeriも、何回かCATを利用しました。当時からウィーン国際空港にはS Bahn(S7)も乗り入れていましたが、利便性が悪く、地元の方以外が鉄道を利用する場合、CAT一択でした。

ただ、都心側のターミナルがWien Mitteなので、徒歩で行けるエリアにホテルを確保している場合は別ですが、どうしても乗り換えが伴います。

201907310001今ではMitteのターミナル改築に合わせて、CATのチェックインカウンターも良い場所に移動しましたが、開設当初は、ちょっと不便な場所でしたね。

最近は空港内の制限エリア内にチケット販売機を設置するなど、猛攻勢をかけているのは、皆さまもご存じのとおり。それは、ÖBBの列車が充実したためです。

Feriが17区のアパートに住んでいた頃は、S45とS7を乗り継ぐパターンが多くなりました。その後、5区に引っ越してからは、路線バス13Aの停留所が近くにあった関係で、Hauptbahnhof経由になりました。

Flughafen Wien-Hauptbahnhof間は、利用当初はドイツ直通のICEでした。ただ、長距離列車の乗り入れ当初は、運転間隔が非常に長く、利用しづらく、市内への移動には最適とは言えませんでした。

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July 27, 2019

公共交通機関の利用者が増加中

201907270015今日は「ウィーン市内の交通にまつわる話題」をお届けしましょう。

先日、ウィーン市から市内交通の利用状況に関するデーターが公表されました。ウィーンでは、環境保護の一環として公共交通機関の利用を推進しています。

グラフをご覧になるとわかるように、自家用車の使用が横ばいであるのに対し、公共交通機関の利用は「うなぎ登り」。2015年には利用者数が逆転しました。

まぁ、日本の大都市では、移動人数が圧倒的に多いため、鉄道を中心とする公共交通機関利用者が多数を占めると思うのですが、自動車利用が多いヨーロッパでは、これは珍しいケースと言えるかもしれません。

201907270014この要因は、路面電車の軌道敷き内自動車通行禁止をはじめ、あえて自動車での市内移動を不便にすることで、公共交通機関への移行を促進する施策が功を奏したのかもしれません。日本では、自動車産業が基幹産業ですから、自動車利用を積極的に規制する施策は打ち出しにくいと思います。

もちろん、自動車利用を不便にするだけでは、住民の不満が募ってしまいます。そこで、ウィーン市がWiener Linienと協同で打ち出したのがリーズナブルな年間パスの発行です。

ご存じのように、ウィーンの公共交通機関運賃はゾーン制になっている関係で、短距離は割高です。現在、事前購入の1回券は2.4Euro(現在のレートで300円弱)です。1日券は5.8Euro、ウィークリーパス(Wochenkarte)は17.1Euro、マンスリーパス(Monatskarte)は51.0Euroと、ちょっと高めです。

201907270013しかし、これが年間パス(Jahreskarte)になると365Euro。つまり1日当たり1Euroと大幅に安くなります(記名式ですが全線乗り放題)。

ウィーン市とWiener Linienでは、年間パスの利用者を増やすため、あえて利用期間の短いチケットの値段を上げているフシがあります。実際、マンスリーパス7ヵ月分で、年間パスが買えるのですから、年間パス利用者が増えるのもわかる気がします。

実際、365Euroの年間パスが発売されてから、グラフのように利用者が急増しており、2018年には80万枚を突破、822000枚が発行されました。人口が200万人を下回っているウィーンとしては、画期的な発行枚数だと思います。

201907270010ウィーン市の当局者は、「再びウィーンは、都市と環境にやさしい交通政策が、どのように機能するかを示しました。 価格が妥当であれば、自動車からの切替は不可能(モーダルシフト)ではないことを証明しています。」と述べています。

近年の旅客数の増加は、公共交通システムの積極的な発展を示しています。具体的には過去1年間で9億6590万人、そして毎日260万人がウィーンの公共交通システムを利用しています。

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July 08, 2019

増えてきた観光電気自動車

201907080001今日は「観光客の皆さま用の乗り物にまつわる話題 続編」です。 ウィーン旧市街観光の乗り物と言えば、代表的なものは二頭立て馬車Fiaker(フィアカー)ですよね。色々と問題を抱えながらも、やはり伝統的な乗り物だけに、現在も主力として活躍しています。

そこへ、新たに参入したのがクラシックスタイルの電気自動車です。Fiakerと同じくドライバー(Fiakerの場合は、御者ですが‥)が観光案内をしながら、旧市街を回遊するものです。以前、この ブログでもサービス開始をご案内したことがあります。

201907080003正直、オールドライマーとは言え、古い自動車ではなく、「古い自動車を模した新型の電気自動車」なので、お客さまの反応が気になるところ‥

201907080002ただ、運営業者は「環境の優しい乗り物」を前面に打ち出して、集客活動に勤しんでいるようです。それに生き物を使う訳ではないので、動物愛護の観点からもお勧めできるかもしれません。

先日、久しぶりに休日に旧市街に出かけたところ、件の観光電気自動車が多数、運行されていました。しかも、お客さまが結構、乗っているのです。

つまり、営業が、それなりに軌道に乗ってきたということでしょう。 現在、E-Cars GmbH という会社が運営しており、サービス名は「Royal E-Car Sightseeing Tours」。

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