January 28, 2020

連邦軍の舞踏会

20200127001今日は「舞踏会(Ball)の話題」をお届けしましょう。この時期、オーストリアでは舞踏会シーズン。

頂点は、皆さまご存じの「Wiener Opernball」(2020年は2月20日開催)ですが、職業団体や警察をはじめとする公務員、学校などでも舞踏会が開催されます。ダンスの素養が無いFeriには「無縁の世界」です。

例によって舞踏会に反対するグループもあるようですが、オーストリアの伝統行事ですから、そう簡単にはなくならないような気がします。

さて、1月17日には連邦軍の舞踏会「Ball der Offiziere 2020:“Gold und Silber“」がWiener Hofburgで盛大に開催されました。

国防軍の公式行事で、各国の駐在武官など3400名以上が招待されました。Feriは確認していませんが、在オーストリア日本大使館に所属している防衛駐在官にも招待状が来ているはずです。

202001270021月、新政権発足に伴って国防大臣就任したKlaudia Tannerさん(女性、オーストリア国民党ÖVP所属、左の写真で中央の方)が開会を宣言し、舞踏会が始まりました。

当たり前ですが、通常の舞踏会と異なり、オープニングはマーチ(軍歌)に合わせてお偉いさんが入場です。

今回は、ゲストとしてドイツ連邦軍空軍音楽隊が参加し、華麗な演奏とドリルを披露しました。

また、Ildiko Raimondiさんが演じるオペレッタ黄金時代の歌に合わせて、バレエが披露されています。連邦軍の舞踏会でオペレッタ‥オーストリアらしいですね。

こちらの舞踏会は、オペレッタ「こうもり」ではありませんが、夜通し行うのが慣例。「Gold und Silber」も夜通し行われ、締めくくりはGardemusikのトランペット演奏でした。

なお、YouTubeに公式動画が配信されています。

動画を見ると「舞踏会」ですが、「自衛隊音楽まつり」のようにブラスバンドによるドリルなども披露されています。さすが、国防軍。

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January 17, 2020

1月22日にオープン「Wiener Eistraum 2020」

20200116003


今日は「ウィーンの冬の風物詩 Wiener Eistraum 2020」の話題をお届けしましょう。


Christkindlmarkt auf dem Rathausplatzで暫定営業を行っていたEistraumですが、1月22日19時からの本格営業開始に向けて工事が急ピッチで進められています。ちなみに、Wiener Eistraumは1996年から始まった行事で、今年で25周年を迎えます。


市庁舎に向かって左側の周回コースについては、すでに完成していますので、工事の中心となっているのは広場内のアリーナです。


先日、所用の帰りにRathausplatzに立ち寄ったところ、立ち入り禁止でしたが、工事の様子を見ることができました。


20200116001昨年、スカイリンクという名称で一段高いリンクが新設されましたが、今年も登場することになりました。地平のリンクとは、120メートルのスロープで結ばれています。


また、スカイリンクの面積は850平方メートルとのこと。スカイリンクの下には、ロッカールームをはじめとするサービス施設が設けられます。


リンク全体の面積は約9000平方メートルで、8つのリンクが設置されます。ちなみに1996年当時は1800平方メートルですから、この25年間で規模が随分大きくなったものです。


20200116002今年も無料の練習用レーンをはじめ、課外活動の一環として学校の生徒さんは無料で使用することができます。恒例のカーリングレーンも開設されます(カーリングレーンの営業は月曜日から金曜日までの17時から22時まで、Webサイトからの予約が必要です)。


なお、ウィーン市の発表によると、昨シーズンは過去最高の78万人のお客さまが来場されました。


オーストリアでは、競技スケートはあまり盛んではないようですが、レジャーとしてのスケートは人気が高く、マイシューズを持っている人も多いようです。


スキーと異なり、シューズがあれば楽しめるため、観光客の皆さまの利用も多いですね。

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December 24, 2019

写真特集 Adventのウィーン

20191222004毎年、書いているような気もしますが、日本のスーパーマーケットではクリスマス向けセールと並行して、お正月に向けた売り場づくりも進んでいると思います。

日本は、何故か「クリスマスにはチキン」というマーケティングが定番になりましたね。日本では、フライドチキンなどの加工品の多くは業務用冷凍食品で、原産地はタイが多いという話を耳にしたことがあります。

20191222002さて、今日は24日。以前はウィーンでは飲食店も含めて、多くの店が早々に店仕舞いをしていましたが、最近は観光客の増加などを受けて、臨時に人を雇って(要するにキリスト教信者以外の従業員)、営業を行う店も増えてきたようです。

オーストリアの教会では、深夜に行われるクリスマス・ミサでは、タイミングは別にして必ず「Stille Nacht(きよしこの夜)」が歌われます。オリジナルのギター伴奏のケースもありますし、パイプオルガンの荘厳な伴奏で歌われることもあります。

201912230001このブログでも何回か紹介していますが、Joseph Mohr神父が、この「Stille Hacht! Heiligen Hacht!」という詩を書いたのは、Lungauにあるcoadjutor in Mariapfarr(Mariapfarrの司教補)時代です。山間の小さな街には、Joseph Mohr神父の功績を讃える小さな博物館が開設されています。右の写真は、功績を讃えるパネルです。

オーストリアが誇る「世界的な聖歌」ですから、その演奏、歌声にも、どこか誇らしげなものを感じます。Feriは、子供の頃から親しんでいたので、12月24日の深夜、オーストリアのクリスマス・ミサで「Stille Nacht」に接したときは、正直、心に熱いものがこみ上げてきました。

という訳で、「Adventのウィーン(後半はバーデン)」を写真でご紹介しましょう。お楽しみ頂ければ幸いです。
20191222001大混雑の市庁舎前を通過するクリスマス・トラム

20191222003旧市街の電飾

20191222007Mariahilfer Straße

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December 13, 2019

2020年に開館20周年を迎える「Haus der Musik」

201912130004今日は音楽ファンにはおなじみの「Haus der Musikの話題」をお届けしましょう。

Feriも何回か訪問したことがありますが、たまたまお客さまが少なかった時、例の「指揮者シミュレーター」に挑戦したことがあります。結果は、惨憺たるもの‥楽団員からブーイングの嵐‥しかし、面白い企画(というかアトラクション)を考えたものです。

さて、「Haus der Musik」は2020年6月で開館20周年を迎えることになり、このほど、記念企画が発表されました。

2020年は、先日も当ブログでご紹介したように「ベートーヴェン・イヤー」に当たるため、関連する企画展示も行われることになっています。

2000年に開館した「「Haus der Musik」は目に見えないクラシック音楽をテーマにしたユニークな博物館ですが、様々な工夫により、体感型の魅力的な博物館になっているのは、皆さまもご存じのとおりです。

201912130003開館以来、延べ400万人のお客さまが訪問していますが、開館時の2倍以上になっていることからも、博物館の企画が優れていることが立証されています(とは、当局側の弁)。

なお、2005年、「Haus der Musik」を継続的に維持するため、ウィーンホールディング(Wien Holding)が買収して、今日に至っています。

2019年は、1月から10月の間に同館を訪問したお客さまは204000人。これは前年比14%増でした。2005年以降、博物館の展示内容もリニューアルされており、これが人気を集めている要因になっているようです。

また、開館20周年を踏まえて、展示のリニューアルも行われており、より魅力的な博物館になっています。

201912130002さて、開館20年周年を記念して、2020年3月から6月21日まで、記念プログラムが展開されることが発表されました。
現在、発表されている記念プログラムは、以下のとおりです。
-Freitag, 20. März 2020, ab 18.00 Uhr: Sinnesrauschen Festival
-Samstag, 21. März 2020, ab 18.00 Uhr: Sinnesrauschen Festival
-Montag, 15. Juni 2020: „20 Jahre Haus der Musik“ - Geburtstag
-Sonntag, 21. Juni 2020, ab 11.00 Uhr: „Haus der Musik Kindertag“ mit Marko Simsa, Bernhard Fibich und Gernot Kranner
-Sonntag, 14. Juni 2020: Publikumstag (KURIER-Museumstag)
-GKonzerte für Schulklassen mit Marko Simsa: Freitag, 14. Februar 2020 / Freitag, 17. April 2020 / Freitag, 2. Oktober 2020 / Freitag, 27. November 2020 (jeweils 9.00 und 10.30 Uhr)

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December 04, 2019

12月6日から開催、ウィーン交通博物館のアドベントマーケット

201912030001今日は、今年も12月6日から始まる「ウィーン交通博物館(Remise)のAdventzauberのご案内」です。

Rathausplatzをはじめ、旧市街のクリスマスマーケットは観光客で大賑わいですが、比較的のんびりとした雰囲気が味わえる「穴場」が「Adventzauber im Verkehrsmuseum Remise」です。

今年は、12月6日(金曜日)から12月22日(日曜日)までの金曜日・土曜日・日曜日に開催されます(開催時間は14時00分~21時00分)。

この期間、交通博物館も通常どおり営業していますが、博物館の営業時間と異なっているので、ご注意ください。

201912030003ご存じの方も多いと思いますが12月6日は、「聖ニコラの日」。この日、聖ニコラが子供さんにプレゼントを配る風習があります。

今年はオープニングが12月6日になったことから、当日、聖ニコラが来場した子供さんにお菓子を配ることになっています。

また、日曜日(12月8日、15日、22日)には、オールドタイマーが交通博物館周辺を走ります。動態保存の路面電車を所有する交通博物館ならではのアクティビティ。太っ腹なWiener Linienなので、クリスマスプレゼントとして乗車は無料。

201912030004短い時間ですが、オールドタイマーの乗り心地を試すチャンス。運転区間はRemise-St. Marx-Remise間で、所要時間約20分。14時00分から20時30分まで、随時、運転されます。

この他、今年も小さなカーリングレーンが開設される他、子供さん向けの手芸教室も開催されます。

もちろん、ヒュッテ(屋台)も複数出店し、スナックやドリンクを販売。今年はおなじみのPunschに加えてSangría calienteがラインナップに加わりました。

201912030002さらに夜には「U-Bahn-Stars」によるライブ演奏も披露されます。基本的にお子さまに焦点を当てたマーケットですが、ちゃんと大人も楽しめるようなアクティビティを用意してあるという訳です。

ウィーン交通博物館にはミュージアムショップもありますが、この期間はWiener Linienがマーケット内に臨時売店を開設します。クリスマスならではのグッズが販売されるのですが、今年は「Darknetシリーズ」が独占販売されます。

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December 01, 2019

クリスマスマーケット雑感

20191130014早いもので2019年も「最後の月」に入りました。こちらでは、いよいよAdventに入り、クリスマス商戦も活況を呈してきます。

さて、12月最初の話題は「クリスマスマーケット雑感」です。

以前はAdventに入ってから開催されることが多かったクリスマスマーケットですが、ウィーンでは、最近、11月中旬から始まるのが一般的になってきました。

20191130015開催期間が長ければ、その分、売り上げに貢献することははっきりしているので、その点を踏まえての会期設定なのだろうと思います。

最近ではテロの標的になるケースもあるクリスマスマーケット。幸いオーストリアでは、現在までのところ、クリスマスマーケットを対象としたテロは発生していませんが、警察当局は警備も含めて神経を尖らせていることと思います。

20191130012また、一部では、テロが宗教と関係があるため、宗教色を薄めるため「ウィンターマーケット」に改称したらどうか‥という話も出ているとか‥

万が一、テロ事件が発生すれば、沢山のお客さまが集まっているだけに被害は甚大。それを考えると安全性を高めるため、宗教色を薄めたいと思う人が出てくるのもわかりますが、そうなるとクリスマスそのものの存在意義が問われるようになると思います。

20191130013ところで、Christkindlmarkt auf dem Rathausplatzの混雑は、毎年混雑が増しており、週末のピーク時など、Feriは恐怖心を感じることがあります。

以前、このブログでもご紹介したことがありますが、最近はイタリア、ドイツ、フランスなどに加えて、東欧圏からのお客さまも激増しています。

何しろ陸続きですから、バスを使って訪問することができるので、日本の国内旅行感覚でしょうね。

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November 29, 2019

11月30日から運行開始Ströck-Weihnachtsbim

20191128001今日は毎年恒例のクリスマストラム(Ströck-Weihnachtsbim)の運行についての話題をお届けしましょう。

今年で15周年を迎える「Ströck-Weihnachtsbim」ですが、2019年は11月30日から12月22日までの毎週末(土曜日と日曜日)、運転されることが発表されました。

20191128004Wiener Linienと大手ベッカライチェーンのStröckが協同で運行する「Ströck-Weihnachtsbim」はチケット料金が慈善団体に寄付されることで有名ですが、今年はÖsterreichische Gesellschaft für Chronisches Erschöpfungssyndrom(オーストリア慢性疲労症候群協会)に寄付されます。

運行ルートは例年同様、Karlsplatz (Oldtimer-Haltestelle beim Otto-Wagner-Pavillion),を出発し、リングに出て、Schwedenplatz、Schottentor、Rathausplatzを経由してKarlsplatzに戻ってきます(外回り)。

20191128002Karlsplatz発は、13時00分、13時50分、14時40分、15時50分、16時40分、17時30分で、所要時間は44分間です。車内ではStröckのスィーツが提供されます。最近ではクラップフェン(Krapfen)が多いようですね。

乗車料金は、大人1人6Euroで、大人が同伴する場合、12歳までのお子さまは無料です。

子供向けのアトラクションのようなイメージがありますが、乗車することで、立派な慈善事業に寄与できるところがオーストリアらしいアイデアです。

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November 18, 2019

番外編 日墺洪国交樹立150周年記念コンサート&レクチャー

201911160017今日は11月16日に東京で行われた「日墺洪国交樹立150周年記念コンサート&レクチャー」の模様をお伝えしましょう。

今回、Feriの友人が、この行事に参加する機会を得ました。当日の模様を連絡してくれたので、その内容からの抜粋です。

会場は明治神宮・参集殿。実は明治天皇とは少なからずご縁があるため、この会場が選ばれたようです。1869年、オーストリア=ハンガリー二重帝国訪問団から昭憲皇太后にベーゼンドルファーのピアノが贈られました。 20191116011その十数年後、1886年には,ハンガリーのヴァイオリニスト、レメーニ・エドゥアルト氏が日本を訪れ、明治天皇、昭憲皇太后の前でヴァイオリンの演奏をしているのです。その後、音楽はオーストリアおよびハンガリーと日本とを緊密に結びつける要素になったのは、皆さまご存じのとおりです。

この催しのポイントは、「駐日ハンガリー大使館とオーストリア大使館の共催である」という点です。

今回は駐日ハンガリー大使館が、主導的な立場を果たしていたようです。実際、会の進行は駐日ハンガリー大使館職員が務めました。

参加したのは、ハンガリーからピアニスト ボガーニ・ゲルゲイさん、オーストリアからハーピスト ソフィー・シュタイナーさん。両氏による演奏が行われました。

201911160012さらに、学習院高等科教諭 島田昌幸さんがオーストリア・日本・ハンガリーの交流史を講演しました。

ボガーニ・ゲルゲイさんは、ハンガリー・ヴァーツ生まれ。4歳よりピアノをはじめ、ブダペストのリスト・アカデミー他で研鑽を積み、国内外の数々のコンクールで成功を収めています。

ソフィー・シュタイナーさんは、オーストリア・ウィーン生まれ。5歳よりハープをはじめ、数々の国際コンクールで優勝。グザビエ・ドゥ・メストレ他に師事。日本への留学経験もあります。

島田昌幸さんは、現職の学習院高等科教諭(政治経済)。専攻はヨーロッパ国際政治史、オーストリア=ハンガリー外交史、日墺洪関係史という在野の専門家です。

冒頭、パラノビチ・ノルバート駐日ハンガリー大使のご挨拶(日本語)が行われて、イベントがスタートしました。

201911160016 当日、演奏された曲目は、以下のとおりです。
-ソフィー・シュタイナー:L.シュポーア「幻想曲」
-ボガーニ・ゲルゲイ:F.リスト「ハンガリー狂詩曲第15番」

第一部終了後、島田昌幸氏による「日本とオーストリア=ハンガリー帝国、半世紀の歩み(1869-1918):両国の政治・経済的関係」という標題で、講演が行われました。


休憩を挟んで、第二部の曲目は以下のとおり。
-ボガーニ・ゲルゲイ:F.リスト「三つの演奏会用練習曲より第三番ため息、二つの演奏会用練習曲より 第二番小人の踊り」
-ソフィー・シュタイナー:G.フォーレ「即興曲」

201911160015第三部の曲目は以下のとおりです。
-ボガーニ・ゲルゲイ:F.リスト「ハンガリー狂詩曲第2番」
-ソフィー・シュタイナー:黛 敏郎「ROKUDAN」

Feriと同じく音楽だけでなく、多様なことに興味がある友人。演奏も素晴らしかったそうですが、それ以上に興味を引いたのは島田昌幸さんの講演。

日本とオーストリア・ハンガリーが国交を樹立したのは、ハプスブルク家末期のオーストリア=ハンガリー二重帝国の時代でした。日本とオーストリア=ハンガリー二重帝国との国交は50年だった訳ですが、その間の政治的・経済的交流を研究した内容の一部を紹介されました。

いわゆるトリビア的な話も多数、盛り込まれていました。例えば、紀尾井町にあったオーストリア・ハンガリー帝国の大使館(関東大震災で倒壊)の改修工事を実施したのが、実は広島・広島県産業奨励館(現在の原爆ドーム)を設計した設計はチェコ人建築家ヤン・レッツェル氏であったこと。

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November 15, 2019

本日開幕 Christkindlmarkt auf dem Rathausplatz2019

20191114011今週の月曜日(11日)は「聖マルティヌスの日」。オーストリアでは「ホイリゲ解禁の日」でした。今年のワイン、出来映えはいかがでしょうか。

秋が深まったウィーンですが、早いもので今日、11月15日から「Christkindlmarkt auf dem Rathausplatz2019」が開幕です。クリスマスマーケットの口火を切る「Christkindlmarkt auf dem Rathausplatz」が始まると市内は一挙にAdventモードに突入です。

「Christkindlmarkt auf dem Rathausplatz2019」では、クリスマスグッズをはじめとする工芸品やクリスマスとあまり関係のないグッズ、B級グルメを楽しめる屋台が152出店します。

ドイツのクリスマス市が、クリスマスに関連の深いグッズを販売しているのに対し、ウィーンの場合、プレゼントには使えますが、余りクリスマスとつながらない品物を多数販売しているところが特徴でしょうね。

20191114012そして、今年も「禁断の裏技」であるアイススケートリンクKleinen Eistraum(3000平方メートル)が併設されます。例年と同じく、広場の左側に周回コースが設けられます。

スケートリンクの開設以来、一足早くウィンタースポーツを楽しみたい地元民の来場が増えるようになったと言われています。主催者としては「してやったり」。

ただ、ウィーン市が関与しているため、ウィーン市内の幼稚園、保育園、学校に通う子供たちは、月曜日から金曜日の10時から16時まで無料でスケートリンクを利用できます。

201911140013会場内に設置されている「Kreatives Werken in Christkindls Bastelstube」では、クッキー作り、オブジェクトや飾りの制作を体験できます。参画型のイベントですね。 切手ファンに人気なのが臨時郵便局(Christkindls Postamt)。ご存じのようにこちらでは、クリスマスカードを送る習慣があります。

日本の年賀状に当たる習わしなので、この臨時郵便局で、特殊切手やスタンプ(消印)を使い地方にお住まいのおじいちゃん、おばあちゃんにクリスマスカードを送って下さい‥というのコンセプトです。なお、特殊切手とスタンプの取扱いは、Adventの土曜日と日曜日に限定されています。

最近は宗教色が薄くなっている「Christkindlmarkt auf dem Rathausplatz」ですが、「Der Krippenpfad」では、「キリストの生誕」と「イタリアの日常生活」をテーマにした芸術作品が展示されます。

201911140014小さな子供さんが楽しみにしているのが、「Weihnachtswelt im Park」。ここはミニ遊園地エリアで、観覧車やミニ列車をはじめとする各種アトラクションが設置されます。

ところで、Feriが最初に「Christkindlmarkt auf dem Rathausplatz」を訪れた時は、市庁舎がアドベントカレンダーになっており、最終日に正面の扉が開く仕掛けになっていました。

風情があって気に入っていたのですが、その後、廃止され、一時期、Caféラントマンの建物にプロジェクションマッピング方式で描かれたこともありました。

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November 14, 2019

2020年のウィーンは「ベートーヴェン・イヤー」

201911120002今日は、気が早いですが「2020年の話題」です。日本では2020と言えば「東京オリンピック・パラリンピック」で決まりだと思います。
マラソンと競歩の札幌開催など、まだまだドタバタが続きそうで心配ですが‥

さて、毎年、色々なネタを集めてきて記念行事を開催することが多いウィーン。良く言えば「歴史のある街で、人々に注目してもらえるネタが多い」と言えるでしょう。

ちなにに2018年は「100 Jahre Gründung der Republik(共和国創立100周年)」、2019年は「100 Jahre Rotes Wien(ウィーン市の社会民主主義100年)」でした。

このほどウィーン市は、2020年を「Start für Beethoven 2020」にすることを発表しました。

ご存じのようにルートヴィヒ・ベートヴェンはドイツ・ボンの出身ですが、ウィーンでの生活も長く、関連する史跡も数多く残っています。2020年はベートヴェンの生誕250周年に当たることから、偉大な音楽家を記念する年にしたようです。市長は“「音楽の都ウィーン」はベートーヴェン抜きには考えられない”と述べています。まぁ、確かに当たっている面もありますが‥

201911130001今回、「Beethoven2020」では、各施設や団体が独自に企画を実施することに主眼を置き、ウィーン市としては、モーツァルト・イヤーのように総監督を設置しない方針です。どうも、これはウィーン市自身が予算を削減するため、総合プロデュースを断念したようです。

市が主催する(資金を提供する)行事は、2019年12月16日のオープニングパーティと1年後のクロージングパーティ(2020年12月16日)のみ。それ以外は、各施設や団体が、「Beethoven2020」の趣旨に沿って独自に主催することになります。

現在、300近いイベントが企画されており、ウィーン市では、今後、各イベントはウィーン市から発信される予定です。ベートーヴェンの場合、音楽的な功績に加えて、政治的な影響力もあったため、イベントは、その両方からアプローチするようです。現在、公表されているイベントも色々ありますが、ごく一部をご紹介しましょう。

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