June 15, 2020

プラーターにまもなく「Königreich der Eisenbahnen」が誕生(下)

2020061217今日は一昨日に続き、プラーターにまもなく誕生する「Königreich der Eisenbahnenの続報」をお伝えしましょう。

今回、ジオラマに再現される各州のランドマークは、以下のとおりです。今日はブルゲンラント州からフォアアールベルク州までをご紹介します。

○ブルゲンラント州
- Weinberge(ブドウ畑とワインの生産風景)
-Die Windparks als Schulbeispiel(風力発電所のある風景)
-Schloß Esterházy
-Burgen

2020061212○オーバーエスターライヒ州
-Linz市内(VOEST工業地帯、Donau- und Ennshafen、Linzer Hauptbahnhof、 Strassenbahnen,Linie 50)
-Hallstatt
-Salzkammergut、Oberes Donautal、Inntal、Mühl、Mostviertel、nördliches Alpenvorland、Dachsteingebirge、Seenlandschaften)

○シュタイヤマルク州
-Graz市内(Schloßberg、Wahrzeichen Uhrturm、Zahnradbahn、Kunsthaus、Murinsel)
-Wahlfahrtsort Mariazell(Basilika mit Pilgerzentrum、Mariazeller Bahn)
-Erzberg、VOEST Donawitz、Leoben、Ennstal、Schladming、Red Bull Ring Spielberg(レッドブル・サーキット)

2020061214○ケルンテン州
-Burg Hochosterwitz
-Kirchturm St. Jakob bei Villach
-Keltenmuseum Gracarca
-Römermuseum Teurnia
-Archäologischer Park
-Tauernbahn und -tunnel
-Seenlandschaft mit Infrastruktur、Karawanken

2020061205○ザルツブルク州
-Salzburg市内(Hauptbahnhof、Vorplatz、Festung Hohensalzburg und Kirchen、Stadtpanorama、Festspiele、Salzach)
-Brauhaus Stiegl、Kaprun, Zell am See、Red Bull、Gut Aiderbichl、Schafbergbahn

○チロル州
-Innsbruck市内(Olympisches Areal Bergisel mit Skischanze、Axamer Lizum、Fulpmesbahn, Nordkettenbahn, Hungerburgbahn mit Architektur von Zaha Hadid、Seefeldbahn - nordische Olympiaregion Seefeld、Brennerbahn、Europabrücke)
-Großglockner(Nationalpark Hohe Tauern, Lienz)
-Ötztal – Gletscher, Sölden、
-St. Anton am Arlberg
-Stubaital, Ischgl, Lechtal, Kufstein, Kitzbühel

2020061213○フォアアールベルク州
-Arlberg(鉄道と道路トンネル)
-Bodensee(駅、港)
-Bregenzewaldbahn、
-Bregenz市内(Pfänder mit Pfänderbahn、Seebühne、Festpielhaus - moderne Architektur am Bodensee)
-Feldkirch, Dornbirn、Bludenz、Lech、Zürs、Bregenzerwald、Rheintal

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June 14, 2020

#soWIENie「Film Festival 2020」開催決定

2020061306 今日は“プラーターにまもなく「Königreich der Eisenbahnen」が誕生(下)”をお届けする予定でしたが、ウィーン市から夏の風物詩、市庁舎前のフィルムフェスティバル(2020 #soWIENie Film Festival 2020 )開催についての発表があったので、こちらをお届けします。

今夏、各地の音楽祭やフェスティバルが新型コロナウイルス感染の影響で中止になっているため、Feriは「市庁舎前のフィルムフェスティバル」も中止になると思っていたのですが、運営スタイルを変えて実施することが、ウィーンから発表されました。

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、「集近閉の防止」がポイントになります。屋外なので閉鎖空間に関しては、問題ありません。主にソーシャルディスタンス確保がポイントになります。

2020061301そこで、今年の市庁舎広場は、図のように映画観賞エリアと、完全に独立した喫食エリアに分割されます。昨年まで見られたスタンド席は、「集」「近」を阻止できないため、廃止になりました。

そして、映画鑑賞エリアへの入場は「密」を避けるため、完全予約制(Webからの予約、ただし、無料は継続)になりました。

イベント会場のこのような構造により、規定の安全距離と保護対策が可能になります。12日の記者会見では、まだ正式な座席図は発表されませんでした。

当然、入口と出口は分離されます。映画鑑賞エリアへの入口はLichtenfelsgasse側にあり、ここで当日、有効な予約券が確認が行われます。

2020061305入場に際して、アルコールを使った消毒なども行われる可能性もあると思います。屋外なので入場者にはマスク着用の義務はありませんが、手洗いの徹底、咳エチケットの遵守、体調が悪い場合は、来場しないといった要請が出ています。

入場時間は映画上映開始の2時間前から。また、上演終了後、1時間以内に2箇所の出口(FelderstrasseとLichtenfelsgasse)から退出することが求められます。

なお、当日有効な入場券を所持している場合、入場後の退出、再入場は可能です。

300平方メートルのスクリーン前に設置される映画鑑賞エリアは、ソーシャルディスタンスを確保するため、500席が設けられますが、2人席と4人席のボックスにグループ化されます。何となく「椅子のある枡席」といった趣です。

この他、お客さまの安全を確保するため、様々な案内表示が設置されることになっています。

2020061302一方、ブルグ劇場側の喫食エリアについても、様変わりします。従来は、会場内に設置されているテーブルを自由に利用できるようになっていましたが、こちらもソーシャルディスタンスを確保するため、枡席状になります。

喫食エリアは、長年のパートナーであるDO&COが全体を取り仕切ります。今年のモットーは“小さいけれど良い”。こちらも500席の客席が設けられます。

営業時間は11時から深夜まで。こちらについては、予約が必須ではありませんが、主催者側は映画祭のサイトからの事前予約を推奨しています。

2020061303開演時間については、終演を合わせるためか、作品によって20時30分から21時15分までと、ばらつきがあります。

気になるプログラムですが、今年はベートヴェン生誕150周年がメインになりますが、オペレッタファンにとって忘れてはならないのはフランツ・レハール生誕150周年の歳であること。

今年のフィルムフェスティバルは、7月4日(土曜日)、ベートーヴェンのオペラ「フィデリオ」で幕を開けます。交響曲第9番をはじめ数々の作品が、週1回のペースで上演されます。

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June 13, 2020

プラーターにまもなく「Königreich der Eisenbahnen」が誕生(上)

2020061201今日は営業を再開した「プラーターに誕生する新しいアトラクション」をご紹介しましょう。

このブログで、以前、ドイツ・ハンブルクにあるミニチュアワンダーランド(Miniatur Wunderland)」に似た鉄道模型テーマパークがウィーンでも計画されているという話題をお届けしたことがあります。

建設場所は当初、プラーターでしたが、その後、WestBahnhofに隣接するBahnhofCityに移ったのですが、運営会社が解散し、計画は頓挫してしまいました。

ところが、その後、別の会社(KdE GmbH)が「Königreich der Eisenbahn」(鉄道王国)というアトラクションを企画し、プラーター内に建設を進めていることがわかりました。

2020061202名前が示すように基本的に鉄道(こちらでは一般的な1/87スケール)の巨大ジオラマを中心としたテーマパークで、プラーター内に新しい建物(2階建て)を建設し、そこに入ることになりました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響(ロックダウン)で、工事が遅れていますが、2020年7月末に暫定オープンします。

同社のホームページには建設中の写真が多数、紹介されていますが、2019年春頃から、ジオラマをモジュール方式で別の作業場で製作していたようです。施設が入る建物は2019年10月31日に起工式が行われました。

2020061216平面図によると1階(日本式)には、エントランスホール、チケット売場(右図の黄緑部分)、ショップ、カフェ、クローク、化粧室など(右図のオレンジ部分)が設けられます。

本アトラクションの中心となる巨大ジオラマは2階(日本式)に設置されます。

総面積は1000平方メートル。2020年7月の時点では、このうち完成している250平方メートルが公開されます。平面図を見ると、向かって右側がウィーンのようです。

2020年7月のオープン時に完成しているのは、ウィーンとニーダーエスターライヒ州の一部だそうです。

2020061203今後、数年かけてオーストリア内各州の有名なランドマークがジオラマに再現される予定です。ただ、全てをスケールどおりに再現ことは困難なので、その点は一部、省略されることになるようです。

例えば、シュタインホーフ教会は病院の構内にあり、丘の下には広大な病院の敷地が広がっていますが、それは再現困難。

写真で見ると、丘の下は一般の住宅になっています。まぁ、そういう詮索は野暮というものでしょう。シュテファンドームや新市庁舎、国会議事堂、美術史博物館、シェーンブルン宮殿など巨大な建物が多いだけに、制作陣は、その配置も含めて苦労が絶えないと思います。

2020061209心意気は大いに評価しますし、選定されたランドマークに魅力も感じます。それでも、Feriから見ると欲張りすぎのような気がしますが‥

また、アトラクション名にふさわしく各地の狭軌鉄道や登山鉄道は、その多くが再現される予定です。

現在、同社が公開している写真は建設中のものなので、まだ完全に仕上がっている訳ではありません。その点はご了承ください。

2020061204ただ、企業が商業ベースで行っている規模が大きい事業なだけに、細かい作り込み(特に彩色やジオラマ内のアトラクション)に関しては、このブログでご紹介した「Miniatur Tirolerland」の方が上かもしれません。

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June 08, 2020

街が舞台、今夏、ウィーンで「Kultursommer 2020」開催

2020060706週末のウィーンは好天に恵まれて、プラーターやドナウ島などは、多くの人で賑わいました。ただ、日曜日の夕方から、雷雨になりましたが‥

ロックダウンのためウィーンをはじめとするオーストリアでは、3月中旬からオペレッタやオペラをはじめ、演奏会、演劇など各種パフォーマンスが軒並み中止になったのは、皆さま、ご存じのとおりです。

現在、2020年9月の新シーズンからの再開(仕切り直し)に向けて、各劇場では夏休み前のリハーサルが始まっています。

なお、すでにご紹介したようにウィーン楽友協会では、先週からコンサートが再開されました。

夏の音楽祭に関しては、ザルツブルク音楽祭やグラフェネック音楽祭が規模を縮小して開催されますが、中止を決断したところが多いようです。

ところが、ここへ来て、ウィーン市が「新しい生活様式」を踏まえた文化イベント「Kultursommer 2020」を7月から8月にかけて実施すると発表しました。

これは市内の活性化と同時に、新型コロナウイルス渦のため仕事を失ったアーティストに対する支援という趣旨も含まれています。そのため、ジャンルは広範囲に及びます。

2020060701ウィーン市の発表では、プログラム数は800、延べ2000名のアーティストが参加します。
まず、会場ですが、感染拡大防止を図るため、1箇所に多くの観客に集まってもらうことは不可能なので、2つのメイン会場と5つのサテライト会場に別れて開催されますが、基本的には屋外です。

メイン会場は、Donauinsel(500名収容)とLaaer Berg(300名収容)です。メイン会場に関しては本格的なステージがあり、照明や音響設備も設置されます。音楽やダンス、演劇などのパフォーマンスに適した会場です。

一方、公共の広場や公園に設けられる以下のサテライト会場は、100名規模の収容人数となっています。
-2区:Kaiserwiese
-6区:Parkplatz Flohmarkt am Naschmarkt
-10区:Helmut-Zilk-Park
-19区:Bezirk: 12.-Februar-Platz
-22区:Hannah-Arendt-Park

2020060704さらに3名程度のアーティストが上演する小規模サテライト会場(最大収容人数30名)の開設も検討されています。現在、候補になっている小規模会場は以下のとおりです。
-12区:Meidlinger Platzl
-20区:Wallensteinplatz
-15区:Kardinal-Rauscher-Platz
-21区:Pius-Parsch-Platz
-23区:Zirkuswiese Alterlaa

この他、「Public moves」として、Arkadenhof des Rathausesに50名程度が参加できるダンス会場が設定されます。

これらは、いずれも公共の場所ですが、新型コロナウイルスの影響を受けやすい高齢者のために、「Ein Ständchen in Ehren」という名称で、老人ホームの中庭やバルコニーを活用したコンサートも企画されています。

これは出前コンサートという形になりますね。さすが、ご年配の方に対する配慮が行き届いているウィーン。

2020060703ただ、この手のイベントで忌もっと危惧されるのは、クラスターの発生です。そこで、ウィーン市では専門家を交えて、感染拡大のための十分な対策をとった上で開催することになりました。

まず、連邦政府の要件を遵守し、ウィーン市の「文化産業ガイドライン」に基づいて計画が行われています。

今回、ウィーン市から公開された会場のイラストを見ると、ソーシャルディスタンスを確保するため、観客の間を離すと同時に、立ち見席、着席ともに厳密に場所が指定されています。

大規模会場では、芝生の上に「枡席」のようなエリアが設定されるのがわかります。また、入場ゲートが1箇所に限定されるようです。

各会場では、係員がソーシャルディスタンスが確保されているかをチェックするほか、来場する場合、マスク(もしくは、それに準じる用具)の着用が義務づけられます。

本来、日の長い時期なので、夕方から夜にかけてが盛り上がるのですが、夜間はリスクが高いため、全てのイベントは夕方には終了します。

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May 21, 2020

文化関連施設も徐々に再開

2020051811一般の商業施設やレストラン、カフェなどは、一定の規制がありますが、営業を再開しました。しかし、現在、オーストリアで閉鎖が深刻なのが、文化関連施設。

未だに劇場については、再開の目処が立っていませんが、美術館、博物館については、感染拡大防止策をとりながら、再開を決断したところが出てきました。

Wiener Linienが運営するウィーン交通博物館(Verkehrsmuseum Remise)ですが、先週、5月30日(土曜日)から営業を再開することを発表しました。

このブログでもお伝えした「地下鉄建設50年」の企画展示も再開します。この博物館は、ウィーンの他の博物館よりも地元の方(生徒さんを含む)の利用が多いのが特徴です。

2020051812当然のことながら、来場者やスタッフを保護するための広範な安全規制や行動規範が、適用されます。

来場者はマスク(もしくは類似のもの)の着用が義務づけられる他、ソーシャルディスタンスの確保(1メートル以上)が求められます。

人気にミュージアムショップですが、店内が狭いため、入店制限を実施します。

今までは、自分で展示されている商品を手に取ることができましたが、これも中止。スタッフに希望する商品を伝えて、購入することになります。

2020051813博物館やミュージアムショップは、通常どおり営業(営業日、営業時間とも従来どおり)しますが、ガイドツアーやイベントは、当面、実施されません。

この他、5月15日から「Landgut Wien Cobenzl」(Kinderbauernhof、子供牧場)が再開しました。

ウィーン市が運営する子供牧場は、環境教育プログラムEULEの一環として営まれているもので、未、山羊、ウサギ、子豚、子牛などが飼育されており、地元では人気のある施設。

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May 19, 2020

Weingut Cobenzlがバーチャルワイン試飲会を企画

20200518015月15日から、オーストリアではレストランやカフェなどの飲食店が営業を再開しました(営業時間は6時~23時まで、クラブ、ディスコは除く)。気になるのはお客さまが戻ってきたかどうか‥という点。

ウィーンでは、週末、天気が悪かったこともあり、予想よりもお客さまの入りは悪かったようです。天気が良ければ、感染リスクが比較的少ないシャニガルテンという手もありますが、如何せん、天気が悪いと‥ ただ、高級レストランは、それなりにお客さまが来店したようです。

飲食店の場合、2ヵ月間という長期のロックダウンを経験しているため、住民が外出することに慎重になっているという背景もあります。物販店も、飲食店の営業再開で、来店客数が増えると期待していたようですが、思った程、伸びなかったとか‥

特に旧市街のKärntner Straßなどは、閑散としていたようです。まぁ、あの当たりは、基本的に外国人観光客が多かったですから、地元の方だけとなると、人出は限られますね。

また、オーストリアでもテレワークが推奨された結果、ランチタイムのお客さまが激減しているようです。

2020051802この他、従業員にはマスク着用が義務づけられていますが、働きにくいという不満が募っているようです。このような状況を見ると、経済の復興には、かなり時間がかかりそうです。

また、教会のミサも再開されましたが、Stephansdomでは、参列した信徒に賛美歌の斉唱をしないように案内があったようです。

そんな中、5月15日からWeingut Cobenzlがユニークな企画を実施しました。「テイスティングボックスとバーチャルワイン試飲会」です。

例年ですと、Weingut Cobenzlでは5月に「Tag der offenen Kellertür」(オープンハウス)を開催しています。Feriも、過去に何回か行ったことがあります。

最初に試飲券を買って、これを使ってテイスティングを楽しむという楽しい行事。通常のテイスティングルームだけではなく、工場内に仮設の客席が設置されます。

2020051803しかし、多くの人が集まる行事のため、今年は中止。そこで、代わりに企画されたのが、「自宅でワイン試飲会を楽しもう」というものです。

Weingut CobenzlのマネジャーであるThomas Podsednik氏らが、インターネット上でワインに関するプレゼンテーションを実施。ちなみに5月15日、11時から第1部が配信され、続いて4部まで、週1回配信。これを見てから、自宅でテイスティングをするというものです。

では、テイスティングをするワインは、どうやって入手するのか?という疑問が生まれますが、そこは太っ腹のWeingut Cobenzl。

テイスティングボックス(Die Degustationsboxen 、Wiener Vielfalt & Wiener Lagen)を準備。料金は、通常の50%Off。それに加えて、オーストリア内は送料無料。

2020051805○Verkostungspaket „Wiener Vielfalt“
以下の6本セットで、通常価格85.60Euroが、42.80Euroの特価で提供されます。
-Wiener Gemischter Satz DAC 2019
-Ried Reisenberg - Grinzing, Wiener Gemischter Satz DAC 2019
-Ried Steinberg - Grinzing, 1 ÖTW, Wiener Gemischter Satz DAC 2018
-Grüner Veltliner Grinzing 2019
-Riesling Nussberg 2018
-Cuvée Atrium 2016

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March 29, 2020

歌劇場の動向

20200327011オーストリアでは、今日から「夏時間」に移行しました。オーストリア航空ですが、新型コロナウイルス感染拡大と各国の入国制限を受けて、全便の運行停止を4月19日まで延長しました。フライトをキャンセルした方が、赤字が出ないと思うので、ある意味、賢明な決断と言えるかもしれません。

ところで、コメント欄で興味深い情報をご提供いただきましたが、オーストリアでも医療崩壊を防ぐため、検査は基本的に発症者に絞っています。

それ故に、外出を事実上、禁止し、接触感染を防止してる訳です。28日、15時現在、感染者数は7995名、死者は68名です。感染者の増加は、若干、低くなってきているようです。また、先日、年代別感染者数が発表されました。

これを見ると、45歳~54歳が最も多く、次に多いのが64歳以上です。逆に5~14歳、5歳以下は非常に少なくなっています。やはり成人で経済活動を行っている人は、色々な人と接触するため、感染者が増えているのかもしれません。

各種の規制により経済活動も制限を受けているオーストリアですが、劇場関連の話題をお届けしましょう。

3月27日の時点では、オーストリア劇場連盟所属の各劇場は4月13日まで休演となっています。ただし、現在、4月と5月の全公演はCulturallでもチケットの販売が休止されています。

20200327001これは公演中止が継続された場合、チケットの払い戻し対応が負担になることを考えているのだろ思います。つまり、状況が流動的であることを物語っています。

さて、チケットの販売も関係するので気になる来シーズンの予定ですが、4月24日に予定されていたVolksoperWienの2020/21シーズン記者会見は中止が決まりました。新しい日程は未定です。

一方、Wiener Staatsoperについては、4月26日11時(現地時間)に2020/21シーズン記者会見が実施される予定です。

それを受けて、Culturallでは4月29日、14時から2020/21シーズンのチケット予約を開始する予定になっています。ただ、これは劇場側が来シーズンのプログラムを予定どおり発表した場合の対応なので、4月26日の状況次第と考えた方が良さそうです。

先日もお伝えしたように、現在、各劇場のボックスオフィスは閉鎖されています。

20200327002なお、グラーツでは4月13日以降の公演については、チケット販売を継続しているようですが、変更や休演の場合があることが明示されています。

なお、休演したチケットを持っている方は、キャンセル以外に別の公演(2020/21シーズンを含む)への振替もできるようです。また、グラーツは、2020/21シーズン記者会見についての情報は、現時点では入手できませんでした。

今シーズンの公演がどうなるかが決められないため、状況によっては来シーズンの公演プログラムにも影響が出ると思います。例えば、公演休止になった期間中に実施予定だったPremiereの扱いなのです。その関係で、通常は4月上旬に記者会見が延期されているのでしょう。

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March 05, 2020

シェーンブルン動物園のホッキョクグマ「Finja」

20200304002日本では、遂にコロナウィルス感染者が1000名を越えてしまい、日本からの入国を制限する国が増えてきました。オーストリアからの来日公演も中止が増えているようです。

今後、アメリカとEUが、どのような動きをとるかが鍵を握ると思います。ただ、EUの場合、イタリアなどを入国制限対象国に指定すると収拾が付かなくなりそうな気がします。

食料品など相互依存しているケースが多いだけに、南北の物流を分断することは難しいような気もします。実際問題、ウィーン市内でもイタリアの旅行者も見かけます。

なお、2月の当ブログで最もページビューが多かった日は、2月23日でした。相変わらずコンスタントにご覧頂いているのは過去の記事(オーストリア航空のプレミアムエコノミークラス搭乗記)。

2月は「臨時更新 コロナウイルス感染の疑いでブレンナー峠の鉄道が一時、運転休止」もアクセスが多かった記事です。

20200304003シリア難民問題も含めて暗い話題が多いので、今日は気分転換に明るい話題をお届けしましょう。

シェーンブルン動物園では、昨年11月にホッキョクグマの子供(メス)が生まれました。今までは獣舎内で飼育されていましたが、2月から屋外運動場にデビュー。

こちらのマスコミでも、よく登場します。まだ、母親Noraの母乳を飲んでいますが、まもなく自分で餌を食べるようになるそうです。

子熊の名前は「Finja(フィーニャ)」。ロシア風ですが、“美しい、白い”という意味だそうです。

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January 28, 2020

連邦軍の舞踏会

20200127001今日は「舞踏会(Ball)の話題」をお届けしましょう。この時期、オーストリアでは舞踏会シーズン。

頂点は、皆さまご存じの「Wiener Opernball」(2020年は2月20日開催)ですが、職業団体や警察をはじめとする公務員、学校などでも舞踏会が開催されます。ダンスの素養が無いFeriには「無縁の世界」です。

例によって舞踏会に反対するグループもあるようですが、オーストリアの伝統行事ですから、そう簡単にはなくならないような気がします。

さて、1月17日には連邦軍の舞踏会「Ball der Offiziere 2020:“Gold und Silber“」がWiener Hofburgで盛大に開催されました。

国防軍の公式行事で、各国の駐在武官など3400名以上が招待されました。Feriは確認していませんが、在オーストリア日本大使館に所属している防衛駐在官にも招待状が来ているはずです。

202001270021月、新政権発足に伴って国防大臣就任したKlaudia Tannerさん(女性、オーストリア国民党ÖVP所属、左の写真で中央の方)が開会を宣言し、舞踏会が始まりました。

当たり前ですが、通常の舞踏会と異なり、オープニングはマーチ(軍歌)に合わせてお偉いさんが入場です。

今回は、ゲストとしてドイツ連邦軍空軍音楽隊が参加し、華麗な演奏とドリルを披露しました。

また、Ildiko Raimondiさんが演じるオペレッタ黄金時代の歌に合わせて、バレエが披露されています。連邦軍の舞踏会でオペレッタ‥オーストリアらしいですね。

こちらの舞踏会は、オペレッタ「こうもり」ではありませんが、夜通し行うのが慣例。「Gold und Silber」も夜通し行われ、締めくくりはGardemusikのトランペット演奏でした。

なお、YouTubeに公式動画が配信されています。

動画を見ると「舞踏会」ですが、「自衛隊音楽まつり」のようにブラスバンドによるドリルなども披露されています。さすが、国防軍。

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January 17, 2020

1月22日にオープン「Wiener Eistraum 2020」

20200116003


今日は「ウィーンの冬の風物詩 Wiener Eistraum 2020」の話題をお届けしましょう。


Christkindlmarkt auf dem Rathausplatzで暫定営業を行っていたEistraumですが、1月22日19時からの本格営業開始に向けて工事が急ピッチで進められています。ちなみに、Wiener Eistraumは1996年から始まった行事で、今年で25周年を迎えます。


市庁舎に向かって左側の周回コースについては、すでに完成していますので、工事の中心となっているのは広場内のアリーナです。


先日、所用の帰りにRathausplatzに立ち寄ったところ、立ち入り禁止でしたが、工事の様子を見ることができました。


20200116001昨年、スカイリンクという名称で一段高いリンクが新設されましたが、今年も登場することになりました。地平のリンクとは、120メートルのスロープで結ばれています。


また、スカイリンクの面積は850平方メートルとのこと。スカイリンクの下には、ロッカールームをはじめとするサービス施設が設けられます。


リンク全体の面積は約9000平方メートルで、8つのリンクが設置されます。ちなみに1996年当時は1800平方メートルですから、この25年間で規模が随分大きくなったものです。


20200116002今年も無料の練習用レーンをはじめ、課外活動の一環として学校の生徒さんは無料で使用することができます。恒例のカーリングレーンも開設されます(カーリングレーンの営業は月曜日から金曜日までの17時から22時まで、Webサイトからの予約が必要です)。


なお、ウィーン市の発表によると、昨シーズンは過去最高の78万人のお客さまが来場されました。


オーストリアでは、競技スケートはあまり盛んではないようですが、レジャーとしてのスケートは人気が高く、マイシューズを持っている人も多いようです。


スキーと異なり、シューズがあれば楽しめるため、観光客の皆さまの利用も多いですね。

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