November 29, 2020

ウィーンで最も美しいクリスマスツリーの点灯式実施

202011290211月5日、Rathausplatzに到着したWiener Weihnachtsbaum(クリスマスツリー)は、設置の上、剪定作業を経て、LEDライトの取り付けなどがロックダウン下で粛々と実施されました。

そして、11月28日、予定より2週間遅れで点灯式が行われました。「ロックダウン下の点灯式」というのは、異例中の異例。

ロックダウンは12月6日までの予定ですが、その後、どの程度、規制が解除されるのかは、現時点では不明です。

Christkindlmarkt(クリスマス市)の開催が許可されるかどうかもはっきりしない状況ですが、今回、ウィーン市が「クリスマスツリーの点灯式」を前倒しで実施した背景には、クリスマスツリーを「連帯と一体感の象徴」と位置づけているからです。

点灯式にはMichael Ludwig市長と、今回、ツリーを提供したオーバーエスターライヒ州のThomas Stelzer知事、Klaffer am Hochficht市やSchlägl修道院の関係者が参加。ツリーの元に設置されたスイッチを押すと、ツリーに取り付けられた2000個のLEDに一斉に灯りが灯りました。

2020112903Michael Ludwig市長は点灯式で、“美しくライトアップされ、華やかに飾られたツリーは、クリスマス前の季節の一部です。特に今年のウィーンは、観想的でゆったりとしたアドベントにふさわしい。この木は、街が困難な時代を乗り切り、結束と一体感により強くなることを示しています。物理的な距離の近さは今のところ実現できませんが、お互いに心の距離を縮めています。ウィーンの人々を代表して、今年、クリスマスツリーを提供してくださったオーバーエスターライヒ州、特にKlaffer市とSchlägl修道院に感謝します”と語っています。

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November 23, 2020

自宅でワイン試飲会を楽しもう

2020112301今日は「ワインの話題」をお届けしましょう。ご存じのように、この時期、オーストリアでは「今年の新酒(Heuriger)」が出回り、ホイリゲはお客さまで賑わいます。

一応、解禁日にあたる11月11日は、ハードロックダウン前でしたが、17日のハードロックダウン実施で、アドベント恒例の忘年会を兼ねたパーティをホイリゲで開くことはできなくなりました。

そんな中、ウィーン市営醸造所Weingut Cobenzlが、ビデオミーティングシステム(Zoom-Video-Konferenz)を活用したワインテイスティングを提案しています。

2020112302オンラインではテイスティングはできませんので、自宅にテイスティングボックスを取り寄せて、オンラインで各種解説を楽しむという趣向です。

テイスティングボックスは、以下の3種類。いずれもテーマに合わせて6本の各種ワイン(いずれも750ミリリットル)がセットされています。
Wiener Lagen(59.9Euro)
Wiener Vielf Vielfalt(64.2Euro)
Wiener Wei(h)nacht(81.9Euro)
配送料込み(オーストリア国内)で、通常価格の30%Offというのがセールスポイント。

オンラインでのテイスティングは、12月3日(Wiener Lagen)、10日(Wiener Vielf Vielfalt)、17日(Wiener Wei(h)nacht)の3日間(いずれも18時30分~)予定されています。

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November 06, 2020

街の結束のシンボル‥Wiener WeihnachtsbaumがRathausplatzに到着

202011060411月3日からの「事実上のロックダウン」に加えて、前日、夜間にウィーンで発生した無差別テロ、更に日本に住む親友の手術(こちらは無事終了)などで、Feriも気持ちが完全に萎えてしまいました。

昨日掲載した「ÖBBの記事」は、テロ発生前に準備していたので、ある程度、まとまった内容になっていますが、今日は気分を変える意味で、明るい話題をお届けしましょう。

現在、連邦政府の命令でクリスマスマーケットを含むイベントは中止状態ですが、ウィーン市では12月からのクリスマスマーケット開催に向けて準備を進めています。

先日、ウィーンに向けて出発した「Wiener Weihnachtsbaumの話題」をお伝えしましたが、テロの影響で予定よりも遅れましたが、11月5日にRathausplatzに到着しました。

到着式に出席したMichael Ludwig市長は、“このツリーは、ウィーンが都市として正常に機能し、世界で最も安全な大都市であることを示すシンボルです。そして、ツリーはオーストリアの州間の連帯の象徴です”と語りました。

2020110603先日もお伝えしたように今年のクリスマスツリーは、オーストリア北部、Klaffer am Hochficht市のSchlägl修道院が所有する森から伐採された樹齢200年のトウヒです。

伐採地から250キロのルートを大型トラックで運ばれ、11月5日11時30分、快晴のRathausplatzに到着。

さっそく林業業者やウィーン市のスタッフにより、写真のように大型クレーン2基を使って設置作業が行われました。今後、造園関係者による剪定を経て、LEDライト(2000個以上)の取り付けに入ります。

2020110601オーバーエスターライヒ州林業局Elfriede Moser局長によるとRathausplatzに設置するツリーの選定プロジェクトは1年以上前から始まっていたそうです。

各地の森をまわり、最適なトウヒを見つけるという大変な作業。Elfriede Moser局長は、クリスマスツリーに使われるトウヒは自治体からの大使であると同時に、持続可能な林業を象徴するものであると語っています。

というのは伐採された場所には、将来を見据えた新しいトウヒの成育が行われているからです。なお、先日もお伝えしたように長さを調整するために切断された幹の部分は、楽器づくりに使われます。

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November 01, 2020

無念‥クリスマスマーケットのオープン延期

202011020110月31日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、連邦政府は新しい規制を打ち出しました。事実上のロックダウンですが、この中に「クリスマスマーケットの中止」も含まれています。連邦政府の決定を受けて、ウィーン市や関係者は、11月1日、今後の対応方針を発表しました。

まず、ウィーンでメインとなるRathausplatzのChristkindlmarkt(Little IceDreamを含む)ですが、当初、予定されていた11月13日からの営業開始は延期されました。

ウィーン市は開催延期の公式発表の中で、“感染の進展に応じて、適用される法的規定と十分に根拠のある安全策を施した上で、12月の初めRathausplatzでChristkindlmarkt(Little IceDreamを含む)を開催することを目指す”と表明。

さらに“ウィーンのアドベントハイライトは、自信の兆しを世の中に示すことを目的としています”とも述べており、クリスマスツリーの設置を含む建設工事は、今後も継続されます。

2020110202ウィーン市内の4箇所(Belvedere、Alten AKH、Stephansplatz、Maria-Theresien-Platz)でクリスマスマーケットを主催しているイベントエージェンシーMAGMAGも、当面の間、オープン延期を発表。

ただ、全面中止の決定は見送り、12月初旬の開催に望みを掛けています。同社では、「この困難な時期に、これらのクリスマスマーケットはクリスマスシーズンの正常な状態である」と考えています。

一方、SchönbrunnerMarktの主催者は、前者とは若干、考え方が異なっています。マスコミの報道によると担当者は、“現在、様々なシナリオを検討しており、最終決定を下していない”と表明しています。

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October 30, 2020

Rathausplatzのツリーがウィーンに向かっています

202010300211月最後の話題は、先日、開催が決定した「Wiener Christkindlmärktの話題」です。

開催が正式決定してからWiener Christkindlmärktの準備も急ピッチで進められています。先日、Wiener Christkindlmärktのシンボル、クリスマスツリー(Weihnachtsbaum)がオーバーエスターライヒ州で伐採され、ウィーン向かったという報道がありました。

Rathausplatzのクリスマスツリーは、オーストリア各地から寄贈されますが、今回、オーバーエスターライヒ州Klaffer am Hochficht市にある海抜1000メートルの森(シュレーグル修道院が管轄する森、Holzschlag am Hochficht)から伐採されました。

2020103004今回、伐採されたトウヒは樹齢約200年。40メートルでしたが、ウィーンへの輸送に供えて、33メートルに短くされました。

標高の高いエリアに生息するトウヒは、低地のトウヒと異なり、枝が鋭角に伸びており、雪が多い冬には、枝が幹に向かって押し出され、特別な安定感を与えています。

ところで切断された基部の7メートル分ですが、さすがに資源の再利用がお得意なオーストリアだけあって、ちゃんと用途も考えています。

実はHolzschlag am Hochfichtのトウヒは、楽器の製造に最適。そこで、今回、残ったトウヒはウィーンの名門Bösendorferに送られ、ピアノの響板に使用されます。

ウィーンのクリスマスツリーがベーゼンドルファーのグランドピアノで素晴らしい音を出す‥何となくロマンを感じるエピソードですね。

2020103003伐採されたトウヒは、大型特殊トレーラーに積載され、Klaffer am Hochficht市からウィーンのRathausplatzまで大型特殊貨物として輸送されます。その距離、252キロ。

ウィーンへの搬出を前に、オーバーエスターライヒ州のThomas Stelzer知事は“オーバーエスターライヒ州は、今年もウィーンのRathausplatzにツリーを提供できることは、大変な名誉です”と祝辞を寄せています。

ツリーは市長や修道院関係社などに見送られてKlaffer am Hochficht市かを出発。11月3日(火曜日)にRathausplatzに到着し、設置される予定です。その後、造園業者によってイルミネーションの設置などが行われます。

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October 23, 2020

ウィーンのクリスマスマーケット2020続報

2020102301今日は「ウィーンのクリスマスマーケット開催に関する続報」です。

10月22日、ウィーン市(担当はWiener Marktamt)は、厳格な新型コロナウイルス感染防止策を講じた18のクリスマスマーケットを承認しました。

出店するブース(露店)の合計は852店です。ウィーン商工会議所からの委託を受けた専門家が包括的な感染拡大策を立案し、クリスマスマーケットの運営会社は、これを遵守する運営要領を決定したものです。

まず、全てのクリスマスマーケットに共通するルールは以下の三点です。
-すべてのクリスマスマーケットで、来場者と運営者はマスクを着用し、ソーシャルディスタンス確保が義務づけられます
-飲食関係のブースは「密」を回避する178店に削減されます
-安全基準が守られているかを確認する保安要員が配置されます
-各クリスマスマーケとには十分な消毒剤を設置します

2020102302ウィーン市では、クリスマスマーケットを単なるイベントではなく、「何世紀にもわたる伝統的文化である」と位置づけています。そのため、現時点で可能な限りの感染防止策を講じた上で、開催に踏み切りました。

また、例年どおり市当局は、会場で提供されるすべての食品とスタンドが食品衛生基準に準拠しているかどうかをチェックします。厳格な管理により、昨年のクリスマスマーケットでは、食品に関する苦情はほとんどありませんでした。

今年のクリスマスマーケットは、主催者側はもちろん、来場者の責任ある行動が求められます。

10月20日時点で、ウィーン市当局が許可した民間企業が主催するクリスマスマーケットは、以下のとおりです。また、正式な営業許可を受けて、多くのクリスマスマーケットがホームページの公開を始めています。

2020102308Christkindlmarkt am Rathausplatz
-ブース数:125(飲食店ブース:18)
-開催期間:11月13日~12月26日
-営業時間:日曜日~木曜日は11時00分~21時30分、金曜日~土曜日は11時00分~22時00分(12月24日:11時00分~19時00分、12月25日・26日:11時00分~21時30分)

Altwiener Christkindlmarkt(1区Freyung)
-ブース数:41(飲食店ブース:9)
-開催期間:11月21日~12月23日
-営業時間:毎日10時00分~21時00分

2020102305Weihnachtsmarkt Am Hof
-ブース数:76(飲食店ブース:25)
-開催期間:11月13日~12月23日
-営業時間:月曜日~木曜日は11時~22時00分、金曜日~日曜日は10時00分~22時00分

Weihnachtsdorf auf dem Maria-Theresien-Platz
-ブース数:72(飲食店ブース:12)
-開催期間:11月18日~12月26日
-営業時間:日曜日~木曜日は11時00分~21時00分、金曜日・土曜日は11時00分~22時00分(12月24日:11時00分~16時00分、12月25日・26日:11時00分~19時00分)

2020102304Adventgenussmarkt bei der Oper(1区Mahlerstraße 6)
-ブース数:11(飲食店ブース:1)
-開催期間:11月13日~12月23日
-営業時間:毎日11時00分~21時00分

Weihnachtsmarkt am Stephansplatz
-ブース数:43(飲食店ブース:5)
-開催期間:11月13日~12月26日
-営業時間:毎日11時00分~21時00分(12月24日:11時00分~16時00分、12月25日・26日:11時00分~19時00分)

K. u. k. Weihnachtsmarkt Michaelerplatz
-ブース数:15(飲食店ブース:5)
-開催期間:11月13日~12月26日
-営業時間:毎日11時00分~20時00分(12月24日:11時00分~17時00分)

2020102306Adventmarkt der Bio-Bauern auf der Freyung(1区auf d. Freyung vor dem Palais Harrach)
-ブース数:18(飲食店ブース:4)
-開催期間:11月20日~12月23日
-営業時間:毎日10時00分~19時30分

Weihnachtsdorf Schoss Belvedere(3区Oberes Belvedere)
-ブース数:42(飲食店ブース:6)
-開催期間:11月22日~12月26日
-営業時間:月曜日~金曜日は11時00分~21時00分、土曜日・日曜日は10時00分~21時00分(12月24日:11時00分~16時00分、12月25日・26日:10時00分~19時00分)

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October 22, 2020

市庁舎前のクリスマスマーケット開催要領決まる

2020102202今日は「ウィーンのクリスマスマーケット開催に関する続報」です。

先日、開催の方向で検討が進められているウィーンのクリスマスマーケットの話題をお伝えしましたが、Rathausplatzで開催されるWiener Christkindlmärktの実施要領が決まりました。

まず、開催期間は11月13日から12月26日までと決まりました。例年と同じ開催期間です。ただ、例年とは大きく開催要領が変更になります。以下がKURIER紙に掲載された大きな変更点です。

-入場制限の実施
「密」を避けるため、入場制限が実施されます。3箇所の入口に信号機が設置され、信号が緑の場合にのみ入場が可能。

Ring、Lichtenfelsstrasse、Felderstrasseに設けられる入口で、来場者が1メートルのソーシャルディスタンスを確保できるスペースがある場合のみ、信号は緑になります。キャパシティを越えた場合は、信号が赤に変わり、入場はできなくなります(一時的な入場規制)。

これは今夏、野外プールで採用された方式で、オンラインでも表示されます。そのため、来場前にある程度、入場の可否が判断できると思われます。なお、入場制限は、他のクリスマスマーケットでも適用される可能性がありますが、方式は明言されていません。

2020102203-ビデオ監視
過去数年間、RathausplatzのWiener Christkindlmärktではホームページに会場の模様がリアルタイムで配信されていました。今年は、これらのビデオ画像が広場に特別に設置されたセキュリティセンターに送信されます。これらの画像に基づいて、セキュリティスタッフは、3箇所の入口にある信号を赤に切り替えるか、緑のままにするかを判断します。

-出店ブースの縮小
従来、150の各種ブース(ヒュッテ)が設置されていましたが、今年は115に減ります。これは来場者のスペースを確保することが目的ですが、実際には開催の可否がはっきりしなかったため、今年の参加を取りやめた業者が出たことも背景にあるようです。

業者さんとしては、準備して中止になったら大損ですから、参加中止を早々に決断したのでしょう。なお、ブースの賃料ですが2500~14000Euroで、最も高いのがPunschständeだそうです。

-セキュリティの強化
来場者がルールを遵守しているかを間知るセキュリティスタッフが配備されます。

2020102204-フロアマーキングの設置
各ブース前のアスファルトにマーキングが施され、ソーシャルディスタンスの確保を促します。

-飲食スペースの設置
飲食ブース脇が飲食スペースに設定され、飲食は、この場所だけに限定されます。これは、他の来場者との接触を少なくすることが目的です。従来のようにGlühweinを飲みながら、そぞろ歩きはできないことになります。

-コロナ検査ブースの設置
会場近くにコンテナ式のコロナ検査のための仮設ラボが設置されます。運営は「AustrianCoronaBusters」社が担当します。

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October 21, 2020

Wiener Sicherheitsfest 2020もオンライン開催へ

2020102110今日は10月26日の「ナショナルデー記念行事の話題」です。

先日、お伝えしたようにナショナルデーの記念行事のうち、連邦軍の行事はハイブリッド方式になりましたが、もう一つの大きな行事、セキュリティフェスティバル(Wiener Sicherheitsfest 2020)の開催要領が発表されました。

この行事は2006年からRathausplatzで10月25日、26日に開催されるようになったもので、ウィーンに住む皆さんの安全を確保する組織が一堂に会して、活動の一端を紹介するというイベントです。

2020102112元々は、民間防衛組織がベースにあったのですが、近年では、住民生活に密着した組織も多数参加するようになりました。

例年、「Der K-Kreis」に所属する41の組織から約500名のスタッフが参加します。警察、消防、救急(こちらの救急組織は複数存在します)、救助犬部隊などの組織に加えて、ウィーン市に所属する水道、下水、ゴミ処理、電気、ガス、Wiener Linienなどの組織も展示ブースを出して、活動をアピールします。こちらでは日常生活に不可欠な煙突掃除組合も参加しています。

警察車両や消防、救急車両、ドクターヘリなども参加し、各種デモンストレーションも行われるため、非常に人気の高いイベントです。

また、各ブースでは、各分野の専門家が住民の質問に直接、答えてくれます。ヘルデンプラッツの連邦軍のイベントと掛け持ちが可能です。

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October 19, 2020

「Nationalfeiertag 2020」の連邦軍記念行事は「ハイブリッドイベント」に変更

2020101901今日は「オーストリアのナショナルデーに開催される連邦軍記念行事の話題」です。

例年、10月26日のNationalfeiertag(ナショナルデー)には「オーストリアを守る」をモットーに、旧市街のヘルデンプラッツに連邦軍の各種装備が展示され、デモンストレーションには多くの国民が集まります。

日本では、最近、駐屯地や基地以外で自衛隊の先頭車両が動態展示されるケースはないようですが、永世中立国のオーストリアは、現在でも徴兵制が施行されており、国民の多くは、連邦軍に対して敬意を払っています。また、当日は、ヘルデンプラッツでは大統領参列の下、新兵の閲兵式などが開催されます。

2020101902さて、今年は25回目となるため、本来であれば大々的に実施されるはずですが、新型コロナウイルス渦の影響を受けて、行事内容が大きく変更されることが10月14日に発表されました。

まず、ヘルデンプラッツでの大規模イベントは中止となり、ハイブリッドイベントになります。

一つは、ORFテレビとインターネットで、10月25日に特別番組「nationalfeiertag2020.jetzt」が放送されます。記念行事の生中継に加えて、特別番組も放送されますが、ORFではオスカー受賞監督のStefan Ruzowitzky氏を起用して、特別番組を制作中です。

2枚目の写真は、特別番組を撮影中のStefan Ruzowitzky監督、Klaudia Tanner国防大臣、 ウィーン方面軍司令Kurt Wagner准将。

2020101904もう一つは、最新の3D技術を活用した仮想展示会。オーストリア国防省では「バーチャルヒーロー」と呼んでいます。

これは、パーソナルコンピューター、スマートフォン、タブレットなどでヘルデンプラッツにアクセスすると、展示会やデモンストレーションを仮想現実として体験できるというものです。

行事の執行官であるウィーン方面軍司令官Kurt Wagner准将によると、今回は今回のテーマは4つ。1つは主任務である「オーストリアの国防」、2つ目は「国民の保護」、3つ目は「警察と協力して行われている新型コロナウイルス対策」、4つ目は「海外派遣60周年」です。

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October 16, 2020

ウィーンのクリスマスマーケットは開催の方向で検討中

2020101605ヨーロッパでは、再び新型コロナウイルスの感染が拡大していますが、オーストリアのコロナ信号も変化が生じました。ウィーンはオレンジのままですが、3箇所が赤に変更されました。

10月15日、委員会が赤に指定したのはインスブルック州、Wels(オーバーエスターライヒ州)、Hallein地区、(ザルツブルク州)などです。なお、委員会では9の地区が審議の対象となったようですが、最終的には上記のような結果になりました。

なお、ウィーンについても警戒レベル引き上げが検討されたというニュースがありましたが、結果は変わりませんでした。「大人の事情」が働いた可能性も‥

2020101602さて、先日、2021年のオペラ座舞踏会中止をお伝えしましたが、冬、最大の行事は、ご存じ「クリスマーケット」と「シルベスターの行事」です。いずれも冬の風物詩という以上に、ウィーンなどでは大きな経済効果をもたらすイベントです。

このうち、ウィーンではシルベスターに開催されるWiener Silvesterpfadは中止が決まりました。まぁ、お酒を飲んで盛り上がっている人々が密になり、平時でも群集のコントロールが難しい行事なので、やむを得ないでしょう。

2020101603残った最後の大イベントが毎年、市庁舎前で開催されるヨーロッパ最大と言われる「クリスマスマーケット」(Wiener Christkindlmärkt)です。

今年は中止になるのではないか‥という憶測が流れていましたが、特別な世簿措置を導入した上で、開催する方向で検討が進められていることを複数のメディアが報道しています。

現在、ウィーン商工会議所が共通した運営要領をまとめており、現時点ではパンチスタンドは営業される予定です。来場者はマスクの着用が義務づけられます。もちろん、飲食をする時に限り、一時的にマスクを外すことは可能です。

スタンド間の距離や並ぶ場合のソーシャルディスタンス確保なども実施される予定です。また、クリスマスマーケットの規模や場所により、細かい規制は異なりますが、一方通行と入場制限が検討されています。

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